JP3091548U - サスペンション機能を有する枕本体 - Google Patents

サスペンション機能を有する枕本体

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JP3091548U
JP3091548U JP2002001450U JP2002001450U JP3091548U JP 3091548 U JP3091548 U JP 3091548U JP 2002001450 U JP2002001450 U JP 2002001450U JP 2002001450 U JP2002001450 U JP 2002001450U JP 3091548 U JP3091548 U JP 3091548U
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三郎 見片
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株式会社レイアンドカンパニー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枕本体において、素材内部への通気性が向上
すると共に、頚部又は頭部を好適な高さ及び好適な保持
力で保持する。 【解決手段】 枕本体10は、クッション性を有する上
層保持部1、中間層保持部2、及び下層保持部3とから
成り、下層保持部3の底面の略中央には、アーチ状の空
間部5が形成されている。枕本体10に頭部を載置する
と、その加重により空間部5が沈み込み、頭部は、好適
な高さに保持されると共に、空間部5の沈み込みで生じ
る左右からの挟込みにより左右方向からも保持される。
また、頭部の動きにより加重が変化すると、その加重変
化に応じて空間部5の形状が変化し、これにより、空間
部5に空気が流れ、枕本体10内部に空気が送り込まれ
る。また、空間部5は、枕本体10の不使用時において
も、通気孔の役目を果たす。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、頚部又は頭部を保持する枕本体に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来から、頚部又は頭部を保持する枕は、例えば、低反発ウレタン枕、箱枕、 そば殻枕、平枕、木枕、陶器枕等があるが、何れも、その底面は平坦に形成され ているのが一般的である。また、例えば寝具用マット等の身体を保持するマット においても、その底面は平坦に形成されているのが一般的である。これら枕やマ ットは、就寝時に身体から放出される汗や湿気を吸収する。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 ところが、上述した従来の枕やマットにおいては、その底面が平坦に形成され ているので、枕やマットの底面全体は、常に床面等と接触した状態となる。この ため、通気性が悪く、吸収した汗や湿気が枕やマットの素材内部に残留してしま い、衛生上や使用感に問題があった。また、枕においては、頚部又は頭部が適度 な高さ及び適度な保持力で保持されず、快適に就寝することができなかった。 【0004】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、素材内部への通気 性が向上すると共に、頚部又は頭部が好適な高さ及び好適な保持力で保持される 枕本体を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために請求項1の考案は、頚部又は頭部を保持する弾力性 を有する上層保持部と、前記上層保持部の下の左右両側に設けられた弾力性を有 する中間層保持部と、前記中間層保持部の下に設けられ、その底面の略中央部に 空間部が形成された弾力性を有する下層保持部とから成り、上記中間層保持部は 、上記上層保持部よりも柔らかい弾力性を有し、前記上層保持部の素材が、カテ キン入り低反発ウレタン、通気性低反発ウレタン、又は備長炭入り低反発ウレタ ンであり、前記頚部又は頭部を保持することで生じる加重により、前記空間部が 浮き沈みするサスペンション機能を有する枕本体である。 【0006】 この構成においては、上層保持部に加重が掛かると、その加重に応じて下層保 持部の底面に形成された空間部が浮き沈みするサスペンション機能が働く。この ため、頚部又は頭部を枕本体の略中央箇所に載置して就寝すると、頚部又は頭部 の加重により空間部が沈み込み、これにより、頚部又は頭部は重圧が分散されて 保持されると共に、頚部又は頭部の保持位置が好適な高さとなる。