JP3091488B2 - 締付け具 - Google Patents

締付け具

Info

Publication number
JP3091488B2
JP3091488B2 JP03515402A JP51540291A JP3091488B2 JP 3091488 B2 JP3091488 B2 JP 3091488B2 JP 03515402 A JP03515402 A JP 03515402A JP 51540291 A JP51540291 A JP 51540291A JP 3091488 B2 JP3091488 B2 JP 3091488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
torque
pressure transmitting
annular recess
transmitting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03515402A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06503634A (ja
Inventor
マチューズ,ノーマン,レズリー
Original Assignee
マチューズ,ノーマン,レズリー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マチューズ,ノーマン,レズリー filed Critical マチューズ,ノーマン,レズリー
Publication of JPH06503634A publication Critical patent/JPH06503634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3091488B2 publication Critical patent/JP3091488B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B43/00Washers or equivalent devices; Other devices for supporting bolt-heads or nuts
    • F16B43/002Washers or equivalent devices; Other devices for supporting bolt-heads or nuts with special provisions for reducing friction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B45/00Means for securing grinding wheels on rotary arbors
    • B24B45/006Quick mount and release means for disc-like wheels, e.g. on power tools
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B37/00Nuts or like thread-engaging members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B37/00Nuts or like thread-engaging members
    • F16B37/16Wing-nuts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/40Clamping arrangements where clamping parts are received in recesses of elements to be connected
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/40Clamping arrangements where clamping parts are received in recesses of elements to be connected
    • F16B2200/403Threaded clamping parts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/59Manually releaseable latch type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/59Manually releaseable latch type
    • Y10T403/591Manually releaseable latch type having operating mechanism

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は改良された締付け具(ファスナー)に係わ
り、特に限定するわけではないが、研削ホイール、円形
鋸刃または肉切り(carving)ディスクを電動工具のス
ピンドルに締付けるのに好適なねじ付き締付け具に関す
る。
発明の背景 例えばナットの形をした従来のねじ付き締付け具によ
れば、ボルトのねじ付きスピンドルまたは同様部材にナ
ットを締付けるのに必要とされるエネルギーにおけるか
なりの割合のエネルギーが、ナットと締付けられる物体
の表面との間の摩擦によって消失する。このことは、ナ
ットの所要の「締付け」を達成するのに必要とされるト
ルク(すなわち、締付けられる物体上にナットによって
加えられる保持圧)は、そうでない場合に必要とされる
よりも50%までも大きくなり得ることを意味する。この
理由で、例えば長尺スパナや調整可能なレンチのような
特別の工具がこの摩擦に打ち勝つのに必要なトルクを与
えるため、更にまた所望の保持圧を得るために使用され
る。同じ理由でナットを緩めるためにも同様に特別工具
が一般に必要とされる。
これまではナットおよび(または)物体が使用時に緩
まないことを保証するために、ナット締付けられる物体
との間に最大限の摩擦が必要であると考えられた。最近
の発見はこれが事実でないことを示唆しており、また、
与えられる十分な保持圧は締付けられる物体に対するナ
ットの作用で加えられ、ナットはその反作用である緊張
作用およびナットの螺合されたスピンドルのねじ部に対
する摩擦グリップによって締付け状態を維持することを
示唆している。多くの状況において、締付けられるべき
物体は例えばスピンドルにキー止めされる理由でスピン
ドルに対して相対的に回転できず、そのためにナットが
それ自体で緩みを生じる可能性は何れにしてもかなり低
い。しかしながら、ナットを締付け状態に保持するため
にナットと締付けられる物体との間に摩擦を殆ど必要と
しないか、摩擦を必要としても僅かであるというこの発
見は、このような摩擦を最少限に抑えて、トルクの一層
大きな部分を保持圧に変換するように利用することが望
まれる。
米国特許第4,969,788号は、球形に形成された下面を
有し、締付けられる部材に形成されている補完的な形状
の凹部と係合される形式の圧力リングを備えたナットを
開示している。この発明は、一般にナットとは別の部材
とされる従来のスリット付き圧力リングに係わる問題の
解消を探求している。閉じた圧力リングが連結して備え
られたナットが提供され、この連結手段はナットおよび
リングがナット軸線のまわりで相対的に回転できるよう
に、およびナット軸線に対して横方向に相対的に変位で
きるようにする。ナットおよび圧力リングは対向する圧
力伝達面を有し、少なくとも一方の圧力伝達面は潤滑剤
を保持する複数の凹部を有している。これは例えば圧力
伝達面をショットピーニング加工して達成される。従っ
て米国特許第4,969,788号によれば、このようにショッ
トピーニング加工された圧力伝達面は永久的な潤滑剤の
膜を形成されることができ、これによりナットと圧力リ
ングとの間の摩擦はスリット付き圧力リングによる場合
と同じ強さではなく、ボルトの締付けの間の保持トルク
の低下は低減される。対向する反対側の圧力伝達面は微
細な旋盤加工や磨き加工を施されることが好ましい。
恐らく使用される潤滑剤は液体もしくは例えばグリー
スのような粘性潤滑剤であり、ショットピーニング加工
面の凹部が潤滑剤で満たされると、ナットおよび圧力リ
ングが相対的に回転されるときに凹部内の潤滑剤の幾ら
かは対向面に付着し、知られているように圧力伝達面の
間に薄い膜として延ばされる。これは時間に関しては満
足できることを証明するが、しかしながら繰返し使用さ
