JP3096308U - 廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置とこの装置を備える破砕装置 - Google Patents

廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置とこの装置を備える破砕装置

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JP3096308U
JP3096308U JP2003001128U JP2003001128U JP3096308U JP 3096308 U JP3096308 U JP 3096308U JP 2003001128 U JP2003001128 U JP 2003001128U JP 2003001128 U JP2003001128 U JP 2003001128U JP 3096308 U JP3096308 U JP 3096308U
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慶 高寺
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株式会社プラコー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水を流しながら攪拌、搬送兼用のバトル
羽根により粗洗浄済みの廃棄合成樹脂製破砕片を更に攪
拌し搬送用樋内壁に叩き付けるように押し付け、また破
砕片同士を摩擦させることにより、これらに付着してい
る埃、汚泥等を擦りかつ洗滌し、付着物を除去可能とす
る。 【解決手段】 搬送用樋12内に洗浄水を供給しその底
部に沿い流す洗浄水供給ノズル13が設けてある。この
搬送用樋12内には、その軸線周りに回転可能な搬送用
回転軸14が搬送用樋12の底部に沿い配置してあり、
この回転軸14の外周面には搬送用樋12の搬入側下端
から略中央位置に亘り廃棄合成樹脂製破砕片攪拌、搬送
兼用のバトル羽根15が配置してあり、更に前記搬送用
樋12の略中央位置からその搬出側上端に亘りに搬送用
のスクリュウ羽根16が配置してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置とこの装置を備える破砕装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来においては、使用済みの合成樹脂製容器の場合にはその内部に飲料、ペー スト状の食物等が付着し、又デパート等で使用されている買い物用の合成樹脂製 袋などの内面には惣菜などの肉汁などが付着されており、更に廃棄プラスチック には埃、汚泥等がこびりついており、このような状態のまま、廃棄された合成樹 脂製品を破砕し、再生品を製造しているか、破砕後に搬送用樋などに浸漬して濯 いでいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然るに、埃、汚泥等が付着したまま廃棄プラスチックを破砕し、再生品を製造 した場合には埃、汚泥等により再生品の機械的強度が低下し、再生品としての使 用に絶えない。 また、破砕後に搬送用樋などに浸漬して濯いだものでも、充分に埃、汚泥等を 廃棄合成樹脂製破砕片から分離,除去することができず、前記同様に機械的強度 が充分な再生品が得られず、再生品の普及の妨げになっている。 この考案は、簡易な構造により、充分に埃、汚泥等を廃棄合成樹脂製破砕片か ら分離,除去し、充分な機械的強度を有する再生品の原料を提供できるようにす ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、特定考案は、破砕装置で破砕され粗洗浄された廃 棄合成樹脂製破砕片を洗浄する廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置において、 搬入側下端位置にて破砕装置で破砕され粗洗浄された廃棄合成樹脂製破砕片を 受け取り、その搬出側上端部で洗浄済みの廃棄合成樹脂製破砕片を外部へ搬出す る出口が設けてある傾斜した搬送用樋を備え、この搬送用樋の底部のうち、少な くとも搬入側下端側の領域は洗浄済み水を排水可能にメッシュ状に形成され、 この搬送用樋内には洗浄水を供給しその底部に沿い流す洗浄水供給ノズルが設 