JP3669586B2 - 画像読み取り装置およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像読み取り装置、画像形成装置、画像処理システムに関する。画像読み取り装置には、例えば、コンピュータに画像読み取りデータを出力するフラットベッドスキャナ、ハンディスキャナ、ドキュメントリーダ、OCR機器などが含まれる。画像形成装置および画像処理装置には、例えば、画像読み取り装置を備えたアナログ複写装置やデジタル複写装置、画像読み取り装置を備えたファクシミリ装置、画像読み取り装置に加えプリンタや表示装置を備えたコンピュータシステムなどが含まれる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スキャナは、モノクロイメージスキャナ、カラーイメージスキャナなどの画像読み取り装置として、また、モノクロデジタル複写装置、カラーデジタル複写装置、モノクロファクシミリ、カラーファクシミリ等の画像形成装置や画像処理装置の入力機器として用いられている。
スキャナは、ガラスなどの原稿台透明板に載置された原稿に対して光源から走査光線を照射し、原稿からの反射光線を光電変換素子により読み取ってデジタル画像データに変換し、読み取ったデジタル画像データを画像メモリに記憶する。その後、画像メモリのデジタル画像データをUSBやSCSIなどの出力インタフェースを介してコンピュータなどに出力する。画像読み取り装置によっては、デジタル画像データをCD−RやDVD−RAMなどの可搬型記憶媒体に記録するものもある。
【0003】
従来の画像読み取り装置において、原稿をスキャンする際に原稿を原稿台透明板にセットする必要があるが、概ね次の2つの方法がある。
【0004】
第一の方法は、原稿の手置きである。原稿台透明板上の所定位置に利用者自らが手で載置する方法である。原稿台カバーを利用者自らが手で持ち上げて開き、原稿台透明板の原稿載置の基準位置に概ね正確に利用者自らが手で載せ、再び原稿台カバーを利用者自らが手で閉める必要がある。
原稿の手置きにより原稿をセットする場合、一枚一枚を手で載置する必要がある。原稿の手置き、当該原稿の読み取り開始から読み取り終了、当該原稿の手による取り出しという手順を経て、次の原稿の手置きセットが可能となる。この一連の手作業をシリアルに行なう。
【0005】
第二の方法は、ADF(Automatic Document Feeder:自動原稿送り装置)を利用した原稿のセットおよび自動送りである。ADFにセットした書類をサンクションやバキュームなどを利用してベルトやローラなどの搬送系で送り、搬送系の途中に設けられたスキャナ部を通過する際に光源から走査光線が照射され、その反射光線がスキャナ部において読み取られる。
ADFを利用して原稿をセットする場合、複数枚の原稿を山積みにして一度にセットすることができる。山積みの書類をサンクションなどを利用して一つ一つ順に単離して取り出し、搬送系に送り出して行く。自動的に次々と搬送されて行くので利用者にとって便利な機構であると言える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の原稿の手置きによる原稿のセットの場合、以下の問題がある。
原稿の手置きの第一の問題は、原稿台カバーの開動作時に原稿が原稿台透明板上から吹き飛ばされてしまう場合があるという問題である。従来の原稿台カバーは、原稿台カバーを閉じた状態において、原稿台透明板上に載置された原稿の全面を押圧する。原稿の画像読み取り終了後、原稿台カバーを手で開ける必要があるが、その際、原稿台カバーの上方向への急激な移動に伴って、密着している原稿台カバーと原稿との間に生じる真空状態を埋めるために発生する風圧やカルマン渦流により、原稿台透明板上に空気流が生じ、その空気流により原稿が吹き飛ばされてしまうことがあった。原稿が単葉の紙である場合、浮き上がった原稿は原稿台透明板から滑り落ち、床に落ちてしまったり、画像読み取り装置が搭載されているコピー機本体の筐体間隙に落ち込んでしまったりするトラブルが発生する可能性もある。このように、原稿台カバーの開動作に伴って生じる原稿台カバー内面と原稿の間の空気流を低減する必要がある。
【0007】
原稿の手置きの第二の問題は、原稿台カバーの閉動作時に原稿が原稿台透明板上で動いてしまう場合があるという問題である。原稿台カバーは、原稿台透明板上に載置された原稿を固定しやすいように、その内面を原稿の全面に密着させて適度に押圧する。このように原稿台カバーを閉める際、原稿台カバーにより風圧が起き、原稿台透明板上に空気流が生じ、その空気流により原稿が原稿台透明板上を動いたり、吹き飛ばされたりすることがあった。一度原稿台カバーを閉じてしまうと原稿台透明板上の原稿の位置が確認しづらく、画像読み取りが失敗してしまうこともあった。
【0008】
原稿の手置きの第三の問題は、原稿台カバーの開動作が手作業であるという点である。従来の原稿の手置きによる原稿のセットの場合、利用者自らが、原稿の読み取り開始から読み取り終了を判断して原稿台カバーを開ける必要があるが、逐一原稿台カバーを自らの手で開ける作業を行なうことは煩わしく、人間にとってこのような機械的な作業を繰り返すことは苦痛である場合が多い。
【0009】
もちろん、原稿台カバーの開動作自体を人手に代えて機械的に行なうことは可能であると考えられる。しかし、原稿台カバーの機械的開動作を行なう場合、上記原稿の手置きの第一の問題で挙げたように、原稿が原稿台透明板上から吹き飛ばされてしまう問題が生じる。機械的な動作の場合、生じる空気流も大きくなることも予想される。空気流の発生を抑えるために機械的な開動作をゆっくり行なうと、一連の原稿の画像読み取りの作業に時間がかかることとなってしまう。
【0010】
原稿の手置きの第四の問題は、原稿台カバーを閉動作が手作業であるという点である。従来の原稿の手置きによる原稿のセットの場合、利用者自らが、原稿を原稿台透明板上にセットした後、原稿台カバーを閉じる必要があるが、逐一原稿台カバーを自らの手で閉じる作業を行なわねばならないので煩わしく、人間にとってこのような機械的な作業を繰り返すことは苦痛である場合が多い。
【0011】
もちろん、原稿台カバーの閉動作自体を人手に代えて機械的に行なうことは可能であると考えられる。しかし、原稿台カバーの機械的閉動作を行なう場合、上記原稿の手置きの第二の問題で挙げたように、原稿が原稿台透明板上から吹き飛ばされてしまう問題が生じる。機械的な動作の場合、生じる空気流も大きくなることも予想される。空気流の発生を抑えるために機械的な閉動作をゆっくり行なうと、一連の原稿の画像読み取りの作業に時間がかかることとなってしまう。
【0012】
以上のように、従来の原稿の手置きによる原稿のセットの場合には問題があるが、一方、従来の原稿のADFセットの場合にはこれらの問題はない。しかし、ADFは一枚一枚が独立した単葉で、かつ、大きさの揃った原稿に利用できるのみであり、ADFにセットできない原稿、例えば、大きさが不揃いの原稿や、ステープラーで止めてある複数枚の原稿や、本や雑誌などの厚みのある原稿、紙以外の媒体で素材の強度や柔軟性が適合しない原稿など、多様のものがあり、それらは従来の原稿の手置きによる原稿のセットとせざるを得ない。
