JP3939920B2 - スキャナ装置の圧板開閉機構及びスキャナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,ファクシミリ,複合印刷機等の画像形成装置において、コンタクトガラス上に載置された原稿を圧板により加圧して、原稿画像面をコンタクトガラス面に密着させた状態で、走査して、原稿画像を読み取るスキャナ装置に適用され、特に、大判サイズの原稿画像を読み取る可能性があるスキャナ装置に適用される圧板開閉機構、及び、該圧板開閉機構を備えたスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、原稿をコンタクトガラス等を有する原稿載置台上に載置して、該原稿の原稿画像を走査して読み取るスキャナ装置を備えている複写機,ファクシミリ,複合印刷機等の画像形成装置においては、載置した原稿を加圧して、該原稿の原稿画像面をコンタクトガラス面上に密着させる圧板が具備されている。該圧板は、原稿載置台の辺縁部、たとえば、後縁部に設けられている回動軸を支点として、原稿載置台と接離可能とする圧板開閉機構により支持されている。
【0003】
かかるスキャナ装置に適用される圧板開閉機構に関しては、従来から、各種の工夫・発明がなされることにより、種々の圧板開閉機構が採用されてきている。たとえば、特開平5−249764号公報「画像読取装置」においては、2枚の圧板により圧板開閉機構を構成し、内側圧板が、透明ビニール製等の材料からなっていて、原稿の載置姿勢を目視により確認可能に形成し、外側圧板が、光遮蔽部材を形成することにより、原稿載置台上の原稿の姿勢を、内側圧板が閉鎖された状態のままでも、確認することが可能な圧板開閉機構が提案されている。
【0004】
また、特開平5−297665号公報「画像形成装置」によって開示されている圧板開閉機構においては、アウタメンバ内にベアリングを介して嵌入させて、長手方向にスライド移動自由としたインナメンバの一方の端部を圧板の側面でヒンジ軸を中心に揺動可能に取り付け、他方のアウタメンバを原稿載置台の側面に固定させて備えさせることにより、ブックタイプの厚い原稿を載置する際においても、圧板がブックタイプ原稿の全面にほぼ均一に加圧させることができるものとしている。
【0005】
また、特開平6−167753号公報「画像形成装置における原稿押え機構」においては、圧板を開放状態にした際に、原稿載置台に載置された原稿が、原稿載置台の後部側から落下することを防止すべく、該後部側に配設されているストッパを、ギアにより、上昇させたり、あるいは、圧板の開放状態では、圧板を取り外し可能とし、その代わりに、圧板の取り外し位置に、装着体を装着することにより、該装着体の閉動作に連動させて、ストッパを下降させることにより、ブックタイプ原稿や大判サイズ原稿を原稿載置面に密着させることを可能としている。
【0006】
また、特開平6−332082号公報「画像読取り装置」によって開示されている圧板開閉機構においては、圧板が開放状態のまま放置されることに伴うコンタクトガラス面へのゴミ付着を防止するために、コンタクトガラス面に原稿が載置されていないことを検知するセンサを備えさせ、該センサが、原稿が載置されていないことを検知した際に、圧板開閉機構が、自動的に、圧板を閉止させることとしている。
【0007】
また、特開平7−43841号公報「画像読取り装置」によって開示されている圧板開閉機構においては、コンタクトガラスと圧板との間に可撓性シートを介在させることにより、圧板に反りや曲り等の変形があったとしても、原稿の浮き上がりや位置ずれに起因する画像読取り不良が発生することを防止する機構が提案されている。
【0008】
更に、特開平9−329850号公報「圧板開閉機構」においては、原稿載置台の辺縁部に立設された支持板に、回動軸を固設させる一方、圧板の一辺の近傍に配設された支持板にも回動軸を固設させ、双方の回動軸に摺動可能に連接部材の軸受を係合させることにより、双方の回動軸を用いて、原稿載置台と接離可能な圧板を回動自在に支持させることを可能とし、簡易な部材からなる構成で、ブックタイプの厚い原稿でも、厚さに応じた高さの回動支点で、圧板を回動させることができる圧板開閉機構が提案されている。
【0009】
更に、特開平10−293365号公報「スキャナ装置の圧板開閉機構」においては、圧板の全開位置が、略鉛直状態から更に外方にまで回動することを制限するストッパレバーの先端部を、圧板の側面部に穿設されたスライド溝内に摺動させる摺動ピンにより形成している場合において、圧板の全開位置までの開放動作が繰り返される結果、該摺動ピンが圧板側面部のスライド溝の溝端部へ繰り返し当接して、該摺動ピンからの加圧力及び衝撃力により、スライド溝の溝端部にクラックが発生してしまうことを防止するために、該加圧力及び衝撃力の一部を分散させる補強部材を前記溝端部近傍に固設させている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の複写機,ファクシミリ,複合印刷機等の画像形成装置に適用されているスキャナ装置においては、圧板による原稿への加圧は、通常の薄い原稿や、サイズの小さい原稿の場合においては、何ら、問題はなく、むしろ、原稿画像面の原稿載置台即ちコンタクトガラス面への密着性を向上させるためには、圧板による加圧が必須であった。