JPH06345150A - 感光ストリップ材用耐光パッケージおよび耐光パッケージ方法 - Google Patents

感光ストリップ材用耐光パッケージおよび耐光パッケージ方法

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JPH06345150A
JPH06345150A JP12287094A JP12287094A JPH06345150A JP H06345150 A JPH06345150 A JP H06345150A JP 12287094 A JP12287094 A JP 12287094A JP 12287094 A JP12287094 A JP 12287094A JP H06345150 A JPH06345150 A JP H06345150A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムロールの外形寸法を基本的に変更し
ない耐光パッケージを提供する。 【構成】 コア2に巻かれ中空筒のフィルムロール1を
形成する感光ストリップ材は、その外周囲面がカバーシ
ート3、内周囲面がコア2およびその端面が薄い端部キ
ャップ4によって包囲されている。フィルムロール1が
使用のために部分的に巻きほどかれたり、昼光条件下に
作動装置内に装着されても感光材は不注意に露光されな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光ストリップ材、特に
フィルム用のパッケージに関す。このようなパッケージ
は感光材が使用されるまでその使用性を確実とする。そ
れ等はフィルムを不注意な露光および湿気から保護す
る。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる独国特許出願第P4337 368.2号お
よびP43 18 790.0号の明細書の記載に基づ
くものであって、当該独国特許出願の番号を参照するこ
とによって当該独国特許出願の明細書の記載内容が本明
細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】パッケージの実用的な一形態は、いわゆ
る巻きロールであり、これはコアに巻かれカバーシート
によって光から護られたフィルムと二つの端部ピースと
を有している。昼光下でのフィルム交換を可能とする、
いわゆるデイライトパッケージが市場に成功裏に導入さ
れている。ロールは一般に作動装置の二つのリセプタ突
起に保持されている。カバーシートが部分的に巻きほど
かれ、耐光スリットを通して供給される。リセプタハウ
ジングのカバーがそれから閉じられる。リセプタは装置
の固定部品またはカセットであってもよい。カバーシー
トをさらに引張ることによりフィルムがスリットから現
われる。多くの場合、カバーシートは今やフィルムから
分離され、廃棄される。送り機構がフィルムの始端部を
把持し、かつ装置の露光室にフィルムを搬送する。装置
は作動のために用意できている。フィルム交換は暗室を
必要としない。
【0004】ロールフィルムのデイライトパッケージ
は、例えば、米国特許第4,148,395号に開示さ
れている。これは基本的にカバーシートと二つのディス
ク形状の端部ピースとを備えている。これは周辺のフラ
ップ形状部分を有し、シリンダの周囲面に折込まれ、か
つ接着されている。内側では、端部ピースがコアの端面
に接着している。しかしながら、このパッケージはある
条件下では耐光性がないことが示されている。一つの問
題は、折込みが開放空間を有する不規則な重なりを生じ
させ、フィルムロールの外側部分が露光されることであ
る。しばしば、コアの端面上の接着部分が僅かな機械的
応力の結果として不十分となることである。これはロー
ルの内側のフィルムの不注意な露光に帰する。
【0005】米国特許第4,505,387号は同様に
フィルムロール用のデイライトパッケージを開示し、こ
のパッケージにおいては、フィルムストリップよりも幅
の広いカバーシートが切り込みを有し、端面のまわりで
部分的に折り込まれている。ここで、また、端部ピース
の内側部分がコアの端面に接着し、フィルムの意図しな
い露光に帰す可能性がある。さらに、折込みはロールの
軸方向寸法を増大し、これは望ましくない。
【0006】EP0,350,093号は、フィルムロ
ールの周囲面および端面の両方を包囲するパッケージシ
ートを備えたストリップフィルム用の耐光パッケージを
記載している。張出ている縁部がコア内に押し込まれ、
そこで耐光的にシールされている。この後者の工程がこ
のパッケージを高価なものとし、かつ、もしも熱的シー
ル工具が用いられるなら感熱性の写真材料に損傷を与え
る。
【0007】EP0,414,265号においては、フ
ィルムの幅を越えて延在するカバーシートの部分がコア
内に押し込まれ、固定具で保持されている。この固定具
およびカバーシートの不規則な折込みが、ある種の作動
装置およびフィルムフォーマットに関して、ロールの外