【0013】
そこで、本発明は、原稿台カバーの開閉動作において、原稿台透明板上の空気流の発生を低減し、かつ、原稿台カバーの速い開閉動作を行なっても、原稿が原稿台透明板上から吹き飛ばされないように原稿が原稿台透明板上に固定できる原稿台カバーを備えた画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、原稿台カバーの自動開閉動作において、原稿台透明板上の空気流の発生を低減し、かつ、原稿台カバーの速い自動開閉動作を行なっても、原稿台透明板上の原稿の位置が動かないように原稿を原稿台透明板上に固定できる原稿台カバーを備えた画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の画像読み取り装置は、原稿台透明板の原稿読み取り面に載置された原稿に走査光線を照射し、前記原稿からの反射光線を読み取る画像読み取り装置において、
開閉軸を備え、前記開閉軸を中心に回転することにより前記原稿台透明板に対して開閉自在とされた、原稿台カバーの外表面を形成する原稿台カバー基板と、
前記原稿台カバー基板の内面に設けられ、前記原稿台カバーを閉じた状態において、前記原稿台透明板上に載置されている原稿を適度に押圧する原稿台カバー内面クッションと、
前記原稿台カバー内面クッションを変形させる変形機構であって、前記原稿台カバーを閉じた状態において、前記原稿台カバー内面クッションをフラットに維持して前記原稿台カバー基板と密着させ、前記原稿台カバーを開けた状態において、前記原稿台カバー基板との密着状態を解き、前記原稿台カバー内面クッションを前記原稿台透明板側に山折りに変形する変形機構を備え、
前記原稿台カバーを開け始めた状態から前記原稿台カバーの開角度が所定角度までの状態おいて、前記変形機構が、前記原稿台カバー内面クッションの上側端および下側端の双方をスライド移動させることにより前記原稿台カバー内面クッションを山折りに変形し、原稿台カバー内面クッションの同じ1箇所(山頂部分)で前記原稿台透明板上の同じ個所を適度に押圧し続けるように前記原稿台カバー内面クッションを山折りに変形してゆくことを特徴とする。
【0016】
上記構成により、変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して、原稿台カバーを閉じた状態において原稿台カバー内面クッションをフラットに維持して原稿をしっかり原稿台透明板面に押圧固定でき、かつ、前記原稿台カバーの開閉角度が所定角度までの状態、つまり、原稿台カバーの開動作時、閉動作時においても変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して原稿を原稿台透明板面に適度に押圧して固定できる。また、原稿台カバー内面クッションが山折りになるので、風圧やカルマン渦流による空気流は小さくなり、開動作によって原稿が動いたり吹き飛ばされたりすることがなくなる。これらの効果は原稿台カバーの開閉速度によらず発揮することができる。
【0017】
本発明の請求項2に記載の画像読み取り装置は、請求項1に記載の画像読み取り装置の一態様であって、前記原稿台カバー内面クッションが屈曲部を持ち、当該屈曲部に沿って前記原稿台透明板側に山折りに折れるものであり、前記変形機構が、前記開閉軸を上とする位置関係において、前記原稿台カバー基板の側面に設けられたレールと、前記原稿台カバー内面クッションの上部側面および下部側面に取り付けられ、前記レール上を移動可能なように前記レールに嵌合する上部レールコマおよび下部レールコマと、前記上部レールコマおよび下部レールコマを前記レールに沿って前記屈曲部側に引っ張る駆動体を備えたものである。
【0018】
上記構成により、原稿台カバーの開閉動作において原稿台カバー内面クッションに対して所望の変形を施すことができる。なお、上記は一態様であって変形機構の他の構成もあり得る。
【0019】
次に、本発明の請求項3に記載の画像読み取り装置は、請求項1または2に記載の画像読み取り装置において、前記画像読み取り装置による前記原稿台透明板に載置された原稿の画像読み取り動作が終了し、前記原稿台カバーを開ける条件が整ったことを検知する開可能検知機構と、前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、前記原稿台カバーが閉じられた状態において、前記自動開閉機構が、前記開可能検知機構により検知の通知を受けると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に開けるものである。
【0020】
上記構成により、原稿の自動開動作が可能となり、自動開動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、開可能検知機構により自動開動作を自律的に行なうので、利用者自らが画像読み取り動作の終了を判断する必要がなくなる。
【0021】
次に、本発明の請求項4に記載の画像読み取り装置は、請求項1または2に記載の画像読み取り装置において、前記原稿台透明板に原稿が載置され、前記原稿台カバーを閉じる条件が整ったことを検知する閉可能検知機構と、前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、前記原稿台カバーが開いている状態において、前記自動開閉機構が、前記閉可能検知機構により検知の通知を受けると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に閉じるものである。
【0022】
上記構成により、原稿の自動閉動作が可能となり、自動閉動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、閉可能検知機構により自動閉動作を自律的に行なうので、利用者自らは原稿台透明板上に原稿を載置するだけで良い。
【0023】
次に、本発明の請求項5に記載の画像読み取り装置は、請求項1または2に記載の画像読取装置において、自動開ボタンと、前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、前記原稿台カバーが閉じられた状態において、前記自動開閉機構は、前記自動開ボタンが押下されると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に開けるものである。
【0024】
上記構成により、開可能検知機構に代え、利用者のボタン押下による原稿の自動開動作が可能となり、自動開動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流の影響を除去することができる。
【0025】
