JP3065536U - 植木鉢用支持台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペースでも複数個の植木鉢を立体的に
効率的に配置して支持することができ、かつ、それら植
木鉢の配置変えが容易な植木鉢用支持台の提供する。 【解決手段】 縦長パイプ状の支柱１と、その支柱１の
下端部に着脱自在で支柱１を起立させて支持する基台２
と、支柱１の外周部に回転自在に嵌着するパイプ部１
４，１８の側面から横方向又は／及び上方へ突出する腕
片１５，１９の先端に植木鉢１７を載せる皿９を掛止可
能な又は植木鉢１７を直に掛止可能なリング１６，２０
を有して支柱１における上下方向の任意箇所と上端部に
着脱自在な複数の植木鉢受け５，６と、同じく支柱１の
外周部に着脱自在なパイプ状を呈して各植木鉢受け５，
６の間に適宜に配することにより各植木鉢受け５，６の
間隔及び高さを調整可能な複数のスペーサ７と、支柱１
に対し着脱自在でその支柱１の頭部に嵌着することによ
り支柱１の上端からの植木鉢受け５，６やスペーサ７の
抜けを阻止可能なキャップ８とを具えたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は複数個の植木鉢を立体的に配置して支持することができる植木鉢用支 持台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の植木鉢用支持台は、複数個の植木鉢を支持しようとするとかなりのスペ ースを必要とした。また、植木鉢の位置が固定され、位置を変えるには植木鉢を 並べ換える必要があって面倒であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、狭いスペースでも複数個の植木鉢を立体的に効率的に配置して支持 することができ、かつ、それら植木鉢の配置変えが容易な植木鉢用支持台の提供 を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案の植木鉢用支持台は、縦長パイプ状の支 柱１と、その支柱１の下端部に着脱自在で支柱１を起立させて支持する基台２と 、支柱１の外周部に回転自在に嵌着するパイプ部１４，１８，２２の側面から横 方向又は／及び上方へ突出する腕片１５，１９，２３，２５の先端に植木鉢１７ を載せる皿９を掛止可能な又は植木鉢１７を直に掛止可能なリング１６，２０， ２４，２６を有して支柱１における上下方向の任意箇所と上端部に着脱自在な複 数の植木鉢受け５，６，２１と、同じく支柱１の外周部に着脱自在なパイプ状を 呈して各植木鉢受け５，６，２１の間に適宜に配することにより各植木鉢受け５ ，６，２１の間隔及び高さを調整可能な複数のスペーサ７と、支柱１に対し着脱 自在でその支柱１の頭部に嵌着することにより支柱１の上端からの植木鉢受け５ ，６，２１やスペーサ７の抜けを阻止可能なキャップ８とを具えたことを特徴と する、という構成を採るものである。

【０００５】

【実施例】

以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず、図１に示すように、 本考案の植木鉢用支持台は、上下方向に長い、つまり、縦長のパイプ状の支柱１ と、その支柱１を支えて起立させる基台２と、支柱１を基台２に固定するネジ３ 及びナット４と、支柱１の上端部に着脱自在な植木鉢受け６と、支柱１の上端部 以外の箇所に着脱自在な複数個の植木鉢受け５と、同じく支柱１の上端部以外の 箇所に着脱自在な複数個のスペーサ７と、支柱１の頭部に着脱自在なキャップ８ とから構成され、また、この他に上記の植木鉢受け５，６に対して着脱自在な複 数個の皿９も備えている。なお、キャップ８と皿９はプラスチック製で、その他 はスチール等の金属製であるが、材料はこれに限定するものではなく自由である 。

【０００６】 基台２は足１０の上面中央にパイプ１１を立設していて、支柱１の下端部をこ のパイプ１１に挿脱自在としている。支柱１の下端部の側面とパイプ１１の側面 にはそれぞれ通孔１２，１３を穿設していて、支柱１の下端部をパイプ１１内に 挿入して通孔１２，１３の位置を一致させてから、それら通孔１２，１３にネジ ３を貫通させてナット４で締め付けると、基台２に対し支柱１が固定される。

【０００７】 支柱１の上端部以外の箇所に着脱自在な複数個の植木鉢受け５は、支柱１の外 周部に回転自在に嵌着するパイプ部１４と、そのパイプ部１４の側面から横方向 へ突出する腕片１５と、その腕片１５の先端部に接合された水平なリング１６と から成り、パイプ部１４の内径は支柱１の外径より僅かに大きく設定されている 。この植木鉢受け５はパイプ部１４を支柱１の外周部に嵌着することにより、図 ２及び図３に示すように支柱１に対し組み付けられ、図４に示すように支柱１に 対し水平方向に回転自在である。

【０００８】 この植木鉢受け５は、図３に示すように、そのリング１６に皿９を掛止して、 その皿９の上に植木鉢１７を載せることができるが、皿９を使用せずにリング１ ６に植木鉢１７を直に掛止してもよい。すなわち、リング１６の内径は皿９又は 植木鉢１７を掛止可能なサイズになっている。なお、複数の植木鉢受け５は、そ れらのリング１６の内径を同一に統一してもよいが、互いに異なるサイズにして もよい。同じく、複数の植木鉢受け５の腕片１５の長さや向きもすべて統一して もよいが、互いに異ならせてもよい。

