JP3092158B2 - レンズ形成用ポジ型感光材料 - Google Patents

レンズ形成用ポジ型感光材料

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JP3092158B2
JP3092158B2 JP02329937A JP32993790A JP3092158B2 JP 3092158 B2 JP3092158 B2 JP 3092158B2 JP 02329937 A JP02329937 A JP 02329937A JP 32993790 A JP32993790 A JP 32993790A JP 3092158 B2 JP3092158 B2 JP 3092158B2
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polymer
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー固体撮像素子、カラー液晶表示素子
等のカラーフィルター上に形成されるマイクロ集光レン
ズ材料として使用可能なポジ型感光材料に関するもので
ある。
[従来の技術] 近年、撮像素子を使用したカラービデオカメラの普及
に伴い高画質撮像素子の需要が高まりつつある。この固
体撮像素子には基本型としてCCD型とMOS型がある。これ
らの素子を製造する時CCD或いはMOSチップ上にカラーフ
ィルターを設ける必要がある。このフィルターを設ける
方法に以下の2つの方法がある。即ち、 (1)CCD或いはMOSチップ上へガラス板に形成したカラ
ーフィルターを貼り合わせる方法。(貼り合わせ法) (2)CCD或いはMOSチップ上に染色法でカラーフィルタ
ーを直接形成し積み重ねる方法。(オンチップ法) 貼り合わせ法はカラーフィルターとCCD或いはMOSチッ
プとの合わせ精度を2μm以下にする必要が有り、高画
質化への対応が困難である。更に、貼り合わせ面に泡が
残るとの問題が多々発生するため、歩留まりがそれほど
向上しないという問題点を抱えており、最近はオンチッ
プ法へと移行しつつある。
オンチップ法は例えば、第1図に示すように、シリコ
ン基板にフォトダイオードを形成した素子の表面にカラ
ーフィルター層と中間層とが交互に2〜3層積層され
る。その際、カラーフィルターとしては、ゼラチン、カ
ゼイン、ポリビニルアルコール、グリュー等に重クロム
酸塩を混合した感光材料が用いられ、硬化パターニング
後、所定の分光特性を有する染料で染色される。また、
中間層としては、可視光域で透明であり、熱あるいは光
により硬化可能なポリグリシジルメタクリレート(PGM
A)タイプ或いは変性PGMAタイプが使用されている。さ
らに、カラーフィルター層及び中間層の上部には表面保
護膜が形成され、平坦化されている。そして、最上部に
はマイクロ集光レンズが設けてある。このレンズは特開
平1−91103、特開平1−246505、特開平1−257901、
特開平1−263601等に示されているように、素子の感度
が向上する、素子の出力信号の折り返し歪が減少する等
の効果が有り、レンズの形成がカラー固体撮像素子の必
須条件になってきている状況にある。
[発明が解決しようとする課題] さて、マイクロ集光レンズを形成する方法は種々考え
られるが、例えば、特開平1−246505のように、透明な
感光性樹脂を表面保護膜上に塗布し、フォトダイオード
に対応する部分に樹脂層が残るように露光、現像した
後、パターンを熱処理することによって形成できる(第
2図参照)。
ところで、レンズ形成用の材料としては市販されてい
るものはなく、他の材料を転用しているのが現状であ
る。レンズ材料の必要特性は、屈折率が大きい、可視光
域での透明性が高い、パターン変形後の耐熱性、耐溶剤
性、耐光性が優れていることに加えて、レンズ形成能が
優れ、かつ高感度、高解像度なレジスト機能を有してい
ることが挙げられる。
例えば、半導体集積回路用ポジ型フォトレジストをレ
ンズ材料として転用した場合、塗布、プリベーク、露
光、現像、熱処理によりマイクロ集光レンズが形成でき
る。その際、上記特性のうち、屈折率、レンズ形成能、
高感度及び高解像度は満足できるが、パターン変形後の
耐熱性、耐溶剤性及び耐光性の面で耐性が不足する。特
に、耐熱性に関しては、レンズ形成後、再加熱するとレ
ンズパターンが再フローする、透明性が極端に低下する
という問題点をかかえ、レンズとしての使用は不可能で
ある。
また、他の材料を転用したとしてもすべての特性を満
足する材料は見出だされておらず、一日も早い開発が望
まれている。
本発明の目的は上記した必要特性を満足する材料を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、このような背景をもとに鋭意研究を重
ねた結果、ベースポリマーとして芳香環成分とカルボン
酸成分とを有したアルカリ可溶性ポリマーあるいはビニ
ルフェノール系重合体あるいはフェノール類とアルデヒ
ド類との重縮合物であるノボラック樹脂の水素添加物及
び/又は水酸基の一部を変性した樹脂を用いるとレンズ
