JP3095145B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3095145B2
JP3095145B2 JP15667190A JP15667190A JP3095145B2 JP 3095145 B2 JP3095145 B2 JP 3095145B2 JP 15667190 A JP15667190 A JP 15667190A JP 15667190 A JP15667190 A JP 15667190A JP 3095145 B2 JP3095145 B2 JP 3095145B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance

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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第8図) D発明が解決しようとする課題(第8図) E課題を解決するための手段(第1図) F作用(第1図) G実施例(第1図〜第7図) (G1)第1の実施例(第1図〜第7図) (G1−1)情報処理装置の全体構成(第2図及び第3
図) (G1−2)ウインドウの格納(第1図〜第7図) (G1−3)実施例の動作 (G1−4)実施例の効果 (G2)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は情報処理装置及び情報処理方法に関し、例え
ばダブレツトから入力された座標データに基づいて所望
の情報を処理する情報処理装置及び情報処理方法に適用
して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、情報処理装置及び情報処理方法において、
順次入力される座標情報に基づいて移動軌跡情報を検出
し、当該移動軌跡情報に基づいて処理モードを切り換え
ることにより、使い勝手を向上することができる。
C従来の技術 従来、この種の情報処理装置においては、手帳のよう
に、住所録、電話番号簿、スケジユール表等の複数種類
の個人情報を管理し得るようになされたものが提案され
ている(特願平1−316109号、特願平2−84318号)。
このような情報処理装置においては、第8図に示すよ
うに、ユーザの選択操作に応じて表示画面Hを切り換
え、表示画面Hの上端及び右端にアイコン1A、1B、……
を表示する。
これによりユーザにおいては、必要なアイコン1A、1
B、……にペンをペンダウンした後、当該ペンを表示画
面の所定位置まで移動させることにより、当該アイコン
1A、1B、……に応じたウインドウWを当該移動位置に表
示し、ウインドウW内の表示に従つて、スケジユール等
の個人情報を管理し得るようになされている。
D発明が解決しようとする課題 ところでこの種の情報処理装置において、ウインドウ
Wの表示位置を変更したい場合がある。
また、表示中のウインドウWを格納したい場合があ
る。
この場合情報処理装置においては、ウインドウWの所
定位置ARMにペンダウンされた後、アイコン1A、1B、…
…の表示領域(以下スタンバイ領域と呼ぶ)ARSTまでペ
ンが移動されてペンアツプされると、ウインドウWを格
納する。
これに対し、表示画面Hのスタンバイ領域ARST以外の
領域(以下ページデータの表示領域と呼ぶ)ARDP内でペ
ンアツプされると、ペンアツプされた位置にウインドウ
Wを移動させるようになされている。
このためユーザにおいては、ウインドウWを格納する
際、いちいちペンをスタンバイ領域ARSTまで移動させる
煩雑な作業を繰り返す必要があり、使い勝手の点で未だ
不十分な問題があつた。
この問題を解決する1つの方法として、スタンバイ領
域ARSTを大きくする方法も考えられるが、スタンバイ領
域ARSTを大きくするとその分ページデータの表示領域AR
DPが小さくなり、個人情報を小さな表示領域にしか表示
し得なくなる。
これに対して、ウインドウW内にウインドウ格納指示
用のアイコンを表示する方法も考えられるが、ウインド
ウW内にアイコンを表示した分、ウインドウW内の表示
領域が減少し、実用的ではない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので従来に比
して使い勝手を向上することができる情報処理装置及び
情報処理方法を提案しようとするものである。
E課題を解決するための手段 かかる課題を解決するため本発明においては、表示手
