JP2018175793A - 芯材 - Google Patents

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Abstract

【課題】頬及び側頭部にかかる負担を低減させると共に、寝心地を良好にすることができる芯材を提供する。【解決手段】一実施形態に係る芯材は、使用者の後頭部が当てられる枕のカバ−に収容され、長手方向D1、及び長手方向D1に交差する幅方向D2に延在する芯材1である。芯材1は、使用者側に向けられる表面において、幅方向D2の中央部分であって且つ長手方向D1の両側部分のそれぞれに設けられる凹部と、後頭部の反対側に向けられる裏面3において、長手方向D1及び幅方向D2の中央部分に位置する凹部3aと、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、枕のカバーに収容される芯材に関する。
枕のカバーに収容される芯材としては、従来から種々のものが知られている。特開2015−150373号公報には、下層芯材及び上層芯材から成る枕の芯材が記載されている。この芯材はカバーに被覆されて使用される。下層芯材は、最下層に位置しており、下層芯材の直上に上層芯材が配置されている。
上層芯材の上側には、後頭載置部と、頸椎載置部と、側頭載置部とが設けられており、後頭載置部に対して、側頭載置部及び頸椎載置部が盛り上がった形状を成している。この芯材では、側頭載置部が後頭載置部よりも高く盛り上がっている。よって、相対的に高い側頭載置部の間の後頭載置部に後頭部を入り込ませることにより、後頭部の位置の安定を図っている。
特開2015−150373号公報
しかしながら、前述した芯材では、使用者が横向き寝をしたときに、使用者の首と側頭載置部及び頸椎載置部との間に隙間が形成され、枕から首が浮いてしまう。また、横向き寝をした状態において、使用者の頬は側頭載置部に密着する。よって、首が枕から浮くと共に、頬が枕に密着した状態となるため、頬に対する圧力が高くなり頬を圧迫して側頭部に負担がかかるという問題がある。頬又は側頭部にかかる負担が大きくなると、寝返りをしづらくなるので、寝心地が損なわれる可能性がある。
本発明は、頬及び側頭部にかかる負担を低減させると共に、寝心地を良好にすることができる芯材を提供することを目的とする。
本発明の芯材は、使用者の後頭部が当てられる枕のカバーに収容され、長手方向、及び長手方向に交差する幅方向に延在する芯材であって、後頭部側に向けられる表面において、幅方向の中央部分であって且つ長手方向の両側部分のそれぞれに設けられる第1凹部と、後頭部の反対側に向けられる裏面において、長手方向及び幅方向の中央部分に位置する第2凹部と、を備えている。
この芯材は、後頭部側に向けられる表面において、芯材の長手方向の両側部分に設けられた第1凹部を備えている。よって、使用者が横向き寝をしたときには、頬及び側頭部が第1凹部に入ることにより、頬及び側頭部に対する圧迫を低減させることができる。従って、頬及び側頭部を表面の第1凹部に入らせることによって使用者の肩が簡単に持ち上がるので、寝返りをスムーズ且つ容易に打つことができる。また、この芯材は、裏面の中央部分に位置する第2凹部を備える。よって、使用者の後頭部を裏面の第2凹部で受け止めることにより、使用者の首を第2凹部の手前部分に確実に埋め込ませることができる。従って、首を芯材に埋め込ませて枕から首が浮くことを抑制することができるので、後頭部及び側頭部にかかる負担を低減させることができる。このため、後頭部及び側頭部の圧力が分散されるので、寝返り性を高めることができると共に寝心地を良好にすることができる。
また、第2凹部の深さは、裏面の中央から離れるに従って徐々に浅くなってもよい。この場合、芯材の裏面の第2凹部の深さは、中央から離れるに従って徐々に浅くなるので、使用者が横向き寝をしたときに、後頭部が第2凹部の中央からスムーズに離れることになる。従って、肩をスムーズに持ち上げることができるので、寝返り性をより高めることができる。
