JPS6018146Y2 - 草花や植木等の陳列載置用装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、例えば花屋等で、草花や植木等を陳列載置さ
せて展示、販売するための草花や植木等の陳列載置用装
置に関するものである。

〔考案の技術的背景とその問題点〕 従来、花屋等においては、ただ単に箱や柵等の上に草花
や植木等を陳列載置しているので、箱や柵等のレイアウ
トの変更等が非常に面倒であると共に、大量の草花や植
木等を整然と陳列載置させ難く、また、奥方に載置され
た草花や植木等が手前側の草花や植木等によって隠れて
しまう等の問題点を有していた。

しかも、例えば実開昭５０−２２９５号公報に記載され
ているような陳列棚が傾斜可能な陳列ケースが考案され
たが、陳列棚の傾斜角度を適宜自由に変えられないと共
に、陳列棚の高さ調節ができず、草花や植木等の大きさ
に応じて陳列棚のレイアウトの変更が容易に行えない等
の問題点を有していた。

〔考案の目的及び概要〕

そこで本考案は、如上のような従来存した問題点等の解
消を図るべく案出されたもので、その要旨は、矩形状底
版の周縁に置版を周設てなる略浅底箱状の載置鈑と、複
数の載置鈑を多段状に支持可能な基枠本体とからなり、
基枠本体は、載置鈑の周縁部分が載置可能な矩形状水平
砕片の外周縁に垂直砕片を周設してなる下部枠体と、こ
の下部枠体の上方に配置され且つ載置鈑の周縁部分が載
置可能な矩形状水平砕片の外周縁に垂直砕片を周設して
なる上部枠体と、下部支持パイプ内に上部支持パイプを
挿入せしめ伸縮自在に形成されると共に、下部枠体と上
部枠体を接続すべく夫々の四隅部にその上下端部が着脱
可能に固定される支柱体と、前側の下部支持パイプの適
宜位置に取付は可能となる摺動筒に、底片、前片、側片
を連設して載置鈑の前側角部が載置可能な前側受止具と
、後側の下部支持パイプの適宜位置に取付は可能となる
摺動筒に、底片、前片、側片を連設して載置鈑の後側角
部が載置可能な後側受止具とで構成され、上部枠体及び
下部枠体の両側後部と、後側受止具とに、複数の角度調
節孔が穿設されている側面略円弧状の角度調節鈑を夫々
突設し、角度調節孔に挿通可能で且つ載置鈑の置版両側
後部に螺設した取付雌ネジ孔に螺合可能な取付ネジを介
して載置鈑夫々の後部を角度調節鈑に取付は可能とし、
載置鈑夫々を適宜傾斜角度で支持できるように形成した
ことに存するものである。

〔考案の実施例〕

以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明すると次
の通りである。

本考案に係る陳列載置装置は、草花や植木等が載置可能
で且つ矩形状底版２０の周縁に置版２１を周設してなる
略浅底箱状の載置鈑Ｂと、複数の載置鈑Ｂを適宜傾斜角
度で多段状に支持する基枠本体Ａとからなる。

基枠本体Ａは、載置鈑Ｂの周縁部分や載置可能な矩形状
水平枠片２ａの外周縁に垂直枠片２ｂを周設してなる下
部枠体２と、この下部枠体２の上方に配置され且つ載置
鈑Ｂの周縁部分が載置可能な矩形状水平枠片１ａの外周
縁に垂直枠片１ｂを周設してなる上部枠体１と、下部支
持パイプ１１内に上部支持パイプ１２を挿入せししめて
伸縮自在に形成されると共に、下部枠体２と上部枠体１
を接続すべく夫々の四隅部にその上下端部が着脱可能に
固定される支柱体３と、前側の下部支持パイプ１１の適
宜位置に取付は可能で且つ載置鈑Ｂの前側角部が逸脱す
ることなく載置できるように形成した前側受止具１３と
、後側の下部支持パイプ１１の適宜位置に取付は可能で
且つ載置鈑Ｂの後側角部が逸脱するぞとなく載置できる
ように形成した後側受止具１４とで構成されている。

下部枠体２の四隅部下面にはストッパー付キャスター７
が夫々付設され、四隅部上面には下部支持パイプ１１の
下端部分に嵌入可能な嵌入棒６が夫々上方に向って突設
されている。

