JP3124081U - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成で固形燃料の燃焼時の熱エネルギーを効率的に利用できる加熱装置を提供すること。
【解決手段】加熱装置R1は、固形燃料8を熱源とする。加熱装置R1は、ハウジング11と蓄熱カバー体21とを備える。ハウジング11は、固形燃料8を下部側に配置させて、固形燃料8の周囲を覆うように上方へ延びる筒状としている。蓄熱カバー体21は、金属製として、ハウジング11内における固形燃料8の燃焼時の火炎Fの上方側を囲むように配設されて、天井壁22と天井壁22の周縁から下方に延びる筒状の側壁23とを有して、それぞれ、多数の貫通孔25を配設させて構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、屋外で使用するストーブや災害時等の屋外において食材を調理する炊飯かまどに利用できる固形燃料を使用する加熱装置に関する。
従来、固形燃料を使用する加熱装置としては、煙突状に上下方向に延びるハウジング内の下部側に固形燃料缶を配置させ、ハウジングの上端に、上下方向に空間を空けて上端の開口を塞ぐように、ハウジングの外径寸法より大きな外形の放熱板を配置させて構成されるストーブがあった(例えば、特許文献1参照)
実開昭61−175801号公報
しかし、従来のストーブでは、固形燃料の燃焼時、火炎やその燃焼ガスがハウジング内を上昇して、放熱板にあたり、そして、放熱板に案内されるように、放熱板の下面から直ちに放射状に流出していた。
すなわち、従来のストーブ等の固形燃料を使用した加熱装置では、火炎や燃焼ガスが、ハウジング内を上昇して直ちに放熱板から放射状に流出してしまい、効率的に、熱エネルギーを利用できなかった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成で固形燃料の燃焼時の熱エネルギーを効率的に利用できる加熱装置を提供することを目的とする。
本考案に係る加熱装置は、固形燃料を熱源とする加熱装置であって、
固形燃料を下部側に配置させて、固形燃料の周囲を覆うように上方へ延びる筒状のハウジングと、
ハウジング内における固形燃料の燃焼時の火炎の上方側の周囲を囲むように配設されて、天井壁と天井壁の周縁から下方に延びる筒状の側壁とを有して、それぞれ、多数の貫通孔を配設させて構成される金属製の蓄熱カバー体と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本考案に係る加熱装置では、固形燃料の燃焼時、発生する火炎や燃焼ガスが、上昇して蓄熱カバー体の天井壁の下面側に到達する。そして、蓄熱カバー体は、天井壁の周縁から下方に延びる筒状の側壁を備えており、火炎や燃焼ガスが、一旦、天井壁の下方の側壁に囲まれたエリアに留まる状態となり、その後、天井壁や側壁の貫通孔を通過して、周囲に拡散し、ハウジングの上端から排出される。その際、金属製の蓄熱カバー体は、加熱されて輻射熱を発生可能となり、ハウジングの上端付近から放出される火炎や燃焼ガスの熱自体、ハウジング自体の輻射熱の他に、蓄熱カバー体からの輻射熱が、熱エネルギーとして有効利用できる。さらに、蓄熱カバー体が火炎や燃焼ガスを拡散させて均等に周囲に放出させることとなって、ハウジングの上端付近の周壁が均等に加熱されて、ハウジングの輻射熱も周囲にむけて均等に放射可能となって、効率的に加熱できる。
したがって、本考案に係る加熱装置では、金属製の天井壁と筒状の側壁とを備えた蓄熱カバー体を設ける簡便な構成で、固形燃料の燃焼時の熱エネルギーを効率的に利用することができる。
そして、本考案に係る加熱装置を冬季等の屋外(農作業場、漁港、工場、運動場等)でストーブとして利用する場合では、固形燃料や蓄熱カバー体が、周囲をハウジングで覆われる構成であり、強い風が吹いても火の粉が立たず、安全に利用できる。勿論、本考案に係るストーブでは、災害時の屋外使用時でも好適に利用することができる。
また、本考案に係る加熱装置をストーブとして構成する場合には、蓄熱カバー体の上方に、外周縁に複数の貫通孔を備えた金属製の蓋体を、ハウジングの上部に、着脱可能に配設させるとともに、蓄熱カバー体と蓋体の配設位置との間のハウジングの部位に、内外周を貫通する複数の貫通孔を形成してもよい。
このような構成では、蓋体を装着した状態で固形燃料を燃焼させれば、蓄熱カバー体を経て拡散されて上昇してきた火炎や燃焼ガスが、再度、蓋体の下方のエリアで留まる状態となって、蓋体の輻射熱を加熱源として利用でき、一層、熱効率が良好となり、ストーブの周囲で、一層、多くの人が暖を取り易い。また、固形燃料の燃焼時において、大きな火炎が上昇する際にも、蓋体を装着すれば、その火炎を蓋体で抑えることができて、ハウジングの上方に手や物をかざしても、燃え移り難くなる。さらに、蓋体を装着すれば、燃焼空気等は蓋体の下方のハウジングの上端の周壁の貫通孔からハウジングの周囲に放出されることから、ハウジングの周囲のエリアの広い範囲で、暖を取ることができる。
さらに、蓄熱カバー体は、側壁の下端より上方位置で、かつ、天井壁の下方位置に多数の貫通孔を備えて天井壁と平行に配設される少なくとも一つの中間横壁を備えて構成してもよい。このような構成では、蓄熱カバー体が、天井壁の下方の最下段の中間横壁の下面側で火炎等を留め、さらに、上下に二段以上配設される場合には上下の中間横壁の間で挟み込むように火炎等を留め、さらに、最上段の中間横壁と天井壁との間でも挟み込むように火炎等を留めることとなって、一層、迅速な火炎や燃焼ガス等のハウジング外への放出を防止できることとなって、更なる熱効率の向上と火の粉の発散防止とに寄与できる。
また、本考案に係る加熱装置をストーブとして利用する場合には、ハウジングの下部に、引き出しを出し入れ可能な収納部を配設し、引き出しは、着火時の固形燃料を入れた固形燃料缶を載せる底壁部と、収納部に収納された際に、収納部の開口を塞ぎ可能な縦壁部と、を設けて構成し、さらに、収納部の引き出しを収納可能な開口が、燃焼途中での固形燃料の消火を可能に、固形燃料缶の上面側を塞ぐ消火蓋を差し込み可能な投入口を、縦壁部との間に配設することが望ましい。
このように構成すれば、底壁部に固形燃料缶を載せた引き出しをハウジングの収納部から引き出し、そして、固形燃料に着火した後、引き出しをハウジング内に収納させれば、固形燃料缶を直接保持せずに、安全に、固形燃料に着火させてハウジング内に収納させることができる。また、消火時には、投入口から消火蓋を差し込んで固形燃料缶の上面側を塞いで、固形燃料を消火することができ、同様に、消火も安全に行え、さらに、次の必要時に、引き出しを引き出して固形燃料に着火すれば、残った固形燃料を燃焼させて、再度、ストーブとして利用できる。
さらに、本発明に係る加熱装置では、炊飯かまどとして構成してもよく、この場合には、ハウジングの上端を、釜や鍋等の炊飯具を嵌合可能な形状に開口させ、ハウジングの上端の開口の周囲に、内外周を貫通する複数の貫通孔を配設させるように構成すればよい。このような構成では、ハウジングの上端に炊飯具を載せて、ハウジングの下部に配置させた固形燃料を燃焼させれば、火炎や燃焼ガス等が、蓄熱カバー体の貫通孔を経て、炊飯具の底に当たり、そして、ハウジングの貫通孔を経てハウジング外へ放出されて、その火炎や燃焼ガスの直接加熱、あるいは、ハウジングの輻射熱の他に、蓄熱カバー体の輻射熱を、炊飯具の加熱に利用でき、効率的に、炊飯具を加熱できる。さらに、炊飯具の底に当たる火炎や燃焼ガスは、蓄熱カバー体の貫通孔を通過する際、周囲に均等に拡散されて放出されることとなって、部分的に加熱する状態を防止して、炊飯具の底を均等に加熱できて、内部の食材の煮炊きを良好に行える。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の加熱装置R1は、図1〜4に示すように、屋外で使用するストーブM1であり、このストーブM1は、固形燃料缶1、ハウジング11、蓄熱カバー体21、蓋体28、及び、固形燃料缶1を載せる引き出し32を備えて構成されている。
なお、固形燃料缶1は、板金製として、略正方形の底壁2、底壁2の外周縁から上方へ延びる四角筒形状の周壁3、及び、周壁3の上端側を塞ぐ天井壁4、を備えて構成されて、内部に固形燃料8が充填されている。天井壁4には円形の開口5が設けられ、開口5には、未使用時、キャップ6が嵌め込まれている。図例の固形燃料缶1は、6Kgの固形燃料8を充填させており、キャップ6を外して固形燃料8に着火すれば、4時間程度、固形燃料8が燃焼し続けるタイプとしている。
ハウジング11は、鋼板等の金属板から四角筒形状に形成した周壁12を設けて構成されている。ハウジング11の下部は、引き出し32を出し入れ可能な収納部13が配設されている。収納部13は、略四角形の開口15と、周壁12内の下端の左右に配置されて、引き出し32の左右の下縁を摺動可能に支持する支持枠14と、を設けて構成されている。周壁12内の上下方向の中間部位には、上下方向に貫通する略正方形の開口17aを中央に配設させた支持枠17が、配設されている。周壁12内の上端側には、上下方向に貫通する略正方形の開口18aを中央に配設させた支持枠18が、配設されている。支持枠17には、蓄熱カバー体21が支持され、支持枠18には、蓋体28が支持されている。
また、ハウジング11の支持枠14の近傍の上方には、内外周を貫通して、空気を流入可能な複数の空気取入口12bが、配設されている。さらに、ハウジング11の上端には、リング状の取手19が配設されている。さらにまた、ハウジング11の支持枠18の直下付近には、内外周を貫通する上下方向に延びるスリット状の複数の貫通孔12aが、配設されている。
引き出し32は、鋼板等の金属板から形成され、固形燃料缶1を載せる底壁部33と、底壁部33の前縁側から上方に延びる縦壁部34と、を備えて構成されていている。底壁部33の下面側の左右の縁は、支持枠14に摺動可能に支持されている。縦壁部34は、引き出し32が、収納部13に収納された際に、収納部13の開口15を塞ぎ可能な形状としている。但し、収納部13の開口15は、縦壁部34に塞がれる本体開口15aの他に、燃焼途中での固形燃料8の消火を可能に、固形燃料缶1の上面1a側を塞ぐ消火蓋36を差し込み可能な投入口15bを、本体開口15aの上部側に連続させている。なお、実施形態の場合、縦壁部34の底壁部33からの突出高さは、固形燃料缶1の周壁3の高さと略一致、若しくは、周壁3より、若干、低くしている。また、底壁部33と縦壁部34との幅寸法は、固形燃料缶1の幅寸法と略一致している。さらに、底壁部33の正面側には、取手34aが形成されている。
消火蓋36は、図3,4に示すように、鋼板等の金属板からなり、平板状の蓋本体36aと、蓋本体36aの左右の縁から延びるガイド片36bと、操作時の取手36cと、を設けて構成されている。
蓄熱カバー体21は、鋼板等の金属板から構成されて、固形燃料8の燃焼時の火炎Fの上方側の周囲を囲むように配設されて、略正方形板の天井壁22と天井壁22の周縁から下方に延びる四角筒状の側壁23とを有して構成されている。天井壁22と側壁23とには、8φ程度の円形の貫通孔25が多数配設されている。さらに、実施形態の場合には、側壁23の下端23aより上方位置でかつ天井壁22の下方位置に(実施形態の場合には、側壁23の上下方向の中間位置と下段位置とに)、多数の貫通孔25を備えて天井壁22と平行に配設される上下二段の中間横壁24(24U、24D)が配設されている。天井壁22は、ハウジング11の支持枠17の開口17aより大き略正方形板として、側壁23の下端23aは、その全周が、支持枠17に支持されるように構成されている。また、天井壁22の上面側中央には、取手26が配設されている。そして、蓄熱カバー体21が、支持枠17上で支持された際、天井壁22の高さ位置は、ハウジング11の多数の貫通孔12aが配置されている位置としている。
蓋体28は、外周縁を下方に曲げた略正方形板状として、外周縁には、複数のスリット状の貫通孔29が配設されている。蓋体28は、ハウジング11の支持枠18の開口18aより大き略正方形板として、蓋体28の外周縁は、その全周が、支持枠18に支持されるように構成されている。また、蓋体28の上面側中央には、取手30が配設されている。この取手30を把持して蓋体28を持ち上げれば、蓋体28をハウジング11から取り外すことができる。
第1実施形態の加熱装置R1であるストーブ10の使用時には、引き出し32の底壁部33上にキャップ6を外した固形燃料缶1を載せて、引き出し32の後部側を収納部13に収納させ、そして、固形燃料8に着火して、縦壁部34によって開口15を塞ぐように、引き出し32を収納部13に収納すれば、固形燃料8が火炎Fや燃焼ガスGを出して燃焼し、暖を取ることができる。また、ストーブ10の使用停止時には、収納部13の投入口15bから消火蓋36を差し込んで、図4に示すように、消火蓋36によって固形燃料缶1の上面1a側を塞げば、開口5が塞がれて、固形燃料8への酸素の供給が断たれ、消火される。
そして、第1実施形態の加熱装置R1としてのストーブ10では、固形燃料8の燃焼時、図1に示すように、発生する火炎Fや燃焼ガスGが、上昇して蓄熱カバー体21の天井壁22の下面側に到達する。そして、蓄熱カバー体21は、天井壁22の周縁から下方に延びる四角筒状の側壁23を備えており、火炎Fや燃焼ガスGが、一旦、天井壁22の下方の側壁23に囲まれたエリアA0に留まる状態となり、その後、天井壁22や側壁23の貫通孔25を通過して、周囲に拡散し、ハウジング11の上端から排出される。その際、金属製の蓄熱カバー体21は、加熱されて輻射熱を発生可能となり、ハウジング11の上端付近から放出される火炎Fや燃焼ガスGの熱H自体、ハウジング11自体の輻射熱の他に、蓄熱カバー体21からの輻射熱が、熱エネルギーとして有効利用できる。さらに、蓄熱カバー体21が火炎Fや燃焼ガスGを拡散させて均等に周囲に放出させることとなって、ハウジング11の上端付近の周壁が均等に加熱されて、ハウジング11の輻射熱も周囲にむけて均等に放射可能となって、効率的に加熱できる。
したがって、第1実施形態の加熱装置R1としてのストーブ10では、金属製の天井壁22と筒状の側壁23とを備えた蓄熱カバー体21を設ける簡便な構成で、固形燃料8の燃焼時の熱エネルギーを効率的に利用することができる。
そして、このストーブ10では、冬季等の屋外(農作業場、漁港、工場、運動場等)で利用する際、固形燃料8や蓄熱カバー体21が、周囲をハウジング11で覆われる構成であり、強い風が吹いても火の粉が立たず、安全に利用できる。勿論、このストーブ10は、災害時の屋外使用時でも好適に利用することができる。
また、第1実施形態のストーブ10では、蓄熱カバー体21の上方に、外周縁に複数の貫通孔29を備えた金属製の蓋体28を、ハウジング11の上部に、着脱可能に配設させるとともに、蓄熱カバー体21と蓋体28の配設位置との間のハウジング11の部位に、内外周を貫通する複数の貫通孔12aを形成している。
そのため、蓋体28を装着した状態で固形燃料8を燃焼させれば、蓄熱カバー体21を経て拡散されて上昇してきた火炎Fや燃焼ガスGが、再度、蓋体28の下方のエリアA3で留まる状態となって、蓋体28の輻射熱を加熱源として利用でき、一層、熱効率が良好となり、ストーブ10の周囲で、一層、多くの人が暖を取り易い。また、固形燃料8の燃焼時において、大きな火炎Fが上昇する際にも、蓋体28を装着すれば、その火炎Fを蓋体28で抑えることができて、ハウジング11の上方に手や物をかざしても、燃え移り難くなる。さらに、蓋体28を装着すれば、燃焼空気AG等は蓋体28の下方のハウジング11の上端の周壁の貫通孔12aからハウジング11の周囲に放出されることから、ハウジング11の周囲のエリアの広い範囲で、暖を取ることができる。