段5と、該表示手段5の表示画像に対応してペン6によ
る入力操作がされたとき座標情報を入力する座標入力手
段(32、31)と、座標入力手段(32、31)にペン6がペ
ンダウンしてからペンアツプするまでの座標情報に基づ
いて、ペン6の移動軌跡情報を検出する移動軌跡情報検
出手段SP19と、座標情報に基づいてペン6が座標入力手
段(32、31)上を移動した移動速度情報を検出する移動
速度情報検出手段SP24と、移動軌跡情報検出手段SP19及
び移動速度情報検出手段SP24によつて検出した移動軌跡
情報及び移動速度情報に基づいて、処理モードを切り換
えるモード切換手段(SP16、SP25)とを具え、移動軌跡
情報検出手段SP19は、移動軌跡情報として連続軌跡の折
返し点の座標位置と、連続軌跡が終了する座標との間の
距離情報を検出し、移動速度情報検出手段SP24は、折返
し点の座標位置から連続軌跡が終了する座標の間の移動
速度情報を検出し、モード切換手段(SP16、SP25)は、
ペン6が表示手段5に表示されるウインドウの所定領域
に対応した座標入力手段(32、31)の座応にペンダウン
した際に、該ウインドウをモード切換対象となし、距離
情報又は移動速度情報が所定値以下である場合には、ペ
ン6が移動した先にウインドウを移動させて表示するモ
ードとなし、距離情報及び移動速度情報が所定値以上で
ある場合にはウインドウを格納するモードとなすように
する。
F作用 座標入力手段(32、31)上に入力操作を開始した座標
点から、所定方向における入力軌跡の移動方向及び速
度、折返しの有無を検知し、折返し及び速度が速い場合
はウインドウを格納し、また折返し無しで速度も遅い場
合はウインドウの移動を指定するようなモード切換を行
うようにしたことにより、ウインドウの格納処理をペン
6を用いてウインドウを捉えてチエツク操作するだけで
行い得、その結果優れたユーザインターフエースを提供
できる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 (G1−1)情報処理装置の全体構成 第2図において、1は全体として情報処理装置を示
し、蝶番2で、筐体A及びBを折り畳んで携帯し得るよ
うになされている。
筐体Bは、前面にマイクロフオン3が配置され、これ
により音声を入力し得るようになされている。
これに対して筐体Bの上面には、キースイツチ4a〜4d
が配置され、当該情報処理装置1の動作を必要に応じて
切り換え得るようになされている。
さらに筐体Bには、上面に静電容量型のタブレツトを
搭載した液晶表示パネル5が配置され、当該液晶表示パ
ネル5を介して所望の個人情報をウインドウ、アイコン
と共に表示し得るようになされている。
さらに、筐体Aに格納されたペン6をタブレツトにペ
ンダウンすることにより、当該タブレツトを介して座標
データを入力し、これにより当該座標データに基づい
て、ウインドウの表示位置を切り換えたり、必要に応じ
て個人情報を管理し得るようになされている。
筐体Aは、右側面に録音操作子7a、再生操作子7b、停
止操作子7c及び音量調整操作子7dでなる操作子7が配置
され、これにより当該操作子7を操作してマイクロフオ
ン3でピツクアツプされた音声を記録再生し得るように
なされている。
これに対して筐体Aの上面には、電源スイツチ8に加
えて、スピーカ9が配置され、これによりマイクロフオ
ン3でピツクアツプした音声をモニタすると共に、電話
の送話器を当該スピーカ9に押し付けて電話回線を通じ
て個人情報を転送し得るようになされている。
さらに筐体Aの上面には、電池収納場所10の他にキー
スイツチ11a〜11dが配置され、これによりキースイツチ
4a〜4dと共に、当該情報装置1の動作を必要に応じて切
り換え得るようになされている。
第3図に示すように、情報処理装置1の信号処理回路
においては、電源回路21に電源スイツチ8、操作子7及
びキースイツチ11a〜11dが接続され、これにより電源ス
イツチ8をオン操作すると、当該情報処理装置1全体の
電源が立ち上がるようになされている。
電源回路21においては、電源供給動作に加えて、操作
子7及びキースイツチ11a〜11dがオン操作されると、キ
ーインターフエース回路22に制御データを送出する。
キーインターフエース回路22は、電源回路21から送出
された制御データをバス23を介して中央処理ユニツト
(CPU)24に送出し、これにより当該情報処理装置1の
動作を切り換える。
キーインターフエース回路22は、キースイツチ4a〜4d
がオン操作された場合も同様にして制御データを送出