寸法を実質的に変えることになる。
【0008】EP0,488,738号、EP0,53
6,008号および米国特許第4,455,076号
は、端面を形成する剛性のフランジ付ディスクと周辺を
包囲する耐光ビードを形成するカバーシートとを備えた
パッケージを開示している。これらのフランジ付ディス
クは機械的損傷に対しては全く付加的な保護となるが、
フィルムロールの軸方向長さを増大する。
【0009】米国特許第4,826,008号は、剛性
のチューブとこのチューブおよびロールコアに挿入され
た二つの端部キャップとを備えたフィルムロール用のパ
ッケージを開示している。このパッケージによってフィ
ルムロールの軸方向長さおよび外径は著しく増大され
る。
【0010】パッケージによってフィルムロールの寸法
が増大することは、フィルムの使用の際にしばしば受入
れられないことがある。リセプタ突起の軸方向間隙はよ
り狭いフィルムフォーマットが用いられるように調整可
能ではあるが、この間隙は最大のフィルムフォーマット
に対して常に制限されている。フィルムロールの軸方向
長さは利用可能なハウジングの内径を僅かに越えること
がしばしばである。かくて、このフィルムはパッケージ
のせいでこの装置には用いられ得ない。パッケージ寸法
の許容誤差は極めて狭い。多くの場合において、一の製
造者のフィルムロールは一の装置に一度は適合するが、
他の時点では、同種の装置に装填できない可能性がある
のである。フィルム製造者および作動装置の製造者に対
する標準許容誤差範囲は守られてはいるが、オーバラッ
プしている。しばしば、ミリメートルの何分の一がフィ
ルムロールの使用可能性を決定する。
【0011】フィルム製造者は、異なる会社の多数の作
動ユニットに適合するように、フィルムロールを寸法付
けるべく奮闘している。換言すると、フィルム製造者は
ユニット製造者によって提供されたリセプタ装置にその
フィルムを適合させねばならない。これは、フィルムロ
ールの寸法、特にその軸方向長さおよびコアの内径がほ
とんど変動しないように、パッケージが形状付けられな
ければならないことを意味している。さらに、フィルム
ロールの個々の部品ができるだけ標準化されねばなら
ず、その結果、それらは包装機によって自動的に容易に
処理され得る。さらに、フィルムが使用された後、パッ
ケージはリサイクルのために、その異なる材料毎に容易
に分離されねばならない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は感光ストリッ
プ材用のパッケージであって、フィルムロールの軸方向
長さおよび内径を基本的に変化させないパッケージを提
供する課題に基づくものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によっ
て解決される。本発明は感光フィルムが使用されるまで
これを信頼的に保護する省空間パッケージを可能とす
る。さらに包装工程が自動化され得る。このパッケージ
は現在の技術水準と比較して廉価に用意される。外側周
囲面の結合縁の耐光包囲は、端部キャップの一部であり
カバーシートと相互に作用する弾性のある不透明シーリ
ングディスクによって基本的に達成される。各端部キャ
ップは水平な内側および外側の半径方向延長部を有して
いる。外側の延長部はフィルムロール用のスリーブを形
成し、フィルムロールの端面に対してシーリングディス
クの周辺を押し付け、その結果、シーリングディスクの
端縁は端面の回りで曲がり、耐光的方法でそれをシール
する。このスリーブの内側面には接着剤が塗布され、カ
バーシートに接着する。
【0014】端部キャップの内側延長部はハブ形状とさ
れ、コア内に突入し耐光包囲を形成する。この位置では
耐光シールのためには接着剤は必要でない。これは紛れ
もない利点である。ここではフィルムを汚染することな
く接着剤を正確に施すための高価な計量装置を必要とし
ない。取付けが摩擦によって維持され手動的に取外せる
こともまた利点である。もし、例えば、端部キャップお
よびコアが異なる材料から作られているならば、リサイ
クルのために容易に分離することができる。
【0015】この形式の端部キャップは耐光ロールの製
作を極めて簡素化する。端部キャップは予め用意され得
る。端部キャップの延長部は円錐状であるので、端部キ
ャップはフィルムロールに挿入することにより簡単に取
付けられ得る。各端部キャップの内側延長部はフィルム
ロールに圧入により結合される。外側延長部の内側面の
接着剤は、圧入工程の後にカバーシートに接着する。
【0016】好ましい端部キャップは合成樹脂で、例え
ば、深絞りによって製作される。フィルムロールの軸方
向長さはこのパッケージによって数分の一ミリメートル
だけ増大される。端部キャップはまた、紙ないしはボー
ル紙の圧縮成形部品であってもよい。
【0017】端部キャップの好ましい形態は3つの部分
から成る。ディスク形状の可撓部は耐光包囲を形成すべ
くシーリングディスクをフィルムロールの端面に対して
押し付ける。可撓部はその周辺部に切込みを有してい
