JP3093944B2 - Icメモリカードの製造方法 - Google Patents

Icメモリカードの製造方法

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JP3093944B2 JP06328445A JP32844594A JP3093944B2 JP 3093944 B2 JP3093944 B2 JP 3093944B2 JP 06328445 A JP06328445 A JP 06328445A JP 32844594 A JP32844594 A JP 32844594A JP 3093944 B2 JP3093944 B2 JP 3093944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶情報を格納するI
Cメモリカードの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来技術において、一般にICメ
モリカードは、外部との電気的接続用のコネクタ11が
半田付けされ、ICなどの半導体デバイス等の電子部品
(以下、「電子部品」と略す。)13が搭載された回路
基板12が、絶縁プラスチックからなるフレーム15に
はめ込まれ、その表面及び裏面に金属のパネル17が接
着テープ16で貼り付けられることによって、カード形
状に成型されるという構造を有していた。
【0003】以下に図6の従来のICメモリカードの構
造図を用いて、製造工程を説明する。
【0004】まず、IC等の半導体デバイスやその他の
電子部品13を搭載した回路基板12と外部との電気的
接続用のコネクタ11のリード端子間に挟み込み、端子
ランドを半田付けする。
【0005】次に、電子部品13を搭載した回路基板1
2を絶縁プラスチックからなるフレーム15にはめ込
み、回路基板12を固定する。次に、フレーム15の両
面にステンレス、アルミニウム等の金属製のパネル17
を接着テープ16を用いて貼り付ける。尚、図6におい
て、14は電子部品搭載禁止エリアである。
【0006】上述したICメモリカードの製造方法の他
に、射出した樹脂を基材とするICメモリカードの製造
方法(第2の従来技術)が特開平2−14194号公報
に開示されている。
【0007】以下に、図7(a)及び(b)を用いて、
その製造工程を説明する。
【0008】まず、電子部品13を片面のみに実装する
ことによって形成された回路基板12に熱可塑性接着剤
を塗布し、これを金型18a内の片面に設置する。そし
て、金型18a及び18bにより形成された空間にカー
ド基材19となる液状樹脂を流し込むことによって、I
Cメモリカードを形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術においては、ICメモリカードの構成がコネク
タ11を半田付けした回路基板12、絶縁プラスチック
からなるフレーム15、表面及び裏面のパネル17及び
接着テープ16からなり、ICメモリカード組み立ての
自動化が容易でなく、また、組み立てにも多大な工程が
必要であった。
【0010】また、プラスチックからなるフレーム15
に回路基板12をはめ込むことから、フレームの幅だけ
回路基板の寸法が短くなる。また、回路基板12がフレ
ーム15と接触する部分は、部品搭載禁止エリアとな
り、部品搭載可能エリアが狭くなるとともに回路基板設
計自由度が減少する。
【0011】また、第2の従来技術において、ICメモ
リカードを作成する際に、回路基板12を金型18b内
の片面に設置していたため、電子部品13は、回路基板
12の片面(金型18bに設置するときの上面)にのみ
搭載することができなかった。したがって、部品搭載可
能エリアは両面実装の場合の半分にすぎず、また、図7
(b)に示すように、回路基板12の片面20(電子部
品が搭載されていない面)全体がカード基材19の外部
に露出するため、信頼性に問題があった。
【0012】更に、ICメモリカード全体としてみた場
合、回路基板12の位置が極端に偏っているため、カー
ド基材19となる液状樹脂と回路基板12との収縮率の
差による反りが発生しやすく、これを防ぐため、使用す
る液状樹脂の種類に注意する等の対策を施す必要があっ
た。
【0013】本発明は上記問題点に鑑み、回路基板両面
に電子部品を搭載した、射出成形されたICメモリカー
ドの製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のICメモリカードの製造方法は、外部との電気的接続
用のコネクタと電子部品が搭載された回路基板とを接続
する工程と、所定の形状の凹部を有する第1の金型と上
記コネクタと嵌合させることにより、該コネクタを上記
第1の金型に固定する工程と、カード基材となる材料が
注入される注入口が設けられた、所定の形状の凹部を有
する第2の金型と上記第1の金型とを整合させることに
より、上記コネクタ及び上記回路基板を、上記第1の金
型及び上記第2の金型によって形成されるICメモリカ
ードの規格サイズと同一の大きさの空間に、上記回路基
板が上記ICメモリカードの規格サイズの厚さ方向に対
して中央に位置するように配置させる工程と、上記注入
