JP3096834B2 - 連立垂直循環式駐車装置 - Google Patents

連立垂直循環式駐車装置

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JP3096834B2 JP05143638A JP14363893A JP3096834B2 JP 3096834 B2 JP3096834 B2 JP 3096834B2 JP 05143638 A JP05143638 A JP 05143638A JP 14363893 A JP14363893 A JP 14363893A JP 3096834 B2 JP3096834 B2 JP 3096834B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連立垂直循環式駐車装
置に関し、詳しくは、互いに隣接する垂直循環式駐車装
置の間に設けられた可動仕切壁をパレットの旋回時に退
避させる退避構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】連立垂直循環式駐車装置は、実開平2−
39061号(以下、公報1という)、実開平2−39
062号(以下、公報2という)、実開平2−5856
2号(以下、公報3という)および実開平2−5856
3号(以下、公報4という)に開示されているように、
車両を載せるパレットを載置して旋回させるターンテー
ブルを有する2基の垂直循環式駐車装置が水平方向に連
立されており、該連立垂直循環式駐車装置の設置面積を
できるだけ小さくするために、互いに隣接する垂直循環
式駐車装置のそれぞれにおけるパレットの最外旋回軌跡
同士が重なり合うように上記隣接する垂直循環式駐車装
置を接近させて設置している。隣接する垂直循環式駐車
装置の間には、ターンテーブルを旋回させる際に車両を
載せたパレットの旋回領域から退避する可動仕切壁が設
けられており、該可動仕切壁によってターンテーブルの
旋回を可能ならしめている。
【0003】具体的な可動仕切壁の退避構造として、公
報1では可動仕切壁が上部を支点として揺動することに
よって最外旋回軌跡の外側へ移動するようにされてい
る。
【0004】公報2では、可動仕切壁が互いに水平方向
に回転可能に連結された左右2つの分割壁からなり、該
2つの分割壁を2つに折り曲げることによって最外旋回
軌跡の外側へ移動するようにされている。
【0005】公報3では、スプロケットに巻き掛けられ
たチェーンの両端に隣接する垂直循環式駐車装置の間を
仕切る一対の可動仕切壁が吊持され、一対の可動仕切壁
がパレットの最外旋回軌跡の重なり部分よりも内側に設
けられていると共に一対の可動仕切壁のうちの一方が上
動する時に他方が下動するようにされており、パレット
が旋回する際に該パレットの最外旋回軌跡よりも内側に
位置する可動仕切壁が上動することによって車両を載せ
たパレットの旋回領域から退避するようにしている。
【0006】公報4では、可動仕切壁が回動するアーム
の先端に吊持ち支持されており、アームの回動によって
最外旋回軌跡の外側へ移動されるようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記連立垂
直循環式駐車装置では、一般に隣接する垂直循環式駐車
装置がそれぞれ独立して稼働されるために、一の垂直循
環式駐車装置においてターンテーブルを旋回させている
時に他の垂直循環式駐車装置において乗員が乗降してい
る場合があり、可動仕切壁の移動を他の垂直循環式駐車
装置にいる乗員の安全を十分に考慮して行わなければな
らない。
【0008】このような他の垂直循環式駐車装置にいる
乗員の安全対策という観点から見ると、上記公報3にお
ける可動仕切壁の退避構造は、一の垂直循環式駐車装置
側の可動仕切壁が上動する時に他の垂直循環式駐車装置
側の可動仕切壁が下動するため、一対の可動仕切壁の動