しかしながら、ブックタイプや大判サイズの原稿を読み取る際においても、従来のスキャナ装置においては、圧板による原稿への加圧機構が採用されているものが多い。また、一部のスキャナ装置の圧板開閉機構においては、ブックタイプや大判サイズの原稿を読み取る際において、圧板を原稿載置台から離脱させる場合はあるものの、該圧板を回動自在に支持するために前記原稿載置台上に固設させている圧板支持部は、前記原稿載置台上に固着されて、立設されたままとする構成となっている。
【0011】
しかしながら、ブックタイプの原稿や、あるいは、原稿載置面即ちコンタクトガラス面を超えてしまうような大判サイズの原稿を読み取る際には、圧板自体に、かかる原稿の一部が当接してしまったり、あるいは、原稿が載置されるコンタクトガラス面と同一面上の原稿載置台上に立設されている前記圧板支持部に、原稿の一部が当接してしまい、圧板を用いることが、原稿画像面をコンタクトガラス面に密着させる上で、反って、邪魔になってしまうという問題が、発生している。
【0012】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、ブックタイプの原稿、あるいは、大判サイズの原稿を読み取りたい場合、コンタクトガラス面と同一面上の原稿載置台の辺縁部、たとえば、後縁部に立設されている圧板支持部を、圧板と共に、スキャナ装置本体から、容易に取り外すことが可能な機構を備えさせると共に、該圧板支持部を、スキャナ装置本体とは、別構造部品として用意させることにより、読み取る原稿の種類に応じて、簡便に、圧板及び圧板支持部の取り外し、及び、取り付けが可能な圧板開閉機構を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の圧板開閉機構は、スキャナ装置本体の上面に備えられている原稿載置台に載置された原稿を、圧板により加圧して、前記原稿の原稿画像面を前記原稿載置台に密着させて、前記原稿画像面を走査して読み取るスキャナ装置に適用される圧板開閉機構において、前記原稿載置台の辺縁部に配設される圧板支持部であって、連結部材を介して前記圧板を回動自在に支持する圧板開閉支点が固設されている支持板を有する該圧板支持部が、該圧板支持部の底部に、前記原稿載置台に固定させるために前記原稿載置台の辺縁部に穿設された固定用挿通孔に挿通させて固定させることができるL字状の屈曲形状からなる固定用突起部と、該圧板支持部の底面に前記支持板の外側方向に延在する一対の延長板と、前記延長板のそれぞれ端部に上方に屈曲されて形成されたつまみと、前記原稿載置台に設けられ、前記圧板支持部の前記原稿載置台に対する位置決め用ボスと、前記延長板に設けられた、前記位置決め用ボスを挿通させることができる位置決め用挿通孔と、を有していることを特徴とするものである。
【0014】
請求項2に記載の圧板開閉機構は、請求項1に記載の圧板開閉機構において、前記圧板支持部が、前記原稿載置台の辺縁部に穿設されている前記固定用挿通孔に挿通させて固定させることができる、1乃至複数個の前記固定用突起部を有しているこを特徴とするものである。
【0015】
請求項3に記載の圧板開閉機構は、請求項1または2に記載の圧板開閉機構において、前記圧板支持部が、前記原稿載置台の辺縁部に固設されている前記位置決め用ボスを挿通させることができる、1乃至複数個の前記位置決め用挿通孔を有していることを特徴とするものである。
【0016】
請求項4に記載の圧板開閉機構は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の圧板開閉機構において、前記圧板支持部が、前記スキャナ装置本体とは、独立して、別個の構造部品として、備えられていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項5に記載の圧板開閉機構は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の圧板開閉機構において、前記原稿載置台の辺縁部に、前記圧板支持部の底部に備えられている前記固定用突起部を挿通させて固定させることができる、1乃至複数個の前記固定用挿通孔が穿設されていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項6に記載の圧板開閉機構は、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の圧板開閉機構において、前記原稿載置台の辺縁部に、前記圧板支持部の底部に備えられている前記位置決め用挿通孔に挿通させることができる、1乃至複数個の前記位置決め用ボスが固設されていることを特徴とするものである。
【0019】
