JP3093690U - 履 物 - Google Patents

履 物

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JP3093690U
JP3093690U JP2002006827U JP2002006827U JP3093690U JP 3093690 U JP3093690 U JP 3093690U JP 2002006827 U JP2002006827 U JP 2002006827U JP 2002006827 U JP2002006827 U JP 2002006827U JP 3093690 U JP3093690 U JP 3093690U
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footwear
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japanese
sandals
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JP2002006827U
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English (en)
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岡 た み 子 寺
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寺岡 たみ子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現代においては和式の草履、下駄は、特別の
場合での着用が多いこと、和服を着ての着用を考えると
歩き易さが重要な視点であることから、歩き易く、疲れ
ない履物を提供する。 【解決手段】 正しく履いたときに、履物台表面の足親
指付け根から先が触れる部分が、他の部分より1〜5m
mの段差を付けて低くなっている鼻緒のある履物、特に
和草履である。低くなった部分の平面形状は限定してい
ないが、親指が触れる部分のみを一段低くしてあり、段
差部分は直角の段差でも、あるいは傾斜のある段差でも
よい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、履物、特に歩き易く、疲れないように改良された草履、下駄など鼻 緒のある履物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
草履、下駄は、日本古来の履物として、和装をしたときには欠かせないもので あり、その他海岸での履物などに愛用されている。特に、最近では鼻緒部分が、 親指と二指との間の「行間」というツボを刺激することから健康に良いとされ、 健康志向の愛用者に根強い人気がある。
【0003】 草履、下駄など鼻緒のある履物は、昔からその形体が継承されているが、鼻緒 の内側の親指の付け根に当たるように保護板を付けて外反母趾を抑える(実用新 案登録3015702号)足指5指それぞれの中足趾節間関節(足指の付け根) から末節骨の趾節間関節に至る何れかの箇所から指頭にかけて、かつ足指の付け 根に沿った形状で履物の中底(インソール)、或いは敷皮に深さ1〜12mmの 段差を設けて疲労回復、全身の活性化、筋力強化をする(特開2000−490 2号)などの改良が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、履物については外反母趾防止、体の活性効果、筋力強化といっ た観点からの提案があるが、歩き易さという観点から見ると必ずしも満足できる ものではない。特に、現代においては和式の草履、下駄は、特別の場合での着用 が多いこと、和服を着ての着用を考えると歩き易さが重要な視点である。かかる 観点から、本考案の目的は、歩き易く、疲れない鼻緒のある履物を提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決すべく、請求項1の考案は、鼻緒のある履物であり、正しく履 いたときに、履物台表面の足親指付け根から先が触れる部分が、他の部分より1 〜5mmの段差を付けて低くなっている。 請求項2の考案は、請求項1記載の履物であり、鼻緒のある履物が、和草履で ある。
【0006】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は本考案の履物の斜視図であり、図2は平面図、図3は側面図、図4は、 図2におけるA−A′部の断面図である。図1〜4においては、片足(右足)分 のみを描いたが、もう一方の足(左足)は対称の関係にあるのはいうまでもない 。
【0007】 本考案の履物は、鼻緒のある履物であり、履いたとき履物台表面において親指 の触れる部分が、他の足の裏と接する部分より1〜5mm段差を付けて低くなっ ていることに特徴がある鼻緒のある履物である。低くなった部分の平面形状は特 に限定するものではないが、正しく履いたときに足の親指部分のみが履物台表面 の低くなった部分に接していることである。段差部分は直角の段差でも、あるい は傾斜のある段差でもよい。
【0008】 人の歩行は、踵で着地し、次いで足裏の全面が床に付いた状態を経て足先で蹴 りに入っていく動作の連続である。足裏にかかる力を観測した結果では、着地時 点では荷重は踵にかかり、その後荷重は足の外側(小指側)を経て、指の付け根 部分から親指に移り、足先の蹴る動作では殆どの荷重は親指にかかっている。
【0009】 特開2000−4902号公報で提案された履物は、全部の足指の付け根に沿 って段差を設けて低くしているが、人の歩行で足裏の全面が床についた状態で足 小指側から親指に荷重を移すときにこの方式では足の指が浮いた状態になるので そのままでは力が入らず、無意識に足指を低くなった面に付けようとすることに なる。一方、足先で蹴る動作では、足指先が床に付き、足裏の後部分は持ち上っ た状態であり、実質的に足の親指に荷重全てがかかっていて、他の足指の先は軽 く支えて、バランスをとる程度である。
【0010】 本考案では、履物台表面の親指が触れる部分にのみ段差をつけて低くし、他の 足の裏および足指部分が接する部分は低くしていない。すなわち、着地時点で踵 にかかった荷重が親指に移る前の状態までは、親指以外の指を含め足の裏全体で 荷重を受け止め、荷重が親指にかかったその前半は親指の裏全体を下向きに押し 付ける動作であり、親指部分を一段低くしたことで、親指の裏がその低くなった 面を押し付け、体が前かがみの姿勢になり、歩行に入り易くなる。その後、親指 で力強く蹴り上げる段階となるが、一段低いところにある親足指部分が段差の壁 部分を利用して体の後方向に蹴ることになる。指を含めて足裏が接しない部分の 履物台表面の形状は、本考案はなんら制限するものではない。
【0011】 このように、親指以外の部分を低くすることは、荷重を受けたときに無意識の うちに余分な力が入って疲れ易くする原因となりうるが、親指部分を低くするこ とは、親指に力が入るときに体を歩行姿勢に移し、さらに後に蹴る時に段差を有 効に利用できる。
【0012】
【考案の効果】
靴のように上から押え付け、体と履物が一体になっている閉鎖性履物と違って 、草履、下駄のように上から押え付けるものがない開放性履物では、歩行で蹴り 上げる段階で足の裏の踵部分は履物の面と離れるので、蹴りの力が弱くなる。本 考案の、親指部分を一段低くし、かつ段差を設けることで、足裏の力を有効に開 放性履物に伝えることができ、歩き易く、疲れないという目的が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の履物の斜視図である。
【図2】本考案の履物の平面図である。
【図3】本考案の履物の側面図である。
【図4】図2における履物のA−A′部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1:履物 2:段差を付けて低くした部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻緒のある履物であり、正しく履いたと
    きに、履物台表面の足親指付け根から先が触れる部分
    が、他の部分より1〜5mmの段差を付けて低くなって
    いることを特徴とする履物。
  2. 【請求項2】 鼻緒のある履物が、和草履である請求
    項1記載の履物。
JP2002006827U 2002-10-28 2002-10-28 履 物 Expired - Lifetime JP3093690U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018161307A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 C2 Corps Llc合同会社 下駄
JP7166035B1 (ja) 2022-06-10 2022-11-07 じぶんde株式会社 履物の底板構造
WO2024204414A1 (ja) * 2023-03-28 2024-10-03 哲也 伊藤 履物

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