さらに、第1実施形態の蓄熱カバー体21は、側壁23の下端23aより上方位置で、かつ、天井壁22の下方位置に多数の貫通孔25を備えて天井壁22と平行に配設される二段の中間横壁24U,24Dを備えて構成されている。そのため、蓄熱カバー体21が、天井壁22の下方の最下段の中間横壁24Dの下面側のエリアA2で火炎F等を留め、さらに、上下の中間横壁24D,24Uの間のエリアA1で挟み込むように火炎等を留め、さらに、最上段の中間横壁24Uと天井壁22との間のエリアA0でも挟み込むように火炎F等を留めることとなって、一層、迅速な火炎Fや燃焼ガスG等のハウジング11外への放出を防止できることとなって、更なる熱効率の向上と火の粉の発散防止とに寄与できる。
また、第1実施形態のストーブ10では、ハウジング11の下部に、引き出し32を出し入れ可能な収納部13を配設し、引き出し32が、着火時の固形燃料8を入れた固形燃料缶1を載せる底壁部33と、収納部13に収納された際に、収納部13の開口15を塞ぎ可能な縦壁部34と、を設けて構成され、さらに、収納部13の引き出し32を収納可能な開口15が、燃焼途中での固形燃料8の消火を可能に、固形燃料缶1の上面1a側を塞ぐ消火蓋36を配設可能な投入口15bを、縦壁部34との間に配設されている。
そのため、底壁部33に固形燃料缶1を載せた引き出し32をハウジング11の収納部13から引き出し、そして、固形燃料8に着火した後、引き出し32をハウジング11内に収納させれば、固形燃料缶1を直接保持せずに、安全に、固形燃料8に着火させてハウジング11内に収納させることができる。また、消火時には、投入口15bから消火蓋36を差し込んで固形燃料缶1の上面1a側を塞いで、固形燃料8を消火することができ、同様に、消火も安全に行え、さらに、次の必要時に、引き出し32を引き出して固形燃料8に着火すれば、残った固形燃料8を燃焼させて、再度、ストーブ10として利用できる。
また、加熱装置R2としては、図5,6に示すように、災害時等に利用する炊飯かまど40として構成しても良い。この炊飯かまど40は、固形燃料缶1、ハウジング41、及び、蓄熱カバー体51、を備えて構成されている。
ハウジング41は、鋼板等の金属板から円筒状に形成した周壁42を設けて構成されている。ハウジング41の下部は、固形燃料缶1を出し入れ可能な収納部43が配設されている。収納部43は、略四角形の開口45と、周壁12内の下端側に配置されて、固形燃料缶1及び蓄熱カバー体51を支持する支持板44と、を設けて構成されている。ハウジング41の上端41aは、釜や鍋等の炊飯具60を嵌合可能な形状に開口させ、上端41aの開口42c付近の周囲には、内外周を貫通する複数の貫通孔42aが配設されている。また、支持板44やその支持板44付近の周壁42には、空気取入口44a,42bが配設されている。
蓄熱カバー体51は、鋼板等の金属板から構成されて、固形燃料8の燃焼時の火炎Fの上方側の周囲を囲むように配設されて、略正方形板の天井壁52、天井壁52の周縁から下方に延びる四角筒状の側壁53、及び、天井壁52の下方で天井壁52と平行に配置される中間横壁54を有して構成されている。天井壁52、側壁53、及び、中間横壁54には、8φ程度の円形の貫通孔55が多数配設されている。さらに、実施形態の場合には、側壁53の前面側における中間横壁54の下方には、固形燃料缶1の出し入れを行う開口53aが形成されている。
この第2実施形態の炊飯かまど40では、ハウジング41の上端に炊飯具60を載せて、ハウジング41の下部の支持板44上における蓄熱カバー体51に囲まれるように、固形燃料缶1を配置させて、固形燃料8を燃焼させれば、火炎Fや燃焼ガスG等が、蓄熱カバー体51の貫通孔55を経て、炊飯具60の底に当たり、そして、ハウジング41の貫通孔42aを経てハウジング41外へ放出されて、その火炎Fや燃焼ガスGの直接加熱、あるいは、ハウジング41の輻射熱の他に、蓄熱カバー体51の輻射熱を、炊飯具60の加熱に利用でき、効率的に、炊飯具60を加熱できる。さらに、炊飯具60の底に当たる火炎Fや燃焼ガスGは、蓄熱カバー体51の貫通孔55を通過する際、周囲に均等に拡散されて放出されることとなって、部分的に加熱する状態を防止して、炊飯具60の底を均等に加熱できて、内部の食材の煮炊きを良好に行える。
