JP3098476U - 合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット - Google Patents

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新潟 隼久
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Abstract

【課題】好みの模様や情報あるいはデータを表示した下敷き、スケジュール表、メニューあるいは広告パネルなどの合成樹脂製表示パネルが家庭において容易に自作できる合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットを提供する。
【解決手段】シート体11,12、及びプリント用紙13から構成される。シート体11,12は、それぞれ矩形であって、離型紙11a,12aに合成樹脂製のやや厚めの透明シート11b,12bを貼着して構成される。プリント用紙13は、前記透明シート11b,12bよりサイズがやや小さい矩形であって、インクジェットプリンタにより文字、図柄、写真などのデータが印刷できるものを使用する。この下敷きキットにおいて、プリント用紙13に好みの図柄等のデータをインクジェットプリンタで印刷し、シート体11,12からそれぞれ離型紙11a,12aを剥がした透明シート11b,12bを印刷済のプリント用紙13の表裏に貼着すれば下敷きが完成する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、下敷き、スケジュール表、メニューあるいは広告パネルなどの合成樹脂製パネルとして使用することができる自作が可能な合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットに関し、特に好みの模様や情報あるいはデータなどを表示することが可能な合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば下敷きに好みの模様を表すには、好みの模様を表したシールなどを下敷きに貼付するなどの方法が採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、下敷きにシールを貼付すると、シール貼付部とシール無貼付部との境界に段差が生じるため、シール貼付面は下敷きとして使用しづらくなるので、シールを貼付していない面のみを下敷きとして使用しなければならない不具合があった。
【0004】
そこで、本考案者は、一般家庭におけるパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、白黒やカラーのインクジェットプリンタやレーザープリンタなどの電子機器の普及に伴い、好みの模様や情報あるいはデータを用紙に印刷することが容易になっている現状を踏まえ、印刷済の用紙に表裏から透明シートを貼着すれば、好みの模様や情報あるいはデータを表した合成樹脂製の表示パネルを製作できることに着目し、この合成樹脂製の表示パネル製作に必要なパーツを揃えたキットを用意することにより、好みの模様や情報あるいはデータを表示した下敷き、スケジュール表、メニューあるいは広告パネルなどの合成樹脂製表示パネルが家庭において容易に自作できる合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットを考案した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットは、離型紙に貼着した少なくとも2枚の合成樹脂製透明シートと、インクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷が可能な少なくとも1枚のプリント用紙とから構成したことを特徴とするものである。
【0006】
このような構成の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットを用意しておくと、前記プリント用紙にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷を行い、前記透明シートを離型紙から剥がし、印刷されたプリント用紙の表裏に離型紙から剥がした透明シートを貼着することにより合成樹脂製の表示パネルを製作することが可能となる。
【0007】
また、本考案に係る合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットとして、2枚の合成樹脂製熱圧着透明シートと、インクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷が可能な少なくとも1枚のプリント用紙とから構成してもよい。
【0008】
このような構成の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットを用意しておくと、前記プリント用紙にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷を行い、前記透明シートを印刷済のプリント用紙の表裏にあてがって、透明シート同士を熱厚着により接着することにより合成樹脂製の表示パネルを製作することが可能となる。
【0009】
また、前記の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットにおいて、透明シートが矩形であって、四隅が角丸であれば、プリント用紙が透明シートより小さいか又は同大の場合でプリント用紙が透明シート内に収めることができるときには、完成した合成樹脂製の表示パネルの四隅が角張らない。なお、プリント用紙が透明シートより小さいか又は同大の場合に合成樹脂製の表示パネル製作時にプリント用紙が透明シートからはみ出したときや、透明シートの大きさがプリント用紙より小の場合には、プリント用紙を透明シートに貼着した後に、透明シートの形状に沿ってプリント用紙を切断すれば、四隅が丸い合成樹脂製の表示パネルが完成する。
【0010】
さらに、透明シートの大きさがプリント用紙より大であり、プリント用紙が矩形であって、四隅が角丸である場合には、プリント用紙を透明シートに貼着した後に、プリント用紙の形状に沿って透明シートを切断すれば、四隅が丸い合成樹脂製の表示パネルが完成する。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットについて、実施例として手作り可能な下敷きキットを例にとり、添付の図面に基づいて説明する。