請求項7に記載の圧板開閉機構は、スキャナ装置本体の上面に備えられている原稿載置台に載置された原稿を、圧板により加圧して、前記原稿の原稿画像面を前記原稿載置台に密着させて、前記原稿画像面を走査して読み取るスキャナ装置において、前記原稿載置台の辺縁部に配設される圧板支持部であって、連結部材を介して前記圧板を回動自在に支持する圧板開閉支点が固設されている支持板を有する該圧板支持部が、該圧板支持部の底部に、前記原稿載置台に固定させるために前記原稿載置台の辺縁部に穿設された固定用挿通孔に挿通させて固定させることができるL字状の屈曲形状からなる固定用突起部と、該圧板支持部の底面に前記支持板の外側方向に延在する一対の延長板と、前記延長板のそれぞれ端部に上方に屈曲されて形成されたつまみと、前記原稿載置台に設けられ、前記圧板支持部の前記原稿載置台に対する位置決め用ボスと、前記延長板に設けられた、前記位置決め用ボスを挿通させることができる位置決め用挿通孔と、を有している圧板開閉機構が備えられていることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる圧板開閉機構の実施形態について、図を用いて説明する。ここに、図4は、本発明にかかる圧板開閉機構を搭載したスキャナ装置において、圧板開閉機構の部位の一例を示す斜視図であり、図5は、図4に示す本発明にかかる圧板開閉機構を搭載したスキャナ装置において、圧板を全開状態にした場合における圧板開閉機構の部位の一例を示す側面図である。また、図6は、図4に示す本発明にかかる圧板開閉機構を搭載したスキャナ装置において、圧板開閉機構の部位の一例を示す分解側面図である。なお、図4乃至図6において、同一の構成部品については、同一の符号を付して示している。
【0022】
ここに、図4及び図5の実施例に示すスキャナ装置は、複写機,ファクシミリ,複合印刷機等の画像形成装置において、通常のサイズの原稿や薄い原稿のみでなく、ブックタイプの原稿や大判サイズの原稿も読み取ることができるスキャナ装置を示しており、かかるスキャナ装置において本発明にかかる圧板開閉機構が適用される場合の一構成例を示している。なお、本発明にかかる圧板開閉機構は、図4乃至図6に示す構成からなるスキャナ装置に限定して適用されるものではなく、原稿載置台の上に立設されている圧板支持部を有するいかなるスキャナ装置に対しても、本発明にかかる圧板開閉機構を適用することが可能であることは言うまでもない。
【0023】
図4乃至図6において、1は、原稿を走査して読み取る機能を有するスキャナ装置本体であり、スキャナ装置本体1の上面は、原稿を載置する原稿載置台を形成している。1aは、スキャナ装置本体1の上面、即ち、原稿載置台に嵌め込まれたコンタクトガラスであり、コンタクトガラス1a面は、読み取られるべき画像を有する原稿が載置される原稿載置面を形成している。スキャナ装置本体1は、コンタクトガラス1a面に載置された原稿の原稿画像面に、コンタクトガラス1a面下に配置された光源からライン状の照射光を入射(走査)させることにより、原稿画像面からの反射光を取り込んで、原稿画像面の画像を読み取る。
【0024】
2は、スキャナ装置本体1による画像の読取り動作時に、原稿載置面であるコンタクトガラス1a面に載置した原稿を加圧することにより、原稿画像面をガラスコンタクト1a面に密着させるための圧板であり、圧板開閉機構により、閉止位置乃至全開位置の範囲で、回動可能に支持されている。即ち、圧板2は、スキャナ装置本体1の上面にある原稿載置台の辺縁部(たとえば、コンタクトガラス1a面と同一面上にある原稿載置台の後方部に位置する一辺近傍部、即ち、後縁部)に立設された一対の圧板支持部5と、連結部材3と、圧板2側の一辺の近傍部に固設された開閉支持部6とにより、回動可能に支持されており、圧板支持部5,開閉支持部6に備えられている回動用支点(即ち、圧板開閉支点5a,圧板側支点6a)により、コンタクトガラス1aに対して、接離する方向で回動させることができる。なお、圧板支持部5が立設される原稿載置台の辺縁部としては、原稿載置台の任意の位置の辺縁部であっても構わないが、以下の説明においては、該辺縁部としては、前述の後縁部に立設されている場合を実施例として、示すこととする。
【0025】
而して、圧板2が、コンタクトガラス1aから離隔する方向に回動されることにより、コンタクトガラス1aの上面を開放状態とし、原稿をコンタクトガラス1a面上に載置させたり、逆に、取り出させたりすることができる。また、圧板2が、コンタクトガラス1aに近接する方向に回動されることにより、コンタクトガラス1aの上面を閉止状態とし、原稿画像面をコンタクトガラス1a面に密着させることができる。
なお、圧板2には、所定の厚さの弾性変形可能な密着部2aが貼着されており、コンタクトガラス1aに近接する方向へ回動させて、圧板2をコンタクトガラス1a面に閉止させた際には、密着部2aが、弾性変形して、原稿画像面をコンタクトガラス1aに密着させるようになっている。
【0026】