しかも、空間 部が沈み込むことで、その左右からの素材の挟み込みによる保持力を生じ、これ により、頚部又は頭部は、左右方向からも保持される。また、頚部又は頭部の動 きにより加重が変化すると、その加重変化に応じて空間部が浮き沈みして空間部 の形状が変化し、これにより、空間部に空気の流れを生じ、枕本体内部に空気が 送り込まれて湿気が放湿される。また、枕本体の不使用時においても、空間部が 通気孔の役目を果たし、枕内部の湿気が放湿される。 【0007】 また、寝返り等により枕の左右側方箇所にて横伏位となったとき、上層保持部 よりも柔らかい中間層保持部が押し下げられ、これにより、頚部又は頭部は、横 伏位での就寝がし易い高さに保持される。また、上層保持部の素材がカテキン入 り低反発ウレタンでは、カテキンによる消臭効果が得られ、通気性低反発ウレタ ンでは、むれ防止効果が得られ、備長炭入り低反発ウレタンでは、備長炭による 消臭効果及びマイナスイオン効果が得られる。 【0008】 【考案の実施の形態】 以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。まず、 本考案の一実施形態に係る枕本体の概略構成を図1及び図2に示す。枕本体10 は、就寝時等に頚部及び頭部を保持するものであり、上層保持部1と、中間層保 持部2と、下層保持部3とから構成されている。 【0009】 上層保持部1は、枕本体10の最上部に設けられ、頚部及び頭部が載置される 部分である。上層保持部1の表面は、頚部及び頭部を安定して保持するように、 凸面部1a、凹面部1b、及び凸面部1cから成るなだらかな凹凸曲面状に形成 されている。この上層保持部1は、加重が掛かると沈み込み、加重が無くなると 元の形状に戻るように、クッション性(弾力性及び反発性)を有する素材により 形成されている。 【0010】 中間層保持部2は、上層保持部1の下において、所定の間隔4を空けて左右両 側に設けられている。この中間層保持部2は、加重が掛かると沈み込み、加重が 無くなると元の形状に戻るように、クッション性を有する素材により形成されて いる。中間層保持部2のクッション性は、上層保持部1よりも若干柔らかくして ある。 【0011】 下層保持部3は、中間層保持部2の下に設けられ、その底面の略中央には、凸 面部1aから凸面部1cの方向に沿って、アーチ状の空間部5が形成されている 。この下層保持部3は、加重が掛かると沈み込み、加重が無くなると元の形状に 戻るように、クッション性を有する素材により形成されている。 【0012】 上記構成の枕本体10は、凸面部1a、凹面部1b、及び凸面部1cが形成さ れた上層保持部1の底面の左右両側に中間層保持部2を接着し、中間層保持部2 の底面、及び上層保持部1の底面に、空間部5が形成された下層保持部3を接着 することで造られる。 【0013】 上層保持部1の素材には、カテキン入り低反発ウレタン性素材、通気性低反発 ウレタン性素材、又は備長炭入り低反発ウレタン性素材が用いられ、適宜のクッ ション性を有すると共に通気性を有するように形成されている。カテキン入り低 反発ウレタン性素材では、カテキンによる消臭効果が得られ、通気性低反発ウレ タン性素材では、むれ防止効果が得られ、備長炭入り低反発ウレタン性素材では 、備長炭による消臭効果及びマイナスイオン効果が得られる。また、中間層保持 部2、及び下層保持部3の素材には、ウレタン性素材、羽毛、粒状のセラミック 素材、及び粒状の合成樹脂等の弾力性及び反発性が確保できる素材が用いられ、 適宜のクッション性を有すると共に通気性を有するように形成されている。 【0014】 このように構成された枕本体10は、クッション性を有する素材により形成さ れているため、加重が掛かると元の形状に戻ろうとする力が働く。また、枕本体 10の下層保持部3の底面には、略中央にアーチ状の空間部5が形成されている 。このため、枕本体10には、上層保持部1に加重が掛かると、その加重に応じ て空間部5が浮き沈みするサスペンション機能が働く。 【0015】 上記構成の枕本体10は、不図示のカバーが装着されて使用される。このカバ ーには、頚部及び頭部が載置される箇所にキュービックアイ等の高通気性素材が 用いられている。 【0016】 枕本体10は、仰向けに就寝するときには、図3(a)に示すように、枕本体 10の略中央において、頭部20を枕本体10の凹面部1bに載置すると共に頚 部21を凸面部1cに載置して使用する。なお、カバーについては、図示を省略 している。 【0017】 このとき、枕本体10は、頭部20及び頚部21の加重により、図3(b)及 び図3(c)に示すように、上層保持部1及び下層保持部3の素材が空間部5に 沈み込んだ状態に変形する。