JP3096772U - 液体吐出器 - Google Patents
液体吐出器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗布或いは書写を行う際に、安定した量の液
体をスムーズに吐出することが可能で、簡単に液体の吐
出量を調整できる液体吐出器を提供すること。 【解決手段】 貯液部2の前端に吐出口22を設け、軸
部11及びキャップ12から成る回転加圧装置1を貯液
部2の後部に設置し、キャップ12を貯液部2の後端に
回動自在に装着し、軸部11を貯液部2の軸方向に沿っ
て配置すると共に、キャップ12に螺合し、軸部11の
前端に貯液部2の後部を密封するヘッド部10を設け、
キャップ12を回動操作することにより、軸部11及び
ヘッド部10が前後方向へ移動し、ヘッド部10が前進
した時、貯液部2内の液体が加圧されて吐出口22から
吐出される。
体をスムーズに吐出することが可能で、簡単に液体の吐
出量を調整できる液体吐出器を提供すること。 【解決手段】 貯液部2の前端に吐出口22を設け、軸
部11及びキャップ12から成る回転加圧装置1を貯液
部2の後部に設置し、キャップ12を貯液部2の後端に
回動自在に装着し、軸部11を貯液部2の軸方向に沿っ
て配置すると共に、キャップ12に螺合し、軸部11の
前端に貯液部2の後部を密封するヘッド部10を設け、
キャップ12を回動操作することにより、軸部11及び
ヘッド部10が前後方向へ移動し、ヘッド部10が前進
した時、貯液部2内の液体が加圧されて吐出口22から
吐出される。
Description
【0001】
本考案は、修正液容器、各種ペン類等の塗布或いは書写に用いる液体吐出器に
関する。
【0002】
一般的に、修正液容器のような液体吐出器は、図1に示すように、軟質の貯液
部a内に液体を詰めておき、この貯液部を押すことで液体に加圧して、先端の吐
出口bから液体を吐き出すようになっている。
このような液体吐出器は、簡便ではあるが使用中に力を必要とし、貯液部を押
す力の強さが液体の吐出量に大きく影響するため、吐出量のコントロールが難し
いという欠点がある。
【0003】
また、図2に示すように、貯液部aの後端部にピストンcを設けたノック式の
液体吐出器も知られている。
ノック式の液体吐出器では、容器後端に摺動可能に設置されたヘッドdを押す
と、貯液部aの後方における内部空間の圧力が高まってピストンcが前方に移動
し、この結果、貯液部a内の液体が加圧されて、前端の吐出口bから液体が吐出
されるようになっている。
【0004】
しかし、このものは、構造が複雑で部品数が多く、また、内部空間の容積が小
さいので、ヘッドdを押したときの圧力コントロールが難しく、このため、圧力
が過大となって液体の吐出量が多すぎたり、圧力が不足して液体の吐出が中断す
るなど、吐出量が不安定となりやすい。そして、吐出量が不安定なため、細字タ
イプ或いは少流量タイプの塗布や書写には適さない。
さらに、液体が少なくなって貯液部aの後方の空間が拡がると、何度もヘッド
dを押さなければ必要な圧力が得られないので、使い勝手が悪くなるという欠点
がある。
【0005】
本考案の目的は、塗布或いは書写を行う際に、安定した量の液体をスムーズに
吐出することが可能で、簡単に液体の吐出量を調整できる液体吐出器を提供する
ことにある。
【0006】
本考案の液体吐出器は、貯液部の前端に吐出口を設け、軸部及びキャップから
成る回転加圧装置を前記貯液部の後部に設置し、前記キャップを前記貯液部の後
端に回動自在に装着し、前記軸部を前記貯液部の軸方向に沿って配置すると共に
、前記キャップに螺合し、前記軸部の前端に前記貯液部の後部を密封するヘッド
部を設け、前記キャップを回動操作することにより、前記軸部及びヘッド部が前
後方向へ移動し、ヘッド部が前進した時、前記貯液部内の液体が加圧されて前記
吐出口から吐出される。
【0007】
キャップの内周に雌ネジを形成し、前記軸部の外周に前記雌ネジへ螺合する雄
ネジを形成し、前記ヘッド部が前記前記貯液部の内周に密着することにより、前
記軸部の回動を規制して、キャップを回動させた時に、軸部が前進・後退するよ
うにしても良い。
前記ヘッド部は、前記軸部に固着されたヘッド部本体と、該ヘッド部本体の前
方に設置された栓体を備え、該栓体が前記貯液部の内周に密着して、液体の逆流
を防ぐこともある。
【0008】
この場合、ヘッド部本体の外周囲に、前記貯液部の内周面に圧接するリングパ
ッドを設け、リングパッドに加わる抵抗によって軸部の回動を規制しても良い。
ヘッド部本体と栓体との間にバネを介在することもある。キャップを回動操作
して軸部を前進させると、ヘッド部、バネ及び栓体が前進して、栓体が液体に圧
