JP3094733U - スキャナ付きプリンタ - Google Patents

スキャナ付きプリンタ

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JP3094733U JP2002007999U JP2002007999U JP3094733U JP 3094733 U JP3094733 U JP 3094733U JP 2002007999 U JP2002007999 U JP 2002007999U JP 2002007999 U JP2002007999 U JP 2002007999U JP 3094733 U JP3094733 U JP 3094733U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なくてスキャナを上下動させる
際に不快な騒音を生じさせずインク交換窓の周縁部が損
傷されないようにすること。 【構成】 プリンタPの筐体1の前面上部にインク交換
窓2が開設され、該インク交換窓2を塞ぐようにしてス
キャナSが筐体1上に載置され、筐体1内に配置した基
枠27に枢着軸22を介してスキャナSに垂設したブラ
ケット28が回動可能に枢着され、基枠27に上下一対
のロック孔29a,29bが貫設されると共に、ブラケ
ット28に各ロック孔29a,29bに択一的に嵌入す
ることによりスキャナSを下動位置Aまたは上動位置B
にロックするためのロック突起30が一体突設され、ロ
ック突起30をロック孔29a,29bに向けて付勢し
スキャナSを上方に付勢するロックばね33が設けられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばパーソナルコンピュータに接続されるインクジェット式など のプリンタとスキャナとを組み合わせたスキャナ付きプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ付きプリンタの技術として特許文献1などに記載したものがあ り、その一例を図9から図11に基づいて説明すると、これは、インクジェット 式プリンタPの筐体1の前面上部にインク交換窓2が開設され、該インク交換窓 2を塞ぐようにしてスキャナSが前記筐体1上に載置されたものである。
【0003】 前記プリンタPは、筐体1の上面後部に開設した給紙トレイ4付き給紙口1a から排紙口1bに至る搬送ラインLに沿って給紙ローラ5、送りローラ6、印刷 部7及び排紙ローラ8が設けられたものであって、前記印刷部7はガイドレール 7a及びガイドロッド7bに沿って往復移動可能なキャリッジ7cにインク7d を着脱可能に搭載したものである。なお、9は押さえローラである。
【0004】 印刷手順を説明すると、給紙トレイ4上に用紙aをセットし、パーソナルコン ピュータの印刷指令信号に基づいて給紙ローラ5を回転させることにより用紙a を1枚だけ送りローラ6と押さえローラ9との間に送り出し、その送り出した用 紙aに印刷部7の印刷ヘッド7eにより印刷を施し、その印刷した用紙aを排紙 ローラ8と押さえローラ9とにより排紙口1bから排出する。
【0005】 前記スキャナSは、図9及び図10に示すように、平面視矩形状のケーシング 11と、該ケーシング11上に枢支軸12を介して開閉可能に配置した蓋部13 とを有し、ケーシング11の上面開口部に透明ガラス板14が配置され、該ケー シング11内のガイドロッド15及びガイドレール16に沿って駆動機構(図示 せず)により移動させるキャリッジ17にCCD18が搭載されている。なお、 19は操作部である。
【0006】 複写手順を説明すると、蓋部13を枢支軸12を中心に上動させて開放した透 明ガラス板14上に原稿(図示せず)を載せた後、蓋部13を下動させて原稿を 透明ガラス板14に押し付け、操作部19またはパーソナルコンピュータの複写 指令信号に基づいてキャリッジ17を移動させてCCD18により原稿の記事を 読み取る。
【0007】 図9及び図10に示すように、前記ケーシング11の後部両端から後方に延び る一対のアーム部11aが筐体1の後部に突設した一対の腕部21にそれぞれ枢 着軸22を介して回動可能に枢着されている。また、筐体1の上面にキックスタ ンド23が起倒可能に配置されると共に、該キックスタンド23を起立方向に付 勢するキックばね24が設けられている。なお、25はケーシング11の下面に 突設されてインク交換窓2内に嵌入する円弧状塞ぎ板である。