れた後に多くの凹部で潤滑剤が空になり、幾らかの潤滑
剤は対向面間から押し出されて、対向面の間に薄い膜を
形成するための残る潤滑剤が殆ど無いか全く無いことに
なる。従って、米国特許第4,969,788号のナットおよび
圧力リングの保持トルクは、締付けおよび緩めを繰返す
間に徐々に低下する。更に重要なことに、液体または粘
性潤滑剤は2つの対向面を完全に離して保持できず、従
って常に或程度の金属どうしの接触があり、付随的にそ
の間の摩擦を伴う。この問題は圧力伝達面の間の潤滑剤
の量が時間経過に伴って減少するにつれて悪化するだけ
である。
本発明は、締付けおよび緩めが行われる間ですら、ま
た特にそれが繰返されても、物体を締付けるのに必要と
されるトルクにおける一層大きな割合となる部分が物体
に加えられる圧力に変換できるような改良した締付け具
を提供する考えのもとに開発された。有利なことに、こ
の改良した締付け具は手で簡単に締付けることもでき
る。何故ならば、従来の締付け具と同じ保持圧を得るた
めに必要とされるトルクが小さいからであり、従ってこ
の締付け具を締付けまたは緩めるために工具の必要性は
無くなる。明細書の残る部分は主として本発明の1つの
応用例、すなわち研削ホイール、円形鋸、肉切りディス
クまたは抉りブレードのような回転工具を電動工具に締
付けることに向けられるが、本発明は例えば自動車工業
において更に格段に広い応用例を有することは認識され
よう。
研削ホイールをアングルグラインダーのスピンドルに
固定するために使用される従来のクランプナットは中心
軸線を通ってねじ部を形成されており、スピンドル上に
ホイールより先に取り付けられるワッシャー状の裏当て
板と協働する。スピンドルに備えられた肩部がの裏当て
板をスピンドルに固定し、クランプナットがスピンドル
上でねじ回されるとクランプナットはこのホイールに圧
力を作用し、ホイールは裏当て板に対してクランプさ
れ、それ故にスピンドルに対して固定される。慣用的に
ナットが締付けられたときは研削ホイールに対する裏当
て板の摩擦グリップがホイールのスピンドル上での回転
を防止する。スパナーまたは同様工具がナットを固定的
に締付けるために使用できる。更に、使用の間に研削ホ
イールが被加工部材と係合するとき、クランプナットは
研削ホイールがスピンドルの回転方向に対して相対的に
反対方向へ回転して自然に締付けられ、それ故に使用後
のナットの取り外しが極めて困難になる。スピンドル上
の締付け具を緩めるために特別な工具の必要性を無く
し、研削ホイールや肉切りディスクの交換を容易にする
ことを意図した幾つかの改良された形式の締付け具が知
られている。
例えばロバート・ボッシュ・ゲーエムベーハーによる
AU12247/88(594557)は電動工具のスピンドルのフラン
ジ上に軸線方向にディスクをクランプするクランプ装置
を開示している。このクランプ装置は、携帯用グライン
ダーのような電動工具のスピンドルに螺合でき、また回
転不能且つ軸線方向に移動可能なクランプディスクを支
持するようなクランプナットを含む。このクランプディ
スクは研削ホイールと係合し、また、クランプナットに
より軸線方向の圧縮力を付加される、従って研削ホイー
ルに対して軸線方向に押圧されるようになされる。作動
部材がクランプナットとの間に配置され、この作動部材
の回転動作がクランプディスクをクランプ状態から軸線
方向に解放する。従って、AU12247/88(594557)のクラ
ンプ装置は、例えクランプナットが工具スピンドルに対
して緊密に固定されているときですら手で容易に解放で
きる。しかしながら或る状況のもとで、例えばクランプ
装置が錆び付いた状態にあったり解放(アンロック)状
態で使用された場合には、依然として特別な工具が必要
となる。更にこのクランプ装置の構造は多数の可動部材
を有して極めて複雑であり、それ故に製造は高価とな
る。更に、操作者の手で把持できるように作動部材は研
削ホイールから外方へ十分に突出されねばならず、それ
故に使用中に不都合な干渉が生じる。また、このクラン
プ装置は研削ホイールの回転によって自然に締付け過ぎ
になる傾向があり、このことは通常の締付け過ぎの一般
的な問題から離れて、研削ホイールの破損を引き起こす
ことが知られている。
発明の概要 本発明の目的は、締付け具を締付けおよび緩めるとき
に摩擦に打ち勝つために必要とされるトルクがかなり小
さくされた締付け具を提供することである。
本発明の他の目的は、締付け具の手による締付けおよ
び緩めを容易にするグリップ装置を提供することであ
る。
本発明の1つの見地によれば、 共通軸線のまわりで相対的に回転可能に組立られた第
1および第2の部材であって、前記第1部材は締付けら
れる物体に対して支持されるようになされた第1の圧力
伝達面を有し、また、前記第2部材はねじ部を有し、該
第2部材トルクが加えられたときに第1部材を前記物体
に対して押圧するように該第2部材が軸線方向に向かう
圧縮力を付与するようになされている前記第1および第
2の部材、および 前記第1および第2の部材の間に備えられ、一方の部
材が他方に対して相対的に回転されるときに両者間の摩
擦を軽減する潤滑手段を含んで構成され、 これにより使用において、前記物体を締付けるために
前記第2部材に付与されたトルクにおけるかなり大きな
割合となる部分が前記圧縮力に変換され、前記第1面を
通して前記物体に伝達されることを前記潤滑手段が保証
できる締付け具が提供される。
有利なことに前記潤滑手段は固体乾燥潤滑剤、例えば
商標名でフルオン(FLUON)およびテフロン(TEFLON)
として一般に知られているポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)のような小さな摩擦係数を有するフルオロポリ
マープラスチックを含む。
前記固体乾燥潤滑剤は、前記第1および第2の部材の
対向面間に備えられる別個の薄層とされることが好まし
い。好ましい実施例では、前記第1および第2の部材は
実質的に円形状をしており、典型的にそれぞれ第1およ
び第2のディスク形部材を含む。第2ディスク形部材は
ボスを有し、このボスは第1ディスク形部材に形成され
た開口の中に受け止められることができ、これにより前
記第1および第2のディスク形部材は共通の回転軸線を
有する。前記固体乾燥潤滑剤は前記ディスク形部材の間
に同心的に配置され、前記ボスの外周面にすぐ隣接して
位置する閉じたリングとされることが好ましい。
ディスク形部材の何れか一方が前記乾燥潤滑剤リング
を受け止める寸法の環状凹部を備え、他方のディスク形
部材は前記環状凹部内のリングに対して支持されるよう
になされる合致する栓体を有することができ、前記環状
凹部の深さに対する前記栓体の高さは前記両部材の実質
的に平坦で向かい合う面の残りの部分が空隙によって常
時引き離されるように選択される。
前記栓体および前記環状凹部はそれぞれ第1および第
2の部材の対向する面にだけ圧力伝達面を形成すること
が有利である。
本発明の他の見地によれば、締付け具の手による締付
けおよび(または)緩めを行うグリップ装置を提供する
ことであり、この装置は締付け具に一体に備えられ、ま
た 締付け具の締付け方向に対して実質的に直角な平面内
に位置する枢動軸線を有して締付け具に枢動可能に連結
された実質的に平坦な部材であって、前記部材は前記枢
動軸線のまわりを直立状態となるまで枢動でき、この状
態において締付け方向と実質的に平行となり、使用にお
いて前記部材は手で把持されて締付け具に対してトルク
を与えることができるようになされた前記平坦部材を含
んで構成される。
前記締付け具は溝を備え、この溝内に前記平坦部材の
前記枢動連結部が位置され、前記トルクは前記溝の両側
に係合する前記平坦部材によって締付け具に伝達できる
ことが好ましい。
前記枢動軸線は締付け具の中心軸線を通り、前記中心
軸線は前記締付け方向と平行であることが有利である。
典型的に前記締付け具はねじ付き締付け具であって、ほ
ぼ平坦な上面を有する頂部を有し、前記装置は前記頂部
と一体である。典型的に前記上面は円形状であり、前記
実質的に平坦な部材は半円形のフラップとされ、前記枢
動軸線は前記上面の直径方向軸線上に位置される。前記
上面は低くされた状態の前記フラップを受け入れるよう
になされる凹部を備えていることが有利であり、この中
でフラップは締付け方向に対して実質的に直角な平面内
に平坦に位置される。
前記フラップの前記枢動連結部は押圧手段を備えてい
て、前記フラップをその低くされた状態となる方向へ押
圧することが好ましい。
図面の簡単な説明 本発明の特徴を容易に良好に理解するために、本発明
による締付け具の幾つかの実施例が添付図面を参照して
単に例を挙げてここで詳細に説明される。図面におい