また、連結部材3は、スキャナ装置本体1と圧板2とを連結させるための連結部材(即ち、ヒンジレバー)であり、該連結部材3は、一端部が、スキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に立設された圧板支持部5上に備えられた圧板開閉支点5aにより軸支されていると共に、他端部が、圧板2に固設された開閉支持部6上に備えられた圧板側支点6aにより軸支されている。即ち、図5に示すように、連結部材3の両端部に設けられている軸受3a,3bに、それぞれ、圧板開閉支点5a,圧板側支点6aとが係合されることにより、スキャナ装置本体1と、圧板2とが連結されている。
【0027】
圧板開閉支点5aは、スキャナ装置本体1のコンタクトガラス1a面の延長面上、即ち、原稿載置台から一定間隔で鉛直方向に離隔するようにして、圧板支持部5に備えられている支持板5bに固設された回動軸を形成しており、一方、圧板側支点6aは、圧板2の一辺側近傍において、密着部2aに隣接するように立設された開閉支持部6に、圧板開閉支点5aと同様の形式で固設された回動軸を形成している。
【0028】
また、図6に示すように、連結部材3の両端部に設けられている軸受3a,3bは、それぞれが係合する圧板開閉支点5a側,圧板側支点6a側の一部を切り欠いたリング状を形成しており、双方の切欠き部は、互いに反対方向に設けられている。それぞれの切欠き部に対して、圧板開閉支点5a,圧板側支点6aを押し付ける方向か、あるいは、切欠き部から圧板開閉支点5a,圧板側支点6aを引き抜く方向に、一定以上の力が加えられると、該切欠き部が弾性変形して、該切欠き部が、圧板開閉支点5a,圧板側支点6aの直径程度に拡開することにより、軸受3a,3bは、圧板開閉支点5a,圧板側支点6aを容易に着脱させることができるように形成されている。即ち、連結部材3は、所謂、スナップフィット形式により、容易に着脱が可能な構造に形成されていて、スキャナ装置本体1と圧板2とを容易に連結させたり、離脱させたりすることができる。なお、双方の前記切欠き部が、互いに反対方向に開口部を有している場合のみでなく、同一方向に開口部を有している場合であっても、もちろん構わない。
【0029】
更に、連結部材3は、軸受3aが圧板開閉支点5aに摺動可能に係合することにより、軸受3aを基端部として、スキャナ装置本体1に対して回動自在に支持されると共に、該回動先端部となる他方の軸受3bが、圧板側支点6aと摺動可能に係合することにより、該圧板側支点6aを支点として、回動可能に支持されている。即ち、圧板開閉支点5aが、スキャナ装置本体1側の回動支点部を、圧板側支点6aが、圧板2側の回動支点部を構成し、軸受3aが基端側の回動支持部を、軸受3bが回動先端側の回動支持部を構成している。
【0030】
また、図5に示す符号4は、圧板2とスキャナ装置本体1とを連結させたストッパであり、連結部材3、圧板支持部5及び開閉支持部6と共に、圧板開閉機構を構成するものである。ストッパ4の各端部は、それぞれ、スキャナ装置本体1及び密着部2aの側面(即ち、図5に示す側面図における紙面と平行な面)に、連結部材3とは別個に取り付けられているものであり、一対の回動制限部材を形成している。圧板2がコンタクトガラス1a面から離隔する方向に回動する際に、圧板2が、コンタクトガラス1a面の鉛直面よりも若干離隔する方向に回動した位置、即ち、圧板2が全開状態となる位置において、ストッパ4は、直線状態となり、それ以上にコンタクトガラス1a面から、圧板2が離隔する方向に回動することを制限している。
【0031】
更に、圧板2がコンタクトガラス1a面に近接する方向に回動する際には、ストッパ4の中央にある折曲部4cが折れ曲がることにより、密着部2aが、コンタクトガラス1a面に密着することを妨げないように構成されている。なお、ストッパ4は、スキャナ装置本体1の側面部に引掛け可能に形成されている連結軸4aに、ストッパ4の基端側の先端部に設けられたフックを引っ掛けて回動可能に保持されると共に、圧板2の密着部2aの側面部に、ストッパ4の他端側の先端部を回動可能にねじ4bにより、ねじ止めされることにより、スキャナ装置本体1と圧板2の密着部2aとが連結されている。
【0032】
かかる構成を有する圧板開閉機構においては、前述のごとく、連結部材3の基端側の軸受3aは、スキャナ装置本体1の圧板開閉支点5aに回動自在に支持されると共に、連結部材3の他端側の軸受3bにより、圧板2の圧板側支点6aを回動自在に支持されている。従って、圧板2をコンタクトガラス1a面上に載置された原稿の厚さに応じて、圧板開閉支点5aのみ、あるいは、圧板開閉支点5aと圧板側支点6aとの双方を、回動支点として、回動させる個とが可能である。而して、載置された原稿の厚さに拘わらず、圧板2の密着部2aをコンタクトガラス1a面に平行な状態で対面させることが可能となり、原稿全面を均一に加圧させて、原稿画像面をコンタクトガラス1a面に密着させることができる。即ち、スキャナ装置本体1及び圧板2のそれぞれに備えられている圧板開閉支点5a及び圧板側支点6aに、連結部材3の軸受3a及び3bが係合して摺動することにより、厚いブックタイプの原稿であっても、コンタクトガラス1a面上に、原稿画像面を密着させるように、圧板2を回動させることができる。
【0033】
しかしながら、前述した構成部品のみでは、大判サイズの原稿を読み取る際には、問題が残されている。即ち、前述の圧板開閉機構の構成のみにおいては、連結部材3の軸受3a,3bに設けられている切欠き部を拡開させることにより、該軸受3a,3bに、それぞれ、圧板開閉支点5a,圧板側支点6aを係合させたり、逆に、軸受3a,3bから、それぞれ、圧板開閉支点5a,圧板側支点6aを引き抜かせて、連結部材3を着脱させて、スキャナ装置本体1と圧板2とを簡単に着脱させることが可能にはなっている。しかしながら、かかる圧板開閉機構のままでは、スキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に立設されている圧板支持部5も含めた着脱ではないため、コンタクトガラス1a面のサイズを超えて、更に、スキャナ装置本体1の上面の原稿載置台をも超えてしまうような、大判のサイズの原稿を載置せんとする場合においては、前記圧板支持部5に、載置する原稿の一部が当接してしまい、原稿画像面とコンタクトガラス1a面との密着性を悪化させてしまうこととなる。
【0034】
従って、本発明にかかる圧板開閉機構においては、更に、該圧板支持部5をも着脱容易な構造としている。かかる圧板支持部5の構造について、図1乃至図3を用いて、詳細に説明する。なお、圧板支持部5の着脱は、圧板2を支持している圧板支持部5をスキャナ装置本体1に立設させたり、逆に、離脱させたりするものであるので、前述の連結部材3の着脱を行なわずに、圧板支持部5自体の着脱のみで、スキャナ装置本体1と圧板2との連結・離脱を行なわせることとしても良いし、あるいは、前述した連結部材3の着脱操作と連動させて、圧板支持部5の着脱操作を行なわしめてももちろん構わない。
【0035】
ここに、図1は、本発明にかかる圧板開閉機構における圧板支持部5を装着したスキャナ装置本体1の要部の一例を拡大して示した平面断面図,正面断面図、及び、側面断面図である。即ち、図1(A)が、圧板開閉機構における圧板支持部5を装着したスキャナ装置本体1の要部を拡大して示した平面断面図であり、図1R>1(B)が、圧板開閉機構における圧板支持部5を装着したスキャナ装置本体1の要部を拡大して示した正面断面図であり、図1(C)は、圧板開閉機構における圧板支持部5を装着したスキャナ装置本体1の要部を拡大して示した側面断面図である。
【0036】
また、図2は、本発明にかかる圧板開閉機構における圧板支持部5をスキャナ装置本体1に取り付けるために、圧板支持部5の底部に設けられた固定用突起部と位置決め用挿通孔との形状の一例を示す斜視図であり、図3は、図2に示す圧板支持部5を取り付けるために、スキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に設けられた圧板支持部5の固定用挿通孔と位置決め用ボスとの形状の一例を示す斜視図である。なお、図1R>1乃至図3において、図4乃至図6に示すものと同一の構成部品については、同一の符号を付して示している。
【0037】
まず、図2に示すごとく、スキャナ装置本体1の上面(原稿載置台)の後縁部に立設される圧板支持部5は、該圧板支持部5の底部として、矩形形状のフレーム枠からなる支持枠5cを有しており、矩形形状の該支持枠5cの対向する2つの辺には、2枚の支持板5bが立設されている。更に、2枚の該支持板5bの上端部相互間には、スキャナ装置本体1のコンタクトガラス1a面の延長面上から一定間隔で鉛直方向に離隔するようにして、連結部材3の軸受3aと係合して回動軸を形成させるために、円筒状の形状を有する圧板開閉支点5aが固設されている。
【0038】
また、支持枠5cにおいて、支持板5bを立設させていない側の2辺には、更に、圧板支持部5を読取装置本体1に取り付けるための、固定用突起部5d1,5d2が、支持枠5cの底面から下方に向かって延在されている。支持枠5cの一方の辺に延在させて設けられている固定用突起部5d1は、支持枠5cの内側方向に略直角に屈曲させた「L字状」の屈曲形状からなる突起部を有しており、他方の辺に延在させて設けられている固定用突起部5d2は、支持枠5cの外側方向に略直角に屈曲させて、前記固定用突起部5d1の屈曲方向と同一方向に屈曲させた「L字状」の屈曲形状からなる突起部を有している。
【0039】
かかる固定用突起部5d1,5d2は、後述するように、図3に示すスキャナ装置本体1の上面(原稿載置台)の後縁部に穿設されている固定用挿通孔1d1,1d2に挿通させた後、固定用突起部5d1,5d2の屈曲部をスキャナ装置本体1の上面の裏面側に引掛けることにより、脱落防止可能な形状を有しており、スキャナ装置本体1の上面(原稿載置台)に圧板支持部5を固定させることができるようになっている。また、固定用突起部5d1,5d2は、スキャナ装置本体1と圧板支持部5とを固定させる度合いに応じて、1乃至複数個、配設させることとしても良い。図2においては、固定用突起部5d1と固定用突起部5d2とが、それぞれ、1個と2個備えられている場合を示している。
【0040】
また、支持枠5cにおいて、もう一方の2辺、即ち、支持板5bを立設させた側の2辺にも、該圧板支持部5を、読取装置本体1と脱着させる際に、該圧板支持部5を指で挟持する(即ち、摘む)ことができる脱着用つまみ5fを形成させるための延長板5f1が延在されている。
【0041】
更に、脱着用つまみ5fを形成するために外側方向に向かって延在された各延長板5f1の途中の部位には、スキャナ装置本体1と圧板支持部5との位置関係を決めるための位置決め用挿通孔5eが穿設されている。該位置決め用挿通孔5eは、後述するように、図3R>3に示すスキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に固設されている位置決め用ボス1eと挿通させることが可能な形状を有しており、スキャナ装置本体1に立設される圧板支持部5の位置決めを正確に行なうことが可能となっている。なお、図2においては、各延長板5f1にそれぞれ1個ずつ、合計2個の位置決め用挿通孔5eが穿設されている例を示しているが、位置決め用挿通孔5eは、位置決め精度に応じて、1乃至複数個設けることとしても良い。
【0042】
前述のように、図2に示す圧板支持部5は、あらかじめスキャナ装置本体1に固着されているものではなく、スキャナ装置本体1と着脱容易な構造を有する構造部品としての性格を有するものであり、スキャナ装置本体1への取り付け位置や取り付け方法を規格化していくことにより、スキャナ装置本体1とは、独立させて、別個に作製される取り付け用構造部品として、備えさせることも可能である。
【0043】
次に、図3は、前述した図2に示すごとき圧板支持部5をスキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に取り付けるために、原稿載置台の後縁部に備えられていて、圧板支持部5をスキャナ装置本体1に固定するために穿設された固定用挿通孔1d1,1d2と、スキャナ装置本体1上における圧板支持部5の立設位置を決定するために固設された位置決め用ボス1eの形状とを例示している。
【0044】
即ち、図3においては、図2に示す「L字状」の屈曲形状からなる固定用突起部5d1,5d2を、それぞれ挿通させて固定させるための固定用挿通孔1d1,1d2が、1個の圧板支持部5当たり、それぞれ、1個,2個穿設されている例が示されている。ここに、固定用挿通孔1d1は、原稿載置台の後縁部の稜線上に穿設されており、一方の固定用挿通孔1d2は、原稿載置台上で、前記固定用挿通孔1d1の内側近傍の位置に穿設されている例を示している。かかる固定用挿通孔1d1,1d2は、前述の固定用突起部5d1,5d2の場合と同様に、固定する程度に応じて、1乃至複数個穿設することとしても良い。
【0045】
また、図3においては、図2に示す位置決め用挿通孔5eを挿通させるための位置決め用ボス1eが、原稿載置台の後縁部に、1個の圧板支持部5当たり、2個固設されている例が示されている。かかる位置決め用ボス1eは、前述の位置決め用挿通孔5eの場合と同様に、位置決め精度の度合いに応じて、1乃至複数個固設することとしても良い。
【0046】
なお、図2及び図3において例示している圧板支持部5の底部の形状及び原稿載置台上に設けられている圧板支持部の取付け用の固定用挿通孔1d1,1d2及び位置決め用ボス1eの形状は一例を示しているに過ぎず、これに限るものではなく、圧板2を回動可能に支持できるものであり、かつ、指で挟持して、互いに装着させ、固定させることが可能であれば、他の形状であっても、何ら構わないのは言うまでもない。
たとえば、圧板支持部5の底部を形成する支持枠5cが矩形形状ではなく、多角形状であっても、円形状であっても良いし、該支持枠5cから延在させた固定用突起部5d1,5d2の屈曲形状が、「L字状」ではなく、「くの字状」であってもよく、また、該固定用突起部5d1,5d2の先端形状が矩形形状でなく、台形や半円形の形状であっても、もちろん構わない。
【0047】
更に、図1を用いて、圧板支持部5を、スキャナ装置本体1に装着、あるいは、スキャナ装置本体1から離脱させる操作について説明する。ここに、図1に示す各図面は、図2に示す圧板支持部5を、図3に示すスキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に装着させた場合における、該圧板支持部5の周辺部位を拡大して表示している図であり、前述したように、図1R>1(A)が、スキャナ装置本体1の上方向から見下ろしてみた場合の平面断面図を示し、図1(B)が、スキャナ装置本体1を正面から見た場合の正面断面図を示し、図1(C)が、スキャナ装置本体1を真横から見た場合の側面断面図を示している。
【0048】
圧板支持部5を、スキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に装着させる場合の操作を説明する。まず、図1(A)、あるいは、図1(B)において、矢印5gにて示すように、圧板支持部5の底部に延在されている一対の脱着用つまみ5eを、指で挟持して(即ち、摘んで)、スキャナ装置本体1の上面の原稿載置台上を移動させて、図3に示すスキャナ装置本体1の上面(原稿載置台)の固定用挿通孔1d1,1d2に、それぞれ、図2に示す圧板支持部5の固定用突起部5d1,5d2を挿通させることができる位置まで移動させた後、図1(A)における紙面と垂直方向に、圧板支持部5を押し下げるように操作して、圧板支持部5の固定用突起部5d1,5d2の先端部をスキャナ装置本体1の固定用挿通孔1d1,1d2のそれぞれに挿通させる。
【0049】
その後、図1(A)における紙面の下側方向から上側方向に向かって、スキャナ装置本体1の上面に沿って、圧板支持部5を移動させて、固定用突起部5d1,5d2の「L字状」屈曲形状の先端部を、固定用挿通孔1d1,1d2を介して、原稿載置台の裏側に引掛けさせるようにした状態を維持させたまま、原稿載置台上の位置決め用ボス1eに、圧板支持部5の位置決め用挿通孔5eを挿通させることができる位置まで移動させた後、図1(A)における紙面と垂直方向に、圧板支持部5を押し下げるように操作して、原稿載置台の後縁部に固設されている位置決め用ボス1eに、圧板支持部5の位置決め用挿通孔5eを挿通させることにより、圧板支持部5がスキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部に装着される。位置決め用挿通孔5eが、位置決め用ボス1eに挿通されることにより、圧板支持部5の装着位置が定まり、更に、固定用突起部5d1,5d2の「L字状」屈曲形状の先端部が、固定用挿通孔1d1,1d2を介して、原稿載置台の裏側に引掛けられる状態に維持されることにより、圧板支持部5が脱落することなく、原稿載置台上に固定される。
【0050】
一方、圧板支持部5をスキャナ装置本体1の上面である原稿載置台の後縁部から離脱させる場合の操作は、装着する場合の操作を、逆に行なうことにより、実現できる。即ち、図1(A)、あるいは、図1(B)において、矢印5gにて示しているように、圧板支持部5の脱着用つまみ5eを、指で挟持して、図1(A)における紙面と垂直方向に、圧板支持部5を持ち上げるように操作して、図3に示すスキャナ装置本体1の上面(原稿載置台上)の位置決め用ボス1eから、図2R>2に示す圧板支持部5の位置決め用挿通孔5eを引き抜いた後、図1(A)における紙面の上側方向から下側方向に向かって、スキャナ装置本体1の上面(原稿載置台)に沿って、圧板支持部5を移動させて、図3に示すスキャナ装置本体1の上面(原稿載置台)の固定用挿通孔1d1,1d2のそれぞれから、図2に示す圧板支持部5の固定用突起部5d1,5d2の屈曲部が引き抜ける状態にまで達した段階で、図1(A)における紙面と垂直方向に、圧板支持部5を持ち上げるように操作することにより、圧板支持部5をスキャナ装置本体1から取り外すことができる。
【0051】
【発明の効果】
圧板をスキャナ装置本体に軸支させるための圧板開閉支点を固設させた圧板支持部の底部に、スキャナ装置本体への固定用の突起部と、スキャナ装置本体との位置決め用の挿通孔とを配設させ、それぞれを、スキャナ装置本体の原稿載置台上に設けられた固定用挿通孔と位置決め用ボスとに、圧板支持部を指で挟持して、挿通させる操作を行なうことにより、何ら、工具類を使うことなく、簡便に、圧板支持部を、スキャナ装置本体上面の原稿載置台上に装着させることができる。
【0052】
また、圧板支持部をスキャナ装置本体に装着させる場合と逆の操作を行なうことにより、圧板支持部を指で挟持して、互いに挿通させている前記位置決め用ボスと前記位置決め用挿通孔とを、更に、前記固定用挿通孔と前記固定用突起部とを離脱させる操作を行なうことにより、圧板支持部をスキャナ装置本体上面の原稿載置台から、何ら、工具類を使うことなく、簡便に取り外すことができる。
【0053】
従って、コンタクトガラス面を超え、更には、原稿載置台も超えてしまうような大判サイズの原稿を読み取る場合であっても、コンタクトガラス面と同一面を形成しているスキャナ装置本体上面(原稿載置台)上から、突起して立設されている圧板支持部を、簡単に、取り外すことが可能であり、また、逆に、通常のサイズの原稿を読み取る場合には、簡単に、圧板支持部をスキャナ装置本体上面(原稿載置台)に装着させることが可能であり、いずれの場合であっても、コンタクトガラス面に読み取りたい原稿画像面を、密着させた状態で、走査して読み取ることができ、読取り不良の発生を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる圧板開閉機構における圧板支持部を装着したスキャナ装置本体の要部の一例を拡大して示した平面断面図,正面断面図、及び、側面断面図である。
【図2】 本発明にかかる圧板開閉機構における圧板支持部をスキャナ装置本体に取り付けるために、圧板支持部の底部に設けられた固定用突起部と位置決め用挿通孔の形状との一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示す圧板支持部を取り付けるために、スキャナ装置本体の上面である原稿載置台の後縁部に設けられた圧板支持部の固定用挿通孔と位置決め用ボスの形状との一例を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる圧板開閉機構を搭載したスキャナ装置において、圧板開閉機構の部位の一例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す本発明にかかる圧板開閉機構を搭載したスキャナ装置において、圧板を全開状態にした場合における圧板開閉機構の部位の一例を示す側面図である。
【図6】図4に示す本発明にかかる圧板開閉機構を搭載したスキャナ装置において、圧板開閉機構の部位の一例を示す分解側面図である。
【符号の説明】
1 スキャナ装置本体
1a コンタクトガラス
1d1,1d2 固定用挿通孔
1e 位置決め用ボス
2 圧板
2a 密着部
3 連結部材
3a,3b 軸受
4 ストッパ
4a 連結軸
4b ねじ
4c 折曲部
5 圧板支持部
5a 圧板開閉支点
5b 支持板
5c 支持枠
5d1,5d2 固定用突起部
5e 位置決め用挿通孔
5f 脱着用つまみ
5f1 延長板
5g つまみ方向
6 開閉支持部
6a 圧板側支点
Claims (7)
- スキャナ装置本体の上面に備えられている原稿載置台に載置された原稿を、圧板により加圧して、前記原稿の原稿画像面を前記原稿載置台に密着させて、前記原稿画像面を走査して読み取るスキャナ装置に適用される圧板開閉機構において、
前記原稿載置台の辺縁部に配設される圧板支持部であって、連結部材を介して前記圧板を回動自在に支持する圧板開閉支点が固設されている支持板を有する該圧板支持部が、該圧板支持部の底部に、前記原稿載置台に固定させるために前記原稿載置台の辺縁部に穿設された固定用挿通孔に挿通させて固定させることができるL字状の屈曲形状からなる固定用突起部と、
該圧板支持部の底面に前記支持板の外側方向に延在する一対の延長板と、
前記延長板のそれぞれ端部に上方に屈曲されて形成されたつまみと、
前記原稿載置台に設けられ、前記圧板支持部の前記原稿載置台に対する位置決め用ボスと、
前記延長板に設けられた、前記位置決め用ボスを挿通させることができる位置決め用挿通孔と、
を有していることを特徴とする圧板開閉機構。 - 請求項1に記載の圧板開閉機構において、前記圧板支持部が、前記原稿載置台の辺縁部に穿設されている前記固定用挿通孔に挿通させて固定させることができる、1乃至複数個の前記固定用突起部を有していることを特徴とする圧板開閉機構。
- 請求項1または2に記載の圧板開閉機構において、前記圧板支持部が、前記原稿載置台の辺縁部に固設されている前記位置決め用ボスを挿通させることができる、1乃至複数個の前記位置決め用挿通孔を有していることを特徴とする圧板開閉機構。
- 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の圧板開閉機構において、前記圧板支持部が、前記スキャナ装置本体とは、独立して、別個の構造部品として、備えられていることを特徴とする圧板開閉機構。
- 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の圧板開閉機構において、前記原稿載置台の辺縁部に、前記圧板支持部の底部に備えられている前記固定用突起部を挿通させて固定させることができる、1乃至複数個の前記固定用挿通孔が穿設されていることを特徴とする圧板開閉機構。
- 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の圧板開閉機構において、前記原稿載置台の辺縁部に、前記圧板支持部の底部に備えられている前記位置決め用挿通孔に挿通させることができる、1乃至複数個の前記位置決め用ボスが固設されていることを特徴とする圧板開閉機構。
- スキャナ装置本体の上面に備えられている原稿載置台に載置された原稿を、圧板により加圧して、前記原稿の原稿画像面を前記原稿載置台に密着させて、前記原稿画像面を走査して読み取るスキャナ装置において、
前記原稿載置台の辺縁部に配設される圧板支持部であって、連結部材を介して前記圧板を回動自在に支持する圧板開閉支点が固設されている支持板を有する該圧板支持部が、
該圧板支持部の底部に、前記原稿載置台に固定させるために前記原稿載置台の辺縁部に穿設された固定用挿通孔に挿通させて固定させることができるL字状の屈曲形状からなる固定用突起部と、
該圧板支持部の底面に前記支持板の外側方向に延在する一対の延長板と、
前記延長板のそれぞれ端部に上方に屈曲されて形成されたつまみと、
前記原稿載置台に設けられ、前記圧板支持部の前記原稿載置台に対する位置決め用ボスと、
前記延長板に設けられた、前記位置決め用ボスを挿通させることができる位置決め用挿通孔と、
を有している圧板開閉機構が備えられていることを特徴とするスキャナ装置。
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