JP3013264B2 - 磁気浮上アクチュエータ - Google Patents
磁気浮上アクチュエータInfo
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Description
ドなどの円筒壁部の内側に配置されたロータを壁部の外
側から磁気により非接触で回転方向および軸線方向に駆
動する磁気浮上アクチュエータに関する。
エータとして、円筒壁部の外側に可動ハウジングが軸線
方向移動可能に設けられ、このハウジングに円筒壁部の
内側に配置されたロータを半径方向および軸線方向に保
持する磁気軸受とこのロータに回転力を伝達する磁気継
手の駆動部とが設けられたものが知られている。
の駆動部を回転させることにより、ロータが回転し、ハ
ウジングを軸線方向に移動させることにより、磁気軸受
の保持力によってロータが軸線方向に移動する。
内側に配置されたロータの駆動に上記のようなアクチュ
エータを使用すると、次のような問題が生じる。
磁気軸受が円筒壁部に沿って移動するため、円筒壁部を
薄くしかも高精度に加工する必要があり、量産性および
品質上で問題となる。
ップを大きくして使用することになるが、このようにす
ると、磁気軸受の保持力が低下し、とくに軸線方向の保
持力は小さい。したがって、十分な軸線方向の保持力を
得るためには制御電流を大きくする必要があり、磁気軸
受が大型化してしまう。
小型で駆動力の大きい磁気浮上アクチュエータを提供す
ることにある。
アクチュエータは、円筒壁部と微小隙間をあけてその内
側に回転および軸線方向の移動ができるように配置され
たロータと、円筒壁部に固定状に設けられてロータを半
径方向に保持する磁気軸受と、軸線方向の移動ができる
ように円筒壁部の周囲に配置された可動ハウジングと、
ロータに形成された従動部ならびに可動ハウジングに回
転ができるように支持されて従動部に回転方向および軸
線方向の保持力を伝達する駆動部よりなる磁気継手とを
備えているものである。
部に固定状に設けられているので、ロータと磁気軸受と
のエアギャップを小さくすることができる。したがっ
て、磁気軸受が小型であっても、十分な保持力を得るこ
とができる。
駆動部が支持された可動ハウジングであり、磁気継手は
駆動部と従動部とのエアギャップが大きくても十分な駆
動力が得られるので、円筒壁部の加工精度をそれほど高
くする必要がなく、また、磁気継手自体も大型にする必
要がない。
ついて説明する。なお、以下の説明において、図面の上
下を上下とし、回転方向は上から見た方向をいうものと
する。また、回転方向について、時計方向を右方向、反
時計方向を左方向とする。
空シールド(1) の中の真空雰囲気(V) 中に配置された第
1ロータ(2) と第2ロータ(3) をシールド(1) の外の大
気(A) 中から駆動するものである。
た穴の部分から垂直下向きにのびた上部円筒壁部(1b)と
その下端からさらに垂直下向きにのびた下部有底円筒壁
部(1c)とを備えており、上下の円筒壁部(1b)(1c)内の真
空雰囲気(V) 中に2つのロータ(2)(3)が回転および上下
方向の移動ができるようにはめられている。第1ロータ
(2) は、垂直円筒状をなし、円筒壁部(1b)(1c)内にわず
かな隙間をあけてはめられている。第2ロータ(3) は垂
直軸状をなし、上下両端が第1ロータ(2) から突出する
ように第1ロータ(2)の中心に挿入されている。そし
て、第2ロータ(3) は、上下2つの軸受(4)(5)により、
第1ロータ(2) に対して上下方向には移動しないが回転
はしうるように支持されている。また、第1ロータ(2)
の下端から下方に突出した第2ロータ(3) の下端に、第
1ロータ(2) と外径がほぼ等しい短円柱状の大径部(3a)
が形成されている。
の部分に、上下2つの磁気軸受(6)(7)が固定されてい
る。これらの磁気軸受(6)(7)は公知のものであり、たと
えば円周方向の4箇所に電磁石(6a)(6b)(7a)(7b)を備
え、第1ロータ(2) を主として半径方向に保持するよう
になっている。
(8) が設けられている。
、ハウジング(9) の上部に設けられた第1磁気継手(1
0)の駆動部(第1駆動部)(11)およびハウジング(9) の
下部に設けられた第2磁気継手(12)の駆動部(第2駆動
