JP3096800U - シティパットの取り付け構造 - Google Patents

シティパットの取り付け構造

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義博 青柳
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トピー実業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シュープレートに対し、シティパットを取り付
ける場合に、特殊な固定金具を用いて簡単に固定する。 【解決手段】シュープレートの踏面側に、背面側に向け
て取り付けボルトを一体に突出させた弾性のシティパッ
トの取り付けボルトの少なくとも片方に予め基部にシュ
ープレートの取り付け穴周縁に係合する外フランジを有
し、しかも胴部に折り曲げ先端が内方に突出する内爪を
有する円筒状の固定金具を装入した状態でシュープレー
トの踏面側から取り付けボルトをシュープレートの取り
付け穴を介して背面側に突出させつつ、内爪を取り付け
ボルトの螺条部に係着させることによりシティパットを
一体的に取り付けるようにした。 これにより取り付け
の簡便化と迅速化がはかれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パワーショベルやブルドーザをはじめとした各種無限軌道車輛の履 帯を構成する多数の金属シュープレートに取り付けるための弾性のシティパット の取り付け方法およびその構造に関し、シティパット取り付け作業の簡便化と迅 速化をはかることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
無限軌道車輛を一般の舗装路面上を走行させる場合には、金属シュープレート による路面損傷を防止するために、図5にもあらわしたように各金属シュープレ ート1の踏面側にゴムや樹脂製の弾性のシティパット2を取り付ける必要がある 。
【0003】 このシティパット2の取り付けには、シティパット2の長さ方向両端部寄りに 位置して、それぞれボルト3を背面方向に突出させるべくボルトヘッドをシティ パット2内に埋設し、該シティパット2の背面側を金属シュープレート1の踏面 に重ね合わせつつボルト3を金属シュープレート1の対応箇所に形成された取り 付けボルト穴に引き通してボルト先端部を金属シュープレート1の背面側に突出 させ、さらにスプリングワッシャー4を介してナット5により締め付け固定する ことにより取り付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、無限軌道帯を構成する多数の金属シュープレート1のそれぞれ に対してシティパット2を、その両端部寄りのボルト3を金属シュープレート1 の対応箇所に形成された取り付けボルト穴に引き通して金属シュープレート1の 背面側に突出させ、さらにスプリングワッシャー4を介してナット5により個別 に締め付け固定する作業は容易ではなく、またこれに要する作業時間も大きく、 無限軌道車輛の移動の都度繰り返されるシティパット2の着脱は作業の迅速性の 面において大きな負担となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、上記した課題を解決し、金属シュープレートに対するシティ パットの取り付けに際し、各シティパットの両端寄りに突出させた1対のボルト のうち、片方は十分な取り付け強度を確保するために従前に倣いナットによる締 め付けをおこなうとしても、少なくとももう一方のボルトに対しては、簡単な固 定金具を用いて金属シュープレートに係着させることができるようにしてシティ パット取り付けの簡便化と作業時間の大幅な短縮をはかるようにしたものである 。
【0006】 すなわち本考案は具体的には、請求項1の考案は、無限軌道車輛の履帯を構成 するシュープレートと、該シュープレートの踏面側に取り付ける弾性のシティパ ットと、該シティパットをシュープレートに一体に固定するための固定金具とか らなり、シュープレートには長さ方向両端寄りにシュープレート取り付け穴が形 成されているとともに、シティパットは、上記シュープレート取り付け穴に対応 する位置であって背面側に向けて突出させた取り付けボルトを一体に有し、さら に固定金具は上記取り付けボルトに装入可能な内径の円筒状をなし、片側にシュ ープレート踏面側のシュープレート取り付け穴周縁部に係着可能な外フランジを 有するとともに、胴部には内方に向けて突出させた内爪を形成してなり、少なく とも一方の取り付けボルトに対して、予め固定金具の外フランジを先頭に嵌め込 むとともに、取り付けボルトをシュープレートの踏面側からシュープレート取り 付け穴を介して背面側へと突出させ、前記内爪を取り付けボルトの螺条部に係着 させることによりシティパットを一体的に取り付けるようにしたことを特徴とす るシティパットの取り付け構造に関する。
【0007】 また請求項2の考案は、円筒状の固定金具の胴部には外周方向に突出させたと ころの、シュープレートの背面側取り付け穴開口縁部に係着可能な外爪を形成し てなるところの請求項1に記載のシティパットの取り付け構造に関する。
【0008】 上記した構成において、予めシティパットの少なくとも一方の取り付けボルト に固定金具を、外フランジを先頭に嵌め込むとともに、シュープレートの踏面側 からシティパットの取り付けボルトを、シュープレート取り付け穴を介して背面 側に突出させつつシティパットをシュープレートに接近させ、さらに固定金具を 有しない取り付けボルトに対しては従前通りにワッシャーを介してナットにより 締め付け固定するとともに、固定金具を有する取り付けボルト側は、シティパッ トの踏面をハンマーなどで叩きつつ、シティパットをシュープレートに密着させ つつ、固定金具の内方に向けて突出させた内爪を取り付けボルトの基部にもっと も近い螺条部に係着させることによりシティパットを一体的に緩みなく取り付け ることができる。
【0009】 なおこの場合において、固定金具の胴部に、外周方向に突出させたところの、 シュープレートの背面側取り付け穴開口縁部に係着可能な外爪を形成してなる場 合には、該外爪をシュープレートの背面側における取り付け穴周縁部に係着させ て、フランジとともに取り付けボルトをシュープレートの両側面において一体的 に固定させることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下において本考案の具体的な内容を図1〜4にあらわした実施例をもとに説 明すると、11は無限軌道車輛の履帯を構成する金属製のシュープレート、13 は該シュープレート11の踏面側に取りつけられるシティパット、15は該シテ ィパット13をシュープレート11に固定するための固定金具をあらわす。
【0011】 シュープレート11は、長さ方向中央部寄りに別途リンクに取りつけるための ボルト穴(図示省略)を有するとともに、両端寄りの、後記するシティパットか ら突出する取り付けボルト14に対応する位置に、一対の取り付け穴12が形成 され、さらに踏面側には長さ方向に向け、一定の間隔を介して一対のブレード1 1aおよび11bが形成されている。
【0012】 またシティパット13は、上記したシュープレート11と略等しい長さを有す るところの、ある程度の厚みのあるゴムあるいはウレタンその他の弾性材により 構成され、しかもその背面側の少なくとも一部が、シュープレート11の踏面側 に形成された一対のブレード11aおよび11b間に嵌まり込むことができる形 状に加工されている。
【0013】 さらにシティパット13の背面側には、補強金属板13aが埋設され、しかも その長さ方向両端部寄りには、該補強金属板13aの裏側にボルトヘッド14a を一体に保持させた取り付けボルト14・14が、ボルトの螺条部14bをシテ ィパット13の背面方向に向けてそれぞれ一定の長さだけ突出させている。
【0014】 また固定金具15は、図2および図4にも拡大してあらわしたように、上記取 り付けボルト14に装入可能な内径であって、一部に縦方向のスリット15aを 有する円筒状をなし、片側にシュープレート11の踏面側のシュープレート取り 付け穴12周縁部に係着可能な外フランジ16を有するとともに、胴部17には 、該胴部の一部を切り欠いて、一辺を基部として先端を内方に向けて突出させた 内爪18を、周方向に複数箇所形成してなり、また該胴部17の内爪18の形成 位置から少し離れた位置には、同じく一部を切り欠いて一辺を基部として先端を 逆に外方に向けて突出させた外爪19が、周方向に複数箇所形成されている。
【0015】 上記した構成において、予めシティパット13の少なくとも一方の取り付けボ ルト14に固定金具15を、外フランジ16を先頭に嵌め込むとともに、シュー プレート11の踏面側からシティパット13の取り付けボルト14を、シュープ レート取り付け穴12を介して背面側に突出させつつシティパット13をシュー プレート11に接近させ、さらに固定金具15を有しない取り付けボルト14に 対しては従前通りにワッシャーを介してナットにより締め付け固定するとともに 、固定金具15を有する取り付けボルト14は、シティパット13の踏面をハン マーなどで叩きつつ、シティパット13をシュープレート11の踏面に密着させ つつ、固定金具15の内方に向けて突出させた内爪18を取り付けボルト14の 基部にもっとも近い螺条部14bに係着させることによりシュープレート11に 対してシティパット13を一体的に緩みなく取り付けることができる。
【0016】 なおこの場合において、固定金具15の胴部17に、外周方向に突出させたと ころの、シュープレート11の背面側取り付け穴12の開口縁部に係着可能な外 爪19を形成してなる場合には、該外爪19をシュープレート11の背面側にお ける取り付け穴12周縁部に係着させて、フランジ16とともに取り付けボルト 14をシュープレート11の両側面において一体的に固定させることができる。