る。この部分を折曲げることでフィルムロールのカバー
シートに堅固に取付けられるスリーブをなす周囲領域を
生ぜしめる。コアに面している可撓部の内側部分は、コ
ア内に突入しているハブ形状部に接着している。この構
造は同じく大きな省空間パッケージを達成している。コ
アとの摩擦結合のために特定の程度の形状保持が必要と
されている内側部分では、端部キャップのハブ形状部が
いくらか厚い壁を有している。主に耐光ケーシングを含
む、端部キャップの端面および周辺部に対しては、可撓
性の、薄い材料が用いられる。これに対し、カバーシー
トはより耐裂性である。これらの部分の異なる耐裂性は
デイライトパッケージの構造の簡略化を促進する。
【0018】ハブ形状部を適所に固定するためには、そ
れを2つのセグメントにすることが有利である。第1の
セグメント、すなわちスリーブ形状延長部はコアとの信
頼性があり耐光性の結合を形成する。もしもコアが厚紙
であるなら、スリーブ形状延長部の外径をコアの内径よ
り0.3mmから0.5mm大きくするのが有利であ
る。これはまた、もしもコアの内径が、例えば、製造誤
差あるいは変動する湿気の結果として変化しても、確実
な嵌合いを生ぜしめる。ハブ形状部の第2のセグメント
はテーパ付けられている。これはコアへの挿入を容易に
する。約35mmの軸方向長さが、全てのフィルムフォ
ーマットに対するハブ形状部として望ましいことが証明
されている。
【0019】フィルムロールの外径よりも大きな外径を
備え、不透明で容易に撓む材料のシーリングディスクが
好ましい。端部キャップを取付ける際、もしもフィルム
ロールの端面に対し押し付けられると、シーリングディ
スクの張出し部分は周囲面の外側縁上に曲がる。これは
耐光的包囲を生ぜしめる。シーリングディスクはまた、
フィルムの接着剤による汚染を防止する。有利なシーリ
ングディスクは、黒く着色された0.05mmから0.
2mm厚さ、特に好ましくは0.1mm厚さの弾性シー
トから作られる。
【0020】シーリングディスクをフィルムロールから
0.7mmから2mm張出させることが有利である。こ
うすると曲線の領域に折重なりが形成されない。
【0021】カバーシートの長さは好ましくはフィルム
ロールの周囲の約1.5倍であり、その外周囲面を包み
込む。カバーシートの端部はフィルムストリップに接着
され、その上で中心が合わせられる。カバーシートのリ
ーダはフィルムロールの外周囲面に、例えば、接着テー
プによって取付けられる。パッケージの耐光特性はフィ
ルムストリップより幅広のカバーシートによって改善さ
れる。
【0022】フィルムよりも0.4mmないし0.5m
m幅広のカバーシートが好ましい。組立の際、それは筒
の外縁のまわりにシーリングディスク周辺部を傾けるの
みならず、カバーシートの縁部もまた端面上に折重なる
ことなく曲げ込まれる。このオーバラップが光ラビリン
スを生ぜしめる。パッケージの耐光特性は実質的にこの
オーバラップによって決定される。可撓部は筒の縁部ま
わりに、なるほど、曲げ込まれるが、主にはフィルムロ
ールに端部キャップを機械的に結合するのに役立ってい
る。
【0023】可撓部の周辺をフラップ形状セグメントか
らなるようにすることが有利である。これらは折重なり
を伴なわず形成され得、かつドーム状の空隙を生ずるこ
となく外周囲面のまわりに曲げ込まれ、固定され得る。
フラップ形状セグメントは周辺上に切込みによって形成
される。
【0024】切込みは半径方向ではなく、むしろ交差線
(secants)上に形成されるのが有利であり、折
込まれたときセグメントは基本的に軸方向となる。可撓
部の周辺部分はノコ歯状となる。もしも他方に対して一
方が向けられている切込みが等しい長さでなく、かつ、
交差しないならまた有利である。ノコ歯状縁部を曲げ込
むとオーバラップ部が生ずる。
【0025】ここで、長い切込みはフィルムロールの外
径よりも大きいか小さい径のいずれかの円上で終らせる
ことができる。これらの径の違いは約10%であること
が、80mmから150mmの外径を有するフィルムロ
ールの場合、実用上有利であると示されている。フィル
ムロールの外径よりも大きな径の円である第1の場合に
は、極めて良好なパッケージ性能が得られる。というの
も、シーリングディスクの張出し部分と周囲面との間の
耐光シールがこの可撓部によって追加的に覆われるから
である。
【0026】驚くべきことに、第2の場合におけるパッ
ケージも、もしも交差線に沿う切込みが耐光シールを越
えて筒の端面上に延びているなら、信頼できる耐光手段
であるということが発見されている。さらに、これは空
隙や折重なりを生じさせない。このパッケージ例は、も
しも多数が製作されねばならず、パッケージ設備のコス
トを低く保たねばならないなら、特に有利である。簡単
な押し付け工具がフラップ形状セグメントのオーバラッ
プを均一に形成する。隣接するフラップ形状セグメント
は同一方向にオーバラップする。結果として、パッケー
ジを開けるために施される力が対称になる。
【0027】カバーシートのリーダを非対称的にテーパ