部)(13)を備えている。
により、下部円筒壁部(1c)に沿って上下方向に移動させ
られる。
筒壁部(1c)と同軸のリング状をなし、軸線を中心に回転
しうるように軸受(14)(15)(16)(17)によりハウジング
(9) に支持されている。図示は省略したが、第1駆動部
(11)はハウジング(9) に設けられた第1モータにより、
第2駆動部(13)はハウジング(9) に設けられた第2モー
タにより互いに独立に回転させられる。
壁部(1c)を挾んで第1ロータ(2) の下部外周面と対向し
ており、この第1ロータ(2) の下部外周面に第1磁気継
手(10)の従動部が形成されている。
示されている。
対向周面を円周方向に等分する4箇所に、永久磁石装置
(18a)(18b)(18c)(18d)が設けられている。
動部(11)の内周面に上下に間隔をあけて固定された円周
方向にのびる上側永久磁石(19a)(19b)(19c)(19d)および
下側永久磁石(20a)(20b)(20c)(20d)、ならびに第1ロー
タ(2) の外周面に円周方向に間隔をあけて固定された上
下方向にのびる左側永久磁石(21a)(21b)(21c)(21d)およ
び右側永久磁石(22a)(22b)(22c)(22d)よりなる。第1駆
動部(11)の上下の永久磁石(19a) 〜(19d)(20a)〜(20d)
は左右両端に磁極を有し、上下の永久磁石(19a) 〜(19
d)(20a)〜(20d) では左右の極性が逆になっている。第
1ロータ(2) の左右の永久磁石(21a) 〜(21d)(22a)〜(2
2d) は上下両端に磁極を有し、左右の永久磁石(21a) 〜
(21d)(22a)〜(22d) では上下の極性が逆になっている。
左側永久磁石(21a) 〜(21d) の上端の磁極は上側永久磁
石(19a) 〜(19d) の左端の磁極に、左側永久磁石(21a)
〜(21d) の下端の磁極は下側永久磁石(20a) 〜(20d) の
左端の磁極に、右側永久磁石(22a) 〜(22d) の上端の磁
極は上側永久磁石(19a) 〜(19d) の右端の磁極に、右側
永久磁石(22a) 〜(22d) の下端の磁極は下側永久磁石(2
0a) 〜(20d) の右端の磁極にそれぞれ対向しており、互
いに対向する2つの磁極の極性は逆になっている。そし
て、第1永久磁石装置(18a) とこれと対称位置にある第
3永久磁石装置(18c) の磁極の配置が同じであり、残り
の第2永久磁石装置(18b) とこれと対称位置にある第4
永久磁石装置(18d) の磁極の配置が同じである。このた
め、各永久磁石装置(18a) 〜(18d) には、第1ロータ
(2) の半径方向、軸線方向および周方向に広がりを持つ
閉じた磁路が形成される。
永久磁石装置(18a)(18c)では、上側永久磁石(19a)(19c)
の左端がN極で右端がS極、下側永久磁石(20a)(20c)の
左端がS極で右端がN極、左側永久磁石(21a)(21c)の上
端がS極で下端がN極、右側永久磁石(22a)(22c)の上端
がN極で下端がS極になっており、図4に鎖線で示すよ
うな第1ロータ(2) の半径方向、軸線方向および周方向
に広がりを持つ閉じた磁路が形成される。
は、逆に、上側永久磁石(19b)(19d)の左端がS極で右端
がN極、下側永久磁石(20b)(20d)の左端がN極で右端が
S極、左側永久磁石(21b)(21d)の上端がN極で下端がS
極、右側永久磁石(22b)(22d)の上端がS極で下端がN極
になっており、第1ロータ(2) の半径方向、軸線方向お
よび周方向に広がりを持つ閉じた磁路が形成される。
た磁路が形成されるため、第1駆動部(11)と第1ロータ
(2) との間に吸引力が作用する。そして、この磁路が第
1ロータ(2) の半径方向、軸線方向および周方向に広が
りを持つものであるから、第1駆動部(11)から第1ロー
タ(2) に回転力および軸線方向の保持力が伝達される。
そして、第1駆動部(11)を回転させることにより、第1
ロータ(2) も回転し、第1駆動部(11)を軸線方向に移動
させることにより、第1ロータ(2) も軸線方向に移動す
る。
壁部(1c)を挾んで第2ロータ(3) の大径部(3a)の外周面
と対向しており、この大径部(3a)の外周面に第2磁気継
