JP3092482B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3092482B2
JP3092482B2 JP07175743A JP17574395A JP3092482B2 JP 3092482 B2 JP3092482 B2 JP 3092482B2 JP 07175743 A JP07175743 A JP 07175743A JP 17574395 A JP17574395 A JP 17574395A JP 3092482 B2 JP3092482 B2 JP 3092482B2
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誠 三原
和穂 坂本
治雄 末永
伸一 酒井
嘉朗 石尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品や流体等を加熱する
ための高周波加熱装置に関し、さらに詳しく言えば、そ
の電源装置に高周波電力を発生する半導体電力変換器を
用いた高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図27はその高周波加熱装置の回路図で
ある。家庭用の高周波加熱装置の電源回路において図2
7に示すようなインバータによって高周波化する構成の
ものが多く用いられている。商用電源2、ダイオードブ
リッジ9及び電流制限用のインダクタ10と電圧平滑用
の平滑コンデンサ11よりなるフィルター回路とで交流
電圧を直流電圧に変換する単方向電源部20を構成して
おり、共振コンデンサ12、昇圧トランス3、トランジ
スタ15、転流ダイオード14からインバータ部1を構
成している。トランジスタ15は、制御部16より40
〜50KHzのスイッチング制御信号を与えられスイッチ
ング動作する。従って、昇圧トランス3の1次巻線13
には高周波電圧が発生する。コンデンサ5と、ダイオー
ド6から高圧整流回路18が構成されており、昇圧トラ
ンス3の二次巻線4で発生した電圧を半波倍電圧整流
し、陰極がヒータ巻線8によって傍熱されエミッション
可能な状態となっているマグネトロン7に高圧直流電圧
が印加されると電磁波エネルギーが発生を開始する。動
作をまとめると、単方向電源部20で商用電源を単方向
電圧に変換し、それをインバータ部1で高周波電圧に変
換して昇圧トランス3で昇圧した後、再度高圧整流回路
18で倍電圧整流して高圧の直流電圧に変換し、マグネ
トロン7を駆動する構成となっている。制御部16には
カレントトランス19により商用電源2から供給される
入力電流に比例した信号が送られる。制御部16は入力
電流が定められた値になるようにトランジスタ15の導
通時間と非導通時間を制御する、いわゆるパルス幅制御
によってマグネトロン7の電磁波出力を一定制御する構
成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成では入力電流を一定に制御するために入力電流を検知
するカレントトランスが必要不可欠であり非常に高コス
トなものとなっていた。入力電流を一定に制御するとい
うことは高周波加熱装置で食品を加熱中常に一定の電磁
波エネルギーが放射されることになり、いつ調理しても
調理時間に大きな時間のバラツキがないという点でユー
ザーにとっては非常に使い勝手が良いものである。例え
ば昇圧トランスの二次側の回路電流を一定にする制御も
提案され実用に供されている。図27の回路でいうとカ
レントトランス21で検出した電流(ほぼ陽極電流と動
的特性は一致する)を一定に制御する構成であるが、こ
の場合食品加熱中のマグネトロンの温度上昇にともなう
陽極電圧の低下に比例して電磁波出力も低下してしま
う。従って、使用時の機器の温度状態によって、同じ分
量の食品を加熱しても、所望のあたたかさに仕上げる時
間はまちまちになるという不具合があった。このような
例からも入力電流を一定に制御する方法は非常にユーザ
ーにとってメリットの大きいものである。
【0004】一方、外部要因(ゴキブリ等の昆虫による
端子相互間の接触、結露、塵埃の堆積等)による絶縁劣
化によって昇圧トランスの二次側の高圧回路で発生する
スパークやアーク放電は、発火・発煙という機器にとっ
て致命的な不安全事故に至る可能性をもっており、この
スパークやアーク放電というような高圧回路の異常を検
知し速やかに回路動作を停止することあるいは前記事故
が発生しないように絶縁に充分配慮した設計を行うこと
等は機器として必要不可欠な機能である。
【0005】そこで本発明はカレントトランスを使用せ
ずに入力電流一定制御の高周波加熱装置を提供すること
を第一の目的としている。
【0006】また入力電流を検知するカレントトランス
を用いずに入力電流一定制御を実現しつつ、昇圧トラン
ス3の二次側の端子相互間の絶縁が何らかの外部要因
(ゴキブリ等の昆虫による端子相互間の接触、結露、塵
埃の堆積等)で劣化してスパークやアーク放電が発生し
た時、異常を検知して回路動作を速やかに停止する機能
を具備し、機器としての安全性を高めることを第二の目
的としている。
【0007】また、二次側電流を検知するカレントトラ
ンスを用いずに第二の目的を達成することを第三の目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで前記第一の目的を
達成するために本発明は、交流電源を単方向電圧に変換
するダイオードブリッジと電流制限用のインダクタと電
圧平滑用の平滑コンデンサからなる単方向電源部と、少
なくとも1個の半導体素子を有し、半導体素子を高周波
でON/OFFすることにより単方向電源部からの電力
を高周波電力に変換するインバータ部と、インバータ部
の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個
以上のコンデンサ及びダイオードからなり昇圧トランス
の出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、高圧整流部
の出力を電磁波として放射するマグネトロンと、単方向
電源部の出力電圧に重畳するリップル電圧を検出するリ
ップル電圧検出手段と、半導体素子を制御する制御部を
設けるものである。
【0009】また第二の目的を達成するために本発明
は、交流電源を単方向電圧に変換するダイオードブリッ
ジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平滑コンデ
ンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個の半導体
素子を有し、半導体素子を高周波でON/OFFするこ
とにより単方向電源部からの電力を高周波電力に変換す
るインバータ部と、インバータ部の出力電圧を昇圧する
昇圧トランスと、少なくとも1個以上のコンデンサ及び
ダイオードからなり昇圧トランスの出力電圧を倍電圧整
流する高圧整流部と、高圧整流部の出力を電磁波として
放射するマグネトロンと、単方向電源部の出力電圧に重
畳するリップル電圧を検出するリップル電圧検出手段
と、マグネトロンの陽極に結合された枝路に流れる電流
を検出する二次側電流検出手段と、リップル電圧検出手
