JP3098010B1 - 電気機器類用の組立式ケース - Google Patents

電気機器類用の組立式ケース

Info

Publication number
JP3098010B1
JP3098010B1 JP11299878A JP29987899A JP3098010B1 JP 3098010 B1 JP3098010 B1 JP 3098010B1 JP 11299878 A JP11299878 A JP 11299878A JP 29987899 A JP29987899 A JP 29987899A JP 3098010 B1 JP3098010 B1 JP 3098010B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
corner post
corners
plate
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11299878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001119160A (ja
Inventor
重明 杉山
Original Assignee
重明 杉山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 重明 杉山 filed Critical 重明 杉山
Priority to JP11299878A priority Critical patent/JP3098010B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3098010B1 publication Critical patent/JP3098010B1/ja
Publication of JP2001119160A publication Critical patent/JP2001119160A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 保管・輸送時にはコンパクトな形態に分解出
来、使用時には、極めて簡単・迅速に組立てられる、電
気機器類用の組立式ケースを提供する。 【解決手段】直方体形のケースの、四隅の夫々に配置さ
れる隅柱1と、ケースの周壁を構成する計4枚の側板2
と、ケースの底板3及び天板4と、各隅柱1に設けられ
て、各側板2の両端部を掛止させる掛止手段と、前記掛
止状態及びケースの組上形態を固定させる為に、底板3
及び天板4の四隅を、各隅柱1に固定させる固定手段と
を備える。掛止手段として、隅柱1の側面には、側板2
の両端部を嵌め込ませる掛止溝5を設ける。又、固定手
段として、隅柱1の底面及び頂面には底板3及び天板4
の四隅個所を嵌め込ませる段差個所6,7を設け、且
つ、四隅個所を隅柱1に固定させる組立用螺10を付属
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】オーディオ・ビデオ機器やパソコン・プ
リンター等の各種の電気機器の外装箱として用いる、従
来の金属製ケースは、複数枚の金属板の夫々を、例え
ば、両側板と天板とを連接させた樋形にプレス成形する
等の曲げ加工を施したうえ、各金属板を箱状に組合わせ
て、それ等相互の接合個所をビス止連結する方法で作ら
れたものが一般的であった。そして、これ等の金属製ケ
ースは、ケースの製造工場で箱体に組立てたうえ、機器
類の組立工場に輸送していた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、嵩張る空
箱の状態で輸送していたのでは、組立工場側にとって
は、組立の手間が省けるものの、輸送コストの観点から
すれば、殊に、海を超えて長距離輸送する場合等には、
極めて不経済である。
【0003】又、金属板をプレス加工する為の、高価な
プレス機械と金型とが必要になる。然も、プレス加工に
は騒音と危険が伴う等、作業環境が劣悪なので、この様
な加工々程は極力簡略化出来る様にすることが望まし
い。
【0004】更に、別の観点からすると、かなり重い電
気機器を段積する場合には、従来の金属板をビス止連結
して組立てたケースは、耐荷重性が充分とは言い難かつ
た。そして、従来のものは、通気等の為の脚部を取付け
る、余分な手間と経費を要していた。
【0005】そこで、本発明の主たる目的は、 保管・
輸送時には、各構成部材を分解してコンパクトな形態に
まとめて置き、使用時には、極めて簡単・迅速に組立て
られ、併せて、その製作コストを目立って低減出来る電
気機器類用の組立式ケースを提供するにある。そして、
本発明の付随的な目的は、従来のものに比べ耐荷重性に
優れて、重い機器類を納めた状態での、段積みにも充分
に耐えられ、更には、通気等の為の脚部を取付ける手間
も省ける様にするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による電気機器類用の組立式ケースは、直方
体状のケースの四隅に配置する、金属製の柱状ブロック
体から成る隅柱1に、ケースの周壁を構成する各側板2
の両端部を嵌め込ませる掛止溝5を設け、隅柱1の底面
及び頂面に凹み状に設けた段差箇所6及び7に、ケース
の底板3及び天板4の各四隅箇所を夫々嵌め込ませ、こ
の嵌込状態を、前記四隅箇所を貫いて隅柱1に螺じ込ん
だ組立用螺10により固定させることを特徴とする。そ
して、隅柱1の側面に、底板3又は天板4の四隅箇所を
挿し込ませる挿込溝11を設けてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施例に就
いて、図1〜図3を参照しながら説明する。図1に、ア
ンプ類の外装箱としての、この実施例の組立式ケースA
1の外観を示した。
【0008】アルミ等の金属を素材として作られる、こ
の組立式ケースA1は、ケースの四隅に夫々配置される
隅柱1と、ケースの周壁を構成する計4枚の側板2と、
ケースの底面及び頂面となる、底板3及び天板4とを主
たる構成部材としている。
【0009】この実施例の隅柱1は、図2,図3に示し
た様に角柱状に作られており、隣接する1組の側面の夫
々には、4枚の側板2の各両端部を夫々嵌め込ませる掛
止溝5を、側板2を隅柱1に掛止させる為の、掛止手段
として設けている。又、各隅柱1の底面及び頂面には、
底板3及び天板4の四隅個所を嵌め込ませる為の、方形
の段差個所6及び7を、凹み状に設けている。
【0010】この段差個所6,7の凹みの深さは、底板
3及び天板4の夫々の厚みより、所定寸法だけ深くして