【0008】 インク7dの交換手順を説明すると、図9に実線で示すように、スキャナSを 自重により下動位置Aに停止させている状態から、該スキャナSの前部を押し上 げることにより、そのスキャナSが枢着軸22を中心に上動され、これにより、 キックスタンド23をキックばね24により起立させて該キックスタンド23の 先端をスキャナSの下面に係合させ、そのスキャナSを上動位置Bに停止させて 、インク交換窓2を開放する(図9仮想線及び図11参照)。次に、開放された インク交換窓2を通してインク7dを新品と交換した後、指部によりキックスタ ンド23をキックばね24に抗して倒し、スキャナSを下動させてインク交換窓 2を閉鎖する。
【0009】
【特許文献1】 特開2000−22868号公報
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 上記構成では、スキャナSを上動位置Bに停止させるためにキックスタンド2 3とキックばね24とを用いており、部品点数が多くて製作費が高くつく。また 、スキャナSを上動位置Bから下動させるためには、指部によりキックスタンド 23をキックばね24に抗して倒す必要があり、その操作が面倒である。更に、 キックスタンド23を倒すことにより、スキャナSが支えを失って筐体1に衝撃 的に当たることがあり、これによって、不快な騒音が生じたり、インク交換窓2 の周縁部が損傷されるおそれがある。
【0011】 本考案は、上記難点に鑑み、部品点数が少なくてスキャナを上下動させる際に 不快な騒音を生じさせずインク交換窓の周縁部が損傷されないようにしたスキャ ナ付きプリンタを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、インクジェット式プリン タの筐体の前面上部にインク交換窓が開設され、該インク交換窓を塞ぐようにし てスキャナが前記筐体上に載置されると共に、該スキャナの基端部が筐体に枢着 軸を介して枢着され、前記筐体の上面にキックスタンドが起倒可能に配置される と共に、該キックスタンドを起立方向に付勢するキックばねが設けられており、 前記枢着軸を中心にスキャナを上動させてキックスタンドをキックばねにより起 立させて該キックスタンドの先端をスキャナの下面に係合させることによりイン ク交換窓を開放し、前記キックスタンドをキックばねに抗して倒すことによりス キャナを下動させてインク交換窓を閉鎖するようにしたスキャナ付きプリンタに おいて、前記キックスタンド及びキックばねを省略し、前記筐体内に配置した基 枠に前記枢着軸を介して前記スキャナに垂設したブラケットが回動可能に枢着さ れ、前記基枠に上下一対のロック孔が前記枢着軸を中心に所定の対向角度をおい て貫設され、前記各ロック孔に択一的に嵌入することによりスキャナを下動位置 または上動位置にロックするためのロック突起が前記ブラケットに一体突設され 、前記ロック突起をロック孔に向けて付勢しスキャナの自重による押下力とほぼ 同等の押上力で該スキャナを上方に付勢するロックばねが基枠とブラケットとの 間に設けられ、前記基枠の両ロック孔間に、ロック突起に対して嵌脱可能な円弧 状案内孔が枢着軸を中心に貫設され、前記基枠の案内孔と各ロック孔との間の部 分をロック突起側に押し曲げて一対のクリック部を形成したことを特徴としてい る。
【0013】 上記構成は本考案の実施の一形態(図1から図8参照)に対応するものであっ て、これによれば、スキャナの前部をつかんで上下動させるだけで、該スキャナ 側のロック突起をプリンタ側の各ロック孔に択一的に嵌入させて、スキャナを下 動位置または上動位置にロックすることができ、その操作が従来に比べて容易で ある。特にロックばねの押付力によりロック突起をロック孔に向けて付勢してい るので、スキャナを下動位置または上動位置に確実にロックすることができる。
【0014】 また、前記ロックばねによりスキャナの自重による押下力とほぼ同等の押上力 で該スキャナを上方に付勢するから、そのスキャナを小さな力で円滑に上下動さ せることができ、従来のように不快な騒音を生じさせたりインク交換窓の周縁部 を損傷させることがない。
【0015】 ここで重要なことは、ロックばねが、ロック突起をロック孔に向けて付勢する 押付け機能と、スキャナを上方に付勢する押上げ機能との2つの機能を有してい るということであり、その1つで2役を兼ねるロックばねを既存の基枠とブラケ ットとの間に介在させるだけでよいから、従来に比べて部品点数が半減しており 、製作費が安くつく。
【0016】 更に、スキャナを枢着軸回りで上下動させる際にロック突起が両ロック孔から 外れるため、該スキャナの上下動作が不安定になりやすいが、両ロック孔間に形 成した円弧状案内孔にロック突起が嵌入されるため、スキャナの上下動作を安定 させることができる。
【0017】 しかも、各ロック孔に対してロック突起を嵌脱させる際に、該ロック突起がク リック部を乗り越えて「カッチ」というクリック音を生じさせて、スキャナのロ ック状態またはアンロック状態を体感することができる。
【0018】 請求項2に記載の考案は、プリンタの筐体の前面上部にインク交換窓が開設さ れ、該インク交換窓を塞ぐようにしてスキャナが前記筐体上に載置されると共に 、該スキャナの基端部が筐体に枢着軸を介して枢着されており、該枢着軸を中心 にスキャナを上動させてインク交換窓を開放しすると共に、該スキャナを下動さ せてインク交換窓を閉鎖するようにしたスキャナ付きプリンタにおいて、前記筐 体内に配置した基枠に前記枢着軸を介して前記スキャナに垂設したブラケットが 回動可能に枢着され、前記基枠とブラケットとのうち、その一方に上下一対のロ ック孔が前記枢着軸を中心に所定の対向角度をおいて貫設されると共に、その他 方に前記各ロック孔に択一的に嵌入することによりスキャナを下動位置または上 動位置にロックするためのロック突起が一体突設され、前記ロック突起をロック 孔に向けて付勢しスキャナの自重による押下力とほぼ同等の押上力で該スキャナ を上方に付勢するロックばねが基枠とブラケットとの間に設けられていることを 特徴としている。
【0019】 上記構成によれば、スキャナの前部をつかんで上下動させるだけで、該スキャ ナ側(またはプリンタ側)のロック突起をプリンタ側(またはスキャナ側)の各 ロック孔に択一的に嵌入させて、スキャナを下動位置または上動位置にロックす ることができ、その操作が従来に比べて容易である。特にロックばねの押付力に よりロック突起をロック孔に向けて付勢しているので、スキャナを下動位置また は上動位置に確実にロックすることができる。
【0020】 また、前記ロックばねによりスキャナの自重による押下力とほぼ同等の押上力 で該スキャナを上方に付勢するから、そのスキャナを小さな力で円滑に上下動さ せることができ、従来のように不快な騒音を生じさせたりインク交換窓の周縁部 を損傷させることがない。
【0021】 ここで重要なことは、ロックばねが、ロック突起をロック孔に向けて付勢する 押付け機能と、スキャナを上方に付勢する押上げ機能との2つの機能を有してい るということであり、その1つで2役を兼ねるロックばねを既存の基枠とブラケ ットとの間に介在させるだけでよいから、従来に比べて部品点数が半減しており 、製作費が安くつく。
【0022】 請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、前記基枠とブラケ ットとのうち、その一方の両ロック孔間に、ロック突起に対して嵌脱可能な円弧 状案内孔が枢着軸を中心に貫設されていることを特徴としている。
【0023】 上記構成によれば、スキャナを枢着軸回りで上下動させる際にロック突起が両 ロック孔から外れるため、該スキャナの上下動作が不安定になりやすいが、両ロ ック孔間に形成した円弧状案内孔にロック突起が嵌入されるため、スキャナの上 下動作を安定させることができる。
【0024】 請求項4に記載の考案は、請求項2または3に記載の考案において、前記基枠 とブラケットとのうち、その一方の案内孔と各ロック孔との間の部分をロック突 起側に押し曲げて一対のクリック部を形成したことを特徴としている。
【0025】 上記構成によれば、各ロック孔に対してロック突起を嵌脱させる際に、該ロッ ク突起がクリック部を乗り越えて「カッチ」というクリック音を生じさせて、ス キャナのロック状態またはアンロック状態を体感することができる。
【0026】
【考案の実施の形態】
図1から図4は本考案の実施の一形態であるスキャナ付きプリンタを示すもの であって、筐体1内に配置した左右一対の板金製基枠27に枢着軸22を介して スキャナSに垂設した左右一対の板金製ブラケット28が回動可能に枢着され、 その右側(または左側)の基枠27に上下一対のロック孔29a,29bが枢着 軸22を中心に所定の対向角度αをおいて貫設されると共に、右側(または左側 )のブラケット28に、前記各ロック孔29a,29bに択一的に嵌入すること によりスキャナSを下動位置Aまたは上動位置Bにロックするためのロック突起 30が一体突設され、枢着軸22の両端にストッパリング31,32が嵌合され 、基枠27とブラケット28との間にロックばね33が設けられている。上記以 外の構成は図9から図11に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符 号を付してその説明を省略する。
【0027】 前記ロックばね33は、図3に示すように、枢着軸22上の一方のストッパリ ング31と基枠27との間につる巻き状に巻回されており、これにより発生する 押付力F1によりロック突起30をロック孔29a,29bに向けて付勢し、ま た、図2に示すように、ロックばね33の一端部を基枠27に形成した係合片2 7aに係合させると共に、そのロックばね33の他端部をブラケット28に形成 した係合片28aに係合させており、これにより、スキャナSの自重による押下 力F2とほぼ同等の押上力F3をロックばね33に発生させて、スキャナSを上 方に付勢している。なお、34は係合片28aを挿通するために基枠27に貫設 した円弧状長孔である。
【0028】 インク7dの交換手順を説明すると、図1に実線で示すように、ロック突起3 0を下側ロック孔29aに嵌入(図6実線参照)させて、スキャナSを下動位置 Aにロックしている状態から、該スキャナSの前部を指部により押し上げるだけ で、ロックばね33の押付力F1に抗してロック突起30が下側ロック孔29a から離脱され、スキャナSが枢着軸22回りで上動位置Bまで上動されると、ロ ックばね33の押付力F1によりロック突起30が上側ロック孔29bに嵌入さ れ(図5及び図6一点鎖線参照)、スキャナSを上動位置Bにロックする(図1 仮想線参照)。この状態で、開放されたインク交換窓2を通してインク7dを新 品と交換した後、指部によりスキャナSの前部を押し下げることにより、上記と 逆の手順でスキャナSを下動させてインク交換窓2を閉鎖する。
【0029】 上記構成によれば、スキャナSの前部をつかんで上下動させるだけで、該スキ ャナS側のロック突起30をプリンタP側の各ロック孔29a,29bに択一的 に嵌入させて、スキャナSを下動位置Aまたは上動位置Bにロックすることがで き、その操作が従来に比べて容易である。特にロックばね33の押付力F1によ りロック突起30を各ロック孔29a,29bに向けて付勢しているので、スキ ャナSを下動位置Aまたは上動位置Bに確実にロックすることができる。
【0030】 また、前記ロックばね33によりスキャナSの自重による押下力F2とほぼ同 等の押上力F3で該スキャナSを上方に付勢するから、そのスキャナSを小さな 力で円滑に上下動させることができ、従来のように不快な騒音を生じさせたりイ ンク交換窓2の周縁部を損傷させることがない。
【0031】 ここで重要なことは、ロックばね33が、ロック突起30をロック孔29a, 29bに向けて付勢する押付け機能と、スキャナSを上方に付勢する押上げ機能 との2つの機能を有しているということであり、その1つで2役を兼ねるロック ばね33を既存の基枠27とブラケット28との間に介在させるだけでよいから 、従来に比べて部品点数が半減しており、製作費が安くつく。
【0032】 図2に示すように、前記基枠27の両ロック孔29a,29b間に、ロック突 起30に対して嵌脱可能な円弧状案内孔30が貫設されており、スキャナSを枢 着軸22回りで上下動させる際にロック突起30が両ロック孔29a,29bか ら外れると、該ロック突起30が円弧状案内孔36に嵌入されて(図6二点鎖線 参照)、スキャナSの上下動作を安定させる。
【0033】 図6から図8に示すように、前記基枠27の案内孔36と各ロック孔29a, 29bとの間の部分をロック突起30側に所定間隔βだけ押し曲げて一対のクリ ック部37を形成しており、各ロック孔29a,29bに対してロック突起30 を嵌脱させる際に、該ロック突起30がクリック部37を乗り越えて「カッチ」 というクリック音を生じさせて、スキャナのロック状態またはアンロック状態を 体感することができる。
【0034】 上記の実施の形態では、基枠27に両ロック孔29a,29b、案内孔36及 びクリック部37を形成し、ブラケット28にロック突起30を形成したが、そ の逆に、基枠27にロック突起30を形成し、ブラケット28に両ロック孔29 a,29b、案内孔36及びクリック部37を形成するようにしてもよい。
【0035】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、実施の一形態(図1から図8参照)に示すよ うに、スキャナの前部をつかんで上下動させるだけで、該スキャナ側のロック突 起をプリンタ側の各ロック孔に択一的に嵌入させて、スキャナを下動位置または 上動位置にロックすることができ、その操作が従来に比べて容易である。特にロ ックばねの押付力によりロック突起をロック孔に向けて付勢しているので、スキ ャナを下動位置または上動位置に確実にロックすることができる。