次に、本発明の請求項6に記載の画像読み取り装置は、請求項1または2に記載の画像読取装置において、自動閉ボタンと、前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、前記原稿台カバーが開いている状態において、前記自動開閉機構は、前記自動閉ボタンが押下されると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に閉じるものである。
【0026】
上記構成により、閉可能検知機構に代え、利用者のボタン押下による原稿の自動閉動作が可能となり、自動閉動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流の影響を除去することができる。
【0027】
次に、本発明の請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1から6のいずれかに記載の画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置が読み取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部を備えたものである。
【0028】
次に、本発明の請求項8に記載の画像処理装置は、請求項1から6のいずれかに記載の画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置が読み取った画像データに基づいて画像処理を行なう画像処理部を備えたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の画像読み取り装置の実施形態を説明する。
ただし、本発明は以下の具体例に限定されるものではない。
(実施形態1)
まず、本発明の画像読み取り装置の原稿台カバーの基本的動作を説明する。
本発明の画像読み取り装置は、画像読み取り装置の原稿台カバーの外表面を形成する原稿台カバー基板と、原稿台カバー基板の内面に設けられ、原稿台カバーを閉じた状態において、原稿台透明板上に載置された原稿を適度に押圧する原稿台カバー内面クッションの2層構造を持っている。さらに変形機構を持っており、変形機構により原稿台カバーの開閉動作に応じて原稿台カバー内面クッションを変形させる。変形機構は、原稿台カバーを閉じた状態において、原稿台カバー内面クッションをフラットに維持し、原稿台カバーを閉じた状態から原稿台カバーの開角度が所定角度までの状態おいて、原稿台カバー基板との密着状態を解き、原稿台カバー内面クッションを山折りとし、当該山の部分が原稿台透明板上の原稿を適度に押圧するように維持する。
【0030】
図1および図2は原稿台カバーの開閉動作に応じた動きの様子を模式的に説明する縦断断面図である。
図1(a)は原稿台カバーが閉じられている状態、図1(b)〜図2(a)は原稿台カバーを開ける過程の様子、図2(b)は原稿台カバーが完全に開けられている状態を示している。図1(a)→図1(b)→図1(c)→図1(d)→図2(a)→図2(b)の順で原稿台カバーの開き角度が大きくなっている。
【0031】
図1および図2において、10は原稿台カバー全体を指す。原稿台カバー10は、図1および図2において、原稿台透明板4、原稿5を除く図示の構成要素を備えている。
【0032】
1は原稿台カバー10の外表面を形成する原稿台カバー基板である。
2は原稿台カバー基板の一部を形成する開閉軸である。開閉軸2は画像読み取り装置本体(図示せず)と原稿台カバー基板1とを接続する部位であり、原稿台カバー基板1がその軸に沿って自由に回転できるようにようになっている。
3は原稿台カバー10の裏側に配置されている原稿台カバー内面クッションであり、原稿台カバー10を閉じた状態において原稿台透明板上に載置された原稿を適度に押圧するものである。原稿台カバー内面クッションの表面には滑らかなフィルムが添付され、その色彩は白色である。
4は原稿を載置する原稿台透明板である。
5は原稿台透明板4上に載置された原稿である。
なお、図1および図2は、変形機構が原稿台カバー内面クッションを如何に変形させるかを模式的に説明する図であり、変形機構自体は図示していない。
【0033】
図1(a)に示す原稿台カバー10が閉じられている状態において、変形機構は、原稿台カバー内面クッション3をフラットに維持して原稿台カバー基板1と密着させ、原稿台透明板4上に載置された原稿5全体を適度に押圧している。
【0034】
図1(b)は少し原稿台カバー10を開いた状態である。変形機構は原稿台カバー内面クッション3の原稿台カバー基板1への密着状態を解き、原稿台透明板4側に山折りに変形する。31は原稿台カバー内面クッション3の山折りの山部分である。変形機構は当該山の部分が原稿台透明板4上の原稿5を適度に押圧するように維持する。
【0035】
図1(c)は、図1(b)より原稿台カバー10の開き角度をさらに大きくした状態を示している。ここで、山部分31の位置は、図1(b)から図1(c)への変化において不変であり、原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧するように維持される。原稿台カバー内面クッション3は、その山部分31の位置が不変であるので、原稿台カバー基板1との上側端および下側端の接点部分が山部分31側に移動するように変形されることとなる。
【0036】
図1(d)は、図1(c)より原稿台カバー10の開き角度をさらに大きくした状態を示している。この例では、この図1(d)の開き角度において、変形機構による原稿台カバー内面クッション3の変形が終了するものとする。つまり、山部分31による原稿台透明板4の押圧が限界であり、これ以上原稿台カバー10の開き角度が大きくなっても変形機構による原稿台カバー内面クッション3の変形は行なわれず、山部分31による原稿台透明板4の押圧はなくなる。
【0037】
図2(a)は、図1(d)より原稿台カバー10の開き角度をさらに大きくした状態を示している。図1(d)の開き角度において原稿台カバー内面クッション3の変形が終了するので、図2(a)のように図1(d)より大きな開き角度においては、原稿台カバー内面クッション3は図1(d)の状態からは変形せず、開閉軸2の回転運動に従ってそのまま原稿台カバー基板1に伴って移動する。山部分31は原稿台カバー基板1に伴って上方へ移動するので、原稿台透明板4上の原稿5の押圧はなくなる。
【0038】
図2(b)の原稿台カバー10が完全に開けられた状態においても図2(a)と同様、原稿台カバー内面クッション3は図1(d)の状態からは変形せず、開閉軸2の回転運動に従ってそのまま原稿台カバー基板1に伴って移動する。
【0039】
以上のように、原稿台カバー10を閉じた状態から原稿台カバー10の開閉角度が所定角度(この例では図1(d)の角度)までの状態おいて、変形機構が原稿台カバー内面クッション3の山の部分31が原稿台透明板4の同じ個所を適度に押圧するように維持され、原稿5は山の部分31と原稿台透明板4との間に挟まれて固定される。