付ける、例えば、異なる傾斜角で2つの部分とすること
が有利である。これはデイライトパッケージに要求され
る引張り力を平均させる。というのも最初の一方の端部
キャップのフラップ形状セグメントが、および次いで他
方の端部キャップのフラップ形状セグメントが引き離さ
れるからである。カバーシートのテーパの形状は重要で
はない。両テーパが互いに関して長手方向にフラップ形
状セグメントの幅の3ないし4倍オフセットしているこ
とが重大である。
【0028】カバーシートの端部はフィルムの始端に結
合され、かつ、オーバラップしている。カバーシートは
好ましくはフィルムロールに面している、感光材料の面
に接着される。これは、フィルムロールの曲線に応答し
て巻き直されるフィルムの常に存する傾向に対抗するこ
とによって、作動装置のスリットを通しての取付け部位
の引出しを簡単にする。
【0029】ハブ形状部は黒く色付けられたポリエチレ
ンから作られるのが有利である。この材料は弾性的に従
い、経済的な、かつ正確に寸法付けられた製作を可能と
し、さらにリサイクル可能である。厚さ0.3mmのポ
リエチレンのハブ形状部を備えたフィルムロールは現在
市場にある全ての作動装置に適合する。リセプタの突起
への接触面は平坦であり、フィルムロールの挿入は容易
である。ロールコアの変動誤差は弾性材料によって適応
される。
【0030】好ましい円錐面は丸味付けられた縁部をも
って終わっている。多くの作動装置のリセプタの突起は
スピンドルによって連結されている。フィルムロールの
装着の際、このスピンドルがコアに挿通されるときはい
つも端部キャップが不注意により緩められるかもしれな
い。丸味はスピンドルを端部キャップから撓ませる。さ
らに丸味はハブ形状部の断面係数を増大させ、自動取扱
い時に有利である。
【0031】可撓部を紙で作ることは有利である。0.
5mmから0.3mm、特に0.1mmの厚さでは、た
だ約5Nの極めて小さい引張り力がスリットでの摩擦な
しに要求される。
【0032】可撓部を、不透明で火炎処理された0.0
5mmないし0.2mm厚さのポリエチレンシートで作
ることもまた有利である。0.08mmの厚みは特に有
利である。火炎処理(flame treatmen
t)は材料をもろくし、驚くことに、周辺に沿って裂け
目が均一に広がる。この材料はリサイクル可能である。
【0033】シーリングディスク用には、0.05mm
ないし0.2mm、好ましくは0.1mm厚さの黒いポ
リエチレンシートが望ましい。ディスクはその弾性によ
り筒縁の輪郭に折重なりを生ずることなく合致する。
【0034】カバーシートは、好ましくはポリエチレン
シートであり、0.1mmないし0.3mm、0.2m
mの厚さが特に好ましい。これは薄い端部キャップにお
ける裂け目が、フィルムが巻きほどかれるときに、広が
ることを確実とする。さらに、カバーシートの厚みはパ
ッケージを製作するときに有利性をもたらすということ
が示されている。フラップ形状セグメントを押し付ける
ことは、いわゆる圧力増感(pressure sen
sitization)を引き起こす。カバーシートは
弾性的に従い、フィルムに対するこの望ましくない損傷
を減少させる。
【0035】リサイクルの観点から、同質材料による包
装、例えばポリエチレンが有利である。
【0036】本発明の特別な実施例では、各端部キャッ
プがその周辺部にミシン目を有している。パッケージを
開けるためのこの手助けは、フィルムを巻きほどく、す
なわちパッケージを開けるための引張り力を減ずる。さ
らに、これは裂け目形成が所定の定められた裂け目線に
沿って生ずることを確実とする。このミシン目は、もし
も可撓部が通常の不透明なポリエチレンシートであるな
ら、特に有利である。このミシン目はパッケージの耐光
特性を低下させない。このミシン目はシーリングディス
クの外径とほぼ等しいか、または10%小さい径の円に
配置されるのが有利である。ミシン目はいわゆるスリッ
トまたは孔として形成され得る。約0.7mmの等間隔
切込みのミシン目スリットが極めて良好な裂かれ結果を
生ぜしめる。
【0037】ミシン目を形成する種々の方法がこの技術
分野で知られている。例えば、可撓部およびミシン目は
一工程でロータリカッティング工具によって形成され得
る。
【0038】パッケージの簡単で経済的な実施例は、も
し、フィルムロールの各端面がシーリングディスクと紙
ないしは厚紙の端部キャップとに覆われているなら得ら
れる。もし、各端部キャップ用のハブ形状部およびスリ
ーブを形成する円状部が予め製作されていれば、組立て
は特に容易である。
【0039】ハブ形状部は単にコア内に挿入され、そこ
に摩擦によって保持される。フィルムロールの軸方向縁
部用のスリーブを形成し、周囲面に面している内側面に
接着剤層を有している円状部は、フィルムロールの外周
囲面に押し付けられる。0.1mmないし0.3mm厚
さの紙または厚紙の端部キャップがこの実施例では好ま
しい。
【0040】各端部キャップの周辺部におけるミシン目