【０００９】 支柱１の上端部に着脱自在な植木鉢受け６は、支柱１の外周部に回転自在に嵌 着するパイプ部１８と、そのパイプ部１８の側面複数箇所から上方へ突出する複 数本の腕片１９と、それら腕片１９の先端部に接合された水平なリング２０とか ら成り、そのパイプ部１８の内径及び外径は上記の植木鉢受け５におけるパイプ 部１４の内径及び外径と同一に設定されている。この植木鉢受け６もそのリング ２０で皿９を掛止して、その皿９の上に植木鉢１７を載せたり、リング２０に植 木鉢１７を直に掛止することができる。

【００１０】 なお、支柱１の上端部に着脱自在とする植木鉢受けは、図５に示すような構成 としてもよい。この図５に示す植木鉢受け２１は、支柱１の外周部に回転自在に 嵌着するパイプ部２２と、そのパイプ部２２の側面から上方へ突出する複数本の 腕片２３と、それら腕片２３の先端部に接合された水平なリング２４を有すると ともに、さらに、パイプ部２２の側面から横方向へ突出する腕片２５と、その腕 片２５の先端部に接合された水平なリング２６を有している。そして、２つのリ ング２４，２６にそれぞれ皿９を掛止して、その皿９の上に植木鉢１７を載せた り、リング２４，２６に植木鉢１７を直に掛止することができる。

【００１１】 スペーサ７はパイプ状を呈し、その内径と外径は上記の植木鉢受け５における パイプ部１４と同一である。このスペーサ７も支柱１の外周部に嵌着するが、各 植木鉢受け５の間に挟むように配置する。すなわち、このスペーサ７を用いるこ とにより各植木鉢受け５の間隔及び高さを調整することができる。なお、複数の スペーサ７は上下方向の長さを同一に統一してもよいが、それぞれ異ならせても よい。

【００１２】 キャップ８は、上記の植木鉢受け５，６，２１やスペーサ７を支柱１に組み付 けてから、支柱１の頭部に嵌着することにより、植木鉢受け５，６，２１やスペ ーサ７が支柱１の上端から抜けるのを阻止することができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の植木鉢用支持台は上記の通りであり、１本の支柱１で複数の植木鉢受 け５，６，２１を効率的に支持することができるので、狭いスペースでも様々な 種類の花を楽しむことができ、ガーデニング用品として最適である。 また、支柱１に取付ける複数の植木鉢受け５，６，２１は、支柱１を中心とし てその周囲を回転自在なので、容易に向きを変えることができ、各植木鉢１７を 平面的に重ならないように配置することができ、又、スペーサ７を用いることに よって各植木鉢受け５，６，２１の高さや間隔を変えることもできるので、植木 鉢１７の配置変えが容易である。 また、支柱１や植木鉢受け５，６，２１は互いに着脱自在なので、不使用時は 分解することができ保管に便利である。また、組立ても容易で、奥さんでも簡単 に組立てることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】分解斜視図である。

【図２】組立てた状態の側面図である。

【図３】植木鉢を支持した状態の断面図である。

【図４】平面図である。

【図５】支柱の頂端部に取付ける植木鉢受けの斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ 支柱 ２ 基台 ３ ネジ ４ ナット ５ 植木鉢受け ６ 植木鉢受け ７ スペーサ ８ キャップ ９ 皿 １０ 足 １１ パイプ １２ 通孔 １３ 通孔 １４ パイプ部 １５ 腕片 １６ リング １７ 植木鉢 １８ パイプ部 １９ 腕片 ２０ リング ２１ 植木鉢受け ２２ パイプ部 ２３ 腕片 ２４ リング ２５ 腕片 ２６ リング

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 縦長パイプ状の支柱１と、その支柱１の
   下端部に着脱自在で支柱１を起立させて支持する基台２
   と、支柱１の外周部に回転自在に嵌着するパイプ部１
   ４，１８，２２の側面から横方向又は／及び上方へ突出
   する腕片１５，１９，２３，２５の先端に植木鉢１７を
   載せる皿９を掛止可能な又は植木鉢１７を直に掛止可能
   なリング１６，２０，２４，２６を有して支柱１におけ
   る上下方向の任意箇所と上端部に着脱自在な複数の植木
   鉢受け５，６，２１と、同じく支柱１の外周部に着脱自
   在なパイプ状を呈して各植木鉢受け５，６，２１の間に
   適宜に配することにより各植木鉢受け５，６，２１の間
   隔及び高さを調整可能な複数のスペーサ７と、支柱１に
   対し着脱自在でその支柱１の頭部に嵌着することにより
   支柱１の上端からの植木鉢受け５，６，２１やスペーサ
   ７の抜けを阻止可能なキャップ８とを具えたことを特徴
   とする植木鉢用支持台。