【0036】 また、前記ロックばねによりスキャナの自重による押下力とほぼ同等の押上力 で該スキャナを上方に付勢するから、そのスキャナを小さな力で円滑に上下動さ せることができ、従来のように不快な騒音を生じさせたりインク交換窓の周縁部 を損傷させることがない。
【0037】 ここで重要なことは、ロックばねが、ロック突起をロック孔に向けて付勢する 押付け機能と、スキャナを上方に付勢する押上げ機能との2つの機能を有してい るということであり、その1つで2役を兼ねるロックばねを既存の基枠とブラケ ットとの間に介在させるだけでよいから、従来に比べて部品点数が半減しており 、製作費が安くつく。
【0038】 更に、スキャナを枢着軸回りで上下動させる際にロック突起が両ロック孔から 外れるため、該スキャナの上下動作が不安定になりやすいが、両ロック孔間に形 成した円弧状案内孔にロック突起が嵌入されるため、スキャナの上下動作を安定 させることができる。
【0039】 しかも、各ロック孔に対してロック突起を嵌脱させる際に、該ロック突起がク リック部を乗り越えて「カッチ」というクリック音を生じさせて、スキャナのロ ック状態またはアンロック状態を体感することができる。
【0040】 請求項2に記載の考案によれば、スキャナの前部をつかんで上下動させるだけ で、該スキャナ側(またはプリンタ側)のロック突起をプリンタ側(またはスキ ャナ側)の各ロック孔に択一的に嵌入させて、スキャナを下動位置または上動位 置にロックすることができ、その操作が従来に比べて容易である。特にロックば ねの押付力によりロック突起をロック孔に向けて付勢しているので、スキャナを 下動位置または上動位置に確実にロックすることができる。
【0041】 また、前記ロックばねによりスキャナの自重による押下力とほぼ同等の押上力 で該スキャナを上方に付勢するから、そのスキャナを小さな力で円滑に上下動さ せることができ、従来のように不快な騒音を生じさせたりインク交換窓の周縁部 を損傷させることがない。
【0042】 ここで重要なことは、ロックばねが、ロック突起をロック孔に向けて付勢する 押付け機能と、スキャナを上方に付勢する押上げ機能との2つの機能を有してい るということであり、その1つで2役を兼ねるロックばねを既存の基枠とブラケ ットとの間に介在させるだけでよいから、従来に比べて部品点数が半減しており 、製作費が安くつく。
【0043】 請求項3に記載の考案によれば、スキャナを枢着軸回りで上下動させる際にロ ック突起が両ロック孔から外れるため、該スキャナの上下動作が不安定になりや すいが、両ロック孔間に形成した円弧状案内孔にロック突起が嵌入されるため、 スキャナの上下動作を安定させることができる。
【0044】 上記構成によれば、各ロック孔に対してロック突起を嵌脱させる際に、該ロッ ク突起がクリック部を乗り越えて「カッチ」というクリック音を生じさせて、ス キャナのロック状態またはアンロック状態を体感することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の一形態であるスキャナ付きプ
リンタの側面図である。
【図2】 同スキャナを下動位置にロックした状態の要
部の側面図である。
【図3】 図3のD−D矢視図である。
【図4】 同スキャナを下動位置にロックした状態の要
部の斜視図である。
【図5】 同スキャナを上動位置にロックした状態の要
部の側面図である。
【図6】 図3のE−E拡大矢視図である。
【図7】 図6のF−F矢視図である。
【図8】 同基枠の斜視図である。
【図9】 従来例を示す縦断面図である。
【図10】 同平面図である。
【図11】 同スキャナを上動位置にロックした状態の
斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 インク交換窓 22 枢着軸 23 キックスタンド 24 キックばね 27 基枠 28 ブラケット 29a,29b ロック孔 30 ロック突起 33 ロックばね 36 案内孔 37 クリック部 A 下動位置 B 上動位置 P プリンタ S スキャナ F1 押付力 F2 押下力 F3 押上力

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット式プリンタの筐体の前面
    上部にインク交換窓が開設され、該インク交換窓を塞ぐ
    ようにしてスキャナが前記筐体上に載置されると共に、
    該スキャナの基端部が筐体に枢着軸を介して枢着され、
    前記筐体の上面にキックスタンドが起倒可能に配置され
    ると共に、該キックスタンドを起立方向に付勢するキッ
    クばねが設けられており、前記枢着軸を中心にスキャナ
    を上動させてキックスタンドをキックばねにより起立さ
    せて該キックスタンドの先端をスキャナの下面に係合さ
    せることによりインク交換窓を開放し、前記キックスタ
    ンドをキックばねに抗して倒すことによりスキャナを下
    動させてインク交換窓を閉鎖するようにしたスキャナ付
    きプリンタにおいて、前記キックスタンド及びキックば
    ねを省略し、前記筐体内に配置した基枠に前記枢着軸を
    介して前記スキャナに垂設したブラケットが回動可能に
    枢着され、前記基枠に上下一対のロック孔が前記枢着軸
    を中心に所定の対向角度をおいて貫設され、前記各ロッ
    ク孔に択一的に嵌入することによりスキャナを下動位置
    または上動位置にロックするためのロック突起が前記ブ
    ラケットに一体突設され、前記ロック突起をロック孔に
    向けて付勢しスキャナの自重による押下力とほぼ同等の
    押上力で該スキャナを上方に付勢するロックばねが基枠
    とブラケットとの間に設けられ、前記基枠の両ロック孔
    間に、ロック突起に対して嵌脱可能な円弧状案内孔が枢
    着軸を中心に貫設され、前記基枠の案内孔と各ロック孔
    との間の部分をロック突起側に押し曲げて一対のクリッ
    ク部を形成したことを特徴とするスキャナ付きプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 プリンタの筐体の前面上部にインク交換
    窓が開設され、該インク交換窓を塞ぐようにしてスキャ
    ナが前記筐体上に載置されると共に、該スキャナの基端
    部が筐体に枢着軸を介して枢着されており、該枢着軸を
    中心にスキャナを上動させてインク交換窓を開放しする
    と共に、該スキャナを下動させてインク交換窓を閉鎖す
    るようにしたスキャナ付きプリンタにおいて、前記筐体
    内に配置した基枠に前記枢着軸を介して前記スキャナに
    垂設したブラケットが回動可能に枢着され、前記基枠と
    ブラケットとのうち、その一方に上下一対のロック孔が
    前記枢着軸を中心に所定の対向角度をおいて貫設される
    と共に、その他方に前記各ロック孔に択一的に嵌入する
    ことによりスキャナを下動位置または上動位置にロック
    するためのロック突起が一体突設され、前記ロック突起
    をロック孔に向けて付勢しスキャナの自重による押下力
    とほぼ同等の押上力で該スキャナを上方に付勢するロッ
    クばねが基枠とブラケットとの間に設けられていること
    を特徴とするスキャナ付きプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記基枠とブラケットとのうち、その一
    方の両ロック孔間に、ロック突起に対して嵌脱可能な円
    弧状案内孔が枢着軸を中心に貫設されていることを特徴
    とする請求項2に記載のスキャナ付きプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記基枠とブラケットとのうち、その一
    方の案内孔と各ロック孔との間の部分をロック突起側に
    押し曲げて一対のクリック部を形成したことを特徴とす
    る請求項2または3に記載のスキャナ付きプリンタ。
JP2002007999U 2002-12-17 2002-12-17 スキャナ付きプリンタ Expired - Lifetime JP3094733U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7937012B2 (en) 2005-03-17 2011-05-03 Ricoh Company, Ltd. Angle adjusting device and image forming apparatus
JP2011203614A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 操作パネル支持機構、操作パネル組立体、画像形成システム
JP2011232409A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Sharp Corp 操作装置、情報処理装置、及び画像形成装置

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