段の出力と二次側電流検出手段の出力が所望の相対関係
を逸脱したとき異常検知信号を出力する異常検知回路
と、半導体素子を制御する制御部とを設けるものであ
る。
【0010】また交流電源を単方向電圧に変換するダイ
オードブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用
の平滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくとも
1個の半導体素子を有し、半導体素子を高周波でON/
OFFすることにより単方向電源部からの電力を高周波
電力に変換するインバータ部と、インバータ部の出力電
圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個以上のコ
ンデンサ及びダイオードからなり昇圧トランスの出力電
圧を倍電圧整流する高圧整流部と、高圧整流部の出力を
電磁波として放射するマグネトロンと、マグネトロンの
陽極に結合された枝路に流れる電流値を検出する二次側
電流検出手段と、二次側電流検出手段の出力と半導体素
子のON/OFFデューティー比の積を検出する乗算回
路と、乗算回路の出力を所望値に一定制御すべく半導体
素子を制御する制御部と、二次側電流検出手段の出力と
乗算回路の出力が所望の相対関係を逸脱したとき異常検
知信号を出力する異常検知回路とを設けるものである。
【0011】また、交流電源を単方向電圧に変換するダ
イオードブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑
用の平滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくと
も1個の半導体素子を有し、半導体素子を高周波でON
/OFFすることにより単方向電源部からの電力を高周
波電力に変換するインバータ部と、インバータ部の出力
電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個以上の
コンデンサ及びダイオードからなり昇圧トランスの出力
電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、高圧整流部の出力
を電磁波として放射するマグネトロンと、マグネトロン
の陽極に結合された枝路に流れる電流値を検出する二次
側電流検出手段と、半導体素子を高周波でON/OFF
のデューティー比を検出するスイッチングレート検出手
段と、二次側電流検出手段の出力と半導体素子のON/
OFFデューティー比の積を検出する乗算回路と、乗算
回路の出力を所望値に一定制御すべく半導体素子を制御
する制御部と、乗算回路とスイッチングレート検出手段
との出力が所望の相対関係を逸脱したとき異常検知信号
を出力する異常検知回路とを設けるものである。
【0012】また、第三の目的を達成するために本発明
は、交流電源を単方向電圧に変換するダイオードブリッ
ジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平滑コンデ
ンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個の半導体
素子を有し、半導体素子を高周波でON/OFFするこ
とにより単方向電源部からの電力を高周波電力に変換す
るインバータ部と、インバータ部の出力電圧を昇圧する
昇圧トランスと、少なくとも1個以上のコンデンサ及び
ダイオードからなり昇圧トランスの出力電圧を倍電圧整
流する高圧整流部と、高圧整流部の出力を電磁波として
放射するマグネトロンと、単方向電源部の出力電圧に重
畳するリップル電圧を検出するリップル電圧検出手段
と、半導体素子のON/OFFデューティー比を検出す
るスイッチングレート検出手段と、リップル電圧検出手
段の出力を所望値に一定制御すべく半導体素子を制御す
る制御部と、スイッチングレート検出手段の出力とリッ
プル電圧検出手段の出力が所望の相対関係を逸脱したと
き異常検知信号を出力する異常検知回路とを設けるもの
である。
【0013】また、交流電源を単方向電圧に変換するダ
イオードブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑
用の平滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくと
も1個の半導体素子を有し、半導体素子を高周波でON
/OFFすることにより単方向電源部からの電力を高周
波電力に変換するインバータ部と、インバータ部の出力
電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個以上の
コンデンサ及びダイオードからなり昇圧トランスの出力
電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、高圧整流部の出力
を電磁波として放射するマグネトロンと、単方向電源部
の出力電圧に重畳するリップル電圧を検出するリップル
電圧検出手段と、高周波電力を決める基準電圧を設定す
る高周波出力設定手段と、リップル電圧検出手段の出力
値を所望値に一定制御すべく半導体素子を制御する制御
部と、高周波出力設定手段の出力とリップル電圧検出手
段の出力が所望の相対関係を逸脱したとき異常検知信号
を出力する異常検知回路とを設けるものである。
【0014】
【作用】本発明は上記構成によって、以下の作用を果た
すものである。
【0015】すなわち、本発明の高周波加熱装置は、制
御部がリップル電圧検出手段の出力値を所望値に一定制
御すべく半導体素子をON/OFF制御し入力電流を一
定に制御するのとほぼ同等の電力制御を実現するように
作用するものである。
【0016】また、制御部がリップル電圧検出手段の出
力値を所望値に一定制御すべく半導体素子をON/OF
F制御し入力電流を一定に制御するのとほぼ同等の電力
制御を実現し、かつ異常検知回路が昇圧トランスの二次
側の高圧回路で異常が発生したことをリップル電圧検出
手段と二次側電流手段の出力の相対関係の変移から検出
し異常検知信号を出力する。さらに制御部がその異常検
知信号を検知して半導体素子をOFFまたは一旦OFF
した後再起動するように作用するものである。
【0017】また、制御部が乗算回路の出力値を所望値
に一定制御すべく半導体素子をON/OFF制御し入力
電流を一定に制御するのとほぼ同等の電力制御を実現
し、かつ異常検知回路が昇圧トランスの二次側の高圧回
路で異常が発生したことを乗算回路と二次側電流手段の
出力の相対関係の変移から検出し異常検知信号を出力す
る。さらに制御部がその異常検知信号を検知して半導体
素子をOFFまたは一旦OFFした後再起動するように
作用するものである。
【0018】また、制御部が積算回路の出力値を所望値
に一定制御すべく半導体素子をON/OFF制御し入力
電流を一定に制御するのとほぼ同等の電力制御を実現
し、かつ異常検知回路が昇圧トランスの二次側の高圧回
路で異常が発生したことを乗算回路とスイッチングレー
ト検出手段の出力との相対関係の変移から検出し異常検
知信号を出力する。さらに制御部がその異常検知信号を
検知して半導体素子をOFFまたは一旦OFFした後再
起動するように作用するものである。
【0019】また、制御部がリップル電圧検出手段の出
力値を所望値に一定制御すべく半導体素子をON/OF
F制御し入力電流を一定に制御するのとほぼ同等の電力
制御を実現し、かつ異常検知回路が昇圧トランスの二次
側の高圧回路で異常が発生したことをリップル電圧検出
手段とスイッチングレート検出手段の出力の相対関係の
変移から検出し異常検知信号を出力する。さらに制御部
がその異常検知信号を検知して半導体素子をOFFまた
は一旦OFFした後再起動するように作用するものであ
る。
【0020】また、制御部がリップル電圧検出手段の出
力値を所望値に一定制御すべく半導体素子をON/OF
F制御し入力電流を一定に制御するのとほぼ同等の電力
制御を実現し、かつ異常検知回路が昇圧トランスの二次
側の高圧回路で異常が発生したことをリップル電圧検出
手段と高周波出力設定手段の出力の相対関係の変移から
検出し異常検知信号を出力する。さらに制御部がその異
常検知信号を検知して半導体素子をOFFまたは一旦O
FFした後再起動するように作用するものである。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例における高周波加熱装
置について図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の高周波加熱装置の要部回路
図である。図27と同一の符号をもつものは同一機能で
あり説明を割愛する。
【0023】高圧整流回路18は高圧ダイオード24、
25、高圧コンデンサ26、27からなる両波倍電圧回
路である。
【0024】リップル電圧検出手段17は、単方向電源
部20の出力を受け高周波加熱装置の動作中に信号に重
畳するリップル電圧をハイパスフィルターで濾過抽出
し、ピークホールド回路でそのピーク値を検波し直流電
圧へと変換する。
【0025】図2はリップル電圧検出手段17の回路
図、図3はその各部波形である。単方向電源部20の出
力は抵抗28、29により分圧され抵抗29の両端には
降圧された信号が発生する。
【0026】(イ)点に発生する電圧波形は図3(a)に示す
ように商用電源2を全波整流した波形(周期は商用電源
周波数をfとすると1/2fとなる。)に斜線部のリッ
プル電圧が重畳するものである。このリップル電圧はイ
ンバータ部1でトランジスタ15及び転流ダイオードが
導通の時に平滑コンデンサ11を介して回生電流が流れ
ることにより平滑コンデンサ11から電荷が放出され電
圧が低下するモードと、トランジスタ15及び転流ダイ
オードが非導通の時に平滑コンデンサ11がインダクタ
10を通じて流入する電流で充電され電圧が上昇するモ
ードで1サイクルとして電圧変動し、周波数はトランジ
スタ15のスイッチング周波数(40〜50KHz)に等
しい。一方エンベロープ波形の周期が1/2fで周波数
が100〜120HZであるので両者の周波数には50dB
程度の歴然とした差があることがわかる。抵抗29の両
端に発生する電圧はコンデンサ30及び抵抗31からな
るハイパスフィルターでカットオフ周波数を40KHz弱
に設定しリップル電圧を抽出する。ダイオード32は電
圧がマイナス側に振れるのをクランプしている。従って
フィルター通過後の(ロ)点の電圧波形は図3(b)のように
なる。
【0027】これを、ダイオード33、コンデンサ3
4、抵抗35からなるピークホールド回路で検波し直流
電圧に変換する。コンデンサ34と抵抗35の放電時定
数はエンベロープ波形の周期より充分大きな値に設定し
ているため(ハ)点の波形は図3(c)のように概ね直流電圧
となっている。この電圧をオペアンプ38抵抗36、3
7からなる非反転増幅器で制御に最適な電圧レベルにレ
ベルシフトしている。
【0028】そこで入力電流とリップル電圧検出手段1
7の出力の関係は図4のようにリニアな関係となり、リ
ップル電圧検出手段17の出力電圧をVrp/DCとなるよう
な電力制御を行えば入力電流はIinに一定制御できるこ
とになる。
【0029】制御部16は図5に示すような回路構成
で、リップル電圧検出手段17の出力と高周波出力設定
手段42の信号との誤差信号が抵抗39、40、オペア
ンプ41からなる負帰還増幅回路で増幅されてパルス幅
制御回路43に送られるように構成している。従って、
トランジスタ15の導通時間はパルス幅制御回路40に
よって周知のパルス幅制御がなされリップル電圧検出手
段17の出力がほぼ一定になるように動作することにな
る。ここで、高周波出力設定手段42の出力信号は、機
器全体を制御する制御部を通じて電圧レベルを変更で
き、それによって高周波出力が可変できる構成となって
いる。
【0030】図6にインバータ部1の各部の波形の時間
推移を示す。パルス幅制御回路40によって(a)図に示
すようなトランジスタ15を駆動するGATE信号が発生す
る。
【0031】(イ)点でGATE信号がOFFすると(b)図のよ
うに共振電圧がトランジスタ15のコレクタ−エミッタ
間に発生し、(ロ)点から転流ダイオード14の順方向に
電圧が印加され(d)図に示すような電流が流れる。この
間には転流ダイオード14の順方向電圧に相当する微小
電圧がトランジスタ15のコレクタ−エミッタ間に印加
されており、この間の(ハ)点で(a)図に示すようにGATE信
号がONする。この動作はスイッチング電源の分野で極
めて一般的なゼロボルトスイッチング動作(ZVS動
作)という。以降(ニ)点までGATE信号がONし続け(c)図
に示す電流がトランジスタ15に流れる。このON期間
をパルス幅制御回路40で制御することでリップル電圧
検出手段17の出力がほぼ一定、即ち入力電流がほぼ一
定に動作する。この周期がスイッチング周波数(40〜
50KHz)ということになる。
【0032】さらに本発明の高周波加熱装置について図
7の要部回路図を用いて説明する。但し、図1と同一符
号で機能及び構成を同じくするものについては説明を割
愛する。21はマグネトロンの陽極に結合された枝路に
流れる電流を検知するカレントトランスである。但しカ
レントトランス21の位置についてはここに限定される
ものではない。カレントトランス21で検知された信号
については二次側電流検出手段22で制御に適した形に
波形成形される。
【0033】図8は二次側電流検出手段22の回路図で
ある。カレントトランス21は負荷抵抗44で交流電圧
に変換され、ダイオードブリッジ45で全波整流され
る。その信号は抵抗46、コンデンサ47からなるロー
パスフィルターで直流成分のみ濾過抽出され、抵抗4
9、50、オペアンプ48からなる非反転増幅器で制御
に適した電圧レベルにレベルシフトされ制御部16に出
力される。
【0034】図9は制御部16の及び異常検知回路63
の回路図の一例である。制御部16は図5で示した回路
と同様の電力制御よってリップル電圧検出手段17の出
力が一定制御になるようにトランジスタ15のON/O
FF信号を制御しANDゲート63に出力する。
【0035】一方、リップル電圧検出手段17及び二次
側電流検出手段22の出力は異常検知回路63に入力さ
れる。リップル電圧検出手段17の出力はバッファ回路
51で低インピーダンス変換される。回路の電源電圧Vc
cから抵抗52、57を通じてダイオード52〜56に
電流が流され、バッファ回路51の出力はダイオード5
4と55の結合点に印加される。従って、(イ)の電位は
バッファ回路51の出力電圧+2VF(VFはダイオー
ドの順方向電圧)の電位となる。一方(ロ)の電位はバッ
ファ回路51の出力電圧−2VFの電位になる。これら
の(イ)、(ロ)の信号及び二次側電流検出手段22の出力信
号はコンパレータ58、59からなるウインドウ・コン
パレーター66に入力される。
【0036】この動作を図10を用いて説明する。横軸
に入力電流、縦軸に電圧をとった場合、この回路ではリ
ップル電圧検出手段17の出力及び二次側電流検出手段
22の出力は各々入力電流にほぼ比例することは自明で
あり、両者はほぼ一致するような相対関係に設定されて
いる。これは図2の抵抗36、37の設定及び図8の抵
抗49、50の値を選択し非反転増幅器のゲインを最適
化することによって実現できる。両者の信号が(イ)及び
(ロ)で規定される斜線の領域にある時はコンパレータ5
8、59はともにHigh出力になりウインドウ・コン
パレーター66の出力もHighになる。ところが高圧
整流回路18内で何らかの外的要因により絶縁破壊しス
パークやアーク放電が発生した場合でも実線で示すリッ
プル電圧検出手段17の出力は一定制御されているため
正常なフィードバック制御が機能している限りはさほど
の変化は生じないが、二次側電流及び点線で示すそれに
対応した二次側電流検出手段22の出力はその影響を受
けて正常時とはかけ離れた値となることがわかってい
る。よって両者の相対関係が変わり二次側電流検出手段
17の出力が斜線の範囲を逸脱していずれかのコンパレ
ータがLowとなりウインドウ・コンパレーター66の
出力はLowに転じる。即ちウインドウ・コンパレータ
ー66の出力は正常時High、異常時Lowとなる。
そしてウインドウ・コンパレーター66の出力は起動停
止回路62に出力される。
【0037】起動停止回路62はRSフリップフロップ
60と起動指令回路61からなっている。ウインドウ・
コンパレーター66の出力はRSフリップフロップ60
のSポートに入力されHigh(正常時)の時はQポー
トがHighとなる。しかし、Low(異常時)の時は
SポートがセットされQポートがLowとなる。従って
Qポートの出力を受けるANDゲート63はHigh
(正常時)の時はゲートをオープンしゲート信号をトラ
ンジスタ15に送ることを許し、Low(異常時)の時
はクローズして禁止することによってインバータ部1の
動作を停止させる。再度動作する時には起動指令回路6
1からRSフリップフロップ60のRポートにリセット
信号が入り禁止状態を解除する。
【0038】図11は高圧整流回路18の高圧ダイオー
ド25の両端で絶縁破壊が生じアーク放電状態となった
場合のウインドウ・コンパレータ66の入力波形の時間
推移を示す。(a)が二次側電流検出手段17の信号、(b)
がリップル電圧検出手段17の信号である。異常発生後
アーク放電により端子間の絶縁低下が進行しカレントト
ランス21を通じる短絡閉ループが形成され二次側電流
が増加し、それにつれ二次側電流検出手段17の信号が
上昇する。やがてウインドウ・コンパレータ66の上側
のスレッショルド(イ)を超え異常検知に至る。当然これ
を受け回路動作は停止し燃焼の拡大被害は防止される。
【0039】さらに本発明の高周波加熱装置について図
12の要部回路図を用いて説明する。図7と同一符号で
機能及び構成を同じくするものについては説明を割愛す
る。
【0040】乗算回路67では、二次側電流検出手段2
2を通じて検出した二次側電流信号とトランジスタ15
を駆動する制御部16から出力されるON/OFF信号
のデューティー比(スイッチングレート)の積を演算し
結果を出力する。制御部16及び異常検知回路63は図
9と構成は同じである。ただ入力信号が異なり入力Aに
は乗算回路67の出力が入力される。入力Aについては
図9と同様二次側電流検出手段22の出力である。
【0041】二次側電流検出手段22は図8の平均値を
とる方式か図13で示したピーク値をとる方式のいずれ
かとする。図13の動作はカレントトランス21の負荷
抵抗72の両端に二次側電流の交流成分に対応した電圧
が発生する。これをダイオード73で検波し抵抗74と
コンデンサ75のタンク回路で保持する。これを抵抗7
9、80及びオペアンプ81からなる非反転増幅器で制
御に適した信号レベルに変換する。
【0042】次に、乗算回路67の動作を図14を用い
て説明する。ここで抵抗67、68と抵抗70でプルア
ップされたオープンコレクタ出力形式のコンパレータ6
9によって比較器が形成され、トランジスタ15のスイ
ッチング信号を低インピーダンスでかつ整った矩形波パ
ルス列に波形成形する。さらにここでプルアップ抵抗7
0が二次側電流検出手段の出力信号に結合されているた
め、パルス列の波高値は概ねその出力信号の値になる。
但しその時、抵抗71と抵抗70の大小関係は抵抗71
>>抵抗70とすることが必要である。抵抗71とコンデ
ンサ72からなるローパスフィルターにおけるコンデン
サ72への充放電経路は、抵抗70、71を通じての充
電経路と、抵抗71及びコンパレータ69のエミッタ接
地されたトランジスタを通じての放電経路からなる。こ
のローパスフィルター回路によって高周波成分は除去さ
れ直流成分即ち平均値のみ濾過される。最終的にこの信
号は抵抗76、77及びオペアンプ71からなる非反転
増幅器で制御に適した信号レベルに変換される。
【0043】この出力信号の持つ情報について図15を
用いて説明する。ここで示すスイッチング信号は振幅が
二次側電流検出手段22の出力であり、周波数はトラン
ジスタ15のON/OFF制御信号である。乗算回路6
7のローパスフィルター回路で濾過した出力信号VOUT
はこの入力信号をフーリエ級数展開したときの直流項に
あたる。この信号VOUTは平均値に相当し、式で表すと Vout=A・(Ton/T)=A・τ となり、まさに二次側電流検出手段22の出力Aとトラ
ンジスタ15のスイッチングレートτの乗算演算を行っ
た値となる。
【0044】制御部16に戻って、電力制御はこの乗算
回路67の出力を一定にする制御となる。この制御則に
よると入力電流一定にほぼ近い制御が実現できる。
【0045】また、異常検知回路63では乗算回路67
の出力と二次側電流検出手段22の出力を相対比較する
異常検知方式となり、この動作を図16を用いて説明す
る。二次側電流検出手段22の出力は平均値方式の場
合、図8の抵抗49、50、ピーク方式の場合、抵抗7
9、80を選択して点線のレベルに調整する。乗算回路
67の出力と二次側電流検出手段22の出力を相対関係
が斜線内に存在している時は正常、これを逸脱した時は
異常である。
【0046】そこで、図11は高圧整流回路18の高圧
ダイオード25の両端で絶縁破壊が生じアーク放電状態
となった場合のウインドウ・コンパレータ66の入力波
形の時間推移を示す。(a)が二次側電流検出手段17の
出力信号、(b)が乗算回路67の出力信号である。異常
発生後アーク放電により端子間の絶縁低下が進行しカレ
ントトランス21を通じる短絡閉ループが形成され二次