いる。そして、各段差個所6,7の略真ん中には、螺孔
8を設けている。一方、底板3及び天板4の各四隅に
は、螺孔8と対向する夫々の個所にビス孔9を設けてい
る。各螺孔8には、各ビス孔9に挿通させた組立用螺1
0が螺じ込まれる。
【0011】次に、組立式ケースA1の組立手順に就い
て、その一例を、図3を参照しながら説明する。先ず、
4個の隅柱1を、底板3の四隅に当てがえる配置を以
て、組立作業台(図示略)上に載置する。尚、隅柱1の
形状は、上下方向に対称なので、上下の区別は無い。
【0012】次いで、底板3の四隅を、各隅柱1の上面
(ケースの組上がり状態では下面)の段差個所6に夫々
嵌め込ませる。そして、底板3の各ビス孔9に挿通させ
た組立用螺10を、隅柱1の螺孔8に夫々螺じ込めば、
底板3の四隅に、隅柱1を夫々下向きに取付ける作業
は、極めて簡単・迅速に終えられる。
【0013】次に、この底板3を表裏反転させれば、図
示は省いたが、底板3の四隅の夫々に、隅柱1が立設さ
れた状態にする。そこで、図3から理解される様に、対
向する各1組の隅柱1の各掛止溝5,5間に跨がらせ
て、各側板2の両側端をこれ等の溝に夫々挿し込めば、
4本の隅柱1間に、4枚の側板2の夫々が組付けられた
状態になる。
【0014】そこで最後に、天板4の四隅個所を、底板
3と同様に、組立用螺10によって各隅柱1の頂面側の
段差個所7に嵌合状態で固定させると、4枚の側板2の
上記組付状態も同時に固定されて、組立式ケースA1
を、極めて簡単・迅速に、然も強固に組上げることが出
来る。尚、ケースの組立手順は、上記に限られない。
【0015】この組上がり状態で、底板3は、各隅柱1
の底面から、所定寸法だけ、持ち上げられた状態にあ
る。従って、隅柱1の下端部は、組立式ケースA1の通
気用の脚部としての役割も果たしてくれることになる。
【0016】又、天板4は、隅柱1の頂面から所定寸法
だけ低い位置に設けてある。従って、組立式ケースA1
で外装された、重いアンプ類等を段積した場合に、その
重量を、必要にして充分な耐荷重性を備えた、4本の隅
柱1だけで支えてくれることになり、薄い金属板製の側
板2や天板4に、荷重を及ぼさなくて済む。
【0017】次に、図4は、本発明による第2実施例の
組立式ケースA2を示している。第1実施例の組立式ケ
ースA1との相異点は、各隅柱1の下部側面に、底板3
の四隅個所を挿嵌させる挿込溝11を設けたところにあ
る。
【0018】この挿込溝11の横幅は、図4に見られる
様に、側板2を掛止させる掛止溝5に迄は達しない寸法
にしている。それに対応させるべく、底板3の四隅に
は、符号a及び仮想線を記して示した様に、L形の切欠
部を設けている。
【0019】尚、上記各実施例では、隅柱1を角柱形に
しているが、柱の角部に丸味をもたせる等、そのデザイ
ンは適宜に変更してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明による電気器機類用の組立式ケースは、以下に列挙し
た如き、実用上の優れた効果を奏する。 (a)保管・輸送時には、組立前の、個々の構成部材に
分割した、極めてコンパクトな形態に縮小出来る。 (b)従って、従来の様に、箱状のケースを組立てた状
態で、保管・輸送するのに比べて、保管・輸送費を顕著
に節減出来る。 (c)ケースの組立は、4本の隅柱に付設した簡易な掛
止及び固定手段によって、極めて簡単・迅速に行える。 (d)底板又は天板の四隅箇所を、隅柱の挿込溝に挿し
込むことによって、極めて頑丈なケースが組上がる。然
も、螺止箇所を減らすことも可能になる。 (e)隅柱の下端部は、ケースの脚部の役割も果たして
くれる。 (f)素材となる金属板の、プレス加々工程を簡略化出
来る分、製作コストを顕著に節減出来る。 (g)重い機器類を収めたケースを段積した場合に、そ
の荷重は、充分な耐荷重性を備えた隅柱が、確実に受け
止めてくれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、組立てたケ
ースの斜視図である。
【図2】同上、隅柱の斜視図である。
【図3】同上、ケースの組立構造を説明した、要部の分
解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すもので、隅柱への底
板の組付構造を説明した、要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
A1,A2 組立式ケース 1 隅柱 2 側板 3 底板 4 天板 5 掛止溝 6,7 段差個所 8 螺孔 9 ビス孔 10 組立用螺 11 挿込溝 a 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直方体状のケースの四隅に配置する、金
    属製の柱状ブロック体から成る隅柱1に、ケースの周壁
    を構成する各側板2の両端部を嵌め込ませる掛止溝5を
    設け、 隅柱1の底面及び頂面に凹み状に設けた段差箇所6及び
    7に、ケースの底板3及び天板4の各四隅箇所を夫々嵌
    め込ませ、 この嵌込状態を、前記四隅箇所を貫いて隅柱1に螺じ込
    んだ組立用螺10により固定させることを特徴とする電
    気器機類用の組立式ケース。
  2. 【請求項2】 隅柱1の側面に、底板3又は天板4の四
    隅箇所を挿し込ませる挿込溝11を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の電気器機類用の組立式ケース。
JP11299878A 1999-10-21 1999-10-21 電気機器類用の組立式ケース Expired - Fee Related JP3098010B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11299878A JP3098010B1 (ja) 1999-10-21 1999-10-21 電気機器類用の組立式ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11299878A JP3098010B1 (ja) 1999-10-21 1999-10-21 電気機器類用の組立式ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3098010B1 true JP3098010B1 (ja) 2000-10-10
JP2001119160A JP2001119160A (ja) 2001-04-27

