JP3092297U - 自動車用タイヤバルブキャップ盗難防止装置 - Google Patents
自動車用タイヤバルブキャップ盗難防止装置Info
- Publication number
- JP3092297U JP3092297U JP2002005328U JP2002005328U JP3092297U JP 3092297 U JP3092297 U JP 3092297U JP 2002005328 U JP2002005328 U JP 2002005328U JP 2002005328 U JP2002005328 U JP 2002005328U JP 3092297 U JP3092297 U JP 3092297U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- male screw
- screw portion
- tire valve
- cylindrical case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 悪戯などを完全に防止することができる
バルブキャップの盗難防止装置を提供すること。 【解決手段】 タイヤバルブ1のキャップ3を装着する
ための雄ネジ部2に底壁の雌ネジ部4bにおいて螺着でき
ると共に上端を開口した形態の筒状ケース4であって、
前記キャップ3を収容できる深さと内径を有する筒状ケ
ース4を前記雄ネジ部2に取付け、該筒状ケース4の内
部に位置した前記雄ネジ部2に、当該筒状ケース4に挿
入して回転できる工具5に支持させたキャップ3を装着
し、前記工具5を抜去することにより、前記キャップ3
を前記筒状ケース4でカバーするようにしたこと。
バルブキャップの盗難防止装置を提供すること。 【解決手段】 タイヤバルブ1のキャップ3を装着する
ための雄ネジ部2に底壁の雌ネジ部4bにおいて螺着でき
ると共に上端を開口した形態の筒状ケース4であって、
前記キャップ3を収容できる深さと内径を有する筒状ケ
ース4を前記雄ネジ部2に取付け、該筒状ケース4の内
部に位置した前記雄ネジ部2に、当該筒状ケース4に挿
入して回転できる工具5に支持させたキャップ3を装着
し、前記工具5を抜去することにより、前記キャップ3
を前記筒状ケース4でカバーするようにしたこと。
Description
【0001】
本考案は自動車用タイヤバルブのキャップ盗難防止装置に関するものである。
【0002】
自動車用タイヤのバルブには、通常、空気洩れ防止などのためにキャップが装
着されている。しかし、このキャップはバルブ本体の頭部に切られた雌ネジにキ
ャップが螺着されているだけであるから、誰でも容易にそのキャップを外すこと
ができる。
【0003】
このように前記バルブキャップは誰でも自由に外すことができるので、悪戯な
どによってキャップが外され、バルブ内の逆止弁のニードルを押し操作してタイ
ヤの空気を抜いてしまうという悪戯が横行しているが、このような事態は交通安
全上きわめて危険であることは勿論、タイヤにとっても好ましいことではない。
【0004】
即ち、タイヤの空気が抜かれていることに気付かずその自動車を運転すると、
蛇行等の異常走行をしたり、タイヤが傷むという問題があるのである。この点は
、タイヤの空気が完全に抜かれなくても、四輪の空気圧が異なることで正常走行
が困難であったり、空気圧が低いタイヤは消耗が激しくなるという点で共通して
いる。
【0005】
本考案は、上記のようにタイヤのバルブキャップを自由に外すことができ、そ
れによって故意にタイヤの空気が抜かれるといった悪戯などが横行しているいる
点に鑑み、そのような悪戯などを完全に防止することができるバルブキャップの
盗難防止装置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案バルブキャップの盗難防
止装置の構成は、タイヤバルブのキャップを装着するための雄ネジ部に底壁の雌
ネジ部において螺着できると共に上端を開口した形態の筒状ケースであって、前
記キャップを収容できる深さと内径を有する筒状ケースを前記雄ネジ部に取付け
、該筒状ケースの内部に位置した前記雄ネジ部に、当該筒状ケースに挿入して回
転できる工具に支持させたキャップを装着し、前記工具を抜去することにより、
前記キャップを前記筒状ケースでカバーするようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0007】
次に本考案盗難防止装置の実施形態の一例について、図を参照し乍ら説明する
。図1は本考案装置の装着状態において筒状ケースを断面とした側面図、図2は
バルブ本体のキャップ用ネジ部に、筒状ケースを取付けた状態の側断面図、図3
はキャップの下半を断面とした側面図、図4は図3のキャップを右側から見た正
面図、図5は図3,図4のキャップ専用工具(レンチ)の一例の下半を断面にし
た側面図、図6は図5のレンチの左側面図である。
【0008】
図1,図2において、1はタイヤ用のバルブ本体で、図示しないが、内部にニ
ードル付の逆止弁を有する構造であり、図の右側の頭部近くの外面にはキャップ
用の雄ネジ2が切ってある。従来は、このバルブ本体1の雄ネジ2に帽体状のキ
ャップ3を螺着しているだけであったため、先に述べた問題があったが、本考案
では、次に説明する構成によってこの問題を解決した。
【0009】
本考案では、前記バルブ本体1に形成されたキャップ用の雄ネジ2に、有底筒
状ケース4を装着し、このケース4の中に前記キャップ3を収めた状態で前記ネ
ジ2に螺着するようにした。
【0010】
即ち、前記筒状ケース4は、その底壁4aに前記ネジ2に螺合する雌ネジ4bを形
成すると共に、その内径が、前記キャップ3をほぼ隙間なく遊挿できる直径であ
り、かつ、長さ(深さ)が前記ネジ2の部分を全て覆うことができる長さに形成
されている。
【0011】
この筒状ケース4がバルブ本体1に形成されているキャップ3用の雄ネジ2に
、図2に示すように装着されると、該ケース4の内径よりも僅かに小径のキャッ
