JP3091319B2 - 揚重装置 - Google Patents

揚重装置

Info

Publication number
JP3091319B2
JP3091319B2 JP04155279A JP15527992A JP3091319B2 JP 3091319 B2 JP3091319 B2 JP 3091319B2 JP 04155279 A JP04155279 A JP 04155279A JP 15527992 A JP15527992 A JP 15527992A JP 3091319 B2 JP3091319 B2 JP 3091319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifting
lifted
pipe
holding
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04155279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05339000A (ja
Inventor
治郎 柿崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP04155279A priority Critical patent/JP3091319B2/ja
Publication of JPH05339000A publication Critical patent/JPH05339000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3091319B2 publication Critical patent/JP3091319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は揚重装置に係り、特に、
被揚重物を支持する支持部材と該支持部材を昇降移動さ
せる駆動手段とから成る揚重機構を備えた揚重装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、配管等の建設資材を揚重する
揚重ロボットが提案されている。この揚重ロボットは、
配管等の建設資材を支持する支持部材を駆動手段の駆動
力で上方へ移動させることにより前記建設資材を揚重す
る揚重機構を備えており、自走または作業者の誘導によ
って移動可能とされている。建設工事において建設資材
を揚重する必要が生じた場合、揚重ロボットは揚重する
建設資材が配置された部位まで建設現場内を移動し、支
持部材が建設資材を支持した状態で揚重機構によって支
持部材を上方へ移動させ、前記建設資材を揚重する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、建設資
材を揚重するためには、揚重すべき建設資材を揚重ロボ
ット等の揚重装置の支持部材に支持させる必要がある
が、一般に揚重装置の支持部材は支持部材を昇降移動さ
せる駆動部の上方に配設されているので、支持部材が下
限位置に位置している状態であっても、支持部材は揚重
装置の載置面から駆動部の高さ分だけ上方に位置する。
これに対し、揚重装置による揚重を必要とする建設資材
は平均的に重量及びサイズが大きいので、揚重すべき建
設資材を揚重装置の支持部材に支持されている状態とす
るために多大な労力を要する、という問題があった。
【0004】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、揚重装置を用いて被揚重物を揚重する際の労力を軽
減することができる揚重装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明に係る揚重装置は、被揚重物を支
持する支持部と該支持部を昇降移動させる第1駆動手段
とを備えた揚重機構と、被揚重物を保持するための保持
部が先端に取り付けられ、前記保持部が被揚重物の載置
部と略同じ高さとなる第1の位置と、前記保持部に保持
されている被揚重物が前記揚重機構の支持部の昇降移動
の移動軌跡上に位置する第2の位置と、の間を回動可能
とされたアームが、前記揚重機構を挟んで両側に一対設
けられたリフトアップ機構と、前記リフトアップ機構の
一対のアームを回動させる第2駆動手段と、前記揚重機
構の支持部が、前記一対のアームが第2の位置に位置し
ているときに前記保持部に保持されている被揚重物の位
置よりも下方に位置している状態で、第1の位置に位置
しているときに前記載置部上の被揚重物が前記保持部側
へ移動されることで前記保持部が被揚重物を保持してい
る状態の前記一対のアームを第2の位置へ回動させ、揚
重機構の支持部を上昇移動させることで前記被揚重物を
揚重させる第1制御手段と、を含んで構成されている。
【0006】請求項2記載の発明に係る揚重装置は、被
揚重物を支持する支持部と該支持部を昇降移動させる第
1駆動手段とを備えた揚重機構と、回転中心軸が前記支
持部に支持された円筒状の被揚重物の軸線と略平行にな
るように前記支持部に取付けられ、前記支持部に支持さ
れた被揚重物の周面の互いに異なる箇所に接触する複数
の回転部材と、被揚重物を保持するための保持部が先端
に取り付けられ、前記保持部が被揚重物の載置部と略同
じ高さとなる第1の位置と、前記保持部に保持されてい
る被揚重物が前記揚重機構の支持部の昇降移動の移動軌
跡上に位置する第2の位置と、の間を回動可能なアーム
と、前記アームを回動させる第2駆動手段と、前記揚重
機構の支持部が、前記アームが第2の位置に位置してい
るときに前記保持部に保持されている被揚重物の位置よ
りも下方に位置している状態で、第1の位置に位置して
いるときに前記載置部上の被揚重物が前記保持部側へ移
動されることで前記保持部が被揚重物を保持している状
態のアームを第2の位置へ回動させ、揚重機構の支持部
を上昇移動させることで前記被揚重物を揚重させる第1
制御手段と、を含んで構成されている。