また、第2凹部は、裏面において長手方向に延びる形状とされていてもよい。この場合、芯材の長手方向における使用者の身体の動きをスムーズにすることができるので、寝返り性をより高めることができる。
また、第2凹部の幅は、裏面において長手方向の両端側に向かうに従って徐々に狭くなってもよい。この場合、芯材の長手方向の両端側に向かうに従って第2凹部の幅が徐々に狭くなるので、使用者は、第2凹部に沿って後頭部を移動させることにより、横向き寝をスムーズに行うことができる。従って、肩を更に持ち上げやすくなるので、寝心地を一層良好にすることができる。
本発明によれば、頬及び側頭部にかかる負担を低減させると共に、寝心地を良好にすることができる。
実施形態に係る芯材が収容されたカバーの一例を示す平面図である。 図1の芯材の表面を示す斜視図である。 図1の芯材の裏面を示す斜視図である。 図2の表面を拡大して示す平面図である。 図3の裏面を拡大して示す底面図である。 図1の芯材を長手方向の両端側から見た側面図である。 (a)は、図1の芯材を用いた場合における使用者の身体の動きを示す図である。(b)は、従来の芯材を用いた場合における使用者の身体の動きを示す図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る芯材の実施形態について説明する。以下の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。本明細書において、「幅方向の中央部分」は、幅方向の中央を含む部分を示しており、全体として幅方向の中央からずれていても当該中央が含まれた領域であれば該当する。「長手方向の中央部分」は、上記同様、長手方向の中央を含む部分を示しており、全体として長手方向の中央からずれていても当該中央が含まれた領域であれば該当する。また、「長手方向の両側部分」は長手方向の中央を挟んだ両側の部分を示している。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る芯材1は、枕PのカバーP1に収容されて使用される。芯材1は、全体として長方形状を成しており、高い柔軟性を有する。芯材1は、例えば、左右対称とされている。芯材1は、低反発の発泡ウレタンであり、ウレタンモールド成型によって形成されている。
例えば、カバーP1は、メッシュ素材によって構成されており、高い通気性が確保されている。カバーP1は、芯材1に沿った形状を成しており、各長辺の両端及び中央が盛り上がる波形状を備えたリボン形又は蝶形とされている。カバーP1は、長手方向(図1における横方向)に延びると共に幅方向(図1における上下方向)の中央に位置するファスナーP2を備えており、ファスナーP2によって開閉自在とされている。ファスナーP2が開けられることによって、カバーP1に対する芯材1の収容及び取り出しが行われる。なお、芯材1を収容するカバーの態様としては、カバーP1に限られず、適宜変更可能である。
図2及び図3に示されるように、芯材1は、長手方向D1、幅方向D2及び高さ方向D3に延在する略直方体状を成している。具体的には、芯材1は、長手方向D1に延びると共に両端及び中央が盛り上がる波形状とされた一対の端辺1aを備えるリボン形又は蝶形とされている。長手方向D1、幅方向D2及び高さ方向D3は、互いに交差(例えば直交)している。
芯材1は、使用者M(図7参照)の後頭部M1側に向けられる表面2と、後頭部M1の反対側(敷き布団側)に向けられる裏面3とを有する。また、芯材1は、前述した一対の端辺1aと、表面2において幅方向D2に延びる一対の端辺1bと、裏面3において幅方向D2に延びる一対の端辺1cとを備える。表面2は一対の端辺1a及び一対の端辺1bを含んでおり、裏面3は一対の端辺1a及び一対の端辺1cを含んでいる。