て、 第1図は、アングルグラインダー電動工具のスピンド
ル上の研削ホイールの部分的断面図、 第2図は、第1図の研削ホイールを締付けるために使
用できる本発明による締付け具の1つの実施例を通る断
面図、 第3図および第4図は、本発明によるグリップ装置を
具備した締付け具の更に好ましい実施例のそれぞれ頂部
斜視図および底部斜視図、および 第5図は、第3図および第4図の締付け具の分解した
部材断面図、 第6図は、研削ホイールに取り付けられた第5図の締
付け具の部分断面図、および 第7図は、第3図から第6図の締付け具におけるフラ
ップのヒンジ連結の好ましい形態の拡大図である。
第1図を参照すれば、アングルグラインダーのスピン
ドル10が示されており、スピンドルはねじ部12および肩
部14を有し、この肩部に対してワッシャー状裏当て板16
が着座される。研削ホイールまたはディスク18が裏当て
板16に受け止められる。研削ホイール18をスピンドル10
に締付ける従来の手段では、通常のクランプナット(図
示せず)と一体に備えられる適当形状のフランジがスピ
ンドルのねじ部12に螺合され、フランジを介してホイー
ル18に圧力をかけ、これによりホイールは裏当て板16に
対してクランプされ、スピンドルに対して固定される。
研削ホイール18を固定および解放するために、適当な工
具がクランプナットをスピンドルに対して締付けおよび
緩めるために使用されねばならない。第2図は本発明に
よるクランプナットとされた改良した締付け具20の実施
例を示す。
締付け具20は第1部材22および第2部材24を含み、こ
れらは共通軸線26のまわりで相対的に回転できるように
組立てられ、第1部材22は研削ホイール18に支持される
ようになされた第1圧力伝達面を有する。第2部材24は
スピンドル10のねじ部12と螺合するねじ部30を有し、ま
た、第2部材24にトルクが加えられたときに第1部材22
を介して圧力を伝達して、スピンドル10に対して研削ホ
イールを締付けるようになされる。潤滑手段32が第1お
よび第2の部材22、24の間に備えられており、一方の部
材が他方に対して相対的に回転されるときに両者間の摩
擦を実質的に軽減する。
この実施例では、潤滑手段は固体乾燥潤滑剤、例えば
テフロン(TEFLON)(商標)として一般に知られている
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような小さな摩
擦係数を有するフルオロポリマープラスチックで作られ
た3つのワッシャー32とされる。代替構造においては、
第1および第2の部材22、24の対向する圧力伝達面がそ
れぞれテフロンを被覆され、次に更にテフロンワッシャ
ーが両者間に介在される。更に他の代替構造において
は、1つのテフロンワッシャー32が備えられ、第1およ
び第2の部材22、24の対向する圧力伝達面は両方とも最
終的に旋盤加工や滑らかに磨き加工を施される。使用に
おいて、幾分かのテフロン材料がワッシャーから部材表
面に付着して、両者間の摩擦を更に軽減する。典型的に
は、第1および第2の部材はステンレス鋼から作られ、
対向する圧力伝達面は目の細かい滑らかな仕上げを施さ
れる。テフロンのような固体乾燥潤滑剤が特に有利であ
る。何故ならば、軽量であり、化学的に不活性であり、
氷点以下の温度を含めて大気温度の変化による影響を受
けず、小さな寸法にでき、腐食性でなく、液体や粘性潤
滑剤と違って汚染や脱水に耐えるからである。ワッシャ
ー32は、第2部材24に加えられたトルクにおける実質的
に増大された割合の部分が第1部材22の面28を介して研
削ホイール18に伝達される圧力に変換されることを保証
する。テフロンワッシャーはまた、工具がスイッチを切
られてスピンドルが減速するときに、研削ホイールが自
然と緩むのを防止する助けとなる。
この実施例では、第1および第2の部材22,24は、第
1部材22が第2部材24のボス34上に受け止められ、第1
部材22がねじ付き部材24の内部に効果的に収容される
が、第1圧力伝達面28は露出され、この面28だけが研削
ホイール18に接触するように組立られる。第2部材24は
円周リム36を備えており、このリムは第1部材22の外周
に備えられた外側円周リップ40と係合する対応する内側
円周リップ38を有している。従って、このテフロンワッ
シャー(単数または複数)は第1および第2の部材22、
24の間の環状空間内に効果的に密閉される。円周リップ
38および40は塵埃その他の汚染物粒子が第1および第2
の部材22、24の間の空間内に侵入するのを抑制するため
に、密接な公差で製造される。締付け具が締付けられた
ときにテフロンワッシャー(単数または複数)32が第1
および第2の部材22、24の間で圧縮されると、テフロン
材料は効果的に収容され、ボス34によって内方へ広がる
のを防止され、第2部材の円周リム36によって外方へ広
がるのを防止される。
第1および第2の部材はその組立状態に円形クリップ
42によって保持され、このクリップはねじ付き部材24の
ボス34に受け止められる。第1部材22はまた肩部44を備
えており、この肩部はボス34および円形クリップ42とと
も研削ホイール18の中央の取付け穴の中に受け入れられ
る。固体乾燥潤滑剤のワッシャー32を備えたことによ
り、ねじ付き部材24がアングルグラインダーのスピンド
ル10上に螺合されると、面間摩擦に打ち勝つために必要
なトルクはかなり小さく、従ってトルクにおける実質的
に増大された割合の部分が第1部材22を介して伝達され
て研削ホイールをスピンドルに締付ける。事実、適当な
保証圧を得るために第2部材24に与えられる必要のある
トルクは小さく、それ故に締付け具20は第2部材24を把
持して回転させることによって手で簡単に締付けること
ができる。このために、締付け具20の手による締付けお
よび緩めを容易にするために第2部材24は適当なグリッ
プ面を有し得る。第2部材24の外径は機械的利点を改善
するために増大し得る。本発明による締付け具の更に好
ましい実施例がここで第3図〜第7図を参照して説明さ
れる。
第3図、第4図、第5図および第6図に示した締付け
具50は第1ディスク形部材52を含み、この部材は締付け
られる物体に対して支持される用になされる第1圧力伝
達面54を有する。締付け具50は第2ディスク形部材54を
含み、この部材はその中央開口58を通して受け入れられ
るボス56の形状をしたねじ付き部分を備えている。第1
部材52はまた中央開口60を有し、この開口はボス56の外
径よりも僅かに大きい内径を有する。第1および第2の
部材52、54は、共通軸線61のまわりを相対的に回転でき
るようにボス56上に組立られ、また、第2部材54はボス
56に固定されており、スピンドル上をねじ回されてそれ
に対してトルクが加わったときに圧縮力が第1部材52を
介して軸線方向に伝達され、圧力伝達面53が支持されて
いる物体を締付ける。第5図に見られるように、スプラ
イン59が第2ディスク形部材52の開口58の内周面に備え
られている。このスプライン59はボス56の外周面に食い
込んで両部材を知られているように固定する。ディスク
形部材54は何れかの知られた方法でボス56に固定でき
る。外側リング94が両部材を組立状態で保持する。
固体乾燥潤滑剤とされる潤滑手段が第1および第2の
部材の間に備えられ、一方の部材が他方に対して相対的
に回転されるときに両者間の摩擦を実質的に軽減する。
この実施例では、固体乾燥潤滑剤は閉じたワッシャー状
リング62とされている。ワッシャー状リング62は、例え
ばテフロン(TEFLON)(商標)として一般に知られてい
るPTFEのような小さな摩擦係数を有するフルオロポリマ
ープラスチックで作られることが有利である。テフロン
ワッシャー62は第1および第2の部材52、54の間に同心
的に配置され、ボス56の外周にすぐ隣接して位置され
る。ワッシャー62は、第1および第2の部材の向かい合
う圧力伝達面の間の接触面積を最少限にし、従って両者
間の摩擦を軽減するために、最少面積とされる。例え
ば、好ましい実施例においてテフロンワッシャー62は約
2mm幅で0.5mm厚さとされる。ワッシャー62は、トルクが
比較的大きな外径の第2ディスク形部材54に与えられた
ときに得られる機械的利点を最大限にするためにボス56
の外周にすぐ隣接して配置されることが好ましい。
第1ディスク形部材52は環状凹部64を備えており、こ
れはテフロンワッシャー62を受け入れる寸法とされてい
る。環状凹部64は第1部材52の中央開口60内に開口して
いる。第2部材54は、環状凹部64内のワッシャー62に対
して支持されるようになされた組み合う栓体66を備えて
いる。環状凹部64の深さに対する栓体66の高さは、第1