がパッケージの開成を簡素化している。これらはフィル
ムを巻きほどくのに必要とされる引張り力を低減する。
【0041】合成樹脂製のシーリングディスクは紙また
は厚紙に接着しない。リサイクルのために容易に分離可
能である。
【0042】主に単一の材料、例えば合成樹脂を用いる
ことは、このように分離工程を完全に排除するので、特
に有利である。
【0043】本発明はフィルムロールの耐光包装方法も
含んでいる。特に、予め製作された端部キャップがフィ
ルムロールに挿入され、縁部上に曲げ込まれる。フラッ
プ形状セグメントを下向きに曲げるのに接線方向の応力
を施すのが有利である。これは可撓部がシーリングディ
スクをフィルムロールの端面に押し付け耐光包囲を形成
するように行われる。適切な工具は分割され内側の傾斜
面を備えたチューブ形状の押付部を有している。それは
フラップ形状セグメントを光チャンネルを生ずることな
く下向きに曲げる。結果として生じたオーバラップ部分
は耐光特性を増大するのに貢献する。ドーム形状の空隙
は生じない。
【0044】
【実施例】以下の詳細な説明を通して、同一参照符号は
添付図面の全図において同一要素を意味する。
【0045】図1(A)および(B)は耐光パッケージ
の好ましい実施例を示している。中空の筒状フィルムロ
ール1の周面はカバーシート3およびコア2に結合され
ている。各端面は端部キャップ、すなわちカバー要素4
によって覆われている。カバー要素4は、シーリングデ
ィスク8、可撓部14およびハブ形状部7を備えてい
る。周辺部分6はフィルムロール1の軸方向縁部9のた
めのスリーブを形成している。
【0046】図2はフィルムロール1の拡大図である。
外側周囲面の軸方向縁部9および内側周囲面の軸方向縁
部10は各端部キャップ4のための接触面を形成する。
フィルムロール1の外径13はカバーシート3の最外側
のラップ(wrap)によって決定される。フィルムロ
ール1の内径12は、この例の場合、コア2の内径であ
る。感光材はコア2に螺旋状に巻かれ、基本的に平坦な
端面を有する中空筒を形成する。フィルムロール1の軸
方向長さ11は筒の長さに対応する。
【0047】図3はパッケージの好ましい実施例の断面
図であり、中間の間隙が誇張されている。各端面は端部
キャップ4で覆われている。ハブ形状部7はコア2内に
突入し、可撓部14に連結されている。端部キャップ4
の周辺部分6はフィルムロール1の外側周囲面上に存す
る。カバーシート3の端縁25はフィルムロール1の端
面上に曲げられている。シーリングディスク8の端縁2
1はフィルムロール1の外側周囲面の最外側軸方向縁部
上に曲げられている。端縁21および25は耐光ラビリ
ンス5を形成するオーバラップ端縁結合を生ぜしめる。
【0048】図4はフラップ形状セグメント26および
それ等のオーバラップ41の拡大斜視図である。この周
辺部分6のノコ歯輪郭は端部キャップ4の好ましい実施
例である。フラップ形状セグメント26は規則的にオー
バラップする。折り込まれた状態では、右または左のフ
ラップが上または下になる。可撓部14の折曲線は曲線
の筒縁部であるけれども、この折込みは空隙を生ぜしめ
ない。フラップ形状セグメント26はカバーシート3に
接着される。ハブ形状部7はコア2内に突入し、摩擦に
より適所に保持される。
【0049】図5は端部キャップ4の好ましい実施例の
分解図である。ハブ形状部7のフランジ形状の延長部1
5が可撓部14に接着剤層20によって取付けられてい
る。可撓部14の周辺は部分的に図示され、折込まれて
いないフラップ形状セグメント26およびミシン目47
を示している。シーリングディスク8はハブ形状部7の
スリーブ形状の延長部16に嵌合している。シーリング
ディスク8の内径はスリーブ形状延長部16の外径より
僅かに大きい。後者はシーリングディスク8の予組立に
おいて中心出し手段として作用する。シーリングディス
ク8の外径はフィルムロール1の外径よりも大きい。こ
れはフラップ形状セグメント26が折り込まれる前に、
端縁21がフィルムロール1の周辺に沿って均一に張り
出すことを確実とする。スリーブ形状の延長部16は円
錐状面36で終っている。
【0050】図6は端部キャップ4の個々の部分がどの
ように結合されているかを示す図である。可撓部分14
はフランジ形状延長部15の面に接着されている。接着
剤層20は可撓部14の内寄り側面上に位置されてい
る。シーリングディスク8もまたこの面に接着される。
この形式の予組立端部キャップ4はその周辺部分6に既
にフラップ形状セグメント26を有し、後の組立工程を
極めて簡素化する。二つの端部キャップ4はフィルムロ
ール1に同時に押付けられ、その結果、両端面が基本的
に一工程でシールされる。スリーブ形状の延長部16は
輸送時の衝突の際でさえも摩擦結合が維持されることを
確実とする。丸味付けられた縁部37はフィルム交換の
際に有利である。これは端部キャップ4の挿入の際にパ
ッケージへの損傷を防止する。ハブ形状部7の壁厚は断
面方向に変化してもよい。例えば、フランジ形状延長部