【0040】
なお、開いた状態の原稿台カバー10を閉じる動作における原稿台カバー内面クッション3の変形は、上記の逆の動作であり、図2(b)→図2(a)→図1(d)→図1(c)→図1(b)→図1(a)のように閉じられる。原稿台カバー10を閉じる過程において、図1(d)の状態で山部分31は原稿台透明板4上の同じ個所を押圧し始め、図1(c)から、図1(b)と山部分31が原稿台透明板上の同じ個所を適度に押圧し続け、図1(a)のように完全に閉じられた状態で原稿台カバー内面クッション3がフラットになり、原稿5の全面を適度に押圧するようになる。
【0041】
以上が原稿台カバー10の開閉動作に伴う変形機構による原稿台カバー内面クッション3の変形の概要である。
【0042】
次に、本発明の実施形態1にかかる画像読み取り装置の原稿台カバー10の構成例を示す。
【0043】
図3は本発明の原稿台カバー10が閉じられている状態を示す図である。図3(a)が上面から見た図、図3(b)が縦断断面図である。図3(c)が原稿台カバー10をやや開いた状態で変形機構が原稿台カバー内面クッションを変形し、その山部分31が原稿を適度に押圧する様子を示している。
【0044】
図3において、原稿台カバー基板1、開閉軸2、原稿台カバー内面クッション3、原稿台透明板4は図1および図2と同じ番号を付している。
図示しないが、原稿台カバー基板1の側面内側(原稿台カバー内面クッション3の側面と接する面)には後述する原稿台カバー内面クッション3に設けられている上部レールコマ33および下部レールコマ34と嵌合するレール(図示せず)が設けられている。
【0045】
32は原稿台カバー内面クッション3に付けられている屈曲部である。原稿台カバー内面クッション3の原稿台カバー基板1側に対向する面側に開閉軸と水平方向に設けられている。この例では原稿台カバー基板1に対向する面側に開閉軸と水平方向の切れ込みが設けられている。その位置は図1および図2に示した山部分31の裏側にあたる。当該屈曲部32に沿って原稿台カバー内面クッション3は原稿台透明板面側に山折りに折れるようになっている。
【0046】
33は上部レールコマ、36は下部レールコマであり、原稿台カバー内面クッション3の上部側面および下部側面に取り付けられており、原稿台カバー基板1のレール上を移動可能なように原稿台カバー基板1側面内側のレールに嵌合する部分である。上部レールコマ33および下部レールコマ36は引っ張られることにより嵌合している原稿台カバー基板1側面内側のレールに沿って屈曲部32に向かって移動する。
【0047】
34は上部レールコマ33を原稿台カバー基板1側面内側レールに沿って屈曲部32側に引っ張る上部駆動体である。35は上部フックであり、原稿台カバー基板1の一部に固定されており、上部駆動体34に接続されている。つまり、上部駆動体34は一端が上部レールコマ33に接続され、他端は上部フック35に接続されている。
【0048】
同様に、37は下部レールコマ36を原稿台カバー基板1側面内側レールに沿って屈曲部32側に引っ張る下部駆動体である。38は下部フックであり、原稿台カバー基板1の一部に固定されており、下部駆動体37に接続されている。つまり、下部駆動体37は一端が下部レールコマ36に接続され、他端は下部フック38に接続されている。
【0049】
駆動体の例としては多様なものが考えられる。例えば、ゴム、バネなどの弾性体が挙げられる。この場合、弾性体である上部駆動体34は上部レールコマ33と上部フック35の間に張られ、弾性体である下部駆動体37は下部レールコマ36と下部フック38の間に張られ、両者とも図3(a)の状態では伸びを持った状態にある。上部フック35は原稿台カバー基板1に固定されているので上部駆動体34の伸びによる張力は上部レールコマ33を屈曲部32側へ引き付ける方向に働く。同様に、下部フック38は原稿台カバー基板1に固定されているので下部駆動体37の伸びによる張力は下部レールコマ36を屈曲部32側へ引き付ける方向に働く。
【0050】
図1および図2に示した変化の過程で述べれば、図1(a)、図1(b)、図1(c)では上部駆動体34および下部駆動体37は両者とも伸びを持った状態にあり、図1(a)がもっとも伸びが大きい状態であり、図1(b)、図1(c)の順に伸びが小さくなり、図1(d)において伸びがなくなる状態である。つまり、図1(d)より大きな開き角度を持っている場合、上部駆動体34および下部駆動体37による上部レールコマ33および下部レールコマ36を引き付ける力がなくなる。
【0051】
閉じられた状態図1(a)から所定の開き角度図1(d)までの各々の状態は、上部駆動体34および下部駆動体37が上部レールコマ33および下部レールコマ36を引き付けて原稿台カバー内面クッション3を山折りに変形する力が働く一方、山部分31が原稿台透明板4上の同じ個所を押圧することによる反作用によって山折りの変化を戻そうとする反発力が釣り合っている。このように、閉じられた状態図1(a)から所定の開き角度図1(d)までの各々の状態において、原稿台カバー内面クッション3の山部分31が原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧することとなる。
【0052】
駆動体の他の例としては、例えば、糸、ひも、ワイヤーなど張力を伝える非弾性体と当該非弾性体に張力を与えるモータ、磁石(永久磁石、電磁石を含む)などのアクチュエータの組み合わせが挙げられる。この場合、上部フック35および下部フック38にアクチュエータが組み込まれ、非弾性体である上部駆動体34および下部駆動体37に張力を与え、上部レールコマ33および下部レールコマ36を引き付ける。
【0053】
駆動体の他の例としては、例えば、ゴム、バネなどの弾性体と当該弾性体に張力を与えるモータ、磁石などのアクチュエータの組み合わせもある。
【0054】
駆動体の他の例としては、空圧ポンプ、油圧ポンプが挙げられる。この場合、上部レールコマ33および下部レールコマ36から、上部フック35および下部フック38までの間にシリンダが形成され、上部フック35および下部フック38にポンプが組み込まれている構成である。原稿台カバー10が図1(d)に示した開き角度に到るまで、上部フック35および下部フック38にポンプが稼動し、適度な圧力を持って上部レールコマ33および下部レールコマ36を屈曲部32側に引き付ける。
【0055】
このように、多様な上部駆動体34および下部駆動体37が上部レールコマ33および下部レールコマ36を引き付けて原稿台カバー内面クッション3を山折りに変形するため、閉じられた状態図1(a)から所定の開き角度図1(d)までの各々の状態において、原稿台カバー内面クッション3の山部分31が原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧することとなる。
【0056】
次に、実施形態1にかかる画像読み取り装置全体の構成例を説明する。
図4は、実施形態1にかかる画像読み取り装置全体の構成を模式的に表した図である。
