JP3094989U - ペーパーホルダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配送時や陳列時に嵩張らないペーパーホルダ
を提供することである。 【解決手段】 直方体形状の収納ケース１の底面１ａに
マグネット２を取り付けるとともに、１つの側面を開放
してティッシュペーパーＡの投入口４とし、残りの３つ
の側面１ｃを折り畳み可能な薄手のポリプロピレンシー
トで形成して、これらの各側面１ｃの中央高さ位置に、
底面１ａと平行な折り目線５を入れることにより、収納
ケース１を各折り目線５で偏平に折り畳み可能とし、配
送時や陳列時にペーパーホルダが嵩張らないようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 この考案は、ティッシュペーパーやキッチンペーパーを収納するケースにマグ ネットを取り付けて、スチール棚や冷蔵庫等に着脱可能としたペーパーホルダに 関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 箱入りのティッシュペーパーを収納するケースにマグネットを取り付けて、ス チール棚や冷蔵庫等の適当な高さ位置に着脱可能とし、ティッシュペーパーの使 い勝手を良くしたペーパーホルダがある（例えば、特許文献１参照。）。また、 ウェットティッシュの収納ケースに、マグネットを取り付けたものもある（例え ば、特許文献２参照。）。 【０００３】 これらの収納ケースは、いずれもプラスチック製等の剛体で直方体形状に形成 されており、収納ケースの底面にマグネットが取り付けられ、天井面にペーパー の取り出し口が設けられたものが多い。 【０００４】 【特許文献１】 実開昭６２−３５９７１号公報（第２頁、第１図） 【特許文献２】 実開平４−１３５８２号公報（第４−７頁、第１図） 【０００５】 【考案が解決しようとする課題】 上述したマグネット付きのペーパーホルダは、収納ケースがプラスチック製等 の剛体で直方体形状に形成されて一つ一つが嵩張るので、商品としての配送コス トが高くなるとともに、店舗等での陳列時にスペースを広く必要とする問題があ る。 【０００６】 そこで、この考案の課題は、配送時や陳列時に嵩張らないペーパーホルダを提 供することである。 【０００７】 【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案は、箱入りもしくは箱なしの畳み重ね られたティッシュペーパー、または、分離用のミシン目を入れられたロール状の キッチンペーパーを収納する直方体形状の収納ケースの底面にマグネットを取り 付け、その天井面に前記ペーパーの取り出し口を設けたペーパーホルダにおいて 、前記直方体形状の収納ケースの１つの側面を開放し、残りの３つの側面を折り 畳み可能なシート部材で形成して、これらの側面の中央高さ位置に、前記底面と 平行な折り目線を入れた構成を採用した。 【０００８】 すなわち、直方体形状の収納ケースの１つの側面を開放し、残りの３つの側面 を折り畳み可能なシート部材で形成して、これらの各側面の中央高さ位置に底面 と平行な折り目線を入れることにより、収納ケースを各折り目線で偏平に折り畳 み可能として、配送時や陳列時にペーパーホルダが嵩張らないようにした。 【０００９】 【考案の実施の形態】 以下、図面に基づき、この考案の実施形態を説明する。図１は、第１の実施形 態を示す。このペーパーホルダは、図１（ａ）に示すように、畳み重ねられたテ ィッシュペーパーＡを収納する収納ケース１の底面１ａにシート状のマグネット ２を取り付け、天井面１ｂにティッシュペーパーＡの取り出し口３を設けたもの である。収納されるティッシュペーパーＡは箱入りのものでも箱なしのものでも よい。 【００１０】 前記収納ケース１は、偏平な長方形断面の直方体形状とされ、長手方向の一つ の側面が開放されてティッシュペーパーＡの投入口４とされており、底面１ａは 厚手のポリプロピレンシートで形成され、天井面１ｂと投入口４を除く３つの側 面１ｃは、折り畳み可能な薄手のポリプロピレンシートで形成されている。