15は薄い壁を有してもよい。0.1から0.2mm厚
さのポリエチレン製のフランジ形状延長部15が望まし
いものとして示されている。ハブ形状部7はシールの必
要性すなわちコア2に接着剤を施すことを排除してい
る。
【0051】図7は端部キャップ4の特に好ましい形態
の可撓部14を示している。可撓部14の外径は適度に
寸法付けられたフラップ形状セグメント26を形成する
に足りる大きさである。フラップ形状セグメント26は
周辺部分6において交差線(secant)29,30
上の異なる長さの切込みによって形成される。長い切込
み28はフィルムロール1の外径13より小さい(また
は短い)直径の円33上で終っている。短い切込み27
は交差線29,30の交差点31を通る円32上で終っ
ている。ミシン目47は円48上の均一な切込みであ
る。可撓部14の内径34は可撓部14がハブ形状部7
上に芯合せして取付けられるように選定されている。フ
ラップ形状セグメント26の先端は、図7に示すように
丸味付けられてもよく、これは可撓部14の製造中に、
例えば、打抜きまたはロータリカッティングによって達
成される。この丸味付は打抜きまたはカッティング工具
からの容易な抜き出しを確実とする。
【0052】図8は、巻かれていない外側周囲面で見た
感光材24へのカバーシート3の取付けの概略を示す。
カバーシート3の幅22は感光材24の幅23よりも大
きいので、カバーシート3の両側には張出し端縁25が
存在する。カバーシート3のフラップ形状リーダ19は
感光材24の長手方向軸線に関して異なる傾斜角で、オ
フセットされた端縁カットにより形成されている。図8
はカバーシート3上に存し、オーバラップする接着部3
8において接着剤により接着されている感光材24のス
トリップを示している。
【0053】図9の(A)〜(C)は巻きほどかれてい
るデイライトパッケージを概略的に示している。図9
(A)において、矢印の方向に作用する力39がカバー
シート3のフラップ形状のリーダ19を破線で示すハウ
ジング40の耐光スリットを通して引く。この引張り力
39は、これが端部キャップ4の第1のフラップ形状セ
グメント26に作用するまでは、スリットにおけるカバ
ーシート3の摩擦によって決定される。この力39はこ
れらフラップ形状セグメントが破損するまで増大され
る。それから、力39はこの端部キャップ4に沿い必要
とされる破損力およびスリットにおける摩擦抵抗によっ
て決定される値にまで減少する。他の端部キャップ4上
のフラップ形状セグメント26が破損するとき、必要と
される引張り力39は再度増大する(図9(B))。そ
れから、力39は、両端部キャップ4が円周辺から分離
され、かつ、感光材24がスリットから出現するまで、
一つの端部キャップ4に対する破損力およびスリットに
おける摩擦抵抗のおよそ2倍に等しい値に低下する(図
9(C))。
【0054】接着部38は引き剥され、カバーシート3
はフィルムから分離される。
【0055】図10は、フィルムロールの輸送用容器を
示す。フィルムロール1の各端は支持体44内に静止す
る。支持体44は蓋46を有する箱45内に緊密に嵌り
込む。フィルムはかくて機械的損傷から護られている。
現在用いられているフランジ付端部ディスクはこのパッ
ケージには不要である。
【0056】図11はパッケージ工程を概略的に示す。
端部キャップ4のハブ形状部7がコア2内に挿入され
る。不図示の押付け工具がフラップ形状セグメント26
上に接線方向圧力を付与しつつ矢印42,43の方向に
移動される。この工具はまた、不図示の傾斜面によって
半径方向にも押付け、その結果、シーリングディスク8
は端面に堅固に位置しおよびフラップ形状セグメント2
6はカバーシート3に堅固に位置するようになる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパッケージの実施例を示し、(A)は
分解斜視図、(B)は分解されていない斜視図である。
【図2】フィルムロールの斜視図である。
【図3】フィルムロールの断面図である。
【図4】折り込まれたフラップ形状セグメントを備えた
フィルムロール端面の部分図である。
【図5】端部キャップの一例の分解図である。
【図6】端部キャップの内側部のハブ形状部の詳細断面
図である。
【図7】端部キャップの可撓部の平面図である。
【図8】フィルムへのカバーシートの取付けを示す概略
図である。
【図9】巻きほどかれているロールフィルムのデイライ
トパッケージを示す概略図である。
【図10】フィルムロールの輸送容器を示す分解斜視図
である。
【図11】パッケージ工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 フィルムロール 2 コア 3 カバーシート 4 端部キャップ(カバー要素) 5 耐光ラビリンス 6 周辺部分(スリーブ) 7 ハブ形状部 8 シーリングディスク 9 軸方向縁部 10 軸方向縁部 11 フィルムロール軸方向長さ 12 フィルムロール(コア)内径 13 フィルムロール外径 14 可撓部 15 フランジ形状延長部 16 スリーブ形状延長部 19 リーダ 20 接着剤層 21 シーリングディスク端縁 22 カバーシートの幅 23 感光材の幅 24 感光材 25 カバーシート端縁 26 フラップ形状セグメント 27 短い切込み 28 長い切込み 29,30 交差線(secant) 31 交差点 41 オーバラップ 47 ミシン目

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに螺旋状に巻かれ、基本的に平坦な
    端面と基本的にストリップ材の幅によって予め定められ
    た軸方向長さとを有する筒状中空コアのフィルムロール
    を形成する感光ストリップ材用のパッケージであって、
    該フィルムロールの外周囲面はカバーシートによって、
    内周囲面はコアによって、および端面の各々はカバー要
    素によって耐光的に覆われている感光ストリップ材用耐
    光パッケージにおいて、 前記カバー要素は、前記端面に亘り延在する不透明の端
    部キャップであり、かつ、基本的に前記フィルムロール
    の軸方向長さまたは内径を変えることなく前記内および
    外の周囲面の軸方向縁を境界付けるよう関係付けられて
    いることを特徴とする感光ストリップ材用耐光パッケー
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記端部キャップの各々は、 少なくとも前記カバーシートと前記コアとの間に延在
    し、前記フィルムロールの軸方向縁部のためのスリーブ
    を形成すると共に前記カバーシートに堅固に取付けられ
    る周辺部を有する可撓部、 該可撓部と前記フィルムロールの端面との間に配置さ
    れ、フィルムロールに取付けられないシーリングディス
    ク、および前記コアに挿入されるハブ形状部を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の感光ストリップ材
    用耐光パッケージ。
  3. 【請求項3】 前記端部キャップの各々は、少なくとも
    前記カバーシートと前記コアとの間に延在し、前記フィ
    ルムロールの軸方向縁部のためのスリーブを形成する周
    辺部を有する可撓部から形成され、該スリーブは前記フ
    ィルムロールに面し前記周辺部が前記カバーシートに接
    着される接着剤層が塗布された内側面を有し、 前記可撓部の前記端面を覆う部分はシーリングディスク
    に装着され、および前記可撓部の内縁部は前記コアに挿
    入されるハブ形状部に接着されていることを特徴とする
    請求項1に記載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  4. 【請求項4】 前記ハブ形状部は前記端部キャップの各
    々を前記コアに耐光的で分離可能に連結するスリーブ形
    状延長部および円錐状面を有していることを特徴とする
    請求項3に記載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  5. 【請求項5】 前記スリーブ形状延長部の外径は前記コ
    アの内径よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載
    の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  6. 【請求項6】 前記シーリングディスクの外径は前記フ
    ィルムロールの外径よりも大きいことを特徴とする請求
    項3に記載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  7. 【請求項7】 前記感光ストリップ材のリーダを形成し
    ている前記カバーシートは、前記ストリップ材に中心合
    わせされて接着部分によって取付けられ、前記フィルム
    ロールの外周囲面を完全に包囲するに充分な長さを有
    し、かつ、前記感光ストリップ材の幅よりも広い幅を有
    していることを特徴とする請求項1に記載の感光ストリ
    ップ材用耐光パッケージ。
  8. 【請求項8】 前記端部キャップの各々は、前記カバー
    シートの端縁が前記端面に重なりなく曲がり込み、か
    つ、シーリングディスクの端縁が外周囲面に重なりなく
    曲がり込んで、前記カバーシートの端縁が前記シーリン
    グディスクの端縁とで耐光ラビリンスを形成するように
    置かれていることを特徴とする請求項2に記載の感光ス
    トリップ材用耐光パッケージ。
  9. 【請求項9】 前記周辺部は、前記可撓部の周辺上から
    始まる長、短の切込みによって形成され、その短い切込
    みが前記フィルムロールの外径の直前で終るフラップ形
    状セグメントを備え、かつ、前記フラップ形状セグメン
    トは可撓部がフィルムロール上に存するよう前記カバー