【0007】請求項3記載の発明に係る揚重装置は、被
揚重物を支持する支持部と該支持部 を昇降移動させる第
1駆動手段とを備えた揚重機構と、被揚重物を保持する
ための保持部が先端に取り付けられ、前記保持部が被揚
重物の載置部と略同じ高さとなる第1の位置と、前記保
持部に保持されている被揚重物が前記揚重機構の支持部
の昇降移動の移動軌跡上に位置する第2の位置と、の間
を回動可能なアームと、前記アームを回動させる第2駆
動手段と、前記揚重機構の支持部が、前記アームが第2
の位置に位置しているときに前記保持部に保持されてい
る被揚重物の位置よりも下方に位置している状態で、第
1の位置に位置しているときに前記載置部上の被揚重物
が前記保持部側へ移動されることで前記保持部が被揚重
物を保持している状態のアームを第2の位置へ回動さ
せ、揚重機構の支持部を上昇移動させることで前記被揚
重物を揚重させる第1制御手段と、を備えた揚重装置で
あって、複数台の前記揚重装置の支持部材に各々支持さ
れて揚重されている単一の被揚重物の傾きを検出する傾
き検出手段と、複数台の前記揚重装置によって被揚重物
を揚重する場合に、複数台の前記揚重装置の支持部材に
各々支持された被揚重物が、前記傾き検出手段によって
検出された傾きが所定値未満の状態を維持して揚重され
るように、複数台の前記揚重装置のうち少なくとも1台
の揚重装置の前記第1制御手段による支持部の上昇移動
を制御する第2制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明に係る揚重装置は、被揚重
物を揚重するための揚重機構と別に、被揚重物を保持す
るための保持部が先端に取り付けられたアームが揚重機
構を挟んで両側に一対設けられたリフトアップ機構を備
ており、このリフトアップ機構の一対のアームは、保
持部が被揚重物の載置部と略同じ高さとなる第1の位置
と、保持部に保持されている被揚重物が揚重機構の支持
部の昇降移動の移動軌跡上に位置する第2の位置と、の
間を回動可能とされている。保持部は、一対のアームが
第1の位置に位置している状態で、被揚重物が載置され
る載置部と略同じ高さとなるので、揚重すべき被揚重物
を載置部に載置して保持部側へ移動させることにより、
被揚重物を容易に保持部に保持させることができる。
【0009】また、請求項1記載の発明に係る第1制御
手段は、揚重機構の支持部が、一対のアームが第2の位
置に位置しているときに保持部に保持されている被揚重
物の位置よりも下方に位置している状態で、第1の位置
に位置しているときに載置部上の被揚重物が保持部側へ
移動されることで保持部が被揚重物を保持している状態
のアームを第2の位置へ回動させ、揚重機構の支持部を
上昇移動させる。これにより、保持部に保持されている
被揚重物が一対のアームの回動に伴って揚重機構の支持
部の上方へ移動された後に、保持部から支持部へ被揚重
物が受け渡され、支持部に支持された被揚重物が揚重さ
れることになる。
【0010】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、載置部上の被揚重物を人手で持ち上げたりすること
なく、単に一対のアームの先端に取り付けられている保
持部側へ被揚重物を移動させて保持部に保持させれば、
本発明に係る揚重装置によって被揚重物の揚重が行われ
るので、揚重装置を用いて被揚重物を揚重する際の労力
を軽減することができる。
【0011】また、特に配管等のように長尺状の被揚重
物は、揚重機構が揚重する際の支持位置によってはバラ
ンスを崩すことがある。これに対して請求項1記載の発
明は、リフトアップ機構の一対のアームが揚重機構を挟
んで両側に設けられているので、リフトアップ機構の一
対のアームに各々支持されて第1の位置から第2の位置
へ揚重された被揚重物は、揚重機構の支持部の上昇移動
に伴い、一対のアームによる支持位置の中間部が揚重機
構の支持部によって支持されることになり、双方の揚重
機構による被揚重物の支持位置が大きく変化することで
被揚重物がバランスを崩すことを防止できる。従って請
求項1記載の発明は、リフトアップ機構が揚重した被揚
重物を、バランスを崩すことなく揚重機構へ受け渡すこ
とを、特別な機構を設けることなく実現でき、構成を簡
単にすることができる、という効果も有している。
【0012】請求項2記載の発明は、被揚重物を保持す
るための保持部が先端に取り付けられたアームが、請求
項1記載の発明と同様に、保持部が被揚重物の載置部と
略同 じ高さとなる第1の位置と、保持部に保持されてい
る被揚重物が揚重機構の支持部の昇降移動の移動軌跡上
に位置する第2の位置と、の間を回動可能とされている
ので、被揚重物を容易に保持部に保持させることができ
る。また、請求項2記載の発明に係る第1制御手段は、
請求項1記載の発明と同様に、揚重機構の支持部が、ア
ームが第2の位置に位置しているときに保持部に保持さ
れている被揚重物の位置よりも下方に位置している状態
で、第1の位置に位置しているときに載置部上の被揚重
物が保持部側へ移動されることで保持部が被揚重物を保
持している状態のアームを第2の位置へ回動させ、揚重
機構の支持部を上昇移動させるので、揚重装置を用いて
被揚重物を揚重する際の労力を軽減することができる。
【0013】また、建設物に配設される配管は、その大
部分が水平方向に延びており、配管の取付け作業は、取
付ける配管を、水平状態を維持したまま所定の取付位置
まで揚重した後に、揚重した配管の端部を既に取付けが
完了している配管の端部と連結すると共に、吊り下げ金
物によって固定することによって成されるが、配管同士
の連結はねじによって行うことが多く、配管の連結に際
しては、揚重した配管を、その軸線を中心として回転さ
せる必要がある。
【0014】これに対して請求項2記載の発明は、複数
の回転部材が、回転中心軸が支持部に支持された円筒状
の被揚重物の軸線と略平行になるように支持部に取付け
られており、この複数の回転部材は、支持部に支持され
