JP3094461B2 - パスゲートシステム及びゲート - Google Patents

パスゲートシステム及びゲート

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JP3094461B2 JP712091A JP712091A JP3094461B2 JP 3094461 B2 JP3094461 B2 JP 3094461B2 JP 712091 A JP712091 A JP 712091A JP 712091 A JP712091 A JP 712091A JP 3094461 B2 JP3094461 B2 JP 3094461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、駅の自動改札機等の
ゲートおよび定期券等のカードを含むパスケードシステ
ムに関し、特に定期券等の通行券であるカードに対して
メッセージデータの送受信を行うことができるようにし
たパスゲートシステムおよびゲートに関する。
【0002】
【従来の技術】駅の改札口等のパスゲートシステムに用
いられる定期券等のカードとしてICカードの使用が提
案されている。ICカードを通行券に用いることによ
り、例えば特開昭60−142794号のカードチェッ
ク装置のように、カードから送信された情報により通行
可否判定を行うものや、特開平2−12489号の交通
機関の利用料金処理システムのように、複雑な交通機関
の料金処理を容易化することが考えられている。しか
し、上記のカードチェック装置や料金処理システムで
は、通行券に記憶容量の大きなICカードを用いること
のメリットを利用者が充分に享受できるとは言いがた
く、磁気カードに比較して高価なICカードの利用を促
進するために利用者側におけるメリットの向上が望まれ
ている。
【0003】そこで、特開平2−87857号の自動荷
架電ステムでは、自動改札機と電話回線との間に自動架
電制御装置を設けるとともに定期券等のカードに電話番
号および伝言文コードを登録しておき、自動改札機にカ
ードが提示された際に、そのカードに登録されている電
話番号および伝言文コードに基づいて電話回線を接続し
て、所定の伝言文を送出するようにしている。このよう
に構成することによって利用者が特定の駅または特定の
場所に達した時に予め定められた場所、例えば自宅等に
伝言文を自動的に伝達することができ、利用者の享受す
るサービスをある程度向上できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動架電システムでは、任意のメッセージを伝達す
ることはできず、また他人のメッセージをカードにおい
て受け取ることもできないため、記憶容量の大きなカー
ドを用いるメリットが充分に活用されず、ICカード等
の高価なカードの利用を充分に促進することもできない
問題があった。
【0005】この発明の目的は、利用者が所持している
通行券と他の利用者の通行券または外部との間において
相互にメッセージを伝達することができ、利用者に対す
るサービスの向上により記憶容量の大きなカードの普及
を促進することができるパスゲートシステムおよびゲー
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のパスゲートシ
ステムは、識別用のIDデータおよび通行可否判定用の
通行可否データを記憶するカードと、提示されたカード
からIDデータおよび通行可否データを読み取って通行
可否判定を行い、その判定結果に基づいて通路を開閉す
るゲートと、ゲートを含む外部端末装置を接続したセン
タとから構成され、前記カード、ゲートおよびセンタの
それぞれに、IDデータまたは通行可否データ以外のメ
ッセージデータを記憶するメッセージ記憶部と、メッセ
ージデータの送受信を制御するメッセージ送受信部と、
を設けるとともに、前記カード又は外部の装置にカード
の記憶部に記憶しているメッセージデータの内容を表示
する表示手段を設けたことを特徴とする。
【0007】また、この発明のゲートは、識別用のID
データおよび通行可否判定用の通行可否データを記憶し
たカードからIDデータおよび通行可否データを読み取
って通行可否判定を行い、その判定結果に基づいて通路
を開閉するゲートであって、 IDデータまたは通行可否
データ以外のメッセージデータを記憶するメッセージ記
憶部と、メッセージデータの送受信を制御するメッセー
ジ送受信部と、を設けたことを特徴とする。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】この発明においては、カード、ゲートおよびセ
ンタのそれぞれにメッセージデータを記憶するメッセー
ジ記憶部およびその送受信を制御するメッセージ送受信
部が設けられている。したがって、カード、ゲートおよ
びセンタのそれぞれの間において相互にメッセージデー
タが送受信され、ゲートを通過する際に提示されるカー
ドに対して他のカードや外部からメッセージを伝達する