し、これによりキースイツチ4a〜4dのオン操作に応動し
て当該情報処理装置1の動作を切り換える。
すなわち中央処理ユニツト24は、バス23を介してリー
ドオンリメモリ回路(ROM)25及びランダムアクセスメ
モリ回路(RAM)26をアクセスし得るようになされ、こ
れにより操作子の操作に応動してリードオンリメモリ回
路25の処理プログラムを実行する。
このとき中央処理ユニツト24においては、バツクアツ
プ電池27に接続されたバツクアツプメモリ回路28をアク
セスすることにより、当該バツクアツプメモリ回路28に
格納された個人情報を更新すると共に、当該バツクアツ
プメモリ回路28に個人情報を登録し、必要に応じて当該
個人情報を表示パネル5上に表示する。
すなわち中央処理ユニツト24は、処理モードに応じて
アクセスした個人情報をデイスプレイコントローラ29に
出力することにより、ビデオメモリ回路(V−RAM)30
の内容を更新し、表示パネル5上の表示を更新する。
さらに中央処理ユニツト24は、タブレツトインターフ
エース回路31を介して、タブレツト32上にペンダウンさ
れたペン6の座標データを取り込み、当該座標データに
基づいて、例えばウインドウをペンアツプされた位置に
移動させたり、当該ウインドウを格納する。
これにより第8図について上述したように、当該情報
処理装置1の動作モードを例えばスケジユールのモード
に切り換え、必要に応じてペン6をアイコン上にペンダ
ウンした後、所望の位置まで移動させることにより、所
望のウインドウWを表示し得るようになされている。
さらに中央処理ユニツト24は、キーインタフエース回
路22から出力される制御データに応じて、固体素子録音
処理回路32を制御し、これによりマイクロフオン3でピ
ツクアツプした音声をバツクアツプメモリ回路28を記録
すると共に、必要に応じて加算回路33を介してスピーカ
9から出力する。
さらに中央処理ユニツト24は、ダイアラ回路34を制御
し、個人情報でなる電話番号の情報に基づいて、いわゆ
るプツシユホン回線のデイユアルトーン信号を加算回路
33を介してスピーカ9から出力する。
さらに中央処理ユニツト24は、水晶振動子34を基準に
してバツクアツプ電池27で常時動作するタイマ35から時
間情報を入力し得るようになされ、これにより当該時間
情報を基準にしてスケジユール等の個人情報を管理し得
るようになされている。
なおバス23には、ICカードインターフエース回路37及
び拡張用インターフエース回路38が接続され、これによ
りICカードインターフエース回路37にICカード39を接続
して当該情報処理装置1の処理能力を向上し得ると共
に、必要に応じて拡張用インターフエース回路38を介し
てモデム通信し得るようになされている。
(G1−2)ウインドウの格納 この実施例において、中央処理ユニツト24は、ウイン
ドウWを表示した状態で、第1図に示す処理手順を実行
し、これによりウインドウWを移動すると共に、必要に
応じて当該ウインドウWを格納する。
すなわち中央処理ユニツト24は、ステツプSP1からス
テツプSP2に移り、タブレツトインターフエース回路31
から座標データを取り込むことにより、ペン6の座標デ
ータを検出する。
続いて中央処理ユニツト24は、ステツプSP3に移り、
タブレツトインターフエース回路31の出力データに基づ
いて、ペン6がペンダウンされた否か判断する。
ここで否定結果が得られると、中央処理ユニツト24は
ステツプSP2に戻り、これによりペン6がペンダウンさ
れるまでステツプSP2−SP3−SP2のループを繰り返す。
これに対してペン6がペンダウンされると、ステツプ
SP3において肯定結果が得られることにより、ステツプS
P4に移り、カウンタをクリアした後、ステツプSP5に移
つてタイマ35から現在時刻t0を取り込んで現在時刻を記
録する。
続いて中央処理ユニツト24は、ステツプSP6に移り、
ステツプSP2において取り込んだ座標データx0及びy0
カウント値n=0の座標データとして記録する。
続いて中央処理ユニツト24は、ステツプSP7に移り、
カウンタのカウント値をアツプカウントし、これにより
カウント値nを更新し、ステツプSP8に移る。
ここで中央処理ユニツト24は、タブレツトインターフ
エース回路31から座標データを取り込むことにより、カ
ウント値n(この場合n=1でなる)の座標データを取
り込んだ後、ステツプSP9に移り、ペンアツプされたか
否か判断する。
ここで否定結果が得られと、中央処理ユニツト24は、
ステツプSP6に戻り、かくしてペンアツプされるまで、
