JP3094110B2 - 2軸独立駆動装置 - Google Patents
2軸独立駆動装置Info
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- JP3094110B2 JP3094110B2 JP03030912A JP3091291A JP3094110B2 JP 3094110 B2 JP3094110 B2 JP 3094110B2 JP 03030912 A JP03030912 A JP 03030912A JP 3091291 A JP3091291 A JP 3091291A JP 3094110 B2 JP3094110 B2 JP 3094110B2
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Description
ドなどの円筒壁部の内側に配置された2つのロータを独
立に回転させる2軸独立駆動装置に関する。
置として、第1ロータが磁気継手などの非接触型駆動手
段で回転駆動され、第1ロータに取付けられたモータに
よって第2ロータが回転駆動されるものが知られてい
る。
な従来の駆動装置では、第2ロータを駆動するためのモ
ータなどの駆動手段が第1ロータに設けられているた
め、2つのロータとこれらの駆動手段とを完全に分離し
て非接触型にすることはできない。
シールドの円筒壁部の内側の真空雰囲気中に入れられる
ような場合など、第1ロータに設けられた第2ロータの
駆動手段も真空雰囲気中に入れなければならなくなり、
種々の不都合が生じる。
2つのロータとこれらの駆動手段とを完全に分離して、
円筒壁部の外側に配置された駆動手段により、円筒壁部
の内側に配置された2つのロータを独立に回転させると
ともに、これらを軸線方向に同期して移動させることが
できる2軸独立駆動装置を提供することにある。
駆動装置は、円筒壁部と微小隙間をあけてその内側に回
転および軸線方向の移動ができるように配置された円筒
状の第1ロータ、少なくとも一端側が第1ロータの端か
ら突出するように第1ロータの内側に挿入されて第1ロ
ータに対して回転しうるが軸線方向に移動しないように
支持されかつ第1ロータの端から突出した部分に第1ロ
ータと外径のほぼ等しい大径部が形成された第2ロー
タ、ならびに円筒壁部の周囲に配置された第1駆動ユニ
ットおよび第2駆動ユニットを備えており、第1駆動ユ
ニットが、軸線方向に移動できるように円筒壁部の周囲
に配置された第1移動ハウジング、第1移動ハウジング
に設けられて第1ロータを半径方向および軸線方向に保
持する第1磁気軸受、ならびに第1ハウジングに設けら
れて第1ロータに回転力を伝達する駆動部を有する第1
磁気継手を備え、第2駆動ユニットが、第1移動ハウジ
ングと同期して軸線方向に移動できるように円筒壁部の
周囲に配置された第2移動ハウジング、第2移 動ハウジ
ングに設けられて第1ロータを半径方向および軸線方向
に保持する第2磁気軸受、ならびに第2ハウジングに設
けられて第2ロータの大径部に回転力を伝達する駆動部
を有する第2磁気継手を備えているものである。
駆動ユニットの磁気継手の駆動部を2つのロータから完
全に切離し、円筒壁部の外側に配置された第1磁気継手
の駆動部により第1ロータを回転駆動するとともに、円
筒壁部の外側に配置された第2磁気継手の駆動部により
第2ロータを回転駆動することができる。また、磁気軸
受は非接触型のものであるから、2つの駆動ユニットの
磁気軸受を2つのロータから完全に切離し、円筒壁部の
外側に配置された2つの磁気軸受により第1ロータを半
径方向および軸線方向に保持することができる。さら
に、第2ロータが第1ロータに対して軸線方向に移動し
ないように支持されており、磁気軸受は第1ロータを軸
線方向にも保持するものであるから、2つの駆動ユニッ
トの移動ハウジングを互いに同期して軸線方向に移動さ
せることにより、2つのロータを軸線方向に同期して移
動させることができる。
ついて説明する。なお、以下の説明において、図面の上
下を上下とする。
ールド(1)の中の真空雰囲気(V)中に配置された第1ロー
タ(2)と第2ロータ(3)をシールド(1)の外の大気(A)中か
ら駆動するものである。
た穴の部分から垂直下向きにのびた有底円筒壁部(1b)を
備えており、この円筒壁部(1b)内の真空雰囲気(V)中に
2つのロータ(2)(3)が回転および上下方向の移動ができ
るようにはめられている。第1ロータ(2)は、垂直円筒
状をなし、シールド円筒壁部(1b)内にわずかな隙間をあ
けてはめられている。第2ロータ(3)は垂直軸状をな
し、上下両端が第1ロータ(2)から突出するように第1
ロータ(2)の中心に挿入されている。そして、第2ロー
タ(3)は、上下2つの軸受(4)(5)により、第1ロータ(2)
に対して上下方向には移動しないが回転はしうるように
支持されている。また、第1ロータ(2)の下端から下方
に突出した第2ロータ(3)の下端に、第1ロータ(2)と外
径がほぼ等しい短円柱状の大径部(3a)が形成されてい
る。
の上部に第1駆動ユニット(6)が、下部に第2駆動ユニ
ット(7)がそれぞれ設けられている。
ング(8)、第1磁気軸受(9)および第1磁気継手(10)の駆
動部(10a)を備えている。第2駆動ユニット(7)は、第2
移動ハウジング(11)、第2磁気軸受(12)および第2磁気
継手(13)の駆動部(13a)を備えている。
ない適宜な駆動手段により、互いに同期して上下方向に
移動させられる。
部に、第2磁気軸受(12)は第2ハウジング(11)の上部に
設けられ、それぞれシールド円筒壁部(1b)を挾んで第1
ロータ(2)の外周面と対向している。これらの磁気軸受
(9)(12)は公知のものであり、たとえば円周方向の4箇
所に電磁石(9a)(9b)(12a)(12b)を備え、第1ロータ(2)
を半径方向および軸線方向に保持するようになってい
る。
ウジング(8)の上部に設けられ、シールド円筒壁部(1b)
を挾んで第1ロータ(2)の外周面と対向している。第2