けてあり、 この搬送用樋内には、その軸線周りに回転可能な搬送用回転軸が搬送用樋の底 部に沿い配置してあり、この回転軸の外周面には前記搬送用樋の搬入側下端から 略中央位置に亘り廃棄合成樹脂製破砕片を攪拌、搬送兼用のバトル羽根が配置し てあり、更に前記搬送用樋の略中央位置からその搬出側上端に亘りに搬送用のス クリュウ羽根が配置してあり、 この搬送用回転軸を回転駆動する駆動装置が前記搬送用樋乃至これと一体の支 持枠に配置してあることを特徴とする廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置としてある 。
【0005】 前記課題を解決するために、この廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置における前記 スクリュウ羽根は、前記バトル羽根寄りに位置する一条のみの搬送領域部と、搬 出寄部においてはスクリュー羽根と同形状の第2スクリュー羽根からなる二条の 平均分配部からなり、この搬送分配領域部の最搬出端には搬出制御用のバトル羽 根が配置されている。
【0006】 前記課題を解決するために、この廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置における廃棄 合成樹脂製破砕片は、合成樹脂製製袋の破砕片、合成樹脂製製容器の破砕片のう ちの一種としてある。
【0007】 前記課題を解決するために、この廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置における前記 駆動装置は前記搬送用樋の搬出側上端近傍に配置され、前記洗浄水供給ノズルは 前記搬送用樋の搬出側上端乃至中央位置近傍に配置されていると共に、前記搬送 用樋の底は二重壁としてあり、その内側の壁は排水用の小穴が多数穿設してあり 、その内外壁間に排水路が形成され、その最下流端に排出口が設けてあり、前記 搬送用樋は搬入側が低く、搬出側が高いく傾斜してある。
【0008】 前記課題を解決するために、前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置全体は搬送、 設置可能に配備されている。 前記課題を解決するために、前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置の出口には脱 水装置が接続可能に設けられている。 前記課題を解決するために、この廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置における前記 脱水装置で脱水された洗浄済みの廃棄合成樹脂製破砕片を収集する為の収集容器 が前記脱水装置の二次側に接続可能に設けられている。
【0009】 前記課題を解決するために、関連考案は、請求項1、3、4、5、6または7 記載の前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置を備えることを特徴とする破砕装置と してある。
【0010】 前記課題を解決するために、前記破砕装置は、廃棄合成樹脂製破砕部と、この 廃棄合成樹脂製破砕部の下方に位置し破砕済みの廃棄合成樹脂製破砕片を粗洗浄 する粗洗浄部とを備える。
【0011】 前記課題を解決するために、前記粗洗浄部は、前記破砕装置の機枠に設けた洗 浄水供給口と、水平方向に粗洗浄された廃棄合成樹脂製破砕片を搬送する搬送装 置とを備える。
【0012】 前記課題を解決するために、前記搬送装置はメッシュ状の受樋と、この受樋内 において水平軸線周りで回転可能に配備された搬送用スクリュウとを備えている 。
【0013】 前記課題を解決するために、前記廃棄合成樹脂製破砕部はカッタードラムを備 え、前記洗浄水供給口から供給された洗浄水を前記カッタードラム周面に供給さ れ、この周面を流れて前記搬送装置における搬送用スクリュウに流下させる洗浄 水通路が前記破砕装置内に形成され、破砕済みの廃棄合成樹脂製破砕片を洗浄後 の汚水を前記搬送装置におけるメッシュ状の受樋を通して前記破砕装置外に排出 する排出口が前記搬送装置の下方で前記破砕装置の機枠に設けられている。
【0014】 前記搬送用スクリュウの搬出端部が前記破砕装置外に張り出し、前記廃棄合成 樹脂製破砕片洗浄装置に於ける前記搬送用樋の搬入側下端上方に位置する。