および第2の部材52、54の実質的に平坦な対向する面の
残りの部分が常時空隙によって引き離されるように選択
される。これにより、栓体66および環状凹部64はそれぞ
れ第1および第2の部材の対向する面にだけ圧力伝達面
を形成し、従って第1および第2の部材52、54の間の金
属接触を防止する。
環状凹部64は栓体66およびボス56の外周面とともにテ
フロンワッシャーを収納し、負荷が加えられたときに固
体潤滑剤が拡散するのを防止する。このように収納され
たテフロンワッシャー62により、固体乾燥潤滑剤は正規
の荷重の2倍に耐えることができる。テフロンワッシャ
ー62はまたボス56の外周壁に係合して、両者間に密閉関
係を保持し、従って塵埃やその他の粒状物質が侵入する
のを防止する。更に、ワッシャー62はまた開口58の内周
面とボス56の外周面との間の金属どうしの接触を抑制す
る軸受として作用できる。ワッシャー62の内径はディス
ク形部材54が締付け具の共通軸線に対して横方向に動く
ことを防止するためにボスの外径と等しく、また、ディ
スク形部材の開口58の内径よりも僅かに大きく作ること
ができる。部材52、54の両方、ボス56およびワッシャー
62はそれらの部材間に異物が侵入するのを防止するため
に密接な公差で、典型的には0.127mm(0.005インチ)以
内で作られる。明かなように環状凹部64はボス56にすぐ
隣接して備えられる必要性はなく、そこから間隔を隔て
られ得るが、機械的利点を得るためにボスから離れない
ことが好ましい。
第6図に示されるように、第1部材52は環状溝すなわ
ち凹部68(第6図参照)を開口60と第1部材52の外周と
の中間に備えることができ、また、塵埃を排除するため
にグリースのような粘性潤滑剤を含浸したフェルト製の
塵埃用ワッシャーを受け入れるようになされる。第6図
は研削ホイールの開口90内に受け止められた締付け具組
立体の一部断面図である。外側リング94はボス56の突出
部分にプレス嵌めされ、また、第1および第2の部材5
2、54を共通軸線61のまわりに自在に回転できるように
保持している。必要ならば第2のテフロンワッシャー外
側リング94と第1部材52との間に備えて、両者間の摩擦
を最少限にすることができる。外側リング94の外径は研
削ホイールの開口90内に嵌合する寸法とされ、従ってこ
れは工具のスピンドルにホイール92を芯出しするように
も作用する。これによりボス56の外径は最少限に保持で
きる。第6図において、研削ホイール92に備えられた中
央凹部の僅か上方に突出しているだけの全体的に低い外
形を締付け具に与えるということにディスク形部材52、
54が如何に助成しているかが最も明瞭に見られる。
第2部材54は、旋盤加工や磨き加工を施されて滑らか
に仕上げられた目の細かいステンレス鋼で作られること
が好ましい。明らかに、締付け具の様々な部材を金属や
セラミック病むプラスチック並びにそれらの組み合わせ
の何れかの適当な材料で作られる。上述にて注目したよ
うに、ワッシャー62の幾分かのテフロン材料は使用にお
いて環状凹部64および栓体66の隣接する圧力伝達面に付
着し、これにより更に両者間の摩擦を軽減する。
締付け具50の作動は上述した第1実施例の場合と同様
である。締付けられるべきスピンドル上を第2部材54
は、第1部材52の第1圧力伝達面53が締付けられるべき
物体に支持されるまで、ねじ付きボス56によってねじ回
される。その後第1部材52は実質的に静止状態に保持さ
れるが、第2部材54はスピンドル上での所要の締付け状
態が得られるまで締付けを行われる。第1および第2の
部材の間の摩擦はテフロンワッシャー62の作用によって
最少限に抑えられるので、第2部材54に加えられた実質
的に全てのトルクが保持圧に変換されて第1部材52を介
して締付けられるべき物体に加えられる。締付け具50の
この実施例はまた、締付け具の簡単なグリップおよび手
操作による締付けおよび(または)緩めを行うための新
規なグリップ装置を具備している。
グリップ装置70は締付け具50に一体に備えられてお
り、フラップ72とされた実質的に平坦な部材を含んでい
る。フラップ72は枢動軸線74によって締付け具に枢動可
能に連結されており、この軸線は締付け具の締付け方向
に対して実質的に直角な平面内に位置する。フラップ72
は枢動軸線72のまわりを直立状態となるまで枢動可能で
あり、この状態で締付け方向と実質的に平行に且つまた
第2部材54の上面に対して実質的に直角に位置し、これ
によりフラップ72が手で把持して第2部材54にトルクを
加えることができるようになされる。フラップ72は締付
け具の第2部材54の上面形状に合致するようにほぼ半円
形とされている。第2部材54の上面は溝76が備えられ、
この溝内にフラップ72の枢動連結部が位置されて、フラ
ップ72に加えられたトルクが溝76の両側と係合するフラ
ップ76によって締付け具に伝達できるようになされてい
る。溝76は第2部材54の直径方向軸線上に位置する2つ
の部分として備えられ、対をなすフラップ72の突出した
ヒンジ部分78の対応部分を受け入れル形状とされてる。
フラップ72は切り欠き部分80を備えていて、フラップ72
が低くされた状態のときに締付け具のねじ付きボス56の
ヘッド82を受け入れる形状をしている。
第2部材54は低くされた状態のフラップ72を受け入れ
るようになされた凹部84を備え、その中にフラップは締
付け方向と実質的に直角な平面内で平坦に位置すること
が、有利である。フラップ72のヒンジ部分78は内方へ突
出し、また、組立られた状態において、ねじ付きボス56
のヘッド82に備えられている環状フランジ86によって溝
76の2つの部分の中に保持されるように配置される。従
って、溝76、フランジ86およびフラップ72の突出ヒンジ
部分78は効果的にグリップ装置70のためのヒンジ連結を
構成する。代替構造において、ヒンジ部分78は外方へ突
出され、ボス56がディスク形部材54とは別の部材として
備えられない。ヒンジ連結はフラップの突出するヒンジ
部分78を外方へ向けて曲げて、溝76の内に受け入れられ
るようにすることで簡単に達成されることが有利であ
る。
第7図に最も明瞭に見られるように、フラップ72の突
出するヒンジ部分78は角度の付された形状をしており、
このヒンジ連結の幾何学形状がヒンジ枢動部でフラップ
72の厚さを効果的に2倍にできる。突出したヒンジ部分
78の角度を付された形状は、ヒンジ部分の突出耳部79が
溝76およびフランジ86により定められた空間形状の中で
耳部79の強度を損なわずに自在に枢動できることを保証
する。耳部79は丸い縁部81を備えており、ボス56のフラ
ンジ86の下側の定められた空間内で自在に枢動できるよ
うになされている。第7図において、フラップは直立状
態にある。フラップは直立状態を超えて枢動することは
突出ヒンジ部分78が溝76の直立壁に係合することで防止
される。直立壁83の高さは耳部79の領域内で第2部材54
の上面の隆起環状部87だけ増大されることが有利であ
り、これはフラップ72の隆起部分88に合致する。フラッ
プ72の隆起部分88は、トルクが直立状態のフラップに加
えられときに締付け具の全体的な低い輪郭を損なわずに
曲がりを最少限にするために、フラップ72の補強を行
う。
突出したヒンジ部分78の角度の付いた幾何学形状はフ
ラップ72の枢動連結に或程度の弾性を与え、フラップが
低くされた位置に保持されるようにする。更に、板ばね
87とされた押圧手段がフラップ86と突出部分78との間に
備えられ、フラップをその低くされた状態または直立状
態に向けて押圧する。低くされた状態のフラップの押圧
はフラップ72をその重量に対して保持するのに十分で好
ましく、それ故に例え締付け具50が上面を下にするよう
に回されたとしてもフラップは閉じた状態を維持する。
しかしながらフラップ72は指によって容易に板ばねの作
用に抗して持ち上げることができる。この目的のため
に、フラップ72の外径は第2部材54の外径よりも僅かに
大きく、フラップが余裕を持って第2部材54と重なって
容易に持ち上げることができることが好ましい。その直
立状態において、角度の付いたヒンジ部分78はフラップ
72が部材54の上面に確実に直角ではなく、それ故にフラ
ップは回転されたときの遠心力によってそれ自体で閉じ
ることになることを保証する。フラップ72の切り欠き部
分80は指がその中に入り込むほど大きくないが、必要な
らば例えばねじ回しのシャフトを受け入れて付加的な効
果を与えるようにされることが好ましい。
フラップ72の形状は、第2部材54が大径である最大の
利点を有するので、締付け具50に最大限の効果を与える
