JP3094598U - 物置棚の支柱接続構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】接続支柱により棚板間の空間間隔を調節できる
物置棚を提供する。 【解決手段】棚板３の各一角に中央孔を具有する空洞円
柱体３１を設け、棚板の空洞円柱体を立柱に接続するた
め、各接続支柱の１端に物置棚の立柱と接続するための
中央孔を具有する空洞円柱体１１を設け、他端には物置
棚の棚板と接続するための中央孔を具有する空洞円柱体
１３を設けて、両端にある空洞円柱体の間を支柱体で結
合して一体に形成する。２つの割り型からなる円錐形の
接合部５を立柱４の異なる高さへ嵌合して、その上から
これらの空洞円柱体を嵌合することにより、棚を立柱に
締結して固定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は物置棚の接続支柱の構造技術分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

公知の棚の基本構造は、立柱と棚板の組み合せにより形成され、棚板と棚板の空 間距離は生産時に立柱へ固定位置を既に調節してあり、使用者は只、棚板を立柱 の予め決められている位置へ設置するだけで、棚板間の距離を調節できるように 計算されていないため、依然として柱体の変更はできない。また、物置棚の外形 は四方形であり、単調で美観が損なわれる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は棚板間の空間距離を調節可能な 物置棚の接続構造の提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記の棚板間の空間距離を調節可能な物置 棚の接続構造を提供する。

【０００５】 一種の接続支柱に係り、この種の接続支柱は立柱のどの位置にも接続が可能な ため棚板間の空間距離を変えられる、 必要に応じて棚板のサイズを変えられ、物を置く空間をデザインでき、物置棚 としても美しく、外形も単調ではない、 別の目的として、併設する２つの物置棚に係し、併設する2つの物置棚の間の2 組の立柱に接続支柱を接続し、棚板を接続することにより空間を無駄なく利用す ることもでき上記欠点を解決する。

【０００６】

【考案の実施の形態】 主に接続支柱１、棚板３、立柱４の相互接続により形成し、各棚板３間の距離 は異なり、棚板３のサイズも異なる。

【０００７】 図１が示すように、4本の立柱４にそれぞれ接続支柱１を固着し、各接続支柱 １の片端にそれぞれ接続捍６を接続し、該接続捍６は棚板３に接続し、吊り下げ 構造の小さい物置棚となる、 図２の上部が示すように、立柱４に固定する接続支柱１は接続捍６により直接 棚板３を支持固定することも可能である、 図２が示すように、接続支柱１は斜向形状を呈し、他に接続支柱１は立柱４へ 接続する時に斜め上向き或いは斜め下向きの2種類の方式で接続することができ 、棚板３の接続高さの変更が可能であり、よって棚板３間の距離を調節できる、 図３、４、５が示すように、接続支柱１片端に空洞円柱体１１を設け、中央孔１ ２を具有する空洞円柱体１１は立柱４へ嵌合して挿通し、別の片端にも空洞円柱 体１３を設け、中央孔１４を具有する空洞円柱体１３は棚板３の４角と相接続し 、中央孔１２と中央孔１４の内径のサイズは相同し、接続支柱の１端にある空洞 円柱体１１と他端の空洞円柱体１３間には一般の薄板形状の支柱体１７を具有す ることにより一体に形成する。

【０００８】 図5が示すように、支柱体１７は空洞円柱体１１が空洞円柱体１３に向かう傾 斜角度をα度とし、空洞円柱体１１と空洞円柱体１３の異なる水平高さにより傾 斜角度α度は大きくなり、接続支柱両端の水平高さの差も大きくなり、他に支柱 体１７の長さも長くなり、両端の水平高さの差により大きく変わる、同時に空洞 円柱体１１の中央孔１２の中心軸と平円柱体端１３のネジ穴の中心軸の距離も大 きく変わる。 図７、８が示すように、接続支柱１と立柱４の接続は、まず、２つの半柱体形式 の半接合体５１から構成した接合部５を中柱４の外周から嵌合する。

【０００９】 接合部５の外周５２は、円錐体の尖っている先の部分を切りとった形状をして おり、接合部５の中央孔５３の内径と立柱４の外径は相対し、 立柱４には一定の間隔を設けて凹溝形式の環形溝４１を設けてあり、中央孔５３ 内には立柱４の環形溝４１の凹溝と相対する環形突起５４設けてあって、接合部 ５を中柱４に嵌合すると該環状突起が中柱の環状溝に嵌りこんで固定される。