ことができる。
【0012】なお、ゲートのメッセージ送信部にカード
から読み取ったIDデータに基づいてメッセージを送信
すべきか否かの判定を行う書込可否判定手段を備える
と、特定のカードに対してメッセージを伝達することが
できる。
【0013】また、センタのメッセージ送受信部に、ゲ
ートのメッセージ送受信部からの書込処理信号を受信し
た際に外部端末装置に対してメッセージデータの消去命
令を送信するメッセージ消去手段を備えると、ゲート等
の外部端末装置のメッセージ記憶部において不要となっ
たメッセージを消去し、メッセージの記憶容量を有効に
活用できる。
【0014】更に、ゲートを除く端末装置に、センタま
たはゲートに対してメッセージデータを送受信する送受
信部と、提示されたカードに該当するメッセージデータ
を表示する表示手段とを備えると、ゲートからカードに
対して送信されたデータによってメッセージのあること
を認知した利用者が外部端末装置においてメッセージの
内容を知ることができる。
【0015】加えて、センタのメッセージ送受信部に、
ゲートを介してカードから受信したメッセージデータに
含まれる電話番号に基づいて電話回線を接続する回線接
続手段と、メッセージデータに基づいて回線接続手段が
送出する音声データを作成する音声合成手段とを備える
と、カードに書き込まれたメッセージを電話回線を介し
て外部に伝達できる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明のパスゲートシステムの構
成を示すブロック図である。センタ1は構内回線(鉄道
回線)を介して複数の駅2a〜2nに接続されている。
複数の駅2a〜2nのそれぞれには複数の改札機3a〜
3nがメッセージ表示用端末4とともに設けられてい
る。これら改札機3a〜3nおよびメッセージ表示用端
末4は駅2a〜2nのそれぞれを介してセンタ1に接続
されている。この改札機3a〜3nのそれぞれがこの発
明のゲートに対応する。また、センタ1および駅2a〜
2nは電話回線を介して公衆電話回線網に接続されてい
る。
【0017】図2は、上記パスゲートシステムを構成す
るセンタのブロック図である。センタ1は、入出力機器
を統括制御するCPU11,このCPU11が参照する
プログラムが書き込まれたROM12および入出力され
るデータが一時記憶されるRAM13を備えている。C
PU11にはインタフェース14〜16のそれぞれを介
してNCU17、音声合成部18および通信部19が接
続されている。NCU17はCPU11から出力される
電話番号データに基づいて電話回線を接続する。音声合
成部18はCPU11から供給されるメッセージデータ
に対応する音声データを作成し、NCU17に供給す
る。送信部19は構内回線を介して前述の改札機3a〜
3nおよびメッセージ表示用端末4と接続されている。
この通信部19はこの発明のメッセージ送受信部に相当
し、ゲートがカードから読み取ったIDデータ、通行可
否データおよびメッセージデータを受信するとともに、
メッセージデータを送信する。この送受信されるメッセ
ージデータはRAM13のメモリエリアMA1に格納さ
れる。このメモリエリアMA1がこの発明のセンタにお
けるメッセージ記憶部に相当する。
【0018】図3は、上記パスゲートシステムを構成す
る改札機の側面図である。同図において改札機3は本体
およびガイド21の側面にセンサ22a〜22jを備え
ており、人間の通行を検知する。また、前後両端部には
扉24が開閉自在に設けられている。改札機3の本体上
面にはアンテナ23およびディスプレイ43が備えられ
ている。このアンテナ23は利用客が提示したICカー
ドとの間においてデータの送受信を行うためのものであ
り、ディスプレイ43は通行可否判定の結果等の表示を
行う。
【0019】図4は、上記改札機のブロック図である。
CPU31にはインタフェース35〜38を介してディ
スプレイ制御部39、扉開閉制御部40、送受信制御部
41、センサ制御部42が接続されている。ディスプレ
イ制御部39はCPU31から供給される表示データに
したがってディスプレイ43の駆動を行う。扉開閉制御
部40はCPU31から供給される開閉データに基づい
て扉24を開閉する。
【0020】送受信制御部41は後述するカードから送
信されるIDデータ、通行可否データおよびメッセージ
データを読み取り、カードに対して電源電力およびメッ
セージデータを送信する。センサ制御部42は投光部お
よび受光部から構成されるセンサ22a〜22jのオン
/オフデータをCPU31に供給する。CPU31はR
OM32に予め書き込まれているプログラムにしたがっ
て上述の入出力機器を統括制御する。この時入出力され
るデータがRAM33に一時格納される。また、CPU
31は通信部34を介してセンタ1と接続されている。
RAM33のメモリエリアMA2には通信部34および
送受信制御部41を介して入出力されるメッセージデー
タが記憶される。即ち、このメモリエリアMA2がこの
発明の改札機におけるメッセージ記憶部に相当する。こ
のメモリエリアMA2にはメッセージデータとともに、
メッセージデータを送信すべきカードのIDデータが記
憶されている。
【0021】図5は、上記パスゲートシステムに使用さ
れるカードの外観図である。カード5の表面にはLCD
によって構成された表示部51とキーボード52が備え
られている。また、カード5の表面には太陽電池53が
設けられている。LCD51は前述の改札機3a〜3n
から送信されたメッセージデータを表示するこの発明の
ひょうじ手段に相当する。また、キーボード52は送信
したいメッセージデータの入力等に用いる。
【0022】図6は、上記カードのブロック図である。
CPU61には前述のキーボード52およびLCD51
とともに、ROM62、RAM63、EEPROM6
4、送受信制御部65が接続されている。CPU61は
ROM62に予め書き込まれたプログラムにしたがって
入出力機器の制御を行う。この時、入出力されるデータ
がRAM63に一時格納される。またEEPROM64
にはキーボード52から入力されたメッセージデータま
たは送受信制御部65において受信されたメッセージデ
ータが格納される。このEEPROM64がこの発明の
カードにおけるメッセージ記憶部に相当する。
【0023】また、CPU61はキーボード52におけ
る特定のキー操作によりEEPROM64からメッセー
ジデータを読み出し、その内容をLCD51に表示す
る。カード5はアンテナ66を備え、前述の改札機3の
アンテナ23との間で非接触の状態でデータの送受信を
行う。ICカード5はデータの送受信にともなって改札
機3のアンテナ23から電磁力による電力供給を受け、
電磁力用電源回路67によって各電子部品に電力を供給
する。また、ICカード5は太陽電池53を備えてお
り、太陽電池用電源回路68から電子部品に電力が供給
される。このように、ICカード5はアンテナ66を介
して改札機3から供給される電磁力による電力と、太陽
電池による電力との2種類の電源を備えているため、例
えばICカード5が定期入れ等に挿入されたままで外部
光を受光できない状態で改札機3に提示された際にも改
札機3から供給される電力によってデータの送受信を行
うことができる。また、メッセージデータを入力する場
合や、ICカードが記憶している他のデータをLCD5
1に表示する場合等には太陽電池53において発生する
電力によって電子部品を動作させることができる。例え
ば、図12のn51〜n56に示すように特定のキーの
操作回数に応じて図13に示す予約データを順にLCD
51に表示させることもできる。このような場合におい
て図13の予約データはEEPROM64の通行券用メ
モリ領域の一部に書かれることになる。
【0024】図8は、上記パスゲートシステムに備えら
れるメッセージ内容参照端末のブロック図である。メッ
セージ内容参照端末4は請求項4に記載した発明の外部
端末装置に相当する。ROM72およびRAM73を備
えたCPU71は通信部74を介して前述のセンタ1と
接続されている。このCPU71にはインタフェース7
5〜78を介してディスプレイ制御部79、受信制御部
80、キー入力制御部81およびプリンタ制御部82が
接続されている。ディスプレイ制御部79はCPU70
から供給されるメッセージデータをCRT等のディスプ
レイ83に表示する。受信制御部80はアンテナ84に
より受信したデータをCPU71に入力する。キー入力
制御部81はキーボード85からのキー入力データをC
PU71に入力する。プリンタ制御部82はCPU71
から出力された印字データに基づいてプリンタ86を駆
動する。
【0025】以上のように構成されたメッセージ内容参
照端末4にICカード5を提示すると、ICカード5の
送受信制御部65とメッセージ内容表示端末4の受信制
御部80との間においてデータの送受信が行われ、提示
されたICカード5に該当するメッセージデータをディ
スプレイ83に表示する。またこの表示内容はプリンタ
86により印字出力される。更に、キーボード85の操
作によって伝達すべきメッセージデータを入力すること
もできる。このようなメッセージ内容表示端末4を含む
パスゲートシステムにおいては、ICカード5は改札機
3からメッセージの有無を受信して伝達されるべきメッ
セージがある場合にこれを利用者に認知させるための鳴
動装置または表示灯等の簡単な表示手段を備えるのみで
よく、LCD51およびキーボード52は不要になる。
【0026】図9は、上記パスゲートシステムにおける
ゲートの処理手順を示すフローチャートである。改札機
3に提示されたICカードは電磁力による電力の供給を
受けてIDデータ、通行可否データおよびメッセージデ
ータを送信する。改札機3はこのICカード5から送信
されたデータを読み取り、通行可否の判断を行う(n1
〜n3)。この通行可否データに基づく通行可否の判断
結果に応じて扉24を開閉する(n4〜n6)。
【0027】次いで、ICカード5から送信されたID
データに基づき、そのICカード5に該当するメッセー