ことが認識されよう。フラップ72のヒンジ連結は直径方
向の溝76に備えられ、それ故に溝76はトルクがグリップ
装置にその枢動連結部以外に加えられたときに荷重を担
持する。グリップ装置70の図示実施例は特に有利であ
る。何故ならば、フラップ72が下げられた位置におい
て、グリップ装置が締付け具50の低い輪郭を維持するか
らである。更に、グリップ装置が締付け具50に一体に備
えられているので、グリップ装置が置き忘れられる可能
性が無くなり、それ故に、締付け具緩める前にグリップ
装置を位置決めするという使用者の不便さが無くなる。
工具を使用する必要性がないので、電動工具が不用意に
スイッチオンされた場合に怪我する危険性が排除され
る。締付け具を緩めまたは締付けるために、使用者は単
にフラップ72を持ち上げ、トルクを締付け具の緩めまた
は締付けに適当な方向へ加えるだけである。
ここで、本発明による締付け具およびグリップ装置が
詳細に説明されたが、締付け具およびグリップ装置の両
方ともが従来の締付け具を超える十分な利点および改良
を与えることは明白となろう。更に重要なことに、第1
および第2の部材の間に固体乾燥潤滑剤を備えること
は、締付け具に加えられるトルクのかなり大きな割合の
部分が締付け具に加えられ保持圧に変換されることを保
証する。締付け具の好ましい実施例は研削ホイール、肉
切りディスクまたは円形鋸刃を電動工具に締付けること
に応用することが特に有利である。何故ならば、電動工
具のスピンドルに対してディスクや刃を手で固定しまた
は取り外すことを容易にするからである。従来のクラン
プナットによるのと同様に、本発明の締付け具は電動工
具がオンされたときにスピンドルに対して自発的に自己
締付けを行うが、この締付け具の設計は過締付けを防止
する。或る保持圧(締付け力)のもとでねじ付き部材と
スピンドルのねじ部との間の摩擦はねじ付き部材と第1
部材との間の摩擦(乾燥潤滑剤ワッシャーにより最少限
となる)を上回る。この圧力のもとで(またはそれ以上
で)ねじ付き部材は、それが研削ホイールに対して相対
的に回転せず、第1部材がそれ自体によって例えば研削
ホイールと一緒に回転されるとき、それ以上は締付けら
れない。同様に、スピンドルが工具のスイッチオフ後に
減速するとき、同じ作用で締付け具が自発的に緩むのを
防止し、電動工具の安全性を増大する。同じ「クラッ
チ」効果が、研削ホイールが使用において被加工材と係
合するときに作用し、第1部材は電動工具のギヤボック
スに対する衝撃を軽減するように滑り回転部分を受け入
れることができる。更に、典型的にフラップ72とされる
グリップ装置の装備は締付け具に極めて効果的な手操作
のトルク付与手段を与える。
数多い様々な変形および改良がこの分野に熟知した者
には本発明の基本的な見解から逸脱せずにこれらの既に
説明した以外に示唆されよう。例えば、図示実施例は両
方とも中空のねじ付きボスまたはスピンドルにねじ取り
付けされるボスを使用して示されたが、これらのボスは
第2部材54に一体または固定されて与えられるねじ付き
スピンドルと交換できることは明かである。更に、実施
例においては、第1および第2の部材は全体的に低い輪
郭を締付け具50に与えて、研削ホイールの中央の凹部内
に受け入れできるようにするためにディスク形とされた
が、これは本発明で決して本質的なことではない。締付
け具は、例えば第2部材54が従来のナットの形をとり、
その圧力伝達面が第1部材および固体乾燥潤滑剤を受け
入れるようにすることができる。第1部材およびテフロ
ンワッシャーは、例えば真っ直ぐなシャフトのグライン
ダーや金属ミル機械に対してモールステーパー付きチャ
ックを使用した工具を固定するのに使用される形式の固
定ナットの中に嵌合される形状とされ得る。更に、締付
け具はフラップとされるグリップ装置を有する必要はな
く、この代わりに大きな輪郭を有し得るのであり、グリ
ップ面に備えられ得る。同様な理由で、グリップ装置の
フラップ72は半円形である必要はなく、適用される何れ
もの締付け具の上面形状に合致する形状とされ得る。
固体乾燥潤滑剤はワッシャー状の閉じたリングの形状
である必要はなく、例えば組み合う凹部内に配置された
半径方向に延在するリブとされるように何れかの適当な
形状輪郭とされることができる。更に、潤滑手段は第1
および第2の部材の対向面間に別個の完全体として備え
られる必要はなく、例えば小さな摩擦係数を有する適当
なプラスチック材料で部材(単数または複数)を作るこ
とによってその第1および第2の部材の対向面の一方ま
たは両方に一体に備えられ得る。同様に、好ましい実施
例において環状栓体は適当な固い材料例えばステンレス
鋼によって作られたワッシャーと交換でき、このワッシ
ャーは2つまたはそれ以上のテフロンワッシャーと一緒
に使用されて第1および第2の部材の何れに対しても滑
らかな軸受面の必要性を無くすことができる。
このグリップ装置70は本発明による締付け具以外の締
付け具に極めて広範に応用される。例えばこのグリップ
装置70は従来のねじやボルトまたはドリルチャックのヘ
ッドに一体に備えられて、手によるその締付けや回転を
可能にできる。これらの全ての変形や改良が本発明の範
囲に含まれると考えるべきであり、その特徴は前述の説
明および請求の範囲から決定されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−95052(JP,U) 実開 昭56−66515(JP,U) 実開 昭59−73629(JP,U) 実開 昭60−175911(JP,U) 実開 平1−32909(JP,U) 実開 平2−103515(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 37/00 B23B 31/10 B24B 45/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通軸線(61)のまわりで相対的に回転可
    能に組み立てられる第一部材(52)と第二部材(54)と
    であり、第一部材(52)は締付けられるべき対象物に対
    して支持されるようになされた第一圧力伝達面(53)を
    有し、第二部材(54)はねじ部を有して第二部材(54)
    にトルクが加えられた時に対象物に対して第一部材(5
    2)を押圧する軸線方向に向けられた圧縮力を付与する
    ようにされる、第一部材(52)と第二部材(54)と、 第一部材(52)と第二部材(54)との間に保持され、低
    摩擦係数を有して、第一部材(52)と第二部材(54)と
    が相対回転する時に圧縮力に抗して第一部材(52)と第
    二部材(54)との間の摩擦を低減し、対象物を締付ける
    よう第二部材(54)に加えられたトルクの、第一圧力伝
    達面(53)を介して対象物に伝達される圧縮力への変換
    効率を増大させる、固体乾燥潤滑剤(62)と、 締付け具(50)の締付け方向にほぼ直角な枢動平面内に
    位置する枢動軸線(74)を有して締付け具(50)に枢動
    可能に連結されるほぼ平坦な部材(72)を有し、該ほぼ
    平坦な部材(72)は、締付け方向にほぼ平行となる直立
    位置まで枢動軸線(74)の回りで枢動可能であり、使用
    において該ほぼ平坦な部材(72)は手で把持されて締付
    け具(50)にトルクを加え、枢動平面にほぼ直角に形成
    されるトルク伝達表面(76)に接近して枢動軸線(74)
    が在り、該ほぼ平坦な部材(72)はその直立位置におい
    てトルク伝達表面(76)に係合して、使用において該ほ
    ぼ平坦な部材(72)により締付け具(50)にトルクが加
    えられる時に力がトルク伝達表面(76)により伝達され
    る、グリップ装置(70)と、を有する、締付け具(5
    0)。
  2. 【請求項2】共通軸線(61)のまわりで相対的に回転可
    能に組み立てられるディスク形の第一部材(52)と第二
    部材(54)とであり、第一部材(52)は、締付けられる
    べき対象物に対して支持されるようになされた第一圧力
    伝達面(53)を有し、第二部材(54)は、ねじ付きハブ
    (56)を備えつつ第一部材(52)の中央穴(60)内に回
    転可能に収容され、トルクが第二部材(54)に加えられ
    る時に対象物に対して第一部材(52)を押圧する軸線方
    向に向けられた圧縮力を付与する、第一部材(52)と第
    二部材(54)と、 第一部材(52)と第二部材(54)との対面する圧力伝達
    面(64,66)の間の環状の固体乾燥潤滑剤(62)であ
    り、低摩擦係数を有して第一部材(52)と第二部材(5
    4)との間の摩擦を低減し、第一部材(52)と第二部材
    (54)の一方に形成される環状凹部(64)内に収容さ
    れ、圧縮力に抗する固体乾燥潤滑剤(62)と、を有し、 環状凹部(64)はねじ付きハブ(56)に隣接して設けら
    れ、環状凹部(64)の外側半径は第二部材(54)の外側
    半径より小さく、それにより固体乾燥潤滑剤(62)の対
    面する圧力伝達面(64,66)との接触面積は最小化され
    トルクが手で第二部材(54)に加えられる時に機械的利
    点が得られ、対象物を締付けるよう第二部材(54)に加
    えられたトルクの、第一圧力伝達面(53)を介して対象
    物に伝達される圧縮力への変換効率を増大させる、締付
    け具(50)。
  3. 【請求項3】環状凹部(64)はねじ付きハブ(56)の外
    周に直に隣接して形成される、請求項2に記載の締付け
    具(50)。
  4. 【請求項4】環状凹部(64)の幅は、第二部材(54)の
    半径の四分の一未満である、請求項2に記載の締付け具
    (50)。
  5. 【請求項5】第一部材(52)と第二部材(54)のもう一
    方に関して整合して設けられる環状栓体(66)は、環状
    凹部(64)内の固体乾燥潤滑剤(62)を押圧する、請求
    項2に記載の締付け具(50)。
  6. 【請求項6】環状凹部(64)の深さに対する環状栓体
    (66)の高さは、第一部材(52)と第二部材(54)との
    対面する圧力伝達面(64,66)の残りの部分が空気の隙
    間により通常に分離されるように選択され、使用におい
    て、環状栓体(66)と環状凹部(64)の各々が通常に第
    一部材(52)と第二部材(54)との対面する圧力伝達面
    (64,66)の唯一の圧力伝達面を形成する、請求項5に
    記載の締付け具(50)。
  7. 【請求項7】共通軸線(61)のまわりで相対的に回転可
    能に組み立てられるディスク形の第一部材(52)と第二
    部材(54)とであり、第一部材(52)は、締付けられる
    べき対象物に対して支持されるようになされた第一圧力
    伝達面(53)を有し、第二部材(54)と分離されたねじ
    付きハブ(56)は第二部材(54)の中央穴(58)内に回
    転不可能に収容され且つ第一部材(52)の中央穴(60)
    内に回転不可能に収容され、第二部材(54)がトルクが
    第二部材(54)に加えられる時に対象物に対して第一部
    材(52)を押圧する軸線方向に向けられた圧縮力を付与
    する、第一部材(52)と第二部材(54)と、 第一部材(52)と第二部材(54)との対面する圧力伝達
    面(64,66)の間の環状の固体乾燥潤滑剤(62)であ
    り、低摩擦係数を有して第一部材(52)と第二部材(5
    4)との間の摩擦を低減し、第一部材(52)と第二部材
    (54)の一方に形成される環状凹部(64)内に収容さ
    れ、圧縮力に抗する固体乾燥潤滑剤(62)と、を有し、 環状凹部(64)はねじ付きハブ(56)に隣接して設けら
    れ、環状凹部(64)の外側半径は第二部材(54)の外側
    半径より小さく、それにより固体乾燥潤滑剤(62)の対
    面する圧力伝達面(64,66)との接触面積は最小化され
    トルクが手で第二部材(54)に加えられる時に機械的利
    点が得られ、対象物を締付けるよう第二部材(54)に加
    えられたトルクの、第一圧力伝達面(53)を介して対象
    物に伝達される圧縮力への変換効率を増大させる、締付
    け具(50)。
  8. 【請求項8】共通軸線(61)のまわりで相対的に回転可
    能に組み立てられるディスク形の第一部材(52)と第二
    部材(54)とであり、第一部材(52)は、締付けられる
    べき対象物に対して支持されるようになされた第一圧力
    伝達面(53)を有し、第二部材(54)は、ねじ付きハブ
    (56)を形成しつつ第一部材(52)の中央穴内に回転可
    能に収容され、トルクが第二部材(54)に加えられる時
    に対象物に対して第一部材(52)を押圧する軸線方向に
    向けられた圧縮力を付与する、第一部材(52)と第二部
    材(54)と、 第一部材(52)と第二部材(54)との対面する圧力伝達
    面(64,66)の間の環状の固体乾燥潤滑剤(62)であ
    り、低摩擦係数を有して第一部材(52)と第二部材(5
    4)との間の摩擦を低減し、第一部材(52)と第二部材
    (54)の一方に形成される環状凹部(64)内に収容さ
    れ、圧縮力に抗する固体乾燥潤滑剤(62)と、を有し、 環状凹部(64)はねじ付きハブ(56)に隣接して設けら
    れ、環状凹部(64)の外側半径は第二部材(54)の外側
    半径より小さく、それにより固体乾燥潤滑剤(62)の対
    面する圧力伝達面(64,66)との接触面積は最小化され
    トルクが手で第二部材(54)に加えられる時に機械的利
    点が得られ、対象物を締付けるよう第二部材(54)に加
    えられたトルクの、第一圧力伝達面(53)を介して対象
    物に伝達される圧縮力への変換効率を増大させ、 もう一つの環状凹部(68)が、第一部材(52)と第二部
    材(54)の一方に、前記環状凹部(64)と前記第一部材
    (52)と第二部材(54)の一方の外周との中間で設けら
    れ、もう一つの環状凹部(68)は、第一部材(52)と第
    二部材(54)との間の空間内への塵芥の侵入を防止する
    塵芥用ワッシャー(69)を収容する、締付け具(50)。
  9. 【請求項9】固体乾燥潤滑剤(62)は、フルオロポリマ
    ープラスチックである、請求項1、請求項2、請求項7
    及び請求項8のいずれか一項に記載の締付け具(50)。
JP03515402A 1990-09-12 1991-09-12 締付け具 Expired - Fee Related JP3091488B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AUPK227090 1990-09-12
AUPK558491 1991-04-11
PCT/AU1991/000420 WO1992004549A1 (en) 1990-09-12 1991-09-12 A fastener
AU2270 1995-10-25
AU5584 2000-02-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06503634A JPH06503634A (ja) 1994-04-21
JP3091488B2 true JP3091488B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=25643940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03515402A Expired - Fee Related JP3091488B2 (ja) 1990-09-12 1991-09-12 締付け具

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5494368A (ja)
EP (1) EP0548169B1 (ja)
JP (1) JP3091488B2 (ja)
AT (1) ATE148536T1 (ja)
BR (1) BR9106833A (ja)
CA (1) CA2092701A1 (ja)
DE (1) DE69124520T2 (ja)
ES (1) ES2101751T3 (ja)
FI (1) FI931084A0 (ja)
HU (1) HUT70006A (ja)
NZ (1) NZ239780A (ja)
RO (1) RO112778B1 (ja)
WO (1) WO1992004549A1 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2122631A1 (en) * 1991-11-01 1993-05-13 Norman Leslie Matthews Fastener bearing assembly
US5667347A (en) * 1992-12-10 1997-09-16 Matthews; Norman Leslie Fastener
US5577872A (en) * 1993-03-15 1996-11-26 Power Tool Holders Incorporated Torque enhancing tightening screw
US5567100A (en) * 1993-03-15 1996-10-22 Power Tool Holders Incorporated Torque enhancing clamping nut
WO1995000288A1 (en) * 1993-06-24 1995-01-05 Norman Leslie Matthews Tool element attachment to threaded power tool spindle
JPH0727121A (ja) * 1993-06-30 1995-01-27 Jacobs Japan Inc 締付け用ネジ
US5871322A (en) * 1994-12-22 1999-02-16 Power Tool Holders Incorporated Clamp screw
DE19509147C1 (de) * 1995-03-14 1996-05-23 Atlas Copco Elektrowerkzeuge Spanneinrichtung zum Festlegen eines scheibenförmigen Werkzeugs
US6106076A (en) * 1996-02-28 2000-08-22 Toora S.R.L. Single-nut light-alloy wheel assembly for an automotive vehicle
JP3252348B2 (ja) * 1997-03-21 2002-02-04 株式会社パイオラックス 金属製クリップ及び通孔を有する取付部材と軸状部材とを金属製クリップを介して固定する固定構造
US6050741A (en) * 1998-01-30 2000-04-18 Power Tool Holders Incorporated Tool clamping device
US5947671A (en) * 1998-01-30 1999-09-07 Power Tool Holders Incorporated Hand actuable clamping device with circumferentially extending tightening members
US6179512B1 (en) 1998-05-29 2001-01-30 Power Tool Holders Incorporated Collet nut
DE19930919C2 (de) * 1999-07-06 2002-04-25 Stefan Fenchel Vorrichtung zum leichteren Lösen einer Schraubverbindung
FR2801117B1 (fr) * 1999-09-30 2002-05-17 Ets Magyar Manette de serrage a rondelle imperdable
US7013987B2 (en) * 2000-09-08 2006-03-21 Black & Decker Clutch assembly and clamp mechanism for rotary tool disc
US6758732B1 (en) * 2001-12-01 2004-07-06 Mark A. Hilton Backing plate and disc configured for blowing angled grinding
DE10308743B3 (de) * 2003-02-28 2004-11-11 Hilti Ag Schnellspannmutter für scheibenförmige Werkzeuge
US8087977B2 (en) * 2005-05-13 2012-01-03 Black & Decker Inc. Angle grinder
US20070149099A1 (en) * 2005-12-23 2007-06-28 Sunmatch Industrial Co., Ltd. Tool-less quick locking screw nut
CN101501260B (zh) * 2006-08-02 2012-03-21 梅明格-Iro股份有限公司 带有可取下的喂纱滚筒的喂纱设备
US8011538B2 (en) * 2007-02-21 2011-09-06 Meritool, Llc Dispensing tool
JP4964642B2 (ja) * 2007-03-27 2012-07-04 株式会社マキタ 回転刃具の固定装置
USD751876S1 (en) 2007-10-05 2016-03-22 Meritool Llc Dispensing tool
US8931378B2 (en) * 2009-08-11 2015-01-13 Marquip, Llc Method and apparatus for dry lubrication of a thin slitting blade
US9636763B2 (en) * 2012-12-31 2017-05-02 Robert Bosch Tool Corporation Tool-free blade change system
US9316246B2 (en) * 2013-03-15 2016-04-19 Scott J. Emmerich Plug type fasteners
US9555554B2 (en) * 2013-05-06 2017-01-31 Milwaukee Electric Tool Corporation Oscillating multi-tool system
CN103364529B (zh) * 2013-07-03 2015-11-18 国家电网公司 Sf6微水测试仪接头固定装置及其使用方法
US10549449B2 (en) * 2013-11-25 2020-02-04 Robert Bosch Gmbh Tool free bolt system for a saw blade
US20150233388A1 (en) * 2014-02-18 2015-08-20 Ciena Corporation Telecommunications system cooling fan incorporating a compact vibration isolator
US10818450B2 (en) 2017-06-14 2020-10-27 Black & Decker Inc. Paddle switch
EP3476539A1 (de) * 2017-10-27 2019-05-01 HILTI Aktiengesellschaft Spannvorrichtung und handwerkzeugmaschine
EP3867014A4 (en) * 2018-10-19 2022-07-13 Saint-Gobain Abrasives, Inc. WHEEL ASSEMBLY
CN111975633B (zh) * 2020-07-24 2022-03-15 湖南省方圆磨料磨具有限公司 一种砂轮安全安装固定机构
DE102021213514A1 (de) 2021-11-30 2023-06-01 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Werkzeugaufnahmevorrichtung, Werkzeugmaschine, Werkzeugmaschinensystem und Werkzeugmittel

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1788634A (en) * 1928-06-04 1931-01-13 Archie D Robinson Grinding-wheel adapter
US1944489A (en) * 1932-07-22 1934-01-23 Bockshe Ely Grinder
US2512970A (en) * 1946-01-26 1950-06-27 Arthur R Segal Flush circular saw mounting
US3353306A (en) * 1964-01-31 1967-11-21 Norton Co Hub mounting for grinding wheels
NL7018953A (ja) * 1970-01-02 1971-07-06