磁気継手(13)の駆動部(13a)は第2ハウジング(11)の下
部に設けられ、シールド円筒壁部(1b)を挾んで第2ロー
タ(3)の大径部(3a)の外周面と対向している。これらの
駆動部(10a)(13a)はシールド円筒壁部(1b)と同軸のリン
グ状をなし、軸線を中心に回転しうるように軸受(14)(1
5)(16)(17)によりハウジング(8)(11)に支持されてい
る。図示は省略したが、第1磁気継手(10)の駆動部(10
a)は第1ハウジング(8)に設けられた第1モータによ
り、第2磁気継手(13)の駆動部(13a)は第2ハウジング
(11)に設けられた第2モータにより互いに独立に回転さ
せられる。磁気継手(10)(13)はたとえば特開昭56−1
50650号公報などに記載されているような公知のも
のであり、第1磁気継手(10)の駆動部(10a)の回転力が
第1ロータ(2)に伝達され、第2磁気継手(13)の駆動部
(13a)の回転力が第2ロータ(3)に伝達される。
期して上下に移動すると、2つの磁気軸受(9)(12)も上
下に移動し、これらの磁気軸受(9)(12)の軸線方向の保
持力によって2つのロータ(2)(3)が一体となって上下に
移動させられる。
動部(10a)を回転させると、その回転力が第1ロータ(2)
に伝達され、第1ロータ(2)が第2ロータ(3)とは独立し
て回転させられる。同様に、第2モータによって第2磁
気継手(13)の駆動部(13a)を回転させると、その回転力
が第2ロータ(3)に伝達され、第2ロータ(3)が第1ロー
タ(2)とは独立して回転させられる。
上述のように、2つのロータをこれらの駆動手段から完
全に切離して、円筒壁部の外側に配置された駆動手段に
より、円筒壁部の内側に配置された2つのロータを独立
に回転させるとともに、これらを軸線方向に同期して移
動させることができる。したがって、たとえば、2つの
ロータだけを円筒壁部の内側の真空雰囲気中に入れて、
これらの駆動手段は円筒壁部の外側の大気中に配置する
ようなことが可能であり、従来のように駆動手段も真空
雰囲気中に入れなければならない場合の問題が解消され
る。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】円筒壁部と微小隙間をあけてその内側に回
転および軸線方向の移動ができるように配置された円筒
状の第1ロータ、少なくとも一端側が第1ロータの端か
ら突出するように第1ロータの内側に挿入されて第1ロ
ータに対して回転しうるが軸線方向に移動しないように
支持されかつ第1ロータの端から突出した部分に第1ロ
ータと外径のほぼ等しい大径部が形成された第2ロー
タ、ならびに円筒壁部の周囲に配置された第1駆動ユニ
ットおよび第2駆動ユニットを備えており、第1駆動ユ
ニットが、軸線方向に移動できるように円筒壁部の周囲
に配置された第1移動ハウジング、第1移動ハウジング
に設けられて第1ロータを半径方向および軸線方向に保
持する第1磁気軸受、ならびに第1ハウジングに設けら
れて第1ロータに回転力を伝達する駆動部を有する第1
磁気継手を備え、第2駆動ユニットが、第1移動ハウジ
ングと同期して軸線方向に移動できるように円筒壁部の
周囲に配置された第2移動ハウジング、第2移動ハウジ
ングに設けられて第1ロータを半径方向および軸線方向
に保持する第2磁気軸受、ならびに第2ハウジングに設
けられて第2ロータの大径部に回転力を伝達する駆動部
を有する第2磁気継手を備えている2軸独立駆動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03030912A JP3094110B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 2軸独立駆動装置 |
US07/838,696 US5209699A (en) | 1991-02-26 | 1992-02-21 | Magnetic drive device |
EP92103194A EP0501427B1 (en) | 1991-02-26 | 1992-02-25 | Magnetic drive device |
DE69201249T DE69201249T2 (de) | 1991-02-26 | 1992-02-25 | Magnetantrieb. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03030912A JP3094110B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 2軸独立駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04272557A JPH04272557A (ja) | 1992-09-29 |
JP3094110B2 true JP3094110B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=12316915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03030912A Expired - Fee Related JP3094110B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 2軸独立駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094110B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP03030912A patent/JP3094110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04272557A (ja) | 1992-09-29 |
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