ステツプSP6−SP7−SP8−SP9−SP6のループを繰り返
し、カウント値nのアツプカウントに伴つて、順次座標
データx0及びy0、x1及びy1、……を取り込み、これによ
り当該座標データx0、y0、x1、y1、……に基づいてペン
6の軌跡を検出することができる。
これに対してペンアツプされると、ステツプSP9にお
いて肯定結果が得られることにより、中央処理ユニツト
24は、ステツプSP10に移り、カウンタを値0にクリアし
た後、ステツプSP11に移る。
ここで中央処理ユニツト24は、ペンアツプされたとき
のy方向の座標データyをレジスタに格納した後、クリ
アされたカンウト値0のy方向の座標データy0が当該レ
ジスタ内の座標データyより大きいか否か判断する。
ここで否定結果が得られると、中央処理ユニツト24
は、ステツプSP12に移り、カウント値をアツプカウント
した後、ステツプSP13において、アツプカウントされた
カウント値iが、ペンアツプされた時点のカンウト値n
より小さいか否か判断する。
ここで肯定結果が得られると、中央処理ユニツト24
は、ステツプSP11に戻り、アツプカウントしたカウント
値iのy方向の座標データy1についてレジスタ内の座標
データyより大きいか否か判断する。
かくして第4図に示すように、点P0にペンダウンした
後、y方向負側にペン6を単調に移動させて点P2でペン
アツプした場合は、ステツプSP11において、順次否定結
果が得られることにより、中央処理ユニツト24は、ステ
ツプSP11−SP12−SP13−SP11のループを繰り返す。
この場合、点P2直前の点Pnにおいて、ステツプSP13で
否定結果が得られることにより、レジスタ内の上表デー
タをペンアツプされた点P2の座上表データyに保持した
まま、中央処理ユニツト24は、ステツプSP14に移る。
これにより中央処理ユニツト24は、ペン6の軌跡を順
次検出し、最も負側の座標データyをレジスタ内に保持
する。
これに対して第5図に示すように、点P0にペンダウン
した後、y方向正側にペン6を単調移動させて点P2でペ
ンアツプした場合、点P0の座標データy0について、ステ
ツプSP11で肯定結果が得られることにより、中央処理ユ
ニツト24は、ステツプSP15に移る。
ここで中央処理ユニツト24は、レジスタ内の座標デー
タyをカウント値の座標データ(この場合ペンダウンし
た点の座標データy0でなる)に設定した後、ステツプSP
12に移る。
これにより中央処理ユニツト24は、レジスタ内の座標
データを更新した後、ステツプSP11−SP12−SP13−SP11
のループを繰り返し、負側にペン6を単調に移動させた
場合と同様に、ペン6の軌跡を順次検出し、最も負側の
座標データをレジスタ内に保持してステツプSP14に移
る。
同様に第6図に示すように、点P0にペンダウンした
後、y方向正側にペン6を単調に移動させて点PMで折り
返し、点P2でペンアツプした場合、ステツプSP11−SP12
−SP13−SP11のループが繰り返され、レジスタ内の座標
データyがペンアツプされた点P2の座標データに保持さ
れたまま、ステツプSP14に移り、これにより最も負側の
座標データyがレジスタ内に保持される。
これに対して第7図に示すように、点P0にペンダウン
した後、y方向負側にペン6を単調に移動させて点PM
折り返し、点P2でペンアツプした場合は、点P0から点PM
までの区間においては、ステツプSP11−SP15−SP12−SP
13−SP11のループが繰り返され、これにより順次レジス
タ内の座標データがカウント値iの座標データyiに更新
される。
さらに点PMから点P2までの区間においては、ステツプ
SP11−SP12−SP13−SP11のループが繰り返され、これに
より折り返した点PMの座標データyiがレジスタ内に保持
されたまま、ステツプSP14に移る。
かくして中央処理ユニツト24においては、順次ペン6
の軌跡を検出し、最も負側の座標データをレジスタ内に
格納するようになされている。
ステツプSP14において、中央処理ユニツト24は、レジ
スタに格納された座標データyの点P1について、ペンダ
ウンした点P0より充分にy方向負側に位置するか否か判
断する。
この判断は、レジスタに格納された座標データをyに
対して、次式 y0−y>5〔mm〕 ……(1) の関係式を満足するか否かで判断され、ここで否定結果
が得られると、中央処理ユニツト24は、ステツプSP16に
移り、ペンアツプされた点P2にウインドウWを移動させ
た後、ステツプSP17に移つて当該処理手順を終了する。