DE2206261A1 (de) * 1971-02-12 1972-08-24 Ahlstroem Oy Vorrichtung zum Befestigen (Einspannen) und Vorspannen von Kreissägeblättern
SU410177A1 (ja) * 1972-05-29 1974-01-05
US4362449A (en) * 1979-11-30 1982-12-07 Maclean-Fogg Company Fastener assemblies
FR2530573A1 (fr) * 1982-07-22 1984-01-27 Huret & Fils Dispositif de commande pour derailleurs
FR2531243A1 (fr) * 1982-08-02 1984-02-03 Huret & Fils Manette d'actionnement, notamment pour derailleur
DE3316289A1 (de) * 1983-05-04 1984-11-08 Uwe 2104 Hamburg Kark Verbundwalze mit einem mittels einer konushuelse auf dem walzenkern gehaltenen walzenring
FR2548127B1 (fr) * 1983-07-01 1988-08-12 Huret & Fils Dispositif de fixation d'un accessoire sur un cycle
GB8505831D0 (en) * 1985-03-06 1985-04-11 Patterson C E Clamping device
DE3643067A1 (de) * 1986-12-17 1988-06-23 Bosch Gmbh Robert Spanneinrichtung zum axialen festspannen eines werkzeuges, insbesondere einer scheibe
DE3700968A1 (de) * 1987-01-15 1988-08-04 Bosch Gmbh Robert Spanneinrichtung zum axialen festspannen eines werkzeuges, insbesondere einer scheibe
DE3702142C2 (de) * 1987-01-24 1995-09-21 Bosch Gmbh Robert Spanneinrichtung zum axialen Festspannen eines Werkzeuges, insbesondere eines als Scheibe ausgestalteten spanenden Werkzeuges
DE3841181A1 (de) * 1988-12-07 1990-06-13 Bosch Gmbh Robert Handwerkzeugmaschine mit einer mehrteiligen handbetaetigbaren schnellspanneinrichtung
DE8813513U1 (ja) * 1988-10-27 1989-06-01 Erich Neumayer Beteiligungs- Und Verwaltungsgesellschaft Mbh & Co Kg, 7613 Hausach, De

Also Published As

Publication number Publication date
CA2092701A1 (en) 1992-03-13
FI931084A (fi) 1993-03-11
ES2101751T3 (es) 1997-07-16
HU9300714D0 (en) 1993-06-28
WO1992004549A1 (en) 1992-03-19
NZ239780A (en) 1995-10-26
FI931084A0 (fi) 1993-03-11
DE69124520D1 (de) 1997-03-13
EP0548169B1 (en) 1997-01-29
ATE148536T1 (de) 1997-02-15
BR9106833A (pt) 1993-07-13
EP0548169A4 (en) 1993-10-20
US5494368A (en) 1996-02-27
JPH06503634A (ja) 1994-04-21
RO112778B1 (ro) 1997-12-30
DE69124520T2 (de) 1997-08-07
EP0548169A1 (en) 1993-06-30
HUT70006A (en) 1995-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3091488B2 (ja) 締付け具
US7013987B2 (en) Clutch assembly and clamp mechanism for rotary tool disc
US6042461A (en) Mounting assembly
US5538464A (en) Disposable abrasive wheel having disposable mounting hub including improved metal pressure cap and method of manufacturing the same
WO1993025348A1 (en) Cut-off wheel having disposable mounting hub
JPH02501129A (ja) 工具、特にデイスクを軸方向で緊定するための緊定装置
US4924634A (en) Finishing article having an integral mounting hub and improved base
JP2000504282A (ja) 手持ち式工作機械
JPH02501128A (ja) 工具、殊に円板形工具を着脱可能に固定するためのチヤツク装置
US5584753A (en) Device for fixing tool element to rotary tool
US20030096566A1 (en) Rotating back up abrasive disc assembly
CA2460908A1 (en) Mounting device for abrasive wheels
US6645058B2 (en) Clamp mechanism for rotary tool disc
US4760670A (en) Disposable depressed center grinding wheel having an integral mounting hub
US5152106A (en) Cut-off wheel having disposable mounting hub
US4878316A (en) Pressure cap for disposable finishing article
US6379234B1 (en) Reusable mount for abrasive devices
EP1375094A1 (en) Clamp mechanism and clutch assembly for rotary tool disc
US4979336A (en) Disposable finishing article having an integral mounting hub including an improved metal pressure cap
US4899494A (en) Finishing article having an integral mounting hub and improved base
US4934107A (en) Finishing article having an integral mounting hub and improved composite pressure cap
AU666640B2 (en) A fastener
US4896463A (en) Disposable finishing article having an integral mounting hub including pressure cap secured by rotation
EP0318476A1 (en) Disposable grinding apparatus having an integral mounting hub
JPH0890455A (ja) 電動工具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees