JP3092385U - 両フランジ管 - Google Patents

両フランジ管

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JP3092385U
JP3092385U JP2002005431U JP2002005431U JP3092385U JP 3092385 U JP3092385 U JP 3092385U JP 2002005431 U JP2002005431 U JP 2002005431U JP 2002005431 U JP2002005431 U JP 2002005431U JP 3092385 U JP3092385 U JP 3092385U
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Japan
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flange
pipe
piping
bolt holes
rotating
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穰 波多野
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九州鋳鉄管株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジ形ダクタイル鋳鉄異形管のフランジ
接合において、フランジ部のボルト穴の数が、規格(J
IS G5527)で4の倍数になっていない呼び径
(Φ150・Φ300・Φ350)がある。複雑に組み
合わされる配管ラインでは、縦配管用と横配管用の二種
類を使いわけている。設計・施工においてトラブルが多
く発生している。 【解決手段】 本考案の両フランジ管は、管本体と一体
鋳造されたフランジ部が、回動することによって、あら
ゆる角度での配管接合を可能にするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、両フランジ管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、横配管と縦配管が複雑に組み合わされている配管ラインでは、曲り部にお いて、両フランジ管と90°フランジ曲管を結合する場合、ボルト穴の配置が横 配管用になっているフランジ曲管と、縦配管用になっているフランジ曲管の二種 類を使い分けていた。しかし、この使い分けは、経験の浅いものにとっては大変 煩雑で難しく、配管現場で再々トラブルが発生している。このトラブルを避ける ため、鋳鉄管の配管ラインであるにもかかわらず途中に高価なステンレス鋼管を 使用し、現場でフランジを任意の位置に溶接することにより、ボルト穴の配置問 題を解決しているケースが多く見受けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上水道や下水道の分野で使用されているフランジの規格(JIS G5527) では、Φ150の場合ボルト穴の数は6個であり、Φ300、Φ350の場合は 10個となっている。即ち、4の倍数となっていない。従って、三フランジT字管 や90°フランジ曲管等を接合する場合には、横配管の時と縦配管の時とでは、 ボルト穴の配置を変えなければならないという課題があり、配管現場で混乱が生 じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の両フランジ管は、管の両端にフランジを設けたものであって、フランジ は管本体と一体鋳造されている。さらにフランジを回動可能にすることで、接合 相手の管や機器のボルト穴の配置に合わせて回動フランジを回転・移動させ、そ の後に接合固定すれば、横配管でも縦配管でも自由自在に対応できるように考案 されたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の両フランジ管の平面図である。ここでは片方のフランジのみ回 動する例について述べる。回動フランジ1と、管本体2、固定フランジ3は一体 鋳造されている。回動フランジ1が回転することで、回動フランジ1のボルト穴 8は、管本体2に対して角度を自由に変える事ができる。まず固定フランジ3を 、接合相手のフランジ部に接合する。次に回動フランジ1を回動させて、他方の 接合相手のフランジ部に接合する。この時回動フランジ1が回転するので、接合 相手側のブランジ部ボルト穴の配置に関係なく、接合することが可能である。
【0006】 図2は、回動フランジ1、固定フランジ3と、管本体2の近接部の拡大図である 。回動フランジ1と管本体2は、隙間があることで、回動フランジ1は自由に回 動でき、ボルト穴8の角度を変える事が可能である。固定フランジ3は、管本体 2と同体であるので回動することが出来ない。
【0007】 図3は、従来の両フランジ管による、90°フランジ曲管6と配管結合した場合 の、フランジ部のボルト穴の配置である。90°フランジ曲管6のボルト穴は、 A−A矢視図のとおり、フランジ面の垂直中心線9に対し、左右振り分けになっ ている(Xタイプとする)。90°フランジ曲管6の反対側のボルト穴も、B− B矢視図のとおりXタイプである。 もう一方の90°フランジ曲管7のボルト穴は,フランジ面に垂直中心線9に対 し、左右振分けではなく、C−C矢視図のとおり上下に振り分けになっている( Yタイプとする)。
【0008】 図4は、本考案の両フランジ管を使用した場合の、90°フランジ曲管6と配管 結合した場合の、フランジ部のボルト穴の配置である。90°フランジ曲管6の ボルト穴は、D−D矢視図、E−E矢視図のとおり両側ともXタイプである。も う一方の90°フランジ曲管6との配管結合は、従来ならボルト穴の配置はYタ イプでないと接合できないが、本考案の両フランジ管2の回動フランジ1が回動 するので、ボルト穴の配置はF−F矢視図のとおりXタイプでも接合できる。
【0009】 ボルト穴の配置(Xタイプ、Yタイプ)は、90°フランジ曲管毎に決まってい る。施工途中での設計変更等の緊急事態が起こった場合、本考案の両フランジ管 があれば、不都合が発生する事なく容易に対応が可能である。 また、従来の90°フランジ曲管は、ボルト穴の配置が(X−Xタイプ)、(X −Yタイプ)、(Y−Yタイプ)の3種類必要であった。本考案の両フランジ管 のフランジ1が回動することで、ボルト穴の配置が(X−Xタイプ)、(X−Y タイプ)の2種類で、あらゆる配管結合に対応することが可能となる。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る両フランジ管は、一体鋳造した回動可能なフランジを設けたので 、配管接合時において、フランジ曲管やフランジ付T字管を自由な角度で接合す ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る両フランジ管の平面図である。
【図2】 本考案に係る両フランジ管の回動、固定フラ
ンジ部の拡大図である
【図3】 従来の両フランジ管を使用した場合の接合図
である。
【図4】 本考案に係る両フランジ管を使用した場合の
接合図である
【符号の説明】
1 ・・・ 回動フランジ 2 ・・・ 管本体 3 ・・・ 固定フランジ 4 ・・・ 回動フランジ側の止水面 5 ・・・ 固定フランジ側の止水面 6 ・・・ 90°フランジ曲管(ボルト穴の配置がX
タイプのもの) 7 ・・・ 90°フランジ曲管(ボルト穴の配置がY
タイプのもの) 8 ・・・ フランジ部のボルト穴 9 ・・・ フランジ面の垂直中心線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の両端にフランジを設けたものであっ
    て、前記フランジは管本体と一体鋳造されるとともに、
    回動可能に設けられたことを特徴とする両フランジ管。
  2. 【請求項2】 前記フランジおよび前記管本体が、ダク
    タイル鋳鉄からなることを特徴とする請求項1記載の両
    フランジ管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101550284B1 (ko) 2014-12-22 2015-09-07 (주)태화이엔지 플랜지융착용 가열장치

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