なお 、底面１ａは、投入口４側で約１５ｍｍ、各側面１ｃで約５ｍｍずつ外側へ張り 出している。 【００１１】 図１（ｂ）に示すように、各側面１ｃの中央高さ位置には、底面１ａと平行な 折り目線５が入れられ、投入口４と反対側の側面１ｃとその両側の側面１ｃ間の 稜は分離されており、収納ケース１が各折り目線５で偏平に折り畳み可能とされ ている。投入口４と反対側の側面１ｃの折り目線５は外折り、その両側の側面１ ｃの各折り目線５は内折りとされている。 【００１２】 図２は、第２の実施形態を示す。このペーパーホルダは、図２（ａ）に示すよ うに、ロール状で分離用のミシン目が入れられたキッチンペーパーＢを収納する 収納ケース１の底面１ａにシート状のマグネット２を取り付け、天井面１ｂにキ ッチンペーパーＢの取り出し口３を設けたものである。 【００１３】 前記収納ケース１は、正方形断面の直方体形状とされ、第１の実施形態のもの と同様に、長手方向の一つの側面が開放されてキッチンペーパーＢの投入口４と され、底面１ａは厚手のポリプロピレンシートで、天井面１ｂと投入口４を除く ３つの側面１ｃは、折り畳み可能な薄手のポリプロピレンシートで形成されてい る。また、底面１ａは、投入口４側で約１０ｍｍ、各側面１ｃで約５ｍｍずつ外 側へ張り出している。 【００１４】 図２（ｂ）に示すように、この収納ケース１は、投入口４を除く３つの側面１ ｃの中央高さ位置に、底面１ａと平行な内折りの折り目線５が入れられ、投入口 ４と反対側の側面１ｃの両側に接続された各側面１ｃに、稜の近傍で斜めの折り 目線５ａが折り目線５の上下に入れられるとともに、この折り目線５ａと稜で囲 まれた部分の折り目線５が外折りに反転されている。したがって、この収納ケー ス１は、稜の近傍で両側の側面１ｃを重ねるように折り畳まれる。 【００１５】 上述した各実施形態では、収納ケースをポリプロピレンシートで形成したが、 他の合成樹脂シート、紙、不織布等で形成することもできる。また、収納ケース の寸法や断面形状は、収納するペーパーに応じて任意に設計することができ、投 入口を開閉可能に覆うカバーシートを取り付けてもよい。 【００１６】 なお、本発明に係るペーパーホルダは、収納ケースのペーパー取り出し口にカ ッターを取り付ければ、ロール状のラップシートやアルミホイル等用のホルダと して使用することもできる。 【００１７】 【考案の効果】 以上のように、この考案のペーパーホルダは、直方体形状の収納ケースの１つ の側面を開放し、残りの３つの側面を折り畳み可能なシート部材で形成して、こ れらの各側面の中央高さ位置に底面と平行な折り目線を入れることにより、収納 ケースを各折り目線で偏平に折り畳み可能としたので、配送時や陳列時にペーパ ーホルダが嵩張らないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】ａは第１の実施形態のペーパーホルダを示す外
観斜視図、ｂはａのペーパーホルダを折り畳む状態を示
す外観斜視図 【図２】ａは第２の実施形態のペーパーホルダを示す外
観斜視図、ｂはａのペーパーホルダを折り畳む状態を示
す外観斜視図 【符号の説明】 １ 収納ケース １ａ 底面 １ｂ 天井面 １ｃ 側面 ２ マグネット ３ 取り出し口 ４ 投入口 ５、５ａ 折り目線

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 箱入りもしくは箱なしの畳み重ねられた
   ティッシュペーパー、または、分離用のミシン目を入れ
   られたロール状のキッチンペーパーを収納する直方体形
   状の収納ケースの底面にマグネットを取り付け、その天
   井面に前記ペーパーの取り出し口を設けたペーパーホル
   ダにおいて、前記直方体形状の収納ケースの１つの側面
   を開放し、残りの３つの側面を折り畳み可能なシート部
   材で形成して、これらの側面の中央高さ位置に、前記底
   面と平行な折り目線を入れたことを特徴とするペーパー
   ホルダ。