これにより第4図及び第5図について上述したよう
に、ペン6を単調に移動させた場合は、ステツプSP14に
おいて否定結果が得られることにより、ウインドウWの
移動処理が実行される。
同様に第6図について上述したように、点P0にペンダ
ウンした後、y方向正側にペン6を単調に移動させて点
PMで折り返し、点P2でペンアツプした場合は、ペンアツ
プした点P2の座標データがレジスタ内に保持されている
ことにより、ステツプSP14において否定結果が得られ、
ウインドウWの移動処理が実行される。
これに対して第7図について上述したように、点P0
ペンダウンした後、y方向負側にペン6を単調に移動さ
せて点PMで折り返し、点P2でペンアツプした場合は、折
り返した点PMの座標データがレジスタ内に保持されるこ
とにより、ステツプSP14において肯定結果が得られ、中
央処理ユニツト24は、ステツプSP18に移る。
ここで中央処理ユニツト24は、続く処理ステツプを順
次実行してウインドウWを格納し、これによりペン6を
跳ねるように移動させるだけで、ウインドウWを格納す
るようになされている。
従つて、従来のようにいちいちペン6をスタンバイ領
域ARSTまで医銅させる煩雑な作業を繰り返さなくても、
単にペンダウンした後跳ねるように操作してウインドウ
Wを格納し得、ウインドウ格納の操作を簡略化して使い
勝手を向上することができる。
実際上、ペン6を跳ねるように操作する動作は、ペン
6をスタンバイ領域ARSTまで移動させる動作に比して、
ユーザがウインドウWを表示画面上から消去したいとゆ
う感覚に適応した動作である。
従つて、このようにしてウインドウWを格納するよう
にすれば、単に操作を簡略化するだけでなく、従来に比
して使い心地をも向上し得、その分当該情報処理装置1
の使い勝手を向上することができる。
さらに、ウインドウWの表示中においては、スタンバ
イ領域ARSTを表示しておく必要がないことにより、当該
スタンバイ領域ARSTの表示を省略してページデータの表
示領域ARDPを拡大し得、その分当該情報処理装置1の使
い勝手を向上することができる。
ところでタブレツト32の操作に不慣れなユーザにおい
ては、ペンダウンした際ペン6を微妙に振動させてしま
い、結果的にペン6の軌跡が折り返されて検出される場
合がある。
また、ウインドウWを格納しようとしてペンダウンし
た後、思い留まる場合もある。
さらに、使用環境によつて、雑音により座標データが
変動する場合もある。
従つて、このような場合にウインドウWを格納する
と、却つて当該情報処理装置1の使い勝手を損なうよう
になる。
このため中央処理ユニツト24は、ステツプSP18におい
て、ペンアツプした点P2がペンダウンした点P0より充分
に正側に位置するか否か判断する。
この判断は、ペンアツプした点P2の座標データをyUP
とおいて、次式 yUP−y0>20〔mm〕 ……(2) の関係式を満足するか否かで判断され、ここで否定結果
が得られると、ステツプSP16に移り、ペンアツプされた
位置にウインドウWを移動させた後、ステツプSP17に移
つて当該処理手順を終了する。
これにより中央処理ユニツト24は、ステツプSP14及び
SP18において、点P0、P1、P2間の距離が所定値以下のと
き、ペンアツプされた位置にウインドウWを移動させる
のに対し、当該点P0、P1、P2間の距離が所定値以上のと
き、続くステツプSP19に移る。
これにより、ユーザが誤つてペンダウンし、このとき
ペンの軌跡がふらついた場合でも、ウインドウWを格納
しないようになされている。
中央処理ユニツト24は、ステツプSP19において次式 の演算処理を実行し、ペンダウンされた後ペンアツプさ
れるまでのペン6の移動距離X及びYを検出する。
続いて中央処理ユニツト24は、ステツプSP20に移つ
て、ペンアツプされた現在時刻tUPを取り込んだ後、ス
テツプSP21に移つて、ペンダウンされた後ペンアツプさ
れるまでの時間Δtを検出する。
続いて中央処理ユニツト24は、ステツプSP22に移つ
て、次式 Δt>0.1〔sec〕 ……(5) を満足するか否か判断することにより、ペンダウンされ
た後ペンアツプされるまでの時間Δtが充分か否か判断
し、ここで否定決定が得られると、ステツプSP16に移
る。
これにより中央処理ユニツト24は、例えばユーザが誤
つてペンダウンし、素早くペンアツプした場合、ウイン
ドウWを格納しないようになされている。
これに対してステツプSP22において肯定結果が得られ
ると、中央処理ユニツト24は、ステツプSP23に移り、ペ