力を加え、液体の内圧が大きくなるとバネが圧縮される。液体が吐出口から吐出
されて液体の内圧が下がると、バネがゆっくりと元の長さに復元しながら栓体を
前方へ押し、栓体に押された液体が一定の流量で吐出される。
【0009】
図3乃至図8は、本考案の実施形態を示す。
図3乃至図5に示すように、本考案の液体吐出器は、貯液部2と、貯液部2の
前部に設けられた吐出口22と、貯液部の後方に設置された回転加圧装置1とを
備える。
貯液部2は後端面が開口した筒状に形成され、その内部に修正液、インク等の
液体20が貯蔵されるようになっている。また、貯液部2の前端部は先細状にな
っており、その先端に細径の吐出口22が設けられる。吐出口22には、後方か
らの圧力によって吐出口22を塞ぐボールが設置され、吐出口22を紙等に押し
当てると、ボールが押し込まれて吐出口22が開くようになっている。
【0010】
回転加圧装置1は、軸部11とキャップ12とから成る。
キャップ12は、前端面が開口した筒状となっており、貯液部2内へいっぱい
に貯蔵したときの液体20の深さと同程度の長さを有する。また、キャップ12
の前部内周には、雌ネジ120が形成される。
キャップ12の前部外周囲には突条121が形成され、この突条121を貯液
部2の後部内周囲に形成された溝21へ嵌合することにより、キャップ12が貯
液部2の後端に回動自在に装着されている。
【0011】
軸部11は貯液部2の軸方向に沿って配置され、キャップ12よりも僅かに短
い程度の長さを有する。また、軸部11の外周には、キャップ12の雌ネジ12
0へ螺合する雄ネジ110が形成される。
軸部11の前端には、キャップ12から前方へ突出して、貯液部2の後部を密
封するヘッド部10が装着される。
ヘッド部10は、軸部11の前端に固着されたヘッド部本体111と、バネ1
14を介してヘッド部本体111の前方に連結された栓体113とを備える。
【0012】
ヘッド部本体111の外周囲には、2条のリングパッド112が取り付けられ
、パッド部本体111を貯液部2へ挿入すると、リングパッド112が押し潰さ
れて貯液部2の内周面に圧接する。
そして、リングパッド112が貯液部2の内周面から受ける抵抗によって、軸
部11の回動が規制されている。
バネ114の前端にはシリコン製の取付片Sが装着され、この取付片Sにシリ
コン製の栓体113が嵌合されている。栓体113は液体貯液部2の内周面に密
着して、液体20が逆流するのを防いでいる。
【0013】
貯液部2内へいっぱいに液体20を貯蔵してある場合には、図5に示すように
、軸部11を最大限まで後退させておく。この状態では、栓体113がバネ11
4に押されて液体20を前方へ加圧し、吐出口22を紙等に押し当てると、液体
20が開いた吐出口22から吐出される。
図6に示すように、貯液部2内の液体20が少なくなり、栓体113が液体2
0に達しなくなったら、図7に示すように、矢印方向へキャップ12を回動させ
ると、軸部11の回動が規制されているため、共回りできない軸部11は前進し
、軸部11の前端に設けられたヘッド部本体111も前進する。この結果、ヘッ
ド部本体111がバネ114及び栓体113を前方に押圧して、栓体113が液
体20を加圧し、吐出口22からの液体20の吐出が可能となる。
【0014】
バネ114は、圧力エネルギーを蓄積して、吐出口22から吐出される液体2
0の流量を調整する機能を有する。
即ち、キャップ12の回動によって軸部11が吐出口22に接近し、栓体11
3が液体を加圧した結果、貯液部2内の液体20の内圧が高くなってバネ114
の支持応力を超えると、バネ114が圧縮されて液体20が過大に吐出されるの
を防ぐ。
一方、貯液部2内の液体20が減少してその内圧が低下すると、バネ114に
蓄積されたエネルギーが次第に開放されて、バネ114はゆっくりと元の長さに
復帰し、これに伴って栓体113は液体20を継続して加圧し、液体20は安定
した流量で吐出口22から吐出される。
【0015】
本考案によれば、キャップを回動させる簡単な操作によって、液体に加える圧
力を増減することができるため、広い面積に液体を塗布する場合は圧力を高め、
細い文字等を書写する場合は圧力を低めて、液体の吐出量を容易に調整すること
が可能である。
また、軸部を前進させて液体の減少に対応できるので、貯液部に貯蔵されてい
る液体が少なくなっても、確実に吐出口から吐出させることが可能である。
さらに、回転加圧装置は構造が簡単であり、キャップをはめ込むだけで簡単に
貯液部へ組み込めるため、製造コストが低廉で済む。
請求項3に係る考案によれば、貯液部から液体が漏れるのを防止できる。
請求項5に係る考案によれば、バネが圧力エネルギーの蓄積機能を有するため
、貯液部に貯蔵されている液体の量が変わっても、吐出口から安定した量の液体
がスムーズに吐出される。
【図1】従来例を示す液体吐出器の斜視図。
【図2】他の従来例を示す液体吐出器の断面図。
【図3】本考案の実施形態を示す液体吐出器の斜視図。
【図4】本考案の実施形態を示す液体吐出器の分解斜視
図。
図。
【図5】本考案の実施形態を示す液体吐出器の断面図。
【図6】本考案の液体吐出器の液面が低下した状態にお
ける断面図。
ける断面図。
【図7】本考案の液体吐出器の軸部が前進した状態にお
ける断面図。
ける断面図。
【図8】本考案の液体吐出器の軸部がさらに前進した状
態における断面図。
態における断面図。
1 回転加圧装置
10 ヘッド部
11 軸部
110 雄ネジ
111 ヘッド部本体
112 リングパッド
113 栓体
114 バネ
12 キャップ
120 雌ネジ
121 突条
2 貯液部
20 液体
21 溝
22 吐出口
S 取付片
Claims (5)
- 【請求項1】 貯液部の前端に吐出口を設け、軸部及び
キャップから成る回転加圧装置を前記貯液部の後部に設
置し、前記キャップを前記貯液部の後端に回動自在に装
着し、前記軸部を前記貯液部の軸方向に沿って配置する
と共に、前記キャップに螺合し、前記軸部の前端に前記
貯液部の後部を密封するヘッド部を設け、前記キャップ
を回動操作することにより、前記軸部及びヘッド部が前
後方向へ移動し、ヘッド部が前進した時、前記貯液部内
の液体が加圧されて前記吐出口から吐出されることを特
徴とした液体吐出器。 - 【請求項2】 前記キャップの内周に雌ネジを形成し、
前記軸部の外周に前記雌ネジへ螺合する雄ネジを形成
し、前記ヘッド部が前記前記貯液部の内周に密着するこ
とにより、前記軸部の回動が規制されている請求項1に
記載の液体吐出器。 - 【請求項3】 前記ヘッド部は、前記軸部に固着された
ヘッド部本体と、該ヘッド部本体の前方に設置された栓
体を備え、該栓体が前記貯液部の内周に密着して、液体
の逆流を防ぐ請求項1又は2に記載の液体吐出器。 - 【請求項4】 前記ヘッド部本体の外周囲に、前記貯液
部の内周面に圧接するリングパッドを形成した請求項3
に記載の液体吐出器。 - 【請求項5】 前記ヘッド部本体と栓体との間にバネを
介在した請求項3又は4に記載の液体吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001667U JP3096772U (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 液体吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001667U JP3096772U (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 液体吐出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3096772U true JP3096772U (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=43250626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003001667U Expired - Fee Related JP3096772U (ja) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | 液体吐出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096772U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010017992A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Tombow Pencil Co Ltd | 文房具 |
JP2010105309A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Tombow Pencil Co Ltd | 文房具 |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003001667U patent/JP3096772U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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