形成後の再加熱時、透明性が低下せず、かつナフトキノ
ンジアジド系感光剤及びレンズ形成後、耐熱性、耐溶剤
性を付与させるような熱硬化剤から構成されるポジ型感
光材料が上述の課題を解決できることを見出だし本発明
に到達した。
即ち本発明は上述したポリマーが下記(1)、(2)
式で示される構造単位からなる樹脂、ビニルフェノール
系重合体あるいはフェノール類とアルデヒド類との重縮
合物であるノボラック樹脂の水素添加物及び/又は水酸
基の一部を変性した樹脂で,感光剤が(3)〜(5)式
で示される1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エス
テルであり,更にレンズ形成後、耐熱性、耐溶剤性を付
与させるような熱硬化剤とからなるポジ型感光材料を提
供することにある。
[式中R1は水素又はメチル基を、AはOA1又はNA2A
3(A1、A2及びA3はそれぞれ水素、炭素数1から6まで
のアルキル基、炭素数6から12までのアリル基又は炭素
数7から12までのアラルキル基を示す)を示し、k及び
mはそれぞれ1以上の整数を示し、l及びnはそれぞれ
0を含む整数を示す。] [式中R1は水素又はメチル基を、R2及びR3はそれぞれ水
素、メチル基、塩素、又は臭素を、AはOA1又はNA2A
3(A1、A2及びA3はそれぞれ水素、炭素数1から6まで
のアルキル基、炭素数6から12までのアリル基又は炭素
数7から12までのアラルキル基を示す)を示し、x及び
yはそれぞれ0又は1以上の整数を、zは1以上の整数
を示す。] [式中X1、X2及びX3はそれぞれ水素又はOD(Dは水素、
1、2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル基又は
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を示すが
少なくともその1個は1、2−ナフトキノンジアジド−
4−スルホニル基あるいは1、2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホニル基である)を、X4、X5及びX6はそれ
ぞれ水素、炭素数1から6のアルキル基又はOD(Dは前
記同様の意味を表わす)を示し、Bは炭素数1から6ま
でのアルキル基、炭素数6から12までのアリル基又は炭
素数7から12までのアラルキル基を示す。] 更に、上述のような特性を示す熱硬化剤としては
(6)式で示されるメラミン系化合物が有効である。
[Wは−NY5Y6{Y5及びY6はそれぞれ水素又は−CH2OZ
(Zは水素又は炭素数1ないし6のアルキル基を示す)
を示す}又はフェニル基を示し、Y1ないしY4はそれぞれ
水素又は−CH2OZ(Zは前記同様の意味を表す)を示
す。] なお、上式におけるA1〜A3、B、X4〜X6、Zのアルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブ
チル基、n−アミル基、イソアミル基、n−ヘキシル
基、シクロヘキシル基等を、A1〜A3、Bのアリル基とし
ては、フェニル基、トリル基、キシリル基、エチルフェ
ニル基、ナフチル基等を挙げることができ、ベンゼン環
は塩素、臭素等のハロゲン、ニトロ基、シアノ基等で置
換されていてもよい。また、アラルキル基としてはベン
ジル基、フェネチル基等を挙げることができ、ベンゼン
環は塩素、臭素等のハロゲン、ニトロ基、シアノ基等で
置換されていてもよい。
本発明はまた、このような材料(組成物)の製造法を
提供するものである。
本発明は更にまた、このような材料(組成物)を用い
て撮像素子上に微小レンズを形成する方法を提供するも
のである。
本発明におけるアルカリ可溶性ポリマーの合成方法に
は、特に限定はないが、例えば以下の方法で合成でき
る。
(1)に関しては、(α−メチル)スチレン/無水マ
レイン酸共重合体を常法に従い、溶液あるいは塊状ラジ
カル重合等により合成した後、アルコール等あるいはア
ミンとのエステル化あるいはアミド化反応により合成で
きる。また、スチレン/マレイン酸エステル共重合体を
常法に従い、溶液あるいは塊状ラジカル重合等によって
も合成できる。
(2)に関しては、(α−メチル)スチレン/(メ
タ)アクリル酸、(α−メチル)スチレン/(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体を常法に従い、溶液ラジカル
重合等により合成した後、エステル化あるいはアミド化
反応または加水分解することにより合成できる。また、
エステル化あるいはアミド化された単量体とを多元共重
合する方法、さらに、ポリ(メタ)アクリル酸をエステ
ル化あるいはアミド化反応する方法によっても合成でき
る。
また、ビニルフェノール重合体あるいはノボラック樹
脂を水素添加する方法には、特に限定はないが、例え
ば、特開平1−103604、特開平2−4254、特開平2−29
751、特開平2−29752の方法で合成できる。ビニルフェ
ノール重合体あるいはノボラック樹脂の水酸基の変性に
関しては、アルキル化、アシル化、スルホニル化等の反