ンダウンされた後ペンアツプされるまでの移動距離X及
びYについて、次式 |X|+|Y|>20〔mm〕 ……(6) を満足するか否か判断し、これによりペン6の移動距離
は充分か否か判断する。
すなわちユーザがウインドウWの格納を思い留まつた
場合等においては、移動距離が短いと考えられる。
ここためステツプSP23において否定結果が得られる
と、中央処理ユニツト24は、ステツプSP16に移り、ウイ
ンドウWを格納することなく、ペンアツプ位置に移動さ
せた後、ステツプSP17に移つて当該処理手順を終了す
る。
これに対してステツプSP23において肯定結果が得られ
ると、中央処理ユニツト24は、ステツプSP24に移り、次
の演算処理を実行し、ペンダウン後ペンアツプされるま
でのペン6の移動速度vを検出する。
さらに中央処理ユニツト24は、当該移動速度vについ
て、次式 v>100〔mm/sec〕 ……(8) の関係式を満足するか否か判断し、これによりペン6の
移動速度vが遅いとき、ステツプSP16に移つてウインド
ウWを移動させた後、ステツプSP17移つて当該処理手順
を終了する。
これに対して、ペン6の移動速度vが早い場合、ステ
ツプSP24において肯定結果が得られることにより、ステ
ツプSP25に移り、ウインドウWを格納した後、ステツプ
SP17に移つて当該処理手順を終了する。
すなわちペン6を跳ねるように移動させる場合は、一
般に移動速度vが早い場合と考えられる。
従つて、ペン6の軌跡が折り返された場合だけでな
く、併せて移動速度を基準にしてウインドウWを格納す
ることにより、ユーザの所望する場合に確実にウインド
ウWを格納することができる。
(G1−3)実施例の動作 以上の構成において、情報処理装置1において、キー
スイツチ4a〜4d、11a〜11dがオン操作されることによ
り、動作モードが切り換わり、所望の個人情報が表示パ
ネル5上に表示される。
この状態で所望のアイコン上にペン6をペンダウンし
た後、ページデータの表示領域ARDPまでペン6を移動さ
せることにより、当該移動位置にウインドウWが表示さ
れる。
この状態でウインドウWの所定領域ARMにペンダウン
した後、ペン6を大きく跳ねるように移動させると、中
央処理ユニツト24がステツプSP14−SP18−SP19−SP20−
SP21−SP22−SP23−SP24−SP25−SP17の処理ステツプを
順次実行することにより、ペン6の軌跡が大きく折り返
されたことが検出され、ウインドウWが格納される。
これに対して、単にペン6を移動させた場合等におい
ては、ステツプSP16の処理が実行され、ペンアツプした
位置にウンドウWが移動される。
(G1−4)実施例の効果 以上の構成によれば、ペン6の軌跡に基づいて処理モ
ードを切り換え、ペン6の軌跡が大きく折り返された場
合、ウインドウWを格納することにより、煩雑なウイン
ドウWの格納作業を簡略化し得、その分当該情報処理装
置1の使い勝手を向上することができる。
(G2)他の実例例 なお上述の実施例においては、、静電容量型のタブレ
ツトを用いる場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、ライトペン、マウス、感圧式のタブレツト等の座
標入力手段を広く適用することができる。
この場合、それぞれライトペン、マウス等を移動させ
た軌跡が入力軌跡に相当する。
さらに上述の実施例においては、y方向負側の折り返
しを検出して処理モードを切り換える場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、y方向正側の折り返しを
検出する場合、x方向正側又は負側の折り返しを検出す
る場合、さらにはx及びy方向について折り返しを検出
する場合に広く適用することができる。
さらにこの場合、併せて移動方向に応じて処理モード
を切り換えるようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、移動速度が早く、軌
跡が大きく折り返されたとき処理モードを切り換える場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、単に軌跡
が大きく折り返されたとき処理モードを切り換えるよう
にしてもよい。
さらに上述の実施例においては、ウインドウを格納す
る場合について述べたが、本発明はこれにに限らず、例
えばワードプロセツサに適用して入力した文字を削除す
る場合等、種々の処理モードを切り換える場合に広く適
用することができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、座標入力手段上に入力
操作を開始した座標点から、所定方向における入力軌跡
の移動方向及び速度、折返しの有無を検知し、折り返し
及び速度が速い場合はウインドウを格納し、また折返し
無しで速度も遅い場合はウインドウの移動を指定するよ
うなモード切換を行うようにしたことにより、ウインド
ウの格納処理をペンを用いてウインドウを捉えてチエツ
ク操作するだけで行い得、その結果優れたユーザインタ
ーフエースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるウインドウの格納処理
の動作の説明に供するフローチヤート、第2図は情報処
理装置の外観構成を示す斜視図、第3図はそのブロック
図、第4図〜第7図はその動作の説明に供する略線図、
第8図は表示画面を示す略線図である。 1……情報処理装置、5……表示パネル、6……ペン、
24……中央処理ユニツト、31……タブレツトインターフ
エース回路、32……タブレツト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示手段と、 該表示手段の表示画像に対応してペンによる入力操作が
    されたとき座標情報を入力する座標入力手段と、 上記座標入力手段に上記ペンがペンダウンしてからペン
    アツプするまでの上記座標情報に基づいて、上記ペンの
    移動軌跡情報を検出する移動軌跡情報検出手段と、 上記座標情報に基づいて上記ペンが上記座標入力手段上
    に移動した移動速度情報を検出する移動速度情報検出手
    段と、 上記移動軌跡情報検出手段及び上記移動速度情報検出手
    段によつて検出した上記移動軌跡情報及び上記移動速度
    情報に基づいて、処理モード切り換えるモード切換手段
    とを具え、 上記移動軌跡情報検出手段は、上記移動軌跡情報として
    連続軌跡の折返し点の座標位置と、上記連続軌跡が終了
    する座標との間の距離情報を検出し、 上記移動速度情報検出手段は、上記折返し点の座標位置
    から上記連続軌跡が終了する座標の間の移動速度情報を
    検出し、 上記モード切換手段は、 上記ペンが上記表示手段に表示されるウインドウの所定
    領域に対応した上記座標入力手段の座標にペンダウンし
    た際に、該ウインドウをモード切換対象となし、 上記距離情報又は上記移動速度情報が所定値以下である
    場合には、上記ペンが移動した先に上記ウインドウを移
    動させて表示するモードとなし、 上記距離情報及び上記移動速度情報が所定値以上である
    場合には上記ウインドウを格納するモードとなす ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】表示手段の表示画像に対応してペンによる
    入力操作がされたとき座標情報を入力する座標入力ステ
    ツプと、 上記座標入力ステツプにより入力された上記ペンがペン
    ダウンしてからペンアツプするまでの上記座標情報に基
    づいて、上記ペンの移動軌跡情報を検出する移動軌跡情
    報検出ステツプと、 上記座標情報に基づいて上記ペンが上記座標入力手段上
    を移動した速度情報を検出する移動速度情報検出ステツ
    プと、 上記移動軌跡情報検出ステツプ及び上記移動速度検出ス
    テツプによつて検出した上記移動軌跡情報及び上記移動
    速度情報に基づいて、処理モードを切り換えるモード切
    換ステツプとを具え、 上記移動軌跡情報検出ステツプは、上記移動軌跡情報と
    して連続軌跡の折返し点の座標位置と、上記連続軌跡が
    終了する座標位置との間の距離情報を検出し、 上記移動速度情報検出ステツプは、上記折返し点の座標
    位置から上記連続軌跡が終了する座標の間の移動速度情
    報を検出し、 上記モード切換ステツプは、 上記ペンが上記表示手段に表示されるウインドウの所定
    領域に対応した上記座標入力手段の座標にペンダウンし
    た際に、該ウインドウをモード切換対象となし、 上記距離情報又は上記移動速度情報が所定値以下である
    場合には、上記ペンが移動した先に上記ウインドウを移
    動させて表示するモードとなし、 上記距離情報及び上記移動速度情報が所定値以上である
    場合には上記ウインドウを格納するモードとなす ことを特徴とする情報処理方法。
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