端辺1aは、長手方向D1の両端それぞれに設けられた第1凸部11と、長手方向D1の中央に設けられた第2凸部12と、第1凸部11及び第2凸部12の間に位置する凹部13と、を有する。第1凸部11、凹部13及び第2凸部12は、この順で滑らかに接続している。
表面2は、その長手方向D1の両側部分のそれぞれに周囲よりも窪んだ凹部2a(第1凹部)を有する。凹部2aは、長手方向D1の両端側(端辺1b側)に向かうに従って広がる形状とされている。例えば、凹部2aは、長手方向D1の中央側に中心を有する扇形状とされている。凹部2aは、長手方向D1及び幅方向D2に対して傾斜する一対の斜辺2eによって形成されている。
裏面3は、長手方向D1及び幅方向D2の中央部分に周囲よりも窪んだ凹部3a(第2凹部)を有する。凹部3aは、長手方向D1の両端側(端辺1c側)に向かうに従って狭まる形状とされている。凹部3aは、例えば、左右対称とされた流線形状を成している。また、芯材1は、芯材1を高さ方向D3に貫通する複数の第1貫通孔4a、及び複数の第2貫通孔4bを有する。
図4に示されるように、表面2は、前述した一対の凹部2aと、長手方向D1及び幅方向D2の中央に位置する中央部2bと、幅方向D2の一方側に位置する第1端部2cと、幅方向D2の第1端部2cとの反対側に位置する第2端部2dと、を有する。凹部2aの高さは、中央部2bの高さよりも低い。中央部2bの高さは、第1端部2c及び第2端部2dの高さよりも低い。また、第1端部2cの高さは、第2端部2dの高さよりも高い。
すなわち、第1端部2c、第2端部2d、中央部2b及び凹部2aは、この順で高くなっている。例えば、凹部2aの高さは2cm以上且つ9cm以下であり、中央部2bの高さは3cm以上且つ10cm以下である。第1端部2cの高さは5cm以上且つ12cm以下であり、第2端部2dの高さは4cm以上且つ11cm以下である。
例えば、表面2(芯材1)の長手方向D1の長さL1は、45cm以上且つ65cm以下であり、表面2の中央部2bにおける幅B1は、25cm以上且つ45cm以下である。また、表面2の長手方向D1の両端における幅B2(端辺1bの長さ)は、30cm以上且つ50cm以下である。また、表面2の凹部13間の幅B3は、20cm以上且つ40cm以下である。このように、幅B2は幅B1よりも長く、幅B1は幅B3よりも長い。
表面2の中央部2bには、前述した複数の第1貫通孔4aが形成されている。各第1貫通孔4aの直径は、例えば、1cm以上且つ3cm以下である。一例として、5個の第1貫通孔4aが形成されており、1個の第1貫通孔4aは表面2の中央に位置する。また、残り4個の第1貫通孔4aは、上記1個の第1貫通孔4aを中心とした仮想の正方形Sの頂点に配置されている。正方形Sの各辺は、長手方向D1及び幅方向D2に対して傾斜しており、例えば長手方向D1及び幅方向D2に対して45°の角度を成すように配置されている。正方形Sの一辺の長さは、例えば、5cm以上且つ15cm以下である。
例えば、第1端部2c側の端辺1aから最も近い1つの第1貫通孔4aの中心までの距離K1は、8cm以上且つ18cm以下である。また、第2端部2d側の端辺1aから最も近い第1貫通孔4aの中心までの距離K2は、5cm以上且つ15cm以下である。第1端部2c側の端辺1aから幅方向D2の中央に位置する第1貫通孔4aの中心までの距離K3は、12cm以上且つ23cm以下であり、第2端部2d側の端辺1aから幅方向D2の中央に位置する第1貫通孔4aの中心までの距離K4は、10cm以上且つ20cm以下である。例えば、距離K1は距離K2よりも長く、且つ距離K3は距離K4よりも長い。
第1貫通孔4aの長手方向D1の両側には、前述した複数の第2貫通孔4bが形成されている。各第2貫通孔4bの直径は、各第1貫通孔4aの直径よりも小さく、例えば0.5mm以上且つ1.5mm以下である。第1貫通孔4aの長手方向D1の一方側には長方形状となるように複数の第2貫通孔4bが配置されており、第1貫通孔4aの長手方向D1の他方側(上記一方側の反対側)には長方形状となるように複数の第2貫通孔4bが配置されている。複数の第2貫通孔4bは、例えば、左右対称となる位置に配置されている。