Family

ID=17878056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11299878A Expired - Fee Related JP3098010B1 (ja) 1999-10-21 1999-10-21 電気機器類用の組立式ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3098010B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107225871A (zh) * 2017-08-09 2017-10-03 洛阳东之信办公家具有限公司 一种方便拆卸的卡槽结构打印机底座

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001119160A (ja) 2001-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7245497B2 (en) Modular electronics enclosure
JP3798054B2 (ja) 電気機器キャビネット類の支持ベースおよびその支持ベースを備えたキャビネット
KR950012669A (ko) 볼 단자 집적회로를 저장하기 위한 트레이
US20160137342A1 (en) Size adjustable assemblable pallet
JP2702353B2 (ja) ビルディングボックス型プラグインモジュールラック構造
US20130098907A1 (en) Packing mechanism
US6056256A (en) Method for separating electronic equipment modules using spacer devices
JP3098010B1 (ja) 電気機器類用の組立式ケース
US6845582B1 (en) Photo-frame style photo album
JPH0432485Y2 (ja)
US10049804B2 (en) Electronic device package box
JP2003157817A (ja) ユニットケースおよび蓄電池収納箱
CN101244769B (zh) 周转箱
CN219843796U (zh) 一种治具
JP2529960Y2 (ja) 金属収納家具への棚板取付構造
CN213945007U (zh) 一种钻孔用固定铸件
JP7482761B2 (ja) 収納ラックおよび個別ラック
JP2818586B2 (ja) 携帯型電子機器の操作具/収納部の嵌合構造
EP3081503A1 (en) Assemblable pallet
JPS608485Y2 (ja) 閉鎖配電盤
KR20010066577A (ko) 밀폐형 압축기용 더블패드
KR200238845Y1 (ko) 조립식 공구함
JPS6326047Y2 (ja)
JP3857246B2 (ja) ケース
JP2000056052A (ja) シールドケース

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees