JP3093145U - アウトドア用のバーベキューコンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は着火，消火や後始末のためのコンロ
の取付け取出しが容易で、コンロ収容筺体の高熱化を予
防することができ、しかも着火剤の洩出し等を防止し
得、さらに木炭燃料の無駄なく少量のバーベキュー料理
を楽しむことのできるアウトドア用のバーベキューコン
ロを新規に提供することを目的とするものである。 【構成】 本考案は上面開放形にて形成するコンロ収容
筺体の上側四周に吊受用の枠面を段落形成し、提手付の
コンロの上端外周に該吊受用の枠面上に掛吊りする吊入
用の枠面を設けて、提手付のコンロを収容筺体内に出入
れ自在にて吊り取付けするようにし、またコンロの底部
の外方に断熱用と着火剤のコンロ外漏出の防止を兼ねた
外部底板を延設したアウトドア用のバーベキューコンロ
にある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案はアウトドア用のバーベキューコンロに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、アウトドア用のバーベキューコンロは図６に示すように上面を開放した 筺体１１の凹部１２底上にコンロ１３を直に置き入れ、筺体１１上に枠蓋１４を 嵌付け、枠蓋１４の段落内面間に網体１５を載せるようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、コンロ１３は枠蓋１４の閉まった筺体１１内に収納されている ために着火や消火，後始末のための取出しが容易でなく、またコンロ１３の凹部 １２底上への直置きにより筺体１１が著しく高熱になるほか着火剤が洩れ出すな どという課題がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上面開放形にて形成するコンロ収容筺体の上側四周に吊受用の枠面を 段落形成し、提手付のコンロの上端外周に該吊受用の枠面上に掛吊りする吊入用 の枠面を設けて、提手付のコンロを収容筺体内に出入れ自在にて吊り取付けする ようにして、かかる課題を解決するようにしたのである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

上面を開放したコンロ収容筺体１の上側四周に吊受用の枠面２を段落形成し、 提手３付のコンロ４の上端外周に吊受用の枠面２上に掛吊りする吊入用の枠縁５ を設けて、提手３付のコンロ４を出入れ自在にてコンロ収容筺体１の底板より浮 かして吊り取付けするようにする。６はコンロ４の底部より外方に延びる外部底 板で、コンロ収容筺体１への断熱作用と着火剤のコンロ４外への洩出防止を兼ね るものである。コンロ収容筺体１は図１や図２（ａ）に示すように長手の両側に 逆Ｕ字脚７を取付けて地面またはテーブル８上に載上する自立形、またはテーブ ル７の切欠部８ａ内に吊入れる嵌込み形などにて形成する。

【０００６】 コンロ４内に木炭９を入れ、液状の着火剤（図示してない）をかけて着火する ときは提手３を持ってコンロ４をコンロ収容筺体１より抜き出して安全な広い場 所で着火させ、着火後に筺体１内にコンロ４を吊入れするのである。使用後に消 火，後始末をするときもコンロ４を筺体１より抜き出すことで容易になる。

【０００７】 なお、コンロ４は外部底板６の存在によって着火時に着火剤のコンロ外のコン ロ収容筺体１に洩れて発火燃焼することが防止され、またコンロが浮き吊りされ ていることとともに外部底板６の断熱作用によってコンロ収容筺体１、特に底板 の帯熱による高熱化を軽減することができて、接触による火傷のおそれを防止す るとともに声熱による筺体１の寿命の短縮化を軽減することができるものとなる 。

【０００８】 図５（ａ）は取外し自在において設ける仕切板１６を示すもので、コンロ４の 短尺側の側面と同形の仕切板本体１６ａと仕切板本体１６ａの下端に折支脚１６ ｂおよび挿立脚１６ｃを設けてなり、挿立脚１６ｃをコンロ４内の火皿４ａの穴 目４ｂに挿し立てて、図５（ｂ）に示すようにコンロ４を小型に調整して木炭９ の量を少なくするようにしたのである。少人数の場合などのバーベキューを燃料 の無駄なく楽しむことができるものとなる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上のようにして、コンロ収容筺体とコンロに出入れを容易に自在と する吊着機構を設けたので、着火，消火時の使用勝手がよく、しかもコンロに外 部底板を延設したので着火剤のコンロ外洩出とコンロ収容筺体の高熱化を防止す ることができるという効果を生ずる。

【００１０】 取外し自在の仕切板を使用することにより燃料木炭の無駄を生ずることなく少 量のバーベキューを行うことができるという効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案のバーベキューコンロの一例を示す斜
視図

【図２】 （ａ）はテーブル上に載せ置きした状態、
（ｂ）はテーブル切欠部内に吊下げ取付けした状態を示
す各正面図

【図３】 コンロ収容筺体からコンロを抜き外した状態
にて示す斜視図

【図４】 使用時の断面図

【図５】 （ａ）は仕切板を取付前の状態にて示すコン
ロの斜視図、（ｂ）は使用状態を示す断面図

【図６】 従来例の使用時の断面図

【符号の説明】

１はコンロ収容筺体 ２は枠面 ３は提手 ４はコンロ ４ａは火皿 ４ｂは穴目 ５は外部底板 ６は枠縁 ７は逆Ｕ字脚 ８はテーブル ８ａは切欠部 ９は木炭 １１は筺体 １２は凹部 １３はコンロ １４は枠蓋 １５は網体 １６は仕切板 １６ａは仕切板本体 １６ｂは折支脚 １６ｃは挿立脚

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面開放形にて形成するコンロ収容筺体
   の上側四周に吊受用の枠面を段落形成し、提手付のコン
   ロの上端外周に該吊受用の枠面上に掛吊りする吊入用の
   枠面を設けて、提手付のコンロを収容筺体内に出入れ自
   在にて吊り取付けするようにしたことを特徴とするアウ
   トドア用のバーベキューコンロ。
2. 【請求項２】 コンロの底部の外方に断熱用と着火剤の
   コンロ外漏出の防止を兼ねた外部底板を延設した請求項
   １記載のバーベキューコンロ。
3. 【請求項３】 コンロ内を適宜の大きさに区切る取外し
   自在の仕切板を設けた請求項１または２に記載のバーベ
   キューコンロ。