上部枠体１の四隅部下面には上部支持パイプ１２の上端
部分に嵌入可能な嵌入棒５が夫々下方に向って突設され
ている。

支柱体３は、下部支持パイプ１１内に上部支持パイプ１
２を摺動可能に挿入せしめて構成されており、下部支持
パイプ１１の下端部分には、その先端で嵌入棒６を押圧
して嵌入棒６と下部支持パイプ１１を連結固定するため
の止ネジｌｌａが螺着され、下部支持パイプ１１の上端
部分には、その先端で上部支持パイプ１２を押圧して上
部支持パイプ１２と下部支持パイプ１１を連結固定する
ための止ネジ３ａが螺着され、また、上部支持パイプ１
２の上端部分には、その先端で嵌入棒５を押圧して嵌入
棒５と上部支持パイプ１２を連結固定するための止ネジ
１２ａが螺着されている。

前側受止具１３は、下部支持パイプ１１に摺動可能に被
挿される摺動筒１５に底片１３ｂ１前片１３ｃ１側片１
３ｄを連設して載置鈑Ｂの前側角部を囲むようにして支
持できるように構成されており、摺動筒１５には、その
先端で下部支持パイプ１１を押圧して前側受止具１３を
下部支持パイプ１１の適宜位置に固定するための止ネジ
１３ａが螺着されている。

後側受止具１４は、下部支持パイプ１１に摺動可能に被
挿される摺動筒１５に底片、１４ｂ１後片１４ｃ１側片
１４ｄを連設して載置鈑Ｂの後側角部を囲むようにして
支持できるように構成されており、摺動筒１５には、そ
の先端で下部支持パイプ１１を押圧して後側受止具１４
を下部支持パイプ１１の適宜位置に固定するための止ネ
ジ１４ａが螺着されている。

載置鈑Ｂは、その底版２０に複数の水抜き孔２２が穿設
され、また、底版２０の前端縁と置版２１の接合部に水
抜き小孔２３が穿設され、水等の排出がスムーズに行え
るように形成されている。

更に両側部分の置版２１の後部には取付ネジ２５が螺合
可能な取付雌ネジ孔２４が螺設されている。

特に、前記上部枠体１及び下部枠体２の両側後部と後側
受止具１４には、複数の角度調節孔４ａが穿設されてい
る側面略円弧状の角度調接鈑４が上方に向って穿設され
ており、この角度調節鈑４には、取付ネジ２５を介して
載置鈑Ｂ夫々の後部を取付けて、載置鈑Ｂ夫々を適宜傾
斜角度で支持できるように形成されている。

また、上部枠体１や下部枠体２の載置鈑Ｂの前側下面に
は、品種や価額等が表示される表示板８の支持棒９が挿
入可能な支持筒１０が付設されており、この支持筒１０
には、その先端で支持棒９を押圧して表示板８を支持筒
１０に確実に固定するための止ネジ１０ａが螺着されて
いる。

尚、第５図に示すように、上部支持パイプ１２に適宜間
隔で止ネジ３ａ先端が係合可能な係合孔２６が穿設し、
上部支持パイプ１２と下部支持パイプ１１との連結固定
状態が一層確実となるように形成しても良い。

また、上部支持パイプ１２の強度が損われないように係
合孔２６の代りに止ネジ３ａ先端が係合可能となる窪溝
を形威しても良い。

本考案は以上の如く構成され、載置鈑Ｂを上部枠体１や
下部枠体２や前側受止具１３及び後側受止具１４に載置
させただけの水平状態で使用したり、載置鈑Ｂ後部取付
ネジ２５を介して角度調節鈑４に取付けて傾斜状態で使
用したりでき、この載置鈑Ｂに草花や植木等を鉢や箱ご
と載置させて使用する。

〔考案の効果〕

従って、本考案によれば、載置鈑Ｂを基枠本体Ａの上部
枠体１や下部枠体２が前側受止具１３及び後側受止具１
４に確実且つ安定的に載置させることができる共に、角
度調節鈑４によって載置鈑Ｂ夫々を適宜傾斜角度で支持
でき、しかも、支持体３自体が伸縮自在となると共に、
前側受止具１３及び後側受止具１４の下部支持パイプ１
１への取付は位置も適宜自由に設定できるので、載置鈑
Ｂを適宜自由なレイアウトで基枠本体Ａに取付けること
ができ、多量の草花や植木等を整然と陳列させることが
できる。

また、載置鈑Ｂが傾斜するので、奥行に載置された草花
や植木等が手前側に載置された草花や植木等によって隠
れてしまう虞れがなくなり、しかも、載置鈑Ｂが傾斜状
態にあっても置版２１によって草花や植木等が載置鈑Ｅ
から滑り落ちる虞れがない。

そして、前側受止具１３は摺動筒１５に底片１３ｂ、前
片１３ｃ１側片１３ｄを連設して載置鈑Ｂの前側角部を
囲むように形威しであるので、載置鈑Ｂ後部を角度調節
鈑４に取付けて載置鈑Ｂを傾斜状態としたときでも、載
置鈑Ｂの前側角部が前側受止具１３から逸脱することな
くこれを確実に支持できる。