応により合成できる。例えば、アルキル化は樹脂とハロ
ゲン化アルキルとを塩基性触媒下にて反応することによ
り合成でき、アシル化及びスルホニル化は樹脂とカルボ
ン酸又はスルホン酸あるいはカルボニルハライド又はス
ルホニルハライドとを酸触媒あるいは塩基性触媒下にて
反応することにより合成できる。
本発明に用いられる感光剤は(3)、(4)、(5)
式に従う1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステ
ルであり、そのエステル成分として以下を例示できる。
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4−トリヒドロ
キシベンゾフェノン、2,3,4,4′−テトラヒドロキシベ
ンゾフェノン、2,2′,3,4,4′−ペンタヒドロキシベン
ゾフェノン、フェノール、1,3−ジヒドロキシベンゼ
ン、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン、没食子酸メチ
ル、没食子酸エチル、没食子酸フェニル等を挙げること
ができる。
本発明に用いられる熱硬化剤は特性を低下させなけれ
ば、特に限定はないが、その特性が極めて優れているの
は(6)式で示すメラミン系化合物であり、具体的に
は、ヘキサメチロールメラミン及びアルキル化ヘキサメ
チロールメラミン、部分メチロール化メラミン及びその
アルキル化体、テトラメチロールベンゾグアナミン及び
アルキル化テトラメチロールベンゾグアナミン、部分メ
チロール化ベンゾグアナミン及びそのアルキル化体等を
挙げることができる。
本発明のポジ型感光材料は上記のアルカリ可溶性樹
脂、感光剤及び熱硬化剤から構成されるものであり、各
々の材料及びその組み合わせに特徴がある。即ち、樹脂
はポリスチレン骨格とカルボン酸とを同時に持つポリマ
ーあるいはビニルフェノール重合体又はノボラック樹脂
の水素添加物及び/又は水酸基の一部を変性した樹脂を
用いることによって、アルカリ可溶性で、屈折率が大き
く、透明性が良好な系が実現できる。特に、ポリスチレ
ン骨格と脂肪酸をもつポリマーは透明性にすぐれてい
る。しかも、透明性は経時変化のないことが特徴とな
る。
感光剤は1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エス
テルを用い、上記のアルカリ可溶性樹脂と混合すること
によって、アルカリ現像液に膨潤しない高解像度のレジ
ストが実現できる。また、熱硬化剤は耐熱性、耐溶剤性
を付与するために必要である。特に、レンズ形成と同時
に熱硬化を行うことが出来るため、工程上非常に有利に
なる。
本発明のポジ型感光材料においてアルカリ可溶性樹脂
と感光剤及び熱硬化剤との組成比は特性を維持できる範
囲内で種々変化させることが可能であるが、例えば、以
下の範囲が好ましい。感光剤は樹脂に対して10〜30重量
%、熱硬化剤は固形分に対して5〜30重量%が良好であ
る。この範囲内では、密着性、透明性、感度、解像度、
レンズ形成能が良好な安定した特性を保証できる。
本発明のポジ型感光材料は、樹脂、感光剤及び熱硬化
剤を固形分が10〜40重量%になるように適当な溶剤に溶
解して得られる。溶剤としては、例えば、エチレングリ
コールモノアルキルエーテル及びそのアセテート類、プ
ロピレングリコールモノアルキルエーテル及びそのアセ
テート類、ジエチレングリコールモノあるいはジアルキ
ルエーテル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、
酢酸ブチル等の酢酸エステル類、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、乳酸エチル、ジアセトンアルコー
ル、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリドン等が挙げられる。これらの溶剤は単
独あるいは2種以上混合して用いることができる。ま
た、必要に応じて、塗布性を改良するために、ノニオン
系、フッ素系、シリコン系等の界面活性剤を添加するこ
とができる。さらに、必要があれば他の相溶性のある添
加物を配合することができる。
[作用] 本発明のポジ型感光材料は、紫外線、遠紫外線、電子
線、X線等によるレジストパターン形成のために用いる
ことができ、感度、解像度に優れている。特に、パター
ン形成後にベーク処理を行うことによって、集光レンズ
が形成できる。形成されたレンズは屈折率が大きく、透
明性、耐熱性、耐溶剤性に優れている。
本発明のポジ型感光材料を用いて放射線照射によるレ
ジストパターンを形成する際の使用法には格別の限定は
なく慣用の方法に従って行うことができ、また、レンズ
パターンはレジストパターン形成後ベーク処理を行うこ
とによって得られる。
例えば、まず、感光性樹脂溶液は本発明のアルカリ可
溶性樹脂、感光剤及び熱硬化剤を溶剤に溶解し、濾過
(例えば、0.2μm孔径程度のフィルターにて)によっ
て不溶分を除去することにより調整される。感光性樹脂
溶液をシリコンウェハー等の基板上あるいはシリコンウ
ェハー上にハードベークした樹脂上にスピンコートし、
プレベークすることによって感光性樹脂膜が得られる。
その後、縮小投影露光装置、プロキシミティーアライナ
ー、ミラープロジェクション、電子線露光装置等にて露
光を行い、現像、リンスすることによってレジストパタ
ーンを形成できる。現像液としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アル
カリ、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第1アミ
ン、ジエチルアミン、ジ−n−ブチルアミン等の第2ア
ミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第
3アミン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノール
アミン等のアルコールアミン、テトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、コリン等の水溶液を使用することができる。更に、
上記アルカリ水溶液中にアルコール類、界面活性剤を適
量添加して使用することもできる。塗布、ベーク、露
光、現像、リンス等その他の手法は集積回路等を製造す
るためのレジストパターン形成における常法に従うこと
ができる。以上のようにしてレジストパターンは形成可
能である。次に、レンズパターンは、形成したレジスト
パターンをまず、UV光にて全面露光を行い透明性を付与
した後、ホットプレート上あるいはコンベクションオー
ブン中にて100℃〜160℃、好ましくは130℃〜160℃の所
定温度、1〜30分程度の所定時間加熱処理することによ
って、形成できる。レンズの形状、曲率等は設定条件に
より任意に選択することができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
合成例1 1の4ツ口フラスコにスチレン39.0g、メタクリル
酸10.7g、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)4.0g及びジオキサン500gを仕込み、常法に従い脱
気、窒素置換を行った。その後、温度を70℃まで上昇さ
せ、5時間攪拌した。反応溶液をn−ヘキサン5中に
攪拌しながら投下し、重合体を沈殿させた。沈殿物を真
空乾燥することにより、収量40.0gの白色粉末重合体を
得た。GPCにより測定した重量平均分子量はポリスチレ
ン換算で5500であった。
合成例2 1の4ツ口フラスコにスチレン31.0g、メタクリル
酸18.0g、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)4.0g及びジオキサン500gを仕込み、合成例1に従
い、重合を行い、収量41.5gの白色粉末重合体を得た。G
PCにより測定した重量平均分子量はポリスチレン換算で
6800であった。
次に、500ml4ツ口フラスコに上記重合体30.0g、メタ
ノール50mlを添加して溶解した後、水酸化カリウム4.2g
を加え、攪拌溶解した。その後、臭化ベンジル16.2g及
びジメチルスルホキシド100mlを添加し、80℃にて、2
時間攪拌した。反応した溶液をメタノール/1.5%塩酸水
溶液(1/1vol.比)中に滴下、白色粉末を回収し、真空
乾燥することによって、スチレン/メタクリル酸共重合
体の部分ベンジルエステル体(エステル化率;50%対メ
タクリル酸、電位差滴定より算出)を得た。収量は32.5
gであった。
合成例3 14ツ口フラスコにメタクリル酸50.0g、α,α′
−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)10.0g、n−ド
デシルメルカプタン5.0g及びメチルエチルケトン500ml
を仕込み、70℃にて6時間攪拌した。沈殿析出した重合
体粉末をメチルエチルケトンで洗浄し、真空乾燥を行
い、ポリメタクリル酸粉末を得た。収量は42.0gであっ
た。
次に、500ml4ツ口フラスコにポリメタクリル酸20.0
g、メタノール50mlを添加して溶解した後、水酸化カリ
ウム12.3gを加え、攪拌溶解した。その後、臭化ベンジ
ル47.7g及びジメチルスルホキシド100mlを添加し、80℃
にて、2時間攪拌した。反応した溶液をメタノール/1.5
%塩酸水溶液(1/1vol.比)中に滴下、白色粉末を回収
し、真空乾燥することによって、ポリメタクリル酸の部
分ベンジルエステル体(エステル化率;80%、電位差滴
定より算出)を得た。収量は35.0gであった。また、GPC
により測定した重量平均分子量はポリスチレン換算で60
00であった。
合成例4 14ツ口フラスコにスチレン180g、無水マレイン酸
86.5g、過酸化ベンゾイル2.0g及びアセトン600mlを仕込
み、攪拌溶解した。その後、窒素気流下、50℃にて8時
間攪拌を継続した。反応溶液をn−ヘキサン中に投下し
て樹脂を析出させた。アセトン/n−ヘキサン系で精製を
繰返した後、40℃にて真空乾燥を行い、樹脂粉末を得
た。収量は252gであった。GPCにより測定した重量平均