図4に示すように、画像読み取り装置は、画像読み取りユニット100に原稿台カバー10が取り付けられた構成となっている。画像読み取りユニット100のケーシング101の上面には原稿台透明板104が設けられている。原稿台透明板104は、ガラスなどの透明な板状のものであり、その上面が原稿を載置する原稿読み取り面である。原稿台透明板104の上には上記に説明した本発明の原稿台カバー10が開閉軸2を介して取り付けられている。
【0057】
画像読み取りユニット100は、原稿台透明板104の原稿読み取り面に載置された原稿に走査光線を照射する光源106と、原稿からの反射光を受ける光学系113と、光学系113により結像された反射光を読み取る光電変換素子112と、光電変換素子112から出力されるデジタル画像データを記憶する画像メモリ116を備えている。例えば、画像読み取り処理は以下のようになる。原稿からの反射光の光路は、第一キャリッジ108の第一ミラー107から第二キャリッジ111導かれ、第二ミラー109および第三ミラー110で折り返され、光学系113によりセンサボード115上の光電変換素子112まで到達する。受光された反射光は光電変換素子112において電気信号に変換された後、量子化によりデジタル画像データに変換され、画像メモリ116に記憶される。画像メモリ116に記憶されたデジタル画像データは、出力インタフェースを介してコンピュータなどに出力される。
なお、図4に示した構成は一例であり多様な構成が可能である。また、適用できる装置もスキャナ、ファクシミリ装置、OCR装置など多様な装置がある。
【0058】
以上、実施形態1にかかる画像読み取り装置は、原稿台カバーの開閉動作に応じ、変形機構により原稿台カバー内面クッションを変形し、原稿台カバーを閉じた状態において、原稿台カバー内面クッションをフラットに維持して原稿をしっかり原稿台透明板面に押圧固定でき、かつ、前記原稿台カバーの開閉角度が所定角度までの状態、つまり、原稿台カバーの開動作時、閉動作時においても変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して原稿を原稿台透明板面に適度に押圧して固定することができる。また、原稿台カバー内面クッションが山折りになるので、風圧やカルマン渦流による空気流は小さくなり、開動作によって原稿が動いたり、吹き飛ばされたりすることがない。これらの効果は原稿台カバーの開閉速度によらず発揮することができる。
【0059】
(実施形態2)
実施形態2にかかる画像読み取り装置は、画像読み取り装置による画像読み取り動作が終了し、原稿台カバーを開ける条件が整ったことを検知する開可能検知機構と、開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、原稿台カバーを自動的に開ける機能を持つものである。
【0060】
図5は、実施形態2にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図である。なお、本実施形態2の画像読み取り装置は実施形態1で説明した本発明の原稿台カバーを装備しているものとする。
【0061】
100は、本発明の画像読み取り装置の本体部分である画像読み取りユニットであり、原稿台透明板の原稿読み取り面に載置された原稿に走査光線を照射し、前記原稿からの反射光線を読み取る部分である。画像読み取りユニット100の構成例は、例えば、実施形態1に示した画像読み取りユニット100である。
【0062】
200は開可能検知機構であり、画像読み取りユニット100との間で情報をやり取りし、画像読み取りユニット100による原稿台透明板4に載置された原稿5の画像読み取り動作が終了し、原稿台カバー10を開ける条件が整ったことを検知する。例えば、開可能検知機構200は画像読み取りユニット100の画像読み取りのためのスキャンが終了したことを検知するセンサを備えており、スキャン終了をもって原稿5の画像読み取り動作の終了を検知する。通常はこの原稿5の画像読み取り動作の終了により原稿台カバー10を開ける条件が整うこととなるが、原稿5の画像読み取り動作の終了後、原稿台カバー10を開けるために何らかの残りの動作や条件の充足を待つ画像読み取りユニット100であれば、原稿5の画像読み取り動作の終了後、原稿台カバー10を開けるための当該何らかの残りの動作や条件の充足を待ち、その整備が終了したことをもって原稿台カバー開条件成立を検知する。
【0063】
300は自動開閉機構であり、開可能検知機構200により検知の通知を受けると、開閉軸2にトルクを与え、原稿台カバー10を自動的に開ける。
開閉軸2は画像読み取り装置本体の筐体と原稿台カバー基板1とを接続する部位であり、原稿台カバー基板1がその軸に沿って自由に回転できるようにようになっているので、自動開閉機構300が開閉軸2にトルクを与えて開閉軸2を回転すると、原稿台カバー基板1が上方に移動する。
【0064】
ここで、原稿台カバーは実施形態1と同様の構造を備えているので、原稿台カバー基板1および原稿台カバー内面クッション3は、図1(a)〜図2(b)のような動作を行ない、原稿台カバー10の開動作時において変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して山部分31が原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧してその間に挟まれた原稿を固定することができる。また、原稿台カバー内面クッション3が山折りになるので、風圧やカルマン渦流による空気流は小さくなり、開動作によって原稿が動いたり、吹き飛ばされたりすることがない。これらの効果は自動開閉機構300の自動開動作の速度によらず発揮することができる。
【0065】
実施形態2にかかる画像読み取り装置によれば、原稿台カバーの自動開動作が可能となり、自動開動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、開可能検知機構により自動開動作を自律的に行なうので、利用者自らが画像読み取り動作の終了を判断する必要がなくなる。
【0066】
(実施形態3)
実施形態3にかかる画像読み取り装置は、画像読み取り処理を実行するための原稿台透明板への原稿セットが終了し、原稿台カバーを閉じる条件が整ったことを検知する閉可能検知機構と、開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、原稿台カバーが開いている状態において、自動開閉機構が閉可能検知機構により検知の通知を受けると、原稿台カバーを自動的に閉じる機能を持つものである。
【0067】
図6は、実施形態3にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図である。なお、本実施形態3の画像読み取り装置は実施形態1で説明した本発明の原稿台カバーを装備しているものとする。
【0068】