【００１０】 図８の上部が示すように、接続支柱１の１端に設けた空洞円柱体１１の中央孔 １２に立柱４を通した後、続いて接合部５の外周５２へ向かって下げ、接合部５ を利用して立柱４にしっかりと固着する。接続支柱１は立柱４の一定の高さ位置 上に固定されることを図８の中間部が示し、図８の下部分が示すように、接続支 柱１は立柱４へ反対方向の斜向で固定することも可能である、 図９が示すように、棚板３の各角には接続用の空洞円柱体３１を設け、中央孔 ３２の内径と接続支柱１の中央孔１２、１４の内径は相等し、 図９の上部が示すように、棚板３の空洞円柱体３１の中央孔３２と接続支柱１ の中央孔１４間に接続捍６を相接続し、 図９が示すように、接続捍６は接合柱６１を含み、接続柱６１には環形溝６２ を設けて接合部５と外から嵌合し、接合柱６１と接続支柱１を接続し、接合部５ と接合柱６１の接続は立柱４の接続状況と同様であって、唯接合部５の接続方向 は相反する。円錐体の直径の小さい端を下向きに設けて接続捍６は接続支柱１の 中央孔１３内へ固着する、 接合柱６１の長さは必要に応じて決めることが可能で、接続支柱１に固着する 。

【００１１】 接続支柱１上下にある接合柱６１の決めた位置へ接合部５を固着し、円錐体の 直径が小さい方を上向きにして設けた接合柱６１に外嵌し、棚板３の中央孔３１ は接合部５に固着し、各棚板３の支えとなり、接合柱６１の長さは変更可能であ って棚板３の高さを調節する。

【００１２】 図３、４、５、６が示すように、支柱の長さの異なる接続支柱と傾斜角度αに より、或いは、接続支柱１は立柱４に向かって角度を回転して接続し、棚板３の 接続角度は調節が可能であり、また棚板３の大きさサイズを変えることができる 。

【００１３】 これ以外に、図９が示すように、立柱４は柱の左右各方向へ接続支柱１を取り 付けることが可能であり、該立柱４の左右へ棚板３を取り付けることによって、 立柱6本で２つの物置棚ができあがる。 図７、８が示すように、接続支柱１と棚柱４の接続構造の中で、接合部５は環 形溝へ外から嵌合する実施例の説明であり、現在ある接続方式でも採用でき、例 えば接合部が止め金或いはネジ釘で立柱の異なる高さへ固定することもでき、他 には円錐体外周の狭窄形状により締結する方式を採用しなくても、接合部の下端 へ突起を設け、接続支柱をのせる方式もある。

【００１４】

【考案の効果】

上記のように本考案は物置棚の接続支柱において、一種接続支柱に係し、この種 の接続支柱は立柱のどの位置にも接続が可能なため棚板間の空間距離を変えられ る、 必要に応じて棚板のサイズを変えられ、物を置く空間をデザインでき、物置棚 としても美しく、外形も単調ではない、 別の目的として、併設する２つの物置棚に関して、併設する2つの物置棚の間 の2組の立柱を共通として接続支柱を接続し、棚板を接続することにより空間を 無駄なく利用することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例透視図である。

【図２】本考案の別の方法の正面図である。

【図３】本考案の正面図である。

【図４】本考案の平面図である。

【図５】本考案図４の５−５断面図である。

【図６】本考案の透視図である。

【図７】本考案の接続支柱と立柱の相接続の指示図であ
る。

【図８】本考案の接続支柱と立柱の相接続指示図であ
る。

【図９】本考案の接続柱と棚板の相接続指示図である。

【符号の説明】

１ 接続支柱 ３ 棚板 ４ 立柱 ５ 接合部 ６ 接続捍 １１ 空洞円柱体 １２ 中央孔 １３ 空洞円柱体 １４ 中央孔 １７ 支柱体 １７Ａ 支柱体 ３１ 空洞円柱体 ３２ 中央孔 ４１ 環形溝 ５１ 半接合体 ５２ 外周 ５３ 中央孔 ５４ 環形突起 ６１ 接合柱 ６２ 環形溝

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】立柱、棚板、接続支柱及び接続捍から構成
   され、棚板は、その4角に空洞円柱体を設けてなり、接
   続支柱は、その１端に中央孔を具有する空洞円柱体を設
   けると共に他端にも空洞円柱体を設けた支柱体からな
   り、 立柱の異なる高さに棚板を固着するために、立柱に２つ
   の割型からなる円錐状の接合部を嵌合して、その上から
   棚板の空洞円柱体を嵌合して締結し、 また、接続捍と立柱とを同様にして接続支柱の空洞円柱
   体を介して嵌合固定し、さらに接続捍にも同様にして棚
   板の空洞円柱体を介して棚板を接続して支持せしめる、 ことを特徴とする物置棚の支柱接続構造。
2. 【請求項２】接続支持体は、一方の空洞円柱体と他方の
   空洞円柱体とを傾斜した支柱体によって結合してなるこ
   とを特徴とする請求項1記載の物置棚の支柱接続構造。
3. 【請求項３】両空洞円柱体の中心軸間の距離が異なって
   もよいことを特徴とする請求項1記載の物置棚の支柱接
   続構造。
4. 【請求項４】各接続捍は接合柱とそこへ固着する少なく
   とも2個の接合部を含んでおり、一個の接合部と接続支
   柱の片端にある空洞円柱体の中央孔と相接続し、もう一
   個の接合部は棚板の空洞円柱体の中央孔へ相接続するこ
   とを特徴とする請求項１、２、３記載の物置棚の支柱接
   続構造。