    シートに接着されていることを特徴とする請求項3に記
    載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  10. 【請求項10】 前記フラップ形状セグメントの各々
    は、会合するが互いに横切ることなく交差線上に存する
    2つの異なる長さの切込みによって形成されており、該
    フラップ形状セグメントは曲げ込まれたとき交差線の交
    差点の部分において互いにオーバーラップすることを特
    徴とする請求項9に記載の感光ストリップ材用耐光パッ
    ケージ。
  11. 【請求項11】 前記周辺部は、前記可撓部の周辺上か
    ら始まる長、短の切込みによって形成され、その長い切
    込みが前記フィルムロールの外径よりも小さい径の円上
    で終るフラップ形状セグメントを備え、かつ、前記フラ
    ップ形状セグメントは可撓部がフィルムロール上に存す
    るよう前記カバーシートに接着されていることを特徴と
    する請求項3に記載の感光ストリップ材用耐光パッケー
    ジ。
  12. 【請求項12】 前記フラップ形状セグメントの各々
    は、会合するが互いに横切ることなく交差線上に存する
    2つの異なる長さの切込みによって形成されており、該
    フラップ形状セグメントは曲げ込まれたとき交差線の交
    差点の部分において互いにオーバーラップすることを特
    徴とする請求項11に記載の感光ストリップ材用耐光パ
    ッケージ。
  13. 【請求項13】 前記感光材のリーダを形成するカバー
    シートは、少なくとも前記フィルムロールの外周囲面に
    沿う部分において前記ストリップフィルムより幅広であ
    り、非対称で前記外周囲面に取付けられたフラップ形状
    のスタータピースを形成していることを特徴とする請求
    項8に記載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  14. 【請求項14】 接着部分において前記カバーシートの
    面が前記感光材に接着されていることを特徴とする請求
    項13に記載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  15. 【請求項15】 前記ハブ形状部の円錐面は前記コアの
    内部に突入しており、丸味付けられた端縁で終っている
    ことを特徴とする請求項4に記載の感光ストリップ材用
    耐光パッケージ。
  16. 【請求項16】 前記シーリングディスク、前記ハブ形
    状部および前記カバーシートは同じ組成の材料を備え、
    リサイクル可能であることを特徴とする請求項3に記載
    の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  17. 【請求項17】 前記端部キャップの各々は、その周辺
    部にミシン目を有していることを特徴とする請求項2に
    記載の感光ストリップ材用耐光パッケージ。
  18. 【請求項18】 前記ミシン目は前記シーリングディス
    クの外径より小さいまたは等しい径を有する円に沿って
    存在していることを特徴とする請求項17に記載の感光
    ストリップ材用耐光パッケージ。
  19. 【請求項19】 コアに巻かれ、カバーシートおよび2
    つの端部キャップを備える耐光材により取囲まれた外周
    囲面と端面とを有する中空コアの筒を形成する感光スト
    リップ材のフィルムロールであって、耐光材によって基
    本的に変化されない幅および内径を有するフィルムロー
    ルを耐光的に包囲するパッケージ方法は、以下の工程を
    備えることを特徴とする。フィルムストリップより幅広
    でフィルムロールから僅かに張出すカバーシートの第1
    の端部と感光材の最外側の巻きの端部に結合する工程、 該カバーシートを感光材のまわりに巻き、カバーシート
    の第2の端部をカバーシートの外周囲面に取付ける工
    程、 ハブ形状部を有する2つの端部キャップを両側から前記
    コアに挿入し摩擦によってそこに保持させて取付け、フ
    ラップ形状セグメントを有する周辺部を備えた可撓部を
    前記フィルムロールから張出させる工程、 曲げ込み中圧力がカバーシートの外周囲面の周辺に向け
    て、かつフィルムロールに向かう方向にフラップ形状セ
    グメントに作用するようフラップ形状セグメントを曲げ
    込み、この結果として、端面がシーリングディスクと堅
    固に一緒になり、シーリングディスクの外縁部がフィル
    ムロールから張出しているカバシートの端縁と共に耐光
    ラビリンスを形成し、かくて、端部キャップ,カバーシ
    ートおよびコアが感光材を耐光的に包囲する工程。
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