た被揚重物の周面の互いに異なる箇所に接触するので、
円筒状の被揚重物としての配管を揚重機構によって揚重
した後に、揚重した配管を、その軸線を中心として回転
させる場合に、配管の回転に伴って複数の回転部材も回
転することで、配管を回転させる際に生ずる摩擦力が軽
減され、配管を小さな力で回転させることができる。
【0015】従って、請求項2記載の発明は、円筒状の
被揚重物としての配管を揚重機構によって揚重し、その
軸線に沿って回転させて他の配管と連結することを容易
に行うことができ、配管の取付け作業の労力を軽減する
ことができる、という効果も有している。
【0016】請求項3記載の発明は、被揚重物を保持す
るための保持部が先端に取り付けられたアームが、請求
項1及び請求項2記載の発明と同様に、保持部が被揚重
物の載置部と略同じ高さとなる第1の位置と、保持部に
保持されている被揚重物が揚重機構の支持部の昇降移動
の移動軌跡上に位置する第2の位置と、の間を回動可能
とされているので、被揚重物を容易に保持部に保持させ
ることができる。また、請求項2記載の発明に係る第1
制御手段は、請求項1及び請求項2記載の発明と同様
に、揚重機構の支持部が、アームが第2の位置に位置し
ているときに保持部に保持されている被揚重物の位置よ
りも下方に位置している状態で、第1の位置に位置して
いるときに載置部上の被揚重物が保持部側へ移動される
ことで保持部が被揚重物を保持している状態のアームを
第2の位置へ回動させ、揚重機構の支持部を上昇移動さ
せるので、揚重装置を用いて被揚重物を揚重する際の労
力を軽減することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、複数台の揚
重装置の支持部材に各々支持されて揚重されている単一
の被揚重物の傾きを検出する傾き検出手段を備えてお
り、請求項3記載の発明に係る第2制御手段は、複数台
の揚重装置によって被揚重物を揚重する場合に、複数台
の揚重装置の支持部材に各々支持された被揚重物が、傾
き検出手段によって検出された傾きが所定値未満の状態
を維持して揚重されるように、複数台の揚重装置のうち
少なくとも1台の揚重装置の第1制御手段による支持部
の上昇移動を制御する。
【0018】これにより、単一の揚重装置の揚重能力に
比して被揚重物の重量が大きい場合や、単一の揚重装置
のサイズに比して被揚重物のサイズが大きい等の場合
に、複数台の揚重装置を連動させ、単一の被揚重物を複
数台の揚重装置によって安全に揚重することが可能とな
り、特に被揚重物として例えば水道管やガス管等の長尺
状の配管等を建設物の取付け部位まで揚重する等の場合
にも、被揚重物が支持部材から脱落して落下する等の危
険が生ずることはない。従って、請求項3記載の発明
は、個々の揚重装置の揚重性能を、最大重量の建設資材
を単一の揚重装置で揚重可能なように定める必要がな
く、個々の揚重装置を安価に構成することができる、と
いう効果も有している
【0019】なお、前記第2制御手段による制御は、前
記連動させる複数台の揚重装置のいずれかに搭載された
制御回路等によって実現することができる。また、前記
複数台の揚重装置に搭載された複数の制御回路を相互に
関連させることにより、前記制御を実現するよう構成し
てもよい。さらに、第2制御手段に相当する制御回路を
揚重装置と別体として前記制御を実現することも可能で
ある。また、前記傾き検出手段としては、単一の揚重装
置に設けられたセンサ等で構成することができ、さら
に、複数台の揚重装置に設けられた複数のセンサによっ
て傾きを検出するよう構成することも可能である。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1には本実施例に係る配管揚重ロボット1
0が示されている。この配管揚重ロボット10は建設工
事において水道管やガス管等の配管を、配管の取付け作
業を行う高所まで揚重するものである。
【0021】揚重ロボット10は、フレーム12と、フ
レーム12に取付けられた2個のリフトアップ装置14
及び単一の揚重機構16と、を備えている。フレーム1
2は下部フレーム12Aと上部フレーム12Bとで構成
されており、下部フレーム12Aには下方に移動手段と
しての4個のキャスター18が取付けられており、配管
揚重ロボット10はキャスター18によって建設現場内
等を移動可能とされている。また、前記リフトアップ装
置14はフレーム12の側方に取付けられており、前記
揚重機構16はフレーム12の中央に設置されている。
【0022】図2にも示すように、リフトアップ装置1
4はアーム20を備えている。アーム20は長手方向一
端側に固着された回転軸22を介してフレーム12に軸
支されており、回転軸22を中心として回動可能とされ
ている。アーム20の他端には図2に示すように配管A
を保持する配管保持部24が取付られている。また、ア
ーム20の長手方向中間部にはブラケット26(図2参
照)を介して油圧シリンダ28のロッド28Aが取付け
られている。油圧シリンダ28はシリンダ本体28Bの
長手方向中間部が下部フレーム12Aに回動可能に支持
されている。油圧シリンダ28は駆動装置30(図4参
照)に接続されており、駆動装置30から油圧が供給さ
れるとロッド28Aをシリンダ本体からの突出量が大き
くなる方向へ移動させ、これに伴って全長が伸長され
る。これにより、アーム20は図2に想像線で示す位置
まで回動される。
【0023】揚重機構16は、リフトシリンダ32及び
本発明の支持部を構成する配管支持部34から構成され
ている。図3に示すように、リフトシリンダ32はロッ
ド32Aを備え、駆動装置36(図4参照)に接続され
ている。駆動装置36から油圧が供給されると、図3に
示すようにリフトシリンダ32はロッド32Aを本体か
らの突出量が大きくなる方向(上方)へ移動させる。配
管支持部34はロッド32Aの先端に図示しないユニバ
ーサルジョイントを介して連結されている。配管支持部
34は、図示しない水平維持機構により上面34Aが略
水平な状態を維持するようになっている。これにより、
配管支持部34は上方へ移動される。
【0024】配管支持部34の上面34Aには、支持ブ
ロック38、40の対(図2参照)が2組、各々対向配
置されている。支持ブロック38は1個のローラ42を
回転可能に軸支しており、支持ブロック40は2個のロ
ーラ44、46を回転可能に軸支している。支持ブロッ
ク38、40の対はハンドル48が回転されると、この
回転力が伝達されて間隔が変更される。支持ブロック3
8、40の対の間に配管Aが存在している場合、支持ブ
ロック38、40の間隔が小さくされると配管Aの外周
にローラ42、44、46が接触し、配管Aが配管支持
部34に一体的に支持される。
【0025】また、配管支持部34には傾き検出手段と
しての傾斜センサ50(図1参照)が取付られている。
傾斜センサ50としては、一例として可変抵抗器の摺動
軸に振子を取付けた構造の傾斜センサを採用することが
できる。この傾斜センサでは配管支持部34が水平に対
して傾くと可変抵抗器の接点が移動し、配管支持部34
の傾斜角に対応する電圧レベルの信号が得られる。傾斜
センサ50は制御装置52に接続されており(図4参
照)、制御装置52へ前記信号を出力する。この信号は
電圧レベルが傾斜角に対応しているので、制御装置52
では配管支持部34の傾きの大きさ及び傾きの方向(例
えば図1に示す正面を基準として左上がりか右上がり
か)を判断できる。
【0026】なお、傾き検出手段は上記の構成の傾斜セ
ンサに限定されるものではなく、例として図9に示す一
対の圧力センサ80A、80Bによって配管Aの傾きを
検出するようにしてもよい。圧力センサ80A、80B
は配管Aに接触するように配置されており、配管Aが水
平の場合には圧力センサ80A、80Bに加わる圧力は
等しいが、配管Aが傾斜すると圧力に差が生ずる。この
圧力の差に基づいて配管Aの傾きを検出することができ
る。
【0027】図4に示すように、制御装置52には前述
の駆動装置30、36が接続されている。制御装置52
は駆動装置36、油圧シリンダ28を介してリフトアッ
プ装置14のアーム20の回動を制御し、駆動装置3
6、リフトシリンダ32を介して揚重機構16の配管支
持部34の昇降を制御する。制御装置52は本発明の
制御手段に対応しており、後述する連動制御処理を行
う連動制御部60(本発明の第2制御手段に対応)が設
けられている。
【0028】また、制御装置52には操作盤54が接続
されている。操作盤54には、リフトアップ装置14の
アーム20の回動を指示するスイッチと、揚重機構16
の配管支持部34の昇降を指示するスイッチと、被揚重
物としての配管を複数台の配管揚重ロボット10を連動
させて揚重するか否かを指示するスイッチと、が設けら
れている。また、他の配管揚重ロボット10と連動して
揚重を行う場合には、操作盤54を介し、連動する配管
揚重ロボット10の位置情報、例えば図1に示す正面を
基準として、向かって右側に位置しているか左側に位置
しているかを表す情報が入力される。
【0029】なお、本実施例では後述するように、操作
盤54の操作に応じて配管を揚重するようにしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
予め設定された揚重目標位置まで自動的に揚重させるよ
うに構成してもよく、センサ等により例えば揚重してい
る配管に接続する配管を検出して揚重目標位置となった
か否かを判断するようにしてもよい。
【0030】制御装置52には他の配管揚重ロボット1
0の制御装置52と電気的に接続するためのコネクタ5
6が、ハーネス58を介して接続されている。制御装置
52は、このコネクタ56が他の配管揚重ロボット10
のコネクタ56と連結されることにより、前記他の配管
揚重ロボット10の制御装置52と通信を行うことが可
能となり、後述するように連動して配管Aを揚重するこ
とができる。
【0031】次に図5及び図6のフローチャートを参照
して本実施例の作用を説明する。最初に図5のフローチ
ャートを参照し、単一の配管揚重ロボット10で配管を
揚重する場合の処理を説明する。なお、図5のフローチ
ャートは制御装置52の電源が投入されると実行され
る。
【0032】ステップ100では操作盤54を介して複
数台の配管揚重ロボット10を連動させる指示が有った
か否か判定する。ステップ100の判定が否定された場
合にはステップ102へ移行し、リフトアップ装置14
のアーム20の下方への回動が指示されたか否か判定す
る。ステップ102の判定も否定された場合にはステッ
プ100へ戻り、上記判定を繰り返す。
【0033】建設工事等において配管を揚重させる場
合、作業者は揚重を行う配管の重量を考慮し、揚重を行
わせる配管揚重ロボット10の台数を決定する。すなわ
ち、配管の重量が小さい場合には前記台数を1台とし、
配管の重量が大きい場合には前記台数を複数台(本実施
例では2台)とする。1台の配管揚重ロボット10で揚
重させる場合、作業者は単一の配管揚重ロボット10
を、揚重される配管が配置された位置まで建設現場内を
移動させ、揚重する配管に対して配管揚重ロボット10
の位置合わせを行った後に、操作盤54を操作してアー
ム20の下方への回動を指示する。これにより、前記ス
テップ102の判定が肯定される。
【0034】次のステップ104では駆動装置30を介
して油圧シリンダ28を駆動し、アーム20を配管保持
部24が接地する下限位置(図2に実線で示す位置:本
発明に係る第1の位置に相当)まで下方へ回動させる。
ステップ106ではアーム20が上方へ回動させる指示
が有ったか否か判定する。作業者はアーム20が下限位
置まで回動した状態で配管(載置部としての地面に載置
されている配管)を移動させ、接地している配管保持部
24に配管を保持させる。そして操作盤54を操作し、
アーム20の上方への回動を指示する。これにより、ス
テップ106の判定が肯定されてステップ107へ移行
し、油圧シリンダ28を駆動してアームを上限位置(図
2に想像線で示す位置:本発明に係る第2の位置に相
当)まで上方へ回動させる。
【0035】ステップ108では駆動装置36を介して
リフトシリンダ32を駆動し、配管支持部34を、図3
に示すように支持ブロック38、40のローラ42、4
4、46が配管に接触する所定位置まで上昇させる。こ
れにより、配管はアーム20の先端に取付けられた配管
保持部24から配管支持部34へ受渡されたことにな
る。
【0036】次のステップ110では、配管の揚重が指
示されたか否か判定する。配管が配管支持部34に受渡
されると作業者は操作盤54を操作し、配管支持部34
の上昇を指示する。これにより、ステップ110の判定
が肯定され、ステップ112で再びリフトシリンダ32
を駆動して配管支持部34を上昇させ、ステップ114
で揚重の指示が停止されたか否かを判定し、ステップ1
14の判定が否定されている間はステップ112の処理
を繰り返す。作業者は配管の取付作業を行う部位まで揚
重されたことを確認すると揚重の指示を停止する。これ
によりステップ114の判定が肯定され、ステップ11
6へ移行する。
【0037】ステップ116では配管支持部34の下降
が指示されたか否か判定する。この間、作業者は配管揚
重ロボット10によって揚重された配管の取付けを行
う。作業中配管は配管支持部34によって支持されてい
るので、配管の取付け作業を容易に行うことができる。
取付け作業が終了すると作業者は操作盤54を操作して
配管支持部34の下降を指示する。これによりステップ
116の判定が肯定され、ステップ118で配管支持部
34を下限位置(図1及び図2に実線で示す位置)まで
下降させて処理を終了する。
【0038】一方、配管を複数台で揚重させる場合、作
業者は例として図7(A)に示すように、複数台の配管
揚重ロボット10A、10Bを揚重位置まで移動させて
各々位置合わせを行い、各々のコネクタ56を連結し、
一方の配管揚重ロボットの操作盤54を操作して2台の
連動を指示する。本実施例では操作盤54が操作された
側の配管揚重ロボットを「主」、他方の配管揚重ロボッ
トを「従」とし、「主」側の配管揚重ロボット10の連
動制御部60により、所謂マスタースレーブ制御によっ
て連動制御処理を行う。
【0039】以下では、配管揚重ロボット10Aの操作
盤54が操作されたものとして、配管揚重ロボット10
Aの処理を中心に、配管揚重ロボット10Aを「自
機」、配管揚重ロボット10Bを「他機」として、自機
の連動制御部60の処理を説明する。
【0040】前記指示により、配管揚重ロボット10A
ではステップ100の判定が肯定されてステップ120
へ移行し、ハーネス58、コネクタ56を介して接続さ
れた他機と通信等を行い、他機との連動が可能か否か判
定する。例えば作業者がコネクタ56の連結を忘れたり
他機の電源を投入していない等の場合には通信等を行う
ことができずステップ120の判定が否定され、ステッ
プ122でアラームを発してステップ100へ戻る。
【0041】ステップ120の判定が肯定された場合に
は、ステップ124で他機を連動させる制御を行う。こ
の連動制御処理について図6のフローチャートを参照し
て説明すると、ステップ150ではアーム20の下方へ
の回動が指示されたか否か判定し、ステップ150の判
定が肯定された場合にはステップ152で、他機のアー
ム20の下方への回動を指示する信号をハーネス58、
コネクタ56を介して他機へ出力すると共に、自機のア
ーム20を下限位置まで下方へ回動させる。なお、他機
は入力された指示信号により前記ステップ104の処理
が実行され、以下、入力された指示信号に応じて先に説
明したステップ106乃至ステップ118の処理が行わ
れる。
【0042】次のステップ156ではアーム20の上方
への回動が指示されたか否か判定する。作業者は揚重す
る配管を2台の配管揚重ロボット10A、10Bの各々
の配管保持部24に保持させ、アーム20の上方への回
動を指示する。ステップ154の判定が肯定されるとス
テップ156へ移行し、他機へアーム20の上方への回
動を指示する信号を出力すると共に、自機のアーム20
を上限位置まで上方へ回動させる。次のステップ158
では他機の配管支持部34の所定位置への移動を指示す
る信号を出力すると共に、自機の配管支持部34を所定
位置へ移動させる。
【0043】ステップ160では配管の揚重が指示され
たか否か判定する。ステップ160の判定が肯定された
場合には、次のステップ162以降で配管揚重ロボット
10A、10Bによる配管の揚重制御を行う。すなわ
ち、ステップ62では揚重の指示が停止されたか否か判
定する。ステップ162の判定が否定された場合にはス
テップ164で他機の配管支持部34の上昇を指示する
と共に自機の配管支持部34を上昇させる。ステップ1
66では傾斜センサ50から出力される信号を取込み、
自機の配管支持部34の傾きが所定値以上か否か判定す
る。ステップ166の判定が否定された場合にはステッ
プ162へ戻り、ステップ162乃至ステップ166の
処理を繰り返す。
【0044】自機の配管支持部34の傾きが所定値以上
になるとステップ166の判定が肯定され、ステップ1
68では傾斜センサ50からの信号に基づいて自機の配
管支持部34が他機の配管支持部34よりも下方に位置
しているか否か、すなわち図7(B)に示す状態か図7
(C)に示す状態か判定する。この判定を行うにあたっ
ては、まず傾斜センサ50からの信号により、自機の配
管支持部34の傾斜方向、例えば図1に示す正面を基準
として左上がりか右上がりかを判断する。次に制御盤5
4を介して入力された他機の位置情報、例えば図1に示
す正面を基準として向かって右側に位置しているか左側
に位置しているかと、前記判断した傾斜方向とに基づい
て前記判定を行う。
【0045】例えば、配管支持部34の傾斜方向が右上
がりで、かつ他機が向かって左側に位置している場合に
は自機の配管支持部34が上方に位置していると判定さ