【0012】
[第1の実施例]
図1及び図2は第1の実施例を示し、図1は下敷きを製作する状態を示す斜視図であり、図2は完成した下敷きの斜視図である。
【0013】
本実施例に係る手作り下敷きキットは、シート体11,12、及びプリント用紙13から構成される。シート体11は矩形であって、離型紙11aに合成樹脂製のやや厚めの透明シート11bを貼着して構成される。離型紙11aは透明シート11bからはみ出すように透明シート11bより面積がやや大きいものを採用し、離型紙11aのはみ出し部11cを摘んで、透明シート11bから離型紙11aを容易に剥がすことができるようになっている。また、シート体12もシート体11と同様の構成であって、矩形をなし、離型紙12aに合成樹脂製のやや厚めの透明シート12bを貼着して構成される。離型紙12aは透明シート12bからはみ出すように透明シート12bより面積がやや大きいものを採用し、離型紙12aのはみ出し部12cを摘んで、透明シート12bから離型紙12aを容易に剥がすことができるようになっている。
【0014】
プリント用紙13は、前記透明シート11b,12bよりサイズがやや小さい矩形であって、インクジェットプリンタにより文字、図柄、写真などのデータが印刷できる材質のものを使用する。
【0015】
そして、上記の手作り下敷きキットから下敷きを製作するには、まず、プリント用紙13に好みの図柄等のデータをインクジェットプリンタで印刷する。そして、シート体11から離型紙11aを剥がした透明シート11bを前記印刷済のプリント用紙13の表面に貼着する。また、シート体12から離型紙12aを剥がした透明シート12bを前記印刷済のプリント用紙13の裏面に貼着することにより、図2に示す下敷き10が完成する。
【0016】
以上のように、本実施例に係る手作り下敷きキットは、前記プリント用紙13にインクジェットプリンタにより印刷を行い、前記透明シート11b,12bを離型紙11a,12aから剥がし、印刷されたプリント用紙13の表裏に離型紙11a,12aから剥がした透明シート11b,12bを貼着することにより下敷き10を製作することが可能となる。したがって、好みに応じた写真や模様を表した下敷きが極めて簡単に製作することができるので便利である。
【0017】
なお、上記の実施例においては、下敷きが自作できる下敷きキットについて述べたが、本考案の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットは、その用途が下敷きに限られるものではなく、印刷する内容によってスケジュール表、メニューあるいは広告パネルなど多種多様の用途の合成樹脂製の表示パネルの製作に応用することができ、実用的に極めて便利なものである。
【0018】
なお、本実施例における手作り下敷きキットを使用して下敷き10を製作した場合には、その四隅の角が角張っているが、適当な切断器具を用いて四隅の角を丸く切断して使用することが好ましい。
【0019】
また、本実施例においては、離型紙に合成樹脂製のやや厚めの透明シートを貼着して構成した2枚のシート体を使用したが、合成樹脂製の熱圧着可能なやや厚めの2枚の透明シートを使用してもよい。その場合には、プリント用紙にインクジェットプリンタにより印刷を行い、前記透明シートを印刷済のプリント用紙の表裏にあてがって家庭用アイロン等を使用して加熱及び加圧すれば、透明シート同士が接着するので、下敷きが簡単に製作できる。
【0020】
さらに、本実施例においては、インクジェットプリンタにより文字、図柄、写真などのデータが印刷できる材質のプリント用紙を使用しているが、レーザープリンタにより文字、図柄、写真などのデータが印刷できる材質のプリント用紙を使用してもよい。
【0021】
[第2の実施例]
図3は第2の実施例を示し、完成した下敷きの斜視図である。第1の実施例と相違する点は、第1の実施例における透明シート11b,12bが矩形で四隅が角張っているのに対し、本実施例における透明シート21b,22bは矩形で四隅が角丸になっている点にあり、その余の構成及び製作方法は第1の実施例と同様である。
【0022】
このように透明シート21b,22bが矩形であって、四隅が角丸であれば、プリント用紙23が透明シート21b,22bより小さいか又は同大の場合でプリント用紙23が透明シート21b,22b内に収めることができるときには、完成した下敷き20の四隅が角張らない利点があり、下敷きの四隅の処理をする必要がない。なお、プリント用紙が透明シートより小さいか又は同大の場合でも下敷き製作時にプリント用紙が透明シートからはみ出したときには、透明シートの形状に沿ってプリント用紙を切断すれば、四隅が丸い下敷きを完成させることができる。
【0023】
[第3の実施例]
図4は第3の実施例を示し、完成した下敷きの斜視図である。第1の実施例と相違する点は、第1の実施例における透明シート11b,12bが矩形で四隅が角張っており、プリント用紙13が透明シート11b,12bより小さいものを採用したのに対し、本実施例における透明シート31b,32bは矩形で四隅が角丸になっており、プリント用紙33が透明シート31b,32bより大きい点にあり、その余の構成及び製作方法は第1の実施例と同様である。
【0024】
このように透明シート31b,32bが矩形であって、四隅が角丸であれば、透明シート31b,32bの大きさがプリント用紙33より小であっても、プリント用紙33と透明シート31b,32bとを貼り合わせた後に、透明シート31b,32bの形状に沿ってプリント用紙33を切断すれば、四隅が丸い下敷きを完成させることができる。
【0025】
[第4の実施例]
図5は第4の実施例を示し、完成した下敷きの斜視図である。第1の実施例と相違する点は、第1の実施例におけるプリント用紙13が矩形で四隅が角張っているのに対し、本実施例におけるプリント用紙43が矩形で四隅が角丸になっている点にあり、その余の構成及び製作方法は第1の実施例と同様である。
【0026】
このようにプリント用紙43が矩形であって、四隅が角丸である場合には、プリント用紙43を透明シート41b,42bに貼着した後に、プリント用紙43の形状に沿って透明シート41b,42bを切断すれば、四隅が丸い下敷きが完成する。