プ3は、ネジ2に装着するのに専用の工具(レンチ)を不可欠とする。
【0012】
そこで、本考案では、キャップ3の外周面にその軸方向に沿って、図3,図4
に例示する凹部3aと凸部3bを交互に並べたキー面KFを形成する一方、このキー面
KFを有するキャップ3を前記ケース4の内部で保持し、かつ、そのまま回転させ
ることが可能に形成した工具、例えばのレンチ5を用いる。なお、3cは前記キャ
ップ3の内面に設けられている前記バルブ本体1のキャップ用雄ネジ2に螺合さ
れる雌ネジである。
【0013】
上記レンチ5は、円筒状部分の先端側に、前記キャップ3の凹部3aに嵌合する
歯部5aとキャップ3の凸部3bを受入れる切込溝部5bを軸方向に沿って交互に形成
したキャップ保持部CHを有する短かい柱状体により構成されている。
【0014】
この結果、このレンチ5のキャップ保持部CHにおける歯部5aと溝部5bが、キャ
ップ3のキー面KFにおける凹部3aと凸部3bに互に嵌合すると、この結合状態で筒
状ケース4の内部に位置したバルブ本体1の雄ネジ2に、キャップ3を螺装する
ことができ、このようにして筒状ケース4の中でバルブ本体1の雄ネジ2に装着
されたキャップ3は、筒状ケース4の内部に殆んど隙間なく収まることとなるの
で、専用工具である上記レンチ5がなければ、バルブ本体1から取外すことは不
能となる。
【0015】
上記例は、キャップ3の外周面に凹部3aと凸部3bによるキー面KFを形成したキ
ャップ3と、前記凹部3aと凸部3bに嵌まってそのキャップ3を保持するための歯
部5aと溝部5bによるキャップ保持部CHを形成したレンチ5を使用する例であるが
、本考案はキャップ3の外周面のキー面KFの形状が、通常の六角形,七角形,八
角形などの多角形によるキー面KFを有するキャップ3についても適用可能である
。多角形外面を有するキャップ3に対しては、その外面を嵌入でき、かつ、筒状
ケース4の内部に入る外径のソケットレンチ(図示せず)などを用いればよい。
【0016】
本考案は以上の通りであって、バルブキャップの悪戯による取外しを未然に防
ぐため、タイヤバルブのキャップを装着するための雄ネジ部に底壁の雌ネジ部に
おいて螺着できると共に上端を開口した形態の筒状ケースであって、前記キャッ
プを収容できる深さと内径を有する筒状ケースを前記雄ネジ部に取付け、該筒状
ケースの内部に位置した前記雄ネジ部に、当該筒状ケースに挿入して回転できる
工具に支持させたキャップを装着し、前記工具を抜去することにより、前記キャ
ップを前記筒状ケースでカバーするようにしたので、およそバルブキャップが悪
戯で外されタイヤの空気が抜かれるような事態を効果的に防ぐことができる。
【図1】本考案装置の装着状態において筒状ケースを断
面とした側面図
面とした側面図
【図2】バルブ本体のキャップ用ネジ部に、筒状ケース
を取付けた状態の側断面図
を取付けた状態の側断面図
【図3】キャップの下半を断面とした側面図
【図4】図3のキャップを右側から見た正面図
【図5】図3,図4のキャップ専用工具(レンチ)の一
例の下半を断面にした側面図
例の下半を断面にした側面図
【図6】図5のレンチの左側面図
1 バルブ本体
2 雄ネジ
3 キャップ
3a 凹部
3b 凸部
3c 雌ネジ
4 筒状ケース
4a 底壁
4b 雌ネジ
5 レンチ
5a 歯部
5b 切込溝部
CH キャップ保持部
Claims (2)
- 【請求項1】 タイヤバルブのキャップを装着するため
の雄ネジ部に底壁の雌ネジ部において螺着できると共に
上端を開口した形態の筒状ケースであって、前記キャッ
プを収容できる深さと内径を有する筒状ケースを前記雄
ネジ部に取付け、該筒状ケースの内部に位置した前記雄
ネジ部に、当該筒状ケースに挿入して回転できる工具に
支持させたキャップを装着し、前記工具を抜去すること
により、前記キャップを前記筒状ケースでカバーするよ
うにしたことを特徴とする自動車用タイヤバルブキャッ
プ盗難防止装置。 - 【請求項2】 キャップは、その外周面の平断面形状
が、六角形などの多角形、又は、前記外周面に凸部と凹
部を並べて設けた異形多角形に形成された請求項1の自
動車用タイヤバルブキャップ盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005328U JP3092297U (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 自動車用タイヤバルブキャップ盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005328U JP3092297U (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 自動車用タイヤバルブキャップ盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3092297U true JP3092297U (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=43246371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005328U Expired - Lifetime JP3092297U (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 自動車用タイヤバルブキャップ盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092297U (ja) |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002005328U patent/JP3092297U/ja not_active Expired - Lifetime
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