ジがあるか否かの判別を行う(n7)。このメッセージ
データの有無の判別に際してCPU31はRAM33の
メモリエリアMA2を参照し、メッセージデータを送信
すべきカードのIDデータ群の中に提示されたICカー
ド5のIDデータがあるか否かを判別する。提示された
ICカード5のIDデータがメッセージデータを送信す
べきIDデータである場合には、該当するメッセージデ
ータを同様にメモリエリアMA2から読み出し、このメ
ッセージデータを送信する(n9)。これにとともに、
ディスプレイ43にメッセージ有りの表示を行い、更に
メッセージ送信済信号をセンタ1に電送する(n10,
n11)。これによってICカード5はメッセージデー
タを受信し、このデータをEEPROM64のメッセー
ジ用メモリ領域に格納する。
【0028】上記n7,n8の処理が請求項2に記載し
た発明における書込可否判定手段に相当する。このよう
に、メッセージデータを送信すべきか否かを判定するこ
とにより、特定のカードを所持した利用者にに対しての
みメッセージを送信することができる。また、IDデー
タに例えば年令や性別等の属性データを付加することに
より、特定の属性を有する利用者にのみメッセージを伝
達することもできる。
【0029】また、この属性データを全範囲について指
定することによって改札機3を通過する全ての利用者に
メッセージを伝達することもできる。
【0030】この後、ICカード5から送信すべきメッ
セージデータがあるか否かの判別を行う(n12)。利
用者が予めICカード5のキーボード52の操作により
他の利用者等に電送したいメッセージを自己のICカー
ド5に入力しておくと、改札機3を通過する際にICカ
ード5からこのメッセージデータが改札機5に対して送
信される。改札機3はこのメッセージデータを読みとっ
て一時記憶した後(n13)、センタ1に電送する(n
14)。後述するように接続されている改札機3に対し
てメッセージデータを電送するため、利用者同士の間で
個人的なメッセージの遣り取りを異なる駅においても行
うことができる。
【0031】図10は、上記ICカードの処理手順を示
すフローチャートである。ICカード5のCPU61は
改札機3からの電磁力による電力供給または太陽電池5
3において発生した電力の供給を受けて起動し、改札機
3からの改札機コマンドの入力、キーボード52の操作
による表示モードの選択またはメッセージデータの入力
に係るキー操作の何れかが行われるのを待機する(n2
1〜n23)。ICカード5が改札機3に提示され、改
札機3からの電磁力による電力供給を受けた場合には同
時に改札機3から送信されている改札機コマンドを受信
することになる。この改札機コマンドを受信するとCP
U64はROM62に書き込まれたIDデータ、EEP
ROM64に書き込まれた通行可否判定用データおよび
送信メッセージデータを改札機3に対して送信する(n
24)。ここで、送信メッセージデータは前述のよう
に、利用者が予めICカード5に入力しておいたもので
あり、これが未入力の場合には当然送信されることはな
い。データの送信後に改札機3から送信されたメッセー
ジデータを受信した場合にはこれをEEPROM64の
メッセージ用メモリ領域に格納する(n25,n2
6)。
【0032】CPU61に対して太陽電池用電源回路6
8から電力が供給されており、利用者がキーボード52
の操作により表示モードを選択した場合には、CPU6
1はEEPROM64からメッセージデータを読み出し
(n27)、これをLCD51に表示する(n28)。
【0033】キーボード52において文字キーが操作さ
れた場合には該当する文字をLCD51に表示するとと
もに、この文字データを一旦RAM63に格納してお
き、入力終了キーの操作によりその内容を送信メッセー
ジデータとしてEEPROM64に格納する(n30,
n31)。このn23〜n31の処理により前述の利用
者同士の間におけるメッセージデータの送受信用のメッ
セージを入力することができる。
【0034】図11は、上記センタの処理を示すフロー
チャートである。センタ1は、改札機3またはメッセー
ジ内容参照端末4からメッセージ送信済の信号が入力さ
れたか否か、および送信メッセージデータの入力を待機
する(n41,n42)。送信済信号にはメッセージデ
ータ毎のコードデータが付されており、センタ1のCP
U11はこのコードデータに基づいて送信済のメッセー
ジデータが消去可能であるか否か、即ちそのメッセージ
データが個人的なメッセージであって特定の一個人にの
み伝達すべきものである場合には全ての改札機3に対し
てそのメッセージデータの消去を促すメッセージ消去信
号を送信する(n44)。このn43,n44の処理が
請求項3に記載した発明のメッセージ消去手段に相当す
る。この処理により、個人的なメッセージデータをセン
タ1に接続された全ての改札機3において記憶してお
き、そのメッセージの受信すべき利用者が何れかの改札
機を通過してメッセージを受け取った後に前改札機3の