例えば、複数の第2貫通孔4bは凹部2aに形成されており、これにより芯材1の柔軟性が一層高められる。一例として、30個の第2貫通孔4bが配置されており、30個の第2貫通孔4bのうち15個が長手方向D1の一方側に配置され、残り15個が長手方向D1の他方側に配置されている。15個の第2貫通孔4bは、縦に5個、横に3個にそれぞれ並んでおり、縦長の長方形状を成している。15個の第2貫通孔4bのうち、幅方向D2の中央であって且つ長手方向D1両端側の2個の第2貫通孔4bが凹部2aに形成されている。なお、各凹部2aに形成される第2貫通孔4bの個数は、3個又は4個であってもよい。
図5に示されるように、裏面3は、長手方向D1に延びる凹部3aと、表面2の第1端部2c側に位置する第1部分3dと、凹部3aから見て第1部分3dの反対側に位置する第2部分3eと、を有する。第1部分3d及び第2部分3eは、平坦状、又は、盛り上がるように湾曲した形状を成している。
凹部3aは、全体として、長手方向D1に延びる流線形状とされている。例えば、凹部3aは、第2部分3e側に回転中心を有する円弧状の第1湾曲部3fと、第1部分3d側に回転中心を有する円弧状の第2湾曲部3gと、によって形成されている。凹部3aには、前述した第1貫通孔4a及び第2貫通孔4bが形成されている。
例えば、凹部3aには、複数の第1貫通孔4a及び複数の第2貫通孔4bが形成されている。また、凹部3aに全ての第1貫通孔4aが形成されていてもよく、一部の第1貫通孔4aのみが凹部3aに形成されていてもよい。また、図5に示される例では、第1貫通孔4aの長手方向D1の一方側及び他方側のそれぞれに2個の第2貫通孔4bが形成されているが、凹部3aに形成される第2貫通孔4bの個数は1個又は3個以上であってもよい。
凹部3aは、凹部3aの中央3b(裏面3の中央に相当)から離間するに従って、凹部3aの深さが徐々に浅くなるように形成されている。凹部3aの中央3b付近(第1貫通孔4aの隣接位置)の深さは、例えば2cmであり、中央3bから離れるに従って凹部3aは徐々に浅くなる。凹部3aの中央3bにおける幅B4は最も広くなっており、凹部3aの幅は中央3bから長手方向D1の両端に向かうに従って徐々に狭くなっている。
図6は、芯材1を長手方向D1側から見た側面図である。図6に示されるように、芯材1の側面1dは、舟型とされている。すなわち、表面2側の端辺1bが比較的直線状とされているのに対し、裏面3側の端辺1cは端辺1aから下方に大きく延びる形状とされている。端辺1bは、幅方向D2の中央に凹部2aに連続する凹部1eを有する。端辺1cは、端辺1aから下方に直線状に延びると共に下方に空間Aを形成する一対の傾斜部1fと、一対の傾斜部1fの間で平坦状とされた底部1gとによって形成される。
例えば、凹部1e及び底部1gにおける芯材1の高さH1は、2cm以上且つ9cm以下である。側面1dの第1端部2c及び第1部分3d側の高さH2は、5cm以上且つ12cm以下であり、側面1dの第2端部2d及び第2部分3e側の高さH3は、4cm以上且つ11cm以下である。このように、高さH2は高さH3より高くなっている。また、第1端部2cの幅方向D2の長さL2は、第2端部2dの幅方向D2の長さよりも長く、例えば6cm以上且つ13cm以下である。
以上のように構成された芯材1から得られる作用効果について説明する。
図4及び図5に示されるように、芯材1は、後頭部M1側に向けられる表面2において、芯材1の長手方向D1の両側部分に設けられた凹部2aを備えている。よって、使用者Mが横向き寝をしたときには、頬及び側頭部が凹部2aに入ることにより、頬及び側頭部に対する圧迫を低減させることができる。
また、図7(b)に示されるように、従来の芯材を備えた枕100では、使用者Mの頬及び側頭部の可動範囲Rが狭いため、肩M2が上がりにくいという問題があった。枕100では、肩M2が上がりにくいと共に、使用者Mの頬を圧迫して側頭部に負担がかかるので、寝返りをしづらく寝心地が損なわれるという問題があった。
