JP3097455B2 - 画像形成装置およびその異常判断方法 - Google Patents

画像形成装置およびその異常判断方法

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JP3097455B2
JP3097455B2 JP06122973A JP12297394A JP3097455B2 JP 3097455 B2 JP3097455 B2 JP 3097455B2 JP 06122973 A JP06122973 A JP 06122973A JP 12297394 A JP12297394 A JP 12297394A JP 3097455 B2 JP3097455 B2 JP 3097455B2
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cartridge
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリン
タ、複写機、ファクシミリ装置等に採用するに適した画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ファクシミリ装置の画像
形成装置において、トナーカートリッジが装着されてな
い状態或いは装着されているトナーカートリッジ内にト
ナーが無い状態、つまり、トナーエンプティーを検知す
るにあたっては、電源投入時にメインモータを駆動して
検知するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、電源投入毎のメインモータの駆動が、画
像形成装置の立ち上げを遅くするという不具合を生じて
いた。一方、電源投入時にメインモータを駆動しないと
すると、トナーの量が適正かどうかがプリント開始時に
しか分からない。従って、画像形成装置の使い勝手が非
常に悪いという不具合を招く。そこで、本発明は、この
ようなことに対処すべく、電源投入時にトナーセンサが
トナーを検出し得ないときにのみ、トナーカートリッジ
の異常の有無を検出するに要する回転駆動手段の駆動を
行うようにし、装置の立ち上げを遅くすることがない使
い勝手の良い画像形成装置を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、ケーシング内に配設さ
れた現像装置と、前記ケーシング内にて前記現像装置に
隣接し、かつ着脱可能に配設されて同現像装置に供給す
べきトナーを収容するトナーカートリッジとを備えた画
像形成装置において、前記トナーカートリッジ内に回転
可能に軸支されて前記トナーを攪拌するアジテータと、
このアジテータを回転駆動させる回転駆動手段と、発光
部と、この発光部からの光を受光する受光部とを有して
おり、前記発光部と前記受光部との間に前記トナーが存
在するときに前記受光部の受光が遮断されることによ
り、前記トナーカートリッジ内のトナーを検出するトナ
ー検出手段と、電源投入に伴い前記トナー検出手段が前
記トナーを検出しないときにのみ、前記回転駆動手段に
より前記アジテータを回転駆動させる回転駆動制御手段
と、前記回転駆動手段が前記アジテータを回転駆動した
場合に、前記トナー検 出手段が前記トナーを検出してい
ない時間に基づいて、前記トナーカートリッジが装着さ
れていないか、及び前記トナーカートリッジ内にトナー
が収容されていないか、を判断する異常判断手段とを備
えている。
【0005】また、請求項2の画像形成装置の異常判断
方法は、ケーシング内に配設された現像装置と、前記ケ
ーシング内にて前記現像装置に隣接し、かつ着脱可能に
配設されて同現像装置に供給すべきトナーを収容するト
ナーカートリッジと、前記トナーカートリッジ内に回転
可能に軸支されて前記トナーを攪拌するアジテータと、
このアジテータを回転駆動させる回転駆動手段と、発光
部と、この発光部からの光を受光する受光部とを有して
おり、前記発光部と前記受光部との間に前記トナーが存
在するときに前記受光部の受光が遮断されることによ
り、トナー検出信号を発生するトナー検出手段とを備え
た画像形成装置の異常判断方法であって、電源投入に伴
い、前記トナー検出手段の状態を判別し、該判別におい
て前記トナー検出手段から前記トナー検出信号が発生し
ていない場合に前記アジテータを回転駆動し、前記トナ
ー検出手段が前記トナーを検出していない時間に基づい
て、前記トナーカートリッジが装着されていないか、及
び前記トナーカートリッジ内にトナーが収容されていな
いか、を判断するという技術的手段を用いる
【0006】さらに、請求項3の画像形成装置の異常判
断方法は、ケーシング内に配設された現像装置と、前記
ケーシング内にて前記現像装置に隣接し、かつ着脱可能
