JP3092502U - 介護用ズボン - Google Patents

介護用ズボン

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JP3092502U
JP3092502U JP2002006355U JP2002006355U JP3092502U JP 3092502 U JP3092502 U JP 3092502U JP 2002006355 U JP2002006355 U JP 2002006355U JP 2002006355 U JP2002006355 U JP 2002006355U JP 3092502 U JP3092502 U JP 3092502U
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nursing
pants
care
trousers
foot insertion
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JP2002006355U
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English (en)
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都 吉田
Original Assignee
都 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】おむつ交換等の介護処理時において、被介護人
から完全に介護用ズボンを脱がす必要がなく、露出度が
小さく、しかも容易に介護処理を行うことができ、又陰
部と尿器を固定することが可能な介護用ズボンを提供す
る。 【解決手段】対となる足挿入部11と、足挿入部11の
上端に一体となって連続して身頃部12とを有するズボ
ンにおいて、身頃部12の前部をファスナー13によっ
て開閉できるようにし、陰部17と尿器16を固定でき
るようにフック14を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】
従来、介護用ズボンとしては、介護用ズボンの足挿入部が上下方向に切り開 かれたものや、身頃部の側部が切り開かれたものがある。これらの切り開き部に は、その切り開き部を合わせ、被介護人に介護用ズボンを着用させる、例えば、 ボタンやファスナー等が形成されている。このように足挿入部が上下方向に切り 開かれていることによって、寝たきりの人や病気、けが等で体が動かせない人達 は介護用ズボンの着脱を容易に行うことが可能になる。また、身頃部の側部が切 り開かれていることで、介護用ズボンを完全に脱ぐことなく、おむつ交換等の介 護処理を受けることが可能になった。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した介護用ズボンには以下のような問題がある。まず切 り開き部に形成されたボタンやファスナー等が、被介護人の体とベッドの間に存 在する場合、被介護人、特に体を大きく動かすことができない人はその状態を維 持したままとなる。従って、被介護人は、ベッドに寝ている間中、ボタンやファ スナー等が被介護人の体にあたることで発生する身体的苦痛を伴うこととなる。 また身頃部の側部が切り開かれた介護用ズボンはおむつ交換などの介護処理を行 う場合、被介護人を横向けや仰向けにする必要がある為、介護人はある程度の力 が必要となり、しかも介護処理の作業性が悪い。また尿器を長時間取り付ける場 合、尿器と陰部を固定する方法がない為に、陰部が尿器からずれてしまい、その 度に被介護人に不快感を与えることとなると同時に、介護人にも余分な手間がか かる。本考案はこうした事情に鑑みてなされたもので、おむつ交換などの介護処 理時において、被介護人から完全に介護用ズボンを脱がす必要がなく、陰部と尿 器が固定できて、しかも容易に介護処理を行うことが可能な介護用ズボンを提供 することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】 対となる足挿入部と足挿入部の上端に一体となって連続して身頃部とを有する ズボンにおいて、身頃部の前部をファスナーによって、2ケ所、上下に開閉でき るようにし、尿器と陰部を固定できるようにフックを設けた。
【0004】
【考案の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説 明し、本考案の理解に供する。ここに図1は本考案の一実施に係わる介護用ズボ ンの正面図、図2は同介護用ズボンの背面図、図3は同介護用ズボンの側面図、 図4は同介護用ズボンのファスナーを閉めた時の正面図、図5は仰向けで尿器と 陰部を固定している状態の説明図、図6は横向けで尿器と陰部を固定している状 態の説明図である。
【0005】 図1〜図4に示すように、本考案の一実施の形態に係わる介護用ズボン10は 対となる足挿入部11の上端に一体となって連続して身頃部12とを有するズボ ンである。この介護用ズボン10は、身頃部12の前部をファスナー13によっ て上下に開閉できるようにし、尿器16と陰部17を固定できるようにフック1 4を設けている。以下、詳しく説明する。