記憶部からメッセージデータを消去し、メッセージデー
タの秘密性の保持および各改札機における記憶容量の確
保を図ることができる。
【0035】送信すべきメッセージデータが入力された
場合には電話用のメッセージデータであるか否かの判別
を行い(n45)、電話用メッセージデータである場合
にはメッセージデータに従って音声データを音声合成部
18で作成し、メッセージデータに含まれる電話番号に
従って回線制御ユニット17によって回線を接続し(n
47)、音声合成部18で作成した音声データを送出す
る。このn45〜n48の処理が請求項5に記載した発
明の回線接続手段および音声合成手段に相当する。この
処理によって例えば帰宅時間の通知等利用者が所望する
任意のメッセージを公衆電話回線を介して特定の他人に
伝達することができる。この電話用メッセージデータは
改札機3からセンタ1に電送した後直ちに改札機3にお
いて消去してもよい。
【0036】入力されたメッセージデータが電話用メッ
セージデータでない場合にはこれらをRAM13のメモ
リエリアMA1に格納した後(n49)、該当する改札
機3等に送信する(n50)。ここで、センタ1に対す
るメッセージデータの入力は、公衆電話回線を介して外
部から入力できるようにしてもよい。また、前述のよう
に属性データを含むメッセージデータを含むメッセージ
データによって一定のグループに属する多数の利用者に
同一メッセージを伝達する場合には、メッセージの送信
を行う駅を特定できるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、通行可否判定用のカ
ードを用いて利用者にメッセージデータの送受信サービ
スを行うことができ、利用者においてもカードの記憶容
量の増加によるメリットを享受できる利点がある。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるパスゲートシステムの
構成を示す図である。
【図2】同パスゲートシステムを構成するセンタのブロ
ック図である。
【図3】同パスゲートシステムを構成する改札機の側面
図である。
【図4】同改札機のブロック図である。
【図5】同パスゲートシステムを構成するカードの正面
図である。
【図6】同カードのブロック図である。
【図7】同カードが有するEEPROMのメモリ領域を
示す図である。
【図8】同パスゲートシステムに含まれるメッセージ内
容参照端末のブロック図である。
【図9】同改札機の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】同カードの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】同センタの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】同カードの別の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】同カードの予約データの内容を示す図であ
る。
【符号の説明】 1−センタ 3−改札機 5−カード 17−回線制御ユニット 18−音声合成部 64−EEPROM(メッセージ記憶部) MA1,MA2−メッセージ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 11/00 - 17/04 G06F 17/60 H04M 11/00 G07C 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】識別用のIDデータおよび通行可否判定用
    の通行可否データを記憶するカードと、提示されたカー
    ドからIDデータおよび通行可否データを読み取って通
    行可否判定を行い、その判定結果に基づいて通路を開閉
    するゲートと、ゲートを含む外部端末装置を接続したセ
    ンタとから構成され、 前記カード、ゲートおよびセンタのそれぞれに、IDデ
    ータまたは通行可否データ以外のメッセージデータを記
    憶するメッセージ記憶部と、メッセージデータの送受信
    を制御するメッセージ送受信部と、を設けるとともに、
    前記カード又は外部の装置にカードの記憶部に記憶して
    いるメッセージデータの内容を表示する表示手段を設け
    たことを特徴とするパスゲートシステム。
  2. 【請求項2】識別用のIDデータおよび通行可否判定用
    の通行可否データを記憶したカードからIDデータおよ
    び通行可否データを読み取って通行可否判定を行い、そ
    の判定結果に基づいて通路を開閉するゲートであって、 IDデータまたは通行可否データ以外のメッセージデー
    タを記憶するメッセージ記憶部と、メッセージデータの
    送受信を制御するメッセージ送受信部と、を設けたこと
    を特徴とするゲート。
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