これにより、頭部20及び頚部21は、重圧が分散 されて保持されると共に、好適な高さで保持される。しかも、上層保持部1及び 下層保持部3の素材が空間部5に沈み込むことで、その左右からの素材の反発力 による挟み込みを生じ、これにより、頭部20及び頚部21は、左右方向からも 保持され、略中央位置に安定して保持される状態となる。 【0018】 また、枕本体10は、頭部20や頚部21の動きにより加重が変化すると、そ の加重変化に応じて空間部5が浮き沈みの変形をし、その結果、空間部5に空気 の流れが生じる。これにより、就寝時等において、枕本体10の素材内部には、 頭部20や頚部21の動きに応じて繰り返して空気が送り込まれるため、湿気が 枕本体10の素材内部に残留することがなく、効率よく放湿される。また、加重 が掛かっていない枕本体10の不使用時においても、枕本体10の底面の空間部 5が通気孔の役目を果たし、湿気が効率よく放湿される。 【0019】 また、枕本体10は、図4(a)に示すように、寝返り等により側方箇所にて 横伏位になるときがある。このとき、枕本体10は、図4(b)及び図4(c) に示すように、空間部5が元の形状に復元される。また、中間層保持部2が上層 保持部1よりも若干柔らかいため、上層保持部1及び中間層保持部2が適度に押 し下げられ、これにより、頭部20及び頚部21は、横伏での就寝がし易い高さ に保持される。 【0020】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態において、上層保持部1の表面形状は、凸面部1a、凹面 部1b、及び凸面部1cから成る凹凸曲面形状に限らず、使用目的や使用者の好 みに応じた形状にしてもよい。 【0021】 【考案の効果】 以上説明したように請求項1の考案によれば、また、枕本体の底面に形成され た空間部により通気性が向上すると共に、この空間部は、サスペンション機能に より、頚部又は頭部の動きに追随する浮き沈みで空気の流れを生じる。これによ り、枕本体内部の湿気を効率よく放湿して乾燥することができ、枕本体を衛生的 に使用することができる。また、頚部又は頭部は、空間部が沈み込むことにより 重圧が分散されて保持されると共に好適な高さで保持され、しかも、空間部が沈 み込むことで左右からの素材の挟み込みによる保持力を生じ、左右方向からも保 持される。これにより、頚部又は頭部は、好適な保持力により好適な高さでしか も枕の略中央位置で安定的に保持され、快適に就寝することができる。また、左 右側方箇所にて横伏位となったとき、頚部又は頭部は、横伏位での就寝がし易い 高さに保持されるため、横伏位でも快適に就寝することができる。 【0022】 また、上層保持部の素材がカテキン入り低反発ウレタンでは、消臭効果が得ら れ異臭の発生が抑えられるため、枕本体を衛生的に使用できる。また、上層保持 部の素材が通気性低反発ウレタンでは、むれ防止効果が得られるため、枕本体を 衛生的に使用できる。また、上層保持部の素材が備長炭入り低反発ウレタンでは 、消臭効果が得られ異臭の発生が抑えられるため、枕本体を衛生的に使用できる と共に、マイナスイオン効果が得られるため、快適に就寝することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本考案の一実施形態に係る枕本体の概略構成
を示す斜視図。 【図2】 同枕本体の側面図。 【図3】 (a)は同枕本体の仰向位での使用例を示す
平面図、(b)はその側面図、(c)はそのA−A’に
おける断面図。 【図4】 (a)は同枕本体の横伏位での使用例を示す
平面図、(b)はその側面図、(c)はそのB−B’に
おける断面図。 【符号の説明】 1 上層保持部 2 中間層保持部 3 下層保持部 5 空間部 10 枕本体

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 頚部又は頭部を保持する弾力性を有する
    上層保持部と、前記上層保持部の下の左右両側に設けら
    れた弾力性を有する中間層保持部と、前記中間層保持部
    の下に設けられ、その底面の略中央部に空間部が形成さ
    れた弾力性を有する下層保持部とから成り、 上記中間層保持部は、上記上層保持部よりも柔らかい弾
    力性を有し、 前記上層保持部の素材が、カテキン入り低反発ウレタ
    ン、通気性低反発ウレタン、又は備長炭入り低反発ウレ
    タンであり、 前記頚部又は頭部を保持することで生じる加重により、
    前記空間部が浮き沈みするサスペンション機能を有する
    ことを特徴とする枕本体。
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