側電流が増加し、それにつれ二次側電流検出手段17の
信号が上昇する。しかし正常なフィードバック制御が機
能している状態ではスイッチングレートが制御されて乗
算回路67の出力は一定に制御されている。やがて二次
側電流検出手段17の信号がウインドウ・コンパレータ
66の上側のスレッショルド(イ)を超えると異常検知に
至る。当然これを受け回路動作は停止し燃焼の拡大被害
は防止される。ここでは特定箇所の絶縁破壊を例にとっ
たが高圧整流回路18他の箇所についても同様に乗算回
路67の出力と二次側電流検出手段22の出力を相対関
係の変化で異常を検出できる。
【0047】最後に、乗算回路67の出力を一定に制御
することによる特徴を説明する。図17は加熱動作時の
制御対象をそれぞれ変えた時の入力電流の推移を示した
ものであり、初期値を1に正規化したグラフである。
(a)は入力電流をカレントトランスによって帰還させた
回路構成での制御、即ち入力電流一定制御の場合であ
る。(b)は二次側電流をカレントトランスによって帰還
させた回路構成での制御、即ち二次側電流一定制御の場
合である。(C)は高圧整流回路の平均電流とトランジス
タのスイッチングレートの比を乗算した乗算信号を一定
制御した乗算信号一定制御の場合である。(d)は高圧整
流回路のピーク電流とトランジスタのスイッチングレー
トの比を乗算した乗算信号を一定制御した乗算信号一定
制御の場合の入力電流の推移を示したものである。
【0048】(a)では入力電流一定制御にも拘わらず2
0分後は初期に対して1%程度変化しているがこれは帰
還系のもつ温度特性によるものと考えられる。同様の見
方をすると、二次側電流一定制御の(b)の場合9%近い
温度ドリフトが確認されるのに対し、乗算信号一定制御
の(c)の場合3%の温度ドリフトであり(b)に比較して1
/3程度の温度ドリフトに軽減できている。さらに乗算
信号一定制御の(d)の場合約2%程度で平均電流の場合
の(c)よりさらに入力電流一定制御の(a)に近づいている
ことがわかる。
【0049】このように、乗算信号一定制御によると昇
圧トランスの二次側の電流を制御対象としているにも拘
わらず入力電流一定制御に近い電力制御が可能になる。
【0050】さらに本発明の高周波加熱装置について図
18の要部回路図を用いて説明する。但し、図12と同
一符号で機能及び構成を同じくするものについては説明
を割愛する。また乗算回路67の出力を一定制御する電
力制御に関しては図12で示した発明例と同じである。
【0051】図19はスイッチングレート検出手段23
を示す回路図である。トランジスタ15へのON/OF
F指令信号はこの回路に帰還されオペアンプ82からな
るバッファでインピーダンス変換された後、抵抗83、
コンデンサ84からなるローパスフィルター回路で直流
成分のみ濾過抽出し、さらに制御に適した電圧レベルへ
と抵抗85、86、オペアンプ87からなる非反転増幅
器でレベルシフトしてスイッチングレートに応じた信号
に変換される。
【0052】異常検知回路63及び制御部16の回路構
成は図9と全く同一の構成で入力信号として信号Aは乗
算回路67の出力、入力Bはスイッチングレート検出手
段23の出力となっている。この動作をウインドウ・コ
ンパレータ66の入力関係を示した図20を用いて説明
する。この図は入力電流を横軸にとった時の各信号の相
対関係をを示している。乗算回路67の出力とスイッチ
ングレート検出手段23の出力はほぼ同一線上に位置す
るように各々の入力信号の出力段に設けられた非反転増
幅回路の増幅度を調整することによって設定されてい
る。ここで入力電流一定制御に酷似した制御則(乗算回
路出力一定制御)により乗算回路67の出力は異常が生
じた際にもフィードバック制御が機能している限りにお
いてはこの実線上から移動することはない。一方点線で
示すスイッチングレート検出手段23の出力は、この制
御則を成立させるために異常時において二次側電流検出
手段22の出力が変化するとスイッチングレート検出手
段23の出力も同時に変化する。このスイッチングレー
ト検出手段23の出力信号がウィンドウ・コンパレータ
のしきい値(イ)、(ロ)を逸脱したとき異常検知信号を出力
し、インバータ部1の動作を停止させる。
【0053】そこで、図21は高圧整流回路18の高圧
ダイオード25の両端で絶縁破壊が生じアーク放電状態
となった場合のウインドウ・コンパレータ66の入力波
形の時間推移を示す。(c)がスイッチングレート検出手
段23の出力信号、(b)が乗算回路67の出力信号であ
る。異常発生後アーク放電により端子間の絶縁低下が進
行しカレントトランス21を通じる短絡閉ループが形成
され二次側電流が増加し、それにつれ二次側電流検出手
段17の信号が上昇する。しかし正常なフィードバック
制御が機能している状態では乗算回路67の出力は一定
に制御されているため二次側電流検出手段17の信号が
上昇した分逆にスイッチングレート検出手段23の出力
信号が低下しウインドウ・コンパレータ66の下側のス
レッショルド(ロ)以下になると異常検知に至る。当然こ
れを受け回路動作は停止し燃焼の拡大被害は防止され
る。ここでは特定箇所の絶縁破壊を例にとったが高圧整
流回路18他の箇所についても同様に乗算回路67の出
力とスイッチングレート検出手段23の出力の相対関係
の変化で異常を検出できる。
【0054】さらに本発明の高周波加熱装置について図
22の要部回路図を用いて説明する。但し、図1と同一
符号で機能及び構成を同じくするものについては説明を
割愛する。リップル電圧検出手段17の出力を一定制御
する電力制御に関しては図1で示した発明例と同じであ
る。
【0055】異常検知回路63及び制御部16の回路構
成は図9と全く同一の構成で入力信号として入力Aはリ
ップル電圧検出手段17の出力、入力Bはスイッチング
レート検出手段23の出力となっている。この動作を図
23を用いて説明する。この図は入力電流を横軸にとっ
た時の各信号の相対関係をを示している。リップル電圧
検出手段17の出力(実線)とスイッチングレート検出
手段23の出力(点線)はほぼ同一線上に位置するよう
に各々の入力信号の出力段に設けられた非反転増幅回路
の増幅度を調整することによって設定されている。ここ
で入力電流一定制御に酷似した制御則(リップル電圧検
出手段17の出力一定制御)によりリップル電圧検出手
段17の出力は異常が生じた際にもフィードバック制御
が機能している限りにおいてはこの線上を移動すること
はない。一方スイッチングレート検出手段23の出力
は、異常時において二次側電流の出力が変化すると、そ
れと同時にトランジスタ15のスイッチングレートも変
化する。これをスイッチングレート検出手段23で検出
し、その出力信号がウィンドウ・コンパレータのしきい
値(イ)、(ロ)を逸脱したとき異常検知信号を出力し、イン
バータ部1の動作を停止させる。
【0056】そこで、図11は高圧整流回路18の高圧
ダイオード25の両端で絶縁破壊が生じアーク放電状態
となった場合のウインドウ・コンパレータ66の入力波
形の時間推移を示す。(a)がスイッチングレート検出手
段23の出力信号、(b)がリップル電圧検出手段17の
出力信号である。異常発生後アーク放電により端子間の
絶縁低下が進行し短絡閉ループが形成されると最終的に
はマグネトロン7への電力供給が遮断され入力電流即ち
リップル電圧検出手段17の出力が低下する。これを受
けて電力制御系はこのリップル電圧検出手段17の出力
を一定に制御するため、パワートランジスタ15のON
時間を増加させて入力電流の増加を促す。結果、スイッ
チングレート検出手段23の出力信号が上昇し、ウイン
ドウ・コンパレータ66の上側のスレッショルド(イ)を
超え異常検知に至る。当然これを受け回路動作は停止し
燃焼の拡大被害は防止される。ここでは特定箇所の絶縁
破壊を例にとったが高圧整流回路18他の箇所について
も同様にリップル電圧検出手段17の出力とスイッチン
グレート検出手段23の出力の相対関係の変化で異常を
検出できる。
【0057】さらに本発明の高周波加熱装置について図
24の要部回路図を用いて説明する。但し、図1と同一
符号で機能及び構成を同じくするものについては説明を
割愛する。リップル電圧検出手段17の出力を一定制御
する電力制御に関しては図1で示した発明例と同じであ
る。
【0058】異常検知回路63及び制御部16の回路構
成は図25に示す。バッファ51に入力される信号は高
周波出力設定手段42の出力を抵抗88、89によって
レベルシフトした信号。そしてウインドウ・コンパレー
タ66への比較信号(図9での入力B)は入力Aのリッ
プル電圧検出手段17の出力であり、その他の構成につ
いては図9と同じである。
【0059】この動作をウインドウ・コンパレータ66
の入力関係を示した図26を用いて説明する。この図は
入力電流を横軸にとった時の各信号の相対関係をを示し
ている。リップル電圧検出手段17の出力(点線)と高
周波出力設定手段42の出力(実線)はほぼ同一線上に
位置するように、各々の入力信号の出力段に設けられた
レベルシフターによって設定されている。ここで高周波
出力設定手段42の出力は高圧整流回路18で異常が生
じた際に変化を生じるような因果関係は一切ないことは
自明であり、異常時の実線上からの移動はない。一方リ
ップル電圧検出手段17の出力は入力電流一定制御に酷
似した制御則(リップル電圧検出手段17の出力一定制
御)により、異常が生じた際にもフィードバック制御が
機能している限りにおいては点線上を移動することはな
いが、フィードバック制御の制御可能範囲を逸脱したよ
うな異常が生じた際には、抵抗39、40、オペアンプ
41からなる非反転増幅器はバーチャルショート状態を
維持できずリップル電圧検出手段17の出力が点線上か
ら逸脱することは充分考えられる。この時にはリップル
電圧検出手段17の出力信号がウィンドウ・コンパレー
タのしきい値(イ)、(ロ)を逸脱し異常検知信号が出力され
て、インバータ部1の動作を停止させる。
【0060】そこで、図21は高圧整流回路18の高圧
ダイオード25の両端で絶縁破壊が生じアーク放電状態
となった場合のウインドウ・コンパレータ66の入力波
形の時間推移を示す。(b)が高周波出力設定手段42の
出力信号、(c)がリップル電圧検出手段17の出力信号
である。異常発生後アーク放電により端子間の絶縁低下
が進行し短絡閉ループが形成されると最終的にはマグネ
トロン7への電力供給が遮断され入力電流即ちリップル
電圧検出手段17の出力が低下する。これを受けて電力
制御系はこのリップル電圧検出手段17の出力を一定に
制御するため、パワートランジスタ15のON時間を増
加させて入力電流の増加を促す。しかしフィードバック
制御の制御可能範囲を逸脱するとリップル電圧検出手段
17の出力を一定に制御することが不可能になり信号は
(c)のように低下していく。結果、リップル電圧検出手
段17の出力信号がウインドウ・コンパレータ66の下
側のスレッショルド(ロ)を超え異常検知に至る。当然こ
れを受け回路動作は停止し燃焼の拡大被害は防止され
る。ここでは特定箇所の絶縁破壊を例にとったが高圧整
流回路18他の箇所についても同様にリップル電圧検出
手段17の高周波出力設定手段42の出力との出力の相
対関係の変化で異常を検出できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波加熱装置に
おいては、以下のような効果が得られる。
【0062】(1)入力電流を一定に制御するというこ
とにより高周波加熱装置で食品を加熱中常に一定の電磁
波エネルギーが放射されることになり、いつ調理しても
調理時間に大きな時間のバラツキがないという点でユー
ザーにとっては非常に使い勝手が良いものとなる。この
ユーザーにとって非常にメリットの大きい入力電流一定
制御に近い電力制御を、入力電流及び二次側電流を検知
する電流検出手段(カレントトランス)を一切用いずに
実現する低価格な高周波加熱装置を提供することができ
る。
【0063】(2)リップル電圧検出手段の出力を一定
に制御することによって得られる入力電流一定の電力制
御において、外部要因(ゴキブリ等の昆虫による端子相
互間の接触、結露、塵埃の堆積等)による絶縁劣化によ
って昇圧トランスの二次側の高圧回路で発生するスパー
クやアーク放電を、リップル電圧検出手段と二次側電流
検出手段の出力の相対関係の変移から検出し速やかに回
路動作を停止することによって、発火・発煙という機器
にとって致命的な不安全事故を防止する安全性の高い高
周波加熱装置を提供することができる。
【0064】(3)乗算回路の出力を一定に制御するこ
とによって得られる入力電流一定制御の電力制御におい
て、外部要因(ゴキブリ等の昆虫による端子相互間の接
触、結露、塵埃の堆積等)による絶縁劣化によって昇圧
トランスの二次側の高圧回路で発生するスパークやアー
ク放電を、乗算回路と二次側電流検出手段の出力の相対
関係の変移から検出し速やかに回路動作を停止すること
によって、発火・発煙という機器にとって致命的な不安
全事故を防止する安全性の高い高周波加熱装置を提供す
ることができる。
【0065】(4)乗算回路の出力を一定に制御するこ
とによって得られる入力電流一定制御の電力制御におい
て、外部要因(ゴキブリ等の昆虫による端子相互間の接
触、結露、塵埃の堆積等)による絶縁劣化によって昇圧
トランスの二次側の高圧回路で発生するスパークやアー
ク放電を、乗算回路とスイッチングレート検出手段の出
力の相対関係の変移から検出し速やかに回路動作を停止
することによって、発火・発煙という機器にとって致命
的な不安全事故を防止する安全性の高い高周波加熱装置
を提供することができる。
【0066】(5)リップル電圧検出手段の出力を一定
に制御することによって得られる入力電流一定の電力制
御において、外部要因(ゴキブリ等の昆虫による端子相
互間の接触、結露、塵埃の堆積等)による絶縁劣化によ
って昇圧トランスの二次側の高圧回路で発生するスパー
クやアーク放電をリップル電圧検出手段とスイッチング
レート検出手段の出力の相対関係の変移から検出するこ
とによって速やかに回路動作を停止し、発火・発煙とい
う機器にとって致命的な不安全事故を防止する安全性の
高い高周波加熱装置を提供することができ、かつカレン
トトランスが必要な二次側電流検出手段を用いていない
ため非常に低コストで上記安全性を実現することができ
る。
【0067】(6)リップル電圧検出手段の出力を一定
