JP3091236B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3091236B2
JP3091236B2 JP03004244A JP424491A JP3091236B2 JP 3091236 B2 JP3091236 B2 JP 3091236B2 JP 03004244 A JP03004244 A JP 03004244A JP 424491 A JP424491 A JP 424491A JP 3091236 B2 JP3091236 B2 JP 3091236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響光学変調器(以下、
AOMという)を用いて光源からの光を強度変調し、変
調光を感光材料に照射して画像の記録を行う画像記録装
置に関し、特に、医用画像のハードコピー装置のように
精細な濃淡情報を正確に記録する必要がある画像記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】AOMは、超音波の疎密波により媒体中
に屈折率の周期的な変化を生じさせ、媒体を通過する光
を回折させて変調を行うものであり、1次回折光と0次
光(非回折光)との比である回折効率(1次回折光/0
次光)は音響パワーに比例し波長に反比例する。レーザ
プリンタは、この関係を利用して画像濃度信号に基づい
てAOMをドライブし、レーザ変調光を感光材料(感光
フィルム,感光体ドラム等)に照射して画像の記録を行
うものである。レーザプリンタの光源としては、一般に
半導体レーザが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レーザ光源,AOM、
感光材料それぞれの特性は周囲温度に依存して変動し、
これに伴って記録画像に経時濃度変動が生じる。したが
って、この変動に対する対策が必要であり、従来の対策
例として、特開昭61−53630 や特開昭61−56339 に記載
されるものがある。
【0004】特開昭61−53630 に記載の技術は、半導体
光源の分光特性と感光材料の分光感度を補正して露光量
を一定に保つような透過率をもつフィルタを光路上に挿
入するものである(従来例)。また、特開昭61−5633
9 に記載の技術(従来例)は、光源の発光スペクトル
極大波長の変動の中心波長と、感光材料の分光感度極大
波長をほぼ一致させ、かつ、温度による発光強度変動を
抑えるようにしたものである。
【0005】しかし、本願発明者の検討によると、上述
の公報記載の技術は以下のような課題を有していること
が明らかとなった。すなわち、従来例は、露光量を一
定に保つような透過率をもつフィルタを製作するのは難
しい。ガラスフィルタの場合、分光特性は添加するイオ
ン量で決まり、特に2山カーブ、3つ山カーブを実現す
ることが困難である。また、ラッテンフィルタは耐候性
がなく、感光材料を変える場合にはフィルタを作り直す
必要があり、面倒である。
【0006】また、従来例の場合、光源の発光スペク
トルの極大と感材の感度の極大を合わせるためには、光
源または感光材料を選択しなくてはならず、汎用性がな
い。
【0007】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は特別な調整を必要
とすることなく、環境温度に起因した経時濃度変動を抑
制できる画像記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像記録装置
は、使用する感光材料の感度波長および温度係数に対し
て逆符号の回折効率および温度係数を持つAOMを組合
わせて使用することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】環境温度が変動した場合に、感光材料の感度と
AOMの回折効率の互いに逆方向の特性変化によって変
動を相殺し、自動的に濃度変化を抑制する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】実施例1 (1)医用レーザイメージャの構成(図1)医用レーザ
ーイメージャは、入力画像信号に基づいて変調した光ビ
ーム(レーザ光の一次変調光)を感光材料フィルム(以
下、単に感光フィルムという)8上で走査し、同時に感
光フィルム8を走査光と直交する方向(図中、上向きの
矢印で示される方向)に精密搬送することにより、感光
フィルム8上に2次元画像9を記録し、その後、感光フ
ィルムを現像して画像を再現するものである。本実施例
では、光源として半導体レーザ4を用い、AOM5の変
調を行う機構として、入力デジタル画像信号に所定の信
号を処理を施すための、ルックアップテーブル方式の信
号補正回路1と、D/A変換器2と、AOMドライバ3
を設けている。また、レーザ光を感光シート上で走査す
るために、偏向ミラー(ポリゴンミラー)6と、Fθレ
ンズ7とを設けている。
【0012】(2)レーザ光源4,AOM5(ドライバ
3を含む),感光フィルム8の特性(図2,図3,図
4)AOM5の回折効率(結晶とドライバ3の特性を含
む)は図2に示すように温度に対して負の傾きを持ち、
温度がT1からT2まで上昇すると回折効率(相対値)
は、0.2 低下する。また、半導体レーザ4の出力光の波
長は、図3のように温度に対して正の傾きを持つ(約0.