口から上記カード基材となる材料を注入した後、該カー
ド基材となる材料を硬化させる工程とを有することを特
徴とするものである。
【0015】また、請求項2に記載の本発明のICメモ
リカードの製造方法は、上記コネクタを熱硬化性樹脂に
より形成し、且つ、上記カード基材の材料を熱可塑性樹
脂を用いたことを特徴とする、請求項1記載のICメモ
リカードの製造方法である。
【0016】
【作用】上記構成により、樹脂封止された回路基板がI
Cメモリカードの厚さ方向において中央部に位置させる
ことになる。また、コネクタを熱硬化性樹脂を用い、カ
ード基材に熱可塑性樹脂を用いることにより、金型にカ
ード基材の材料を流し込んだ際に、コネクタの変形を抑
制できる。
【0017】
【実施例】以下、一実施例に基づいて本発明について詳
細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例のICメモリカー
ドの製造工程を示す図であり、図2(a)は本発明に係
る製造工程に用いる金型の、コネクタ及び回路基板を内
部に搭載した場合の透視平面図であり、同(b)は同
(a)のX−X断面図であり、図3(a)は図2(a)
におけるコネクタが挿入する金型4aの開口部を示す図
であり、同(b)は回路基板が挿入する金型4bの開口
部を示す図であり、図4はコネクタと半田付けされた回
路基板の構成図であり、図5はカード基材を公課した後
のICメモリカードの構成図である。
【0019】図1乃至図5において、1はICメモリカ
ードにおいて、外部と電気的接続をするコネクタ、2は
回路基板、3はIC等の電子部品、4a,4bは金型、
5はカード基材の材料であるプラスチック又は樹脂を注
入する注入口、6は樹脂、7はシート状ラベルを示す。
【0020】以下、図1乃至図5を用いて、本発明の一
実施例のICメモリカードの製造工程を説明する。
【0021】まず、図4に示すような、横幅A及び厚さ
BがICメモリカードの規格と等しく、且つ、逆差し防
止用の溝が付けられた、外部との電気的接続用のコネク
タ1を射出成形によって作製しておく。
【0022】次に、図4に示すようにICメモリカード
の規格に比べて、横幅Aが2〜4mm程度小さい回路基
板2にコネクタ1を半田付けする。その後、IC(モジ
ュールバケージ品やフリップチップ、COBやTCP等
の実装形態と有する半導体デバイス)等の電子部品3を
搭載する。本実施例ではICメモリカードの規格に比べ
て横幅が2〜4mm程度小さい回路基板を使用している
が、回路基板が外部に露出しない範囲で回路基板を出来
る限り大きくすることが可能である。
【0023】次に、図1(a)、図2(a)に示すよう
に、金型4aにコネクタ1をはめ込む。この際使用す
る、金型4aに形成された凹部の空間は、図3(a)に
示すように逆差し込み防止溝部を有するような開口部断
面形状であり、コネクタ1の形状とほぼ同一となるよう
に形成する。そして、金型4aにコネクタ1を嵌合する
ことによって、コネクタ1は金型4aに固定される。
【0024】また、金型4bは図3(b)に示すような
開口部断面形状を有し、図1(b)に示すように、金型
4aと金型4bとを合わせたとき、図2(b)に示すよ
うに、金型4aと金型4bとで形成された空間の厚さB
方向に対して、回路基板2が中央に位置するように回路
基板2を配置する。
【0025】次に、金型4a及び金型4b内にICメモ
リカードのカード基材となるプラスチック又は樹脂を注
入口5から流し込んでカード状に射出成形する。この
際、金型4a,4b内に流し込むプラスチック又は樹脂
は、金型4a,4bに流し込むときの温度が回路基板2
の作製に用いた半田の融点(180℃程度)よりも低い
ものを使用する。
【0026】また、コネクタ1の材質とカード基材6の
材質との間には、コネクタの材質は熱硬化性樹脂であ
り、且つカード基材6の材質は熱可塑性樹脂である、又
はどちらも熱可塑性樹脂だがコネクタ1には熱変形温度
が200℃前後のものを、カード基材6には熱変形温度
が100℃前後のものを使用する等、コネクタ1を金型
4aの中に挿入し、カード基材6となるプラスチック又
は樹脂を流し込んでもコネクタ1が変形しないような工
夫をする必要がある。
【0027】尚、本実施例においては、注入口5は1カ
所のみであるが、注入する樹脂又はプラスチックの材質
によって、複数箇所設けてもよい。
【0028】次に、図1(c)に示すように、カード基
材6の表面及び裏面にシート状のラベル7を貼り付ける
ことにより、図5に示すようなICメモリカードが完成
する。
【0029】以下、具体的に、同一規格のICメモリカ
ードを作製する場合において、第1の従来技術によるI
Cメモリカードと本発明によるICメモリカードとの部
品搭載可能エリアのサイズを比較する。
【0030】第1の従来技術による場合は、表面の部品
搭載可能エリア面積は、43.8×67.6=296
0.88mm2となり、裏面の部品搭載可能エリア面積
は、42.8×65.6=2807.68mm2とな
り、部品搭載可能エリアの合計面積は5768.56m
2となる。
【0031】一方、本発明による場合は、表面の部品搭
載可能エリア面積は、50.0×72.9=3645.