100は、本発明の画像読み取り装置の本体部分である画像読み取りユニットであり、原稿台透明板の原稿読み取り面に載置された原稿に走査光線を照射し、前記原稿からの反射光線を読み取る部分である。画像読み取りユニット100の構成例は、例えば、実施形態1に示した画像読み取りユニット100である。
400は閉可能検知機構であり、画像読み取りユニット100との間で情報をやり取りし、原稿台透明板4への原稿の載置が完了し、原稿台カバー10を閉じる条件が充足したことを検知する。例えば、閉可能検知機構400は、画像読み取りユニット100の原稿台透明板4上に物体の載置をスキャンするセンサを備え、原稿台透明板4上に原稿5が載置されたことを検知する。
【0069】
なお、手置きの場合、利用者が原稿5を原稿台透明板4上に一旦載置した後、所望の位置に載置し直すこともあるので、当該センサは原稿5の載置が検知されてから一定期間、載置位置の変更がない場合に、閉可能検知機構400は、原稿セットが終了したと検知する工夫を施すことも可能である。
【0070】
通常はこの原稿5のセット動作の完了により原稿台カバー10を閉じる条件が充足されることとなるが、原稿5のセット動作の完了後、原稿台カバー10を閉じる何らかの残りの動作や条件の充足を待つ画像読み取りユニット100であれば、原稿5のセット動作の終了後、原稿台カバー10を閉じるための当該何らかの残りの動作や条件の充足を待ち、原稿台カバー閉条件成立を検知する。
【0071】
自動開閉機構300は、原稿台カバー10が開いている状態において、閉可能検知機構400により検知の通知を受けると、開閉軸2にトルクを与え、原稿台カバー10を自動的に閉じる。
自動開閉機構300が開閉軸2にトルクを与えて開閉軸2を回転すると、開いていた原稿台カバー10が下方に移動する。その際、実施形態1と同様、原稿台カバー基板1および原稿台カバー内面クッション3は、図1(a)〜図2(b)の逆の流れの動作を行ない、原稿台カバー10の閉動作時において、変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形し、図1(d)で山部分31が原稿台透明板4上の原稿5を適度に押圧し始め、図1(a)のように完全に原稿台カバー10が閉じられるまで、山部分31が、原稿台透明板4上の原稿5を適度に押圧し続けるので、原稿が載置位置に固定され、原稿を閉じる際に生じる風圧によって原稿が動いたり、吹き飛ばされたりすることがない。これらの効果は自動開閉機構300の自動開動作の速度によらず発揮することができる。
【0072】
実施形態3にかかる画像読み取り装置によれば、原稿台カバーの自動閉動作が可能となり、自動閉動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、閉可能検知機構により自動閉動作を自律的に行なうので、利用者自らが原稿台カバーを手動で閉じる必要がなくなる。
【0073】
(実施形態4)
実施形態4にかかる画像読み取り装置は、実施形態2に示した画像読み取り装置が備える開可能検知機構に代え、利用者自らが押下する自動開ボタンを備え、利用者の当該自動開ボタン押下により、自動開閉機構が開閉軸にトルクを与え、原稿台カバーを自動的に開ける機能を持つものである。
【0074】
図7は、実施形態4にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図である。なお、本実施形態4の画像読み取り装置は実施形態1で説明した本発明の原稿台カバーを装備しているものとする。
【0075】
500は自動開ボタンであり、利用者自身が原稿台カバー10の開動作起動を指示するもので、押下により、自動開閉機構300に開閉軸2へのトルク印加を指示する。
【0076】
自動開閉機構300は実施形態2で説明した自動開閉機構300と同様のものであるが、自動開ボタン500の押下により自動開動作起動の指示を受けると、開閉軸2にトルクを与え、原稿台カバー10を自動的に開ける。
【0077】
開閉軸2は実施形態2と同様、自動開閉機構300からトルクを得ると回転し、原稿台カバー基板1が上方に移動する。その際、実施形態1と同様、原稿台カバー基板1および原稿台カバー内面クッション3は、図1(a)〜図2(b)のような動作を行ない、原稿台カバー10の開動作時において変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して山部分31が原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧してその間に挟まれた原稿を固定することができる。また、原稿台カバー内面クッション3が山折りになるので、風圧やカルマン渦流による空気流は小さくなり、開動作によって原稿が動いたり、吹き飛ばされたりすることがない。これらの効果は自動開閉機構300の自動開動作の速度によらず発揮することができる。
【0078】
実施形態4にかかる画像読み取り装置によれば、利用者の明示の指示となる自動開ボタンの押下により原稿台カバーの自動開動作が起動され、かつ、自動開動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流の影響を除去することができる。また、自動開閉機構により自動開動作を行なうので、利用者自らが原稿台カバーを手動で開ける必要がなくなる。
【0079】
(実施形態5)
実施形態5にかかる画像読み取り装置は、実施形態3に示した画像読み取り装置が備える閉可能検知機構に代え、利用者自らが押下する自動閉ボタンを備え、利用者の当該自動閉ボタン押下により、自動開閉機構が開閉軸にトルクを与え、原稿台カバーを自動的に閉じる機能を持つものである。
【0080】
図8は、実施形態5にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図である。なお、本実施形態5の画像読み取り装置は実施形態1で説明した本発明の原稿台カバーを装備しているものとする。
【0081】
600は自動閉ボタンであり、利用者自身が原稿台カバー10の閉動作起動を指示するもので、押下により、自動開閉機構300に開閉軸2へのトルク印加を指示する。
【0082】
自動開閉機構300は、原稿台カバー10が開いている状態において、自動閉ボタンにより自動閉動作が起動されると、開閉軸2にトルクを与え、原稿台カバー10を自動的に閉じる。
【0083】
自動開閉機構300が開閉軸2にトルクを与えて開閉軸2を回転すると、開いていた原稿台カバー10が下方に移動する。その際、実施形態1と同様、原稿台カバー基板1および原稿台カバー内面クッション3は、図1(a)〜図2(b)の逆の流れの動作を行ない、原稿台カバー10の閉動作時において、変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形し、図1(d)で山部分31が原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧し始め、図1(a)のように完全に原稿台カバー10が閉じられるまで、山部分31が、原稿台透明板4上の同じ個所を適度に押圧し続けるので、その間に挟まれた原稿が載置位置に固定され、原稿を閉じる際に生じる風圧によって原稿が動いたり、吹き飛ばされたりすることがない。これらの効果は自動開閉機構300の自動開動作の速度によらず発揮することができる。