に配設されて同現像装置に供給すべきトナーを収容する
トナーカートリッジと、前記トナーカートリッジ内に回
転可能に軸支されて前記トナーを攪拌するアジテータ
と、このアジテータを回転駆動させる回転駆動手段と、
発光部と、この発光部からの光を受光する受光部とを有
しており、前記発光部と前記受光部との間に前記トナー
が存在するときに前記受光部の受光が遮断されることに
より、トナー検出信号を発生するトナー検出手段とを備
えた画像形成装置の異常判断方法であって、電源投入に
伴い、前記トナー検出手段の状態を判別し、該判別にお
いて前記トナー検出手段から前記トナー検出信号が発生
している場合には、該画像形成装置を即座に待機状態と
する一方、前記トナー検出信号が発生していない場合に
は、 前記アジテータを回転駆動し、前記トナー検出手段
が前記トナーを検出していない時間に基づいて、前記ト
ナーカートリッジが装着されていないか、及び前記トナ
ーカートリッジ内にトナーが収容されていないか、を判
断し、該判断に基づき、前記トナーカートリッジが装着
されていないか、及び前記トナーカートリッジ内にトナ
ーが収容されていないか、を表示するという技術的手段
を用いる。
【0007】
【作用】上記構成を有する請求項1の画像形成装置にお
いては、トナー検出手段は、発光部と受光部との間にト
ナーが存在するときに受光部の受光が遮断されることに
より、トナーカートリッジ内のトナーを検出する。ま
た、回転駆動手段は、トナー検出手段が、電源投入に伴
いトナーカートリッジ内のトナーを検出しないときにの
み、アジテータを回転駆動させる。そして、異常判断手
は、回転駆動手段がアジテータを回転駆動した場合
に、トナー検出手段がトナーを検出していない時間に基
づいて、トナーカートリッジが装着されていないか、及
び前記トナーカートリッジ内にトナーが収容されていな
いか、を判断する。
【0008】また、請求項2の画像形成装置の異常判断
方法においては、電源投入に伴い、トナー検出手段の状
態を判別し、該判別においてトナー検出手段からトナー
検出信号が発生していない場合にアジテータを回転駆動
し、トナー検出手段がトナーを検出していない時間に基
づいて、トナーカートリッジが装着されていないか、及
び前記トナーカートリッジ内にトナーが収容されていな
いか、を判断する。
【0009】さらに、請求項3の画像形成装置の異常判
断方法においては、電源投入に伴い、トナー検出手段の
状態を判別し、該判別においてトナー検出手段からトナ
ー検出信号が発生している場合には、該画像形成装置を
即座に待機状態とする一方、トナー検出信号が発生して
いない場合には、アジテータを回転駆動し、トナー検出
手段がトナーを検出していない時間に基づいて、トナー
カートリッジが装着されていないか、及びトナーカート
リッジ内にトナーが収容されていないか、を判断し、該
判断に基づき、トナーカートリッジが装着されていない
か、及びトナー カートリッジ内にトナーが収容されてい
ないか、を表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図1はファクシミリ装置の画像形成装置としての
プリンタに本発明が適用された例を示している。このプ
リンタは、ケーシング10を備えており、このケーシン
グ10の図1にて図示左側上部には、給紙カセット20
が着脱可能に装着されている。しかして、この給紙カセ
ット20においては、この給紙カセット20内に積層さ
れた被記録媒体としての用紙が、一枚づつ分離されて、
一対の搬送ローラ30、30を介し感光体ユニット40
を構成する感光ドラム41と転写ローラ42との間に搬
送される。
【0011】現像ユニット50は、感光体ユニット40
に隣接して給紙カセット20に近い側に配置されてお
り、この現像ユニット50の感光体ユニット40に対す
る反対側の位置には、加熱ローラ61及び押圧ローラ6
2からなる定着ユニット60、排紙ローラ70、70及
び排紙トレイ72が配置されている。給紙カセット2
0、感光体ユニット40及び定着ユニット60の下方に
おいては、スキャナユニット80が、ケーシング10内
に組み付けたフレーム11上に配設され、また、各制御
基板90a、90b、オプションI/F100a、オプ
ションRAM100b及び各電源ユニット110a、1
10b等が、フレーム11の下方にてケーシング10の
底部内に配設されている。一方、感光体ユニット40及
び定着ユニット60の上方には、ケーシング10を覆蓋
するカバー12が開閉可能に配設されており、このカバ
ー12には、複数の操作ボタンが(図示せず)設けられ
ている。
【0012】しかして、図示しない帯電器により予め帯
電された感光体ドラム41の表面に、外部機器から伝送
された画像データに応じて、スキャナユニット80から
出射される光を照射することにより、感光体ドラム41
の表面に静電潜像を形成する。ついで、現像ユニット5
0において、後述するトナーカートリッジ120から供
給される粉体状のトナーを磁化させるとともに同トナー
により前記潜像を可視像化するという現像作用を行う。
然る後、感光体ドラム41と転写ローラ42との間に供
給された像に定着ユニット60により熱及び圧力を付加
して用紙にトナー像を定着させ、当該用紙を一対の排紙
ローラ70、70から排紙トレイ72に排出する。
【0013】次に、本発明の要部の構成について説明す
ると、トナーカートリッジ120は、粉状のトナーを適
正量収容すべく、合成樹脂により略半円筒状に形成され
ており、このトナーカートリッジ120は、図1にて示
すごとく、現像ユニット50の図1にて図示左側部、給
紙カセット20の底壁及びこれに対するフレーム11の
対応部との間に形成されるカートリッジ収容部内に着脱
可能に装着されている。このトナーカートリッジ120
の円筒壁121内には、アジテータ122及びワイパー
123が、図2及び図3にて示すごとく、回転軸124
により同心的に軸支されており、これらアジテータ12
2及びワイパー123は、回転軸124の回転に伴い共
に回転するようになっている。
【0014】かかる場合、アジテータ122及びワイパ
ー123は、互いに90度の回転角度差をもつように回
転軸124に軸支されており、アジテータ122は、そ
の回転に応じ、トナーカートリッジ120内のトナーを
攪拌しつつ円筒壁121の供給口121aから現像ユニ
ット50内にトナーを供給する役割を果たし、また、ワ
イパー123は、その回転に応じ、アジテータ122の
移動後の経路の残留トナーを除去清掃する役割を果た
す。但し、本実施例においては、トナー検出手段として
のトナーセンサ130がトナーのみを検出できるよう
に、アジテータ122及びワイパー123が透明な材料
により形成されている。なお、回転軸124は、その両
端部にて、トナーカートリッジ120の図3にて図示両
端壁121c、121bに回転自在に受承されている。
【0015】次に、アジテータ122及びワイパー12
3を駆動制御するための制御回路の構成について、図4
を参照して説明すると、トナーセンサ130は、トナー
カートリッジ120の円筒壁121の最下端部にて、図
2及び図3にて示すごとく嵌着されている。このトナー
センサ130は、コ字形状のホトセンサからなるもの
で、このトナーセンサ130には、発光部及び受光部を
それぞれ内蔵する各対向壁部131、132は、その間
の空間を、図2及び図3にて示すように、アジテータ1
22及びワイパー123の各先端部を回転方向に通過さ
せるように配置されている。しかして、このトナーセン
サ130は、その作動状態では、前記発光部からの光を
前記受光部に常時受光させるようになっている。そし
て、前記発光部と前記受光部との間にトナーが存在する
とき、前記受光部の受光が遮断されることにより、トナ
ーセンサ130がトナーを検出してトナー検出信号を発
生する。但し、本実施例においては、トナーカートリッ
ジ120が前記カートリッジ収容部内に適正に収容され
たとき、トナーセンサ130の出力端子が後述するゲー
トアレイ170の入力端子に接続されるようになってい
る。
【0016】CPU140は、バスライン145を介し
てROM150、RAM160及びゲートアレイ170
に接続されており、CPU140は、主制御プログラム
及び割り込み制御プログラムを図5及び図6にて示す各
フローチャートに従い実行する。そして、CPU140
は、この実行中において、ゲートアレイ170を介し
て、メインモータ180を駆動する駆動回路182の駆
動制御等に要する演算処理を行う。ROM150には、
上述の主制御プログラム及び割り込み制御プログラムが
予め記憶されている。RAM160には、CPU140
の演算処理を通じて各種データが記憶される。ゲートア
レイ170は、タイマ171を内蔵しており、このタイ
マ171は、CPU140からの起動指令に伴い、上述
の割り込み制御プログラムの実行開始時期を繰り返し特
定すべく、所定の割り込み時間を繰り返し計時するよう
になっている。しかして、ゲートアレイ170は、タイ
マ171の計時終了時毎にCPU140に対し割り込み
制御プログラムの割り込み指令を出力する。また、ゲー
トアレイ170はトナーセンサ130からのトナー検出
信号を受けてCPU140に出力する。
【0017】メインモータ180は、減速機構184と
共に、ケーシング10内にてフレーム11の上方にて、
トナーカートリッジ120の近傍に配設されており、こ
のメインモータ180は、その出力軸にて、減速機構1
84を介し、回転軸124と同軸的に連結されている。
しかして、アジテータ122及びワイパー123が、メ
インモータ180の回転に伴う減速機構184の減速作
用のもとに、回転軸124を軸として円筒壁121の内
周面に沿い回転する。本発明の回転駆動手段は、メイン
モータ180と、駆動回路182と、減速機構184と
から構成される。
【0018】以上のように構成されたファクシミリ装置
におけるトナーエンプティー検出動作について説明す
る。電源を投入すれば、CPU140が図5のフローチ
ャートに従い主制御プログラムの実行を開始する。ま
ず、トナーセンサ130がON状態か否かが判別される
(S210)。このとき、トナーセンサ130がトナー
検出信号を発生しておれば、トナーカートリッジ120
が前記カートリッジ収容部内に適正に収容されかつトナ
ーカートリッジ120内にはトナーが適正量存在してい
る状態、即ち、トナーセンサON状態との判断のもと
に、S210における判別結果がYESとなる。このた
め、印字データ等が入力されるまで(S250)、本発
明装置を待機状態におく。これにより、本発明装置の使
用可能状態がメインモータ180の駆動を伴うことなく
電源投入後逸早く確保される。
【0019】一方、前記S210における判別結果がN
Oとなる場合には、トナーカートリッジ120が前記カ
ートリッジ収容部内に収容されていないか、或いはトナ
ーカートリッジ120内にトナーが無い状態(即ち、ト
ナーエンプティーの状態)である。このため、メインモ
ータ回転カウンタがクリアされ(S211)、トナーセ
ンサOFFカウンタがクリアされる(S212)。次い
で、メインモータ180の回転駆動指令処理がなされて
ゲートアレイ170を介し駆動回路182に出力され、
かつタイマ171の起動指令処理がなされてゲートアレ
イ170のタイマ171に出力される(S213)。こ
れにより、メインモータ180が駆動回路182により
駆動され、減速機構184が減速回転され、アジテータ
122及びワイパー123が回転する。また、タイマ1
71がその起動により計時を開始し、前記割り込み時間
を繰り返し計時する。
【0020】然る後、メインモータ180の回転中にお
いてタイマ171の計時値が前記割り込み時間に達する
と、ゲートアレイ170がCPU140に対し割り込み
指令を出力する。このため、CPU140が主制御プロ
グラムの実行を中止して割り込み制御プログラムの実行
を図6のフローチャートに従い開始する。すると、メイ
ンモータ回転カウンタがカウントアップされ(S31
0)、上述のS210におけるNOとの判別理由と同様
の理由により、S320にてNOとの判別がなされ、ト
ナーセンサOFFカウンタがカウントアップされる(S
321)。
【0021】現段階で、メインモータ回転カウンタの値
が5秒に相当する値には達していなければ(S330で
NO)割り込み制御プログラムの実行が終了される。か
かる場合、前記S330における5秒はアジテータ12
2の一回転に要する時間に相当する。以後、タイマ17
1が前記割り込み時間の計時を終了する毎に、割り込み
制御プログラムのS310におけるメインモータ回転カ
ウンタのカウントアップ、S320におけるNOの判
別、S321におけるトナーセンサOFFカウンタのカ
ウントアップ及びS330におけるNOの判別が繰り返
される。
【0022】このような状態において、S330におけ
る判別結果がYESになると、トナーセンサOFFカウ
ンタの値が5秒以上の値であるか否かが判別される(S
340)。現段階で、トナーセンサOFFカウンタの値
が5秒以上の値であれば、アジテータ122が一回転し
てもトナーセンサ130がOFFの状態(検出されるト
ナーが無い状態)にあるため、トナーカートリッジ12
0が前記カートリッジ収容部に収容されていないとの判
断のもとに、S340においてYESの判別がなされ、
トナーカートリッジ無しフラグFがセットされる(S3
41)。また、前記S340における判別結果がNOと
なる場合には、トナーセンサOFFカウンタの値が1秒
以上の値であるか否かが判別される(S350)。現段
階で、トナーセンサOFFカウンタの値が1秒以上の値
に相当するならば、S350における判別結果がYES
となり、トナーエンプティフラグGがセットされる(S
351)。かかる場合、S350における1秒という値
は、トナーカートリッジ120内にトナーが存在するか
否かの判断基準となる。従って、S350におけるYE
Sとの判別はトナーカートリッジ120内にトナーが存
在しないことを意味する。一方、S350におけるNO
との判別はトナーカートリッジ120内にトナーが適正
に存在することを意味する。