【0027】
【考案の効果】
本考案に係る合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット手作りは、離型紙に貼着した少なくとも2枚の合成樹脂製透明シートと、インクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷が可能な少なくとも1枚のプリント用紙とから構成したので、前記プリント用紙にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷を行い、前記透明シートを離型紙から剥がし、印刷されたプリント用紙の表裏に離型紙から剥がした透明シートを貼着することにより合成樹脂製の表示パネルを製作することが可能となる。
【0028】
また、本考案に係る合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットとして、2枚の合成樹脂製熱圧着透明シートと、インクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷が可能な少なくとも1枚のプリント用紙とから構成すると、前記プリント用紙にインクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷を行い、前記透明シートを印刷済のプリント用紙の表裏にあてがって、透明シート同士を熱厚着により接着することにより合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットを極めて簡単にかつ綺麗に、しかも失敗することなく製作することが可能となる。
【0029】
このように本考案に係る合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットは、好みに応じた写真や模様あるいは情報やデータを表示した合成樹脂製の表示パネルが極めて簡単に製作することができるので便利であり、種々のデータをプリント用紙に印刷してスケジュール表、飲食店などで使用されるメニューあるいは広告パネルを製作すれば実用的に便利である。
【0030】
また、前記の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキットにおいて、透明シートが矩形であって、四隅が角丸であれば、プリント用紙が透明シートより小さいか又は同大の場合でプリント用紙が透明シート内に収めることができるときには、完成した合成樹脂製の表示パネルの四隅が角張らない利点があり、表示パネルの四隅の処理をする必要がない。なお、プリント用紙が透明シートより小さいか又は同大の場合に合成樹脂製の表示パネル製作時にプリント用紙が透明シートからはみ出したときや、透明シートの大きさがプリント用紙より小の場合には、プリント用紙を透明シートに貼着した後に、透明シートの形状に沿ってプリント用紙を切断すれば、四隅が丸い合成樹脂製の表示パネルが完成するので便利である。
【0031】
さらに、透明シートの大きさがプリント用紙より大であり、プリント用紙が矩形であって、四隅が角丸である場合には、プリント用紙を透明シートに貼着した後に、プリント用紙の形状に沿って透明シートを切断すれば、四隅が丸い合成樹脂製の表示パネルが完成するので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例であって、下敷きを製作する状態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施例であって、完成した下敷きの斜視図である。
【図3】第2の実施例であって、完成した下敷きの斜視図である。
【図4】第3の実施例であって、完成した下敷きの斜視図である。
【図5】第4の実施例であって、完成した下敷きの斜視図である。
【符号の説明】
10・・・下敷き     11・・・シート体
11a・・離型紙     11b・・透明シート
11c・・はみ出し部   12・・・シート体
12a・・離型紙     12b・・透明シート
12c・・はみ出し部   13・・・プリント用紙
20・・・下敷き     21b・・透明シート
22b・・透明シート   23・・・プリント用紙
30・・・下敷き     31b・・透明シート
32b・・透明シート   33・・・プリント用紙
40・・・下敷き     41b・・透明シート
42b・・透明シート   43・・・プリント用紙

Claims (5)

  1. 離型紙に貼着した少なくとも2枚の合成樹脂製透明シートと、インクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷が可能な少なくとも1枚のプリント用紙とから構成したことを特徴とする合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット。
  2. 2枚の合成樹脂製熱圧着透明シートと、インクジェットプリンタ又はレーザープリンタにより印刷が可能な少なくとも1枚のプリント用紙とから構成したことを特徴とする合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット。
  3. 透明シートが矩形であって、四隅が角丸であることを特徴とする請求項1又は2に記載の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット。
  4. 透明シートの大きさがプリント用紙より小であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット。
  5. 透明シートの大きさがプリント用紙より大であり、プリント用紙が矩形であって、四隅が角丸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の合成樹脂製の貼合せ表示パネルキット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115649A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Bandai Co Ltd 下敷き作成玩具

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