これに対し、本実施形態に係る芯材1を備えた枕Pでは、図7(a)に示されるように、頬及び側頭部を表面2の凹部2aに入らせることによって可動範囲Rを広げることができる。従って、使用者Mの肩M2が簡単に持ち上がるので、寝返りをスムーズ且つ容易に打つことができる。
また、芯材1は、裏面3の中央部分に位置する凹部3aを備える。よって、芯材1の柔軟性が高められることにより可動範囲Rを広げることができる。また、使用者Mの後頭部M1を裏面3の凹部3aで受け止めることにより、使用者Mの首を凹部3aの手前部分(例えば第1部分3d)に確実に埋め込ませることができる。
従って、首を芯材1に埋め込ませて枕Pから首が浮くことを抑制することができるので、後頭部M1及び側頭部にかかる負担を低減させることができる。このため、後頭部M1及び側頭部の圧力が分散されるので、寝返り性を高めることができると共に寝心地を良好にすることができる。
また、凹部3aの深さは、裏面3の中央3bから離間するに従って徐々に浅くなっている。よって、芯材1の裏面3の凹部3aの深さは、中央3bから離れるに従って徐々に浅くなるので、使用者Mが横向き寝をして後頭部M1が凹部3aの中央3bからスムーズに離れることになる。従って、横向き寝のときに肩M2をスムーズに持ち上げることができるので、寝返り性を高めることができる。
また、凹部3aは、裏面3において長手方向D1に延びる形状とされている。よって、芯材1の長手方向D1における使用者Mの身体の動きをスムーズにすることができるので、寝返り性をより高めることができる。
また、図5に示されるように、凹部3aの幅は、裏面3において長手方向D1の両端側に向かうに従って徐々に狭くなっている。よって、芯材1の長手方向D1の両端側に向かうに従って凹部3aの幅が徐々に狭くなるので、使用者Mは、凹部3aに沿って後頭部M1及び首を移動させることにより、横向き寝をスムーズに行うことができる。従って、肩M2を更に持ち上げやすくなるので、寝心地を一層良好にすることができる。
また、芯材1は、リボン形又は蝶形とされており、芯材1の各端辺1aは、両端及び中央が盛り上がる波形状とされている。よって、芯材1の意匠性を高めることができる。また、端辺1aの中央の盛り上がった部分に使用者Mの首が埋まるので、首と枕Pとの間に隙間が形成されないようにすることができる。従って、枕Pへの使用者Mの身体の接触面積を大きくすることによって圧力を分散させることができるので、寝心地の一層の向上に寄与する。
また、図4に示されるように、表面2の凹部2aは、長手方向D1及び幅方向D2に対して傾斜する斜辺2eを有する。よって、使用者Mが横向き寝をしたときに頬を凹部2aに一層入り込ませやすくすることができると共に、首を凹部2aの手前部分(例えば第1端部2c)に密着させることができる。従って、横向き寝をしたときにおける頬への圧迫感を低減させることができると共に、横向き寝をしたときのフィット感を良好にすることができる。
また、図6に示されるように、表面2は、幅方向D2の一方側に位置する第1端部2cと、幅方向D2の第1端部2cとの反対側に位置する第2端部2dと、を有し、第1端部2cの高さH2は、第2端部2dの高さH3よりも高い。よって、使用者Mの首の高さに応じて、第1端部2c及び第2端部2dのどちらを首側に向けるかを選択することができる。従って、使用者Mの首の高さに応じて表面2の高さを選択することができるので、使用者Mの寝心地を更に良好にすることができる。
また、芯材1の側面1dにおける幅方向D2の両端には、下方に空間Aを形成する一対の傾斜部1fが設けられる。よって、空間Aから芯材1の下に手を入れやすくすることができる。また、側面1dは、舟型とされているので、使用者Mが横向き寝をしたときに肩M2を枕Pに乗りにくくすることができる。従って、肩M2が枕Pに乗らないことによって首を枕Pに埋めることができるので、圧力を分散させて寝心地を向上させることができる。