【0023】しかして、S350における判別結果がN
Oとなる場合には、トナーカートリッジ無しフラグFが
リセットされ(S352)、かつトナーエンプティフラ
グGがリセットされる(S353)。上述のように、前
記S341、S351或いはS352の処理がなされる
と、メインモータ180の停止処理がなされてゲートア
レイ170に出力される。このため、駆動回路182が
メインモータ180を停止させる(S360)。然る
後、図5の主制御プログラムのS220に進むと、S3
60におけるメインモータ180の停止に基づき、YE
Sとの判別がなされる。しかして、現段階にて、S34
1にてトナーカートリッジ無しフラグFがセット済みで
あれば、トナーカートリッジ無しというエラー表示処理
がなされゲートアレイ170に出力される(S23
1)。このため、表示パネル190がトナーカートリッ
ジ無しというエラー表示をする。
【0024】また、上述のように、トナーカートリッジ
無しフラグFがセットされることなく、S351にてト
ナーエンプティフラグGがセットされている場合には
(S230でNO、S240でYES)、トナーエンプ
ティというエラー表示処理がなされゲートアレイ170
に出力される(S241)。このため、表示パネル19
0がトナーエンプティを表すエラー表示をする。また、
両S352、S353にて、上述のようにトナーカート
リッジ無しフラグF及びトナーエンプティフラグGがそ
れぞれリセットされている場合には、各S230、S2
40における判別が順次NOとなり、上述と同様に本発
明装置の待機状態に移行する(S250)。
【0025】以上説明したように、本実施例において
は、電源投入に伴い図5のS210における判別結果が
YESとなる場合には、トナーカートリッジ120が前
記カートリッジ収容部に適正に収容されており、しかも
トナーカートリッジ120内には適正量のトナーが存在
するとの判断のもとに、メインモータ180を駆動する
ことなく、本発明装置を即座に待機状態に移行させる
(S250)。従って、本発明装置の使用に対する立ち
上げを迅速に行える。また、電源投入に伴い図5のS2
10における判別結果がNOとなる場合には、メインモ
ータ180を駆動し、この駆動中において、トナーカー
トリッジ120が前記カートリッジ収容部に収容されて
いる否か及びこのトナーカートリッジ120内のトナー
量は適正か否かを判断する。そして、トナーカートリッ
ジ120が前記カートリッジ収容部に収容されていない
ときは、その旨のエラー表示をし、一方トナーカートリ
ッジ120内のトナーが不足している場合にはその旨の
エラー表示をする。これにより、電源投入に伴い図5の
S210における判別結果がNOとなる場合にのみ、本
発明装置の待機状態への移行に先立ち、メインモータ1
80の駆動のもとに、トナーカートリッジ120の収容
の有無やトナー不足の有無を調べればよいこととなる。
このように、電源投入時におけるメインモータ180の
駆動は、S210におけるNOとの判別時のみになされ
るので、電源投入直後の本発明装置のプリント可能状態
への移行が、トナーカートリッジ120やトナーが正常
な場合には、逸早く実現され得る。尚、本発明の回転駆
動制御手段は、図5のS210及びS213から構成さ
れ、異常判断手段は図5のS230及びS240から構
成される。
【0026】
【発明の効果】上述のような請求項1に記載の画像形成
装置、請求項2および請求項3に記載の画像形成装置の
異常判断方法によれば、電源投入に伴いトナーカートリ
ッジ内のトナーが検出されないときにのみ、回転駆動手
段が駆動されて異常判断手段による判断がなされる。換
言すれば、電源投入に伴い前記トナーカートリッジ内の
トナーが検出されたときには、回転駆動手段の駆動や異
常判断手段の判断を伴うことなく、本発明装置の待機状
態への移行が即座に実現される。このため、本発明装置
の使用に対する立ち上げが迅速に行える。さらに、トナ
ーカートリッジが装着されていないかの判断を行うこと
ができる。
【0027】特に、請求項3に記載の発明によれば、ト
ナーカートリッジが装着されていないか、及びトナーカ
ートリッジ内にトナーが収容されていないかを表示する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】トナーカートリッジ及びホトセンサの拡大概略
横断面図である。
【図3】トナーカートリッジ及びホトセンサの拡大概略
要部破断側面図である。
【図4】メインモータを駆動するための制御回路図であ
る。
【図5】主制御プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図6】割り込み制御プログラムを表すフローチャート
