JP3096498B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP3096498B2
JP3096498B2 JP03227896A JP22789691A JP3096498B2 JP 3096498 B2 JP3096498 B2 JP 3096498B2 JP 03227896 A JP03227896 A JP 03227896A JP 22789691 A JP22789691 A JP 22789691A JP 3096498 B2 JP3096498 B2 JP 3096498B2
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昌史 南條
和司 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪に対して優れた光沢
および滑らかな感触を付与する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来より、髪に光沢と弾力を
与え、あるいは傷んだ髪の手入れを行うため、ヘアトリ
ートメント、ヘアリンスなどの様々な毛髪化粧料が用い
られている。例えば、毛髪に光沢やなめらかさを与える
ためには、シリコーンオイル、高級アルコール、流動パ
ラフィン、エステル油などの油分を配合した毛髪化粧料
が用いられている。また、毛髪に柔軟性や帯電防止効果
を与えるためには、カチオン性界面活性剤やカチオン性
高分子化合物を配合した毛髪化粧料が用いられている。
【0003】しかしながら、油分を配合した毛髪化粧料
は、ギラギラした油っぽい不自然な光沢であり、優れた
光沢とは言い難く、またそれ自体粘着性を有しているた
め、クシ通りやブラッシングに対する物理的抵抗値も大
きくなる。また、カチオン性界面活性剤やカチオン性高
分子化合物を配合した毛髪化粧料は、光沢付与効果が十
分でない。さらに、網目構造を有する有機シリコーン樹
脂を用いる技術(特開昭61−158914号、特開昭
61−161214号等)が知られているが、分子量、
架橋度が高く、艶出し効果及び使用感が不十分である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (i)[(CH3)3SiO]−を末端基とし、n1個の末端を持
ち、かつ、繰返し単位が
【化5】 の構造を有する式(I):
【化6】[(CH3)3SiO1/2]n1[SiO2]n2 (I) [式中、n1および n2は5〜20の整数で、n1/n2が1以
上を意味する]で示される有機シリコーン樹脂の1種ま
たは2種以上0.1〜20重量%、 (ii)式(II)
【化7】 [式中、lは0または1で、mはl+m=1となる整数、n3
は1000〜2000の整数を意味する]で示されるジ
メチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポリマー
および
【化8】 [式中、n4およびn5は500〜4000の整数を意味す
る]で示されるジメチルジアリルアンモニウムクロラド
とアクリロアマイドとのコポリマーからなる群より選ば
れた1種または2種以上0.01〜10重量%を配合し
たことを特徴とする毛髪化粧料を提供するものである。
【0005】本発明の毛髪化粧料に用いる式(I)で示さ
れる有機シリコーン樹脂におけるn1およびn2は5〜20
であり、n1およびn2が5より小さい場合、ギラギラした
油っぽい光沢となり、また、べたついた感触が強くな
る。n1およびn2が20を超えると樹脂自体が硬くなりす
ぎて十分な光沢付与効果が得られない。かかる有機シリ
コーン樹脂は1種または2種以上を併用してもよく、そ
の代表的なものとしてはX−21−7831、X−21
−7842A、X−21−7842B((株)信越化学
製)等が挙げられる。該有機シリコーン樹脂は毛髪処理
剤全量に対して、0.1〜20重量%、好ましくは0.5
〜5重量%配合する。配合量がこれより少ないと、光沢
付与効果が十分でなく、一方この範囲を越えるとごわつ
いた感触が強くなる。
【0006】式(II)および式(III)で示されるポリ
マーにおける、n3は1250〜1750、n4は1500
〜2500、n5は1500〜2500が好ましく、lは
0、mは1が好ましい。かかるポリマーは単独でも2種
以上併用してもよく、その代表的なものとしては、例え
ば、マーコート100(米国メルク社)やマーコート55
0(米国メルク社)などが挙げられる。該ポリマーは毛髪
処理剤全量に対して0.01〜10重量%、好ましくは
0.05〜3重量%配合する。配合量がこれより少ない
と仕上がりのなめらかさに欠ける。一方、この範囲を越
えると、べたついた感触を与える。
【0007】本発明の毛髪化粧料は常法により、所望の
成分を混合、乳化することにより製造することができ、
乳液、ブロー剤、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘ
アムースなどの形態とすることができる。他の配合成分
は特に限定するものではなく、通常この種の化粧料に配
合されるものが適宜選択される。また、要すれば、本発
明の毛髪化粧料には、その性能を損なわない範囲でさら
に環状シリコーン、トリグリセライド、エステル油、ワ
ックス類等の油成分、着色料、香料、リン酸、クエン酸
等のpH調整剤、ピロリドンカルボン酸塩、乳酸等の保
湿剤、水、エタノール等の溶剤、カチオン活性剤のごと
き帯電防止剤、紫外線吸収剤などを配合することができ
る。
【0008】
【実施例】つぎに、実施例および比較例を挙げて本発明
をさらに詳しく説明する。なお、実施例、比較例中の配
合量はいずれも重量%を意味する。 実施例1〜4および比較例1〜7 表1に示す成分を常法にて混合、撹拌し乳液状のヘアリ
ンスを得た。これらを用いて次の項目について評価し
た。結果を表1に示す。
【0009】(評価方法)試験サンプルの評価はつぎの方
法で行った。 光沢付与効果:損傷毛5本を各試験処理剤にて処理・乾
燥し、自動変角光度計((株)村上色彩技術研究所)を用い
て測定した。 ○:艶値*7以上 ×: 〃 7未満 *艶値は、自動変角光度計データより抽出されるパラメ
ーターより算出される値であり、損傷毛は、艶値約4、
健康毛は、艶値約8。 滑らかさ:専門パネラー(20代女性)15名の官能評
価。 ○:滑らかな感触を与える ×:べたつく、あるいはごわつく感触を与える。 乾燥後のクシ通り:各試験処理剤にて処理し乾燥した毛
髪2gをレオメーター(不動工業(株)製)に取り付け、ク
シを通したときのレオメーターにかかった最大の力を測
定し、次式に基づいて値を求めた。 クシ通り抵抗(%)=(処理後/処理前)×100 ○:クシ通り抵抗値90%未満 ×: 〃 90%以上 総合評価 ○:光沢付与効果が良好で、滑らかな感触を
与え、くし通り良好。 ×:光沢付与効果が悪い、または、ごわつき、べたつき
がある。またはくし通りが悪い。
【0010】
【表1】
【0011】実施例5(乳液タイプ) 成分 配合量 % (成分A) 1,3−ブチレングリコール 2.0 POE(5)セチルエーテル 1.5 有機シリコーン樹脂(n1:5 n2:5) 2.0 環状シリコーン(5量体) 16.0 (成分B) カーボポール941 0.3 ジメチルジアリルアンモニウクロライドと 0.8 アクリロアマイドとのコポリマー 水 残量 (成分C) トリエタノールアミン 0.3 水 2.7 (成分D) 香料 0.1 成分Bを混合して80℃に保った。別に成分Aを混合し
て70℃に保持し、前記成分Bに加え、撹拌して均一化
した後、冷却しながら成分Cおよび成分Dを加えてヘア
ミルクを製造した。
【0012】実施例6(ブロー剤) 成分 配合量 % (成分A) 1,3−ブチレングリコール 2.0 POE(5)オレイルエーテル 0.5 POE(2)ステアレート 0.2 POE(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 0.1 有機シリコーン樹脂(n1:10 n2:8) 1.0 環状シリコーン(5量体) 9.0 (成分B) 水 残量 ジメチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポリマー 0.4 (成分C) 95%エタノール 10.0 (成分D) 香料 0.1 60℃に加熱した成分A中に、60℃に加熱した成分B
を加え撹拌混合した。ついで、冷却しながら成分Cおよ
びDを加えた。なお、予め、界面活性剤と水溶性多価ア
ルコールとの混合物を調整し、ついで油相を加える方法
を採用してもよい。
【0013】実施例7(リンス) 成分 配合量 % (成分A) 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 有機シリコーン樹脂(n1:20 n2:20) 2.0 環状シリコーン(4量体) 8.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリド 1.0 エチレングリコールモノステアレート 1.0 (成分B) ジメチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポリマー 1.0 グリセリン 2.0 防腐剤 微量 色素 微量 水 残量 (成分C) 香料 0.3 成分Bを混合して75℃に保ち、これに別個に成分Aを
混合して75℃に保ったものを加えた。撹拌し冷却しな
がら成分Cを添加してリンスを製造した。
【0014】実施例8(ヘアトリートメント) 成分 配合量 % (成分A) 塩化ジメチルベンジルアンモニウム 3.0 有機シリコーン樹脂(n1:15 n2:10) 4.0 環状シリコーン(4量体) 16.0 ラノリン 1.0 スクワラン 2.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0 エチレングリコールモノステアレート 5.0 セチルアルコール 2.0 (成分B) ジメチルジアリルアンモニウムクロライドと 3.0 アクリロアマイドとのコポリマー プロピレングリコール 5.0 防腐剤 微量 水 残量 (成分C) 香料 0.5 成分Bを混合して75℃に保ち、これに別個に成分Aを
混合して75℃に保ったものを加えた。撹拌し冷却しな
がら成分Cを添加してヘアトリートメントを製造した。
【0015】実施例9(ヘアムース) 成分 配合量 % (成分A) 有機シリコーン樹脂(n1:10 n2:10) 1.0 環状シリコーン(5量体) 4.0 POE(5)オレイルエーテル 1.0 (成分B) ジメチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポリマー 0.3 ハマメリス抽出液 0.01 ポリビニルピロリドン 0.6 水 残量 (成分C) 95%エタノール 15.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3 香料 0.1 60℃に加熱した成分Aに、60℃に加熱した成分Bを
加え、撹拌、混合した。ついで冷却しながら成分Cを加
えて原液を調製した。この原液90部と噴射剤10部を
エアゾール容器に充填して、ヘアムースを製造した。
【0016】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は毛髪に対して優れ
た光沢および滑らかな感触を付与する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−43427(JP,A) 特開 平4−217612(JP,A) 特開 平4−99709(JP,A) 特開 平4−45155(JP,A) 特開 平3−161422(JP,A) 特開 平2−290808(JP,A) 特開 平2−188519(JP,A) 特開 平1−190757(JP,A) 特開 平1−168607(JP,A) 特開 昭63−54313(JP,A) 特開 昭62−178510(JP,A) 特開 昭57−212111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 A61K 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)[(CH3)3SiO]−を末端基とし、n1
    個の末端を持ち、かつ繰返し単位が 【化1】 の構造を有する式(I): 【化2】[(CH3)3SiO1/2]n1[SiO2]n2 (I) [式中、n1およびn2は5〜20の整数で、n1/n2が1以
    上を意味する]で示される有機シリコーン樹脂の1種ま
    たは2種以上0.1〜20重量%、(ii)式(II): 【化3】 [式中、lは0または1で、mはl+m=1となる整数、n3
    は1000〜2000の整数を意味する]で示されるジ
    メチルジアリルアンモニウムクロライドのホモポリマー
    および 式(III): 【化4】 [式中、n4およびn5は500〜4000の整数を意味す
    る]で示されるジメチルジアリルアンモニウムクロライ
    ドとアクリロアマイドとのコポリマーからなる群より選
    ばれた1種または2種以上0.01〜10重量%を配合
    したことを特徴とする毛髪化粧料。
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