分子量はポリスチレン換算で4800であった。また、元素
分析値より算出した共重合比はスチレン/無水マレイン
酸=2/1であった。
合成例5 14ツ口フラスコにスチレン135g、無水マレイン酸
130g、過酸化ベンゾイル2.0g及びアセトン600mlを仕込
み、攪拌溶解した。その後、窒素気流下、50℃にて8時
間攪拌を継続した。反応溶液をn−ヘキサン中に投下し
て樹脂を析出させた。アセトン/n−ヘキサン系で精製を
繰返した後、40℃にて真空乾燥を行い、樹脂粉末を得
た。収量は255gであった。GPCにより測定した重量平均
分子量はポリスチレン換算で4500であった。また、元素
分析値より算出した共重合比はスチレン/無水マレイン
酸=1/1であった。
合成例6 14ツ口フラスコに合成例4で得たスチレン/無水
マレイン酸共重合体100g、ベンジルアルコール700gを仕
込み、130℃、30時間反応させた。反応溶液をn−ヘキ
サン/イソプロピルアルコール混合溶液に滴下し、重合
体を沈殿させた。その後、沈殿物をテトラヒドロフラン
に溶解させ、再度n−ヘキサン/イソプロピルアルコー
ル混合溶液中に重合体を沈殿させた。その後、真空乾燥
することによって、スチレン/無水マレイン酸共重合体
のベンジルエステル変性体粉末(エステル化率;105%対
無水マレイン酸、電位差滴定より算出)を得た。収量は
85gであった。また、GPCにより測定した重量平均分子量
はポリスチレン換算で7000であった。
合成例7 14ツ口フラスコに合成例5で得たスチレン/無水
マレイン酸共重合体100g、ベンジルアルコール700gを仕
込み、130℃、40時間反応させた。反応溶液をn−ヘキ
サン/イソプロピルアルコール混合溶液に滴下し、重合
体を沈殿させた。その後、沈殿物をテトラヒドロフラン
に溶解させ、再度n−ヘキサン/イソプロピルアルコー
ル混合溶液中に重合体を沈殿させた。その後、真空乾燥
することによって、スチレン/無水マレイン酸共重合体
のベンジルエステル変性体粉末(エステル化率;135%対
無水マレイン酸、電位差滴定より算出)を得た。収量は
93gであった。また、GPCにより測定した重量平均分子量
はポリスチレン換算で7500であった。
合成例8 14ツ口フラスコに合成例4で得たスチレン/無水
マレイン酸共重合体100g、n−プロピルアルコール300
g、ジオキサン300g及び濃塩酸15.0gを仕込み、還流下、
12時間反応させた。反応溶液を純水に滴下し、重合体を
沈殿させた。その後、真空乾燥することによって、スチ
レン/無水マレイン酸共重合体のn−プロピルエステル
変性体粉末(エステル化率;150%対無水マレイン酸、電
位差滴定より算出)を得た。収量は102gであった。ま
た、GPCにより測定した重量平均分子量はポリスチレン
換算で7000であった。
合成例9 14ツ口フラスコに合成例4で得たスチレン/無水
マレイン酸共重合体100g、アニリン35g及びジオキサン5
00gを仕込み、室温下、12時間攪拌させた。反応溶液を
1%塩酸水溶液に滴下し、重合体を沈殿させた後、真空
乾燥することによって、スチレン/無水マレイン酸共重
合体のフェニルアミド変性体粉末(アミド化率;100%対
無水マレイン酸、電位差滴定より算出)を得た。収量は
108gであった。また、GPCにより測定した重量平均分子
量はポリスチレン換算で7000であった。
合成例10 300mlの4ツ口フラスコにm−クレゾール75g、p−ク
レゾール55g、蓚酸2水和物1.75g、35%ホルマリン水溶
液86gを添加した。窒素雰囲気下、攪拌しながら油浴に
浸し、油浴を120℃になるまで昇温した。その後、5時
間攪拌を継続した。反応後、溶解〜沈殿を繰返し、乾燥
を行うことによって、ノボラック樹脂粉末120gを得た。
重量平均分子量は、GPC測定の結果、ポリスチレン換算
で、4200であった。また、分散度(重量平均分子量/数
平均分子量)は5.0であった。
合成例11 1のオートクレーブ中に合成例10で得た樹脂50g、
エタノール500gを添加し、溶解後、ラネーニッケル7gを
加えた。オートクレーブ内を窒素で置換した後、室温に
て圧力50kg/cm2の水素を30分間パージした。パージ後、
150℃、5時間攪拌し、反応を終了した。冷却後、反応
液からラネーニッケルを濾別し、濾液を水中に滴下して
樹脂を沈殿させた。エタノール/水系にて精製を繰返し
た後、真空乾燥を行い、白色樹脂粉末のノボラック樹脂
水素添加物を47g得た。
合成例12 300mlの4ツ口フラスコに合成例10で得たノボラック
樹脂20g、1,4−ジオキサン160g、トリエチルアミン1.9g
を添加し、10℃、攪拌下にて、メタンスルホニルクロラ
イド2.0gと1,4−ジオキサン20gの溶液を30分で滴下し
た。滴下終了後、3時間攪拌を継続した。その後、純水
3中に反応溶液を滴下し、沈殿を析出させた。濾過、
洗浄後、真空乾燥を行い、白色樹脂粉末のメタンスルホ
ニル化ノボラック樹脂(スルホニル化率;10mol%(元素
分析値より算出))20.5gを得た。
実施例1 合成例4で得たスチレン/無水マレイン酸共重合体25
g、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフ
トキノンジアジドスルホン酸エステル(トリエステル
体)6.5g、ヘキサメトキシメチロールメラミン(三井サ
イアナミッド製、サイメル(商標)303)4.5g及びジエ
チレングリコールジメチルエーテル75gを混合溶解した
後、0.2μmフィルターにて濾過を行い、レジスト溶液
を調整した。
次に、シリコン基板上にレジスト溶液を回転塗布によ
り、2.0μm厚のレジスト膜を作成し、90℃、90秒間ホ
ットプレート上にてプリベークした。その後、g線縮小
投影露光装置(DSW6300A、GCA)にて露光し、1.0%テト
ラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で現像した。
パターニングは200mJ/cm2で1μmL/Sを解像することが
できた。
次に、得られた2μmL/SパターンをUV光(PLA−501、
キャノン)にて全面露光(LI=30)を行った後、130〜1
60℃のホットプレート上にて5分間加熱した。各温度に
応じて種々の曲率のレンズパターンを作成することがで
きた。また、レンズパターン形成後、200℃で加熱処理
を行ってもパターンの変形は認められなかった。
レンズパターンの屈折率は1.58であり、レンズ材料と
して良好な値を示した。
また、レンズパターンの可視光域での透明性は良好で
あり、例えば400nmでは98.0%(1μm厚)であった。2
00℃、1時間加熱処理後も透明性の変化は認められなか
った。耐溶剤性は水、イソプロピルアルコール、トリク
ロロエタン、キシレン等の溶媒に浸漬したところ表面荒
れは認められなかった。
実施例2 スチレン/無水マレイン酸共重合部分エステル体(共
重合比2/1、重量平均分子量5000(GPC測定値、ポリスチ
レン換算)、アトケム.インコーポレーテッド製、SMA
(商標)−2625)を25g、2,3,4−トリヒドロキシベンゾ
フェノンの1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エス
テル(トリエステル体)6.2g、ヘキサメトキシメチロー
ルメラミン(三井サイアナミッド製、サイメル(商標)
303)4.4g及びジエチレングリコールジメチルエーテル7
5gを混合溶解した後、0.2μmフィルターにて濾過を行
い、レジスト溶液を調整した。
次に、実施例1に従い、パターニング、レンズ形成を
行った。1.5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
水溶液で現像を行ったところ、感度150mJ/cm2で1μmL/
Sを解像することができた。レンズ形成能は実施例1と
同様、各温度に応じて種々の曲率のレンズパターンを作
成することができた。レンズパターン形成後、200℃で
加熱処理を行ってもパターンの変形は認められなかっ
た。
レンズパターンの屈折率は1.58であり、レンズ材料と
して良好な値を示した。
また、レンズパターンの可視光域での透明性は良好で
あり、例えば400nmでは98.5%(1μm厚)であった。2
00℃、1時間加熱処理後も透明性の変化は認められなか
った。耐溶剤性は水、イソプロピルアルコール、トリク
ロロエタン、キシレン等の溶媒に浸漬したところ表面荒
れは認められなかった。
実施例3 スチレン/無水マレイン酸共重合部分エステル体(共
重合比1/1、重量平均分子量5000(GPC測定値、ポリスチ
レン換算)、アトケム.インコーポレーテッド製、SMA
(商標)−17352)を25g、2,3,4,4′−テトラヒドロキ
シベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸エステル(平均3.5/4エステル体)5.9g、ヘキサメ
トキシメチロールメラミン(三井サイアナミッド製、サ
イメル(商標)303)4.4g及び乳酸エチル83gを混合溶解
した後、0.2μmフィルターにて濾過を行い、レジスト
溶液を調整した。
次に、実施例1に従い、パターニング、レンズ形成を
行った。1.0%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
水溶液で現像を行ったところ、感度240mJ/cm2で1μmL/
Sを解像することができた。レンズ形成能は実施例1と
同様、各温度に応じて種々の曲率のレンズパターンを作
成することができた。レンズパターン形成後、200℃で
加熱処理を行ってもパターンの変形は認められなかっ
た。
レンズパターンの屈折率は1.58であり、レンズ材料と
して良好な値を示した。
また、レンズパターンの可視光域での透明性は良好で
あり、例えば400nmでは97.0%(1μm厚)であった。2
00℃、1時間加熱処理後も透明性の変化は認められなか
った。耐溶剤性は水、イソプロピルアルコール、トリク
ロロエタン、キシレン等の溶媒に浸漬したところ表面荒
れは認められなかった。
実施例4 p−ビニルフェノール重合体の水素添加物(丸善石油
製、レジンM(商標)PHC−82)を25g、2,3,4−トリヒ
ドロキシベンゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド
スルホン酸エステル(トリエステル体)6.5g、ヘキサメ
トキシメチロールメラミン(三井サイアナミッド製、サ
イメル(商標)303)4.5g及びジエチレングリコールジ
メチルエーテル75gを混合溶解した後、0.2μmフィルタ
ーにて濾過を行い、レジスト溶液を調整した。
次に、実施例1に従い、パターニング、レンズ形成を
行った。1.8%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド
水溶液で現像を行ったところ、感度250mJ/cm2で1μmL/
Sを解像することができた。レンズ形成能は実施例1と
同様、各温度に応じて種々の曲率のレンズパターンを作
成することができた。レンズパターン形成後、200℃で
加熱処理を行ってもパターンの変形は認められなかっ
た。
レンズパターンの屈折率は1.58であり、レンズ材料と
して良好な値を示した。
また、レンズパターンの可視光域での透明性は良好で
あり、例えば400nmでは95.0%(1μm厚)であった。2
00℃、1時間加熱処理後も透明性の変化は認められなか
った。耐溶剤性は水、イソプロピルアルコール、トリク
ロロエタン、キシレン等の溶媒に浸漬したところ表面荒
れは認められなかった。
実施例5〜11 感光剤を種々変更(表1参照)した以外は、実施例2
に従い、パターニング、レンズ形成を行った。表1に結
果を示す。
実施例12〜20 樹脂を合成例1〜3、6〜9、11〜12に変更した以外
は、実施例1に従い、パターニング、レンズ形成を行っ
た。表2に結果を示す。
実施例21〜29 熱硬化剤及び樹脂を種々変更(表3参照)した以外
は、実施例1に従い、パターニング、レンズ形成を行っ
た。表3に結果を示す。
比較例1 実施例2を、熱硬化剤(ヘキサメトキシメチロールメ
ラミン)を添加せずに繰返した。
パターニング、レンズ形成は良好であるが、レンズ形
成後、160℃で加熱処理を行うと、パターンのフローが
認められ、レンズ形状を維持できなかった。また、耐溶
剤性においてもイソプロピルアルコール、トリクロロエ
タン、キシレン等の溶媒に浸漬したところ表面荒れ、膨
潤、膜厚変動が認められた。
比較例2〜3 樹脂を合成例10で得たノボラック樹脂及びポリビニル
フェノール(丸善石油化学製、レジンM(商標)、重量
平均分子量5,000)に変更した以外は、実施例1に従
い、パターニング、レンズ形成を行った。表4に結果を
示す。
パターニング、レンズ形成能は良好であるが、加速試
験となる200℃処理後の透明性が極端に低下し、レンズ
材料としての使用は不可能である。
[発明の効果] 本発明のアルカリ可溶性樹脂と1,2−ナフトキノンジ
アジドスルホン酸エステルからなる感光剤及び熱硬化剤
とからなるポジ型感光材料は、高感度かつ高解像度なポ
ジ型レジストであり、パターン形成後の加熱処理により
レンズを形成することができる。形成されたレンズは屈
折率が大きく、可視光域での透明性、耐光性、耐熱性、
耐溶剤性等に優れた特性を有しているため、カラー固体
撮像素子、カラー液晶表示素子等のカラーフィルター上
に形成されるマイクロ集光レンズ材料として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラーフィルター断面図、第2図はマイクロ集
光レンズ形成方法を示す図である。 11……シリコンウエハー 12……平坦化層 13……カラーフィルター 14……中間保護膜 15……表面保護膜 16……レンズ 21……カラーフィルター層 22……表面保護膜 23……レンズ形成材料 24……レンズ形成材料パターニング 25……パターニング後熱処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03F 7/022 G03F 7/022 (56)参考文献 特開 昭60−154248(JP,A) 特開 昭63−189858(JP,A) 特開 平1−106043(JP,A) 特開 平1−154049(JP,A) 特開 昭62−52502(JP,A) 特開 昭61−153602(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 1/04,3/00 G03C 7/004 - 7/04 G03C 7/06 501 G03C 7/075 - 7/115 G03C 7/16 - 7/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリマー、感光剤、熱硬化剤及び溶剤から
    なるポジ型感光材料において、該ポリマーが下記(1)
    式に示される構造単位からなるアルカリ可溶性樹脂から
    なり、該感光剤が1,2−ナフトキノンジアジドスルホン
    酸エステルからなり、更に加熱処理によりレンズを形成
    する際に耐熱性及び耐溶剤性を付与させる熱硬化剤を含
    有することを特徴とするレンズ形成用ポジ型感光材料。 [式中R1は水素又はメチル基を、AはOA1又はNA2A
    3(A1、A2及びA3はそれぞれ水素、炭素数1から6まで
    のアルキル基、炭素数6から12までのアリル基又は炭素
    数7から12までのアラルキル基を示す)を示し、k及び
    mはそれぞれ1以上の整数を示し、l及びnはそれぞれ
    0を含む整数を示す。]
  2. 【請求項2】ポリマー、感光剤、熱硬化剤及び溶剤から
    なるポジ型感光材料において、該ポリマーが下記(2)
    式に示される構造単位からなるアルカリ可溶性樹脂から
    なり、該感光剤が1,2−ナフトキノンジアジドスルホン
    酸エステルからなり、更に加熱処理によりレンズを形成
    する際に耐熱性及び耐溶剤性を付与させる熱硬化剤を含
    有することを特徴とするレンズ形成用ポジ型感光材料。 [式中R1は水素又はメチル基を、R2及びR3はそれぞれ水
    素、メチル基、塩素、又は臭素を、AはOA1又はNA2A
    3(A1、A2及びA3はそれぞれ水素、炭素数1から6まで
    のアルキル基、炭素数6から12までのアリル基又は炭素
    数7から12までのアラルキル基を示す)を示し、x及び
    yはそれぞれ0又は1以上の整数を、zは1以上の整数
    を示す。]
  3. 【請求項3】ポリマー、感光剤、熱硬化剤及び溶剤から
    なるポジ型感光材料において、該ポリマーがビニルフェ
    ノール系重合体あるいはフェノール類とアルデヒド類と
    の重縮合物であるノボラック樹脂の水素添加物及び/又
    は水酸基の一部を変性した樹脂であるアルカリ可溶性樹
    脂からなり、該感光剤が1,2−ナフトキノンジアジドス
    ルホン酸エステルからなり、更に加熱処理によりレンズ
    を形成する際に耐熱性及び耐溶剤性を付与させる熱硬化
    剤を含有することを特徴とするレンズ形成用ポジ型感光
    材料。
  4. 【請求項4】1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エ
    ステルが下記(3)〜(5)式に示される構造単位の1
    種類あるいは2種類以上からなるものである、請求項1
    ないし3のいずれかの項記載のレンズ形成用ポジ型感光
    材料。 [式中X1、X2及びX3はそれぞれ水素又はOD(Dは水素、
    1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル基又は2
    −ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基を示すが少
    なくともその1個は1,2−ナフトキノンジアジド−4−
    スルホニル基あるいは1,2−ナフトキノンジアジド−5
    −スルホニル基である)を、X4、X5及びX6はそれぞれ水
    素、炭素数1から6のアルキル基又はOD(Dは前記同様
    の意味を表わす)を示し、Bは炭素数1から6までのア
    ルキル基、炭素数6から12までのアリル基又は炭素数7
    から12までのアラルキル基を示す。]
  5. 【請求項5】熱硬化剤が下記(6)式に示される構造単
    位からなるものである、請求項1ないし4のいずれかの
    項記載のレンズ形成用ポジ型感光材料。 [Wは−NY5Y6{Y5及びY6はそれぞれ水素又は−CH2OZ
    (Zは水素又は炭素数1ないし6のアルキル基を示す)
    を示す}又はフェニル基を示し、Y1ないしY4はそれぞれ
    水素又は−CH2OZ(Zは前記同様の意味を表す)を示
    す。]
  6. 【請求項6】ポリマー、感光剤及び熱硬化剤からなる成
    分の量が合量で、レンズ形成用ポジ型感光材料に対して
    10ないし40重量%、溶媒の量がバランス量であり、かつ
    上記成分に対してそれぞれ、上記ポリマーの量が54ない
    し86重量%、上記感光剤の量が7ないし22重量%、上記
    熱硬化剤の量が5ないし30重量%である、請求項1ない
    し5のいずれかの項記載のレンズ形成用ポジ型感光材
    料。
  7. 【請求項7】アルカリ可溶性樹脂からなるポリマー、1,
    2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルからなる
    感光剤、及び加熱処理によりレンズを形成する際に耐熱
    性及び耐溶剤性を付与させる熱硬化剤を溶媒中に溶解す
    ることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかの項
    記載のレンズ形成用ポジ型感光材料を製造する方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし6のいずれかの項記載のレ
    ンズ形成用ポジ型感光材料を用いて固体撮像素子上に微
    小レンズを形成させることを特徴とするレンズの形成方
    法。
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