00mm2となり、裏面の部品搭載可能エリア面積は、
50.0×72.9=3645.00mm2となり、部
品搭載可能エリアの合計面積は7290.00mm2
なる。尚、第1の従来例のおいては、ICメモリカード
の強度確保のため、裏面又は表面に補強基材を配設して
いるため、表面の面積と裏面の面積とは値が異なる。し
たがって、部品搭載可能エリアは従来の26.4%増と
なる。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来用いていた絶縁プラスチックからなるフレ
ーム、パネル、接着テープの部品を個別に設計製作する
必要がなくなり、部品点数の削減が可能となるので、部
品コスト、カード組み立て工程の低減ができ、コストの
低減も図れる。
【0033】また、回路基板のサイズを従来よりICメ
モリカードの寸法に大幅に近づけることができるため、
部品搭載エリアを大きくすることができ、また、回路基
板の両面に搭載することができ、回路基板の設計の自由
度も大きくなる。
【0034】また、既に部品が搭載された回路基板を金
型内の中央部に設置し、絶縁プラスチックまたは、樹脂
を流し込んでカード形状に射出成形するため、IC(モ
ールドパッケージ品、またはフリップチップ、又はベア
ーチップ)やその他の電子部品を外部の影響から保護
し、ICメモリカードとしての環境的性能(耐湿、温度
サイクル等)や機械的性能(耐振動、耐衝撃、耐落下、
耐捻り等)を強化することができる。
【0035】また、回路基板を金型内の中央部に配置し
て、カード基材となるプラスチック又は樹脂を流し込む
ため、回路基板の両面に部品と搭載することができ、ま
た、回路基板の裏で外部に露出する部分は、コネクタの
端子面のみになるので、第2の従来技術に比べ、部品搭
載可能エリアは2倍となり、従来の射出成形を用いた場
合の回路基板の露出による信頼性の問題は解消される。
【0036】更に、請求項2に記載の発明を用いること
により、金型にカード基材の材料を流し込んだ際に、コ
ネクタの変形を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のICメモリカードの製造工
程を示す図である。
【図2】(a)は本発明に係る製造工程に用いる金型の
透視平面図であり、同(b)は同(a)のX−X断面図
である。
【図3】(a)は図2(a)におけるコネクタが挿入す
る金型4aの開口部を示す図であり、同(b)は回路基
板が挿入する金型4bの開口部を示す図である。
【図4】樹脂封止前のコネクタと半田付けされた回路基
板の構成図である。
【図5】樹脂封止後のICメモリカードの構成図であ
る。
【図6】第1の従来技術によるICメモリカードの構成
図である。
【図7】(a)は第2の従来技術によるICメモリカー
ドの射出成形の一工程図であり、(b)は同ICメモリ
カードの平面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 回路基板 3 電子部品 4a,4b 金型 5 注入口 6 カード基材 7 ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/56 B29C 45/26 B42D 15/10 G06K 19/077

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部との電気的接続用のコネクタと電子
    部品が搭載された回路基板とを接続する工程と、 所定の形状の凹部を有する第1の金型と上記コネクタと
    嵌合させることによって、該コネクタを上記第1の金型
    に固定する工程と、 カード基材となる材料が注入される注入口が設けられ
    た、所定の形状の凹部を有する第2の金型と上記第1の
    金型とを整合させることにより、上記コネクタ及び上記
    回路基板を、上記第1の金型及び上記第2の金型によっ
    て形成されるICメモリカードの規格サイズと同一の大
    きさの空間に、上記回路基板が上記ICメモリカードの
    規格サイズの厚さ方向に対して中央に位置するように配
    置させる工程と、 上記注入口から上記カード基材となる材料を注入した
    後、該カード基材となる材料を硬化させる工程とを有す
    ることを特徴とする、ICメモリカードの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記コネクタを熱硬化性樹脂により形成
    し、且つ、上記カード基材の材料を熱可塑性樹脂を用い
    たことを特徴とする、請求項1記載のICメモリカード
    の製造方法。
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