なお、第2実施形態の炊飯かまど40では、災害時に使用するものであり、防災備蓄倉庫等で保管されても良く、そのような保管場所には、熱源としてプロパンガスを利用したガスコンロもあり、その場合には、図7に示すように、支持板44の上にガスコンロ61を設置して使用してもよい。
本考案の第1実施形態の加熱装置としてのストーブの使用時における縦断面図である。 第1実施形態のストーブの分解縦断面図である。 第1実施形態のストーブの分解斜視図である。 第1実施形態のストーブの消火時の縦断面図である。 第2実施形態の加熱装置としての炊飯かまどのハウジングと蓄熱カバー体との斜視図である。 第2実施形態の炊飯かまどの使用時における縦断面図である。 第2実施形態の使用時の変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
1…固形燃料缶、
8…固形燃料、
10…ストーブ、
11・41…ハウジング、
12a・42a…(ハウジングの)貫通孔、
13…収納部、
15…開口、
15b…投入口、
21・51…蓄熱カバー体、
22・52…天井壁、
23・53…側壁、
25・55…(蓄熱カバー体の)貫通孔、
28…蓋体、
29…(蓋体の)貫通孔、
32…引き出し、
33…底壁部、
34…縦壁部、
36…消火蓋、
40…炊飯かまど、
60…炊飯具、
R1・R2…加熱装置。

Claims (6)

  1. 固形燃料を熱源とする加熱装置であって、
    該固形燃料を下部側に配置させて、前記固形燃料の周囲を覆うように上方へ延びる筒状のハウジングと、
    前記ハウジング内における前記固形燃料の燃焼時の火炎の上方側を囲むように配設されて、天井壁と該天井壁の周縁から下方に延びる筒状の側壁とを有して、それぞれ、多数の貫通孔を配設させて構成される金属製の蓄熱カバー体と、
    を備えて構成されていることを特徴とする加熱装置。
  2. ストーブとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記蓄熱カバー体の上方に、外周縁に複数の貫通孔を備えた金属製の蓋体が、前記ハウジングの上部に、着脱可能に配設されるとともに、
    前記蓄熱カバー体と前記蓋体の配設位置との間の前記ハウジングの部位に、内外周を貫通する複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記蓄熱カバー体が、前記側壁の下端より上方位置で、かつ、前記天井壁の下方位置に多数の貫通孔を備えて前記天井壁と平行に配設される少なくとも一つの中間横壁を備えて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記ハウジングの下部に、引き出しを出し入れ可能な収納部が配設され、
    前記引き出しが、着火時の前記固形燃料を入れた固形燃料缶を載せる底壁部と、前記収納部に収納された際に、前記収納部の開口を塞ぎ可能な縦壁部と、を備えて構成されるとともに、
    前記収納部の前記引き出しを収納可能な開口が、燃焼途中での前記固形燃料の消火を可能に、前記固形燃料缶の上面側を塞ぐ消火蓋を差し込み可能な投入口を、前記縦壁部との間に配設させていることを特徴とする請求項4に記載の加熱装置。
  6. 炊飯かまどとして構成されて、
    前記ハウジングの上端が、炊飯具を嵌合可能な形状に開口され、
    前記ハウジングの上端の開口の周囲に、内外周を貫通する複数の貫通孔が配設されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
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