【0017】 なお上記はシティパット13の左右一対のボルト14・14のうち片方だけに 固定金具15を用いて固定するようにしたが、必ずしもこれに限定されるもので はなく、両方のボルト14・14に対して固定金具15による固定を施すように しても実際上は支障がない。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上記した通り、無限軌道車輛の履帯を構成するシュープレートと、該 シュープレートの踏面側に取り付ける弾性のシティパットと、該シティパットを シュープレートに一体に固定するための固定金具とからなり、シュープレートに は長さ方向両端寄りにシュープレート取り付け穴が形成されているとともに、シ ティパットは、上記シュープレート取り付け穴に対応する位置であって背面側に 向けて突出させた取り付けボルトを一体に有し、さらに固定金具は上記取り付け ボルトに装入可能な内径の円筒状をなし、片側にシュープレート踏面側のシュー プレート取り付け穴周縁部に係着可能な外フランジを有するとともに、胴部には 内方に向けて突出させた内爪を形成してなり、少なくとも一方の取り付けボルト に対して、予め固定金具の外フランジを先頭に嵌め込むとともに、取り付けボル トをシュープレートの踏面側からシュープレート取り付け穴を介して背面側へと 突出させ、前記内爪を取り付けボルトの螺条部に係着させることによりシティパ ットを一体的に取り付けるようにしたために、無限軌道帯を構成する多数の金属 シュープレートのそれぞれに対してシティパットを取り付ける場合において、無 限軌道車輛の移動の都度繰り返されるシティパットの着脱作業が大幅に容易とな るとともに作業時間が短縮されて迅速な無限軌道車輛の移動作業が可能となる。
【0019】 また固定金具の胴部に、外周方向に突出させたところの、シュープレートの背 面側取り付け穴開口縁部に係着可能な外爪を形成してなる場合には、該外爪をシ ュープレートの背面側における取り付け穴周縁部に係着させて、フランジととも に取り付けボルトをシュープレートの両側面において一体的に、しかも強固に固 定させることができ、シティパットの偏摩耗を防ぐとともに耐久性をより一層向 上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるシティパットの取り付
け構造をあらわした要部斜視図。
【図2】シティパットの取り付けに用いる固定金具の一
例をあらわした拡大斜視図。
【図3】本考案によるシティパットの取り付け構造をあ
らわした要部拡大断面図。
【図4】固定金具の拡大平面図。
【図5】従来公知のシティパットの取り付け構造をあら
わした要部斜視図。
【符号の説明】
11 シュープレート 12 取り付け穴 13 シティパット 13a 補強金属板 14 取り付けボルト 14a ボルトヘッド 14b ボルトの螺条部 15 固定金具 15a スリット 16 フランジ 17 胴部 18 内爪 19 外爪

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無限軌道車輛の履帯を構成するシュープレ
    ートと、該シュープレートの踏面側に取り付ける弾性の
    シティパットと、該シティパットをシュープレートに一
    体に固定するための固定金具とからなり、シュープレー
    トには長さ方向両端寄りにシュープレート取り付け穴が
    形成されているとともに、シティパットは、上記シュー
    プレート取り付け穴に対応する位置であって背面側に向
    けて突出させた取り付けボルトを一体に有し、さらに固
    定金具は上記取り付けボルトに装入可能な内径の円筒状
    をなし、片側にシュープレート踏面側のシュープレート
    取り付け穴周縁部に係着可能な外フランジを有するとと
    もに、胴部には内方に向けて突出させた内爪を形成して
    なり、少なくとも一方の取り付けボルトに対して、予め
    固定金具の外フランジを先頭に嵌め込むとともに、取り
    付けボルトをシュープレートの踏面側からシュープレー
    ト取り付け穴を介して背面側へと突出させ、前記内爪を
    取り付けボルトの螺条部に係着させることによりシティ
    パットを一体的に取り付けるようにしたことを特徴とす
    るシティパットの取り付け構造。
  2. 【請求項2】円筒状の固定金具の胴部には外周方向に突
    出させたところの、シュープレートの背面側取り付け穴
    開口縁部に係着可能な外爪を形成してなるところの請求
    項1に記載のシティパットの取り付け構造。
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