JP3002641U - 園芸用鉢装飾スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロビ−、応接室等に、百花百草の大小鉢物
を、集中的、パノラマ的にディスプレイするための園芸
用鉢装飾スタンドを提供する。 【構成】 底盤２を有する所定高さの垂直支柱１及び該
垂直支柱１より水平方向に延設した中継枝杆３を介して
固定した垂直補助柱４に、止め螺子５を介して上下移動
可調節に嵌挿したステ−ションフランジ６の複数は、各
々その辺縁部に任意方向の水平貫通孔７が交差状又は非
交差状に設けられ、前記水平貫通孔７には枝杆８の基部
が抜き差し自在に挿通され、さらに前記枝杆８の先端に
は該枝杆８と鈍角を成す「ヘ」の字型懸垂ステ−９が止
め螺子１０を介して装着されて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、主として室内装飾をねらった懸架式の園芸用鉢装飾スタンドに関 する。

【０００２】

【従来技術】

これまでにも園芸用鉢の懸架具や吊下げ具は、種々提案されている。例えば実 開平２−１９２６９、実開平４−１９２６４、実開昭６３−２７１７２など。 しかしながら大小の鉢物を集中的にしかもパノラマ的にディスプレイでき、し かも変化自在に装飾可能なスタンド形式のものは、出願人の知る限り見当らない 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来のかかる実情に鑑みてなされたもので、ロビ−、応接室等に、 百花百草の大小鉢物を集中的、パノラマ的にディスプレイすることを主眼とし、 加えて変化自在な装飾を可能とし、また鉢を懸架しない即ち裸状態でも優雅性を 呈するような園芸用鉢装飾スタンドを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案の園芸用鉢装飾スタンドは、次のように構成 される。 底盤２を有する所定高さの垂直支柱１及び該垂直支柱１より水平方向に延設し た中継枝杆３を介して固定した垂直補助柱４に、ステ−ションフランジ６の複数 を止め螺子５を介して上下移動可調節に嵌挿する。 このステ−ションフランジ６の複数は、各々その辺縁部に任意方向の水平貫通 孔７が交差状又は非交差状に設けられる。 そしてこの水平貫通孔７には枝杆８の基部が抜き差し自在に挿通され、さらに 前記枝杆８の先端には該枝杆８と鈍角を成す「ヘ」の字型懸垂ステ−９が止め螺 子１０を介して装着される。 また上記構成中の「ヘ」の字型懸垂ステ−９の先端頭部に鉢の縁溝の大きさに 対応する膨出部１１、１２を形成した園芸用鉢装飾スタンドである。 さらに上記各構成中のステ−ションフランジ６以外の総体をステンレススティ −ル製とし、前記ステ−ションフランジ６を砲金材質とした園芸用鉢装飾スタン ドである。

【０００５】

【作用並びに効果】

今、本考案の園芸用鉢装飾スタンドに鉢を懸架するには、図３に示すように各 懸垂ステ−９の先端頭部に鉢の縁溝を引掛ける。すると懸垂ステ−９は枝杆８と 鈍角を成す「ヘ」の字型に形成されているから、該懸垂ステ−９の傾斜角に沿っ て外傾きに懸垂支持される。その結果、各鉢がパノラマ的、集中的にディスプレ イされ、また垂直補助柱４の配設、ステ−ションフランジ６の数と間隔調整、枝 杆８の数と方向性により装飾的に種々の変化をもたらすことができる。鉢を全然 懸架しないあるいは一部懸架しない状態でも幾何学的な装飾性を備えているので 、鉢が用意できないときにも裸状態のまま装飾物足り得る。 なお、鉢には大小があり夫々縁溝の間隔が異なるが、その間隔にマッチした膨 出部を有する懸垂ステ−９を選ぶことにより外傾きの懸垂支持が行なえるもので ある。 組立、分解が容易で、移動性にも優れる。

【０００６】

【実施例】

図面の実施例に基づいて、本考案の園芸用鉢装飾スタンドを説明する。 図１において１がステンレススティ−ル製の、底盤２を有する適宜高さの垂直 支柱で、その上部の二箇所から水平平行状に延設した中継枝杆３を介して垂直補 助柱４を固定してある。 ６が砲金製のステ−ションフランジで、止め螺子５を介して前記支柱１ないし 垂直補助柱４に上下移動可調節にその複数が嵌挿してある（図２）。このステ− ションフランジ６は、各々その辺縁部に任意方向の水平貫通孔７が交差状又は非 交差状に設けられる（図４）。 そしてこの水平貫通孔７には、ステンレススティ−ル製の枝杆８の基部が抜き 差し自在に挿通され、さらに前記枝杆８の先端には該枝杆８と鈍角を成すステン レススティ−ル製の「ヘ」の字型懸垂ステ−９が止め螺子１０を介して装着され る（図２）。この「ヘ」の字型懸垂ステ−９の先端頭部には鉢の縁溝の間隔に対 応する膨出部１１、１２が形成されている（図３）。 各鉢によりディスプレイを完了した状態を第５図に示す。 なお図１及び図２において１３はステ−ションフランジ６のストッパ−で、１ ４はその止め螺子である。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図

【図２】要部分解拡大斜視図

【図３】鉢を懸垂支持させた状態の懸垂ステ−部分を示
し、（イ）が大鉢を支持させた状態の一部縦断側面図、
（ロ）が中鉢を支持させた状態の一部縦断側面図、
（ハ）が小鉢を支持させた状態の一部縦断側面図

【図４】ステ−ションフランジの各態様の横断平面図

【図５】ディスプレイを完了した状態の斜視図

【符号の説明】

１ 垂直支柱 ２ 底盤 ３ 中継枝杆 ４ 垂直補助柱 ５ 止め螺子 ６ ステ−ションフランジ ７ 水平貫通孔 ８ 枝杆 ９ 「ヘ」の字型懸垂ステ− １０ 止め螺子 １１ 懸垂ステ−の先端頭部の膨出部 １２ 懸垂ステ−の先端頭部の膨出部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底盤（２）を有する所定高さの垂直支柱
   （１）及び該垂直支柱（１）より水平方向に延設した中
   継枝杆（３）を介して固定した垂直補助柱（４）に、止
   め螺子（５）を介して上下移動可調節に嵌挿したステ−
   ションフランジ（６）の複数は、各々その辺縁部に任意
   方向の水平貫通孔（７）が交差状又は非交差状に設けら
   れ、前記水平貫通孔（７）には枝杆（８）の基部が抜き
   差し自在に挿通され、さらに前記枝杆（８）の先端には
   該枝杆（８）と鈍角を成す「ヘ」の字型懸垂ステ−
   （９）が止め螺子（１０）を介して装着されたことを特
   徴とする園芸用鉢装飾スタンド。
2. 【請求項２】 「ヘ」の字型懸垂ステ−（９）の先端頭
   部に鉢の縁溝の大きさに対応する膨出部（１１）、（１
   ２）を形成した請求項１の園芸用鉢装飾スタンド。
3. 【請求項３】 ステ−ションフランジ（６）以外の総体
   をステンレススティ−ル製とし、前記ステ−ションフラ
   ンジ（６）を砲金材質とした請求項１又は２記載の園芸
   用鉢装飾スタンド。