JP3096648U - 粉末活性炭入り枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】通気性・吸着性にすぐれたそば殻枕状の活性
炭入り枕を製作すること。 【構 成】透湿性シートによって作製された封筒状の袋
の内部にポリプロピレンパイプ片の小粒と粉末活性炭と
を一定量混合封入すること。 【効 果】ポリプロピレンパイプ片の小粒間はサラサラ
で形成できないが粉末活性炭との混合において粉末活性
炭は小粒パイプ片の間に摩擦を生じさせ、そば殼枕状に
近い状態をつくる。よって通気性は良好でありなお吸着
性に優れた活性炭入り枕となる。またシンプルな構成で
あるので低価で製造できる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本考案は軽量で通気性良好のポリプロピレンパイプ片と吸着性に速効性の ある粉末活性炭との組合せによって製作される枕であってシンプルな構造は 製造原価を低くするため利用分野は広い。例えば足まくら、腰まくら、背ま くらに利用できる。 【従来の技術】 ポリプロピレンパイプ片は単一部材として通気の良い枕として用いられて きた。しかし素材の性質上小粒はサラサラとすべり、そば殼状の枕としては 形状が不安定でありパイプ片の動くガラガラという雑音が睡眠の防げとなっ ていた。また活性炭を袋に詰めた枕もお目見えしたが通気性が悪く不人気で あった。 【考案が解決しようとする課題】 １．ポリプロピレンパイプ片のすべりを制御することによってそば殻枕の形 状を安定させること。 ２．粉末活性炭を用いることによって消臭・吸汗作用を持たせながらなお通 気性が良く頭部に蒸れを生じさせない様にすること。 【課題を解決するための手段】 本考案は透湿性シート袋内に粉末活性炭とポリプロピレンパイプ片小粒と を一定量封入し混合することによって上記目的を達成する。 【作 用】 混合された粉末活性炭は透湿性シート袋内でポリプロピレンパイプ片の表 面に万遍なく付着する。粉末活性炭はパイプ片に付着の状態で吸着性を充分 発揮できる。また付着した粉末活性炭はパイプ片間に摩擦を生じさせる役目 をなす。そのためパイプ片が動きにくくなり形状の変動が起きにくくなる。 なお実際使用する場合には、頭部の形状に合わせて手の平で頭の接面を形づ くりをすることになる。本考案の作用は枕の内部材料であるパイプ片の動き を、粉末活性炭によって制御して形状の崩れをコントロールして通気性と吸 着性を有する枕となす。 【実施例】 実施例について図面を参照して説明する。 図１において縦３００ミリメートル横５７０ミリメートルの封筒状の袋を 透湿性シートによって作製する。その中にポリプロピレンパイプ片の小粒を １キログラムと粉末活性炭３５０グラムを混合し封入した。 【考案の効果】 本考案は上述のとおり構成されており次の効果を奏する。粉末活性炭がパ イプ片の動きをコントロールする。すなわち粉末活性炭の配合の量が多いと パイプ片はコントロールされて動きが悪く硬い枕となり、粉末活性炭の量が 少ないとパイプ片のコントロールができにくくなって柔かすぎる枕となる。 実施例を参考として、ポリプロピレンパイプ片と粉末活性炭の配合比率に 応じて硬・柔の枕の製作が可能である。

【図面の簡単な説明】 【図１】 透湿性シート袋の外観平面図である。 【図２】 透湿性シート袋内の要部断面図である。 【図３】 製品化された斜視図である。 【符号の説明】 Ａ ポリプロピレンパイプ片 Ｂ 粉末活性炭 Ｃ 透湿性シート Ｄ 布カバー

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】粉末粒子を通過させない透湿性シートでで
   きた封筒状のものの中にポリプロピレンパイプ片の小粒
   のものと粉末活性炭とを一定量混合封入したそば殻枕状
   の枕