に制御することによって得られる入力電流一定の電力制
御において、外部要因(ゴキブリ等の昆虫による端子相
互間の接触、結露、塵埃の堆積等)による絶縁劣化によ
って昇圧トランスの二次側の高圧回路で発生するスパー
クやアーク放電をリップル電圧検出手段と高周波出力設
定手段の出力の相対関係の変移から検出することによっ
て速やかに回路動作を停止し、発火・発煙という機器に
とって致命的な不安全事故を防止する安全性の高い高周
波加熱装置を提供することができ、かつカレントトラン
スが必要な二次側電流検出手段を用いていないためさら
にに低コストで上記安全性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の要
部回路図
【図2】同高周波加熱装置のリップル電圧検出手段の回
路図
【図3】同リップル電圧検出手段の各部電圧波形図
【図4】同リップル電圧検出手段の出力の入力電流特性
【図5】同高周波加熱装置の制御部の回路図
【図6】同高周波加熱装置の各部電流電圧波形の時間推
移を示す図
【図7】本発明の他の実施例における高周波加熱装置の
要部回路図
【図8】同高周波加熱装置の二次側電流検出手段の回路
【図9】同高周波加熱装置の制御部及び異常検知回路の
回路図
【図10】同異常検知回路におけるウインドウ・コンパ
レータの入力信号の入力電流特性図
【図11】同ウインドウ・コンパレータの入力信号の高
圧整流回路異常時における時間推移を示す図
【図12】本発明の他の実施例における高周波加熱装置
の要部回路図
【図13】同高周波加熱装置の二次側電流検出手段の回
路図
【図14】同高周波加熱装置の乗算回路の回路図
【図15】同乗算回路の乗算動作を示す原理図
【図16】同ウインドウ・コンパレータの入力信号の高
圧整流回路異常時における時間推移を示す図
【図17】各電力制御方式における入力電流正規化値の
加熱時間推移を示す図
【図18】本発明の他の実施例における高周波加熱装置
の要部回路図
【図19】同高周波加熱装置のスイッチングレート検出
手段の回路図
【図20】同異常検知回路におけるウインドウ・コンパ
レータの入力信号の入力電流特性図
【図21】同ウインドウ・コンパレータの入力信号の高
圧整流回路異常時における時間推移を示す図
【図22】本発明の他の実施例における高周波加熱装置
の要部回路図
【図23】同異常検知回路におけるウインドウ・コンパ
レータの入力信号の入力電流特性図
【図24】本発明の他の実施例における高周波加熱装置
の要部回路図
【図25】同高周波加熱装置の制御部及び異常検知回路
の回路図
【図26】同異常検知回路におけるウインドウ・コンパ
レータの入力信号の入力電流特性図
【図27】従来の高周波加熱装置の要部回路図
【符号の説明】
1 インバータ部 2 商用電源 3 昇圧トランス 7 マグネトロン 9 ダイオードブリッジ 10 インダクタ 11 平滑コンデンサ 15 トランジスタ(半導体素子) 16 制御部 17 リップル電圧検出手段 18 高圧整流回路 20 単方向電源部 22 二次側電流検出手段 23 スイッチングレート検出手段 42 高周波出力検出手段 63 異常検知回路 67 乗算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石尾 嘉朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−71187(JP,A) 特開 平1−225091(JP,A) 特開 平1−264194(JP,A) 実開 昭63−116998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/66 - 6/68

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源を単方向電圧に変換するダイオー
    ドブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平
    滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個
    の半導体素子を有し、前記半導体素子を高周波でON/
    OFFすることにより前記単方向電源部からの電力を高
    周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部
    の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個
    以上のコンデンサ及びダイオードからなり前記昇圧トラ
    ンスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高
    圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロン
    と、前記単方向電源部の出力電圧に重畳するリップル電
    圧を検出するリップル電圧検出手段と、前記半導体素子
    を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記リップル
    電圧検出手段の出力値を所望値に一定制御すべく前記半
    導体素子をON/OFF制御する構成とした高周波加熱
    装置。
  2. 【請求項2】交流電源を単方向電圧に変換するダイオー
    ドブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平
    滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個
    の半導体素子を有し、前記半導体素子を高周波でON/
    OFFすることにより前記単方向電源部からの電力を高
    周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部
    の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個
    以上のコンデンサ及びダイオードからなり前記昇圧トラ
    ンスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高
    圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロン
    と、前記単方向電源部の出力電圧に重畳するリップル電
    圧を検出するリップル電圧検出手段と、前記マグネトロ
    ンの陽極に結合された枝路に流れる電流を検出する二次
    側電流検出手段と、前記リップル電圧検出手段の出力値
    を所望値に一定制御すべく前記半導体素子をON/OF
    F制御する制御部と、前記リップル電圧検出手段の出力
    と前記二次側電流検出手段の出力が所望の相対関係を逸
    脱したとき異常検知信号を出力する異常検知回路とを備
    え、前記制御部は前記異常検知回路が異常検知信号を出
    力した際は前記半導体素子をOFFまたは一旦OFFし
    た後再起動する構成とした高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】交流電源を単方向に変換する単方向電圧に