【0015】 前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置の機枠が前記破砕装置の機枠に着脱可能に 連結されている。 搬送用樋の搬入側下端の周囲を取り囲むようにホッパーが配置してあり、この ホッパーの投入口上方に前記受樋の搬出端部が位置することが好ましい。
【0016】
【考案の実施の形態】
この形態は請求項1乃至4記載の考案の廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置廃材処 理装置の代表的な実施形態を、請求項8乃至15記載の考案の破砕装置の代表的 な実施の形態と併せて説明する。 図1において、10は破砕装置30で破砕され粗洗浄された廃棄合成樹脂製破 砕片を洗浄する廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置全体を示す。 この洗浄装置10は搬入側下端位置にて破砕装置30で破砕され粗洗浄された 廃棄合成樹脂製破砕片を受け取り、その搬出側上端部で洗浄済みの廃棄合成樹脂 製破砕片を外部へ搬出する出口11が設けてある傾斜した搬送用樋12を備え、 この搬送用樋12の底部のうち、少なくとも搬入側下端側の領域は洗浄済み水を 排水可能にメッシュ状に形成してある。図示のものにおいては前記樋12の底部 は全長においてメッシュ状にしてある。 この搬送用樋12内に洗浄水を供給し、搬送、及び攪拌中の廃棄合成樹脂製破 砕片を洗浄する洗浄水供給ノズル13が設けてある。このノズル13は、前記搬 送用樋12の少なくとも出口11近傍に図示の例ではノズル13は搬入端から前 記出口11に亘って5個設けてある。 この搬送用樋12内には、その軸線周りに回転可能な搬送用回転軸14が搬送 用樋12の底部に沿い配置してあり、この回転軸14の外周面には前記搬送用樋 12の搬入側下端から略中央位置に亘り廃棄合成樹脂製破砕片攪拌、搬送兼用の バトル羽根15が配置してあり、更に前記搬送用樋12の略中央位置かからその 搬出側上端に亘りに搬送用のスクリュウ羽根16が配置してある。 この搬送用回転軸13を回転駆動する駆動装置17が前記搬送用樋12に配置 してある。勿論この搬送用樋12を支持している支持枠であってもこの考案とし ては同一である。
【0017】 前記スクリュウ羽根16は前記バトル羽根15寄りに位置する部分は一条のス クリュー羽根16のみからなる搬送領域部Aと出口11寄り部分においては前記 第1のスクリュー羽根16とその他の同形状の第2のスクリュー羽根19からな る二条のスクリュー羽根からなる搬送分配領域部Bが形成してあり、出口11端 部においては搬出制御用のバトル羽根20が配置されてある(図5参照)。
【0018】 供給される廃棄合成樹脂製破砕片は合成樹脂製製袋の破砕片、合成樹脂製製容 器の破砕片のうちの一種としてある。
【0019】 前記駆動装置17は前記搬送用樋12の搬出側上端近傍に配置され、前記搬送 用樋12の底は二重壁21a、21bとしてあり、その内側の壁21aは排水用 の小穴が多数穿設してメッシュ状としてあり、その内外壁21a、21b間に排 水路22が形成され、その最下流端に第1の排出口23が設けてある。前記搬送 用樋12は床面に対する傾斜角は搬入側が低く、搬出側が高く、25度乃至35 度としてあるが図示時のものは傾斜角が約30度としてある。この傾斜角自体あ まり厳密な限定はなく、要はバドル羽根15及びスクリュウ羽根16などで廃棄 合成樹脂破砕片が搬送可能な傾斜角であればこの考案としては同一である。
【0020】 前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置10全体は搬送、設置可能に配備されて支 持枠24の下端にキャスター25を設けておくことが好ましい(請求項5記載の 考案の代表的な実施の形態に対応)。勿論キャスター25を設けることなく、こ の洗浄装置10全体をホークリフトなどを用いて移動できるものであってもこの 考案としては同一である。所定位置に据付後は一般にボルトなどで設置基盤に固 定して使用する。
【0021】 前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置10の出口11には適宜脱水装置(図示せ ず)が接続可能としてあり、破砕洗浄された合成樹脂破砕物の水分を除去するた めであるが接続される(請求項6記載の考案の代表的な実施の形態に対応)。 前記脱水装置で脱水された洗浄済みの廃棄合成樹脂製破砕片を収集する為の収 集容器、例えば収集袋(図示せず)が前記脱水装置の二次側に接続されることも ある(請求項7記載の考案の代表的な実施の形態に対応)。
【0022】 このような記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置10を破砕装置30は備える。 前記破砕装置30は廃棄合成樹脂製破砕部31と、この廃棄合成樹脂製破砕部 31の下方に位置し破砕済みの廃棄合成樹脂製破砕片を粗洗浄する粗洗浄部32 とを備えている。 前記粗洗浄部32は、前記破砕装置30の機枠33の上端に設けた洗浄水供給 口34と、前記破砕部31の下方に水平方向に廃棄合成樹脂製破砕片を搬送する 搬送装置35とを備える。
【0023】 前記搬送装置35はメッシュ状の受樋36と、この受樋36内で水平軸線周り で回転可能に配備された搬送用スクリュウ37とを備える。 前記廃棄合成樹脂製破砕部31はカッタードラム38を備え、前記洗浄水供給 口34から供給された洗浄水を前記カッタードラム38周面を通り前記搬送装置 35における搬送用スクリュウ37に流下させる洗浄水通路39が前記破砕装置 10内に形成されている。つまり、洗浄水はカッタードラム38周面に供給され 、破砕中の廃棄合成樹脂表面を洗浄すると共に、カッタードラム38及びこれと 咬合する固定カッター(図示してない)を洗浄及び冷却し破砕片と共に下部の搬 送用スクリュー37部分に流下させる。破砕済みの廃棄合成樹脂製破砕片を洗浄 後の汚水を前記搬送装置35におけるメッシュ状の受樋36を通して前記破砕装 置30外に排出する第2の排出口40が前記搬送装置35の下方で前記破砕装置 30の機枠に設けられている。 前記受樋36の搬出端部が前記破砕装置30外に張り出し、前記廃棄合成樹脂 製破砕片洗浄装置10に於ける前記搬送用樋12の搬入側下端の上方に位置する 。 搬送用樋12の搬入側下端の周囲を取り囲むように図2で示されるようにホッ パー26が配置してあり、このホッパー26の投入口上方に前記受樋36の搬出 端部は位置し、前記搬送用スクリュウ37からこの前記搬送用樋12の搬入側下 端に供給された前記廃棄合成樹脂製破砕片がこの廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置 10の処理能力を超える量より少し多目に一時的になったとしても、前記ホッパ ー状の周壁26により前記搬送用樋12の搬入側下端部分にある程度滞留し、外 部に溢れ出ない。余り前記ホッパー内に溜まる前記廃棄合成樹脂製破砕片量が多 くなり過ぎるときは、搬送用回転軸軸14の回転数を速くする。またその回転数 に見合う洗浄水の量も多くする。 前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置10の支持枠24が前記破砕装置30の機 枠33に着脱可能に連結されていることが望ましい。
【0024】
【考案の効果】
請求項1乃至5記載の考案においては、前記搬送用樋内には、その軸線周りに 回転可能な搬送用回転軸が搬送用樋の底部に沿い配置してあり、この回転軸の外 周面には前記搬送用樋の搬入側下端から略中央位置に亘り廃棄合成樹脂製破砕片 攪拌、搬送兼用のバトル羽根が配置してあり、更に前記搬送用樋の略中央位置か からその搬出側上端に亘りに搬送部と、平均分配部が配置してあるため,洗浄水 を流しながら前記攪拌、搬送兼用のバトル羽根により粗洗浄済みの廃棄合成樹脂 製破砕片を更に攪拌し、これらと前記搬送用樋内壁に叩き付けるように押し付け 、また破砕片同士、破砕片とバドル羽根及びスクリュー羽根との摩擦により、こ れらに付着している埃、汚泥等を擦り落とし、かつ洗滌して付着物を除去し、前 記廃棄合成樹脂製破砕片を略完全に洗浄した後、前記搬送、平均分配部のスクリ ュウ羽根の回転により装置外に搬出できる。この結果、付着不純物の少ない機械 的強度を有する再生品の原料を提供できる。
【0025】 請求項2記載の考案は、前記スクリュウ羽根は、前記バトル羽根寄りに位置す る一条の輸送領域部と、これと同形のスクリューとその他の同形状の第2のスク リュー羽根からなる二条の平均分配領域からなり、この平均分配領域の最搬出端 には搬出制御用のバトル羽根が配置されているため、搬送分配部では各ッスクリ ュウ間に小分けされ、前記効果に加えて、前記出口部分でブリッジ現象を起こさ ず出口から一定割合で洗浄済みの前記廃棄合成樹脂製破砕片を搬出できる。 請求項3記載の考案は、廃棄合成樹脂製破砕片は、合成樹脂製製袋の破砕片、 合成樹脂製製容器の破砕片のうちの一種としてあるため、前記効果に加えて、洗 浄、搬送条件を略一定に出来、再生材料の均一化を図ることができ、均一の機械 強度、化学特性を有する再生品を成形可能となる。
【0026】 請求項4記載の考案は、前記洗浄水供給ノズルは前記搬送用樋の搬出側上端乃 至中央位置近傍に配置されていると共に、前記搬送用樋の底は二重壁としてあり 、その内側の壁は排水用の小穴が多数穿設してあり、その内外壁間に排水路が形 成され、その最下流端に廃棄口が設けてあるため、前記効果に加えて,洗浄水を 淀むことなく前記搬送用樋の底に沿い流すことが出来、粗洗浄済みの廃棄合成樹 脂製破砕片を汚染度の低い状態の洗浄水と常時接触でき、その洗浄を能率よく行 え、洗浄後の汚水は廃棄合成樹脂製破砕片との接触時間を少なくして前記排水路 から装置外に排出できる。前記搬送用樋は床面に対して搬入側が低く傾斜してい るため、洗浄水の水切れよく、汚染した洗浄水が洗浄後の破砕片に接触せず、前 記洗浄と搬送が支障なくできる。
【0027】 請求項5記載の考案は、前記効果に加えて、適宜この廃棄合成樹脂製破砕片洗 浄装置を既設の破砕装置が設置してある場所に搬送して、既設の破砕装置と組み 合わせて使用できる。 請求項6記載の考案は、前記効果に加えて、前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装 置の出口には脱水装置が接続可能に設けられているため、接続した場合はこの装 置から搬出された洗浄済みの前記廃棄合成樹脂製破砕片から残留水分を除去でき る。 請求項7記載の考案は、前記効果に加えて、前記脱水装置で脱水された洗浄済 みの廃棄合成樹脂製破砕片を収集する為の収集容器が前記脱水装置の二次側に接 続可能に設けられていることにより、前記効果に加えて、脱水処理した前記廃棄 合成樹脂製破砕片を汚染することなく収集容器に収納し,保管できる。
【0028】 請求項8記載の考案においては、請求項1乃至7記載の廃棄合成樹脂製破砕片 洗浄装置の効果を発揮して、廃棄合成樹脂性成形品を破砕、洗浄できる。 請求項9乃至15記載の考案においては、前記破砕装置は、廃棄合成樹脂製破 砕部と、この廃棄合成樹脂製破砕部の下方に位置し破砕済みの廃棄合成樹脂製破 砕片を粗洗浄する粗洗浄部とを備えることにより、前記効果に加えて、破砕済み の廃棄合成樹脂製破砕片を前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置に供給する以前に 粗洗浄できる。 殊に洗浄装置付きの破砕装置により付着物の汚物を粗かた洗浄し、また湿潤状 態のところを再度合成樹脂洗浄装置によって洗浄するから、付着汚物は更により 容易に除去できる効果を奏する。
【0029】 殊に請求項12記載の考案においては、前記廃棄合成樹脂製破砕部はカッター ドラムを備え、前記洗浄水供給口から供給された洗浄水を前記カッタードラム周 面を通り前記搬送装置における搬送用スクリュウに流下させる洗浄水通路が前記 破砕装置内に形成され、破砕済みの廃棄合成樹脂製破砕片を洗浄後の汚水を前記 搬送装置におけるメッシュ状の受樋を通して前記破砕装置外に廃棄する排出口が 前記搬送装置の下方で前記破砕装置の機枠に設けられていることにより、破砕済 みの廃棄合成樹脂製破砕片を洗浄後の汚水を前記搬送装置におけるメッシュ状の 受樋を通して前記破砕装置外に排出でき、汚水により、再度破砕物が汚染される おそれがない。 また請求項13記載の考案では、前記搬送用スクリュウ及び樋の搬出端部が前 記破砕装置外に張り出し、前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置に於ける前記搬送 用樋の搬入側下端上方に位置することにより、前記効果に加えて、前記廃棄合成 樹脂製破砕片洗浄装置に接近した状態で前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置に於 ける前記搬送用樋の搬入側に粗洗浄した廃棄合成樹脂製破砕片を供給できる。 次に請求項14記載の考案では、前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置の支持が 前記破砕装置機枠に着脱可能に連結されていることにより、前記効果に加えて、 必要に応じて前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置に前記破砕装置を接続して使用 できる。 次に請求項15記載の考案では、搬送用樋の搬入側下端の周囲を取り囲むよう にホッパーが配置してあり、このホッパーの投入口上方に前記受樋の搬出端部が 位置することにより、前記効果に加えて、前記搬送用スクリュウからこの前記搬 送用樋の搬入側下端に供給された前記廃棄合成樹脂製破砕片がこの廃棄合成樹脂 製破砕片洗浄装置の処理能力を超える量より少し多目でも、前記ホッパーにより 前記搬送用樋の搬入側下端部分にある程度滞留し、外部に溢れ出ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の概略正面図図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図2の破砕装置部分の概略縦断左側面図であ
る。
【図4】図1の搬送用樋部分の拡大縦断面図である。
【図5】搬送用回転軸の正面図である。
【符号の説明】
10 廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置 11 出口 12 搬送用樋 13 洗浄水供給ノズル 14 搬送用回転軸 15 廃棄合成樹脂製破砕片攪拌、搬送混合兼用のバト
ル羽根 16 スクリュウ羽根 17 駆動装置 19 第2スクリュウ羽根 20 搬出制御用のバトル羽根 30 破砕装置 A 搬送領域部 B 搬送分配領域部

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕装置で破砕され粗洗浄された廃棄合成
    樹脂製破砕片を洗浄する廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置
    において、 搬入側下端位置にて破砕装置で破砕され粗洗浄された廃
    棄合成樹脂製破砕片を受け取り、その搬出側上端部で洗
    浄済みの廃棄合成樹脂製破砕片を外部へ搬出する出口が
    設けてある傾斜した搬送用樋を備え、この搬送用樋の底
    部のうち、少なくとも搬入側下端側の領域は洗浄済み水
    を排水可能にメッシュ状に形成され、 この搬送用樋内には洗浄水を供給しその底部に沿い流す
    洗浄水供給ノズルが設けてあり、 この搬送用樋内には、その軸線周りに回転可能な搬送用
    回転軸が搬送用樋の底部に沿い配置してあり、この回転
    軸の外周面には前記搬送用樋の搬入側下端から略中央位
    置に亘り廃棄合成樹脂製破砕片を攪拌、搬送兼用のバト
    ル羽根が配置してあり、更に前記搬送用樋の略中央位置
    からその搬出側上端に亘りに搬送用のスクリュウ羽根が
    配置してあり、 この搬送用回転軸を回転駆動する駆動装置が前記搬送用
    樋乃至これと一体の支持枠に配置してあることを特徴と
    する廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記スクリュウ羽根は、前記バトル羽根寄
    りに位置する一条のみの搬送領域部と、搬出寄部におい
    ては前記スクリュー羽根と同形状の第2スクリュー羽根
    からなる二条の搬送分配領域部からなり、この搬送分配
    領域部の最搬出端には搬出制御用のバトル羽根が配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の廃棄合成樹脂
    製破砕片洗浄装置。
  3. 【請求項3】廃棄合成樹脂製破砕片は、合成樹脂製製袋
    の破砕片、合成樹脂製製容器の破砕片のうちの一種とし
    てあることを特徴とする請求項1または2記載の廃棄合
    成樹脂製破砕片洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記駆動装置は前記搬送用樋の搬出側上端
    近傍に配置され、前記洗浄水供給ノズルは前記搬送用樋
    の搬出側上端乃至中央位置近傍に少なくとも一つ配置さ
    れていると共に、前記搬送用樋の底は二重壁としてあ
    り、その内側の壁は排水用の小穴が多数穿設してあり、
    その内外壁間に排水路が形成され、その最下流端に排出
    口が設けてあり、前記搬送用樋は床面に対して搬入側が
    搬出側よりも低く傾斜していることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置全体は
    搬送、設置可能に配備されていることを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の廃棄合成樹脂製破砕片洗浄
    装置。
  6. 【請求項6】前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置の出口
    には脱水装置が接続可能に設けられていることを特徴と
    する請求項1、2、3、4または5記載の廃棄合成樹脂
    製破砕片洗浄装置。
  7. 【請求項7】前記脱水装置で脱水された洗浄済みの廃棄
    合成樹脂製破砕片を収集する為の収集容器が前記脱水装
    置の二次側に接続可能に設けられていることを特徴とす
    る請求項6記載の廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置。
  8. 【請求項8】請求項1、3、4、5、6または7記載の
    前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置を備えることを特徴
    とする破砕装置。
  9. 【請求項9】前記破砕装置は、廃棄合成樹脂製破砕部
    と、この廃棄合成樹脂製破砕部の下方に位置し破砕済み
    の廃棄合成樹脂製破砕片を粗洗浄する粗洗浄部とを備え
    ることを特徴とする請求項8記載の破砕装置。
  10. 【請求項10】前記粗洗浄部は、前記破砕装置の機枠に
    設けた洗浄水供給口と、水平方向に粗洗浄された廃棄合
    成樹脂製破砕片を搬送する搬送装置とを備えることを特
    徴とする請求項9記載の破砕装置。
  11. 【請求項11】前記搬送装置はメッシュ状の受樋と、こ
    の受樋内において水平軸線周りで回転可能に配備された
    搬送用スクリュウとを備えることを特徴とする請求項9
    または10記載の破砕装置。
  12. 【請求項12】前記廃棄合成樹脂製破砕部はカッタード
    ラムを備え、前記洗浄水供給口から供給された洗浄水を
    前記カッタードラム周面に供給され、この周面を流れて
    前記搬送装置における搬送用スクリュウに流下させる洗
    浄水通路が前記破砕装置内に形成され、破砕済みの廃棄
    合成樹脂製破砕片を洗浄後の汚水を前記搬送装置におけ
    るメッシュ状の受樋を通して前記破砕装置外に排出する
    排出口が前記搬送装置の下方で前記破砕装置の機枠に設
    けられていることを特徴とする請求項11記載の破砕装
    置。
  13. 【請求項13】前記搬送用スクリュウの搬出端部が前記
    破砕装置外に張り出し、前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄
    装置に於ける前記搬送用樋の搬入側下端上方に位置する
    ことを特徴とする請求項11または12記載の破砕装
    置。
  14. 【請求項14】前記廃棄合成樹脂製破砕片洗浄装置の機
    枠が前記破砕装置機枠に着脱可能に連結されていること
    を特徴とする請求項8、9、10、11、12または1
    3記載の破砕装置。
  15. 【請求項15】搬送用樋の搬入側下端の周囲を取り囲む
    ようにホッパーが配置してあり、このホッパーの投入口
    上方に前記受樋の搬出端部が位置することを特徴とする
    請求項8、9、10、11、12、13または14記載
    の破砕装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017114602A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 クボタ環境サ−ビス株式会社 搬送装置及び揺動開閉装置
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