JP3096687U

JP3096687U - 手提げ袋の持ち手

Info

Publication number: JP3096687U
Application number: JP2003001585U
Authority: JP
Inventors: 光正藤谷
Original assignee: 株式会社ニック
Priority date: 2003-03-26
Filing date: 2003-03-26
Publication date: 2003-09-26
Anticipated expiration: 2009-03-26

Abstract

(57)【要約】【課題】持ち易い手提げ袋の持ち手の提供。【解決手段】皮革又は布地等の表皮シートで柔軟性の
ある芯材を内包させて紐状に形成させる鞄の持ち手であ
って、該鞄の持ち手の上方握り部分に、長さ寸法を１０
ｃｍ〜２０ｃｍのピアノ線の１本〜２本を内包させて半
円弧の曲り部が形成されるものとなす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、手提げ袋等に使用する鞄の持ち手に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鞄本体が皮革や布地等のソフトな素材で形成されたものである場合には、持ち手は同様の素材で形成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この場合デザイン上の問題から持ち手の幅が狭くなるか又は厚さが薄くなるため、比較的重量のあるものを収納して運搬する際、指が持ち手に挟まれて痛くなり持ちにくいという問題があった。そこで、本考案は、係る問題点を解決すべく、外観が美しく、指が痛くならず持ちやすい手提げ袋の持ち手の提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る手提げ袋の持ち手は、皮革又は布地等の表皮シートで柔軟性のある芯材を内包させて紐状に形成させる鞄の持ち手であって、該鞄の持ち手の上方握り部分に、長さ寸法を１０ｃｍ〜２０ｃｍのピアノ線の１本〜２本を内包させて半円弧の曲り部が形成されるものとなしたことを特徴とする。

【０００５】このさい、２枚の皮革又は布地等の表皮シートを対向させ、且つその周縁を縫合して形成させる帯状をなした鞄の持ち手であって、該鞄の持ち手の上方握り部分に、長さ１０ｃｍ〜２０ｃｍの板バネを内包させたりする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図面に示す実施の形態について説明する。図１は本考案に係る手提げ袋の持ち手の斜視図で、図２は図１の部分拡大図で、図３は手提げ袋の持ち手を伸ばした状態の平面図で、図４は図３のＡ−Ａ線断面図である。

【０００７】本考案に係る手提げ袋の持ち手１は、図１に示すように、手提げ袋本体２の側面の上部に縫合され、手提げ袋本体２に固定されている。

【０００８】持ち手１は、皮革又は布地等の表皮シート３の長さ方向の凡そ中央付近、即ち握り部分の裏面に、長さ寸法Ｌ１が１０ｃｍ〜２０ｃｍ程度のピアノ線４を接着剤で固定して、該表皮シート３で柔軟性のある芯材５を包んで端を縫合し、丸みのある帯状に形成されいる。図示例では、ピアノ線を１本内包したものを示したが、２本内包することもできる。

【０００９】図５及び図６は他の例を示す図で、図５は手提げ袋の持ち手１’を伸ばした状態の平面図で、図６は図５のＢ−Ｂ線断面図である。本例における持ち手１’は、表皮シート６の長さ方向の中央付近、即ち握り部分の裏面に、長さ寸法Ｌ２が１０ｃｍ〜２０ｃｍ程度の板バネ８を接着剤で固定して、該表皮シート６及び他の表皮シート７を合わせての周縁を縫合して平らの帯状に形成されいる。

【００１０】以上のように構成された、この考案の手提げ袋の持ち手１，１’は、手提げ袋本体に重量のある荷物を入れた状態で手提げ袋をさげると、重量のより持ち手が下へ引っ張られるのに反して、握り部分のピアノ線或いは板バネの弾力により元に戻ろうとして、握り手を挟むことが無くなるものとなる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上の通り構成するものであって、手提げ袋の持ち手の握り部分の内部にピアノ線或いは板バネを内包したことにより、外観上は従来の持ち手と何ら変わらないにもかかわらず、比較的重量のあるものを収納した場合に、ピアノ線或いは板バネの弾力性により、握り手が手提げ袋の持ち手に挟まれることなく、持ちやすいものとなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る手提げ袋の持ち手の斜視図であ
る。

【図２】図１の部分拡大図である。

【図３】手提げ袋の持ち手を伸ばした状態の平面図であ
る。

【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。

【図５】他の例の手提げ袋の持ち手を伸ばした状態の平
面図である。

【図６】図５のＢ−Ｂ線断面図である。

【符号の説明】

１，１’ 手提げ袋の持ち手２手提げ袋本体３表皮シート４ピアノ線５芯材６表皮シート７板バネ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】皮革又は布地等の表皮シートで柔軟性の
ある芯材を内包させて紐状に形成させる鞄の持ち手であ
って、該鞄の持ち手の上方握り部分に、長さ寸法を１０
ｃｍ〜２０ｃｍのピアノ線の１本〜２本を内包させて半
円弧の曲り部が形成されるものとなしたことを特徴とす
る手提げ袋の持ち手。
【請求項２】２枚の皮革又は布地等の表皮シートを対
向させ、且つその周縁を縫合して形成させる帯状をなし
た鞄の持ち手であって、該鞄の持ち手の上方握り部分
に、長さ寸法１０ｃｍ〜２０ｃｍの板バネを内包したこ
とを特徴とする手提げ袋の持ち手。