れ、ステップ168の判定が肯定される。この場合はス
テップ170へ移行し、他機の配管支持部34の上昇を
停止させる。これにより、配管支持部34の上面34A
が水平に近づくように、すなわち図7(B)に示すθ1
が「0」に近づくように、自機の配管支持部34のみ
が上昇されることになる。
【0046】また、例えば配管支持部34の傾斜方向が
左上がりで、かつ他機が向かって左側に位置している場
合には自機の配管支持部34が下方に位置していると判
定され、ステップ168の判定が否定される。この場合
はステップ172へ移行し、自機の配管支持部34の上
昇を停止させる。これにより、配管支持部34の上面3
4Aが水平に近づくように、すなわち図7(C)に示す
θ2 が「0」に近づくように、他機の配管支持部34
のみが上昇される。
【0047】ステップ170またはステップ172の処
理はステップ166の判定が肯定されるまで行われ、こ
れにより、配管が傾きが所定値未満の状態を維持して揚
重されるように、2台の配管揚重ロボット10A、10
Bの揚重機構16の作動が制御される。
【0048】配管が取付作業を行う部位まで揚重されて
揚重の指示が停止されるとステップ162の判定が肯定
され、ステップ174で配管支持部34の下降が指示さ
れたか否か判定する。配管の取付作業が終了して配管支
持部34の下降が指示されるとステップ174の判定が
肯定され、ステップ176で他機へ配管支持部34の下
降を指示すると共に自機の配管支持部34を下降させて
処理を終了する。
【0049】このように、本実施例では2台の配管揚重
ロボット10A、10Bによって揚重される配管が、傾
きが所定値未満の状態を維持して揚重されるように制御
したので、配管が脱落する等の危険が生ずることはな
い。従って、配管を2台の配管揚重ロボット10A、1
0Bによって安全に揚重することが可能となるので、各
配管揚重ロボット10A、10Bの揚重性能を、最大重
量の配管を単一の配管揚重ロボットで揚重可能なように
定める必要がなく、各配管揚重ロボットを安価に構成す
ることができる。
【0050】なお、上記では配管揚重ロボット10のコ
ネクタ56を連結することによって通信を行って複数台
の配管揚重ロボットを連動させるようにしていたが、こ
れに限定されるものではなく、無線で通信を行うことに
よって複数台の配管揚重ロボットを連動させるようにし
てもよい。
【0051】また、上記では操作盤54が操作された側
の配管揚重ロボットを「主」、他方の配管揚重ロボット
を「従」とし、「主」側の配管揚重ロボットの連動制御
部60Aにより「主」側のシリンダ32A及び「従」側
のシリンダ32Bを制御して連動を行う制御形態(図8
(A)参照)を例に説明したが、これに限定されるもの
ではない。例えば図8(B)に示すように、一方の配管
揚重ロボット10Bは操作盤54からの指示によって一
定速度で配管を揚重し、他方の配管揚重ロボット10A
の連動制御部60Aでは、配管を揚重させながら自機の
配管支持部34の傾きが所定値以上か否かを判定し、該
判定が肯定された場合、他機の配管支持部34よりも上
方に位置しているときには揚重速度を減少させ、下方に
位置しているときには揚重速度を増加させるようにして
もよい。
【0052】また、図8(C)に示す例では、連動させ
る配管揚重ロボットに他機の位置情報を各々与えてお
き、各連動制御部60A、60Bで配管を揚重させなが
ら、自機の配管支持部34の傾きが所定値以上でかつ他
機の配管支持部34よりも上方に位置しているか否かの
判定を繰り返し、前記判定が否定されているときには揚
重を継続し、前記判定が肯定された場合には判定が否定
されるまで揚重を停止させるようにしてもよい。これに
より、互いに通信を行わなくても配管の傾きを所定値未
満にすることが可能となる。また、図8(D)に示すよ
うに、連動制御部60を別体とし、シリンダ32A、3
2Bを制御して連動させるようにしてもよい。さらに、
図8(A)に示す例で、配管揚重ロボット10Bの連動
制御部60Bを省略することも可能である。この場合、
配管揚重ロボット10Bを他の配管揚重ロボットと連動
させる際には連動制御部が搭載された配管揚重ロボット
と連動させればよい。
【0053】また、上記では2台の配管揚重ロボット1
0A、10Bを連動させる例を説明したが、3台以上の
配管揚重ロボットを連動させるようにしてもよい。図1
0に示す例では、配管揚重ロボット10A、10B、1
0Cの各配管支持部34に圧縮コイルばね82A、82
B、82Cが設けられており、配管Aを前記ばねによっ
て支持するよう構成されている。また、各配管支持部3
4には圧縮コイルばね82A、82B、82Cに対向す
る位置に、配管Aに接触するように圧力センサ84A、
84B、84Cが設けられている。3台の配管揚重ロボ
ット10A、10B、10Cによって配管Aを揚重する
と、配管支持部34の上昇速度が速いロボットでは配管
Aに対して配管支持部34が上方へ相対移動し、圧力セ
ンサ84によって検出される圧力値が低くなる。また、
上昇速度の低いロボットでは配管Aに対して配管支持部
34が下方へ相対移動し、検出される圧力値が高くな
る。従って、図示しない連動制御部により圧力センサ8
4A、84B、84Cで検出される圧力値が一定となる
ように制御すれば、配管Aを略水平な状態を維持して揚
重することができる。
【0054】また、上記では本発明の揚重装置を配管揚
重ロボット10に適用した例を示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、揚重装置として揚重クレー
ン等に適用してもよい。この場合にも個々の揚重クレー
ンの揚重性能を小さくすることができる、という効果が
得られる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、被揚重物
を保持するための保持部が先端に取り付けられ、保持部
が被揚重物の載置部と略同じ高さとなる第1の位置と、
保持部に保持されている被揚重物が揚重機構の支持部の
昇降移動の移動軌跡上に位置する第2の位置と、の間を
回動可能なアームを設け、揚重機構の支持部が、アーム
が第2の位置に位置しているときに保持部に保持されて
いる被揚重物の位置よりも下方に位置している状態で、
第1の位置に位置しているときに載置部上の被揚重物が
保持部側へ移動されることで保持部が被揚重物を保持し
ている状態のアームを第2の位置へ回動させ、揚重機構
の支持部を上昇移動させることで被揚重物を揚重させる
ので、揚重装置を用いて被揚重物を揚重する際の労力を
軽減することができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る配管揚重ロボットの正面図であ
る。
【図2】配管揚重ロボットの、アームの回動を併せて示
す側面図である。
【図3】配管揚重ロボットの、配管支持部の昇降を併せ
て示す側面図である。
【図4】配管揚重ロボットの制御装置周辺の概略構成を
示すブロック図である。
【図5】本実施例の作用として、単一の配管揚重ロボッ
トで揚重する場合の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】本実施例の作用として、2台の配管揚重ロボッ
トで揚重する場合の処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】(A)は2台の配管揚重ロボットで揚重する場
合の概念図、(B)及び(C)は配管の傾きが大きくな
った場合を示す概念図である。
【図8】(A)乃至(D)は本発明の制御形態のバリエ
ーションを説明する概念図である。
【図9】傾き検出手段の他の例を示す概略図である。
【図10】3台の配管揚重ロボットで揚重する場合の例
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 配管揚重ロボット 16 揚重機構 32 リフトシリンダ 34 配管支持部 36 駆動装置 50 傾斜センサ 52 制御装置 54 操作盤 56 コネクタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被揚重物を支持する支持部と該支持部を
    昇降移動させる第1駆動手段とを備えた揚重機構と、 被揚重物を保持するための保持部が先端に取り付けら
    れ、前記保持部が被揚重物の載置部と略同じ高さとなる
    第1の位置と、前記保持部に保持されている被揚重物が
    前記揚重機構の支持部の昇降移動の移動軌跡上に位置す
    る第2の位置と、の間を回動可能とされたアームが、前
    記揚重機構を挟んで両側に一対設けられたリフトアップ
    機構と、 前記リフトアップ機構の一対のアームを回動させる第2
    駆動手段と、 前記揚重機構の支持部が、前記一対のアームが第2の位
    置に位置しているときに前記保持部に保持されている被
    揚重物の位置よりも下方に位置している状態で、第1の
    位置に位置しているときに前記載置部上の被揚重物が前
    記保持部側へ移動されることで前記保持部が被揚重物を
    保持している状態の前記一対のアームを第2の位置へ回
    動させ、揚重機構の支持部を上昇移動させることで前記
    被揚重物を揚重させる第1制御手段と、 を含む揚重装置。
  2. 【請求項2】 被揚重物を支持する支持部と該支持部を
    昇降移動させる第1駆動手段とを備えた揚重機構と、 回転中心軸が前記支持部に支持された円筒状の被揚重物
    の軸線と略平行になるように前記支持部に取付けられ、
    前記支持部に支持された被揚重物の周面の互いに異なる
    箇所に接触する複数の回転部材と、 被揚重物を保持するための保持部が先端に取り付けら
    れ、前記保持部が被揚重物の載置部と略同じ高さとなる
    第1の位置と、前記保持部に保持されている被揚重物が
    前記揚重機構の支持部の昇降移動の移動軌跡上に位置す
    る第2の位置と、の間を回動可能なアームと、 前記アームを回動させる第2駆動手段と、 前記揚重機構の支持部が、前記アームが第2の位置に位
    置しているときに前記 保持部に保持されている被揚重物
    の位置よりも下方に位置している状態で、第1の位置に
    位置しているときに前記載置部上の被揚重物が前記保持
    部側へ移動されることで前記保持部が被揚重物を保持し
    ている状態のアームを第2の位置へ回動させ、揚重機構
    の支持部を上昇移動させることで前記被揚重物を揚重さ
    せる第1制御手段と、 を含む揚重装置。
  3. 【請求項3】 被揚重物を支持する支持部と該支持部を
    昇降移動させる第1駆動手段とを備えた揚重機構と、 被揚重物を保持するための保持部が先端に取り付けら
    れ、前記保持部が被揚重物の載置部と略同じ高さとなる
    第1の位置と、前記保持部に保持されている被揚重物が
    前記揚重機構の支持部の昇降移動の移動軌跡上に位置す
    る第2の位置と、の間を回動可能なアームと、 前記アームを回動させる第2駆動手段と、 前記揚重機構の支持部が、前記アームが第2の位置に位
    置しているときに前記保持部に保持されている被揚重物
    の位置よりも下方に位置している状態で、第1の位置に
    位置しているときに前記載置部上の被揚重物が前記保持
    部側へ移動されることで前記保持部が被揚重物を保持し
    ている状態のアームを第2の位置へ回動させ、揚重機構
    の支持部を上昇移動させることで前記被揚重物を揚重さ
    せる第1制御手段と、 を備えた揚重装置であって、 複数台の前記揚重装置の支持部材に各々支持されて揚重
    されている単一の被揚重物の傾きを検出する傾き検出手
    段と、 複数台の前記揚重装置によって被揚重物を揚重する場合
    に、複数台の前記揚重装置の支持部材に各々支持された
    被揚重物が、前記傾き検出手段によって検出された傾き
