JPH04334987A - 磁気浮上アクチュエータ - Google Patents

磁気浮上アクチュエータ

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JPH04334987A
JPH04334987A JP10281691A JP10281691A JPH04334987A JP H04334987 A JPH04334987 A JP H04334987A JP 10281691 A JP10281691 A JP 10281691A JP 10281691 A JP10281691 A JP 10281691A JP H04334987 A JPH04334987 A JP H04334987A
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rotor
magnetic
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actuator
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JP10281691A
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Taisaku Hashimoto
泰作 橋本
Hirotomo Kamiyama
拓知 上山
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば真空シール
ドなどの円筒壁部の内側に配置されたロータを壁部の外
側から磁気により非接触で回転方向および軸線方向に駆
動する磁気浮上アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータを磁気で非接触駆動するアクチュ
エータとして、円筒壁部の外側に2つの可動ハウジング
が軸線方向移動可能に設けられ、これらのハウジングに
円筒壁部の内側に配置されたロータを半径方向および軸
線方向に保持する磁気軸受とこのロータに回転力を伝達
する磁気継手の駆動部とが設けられたものが知られてい
る。
【0003】このアクチュエータにおいては、磁気継手
の駆動部を回転させることにより、ロータが回転し、ハ
ウジングを軸線方向に移動させることにより、磁気軸受
の保持力によってロータが軸線方向に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、円筒壁部の
内側に配置されたロータの駆動に上記のようなアクチュ
エータを使用すると、次のような問題が生じる。
【0005】磁気軸受のエアギャップは一般に小さく、
磁気軸受が円筒壁部に沿って移動するため、円筒壁部を
薄くしかも高精度に加工する必要がある。ところが、上
記のようなアクチュエータでは、2つの可動ハウジング
が円筒壁部に沿って移動するため、円筒壁部が長いもの
になり、したがって、これを薄くしかも高精度に加工す
ることは非常に困難である。
【0006】このため、実用上は、磁気軸受のエアギャ
ップを大きくして使用することになるが、このようにす
ると、磁気軸受の保持力が低下し、とくに軸線方向の保
持力が非常に小さくなってしまう。したがって、十分な
保持力を得るためには制御電流を大きくする必要があり
、磁気軸受が大型化してしまう。
【0007】そこで、本発明者らは、円筒壁部の内側に
回転および軸線方向の移動ができるように配置されたロ
ータ、この円筒壁部の一端側に固定状に設けられて上記
ロータの軸線方向2箇所を半径方向に保持する2つの磁
気軸受、および回転および軸線方向の移動ができるよう
に駆動部が上記円筒壁部の他端側の周囲に配置されて回
転力および軸線方向の駆動力を上記ロータに伝達する磁
気継手を備えている磁気浮上アクチュエータを提案した
(特願平3−30913号参照)。
【0008】ところが、このアクチュエータの場合、ロ
ータを半径方向に保持する2つの磁気軸受が円筒壁部の
一端側に軸線方向に近接して配置されているので、これ
らの間隔が小さく、このため、ロータの力学的バランス
が悪く、ロータが傾きやすくなり、磁気軸受の制御に悪
影響を与えるという問題があった。
【0009】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
小型で駆動力を大きくでき、しかもロータのバランスの
良い磁気浮上アクチュエータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による磁気浮上
アクチュエータは、円筒壁部の内側に回転および軸線方
向の移動ができるように配置されたロータ、上記円筒壁
部に固定状に設けられて上記ロータの軸線方向複数箇所
を半径方向に保持する複数の磁気軸受、ならびに回転お
よび軸線方向の移動ができるように駆動部が上記円筒壁
部の周囲に配置されて回転力および軸線方向の駆動力を
上記ロータに伝達する磁気継手を備えており、上記磁気
継手の駆動部が、上記円筒壁部の軸線方向に関して上記
複数の磁気軸受の間に配置されているものである。
【0011】
【作用】磁気軸受が円筒壁部に固定状に設けられている
ので、ロータと磁気軸受とのエアギャップを小さくする
ことができ、磁気軸受が小型であっても、十分な保持力
を得ることができる。
【0012】円筒壁部に沿って移動するのは磁気継手の
駆動部であり、磁気継手はエアギャップが大きくても十
分な駆動力が得られるので、円筒壁部の加工精度をそれ
ほど高くする必要がなく、また、磁気継手自体も大型に
する必要がない。
【0013】上記円筒壁部の軸線方向に関して複数の磁
気軸受の間に磁気継手の駆動部が配置されているので、
磁気軸受相互の間隔が大きくなり、ロータの力学的バラ
ンスが良い。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。なお、以下の説明において、図面の上
下を上下とし、回転方向は上から見た方向をいうものと
する。また、回転方向について、時計方向を右方向、反
時計方向を左方向とする。
【0015】図1に示す磁気浮上アクチュエータは、真
空シールド(1) の中の真空雰囲気(V) 中に配置
された第1ロータ(2) と第2ロータ(3) をシー
ルド(1) の外の大気(A) 中から駆動するもので
ある。
【0016】シールド(1) は、上下の水平シールド
部(4)(5)と、これらに形成された穴の部分を連結
する垂直円筒状の垂直シールド部(6) とからなり、
垂直シールド部(6)内の真空雰囲気(V) 中に2つ
の垂直なロータ(2)(3)が回転および上下方向の移
動ができるようにはめられている。
【0017】垂直シールド部(6) は上下4つの垂直
な円筒壁部(6a)(6b)(6c)(6d)が一直線
状に連結されたものであり、その内径は一様になってい
る。第1、第3および第4円筒壁部(6a)(6c)(
6d)は短く、第2円筒壁部(6b)は上下に長くのび
ている。
【0018】第1ロータ(2) は、垂直な中空上部軸
(7) と、垂直な下部軸(8) とが垂直円筒状の連
結軸(9) によって一直線状に連結されたものであり
、その外径は一様になっている。そして、第1ロータ(
2) は、垂直シールド部(6) 内にわずかな隙間を
あけてはめられている。
【0019】たとえば、連結軸(9) は半円筒状の2
つの半体に分割されており、各半体はボルトなどによっ
て上下の軸(7)(8)に固定されている。
【0020】第2ロータ(3) は垂直軸状をなし、上
部が第1ロータ(2) から突出するように第1ロータ
(2) の上部軸(7) および連結軸(9) の中心
に挿入されている。第2ロータ(3) は、その上部と
下端部とにおいて、第1ロータ上部軸(7) の上端部
に取付けられた軸受(10)と下部軸(8) の上端部
に取付けられた軸受(11)とによって支持され、第1
ロータ(2) に対して回転はしうるが上下方向には移
動しないようになっている。また、第1ロータ連結軸(
9) の内側にある第2ロータ(3) の部分に、連結
軸(9) の内径よりわずかに外径が小さい大径部(3
a)が形成されている。
【0021】第1ロータ上部軸(7) の周囲の第1円
筒壁部(6a)の部分に上部磁気軸受(12)が固定さ
れ、第1ロータ下部軸(8) の周囲の第3円筒壁部(
6c)の部分に下部磁気軸受(13)が固定されている
【0022】これらの磁気軸受(12)(13)は公知
のものであり、たとえば円周方向の4箇所に電磁石(1
2a)(12b)(13a)(13b)を備え、第1ロ
ータ(2) を主として半径方向に保持するようになっ
ている。なお、図1には、各磁気軸受(12)(13)
について、図面の左右の2つの電磁石(12a)(12
b)(13a)(13b)だけを示しており、紙面表側
と裏側の残りの2つの電磁石の図示は省略している。
【0023】第2円筒壁部(6b)の周囲に、可動ユニ
ット(14)が設けられている。
【0024】可動ユニット(14)は、可動ハウジング
(15)、ハウジング(15)の上部に設けられた第1
磁気継手(16)の駆動部(第1駆動部)(17)およ
びハウジング(15)の下部に設けられた第2磁気継手
(18)の駆動部(第2駆動部)(19)を備えている
【0025】ハウジング(15)は、図示しない適宜な
手段により、第2円筒壁部(6b)に沿って上下方向に
移動させられる。
【0026】第1駆動部(17)および第2駆動部(1
9)は第2円筒壁部(6b)と同軸のリング状をなし、
軸線を中心に回転しうるように軸受(20)(21)(
22)(23)によりハウジング(15)に支持されて
いる。図示は省略したが、第1駆動部(17)はハウジ
ング(15)に設けられた第1モータにより、第2駆動
部(13)はハウジング(15)に設けられた第2モー
タにより互いに独立に回転させられる。
【0027】第1磁気継手(16)の駆動部(17)は
第2円筒壁部(6b)を挾んで第1ロータ上部軸(7)
 の下部外周面と対向しており、この上部軸(7) の
下部外周面に第1磁気継手(16)の従動部が形成され
ている。
【0028】第1磁気継手(16)の詳細が、図2〜図
4に示されている。
【0029】第1駆動部(17)と第1ロータ上部軸(
7) の下部の対向周面を円周方向に等分する4箇所に
、永久磁石装置(24a)(24b)(24c)(24
d)が設けられている。
【0030】各永久磁石装置(24a) 〜(24d)
 は、第1駆動部(17)の内周面に上下に間隔をあけ
て固定された円周方向にのびる上側永久磁石(25a)
(25b)(25c)(25d)および下側永久磁石(
26a)(26b)(26c)(26d)、ならびに上
部軸(7) の外周面に円周方向に間隔をあけて固定さ
れた上下方向にのびる左側永久磁石(27a)(27b
)(27c)(27d)および右側永久磁石(28a)
(28b)(28c)(28d)よりなる。第1駆動部
(17)の上下の永久磁石(25a) 〜(25d)(
26a)〜(26d) は左右両端に磁極を有し、上下
の永久磁石(25a) 〜(25d)(26a)〜(2
6d) では左右の極性が逆になっている。上部軸(7
) の左右の永久磁石(27a) 〜(27d)(28
a)〜(28d) は上下両端に磁極を有し、左右の永
久磁石(27a) 〜(27d)(28a)〜(28d
) では上下の極性が逆になっている。左側永久磁石(
27a)〜(27d) の上端の磁極は上側永久磁石(
25a) 〜(25d) の左端の磁極に、左側永久磁
石(27a) 〜(27d) の下端の磁極は下側永久
磁石(26a) 〜(26d) の左端の磁極に、右側
永久磁石(28a) 〜(28d) の上端の磁極は上
側永久磁石(25a) 〜(25d) の右端の磁極に
、右側永久磁石(28a) 〜(28d) の下端の磁
極は下側永久磁石(26a) 〜(26d) の右端の
磁極にそれぞれ対向しており、互いに対向する2つの磁
極の極性は逆になっている。そして、第1永久磁石装置
(24a) とこれと対称位置にある第3永久磁石装置
(24c) の磁極の配置が同じであり、残りの第2永
久磁石装置(24b) とこれと対称位置にある第4永
久磁石装置(24d) の磁極の配置が同じである。こ
のため、各永久磁石装置(24a) 〜(24d) に
は、上部軸(7) の半径方向、軸線方向および周方向
に広がりを持つ閉じた磁路が形成される。
【0031】さらに詳しく説明すると、第1および第3
永久磁石装置(24a)(24c)では、上側永久磁石
(25a)(25c)の左端がN極で右端がS極、下側
永久磁石(26a)(26c)の左端がS極で右端がN
極、左側永久磁石(27a)(27c)の上端がS極で
下端がN極、右側永久磁石(28a)(28c)の上端
がN極で下端がS極になっており、図4に鎖線で示すよ
うな上部軸(7) の半径方向、軸線方向および周方向
に広がりを持つ閉じた磁路が形成される。
【0032】第2および第4永久磁石装置(24b)(
24d)では、逆に、上側永久磁石(25b)(25d
)の左端がS極で右端がN極、下側永久磁石(26b)
(26d)の左端がN極で右端がS極、左側永久磁石(
27b)(27d)の上端がN極で下端がS極、右側永
久磁石(28b)(28d)の上端がS極で下端がN極
になっており、上部軸(7) の半径方向、軸線方向お
よび周方向に広がりを持つ閉じた磁路が形成される。
【0033】4つの永久磁石装置(24a) 〜(24
d) に閉じた磁路が形成されるため、第1駆動部(1
7)と上部軸(7) との間に吸引力が作用する。そし
て、この磁路が上部軸(7)の半径方向、軸線方向およ
び周方向に広がりを持つものであるから、第1駆動部(
17)から上部軸(7) に回転力および軸線方向の駆
動力が伝達される。そして、第1駆動部(17)を回転
させることにより、第1ロータ(2) も回転し、第1
駆動部(17)を軸線方向に移動させることにより、第
1ロータ(2) も軸線方向に移動する。
【0034】第2磁気継手(18)の駆動部(19)は
第2円筒壁部(6b)および第1ロータ連結軸(9) 
を挾んで第2ロータ(3) の大径部(3a)の外周面
と対向しており、この大径部(3a)の外周面に第2磁
気継手(18)の従動部が形成されている。第2磁気継
手(18)はたとえば特開昭56−150650号公報
などに記載されているような公知のものであり、第2駆
動部(19)の回転力が第2ロータ(3) に伝達され
る。
【0035】可動ハウジング(15)が上下に移動する
と、2つの磁気継手(16)(18)の駆動部(17)
(19)も上下に移動し、第1磁気継手(16)の軸線
方向の保持力によって2つのロータ(2)(3)が一体
となって上下に移動させられる。
【0036】第1モータによって第1磁気継手(16)
の駆動部(17)を回転させると、その回転力が第1ロ
ータ(2) に伝達され、第1ロータ(2) が第2ロ
ータ(3) とは独立して回転させられる。同様に、第
2モータによって第2磁気継手(18)の駆動部(19
)を回転させると、その回転力が第2ロータ(3) に
伝達され、第2ロータ(3)が第1ロータ(2) とは
独立して回転させられる。
【0037】この発明は、1つのロータだけが回転方向
および軸線方向に駆動される磁気浮上アクチュエータに
も適用される。この場合、上記実施例中、垂直シールド
部(6) 内には第1ロータ(2) だけが設けられ、
可動ハウジング(15)には第1ロータ(2) を回転
方向および軸線方向に駆動する第1磁気継手(16)の
駆動部(17)だけが設けられる。
【0038】
【発明の効果】この発明の磁気浮上アクチュエータによ
れば、上述のように、ロータを半径方向に保持する磁気
軸受とロータとのエアギャップを小さくすることができ
、磁気軸受が小型であっても、十分な保持力を得ること
ができる。また、磁気継手によって回転力および軸線方
向の駆動力がロータに伝達されるので、円筒壁部の加工
精度をそれほど高くする必要がなく、磁気継手自体も大
型にする必要がない。
【0039】また、円筒部の軸線方向に関して複数の磁
気軸受の間に磁気継手が配置されているので、磁気軸受
相互の間隔を大きくして、ロータの力学的バランスを良
くすることができ、したがって、ロータが傾きにくくな
り、磁気軸受の制御に悪影響を与えることがなく、磁気
軸受の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す磁気浮上アクチュエー
タの縦断面図である。
【図2】図1の磁気浮上アクチュエータの第1磁気継手
の部分を示す部分切欠き斜視図である。
【図3】図2の第1磁気継手の駆動部の永久磁石の配置
を示す斜視図である。
【図4】図2の第1磁気継手の第1永久磁石装置の永久
磁石の配置を示す斜視図である。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒壁部の内側に回転および軸線方向の移
    動ができるように配置されたロータ、上記円筒壁部に固
    定状に設けられて上記ロータの軸線方向複数箇所を半径
    方向に保持する複数の磁気軸受、ならびに回転および軸
    線方向の移動ができるように駆動部が上記円筒壁部の周
    囲に配置されて回転力および軸線方向の駆動力を上記ロ
    ータに伝達する磁気継手を備えており、上記磁気継手の
    駆動部が、上記円筒壁部の軸線方向に関して上記複数の
    磁気軸受の間に配置されている磁気浮上アクチュエータ
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102926939A (zh) * 2012-11-30 2013-02-13 南京工业大学 一种五自由度全悬浮垂直轴盘式风力发电机

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CN102926939A (zh) * 2012-11-30 2013-02-13 南京工业大学 一种五自由度全悬浮垂直轴盘式风力发电机

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