手(12)の従動部が形成されている。第2磁気継手(12)は
たとえば特開昭56−150650号公報などに記載さ
れているような公知のものであり、第2駆動部(13)の回
転力が第2ロータ(3) に伝達される。
2つの磁気継手(10)(12)の駆動部(11)(13)も上下に移動
し、第1磁気継手(10)の軸線方向の保持力によって2つ
のロータ(2)(3)が一体となって上下に移動させられる。
動部(11)を回転させると、その回転力が第1ロータ(2)
に伝達され、第1ロータ(2) が第2ロータ(3) とは独立
して回転させられる。同様に、第2モータによって第2
磁気継手(12)の駆動部(13)を回転させると、その回転力
が第2ロータ(3) に伝達され、第2ロータ(3)が第1ロ
ータ(2) とは独立して回転させられる。
および軸線方向に駆動される磁気浮上アクチュエータに
も適用される。この場合、上記実施例中、円筒壁部(1b)
(1c)内には第1ロータ(2) だけが設けられ、可動ハウジ
ング(9) には第1ロータ(2) を回転方向および軸線方向
に駆動する第1磁気継手(10)の駆動部(11)だけが設けら
れる。
れば、上述のように、ロータを半径方向に保持する磁気
軸受とロータとのエアギャップを小さくすることがで
き、磁気軸受が小型であっても、十分な保持力を得るこ
とができる。また、磁気継手によって回転力および軸線
方向の保持力がロータに伝達されるので、円筒壁部の加
工精度をそれほど高くする必要がなく、磁気継手自体も
大型にする必要がない。
タの縦断面図である。
の部分を示す部分切欠き斜視図である。
を示す斜視図である。
磁石の配置を示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】円筒壁部と微小隙間をあけてその内側に回
転および軸線方向の移動ができるように配置されたロー
タと、円筒壁部に固定状に設けられてロータを半径方向
に保持する磁気軸受と、軸線方向の移動ができるように
円筒壁部の周囲に配置された可動ハウジングと、ロータ
に形成された従動部ならびに可動ハウジングに回転がで
きるように支持されて従動部に回転方向および軸線方向
の保持力を伝達する駆動部よりなる磁気継手とを備えて
いる磁気浮上アクチュエータ。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP3030913A JP3013264B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 磁気浮上アクチュエータ |
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EP92103194A EP0501427B1 (en) | 1991-02-26 | 1992-02-25 | Magnetic drive device |
DE69201249T DE69201249T2 (de) | 1991-02-26 | 1992-02-25 | Magnetantrieb. |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3030913A Expired - Fee Related JP3013264B2 (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 磁気浮上アクチュエータ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-02-26 JP JP3030913A patent/JP3013264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106041989A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-10-26 | 苏州塞默机械有限公司 | 一种用于双向抓取机械手的机械关节 |
CN106041989B (zh) * | 2016-07-01 | 2019-03-08 | 苏州塞默机械有限公司 | 一种用于双向抓取机械手的机械关节 |
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