【0006】 この介護用ズボン10は、例えば布製であり、対となる足挿入部11の下端部 15が、被介護人(図示しない)の着用時に被介護人の足首近傍に位置する長さ を有している。身頃部12の幅は、被介護人を覆うことが可能な程度の幅(例え ば70〜120cm程度)を有する。従って、被介護人が介護用ズボン10を着 用した場合、被介護人の腹部(腹部の背後にある背中部を含む)は介護用ズボン 10に完全に覆われ、外部に露出しないように構成されている。
【0007】 またファスナー13の部分に取り付けられたフック14は被介護人が色んな体 位の時でも、尿器16と陰部17を固定できるように、左右それぞれ二ヶ所(一 つは1〜2cm、もう一方は15〜16cm程度)に設けることが好ましい。
【0008】 なお、このフック14は布製であり、尿器16と陰部17を固定する時にゴム 製の紐18を使用する為、フック14の端からもう一方の端は13〜15cmで あることが好ましい。(図5、図6参照)
【0009】 次に、本考案の一実施の形態に係わる介護用ズボンを用いて、尿器16と陰部 17の固定方法について説明する。まず、被介護人が仰向けの状態で尿器16を 使用する場合、陰部17に尿器16を取り付け、尿器16の上端の穴、又は引っ 掛ける部分にゴム製の紐18を通し、もう一方は上下に一つずつあるフックの内 の上の方(身頃部に近い方)のフック14に通して、しっかりと結ぶ。これと同 じ作業を左右どちらかのもう一方にもする。個人差又は尿器の種類によって、陰 部17と尿器16の間に隙間ができ、その隙間によって、陰部17が尿器16か らずれてしまう恐れのある場合は、前記隙間にハンドタオル等(図示しない)を 入れて、ずれを防止することが好ましい。(図5参照)
【0010】 続いて、被介護人が横向けの状態の場合、前記のように尿器16と上の方(身 頃部に近い方)のフック14を、同様にゴム製の紐18で結ぶ。そして、尿器1 6の上端の穴、又は引っ掛ける部分から、ゴム製の紐18を下の方(下端部に近 い方)のフック14に通し、しっかりと結んで固定する。前記同様、隙間がある 場合は、ハンドタオル等(図示しない)を入れて、ずれを防止することが好まし い。(図6参照)
【0011】 前記した尿器と陰部を固定する方法は、被介護人が男性の場合であるが、場合 によって、被介護人が女性の場合(図示しない)でも同様の方法で、尿器と陰部 を固定させることが好ましい。
【0012】 以上、本考案を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記 した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、実用新案請求の範囲に 記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むも のとする。例えば、介護用ズボンをねまきや肌着、又は外出する時の為のおしゃ れ着等に使用することも可能である。この場合、介護用ズボンは、それぞれの用 途に応じた素材(例えば、吸湿性が高い素材、防寒性が優れた素材等)で製造す ることが好ましい。
【00013】
【考案の効果】
おむつ交換などの介護処理時において、被介護人から完全に介護用ズボンを脱 がす必要がなく、露出度が小さく、容易に介護処理を行うことが可能になる。ま た尿器等を陰部からずれることを防止するとともに、被介護人に安心感を与える ことが可能となる。しかも被介護人の陰部や褥創部分をより清潔に保つことが可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施の形態に係わる介護用ズボ
ンの正面図である。
【図2】 同介護用ズボンの背面図である。
【図3】 同介護用ズボンの側面図である。
【図4】 同介護用ズボンのファスナーを閉めたとき
の正面図である。
【図5】 仰向けで、尿器と陰部を固定している状態
の説明図である。
【図6】 横向けで、尿器と陰部を固定している状態
の説明図である。
【符号の説明】
10 介護用ズボン 11 足挿入部 12 身頃部 13 ファスナー 14 フック 15 下端部 16 尿器 17 陰部 18 紐材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対になる足挿入部と各足挿入部の上端
    に一体となって連続して身頃部とを有するズボンにおい
    て、前記身頃部の前部に2つのファスナーを取り付けて
    あることを特徴とする介護用ズボン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の介護用ズボンにおい
    て、前記ファスナーの開始位置は前記身頃部から下方5
    0cm〜60cmの範囲にあることを特徴とする介護用
    ズボン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の介護用ズボン
    において、前記ファスナーの部分に、上端から1cm〜
    2cm、そして15cm〜16cmの位置に対となって
    フックを取り付けてあることを特徴とする介護用ズボ
    ン。
JP2002006355U 2002-08-30 2002-08-30 介護用ズボン Expired - Lifetime JP3092502U (ja)

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