きに乗員が気付きにくく、下動する可動仕切壁が乗員に
当たったり移動する両可動仕切壁が乗員を挟んだりして
乗員に怪我をさせる危険がある。
【0009】一方、上記公報1、公報2および公報4に
おける各可動仕切壁の退避構造では、1枚の可動仕切壁
がほぼ横方向へ移動して最外旋回軌跡の外側へ移動する
ようにされているので、他の垂直循環式駐車装置にいる
乗員は可動仕切壁の動きに比較的気付きやすく可動仕切
壁による怪我の危険は少ないが、可動仕切壁は他の垂直
循環式駐車装置へ向かって移動しており、乗員に対して
可動仕切壁が迫ってくるという恐怖感を与えるため、人
間工学上好ましくないという問題があった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、隣接する垂直循環式駐車装置のいずれか一方
にいる乗員から見える可動仕切壁を停止状態にしつつ、
他方におけるターンテーブルを旋回可能にすることを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、隣接する垂直循環式駐車装置の間におけ
るパレットおよび車両のうちで外側の最外旋回軌跡同士
の重なり部分よりも内側に一対の可動仕切壁を設けるこ
とによって上記隣接する垂直循環式駐車装置の間を仕切
ると共に、ターンテーブルを旋回させようとする垂直循
環式駐車装置の外側の最外旋回軌跡よりも内側に位置す
る可動仕切壁を該最外旋回軌跡よりも外側へ移動させて
ターンテーブルを旋回可能にする一方、ターンテーブル
を旋回させない垂直循環式駐車装置から見える他の可動
仕切壁は停止したままにしておくものである。
【0012】具体的に、請求項1に係る発明が講じた解
決手段は、垂直面で循環移動する循環移動手段により循
環移動され車両を載せるパレットと水平面で旋回可能に
設けられパレットを載置して旋回させるターンテーブル
とを有する複数の垂直循環式駐車装置が水平方向に連立
してなり、互いに隣接する垂直循環式駐車装置のそれぞ
れにおけるパレットおよび車両の最外旋回軌跡のうちで
外側の最外旋回軌跡同士が重なり合う連立垂直循環式駐
車装置を対象とし、上記隣接する垂直循環式駐車装置
は、互いに対面する一対の可動仕切壁で仕切られ、上記
隣接する垂直循環式駐車装置のいずれにおいてもターン
テーブルが旋回しないときには、上記一対の可動仕切壁
は、上記外側の最外旋回軌跡同士の重なり部分が上記隣
接する垂直循環式駐車装置の双方から見えないように当
該重なり部分の両側に対峙し、一方、上記隣接する垂直
循環式駐車装置のターンテーブルのいずれか一方が旋回
する際には、ターンテーブル非旋回側の可動仕切壁は動
かず、ターンテーブル旋回側の可動仕切壁だけが上記タ
ーンテーブル非旋回側の可動仕切壁に対して上記外側の
最外旋回軌跡同士の重なり部分を越えて接近するように
構成されていることを特徴とする。
【0013】また、請求項2に係る発明が講じた解決手
段は、請求項1記載の連立垂直循環式駐車装置におい
て、上記一対の可動仕切壁は、互いに離れる方向に常時
付勢されていることを特徴とする。
【0014】さらに、請求項3に係る発明が講じた解決
手段は、請求項1記載の連立垂直循環式駐車装置におい
て、上記一対の可動仕切壁は、ターンテーブルの昇降動
作に連動してターンテーブル非旋回側の可動仕切壁に対
して接離するように構成されていることを特徴とする。
【0015】さらにまた、請求項4に係る発明が講じた
解決手段は、請求項1記載の連立垂直循環式駐車装置に
おいて、上記外側の最外旋回軌跡は車両の最外旋回軌跡
であることを特徴とする。
【0016】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
一対の可動仕切壁が互いに隣接する垂直循環式駐車装置
の間における外側の最外旋回軌跡同士の重なり部分より
も内側にそれぞれ設けられており、ターンテーブルのい
ずれか一方が旋回する際に該ターンテーブルが設けられ
た垂直循環式駐車装置の外側の最外旋回軌跡よりも内側
に位置する可動仕切壁が、該外側の最外旋回軌跡よりも
外側へ移動するので、ターンテーブルの旋回が可能にな
る。
【0017】一対の可動仕切壁のうちの他の可動仕切壁
は、当初からターンテーブルを旋回させようとする垂直
循環式駐車装置の外側の最外旋回軌跡よりも外側に位置
しているので、移動させる必要がない。他の可動仕切壁
は上記隣接する垂直循環式駐車装置の間を仕切り且つ移
動中の可動仕切壁と対面するようにされているので、タ
ーンテーブルを旋回させない垂直循環式駐車装置からタ
ーンテーブルを旋回させようとする垂直循環式駐車装置
を見たとき、停止状態の他の可動仕切壁しか見えず、該
他の可動仕切壁によって移動中の可動仕切壁は隠蔽され
ているため、ターンテーブルを旋回させない垂直循環式
駐車装置にいる乗員に安心感を与える。
【0018】また、請求項2に係る発明では、一対の可
動仕切壁は、隣接する垂直循環式駐車装置のいずれにお
いてもターンテーブルが旋回しない状態で、外側の最外
旋回軌跡同士の重なり部分の両側に互いに離れて位置
し、当該重なり部分は上記隣接する垂直循環式駐車装置
の双方から見えない。
【0019】さらに、請求項3に係る発明では、一対の
可動仕切壁の接離動作は、ターンテーブルの昇降動作に
連動して行われることから、別途に専用の移動手段がい
らない。
【0020】さらにまた、請求項4に係る発明では、請
求項1記載の連立垂直循環式駐車装置において、上記外
側の最外旋回軌跡を車両の最外旋回軌跡としたものであ
り、この場合にも請求項1に係る発明と同様の作用を有
する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0022】図1および図2は本発明の第1実施例に係
る連立垂直循環式駐車装置を示す。ここで、図1の左右
方向および前後方向を、連立垂直循環式駐車装置の左右
方向および前後方向とする。
【0023】該連立垂直循環式駐車装置1は、複数の支
柱3と該支柱3の外側に設けられた外壁5から成る駐車
設備7内に設置されている。該連立垂直循環式駐車装置
1は、水平方向(左右方向)に互いに隣接して連立する
垂直循環式駐車装置9A,9Bを備えており、外壁5の
前壁5aに設けられた左右一対の入出庫口N,Nからそ
れぞれの垂直循環式駐車装置9A,9Bへ車両が前後方
向へ移動して入庫し、各垂直循環式駐車装置9A,9B
がそれぞれが独立して稼働するようにされている。
【0024】各垂直循環式駐車装置9A,9Bは、垂直
面で循環移動する循環移動手段としての一対の無端チェ
ーン11,11と、一対の無端チェーン11により循環
移動されるケージ13と、該ケージ13に載置支持され
車両を載せるパレット15と、床部17に対して水平面
で旋回可能且つ上下移動可能に設けられパレット15を
持ち上げて旋回させると共にパレット15をケージ13
に降ろすターンテーブル19とを備えている。パレット
15は左右方向に向けられた状態でケージ13に載置さ
れて垂直循環される。また、ターンテーブル19は、図
示しない昇降旋回装置によって駆動されるようにされて
いる。
【0025】本実施例においては、隣接する垂直循環式
駐車装置9A,9Bのそれぞれにおけるパレット15お
よび車両の最外旋回軌跡のうちで外側の最外旋回軌跡が
パレット15の最外旋回軌跡SP,SPになるように設
定されている。
【0026】上記連立垂直循環式駐車装置1は、隣接す
る2基の垂直循環式駐車装置9A,9Bのそれぞれにお
けるパレット15の最外旋回軌跡SP同士が重なり合う
ようにされており、これにより、隣接する垂直循環式駐
車装置9A,9Bを接近させて設置面積ができるだけ小
さくなるようにしている。
【0027】上記隣接する垂直循環式駐車装置9A,9
Bの間には固定壁21が設けられており、該固定壁21
の間にはパレット15の最外旋回軌跡SP同士の重なり
部分Tの周囲に開口部23が設けられている。
【0028】該開口部23には、最外旋回軌跡SP同士
の重なり部分Tよりも内側に上記隣接する垂直循環式駐
車装置9A,9Bの間を仕切り且つ互いに対面するよう
に矩形状の図中左右一対の可動仕切壁25A,25Bが
それぞれ設けられている。そして、上記隣接する垂直循
環式駐車装置9A,9Bのいずれにおいてもターンテー
ブル19が旋回しないときには、上記一対の可動仕切壁
25A,25Bは、上記外側の最外旋回軌跡SP同士の
重なり部分Tが上記隣接する垂直循環式駐車装置9A,
9Bの双方から見えないように当該重なり部分Tの両側
に対峙している。一方、上記隣接する垂直循環式駐車装
置9A,9Bのターンテーブル19のいずれか一方が旋
回する際には、ターンテーブル非旋回側の可動仕切壁2
5A,25Bは動かず、ターンテーブル旋回側の可動仕
切壁25A,25Bだけが上記ターンテーブル非旋回側
の可動仕切壁25A,25Bに対して上記外側の最外旋
回軌跡SP同士の重なり部分Tを越えて接近し、車両を
載せたパレット15の旋回領域U,Uから退避する(図
4および図5参照)ように構成されている。
【0029】図3に示すように、具体的には、一対の可
動仕切壁25A,25Bは、四隅において緩挿された支
持ピン27,27,…によって一体に連結されていると
共に、該支持ピン27の各端部が固定壁21の開口部2
3の縁部に沿って枠状に設けられた連結板29に挿通さ
れることによって固定壁21に取り付けられている。該
支持ピン27における一対の可動仕切壁25A,25B
の間にはばね部材31,31,…が挿通されており、該
ばね部材31は、一対の可動仕切壁25A,25Bを互
いに離れる方向に常時付勢して連結板29に圧接するこ
とによって、一対の可動仕切壁25A,25Bをパレッ
ト15の最外旋回軌跡SP同士の重なり部分Tよりも内
側に位置させるように構成されている。つまり、一対の
可動仕切壁25A,25Bは、隣接する垂直循環式駐車
装置9A,9Bのいずれにおいてもターンテーブル19
が旋回しない状態で、外側の最外旋回軌跡SP同士の重
なり部分Tの両側に互いに離れて位置し、当該重なり部
分Tは上記隣接する垂直循環式駐車装置9A,9Bの双
方から見えないようになっている。
【0030】さらに、各可動仕切壁25A,25Bには
移動手段33,33が設けられ、各移動手段33は、一
端側に設けられた4本の分岐端35,35,…が可動仕
切壁25A,25Bの4箇所にそれぞれ接続されており
4本の分岐端35が1本に結束されてターンテーブル1
9を駆動する旋回昇降装置に接続されているワイヤロー
プ37,37と、該ワイヤロープ37を張設する複数の
プーリ39,39,…とを備え、図4および図5に示す
ように、旋回昇降装置の上下移動に伴いワイヤロープ3
7を作動させることによって、ばね部材31の付勢力を
受けている可動仕切壁25A,25Bを、パレット15
の最外旋回軌跡SP同士の重なり部分Tよりも内側の位
置とターンテーブル19が設けられた垂直循環式駐車装
置9A,9Bのパレット15の最外旋回軌跡SPよりも
外側の位置との間において移動させるように構成されて
いる。つまり、上記一対の可動仕切壁25A,25B
は、ターンテーブル19の昇降動作に連動してターンテ
ーブル非旋回側の可動仕切壁25A,25Bに対して接
離するように構成されている。したがって、一対の可動
仕切壁25A,25Bの接離動作をターンテーブル19
の昇降動作に連動して行われせるので、別途に専用の移
動手段が設置する必要がない。
【0031】次に、上記一対の可動仕切壁25A,25
Bの動作について説明する。
【0032】図1に示すように、隣接する垂直循環式駐
車装置9A,9Bの双方においてターンテーブル19を
旋回させない時には、一対の可動仕切壁25A,25B
はばね部材31によってパレット15の最外旋回軌跡S
Pの重なり部分Tよりも内側に付勢されている。それぞ
れの可動仕切壁25A,25Bは、一対の垂直循環式駐
車装置9A,9Bの間を仕切り且つ移動側可動仕切壁2
5A,25Bと対面するようにされているので、左右に
隣接する垂直循環式駐車装置9A,9Bにおいて互いに
一方から他方を見た場合、左側の垂直循環式駐車装置9
Aからは左側の可動仕切壁25Aしか見えず、右側の垂
直循環式駐車装置9Bからは右側の可動仕切壁25Bし
か見えない。
【0033】図4に示すように、左側の垂直循環式駐車
装置9Aのターンテーブル19を旋回させる場合には、
左側の可動仕切壁25Aを移動手段によって右方へ移動
させ左側のパレット15の最外旋回軌跡SPよりも外側
へ移動させる。この時、当初から左側のパレット15の
最外旋回軌跡SPよりも外側に位置している右側の可動
仕切壁25Bは移動させる必要がなくばね部材31に押
圧されて元の位置に停止したままである。右側の垂直循
環式駐車装置9Bにおいて乗降中の乗員には停止状態の
右側の可動仕切壁25Bしか見えず、移動中の左側の可
動仕切壁25A、さらには左側の垂直循環式駐車装置9
Aにおけるパレット15の垂直循環や旋回の動作等の稼
働状態はまったく見えない。
【0034】図5に示すように、右側の垂直循環式駐車
装置9Bのターンテーブル19を旋回させる場合には、
右側の可動仕切壁25Bを移動手段によって左方へ移動
させ右側のパレット15の最外旋回軌跡SPよりも外側
へ移動させる。この時、当初から右側のパレット15の
最外旋回軌跡SPよりも外側に位置している左側の可動
仕切壁25Aは移動させる必要がなく元の位置に停止し
たままであり、左側の垂直循環式駐車装置9Aにいる乗
員には停止状態の左側の可動仕切壁25Aしか見えな
い。
【0035】ターンテーブル19を旋回させる上記隣接
する垂直循環式駐車装置9A,9Bの双方の場合につい
て、各可動仕切壁25A,25Bはターンテーブル19
の旋回装置の下動に伴いパレット15の旋回完了後に元
の位置に戻る。
【0036】本実施例によれば、一対の可動仕切壁25
A,25Bのうちのターンテーブル19を旋回させよう
とする垂直循環式駐車装置9A,9Bにおけるパレット
15の最外旋回軌跡SPの内側に位置する可動仕切壁2
5A,25Bを上記最外旋回軌跡Sよりも外側へ移動さ
せる一方、ターンテーブル19を旋回させない垂直循環
式駐車装置9A,9Bから見える他の可動仕切壁25
A,25Bは停止したままにしておくので、ターンテー
ブル19を旋回させようとする垂直循環式駐車装置9
A,9Bにおいてターンテーブル19の旋回を可能にす
ると共に、ターンテーブル19を旋回させない垂直循環
式駐車装置9A,9Bにいる乗員に恐怖感を与えないで
安心して乗降ができるようにすることができる。
【0037】次に、図6は本発明の第2実施例を示す。
本実施例は、隣接する垂直循環式駐車装置9A,9Bの
それぞれにおけるパレット15および車両Wの最外旋回
軌跡のうちで外側の最外旋回軌跡を、車両Wの最外旋回
軌跡SWとしたものである。本実施例によっても上記第
1実施例と同様の作用効果を発揮することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、隣接
する垂直循環式駐車装置の間における外側の最外旋回軌
跡同士の重なり部分よりも内側に一対の可動仕切壁がそ
れぞれ設けられ、ターンテーブルを旋回させようとする
垂直循環式駐車装置における外側の最外旋回軌跡よりも
内側に位置する可動仕切壁は該外側の最外旋回軌跡の外
側へ移動される。一方、当初から上記外側の最外旋回軌
跡よりも外側に位置している他の可動仕切壁は停止状態
にされている。また、一対の可動仕切壁は隣接する垂直
循環式駐車装置の間を仕切ると共に互いに対面するよう
にされているので、ターンテーブルを旋回させない垂直
循環式駐車装置からは停止状態の他の可動仕切壁しか見
えない。したがって、ターンテーブルを旋回させようと
する垂直循環式駐車装置においてターンテーブルの旋回
を可能にすると共に、ターンテーブルを旋回させない垂
直循環式駐車装置にいる乗員に対して恐怖感を与えない
で安心して乗降ができるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る連立垂直循環式駐車
装置の横断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】上記連立垂直循環式駐車装置を構成する隣接す
る垂直循環式駐車装置の間に設けられた一対の可動仕切
壁の斜視図である。
【図4】上記一対の可動仕切壁であって、左側の可動仕
切壁を移動させた状態における図1のB−B線における
横断面図である。
【図5】上記一対の可動仕切壁であって、右側の可動仕
切壁を移動させた状態における図1のB−B線における
横断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る連立垂直循環式駐車
装置の横断面図である。
【符号の説明】
1 連立垂直循環式駐車装置 9A,9B 垂直循環式駐車装置 11 無端チェーン(循環移動手段) 15 パレット 19 ターンテーブル 25A,25B 可動仕切壁 SP パレットの最外旋回軌跡(第1実施例における外
側の最外旋回軌跡) SW 車両の最外旋回軌跡(第2実施例における外側の
最外旋回軌跡) T 最外旋回軌跡の重なり部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直面で循環移動する循環移動手段によ
    り循環移動され車両を載せるパレットと水平面で旋回可
    能に設けられパレットを載置して旋回させるターンテー
    ブルとを有する複数の垂直循環式駐車装置が水平方向に
    連立してなり、互いに隣接する垂直循環式駐車装置のそ
    れぞれにおけるパレットおよび車両の最外旋回軌跡のう
    ちで外側の最外旋回軌跡同士が重なり合う連立垂直循環
    式駐車装置であって、 上記隣接する垂直循環式駐車装置は、互いに対面する一
    対の可動仕切壁で仕切られ、 上記隣接する垂直循環式駐車装置のいずれにおいてもタ
    ーンテーブルが旋回しないときには、上記一対の可動仕
    切壁は、 上記外側の最外旋回軌跡同士の重なり部分が上
    記隣接する垂直循環式駐車装置の双方から見えないよう
    に当該重なり部分の両側に対峙し、 一方、上記隣接する 垂直循環式駐車装置のターンテーブ
    ルのいずれか一方が旋回する際には、ターンテーブル
    旋回側の可動仕切壁は動かず、ターンテーブル旋回側の
    可動仕切壁だけが上記ターンテーブル非旋回側の可動仕
    切壁に対して上記外側の最外旋回軌跡同士の重なり部分
    を越えて接近するように構成されていることを特徴とす
    る連立垂直循環式駐車装置。
  2. 【請求項2】 上記一対の可動仕切壁は、互いに離れる
    方向に常時付勢されていることを特徴とする請求項1記
    載の連立垂直循環式駐車装置。
  3. 【請求項3】 上記一対の可動仕切壁は、ターンテーブ
    ルの昇降動作に連動してターンテーブル非旋回側の可動
    仕切壁に対して接離するように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の連立垂直循環式駐車装置。
  4. 【請求項4】 上記外側の最外旋回軌跡は車両の最外旋
    回軌跡であることを特徴とする請求項1記載の連立垂直
    循環式駐車装置。
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