3nm/℃増加する)。したがって、温度がT1からT2ま
で上昇すると、波長はλaからλbまで増加する。ま
た、感光フィルム8は、図4に示されるような山形状の
感度曲線を持ち、範囲Aは正の傾きを持ち、範囲Bは負
の傾きを持つ。上述した半導体レーザ4の温度T1〜T
2に対する波長変動幅λa−λbは、図4中の波長幅W
と一致する。すなわち、λ1=λaであり、λ2=λb
であり、かつ、半導体レーザ4の出力波長は、例えば、
波長λ1に設定されている。一般の考え方からすれば、
フィルムの感度極大の波長λ2に発振波長を合わせるの
が普通であるが、本実施例では温度の上昇による変動を
見越して、意図的にλ2よりやや低い波長λ1に発振波
長を合わせている。
【0013】(3)濃度変動抑制動作 温度が上昇すると(T1→T2)、AOMの回折効率が
低下し(0.8 →0.6)、感光フィルム8に到達する光量は
減少する。しかし、半導体レーザ4の波長は増加するた
め(λa→λb)、感光フィルム8の相対感度は上昇す
る(λ1→λ2)。これにより、回折効率の低下と感光
フィルム8の感度増加が互いに相殺され、温度による変
動は充分に抑制される。
【0014】(4)変動抑制効果の試算例 AOMの回折効率が図5のような負の傾きを有し、その
勾配αは、Δn/ΔT=−0.4 %/℃(実測値)であっ
た。また、半導体レーザ(AlGaAs) の波長温度特性は図
6に示すように正の傾きを有し、その勾配βは、Δλ/
ΔT=0.3nm /℃であった。また、感光シートの分光感
度は、図7に示すようなほぼ正の傾きを有し、800nm 〜
820nm の波長域における勾配γは、+1.0 %/nmであっ
た。
【0015】α,β,γを用いて変動を計算する。β,
γより、半導体レーザと感光シートの変動は、(0.3nm
/℃)×(+1.0 %/nm)=0.3 %/℃である。一方、
AOMの回折効率の変動は−0.4%/℃であるため、総
合で((β×γ)×α=1.003 ×0.999 =0.999 によ
り)、−0.1 %/℃に変動が軽減できることになる。
【0016】実施例2 図8は本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【0017】本実施例の特徴は、出力波長の異なる2つ
の半導体レーザ光源4a,4bを用意しておき、使用す
る感光フィルム8a,8bの特性に応じて、適宜、使用
する光源をスイッチSW1を用いて切換えるものであ
る。これにより、使用できる感光フィルムの特性の幅が
広がり、汎用性が向上する。
【0018】以上、医用レーザイメージャを例にして説
明したが、本発明はレーザプリンタ等のレーザ記録装置
全般に使用できる。また、上述の実施例では、感光フィ
ルムの感度が温度に対して正の傾きを持ち、AOMの回
折効率が負の傾きを持っているが、それぞれの傾きが逆
の場合でも同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、温度に対
する構成要素の反対符号の特性の変化を利用して変動を
抑制するため、以下の効果が得られる。 (1)光源の波長変動による画像の濃度変動が、付加装
置および特別な調整なしに補償でき、画像品質の劣化を
防止できる。 (2)装置構成が簡単である。 (3)付加コストがかからず、実現が容易である。 (4)これらにより、高精度かつ高信頼性の画像記録装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の第1の実施例の要部構
成を示す図である。
【図2】AOMの温度に対する回折効率の変動特性の一
例を示す図である。
【図3】半導体レーザ光源の温度に対する発振波長の変
動特性の一例を示す図である。
【図4】感光フィルムの分光特性の特性の一例を示す図
である。
【図5】実施例の効果を試算するための、回折効率の変
動特性の一例を示す図である。
【図6】実施例の効果を試算するための、発振波長の変
動特性の一例を示す図である。
【図7】実施例の効果を試算するための、分光特性の特
性の一例を示す図である。
【図8】本発明の画像記録装置の第2の実施例の要部構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 ルックアップテーブル方式の信号補正回路 2 D/A変換器 3 AOMドライバ 4(4a,4b) レーザ光源 5 AOM変調器 6 偏向ミラー 7 Fθレンズ 8(8a,8b) 感光フィルム 9 記録画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/047 - 1/16 G03B 27/72 - 27/80 B41J 2/44 - 2/47 B41J 2/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を音響光学変調器により変
    調し、変調された光を感光材料に照射して画像の記録を
    行う画像記録装置であって、前記音響光学変調器の回折
    効率は温度に対して負の傾きを有し、温度が上昇すると
    回折効率が低下して感光材料に到達する光量が減少する
    特性となっており、前記感光材料の感度特性曲線には、
    入射光の波長の増加に対して光感度が上昇する正の傾き
    を持つ領域が存在しており、前記光源の出力波長は温度
    に対して正の傾きを有し、温度が上昇すると出力波長が
    増加する特性となっており、かつ、通常動作状態におけ
    る出力光の波長は、前記感光材料の正の傾きを持つ領域
    内の波長に設定されていることを特徴とする画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】 出力波長が異なる複数の光源を具備し、
    使用される感光材料の特性に応じて使用する光源を切換
    えることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 光源からの光を音響光学変調器により変
    調し、変調された光を感光材料に照射して画像の記録を
    行う画像記録装置であって、前記音響光学変調器の回折
    効率は温度に対して正の傾きを有し、温度が上昇すると
    回折効率が上昇して感光材料に到達する光量が増加する
    特性となっており、前記感光材料の感度特性曲線には、
    入射光の波長の増加に対して光感度が減少する負の傾き
    を持つ領域が存在しており、前記光源の出力波長は温度
    に対して正の傾きを有し、温度が上昇すると出力波長が
    増加する特性となっており、かつ、通常動作状態におけ
    る出力光の波長は、前記感光材料の負の傾きを持つ領域
    内の波長に設定されていることを特徴とする画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 出力波長が異なる複数の光源を具備し、
    使用される感光材料の特性に応じて使用する光源を切換
    えることを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
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