また、図5に示されるように、芯材1は、裏面3の凹部3aに複数の貫通孔4a,4bを備える。従って、芯材1の通気性を高めると共に、芯材1を更に柔らかくすることができる。よって、フィット感を向上させることができると共に、寝心地の更なる向上に寄与する。また、芯材1が柔らかいことによって使用者Mの首を確実に枕Pに埋め込ませることができる。
以上、本発明に係る芯材の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形してもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、前述の実施形態では、裏面3の凹部3aが流線形状である例について説明した。しかしながら、裏面の凹部の形状は、楕円形状、長円形状、円形状又は多角形状であってもよく適宜変更可能である。また、裏面の凹部の大きさ、数及び配置態様についても適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、複数の貫通孔4a,4bを備えた芯材1について説明したが、貫通孔の形状、大きさ、数及び配置態様は適宜変更可能である。更に、貫通孔を省略してもよい。
また、前述の実施形態では、側面1dが舟型である芯材1について説明したが、芯材の側面の形状は、例えば、楕円状、長円状又は多角形状等、舟型とは異なる形状であってもよい。更に、前述の実施形態では、リボン形又は蝶形の芯材1について説明したが、芯材そのものの形状も適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、低反発の発泡ウレタンでありウレタンモールド成型によって形成された芯材1について説明した。しかしながら、芯材の素材についても適宜変更可能である。例えば、高反発の発泡ウレタンから成る芯材であってもよいし、天然ゴム又は合成ゴム等のゴム素材から成る芯材であってもよい。更に、複数の線状のポリエチレン素材が互いに絡み合って形成された三次元樹脂構造体から成る芯材であってもよい。
1…芯材、1a,1b,1c…端辺、1d…側面、1e…凹部、1f…傾斜部、1g…底部、2…表面、2a…凹部(第1凹部)、2b…中央部、2c…第1端部、2d…第2端部、2e…斜辺、3…裏面、3a…凹部(第2凹部)、3b…中央、3d…第1部分、3e…第2部分、3f…第1湾曲部、3g…第2湾曲部、4a…第1貫通孔、4b…第2貫通孔、11…第1凸部、12…第2凸部、13…凹部、A…空間、B1,B2,B3,B4…幅、D1…長手方向、D2…幅方向、D3…高さ方向、K1,K2,K3,K4…距離、M…使用者、M1…後頭部、M2…肩、P…枕、P1…カバー、P2…ファスナー、S…正方形。

Claims (4)

  1. 使用者の後頭部が当てられる枕のカバーに収容され、長手方向、及び前記長手方向に交差する幅方向に延在する芯材であって、
    前記後頭部側に向けられる表面において、前記幅方向の中央部分であって且つ前記長手方向の両側部分のそれぞれに設けられる第1凹部と、
    前記後頭部の反対側に向けられる裏面において、前記長手方向及び前記幅方向の中央部分に位置する第2凹部と、
    を備えた芯材。
  2. 前記第2凹部の深さは、前記裏面の中央から離れるに従って徐々に浅くなる、
    請求項1に記載の芯材。
  3. 前記第2凹部は、前記裏面において前記長手方向に延びる形状とされている、
    請求項1又は2に記載の芯材。
  4. 前記第2凹部の幅は、前記裏面において前記長手方向の両端側に向かうに従って徐々に狭くなる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の芯材。
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