    変換するダイオードブリッジと電流制限用のインダクタ
    と電圧平滑用の平滑コンデンサからなる単方向電源部
    と、少なくとも1個の半導体素子を有し、前記半導体素
    子を高周波でON/OFFすることにより前記単方向電
    源部からの電力を高周波電力に変換するインバータ部
    と、前記インバータ部の出力電圧を昇圧する昇圧トラン
    スと、少なくとも1個以上のコンデンサ及びダイオード
    からなり前記昇圧トランスの出力電圧を倍電圧整流する
    高圧整流部と、前記高圧整流部の出力を電磁波として放
    射するマグネトロンと、前記マグネトロンの陽極に結合
    された枝路に流れる電流値を検出する二次側電流検出手
    段と、前記二次側電流検出手段の出力と前記半導体素子
    のON/OFFデューティー比の積を検出する乗算回路
    と、前記乗算回路の出力を所望値に一定制御すべく前記
    半導体素子を制御する制御部と、前記乗算回路の出力と
    前記二次側電流検出手段の出力が所望の相対関係を逸脱
    したとき異常検知信号を出力する異常検知回路とを備
    え、前記制御部は前記異常検知回路が異常検知信号を出
    力した際は前記半導体素子をOFFまたは一旦OFFし
    た後再起動する構成とした高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】交流電源を単方向電圧に変換するダイオー
    ドブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平
    滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個
    の半導体素子を有し、前記半導体素子を高周波でON/
    OFFすることにより前記単方向電源部からの電力を高
    周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部
    の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個
    以上のコンデンサ及びダイオードからなり前記昇圧トラ
    ンスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高
    圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロン
    と、前記半導体素子を高周波でON/OFFのデューテ
    ィー比を検出するスイッチングレート検出手段と、前記
    マグネトロンの陽極に結合された枝路に流れる電流値を
    検出する二次側電流検出手段と、前記二次側電流検出手
    段の出力と前記半導体素子のON/OFFデューティー
    比の積を検出する乗算回路と、前記乗算回路の出力を所
    望値に一定制御すべく前記半導体素子を制御する制御部
    と、前記乗算回路の出力と前記スイッチングレート検出
    手段の出力とが所望の相対関係を逸脱したとき異常検知
    信号を出力する異常検知回路とを備え、前記制御部は前
    記異常検知回路が異常検知信号を出力した際は前記半導
    体素子をOFFまたは一旦OFFした後再起動する構成
    とした高周波加熱装置。
  5. 【請求項5】交流電源を単方向電圧に変換するダイオー
    ドブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平
    滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個
    の半導体素子を有し、前記半導体素子を高周波でON/
    OFFすることにより前記単方向電源部からの電力を高
    周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部
    の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個
    以上のコンデンサ及びダイオードからなり前記昇圧トラ
    ンスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高
    圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロン
    と、前記単方向電源部の出力電圧に重畳するリップル電
    圧を検出するリップル電圧検出手段と、前記マグネトロ
    ンの陽極に結合された枝路に流れる電流値を検出する二
    次側電流検出手段と、前記半導体素子のON/OFFデ
    ューティー比を検出するスイッチングレート検出手段
    と、前記リップル電圧検出手段の出力を所望値に一定制
    御すべく前記半導体素子をON/OFF制御する制御部
    と、前記リップル電圧検出手段の出力と前記スイッチン
    グレート検出手段の出力とが所望の相対関係を逸脱した
    とき異常検知信号を出力する異常検知回路とを備え、前
    記制御部は前記異常検知回路が異常検知信号を出力した
    際は前記半導体素子をOFFまたは一旦OFFした後再
    起動する構成とした高周波加熱装置。
  6. 【請求項6】交流電源を単方向電圧に変換するダイオー
    ドブリッジと電流制限用のインダクタと電圧平滑用の平
    滑コンデンサからなる単方向電源部と、少なくとも1個
    の半導体素子を有し、前記半導体素子を高周波でON/
    OFFすることにより前記単方向電源部からの電力を高
    周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部
    の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、少なくとも1個
    以上のコンデンサ及びダイオードからなり前記昇圧トラ
    ンスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高
    圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロン
    と、前記単方向電源部の出力電圧に重畳するリップル電
    圧を検出するリップル電圧検出手段と、高周波電力を決
    める基準電圧を設定する高周波出力設定手段と、前記リ
    ップル電圧検出手段の出力値を所望値に一定制御すべく
    前記半導体素子を制御する制御部と、前記リップル電圧
    検出手段の出力値と高周波出力設定手段の出力とが所望
    の相対関係を逸脱したとき異常検知信号を出力する異常
    検知回路とを備え、前記制御部は前記異常検知回路が異
    常検知信号を出力した際は前記半導体素子をOFFまた
    は一旦OFFした後再起動する構成とした高周波加熱装
    置。
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