【0084】
実施形態5にかかる画像読み取り装置によれば、利用者の明示の指示、つまり、自動閉ボタンの押下により原稿台カバーの自動閉動作が起動され、かつ、自動閉動作を行なっても、自動閉動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、自動開閉機構により自動閉動作を行なうので、利用者自らが原稿台カバーを手動で閉じる必要がなくなる。
【0085】
(実施形態6)
本発明の画像形成装置の構成例を示す。
本発明の画像形成装置は、本発明の画像読み取り装置に加え、当該画像読み取り装置が読み取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部を備えたものである。
本発明の画像形成装置の形態としては、用紙に画像が形成されれば良く、特に限定されない。例えば、画像読み取り装置を備えたアナログ複写装置やデジタル複写装置、画像読み取り装置を備えたファクシミリ装置、画像読み取り装置に加えプリンタを備えたコンピュータシステムなど多様な形態が可能である。画像形成方式としても特に限定されず、電子写真方式、サーマル方式、インクジェット方式など多様な方式が適用可能である。
【0086】
図9は、本発明の画像形成装置の構成例を示す図である。図9に示す例では、画像形成装置700は、上記実施形態1から5に示したいずれかの画像読み取り装置を備え、さらに、画像読み取り装置100から出力されるデジタル画像データを記憶する画像メモリ116、画像メモリ116のデジタル画像データに基づいてレーザー光を照射するレーザー117、レーザー117が照射するレーザー光により潜像が描かれ、現像されて画像が形成される感光体ドラム118を備えている。
【0087】
例えば、画像読み取り装置で読み取られた画像データは一旦画像メモリ116に記憶され、画像メモリ116に記憶されたデジタル画像情報に基づいてレーザー117によりレーザビームが感光体ドラム118に照射され、感光体ドラム118上に静電気により潜像が形成され、トナーが振りかけられて現像画像が感光体ドラム118に形成される。その後、供給された用紙119に感光体ドラム118上のトナーが転写され、用紙119上に画像が印刷される。なお、この画像形成処理は説明の便宜上、模式的に説明したものである。
【0088】
(実施形態7)
本発明の画像処理システムの構成例を示す。
本発明の画像処理システムは、本発明の画像読み取り装置に加え、当該画像読み取り装置が読み取った画像データに基づいて画像処理を行なう画像処理部を備えたものである。
本発明の画像形成装置の画像形成処理としては、画像処理が実行されれば良く、その態様は限定されない。例えば、画像読み取り装置で読み取った画像をモニタ上に表示するコンピュータシステムや、画像読み取り装置で読み取った印影を登録したり照合したりする銀行窓口システムなど多様な形態が可能である。
【0089】
図10は、本発明の画像処理システムの構成例を示す図である。図10に示す例では、画像処理システム800は、上記実施形態1から4に示したいずれかの画像読み取り装置100に加え、画像読み取り装置から出力されるデジタル画像データを記憶する画像メモリ126、画像メモリ126のデジタル画像データを受け、画像処理を行なう画像処理部127、必要に応じて装備される記録装置128、モニタやキーボードなどの操作インタフェース129を備えている。
【0090】
例えば、画像読み取り装置で読み取られた画像データは一旦画像メモリ126に記憶され、画像メモリ126に記憶されたデジタル画像情報に基づいて、画像処理部127は、画像照合処理、画像圧縮処理、画像登録処理などアプリケーションに応じた画像処理を行なう。その際、操作I/F129を介して操作者に対して画像表示やプリントアウト、また、キーボードやポンティングデバイスを介した操作者からの入力を受け付ける。なお、この画像形成処理は説明の便宜上、模式的に説明したものである。
【0091】
本発明の画像読み取り装置によれば、変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して、原稿台カバーを閉じた状態において原稿台カバー内面クッションをフラットに維持して原稿をしっかり原稿台透明板面に押圧固定でき、かつ、前記原稿台カバーの開閉角度が所定角度までの状態、つまり、原稿台カバーの開動作時、閉動作時においても変形機構によって原稿台カバー内面クッションを変形して山部分が原稿台透明板上の同じ個所を押圧せしめ、それらの間に挟まれた原稿を適度に押圧して固定できる。また、原稿台カバー内面クッションが山折りになるので、風圧やカルマン渦流による空気流は小さくなり、開動作によって原稿が動いたり吹き飛ばされたりすることがなくなる。これらの効果は原稿台カバーの開閉速度によらず発揮することができる。
【0092】
また、本発明の画像読み取り装置によれば、原稿台カバーの自動開動作が可能となり、自動開動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、開可能検知機構により自動開動作を自律的に行なうので、利用者自らが画像読み取り動作の終了を判断する必要がなくなる。
【0093】
また、本発明の画像読み取り装置によれば、原稿台カバーの自動閉動作が可能となり、自動閉動作を行なっても、本発明の変形機構により従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、閉可能検知機構により自動閉動作を自律的に行なうので、利用者自らが原稿台カバーを手動で閉じる必要がなくなる。
【0094】
また、本発明の画像読み取り装置によれば、利用者の明示の指示となる自動開ボタンの押下により原稿台カバーの自動開動作が起動され、かつ、自動開動作を行なっても、本発明の変形機構により、従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流の影響を除去することができる。また、自動開閉機構により自動開動作を行なうので利用者自らが原稿台カバーを手動で開ける必要がなくなる。
【0095】
また、本発明の画像読み取り装置によれば、利用者の明示の指示、つまり、自動閉ボタンの押下により原稿台カバーの自動閉動作が起動され、かつ、自動閉動作を行なっても、自動閉動作を行なっても、本発明の変形機構により、従来問題となっていた原稿台透明板上の空気流による影響を除去することができる。また、自動開閉機構により自動閉動作を行なうので、利用者自らが原稿台カバーを手動で閉じる必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像読み取り装置の原稿台カバーの開閉動作に応じた動きの様子を模式的に説明する図
【図2】 本発明の画像読み取り装置の原稿台カバーの開閉動作に応じた動きの様子を模式的に説明する図
【図3】 本発明の原稿台カバーが閉じられている状態を示す図
【図4】 本発明の画像読み取り装置全体の構成の一例を模式的に表した図
【図5】 実施形態2にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図
【図6】 実施形態3にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図
【図7】 実施形態4にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図
【図8】 実施形態5にかかる画像読み取り装置の構成を模式的に示した図
【図9】 本発明の画像形成装置の構成例を示す図
【図10】 本発明の画像処理システムの構成例を示す図
【符号の説明】
1 原稿台カバー基板
2 開閉軸
3 原稿台カバー内面クッション
4 原稿台透明板
5 原稿
10 原稿台カバー
31 山部分
32 屈曲部
33 上部レールコマ
34 上部駆動体
35 上部フック
36 下部レールコマ
37 下部駆動体
38 下部フック
100 画像読み取りユニット
101 ケーシング
102 操作パネル
103 ガイダンス表示パネル
104 原稿台透明板
105 シェーディング補正用の白基準板
106 光源
107 第一ミラー
108 第一キャリッジ
109 第二ミラー
110 第三ミラー
111 第二キャリッジ
112 光電変換素子
113 光学系
115 センサボード
116、126 画像メモリ
117 レーザ
118 感光体ドラム
119 用紙
127 画像処理部
128 記憶装置
129 操作I/F
200 開可能検知機構
300 自動開閉機構
400 閉可能検知機構
500 自動開ボタン
600 自動閉ボタン
700 画像形成装置
800 画像処理システム

Claims (8)

  1. 原稿台透明板の原稿読み取り面に載置された原稿に走査光線を照射し、前記原稿からの反射光線を読み取る画像読み取り装置において、
    開閉軸を備え、前記開閉軸を中心に回転することにより前記原稿台透明板に対して開閉自在とされた、原稿台カバーの外表面を形成する原稿台カバー基板と、
    前記原稿台カバー基板の内面に設けられ、前記原稿台カバーを閉じた状態において、前記原稿台透明板上に載置されている原稿を適度に押圧する原稿台カバー内面クッションと、
    前記原稿台カバー内面クッションを変形させる変形機構であって、前記原稿台カバーを閉じた状態において、前記原稿台カバー内面クッションをフラットに維持して前記原稿台カバー基板と密着させ、前記原稿台カバーを開けた状態において、前記原稿台カバー基板との密着状態を解き、前記原稿台カバー内面クッションを前記原稿台透明板側に山折りに変形する変形機構を備え、
    前記原稿台カバーを開け始めた状態から前記原稿台カバーの開角度が所定角度までの状態おいて、前記変形機構が、前記原稿台カバー内面クッションの上側端および下側端の双方をスライド移動させることにより前記原稿台カバー内面クッションを山折りに変形し、原稿台カバー内面クッションの同じ1箇所(山頂部分)で前記原稿台透明板上の同じ個所を適度に押圧し続けるように前記原稿台カバー内面クッションを山折りに変形してゆくことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記原稿台カバー内面クッションが屈曲部を持ち、当該屈曲部に沿って前記原稿台透明板側に山折りに折れるものであり、
    前記変形機構が、前記開閉軸を上とする位置関係において、
    前記原稿台カバー基板の側面に設けられたレールと、
    前記原稿台カバー内面クッションの上部側面および下部側面に取り付けられ、前記レール上を移動可能なように前記レールに嵌合する上部レールコマおよび下部レールコマと、
    前記上部レールコマおよび下部レールコマを前記レールに沿って前記屈曲部側に引っ張る駆動体を備えた請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記画像読み取り装置による前記原稿台透明板に載置された原稿の画像読み取り動作が終了し、前記原稿台カバーを開ける条件が整ったことを検知する開可能検知機構と、
    前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、
    前記原稿台カバーが閉じられた状態において、前記自動開閉機構が、前記開可能検知機構により検知の通知を受けると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に開ける請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記原稿台透明板に原稿が載置され、前記原稿台カバーを閉じる条件が整ったことを検知する閉可能検知機構と、
    前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、
    前記原稿台カバーが開いている状態において、前記自動開閉機構が、前記閉可能検知機構により検知の通知を受けると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に閉じる請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  5. 自動開ボタンと、
    前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、
    前記原稿台カバーが閉じられた状態において、前記自動開閉機構は、前記自動開ボタンが押下されると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に開ける請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  6. 自動閉ボタンと、
    前記開閉軸にトルクを与える自動開閉機構を備え、
    前記原稿台カバーが開いている状態において、前記自動開閉機構は、前記自動閉ボタンが押下されると、前記開閉軸にトルクを与え、前記原稿台カバーを自動的に閉じる請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置が読み取った画像データに基づいて画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載の画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置が読み取った画像データに基づいて画像処理を行なう画像処理部を備えた画像処理システム。
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