しかも、陳列載置装置は基枠本体Ａと載置鈑Ｂとに自在
に分離でき、基枠本体Ａは、上部枠体１と下部枠体２と
支柱体３とに自在に分解でき、更に、支柱体３は、部支
持パイプ１１と上部支持パイプ１２とに自在に分解でき
るので、陳列載置装置をコンパクトにまとめてこくこと
ができ、その格納や運搬の際等において大変便利である
。

特に、陳列載置製装置は止ネジ３ａ、１０ａ。

１ ｌａｙ １２ａｙ １３ａｔ １４ａが取付
ネジ２５′で連結固定させであることにより、その組立
及び分解が極めて迅速且つ容易に行うことができるよう
になる。

また、水抜き孔２２や水抜き小孔２３を設けたことによ
り、陳列載置装置全体の水捌けが良好となり錆の発生を
未然に防ぐことができる。

以上説明したように本考案によれば、草花や植木等を自
由なレイアウトで容易に陳列載置できると共に大量の草
花や植木等を整然と陳列装置でき１、更に、奥行に載置
された草花や植木等も正面からよく視認でき、しかも、
構成が簡単で量産に適し、安価に提供できる等の実用上
極めて有益な効果を泰するものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示腰第１図は分解斜視図、第
２図は斜視図、第３図は縦断面図、第４図は一部の拡大
断面図、第５図は一部の拡大縦断面図である。 Ａ・・・・・・基枠本体、１・・・・・・上部枠体、１
ａ・・・・・・水平枠片、１ｂ・・・・・・垂直枠片、
２・・・・・・下部枠体、２ａ・・・・・・水平枠片、
２ｂ・・・・・・垂直砕片、３・・・・・・支柱体、３
ａ・・・・・・止ネジ、４・・・・・・角度調節鈑、４
ａ・・・・・・角度調節孔、５・・・・・・嵌入棒、６
・・・・・・嵌入棒、７・・・・・・ストッパー付キャ
スター、８・・・・・・表示板、９・・・・・・支持棒
、１０・・・・・・支持筒、１０ａ・・・・・・止ネジ
、１１・・・・・・下部支持パイプ、１２ａ・・・・・
・止ネジ、１２・・・・・・上部支持パイプ、１２ａ・
・・・・・止ネジ、１３・・・・・・前側受止具、１３
・・・・・・止ネジ、１３ｂ・・・・・・底片、１３ｃ
・・・・・・前片、１３ｄ・・・・・・側片、１４・・
・・・・後側受止具、１４ａ・・・・・・止ネジ、１４
ｂ・・・・・・底片、１４ｃ・・・・・・後片、１４ｄ
・・・・・・側片、１５・・・・・・摺動筒、Ｂ・・・
・・・載置鈑、２０・・・・・・底片、２１・・・・・
・置版、２２・・・・・・水抜き孔、２３・・・・・・
水抜き小孔、２４・・・・・・取付雌ネジ孔、 ジ、２６・・・・・・係合孔。 ２５・・・・・・取付ネ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 矩形状底版の周縁に置版を周設してなる略浅底箱の載置
   鈑と、複数の載置鈑を多段状に支持可能な基枠本体とか
   らなり、基枠本体は、載置鈑の周縁部分が載置可能な矩
   形状水平枠片の外周縁に垂直砕片を周設してなる下部枠
   体と、この下部枠体の上方に配置され且つ載置鈑の周縁
   部分が載置可能な矩形状水平砕片の外周縁に垂直砕片を
   周設してなる上部枠体と、下部支持パイプ内に上部支持
   パイプを挿入せしめて伸縮自在に形成されると共に、下
   部枠体と上部枠体を接続すべく夫々の四隅部にその上下
   端部が着脱可能に固定される支柱体と、前側の下部支持
   パイプの適宜位置に取付は可能となる摺動筒に、底片、
   前片、側片を連設して載置鈑の前側角部が載置可能な前
   側受止具と、後側の下部支持パイプの適宜位置に取付は
   可能となる摺動筒に、底片、前片、側片を連設して載置
   鈑の後側角部が載置可能な後側受止具とで構成され、上
   部枠体及び下部枠体の両側後部と、後側受止具とに、複
   数の角度調節孔が穿設されている側面略円弧状の角度調
   節鈑を夫々穿設し、角度調節孔に挿通可能で且つ載置鈑
   の置版両側後部に螺設した取付雌ネジ孔に螺合可能な取
   付ネジを介して載置鈑夫々の後部を角度調節鈑に取付は
   可能とし、載置鈑夫々を適宜傾斜角度で支持できるよう
   に形成したことを特徴とする草花や植木等の陳列載置用
   装置。