である。
【符号の説明】
10・・・ケーシング、50・・・現像ユニット、12
0・・・トナーカートリッジ、122・・・アジテー
タ、130・・・トナーセンサ、140・・・CPU、
170・・・ゲートアレイ、180・・・メインモー
タ、186・・・減速機構。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に配設された現像装置と、 前記ケーシング内にて前記現像装置に隣接し、かつ着脱
    可能に配設されて同現像装置に供給すべきトナーを収容
    するトナーカートリッジとを備えた画像形成装置におい
    て、 前記トナーカートリッジ内に回転可能に軸支されて前記
    トナーを攪拌するアジテータと、 このアジテータを回転駆動させる回転駆動手段と、発光部と、この発光部からの光を受光する受光部とを有
    しており、前記発光部と前記受光部との間に前記トナー
    が存在するときに前記受光部の受光が遮断されることに
    より、前記 トナーカートリッジ内のトナーを検出するト
    ナー検出手段と、 電源投入に伴い前記トナー検出手段が前記トナーを検出
    しないときにのみ、前記回転駆動手段により前記アジテ
    ータを回転駆動させる回転駆動制御手段と、 前記回転駆動手段が前記アジテータを回転駆動した場合
    に、前記トナー検出手段が前記トナーを検出していない
    時間に基づいて、前記トナーカートリッジが装着されて
    いないか、及び前記トナーカートリッジ内にトナーが収
    容されていないか、を判断する異常判断手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に配設された現像装置と、
    前記ケーシング内にて前記現像装置に隣接し、かつ着脱
    可能に配設されて同現像装置に供給すべきトナーを収容
    するトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジ内
    に回転可能に軸支されて前記トナーを攪拌するアジテー
    タと、このアジテータを回転駆動させる回転駆動手段
    と、発光部と、この発光部からの光を受光する受光部と
    を有しており、前記発光部と前記受光部との間に前記ト
    ナーが存在するときに前記受光部の受光が遮断されるこ
    とにより、トナー検出信号を発生するトナー検出手段と
    を備えた画像形成装置の異常判断方法であって、 電源投入に伴い、前記トナー検出手段の状態を判別し、 該判別において前記トナー検出手段から前記トナー検出
    信号が発生していない場合に前記アジテータを回転駆動
    し、前記トナー検出手段が前記トナーを検出していない
    時間に基づいて、前記トナーカートリッジが装着されて
    いないか、及び前記トナーカートリッジ内にトナーが収
    容されていないか、を判断することを特徴とする画像形
    成装置の異常判断方法
  3. 【請求項3】 ケーシング内に配設された現像装置と、
    前記ケーシング内にて前記現像装置に隣接し、かつ着脱
    可能に配設されて同現像装置に供給すべきトナーを収容
    するトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジ内
    に回転可能に軸支されて前記トナーを攪拌するアジテー
    タと、このアジテータを回転駆動させる回転駆動手段
    と、発光部と、この発光部からの光を受光する受光部と
    を有しており、前記発光部と前記受光部との間に前記ト
    ナーが存在するときに前記受光部の受光が遮断されるこ
    とにより、トナー検出信号を発生するトナー検出手段と
    を備えた画像形成装置の異常判断方法であって、 電源投入に伴い、前記トナー検出手段の状態を判別し、 該判別において前記トナー検出手段から前記トナー検出
    信号が発生している場合には、該画像形成装置を即座に
    待機状態とする一方、前記トナー検出信号が発生してい
    ない場合には、前記アジテータを回転駆動し、前記トナ
    ー検出手段が前記トナーを検出していない時間に基づい
    て、前記トナーカートリッジが装着されていないか、及
    び前記トナーカートリッジ内にトナーが収容されていな
    いか、を判断し、 該判断に基づき、前記トナーカートリッジが装着されて
    いないか、及び前記トナーカートリッジ内にトナーが収
    容されていないか、を表示することを特徴とする画像形
    成装置の異常判断方法
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