    が所定値未満の状態を維持して揚重されるように、複数
    台の前記揚重装置のうち少なくとも1台の揚重装置の前
    記第1制御手段による支持部の上昇移動を制御する第2
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする揚重装置。
JP04155279A 1992-06-15 1992-06-15 揚重装置 Expired - Fee Related JP3091319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04155279A JP3091319B2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 揚重装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04155279A JP3091319B2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 揚重装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05339000A JPH05339000A (ja) 1993-12-21
JP3091319B2 true JP3091319B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=15602431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04155279A Expired - Fee Related JP3091319B2 (ja) 1992-06-15 1992-06-15 揚重装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3091319B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5668985B2 (ja) * 2011-06-02 2015-02-12 清水建設株式会社 揚重装置及び揚重方法
KR101767740B1 (ko) * 2015-09-24 2017-08-14 주식회사 포스코 배관이동로봇용 런처
KR102100332B1 (ko) * 2019-12-20 2020-04-14 한전케이피에스 주식회사 대구경 배관 분해/조립용 서포트

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534327A (en) * 1976-07-02 1978-01-14 Takenaka Komuten Co Method of horizontally controlling building and so on when lifting up
JPS6413519U (ja) * 1987-07-17 1989-01-24
JPH02133711U (ja) * 1989-04-06 1990-11-06
JPH0554490U (ja) * 1991-12-26 1993-07-20 株式会社フジタ 配管等の高所支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05339000A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3672900B1 (en) Building element lift enhancer
EP1084987B1 (en) Retractable counterweight for straight-boom aerial work platform
US5106255A (en) Posture adjusting mechanism of cargo handling device for use in cargo trucks
CA2554840C (en) Boom lift vehicle and method of controlling lifting functions
EP1727765B1 (en) Boom lift vehicle and method of controlling lifting functions
EP3643589A1 (en) A self-propelled lifting machine
CN112248030A (zh) 一种移动平台上自平衡机械手及自平衡方法
JP3091319B2 (ja) 揚重装置
JPH1046799A (ja) 複数マストの移動式昇降足場
CN212269252U (zh) 一种用于pc构件吊装的转运车控制系统
EP1384698B1 (en) Lifting vehicle having telescopic arms for transfer of loads
JPH0859106A (ja) エレベータの着床誤差修正装置
JP2989350B2 (ja) 立坑掘削機
JP2007261730A (ja) ワーク保持装置
KR102664102B1 (ko) 시스템 동바리 핸들링 장치
CN215149266U (zh) 特种作业机器人侧斜移动性能的测试装置
CN117142316B (zh) 一种高空作业起重设备及其控制方法
JP4772182B2 (ja) ブーム式高所作業装置の制御装置
JP2003226492A (ja) 高所作業車における作業台の水平制御装置
JP3428509B2 (ja) 高所作業車
JP2002120992A (ja) 油圧ジャッキ
JP2612805B2 (ja) 走行型重量物ハンドリング装置
JP2858192B2 (ja) 内装材運搬取付装置
JPH0712399U (ja) ブーム作動装置
JPS6181395A (ja) 高所作業車の安全制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees