JP3090714B2 - 集積回路 - Google Patents

集積回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路に関し、
一例としてコンピューターグラフィックスとの関連で記
述する。
【0002】
【従来技術とその問題点】コンピューターグラフィック
スシステムでは、ダイナミック・ランダムアクセスメモ
リー(DRAM)が低価格であるために、ビットマップ
又は絵素マップメモリーをシステムに設けることが経済
的となっている。その様なビットマップ又は絵素マップ
メモリーでは、表示されるべき各絵素に対応する記憶場
所にカラーコードが格納される。各絵素についてのカラ
ーコードを検索し、その検索したカラーコードに対応す
るラスタースキャンビデオ信号を生成するビデオシステ
ムが設けられる。よって、該メモリーに格納されている
データは、ディスプレイの各絵素について生成されるカ
ラーを決定することによってディスプレイを決定する。
【0003】ディスプレイを自然に見せるという要求
と、必要なメモリーをなるべく小さくするという要求と
は矛盾する。ディスプレイを自然に見せるためには、利
用できるカラーを多数持たなければならない。そのため
には、多数の可能性の中から特定のカラーを指定するの
に、名絵素について多数のビットが必要となる。しか
し、絵素毎に多数のビットを設けるには、記憶のために
多量のメモリーが必要である。ディスプレイ内の各絵素
について数個のビットを設けなければならないので、余
り大きくないディスプレイでも大きなメモリーを必要と
する。よって、多数のカラーから選択をする能力を保ち
ながらディスプレイを記憶するのに必要なメモリーの量
を減少させる何らかの方法を得ると有益である。
【0004】カラーパレットと呼ばれる回路を設ける
と、これらの矛盾する要件を折衷することが出来る。カ
ラーパレットは、実際のカラーデータワードの代わり
に、絵素マップメモリーに記憶されているカラーコード
より長いビット長さを有するカラーデータワードを記憶
する。カラーデータワードは、パレットから直接DA変
換出来る形で表示されるべきカラーを指定することが出
来る。各絵素についてメモリーに記憶されているカラー
コードは、限られた数のビットを有し、これによりメモ
リー要件を減少させる。カラーコードは、数個のカラー
レジスター又はパレット記憶場所の中から一つを選択す
るのに使用される。よって、カラーコード自体はカラー
を定義しないで、選択されたパレット記憶場所を指定す
る。これらのカラーレジスター又はパレット記憶場所
は、各々、絵素マップメモリー内のカラーコードより長
いカラーデータワードを記憶する。カラーパレット内に
設けられるこの様なカラーレジスター又はパレット記憶
場所の数は、カラーコードによりもたらされる選択肢の
数に等しい。例えば、4ビットのカラーコードを使って
n (2−to−the −n)又は16個のパレット記憶場
所を選択することが出来る。カラーデータワードをパレ
ット内でフレームからフレームへと定義し直して、いず
れか一つのフレーム内に存在するよりも遥かに多くのカ
ラーを進行中のフレームのシーケンスにもたらすことが
出来る。
【0005】カラープログラマブル・パレット、システ
ム及び方法の利点の故に、その実施における何らかの改
善はコンピューターカラーグラフィックス技術に有益で
ある。
【0006】
【発明の概要】一般的に、本発明の一つの形は、複数の
クロック発振器と共に用いる集積回路である。該集積回
路は、半導体チップと、該半導体チップ上に作られて、
提供されたクロックパルスに応答する機能実行回路と、
該機能実行回路に接続されたピンを有する半導体チップ
パッケージとを有する。該集積回路は、クロック制御情
報を外部から入力するために該ピンを介してアクセス可
能なレジスターを更に有する。前記レジスターに入力さ
れたクロック制御情報に応答するクロック制御回路は、
該クロック発振器のためのピンに接続された入力を有す
る。該機能実行回路は該クロック制御回路に接続されて
いて、該レジスターに入力された該クロック制御情報に
従って該クロック制御回路により該機能実行回路にクロ
ックパルスが提供される。
【0007】発明の技術的利点は、矛盾する刻時要件を
持ったシステムへの適用の柔軟性が大きいことである。
【0008】
【実施例】本発明を詳しく説明する前に、図1及び2に
関して、ホストシステムと関連して動作するグラフィッ
クプロセッサの基本的動作を簡単に回顧するのが役立
つ。より完全で詳しい説明は、1989年4月27日に
出願されて本願の譲受人に譲渡された特許出願第346,
388号に見出すことが出来る。前記の出願を、参照に
より本書に取り入れるものとする。また、テキサツ・イ
ンスツルメントTMS34010ユーザーズガイド(1
988年8月);TIGA−340(TM)インターフ
ェース、テキサツ・インスツルメント・グラフィックス
アーキテクチャ、ユーザーズガイド、1989、TMS
34020ユーザーズガイド(1990年1月)、及び
TMS44C251明細書も参照により本書に取り入れ
るものとするが、これらの文献は全て、現在、誰でもテ
キサス・インスツルメント社から入手することが出来る
ものである。
【0009】システムにおける本発明の実際の実施例
は、発明思想が具体化されている実際のシステム動作に
大きく依存するので、便宜上、本書に記載してある発明
思想の理解を容易にするために、全ての動作及びデータ
移動を事細かに示そうとはしていない。図1は、本発明
の原理に従って構成されたグラフィックスコンピュータ
ーシステム100のブロック図である。グラフィックス
コンピューターシステム100は、ホスト処理システム
110に接続されたグラフィックス印刷配線板105を
含む。印刷配線板105上には、グラフィックスプロセ
ッサ120、メモリー130、シフトレジスター14
0、ビデオパレット150及びディジタル−ビデオ変換
器160がある。ビデオディスプレイ170は、板10
5のビデオ出力から駆動される。
【0010】ホスト処理システム110は、グラフィッ
クスコンピューターシステム100の主要な計算能力を
もたらすものである。ホスト処理システム110は、好
ましくは、少なくとも一つのマイクロプロセッサ、読み
出し専用メモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリ
ー、及び、完全なコンピューターシステムを形成するた
めの雑多な周辺装置を包含する。ホスト処理システム1
10は、例えばキーボードやマウスなどの、何らかの形
の入力装置と、例えばディスク駆動機能などの何らかの
形の長時間記憶装置とをも包含するのが好ましい。ホス
ト処理システム110の構成の詳細はあり触れたもので
あって当該分野において周知されているので、本明細書
は、この要素についてはこれ以上詳しく説明しない。ホ
スト処理システム110の必須の特徴は、本発明に関す
るかぎりは、ユーザーに提示されるべき視覚的表示の内
容をホスト処理システム110が決定することである。
【0011】グラフィックスプロセッサ(GSP)12
0は、ユーザーに提示されるビデオ表示を生成するため
に本発明による主要なデータ処理を行う。グラフィック
スプロセッサ120は、ホストバス115を介してホス
ト処理システム110に双方向結合されている。本発明
に従って、グラフィックスプロセッサ120はホスト処
理システム110から独立したデータプロセッサとして
動作するけれども、グラフィックスプロセッサ120は
ホストバス115を介するホスト処理システム110か
らの要求に応答するものと思われる。グラフィックスプ
ロセッサ120は、更に、メモリー130と通信し、且
つビデオメモリーバス122を介してビデオパレット1
50と通信する。グラフィックスプロセッサ120は、
ビデオメモリーバス122を介してビデオRAM(VR
AM)132内に記憶されているデータを制御する。ま
た、グラフィックスプロセッサ120は、ビデオRAM
132又は読み出し専用メモリー134に記憶されてい
るプログラムにより制御されることが出来る。読み出し
専用メモリー134は、更に、例えば1種類以上の字体
の文字を数字及び頻繁に使われるアイコンなどの種々の
グラフィックイメージデータを包含することが出来る。
また、グラフィックスプロセッサ120は、ビデオパレ
ット150に記憶されているデータを制御する。最後
に、グラフィックスプロセッサ120はビデオ制御バス
124を介してディジタル−ビデオ変換器160を制御
する。グラフィックスプロセッサ120は、ビデオ制御
バス124を介するディジタル−ビデオ変換器160の
制御によって、ユーザーに提示されるビデオイメージの
フレーム当たりのライン長さ及びラインの数を制御する
ことが出来る。
【0012】メモリー130は、ビデオメモリーバス1
25を介してグラフィックスプロセッサ120に双方向
結合されたビデオRAM132を含む。前述した様に、
ビデオRAM132は、ユーザーに提示されるビデオイ
メージを制御するビットマッピングされたグラフィック
スデータを包含する。このビデオデータは、ビデオメモ
リーバス125を介してグラフィックスプロセッサ12
0により操作されることが出来る。また、現行の表示ス
クリーンに対応するビデオデータは、ビデオ出力バス1
36を介してビデオRAM132から出力される。ビデ
オ出力バス136からのデータは、ユーザーに提示され
るべき絵素に対応する。好適な実施例では、ビデオRA
M132は、本願の譲受人であるテキサス・インスツル
メント社から市販されている複数のTMS44251
256KX4型ダイナミックランダムアクセス集積回路
から成る。TMS44251集積回路は、表示再生及び
表示更新を干渉無しに行わせるデュアルポートを含む。
【0013】ビデオRAM132の典型的構成では、こ
のメモリーは数個の別々のランダムアクセスメモリー集
積回路のバンクから成る。これらの集積回路の各々の出
力は、典型的には、1ないし4ビット幅に過ぎず、ビデ
オ出力バス136で出力される。ビデオパレット150
は、ビデオ出力バス136を介してビデオランダムアク
セスメモリー132から高速ビデオデータを受け取る。
ビデオパレット150は、ビデオメモリーバス122を
介してグラフィックスプロセッサ120からもデータを
受け取る。ビデオパレット150は、ビデオ出力バス1
36で受け取ったデータをバス155を介してビデオレ
ベル出力に変換する。この変換は、ビデオメモリーバス
122を介してグラフィックスプロセッサ120により
指定されるルックアップ・テーブルによって達成され
る。ビデオパレット150の出力は、各絵素についての
色の色相及び飽和度から成り、或いは各絵素についての
赤、緑及び青の原色のレベルから成ることが出来る。ビ
デオRAM132に記憶されているコードと、バス15
5を介して出力されるディジタルレベルとからの変換の
テーブルは、ビデオメモリーバス122を介してグラフ
ィックスプロセッサ120から制御される。
【0014】ディジタル−ビデオ変換器160は、バス
155を介してビデオパレット150からディジタルビ
デオ情報を受け取る。ディジタル−ビデオ変換器160
は、ビデオ制御バス124を介してグラフィックスプロ
セッサ120により制御される。ディジタル−ビデオ変
換器160は、ビデオパレット150のディジタル出力
を、ビデオ出力165を介してのビデオディスプレイ1
70への適用のための所望のアナログレベルへ変換する
のに役立つ。
【0015】ビデオパレット150及びディジタル−ビ
デオ変換器160は結合されていて、それらの回路は新
しい装置4000(本書では、これを『プログラマブル
パレット』または単に『パレット』と称する)を形成す
る様に相当改良されている。プログラマブル・パレット
4000には、複数のクロック発振器及びプログラマブ
ルクロック選択のためのクロック回路4100が随伴し
ている。これらは、グラフィックスコンピューターシス
テム及びその動作を改善するものであり、これについて
図22から初めて一層詳しく説明する。
【0016】最後に、ビデオディスプレイ170は、ビ
デオ出力ライン165を介してディジタル−ビデオ変換
器160からビデオ出力を受け取る。ビデオディスプレ
イ170は、グラフィックスコンピューターシステム1
00のオペレータが見る指定されたビデオイメージを生
成する。ビデオパレット150、ディジタル−ビデオ変
換器160及びビデオディスプレイ170が二つの主要
なビデオ技術に従って動作することが出来るものである
ことに留意しなければならない。第1の技術では、ビデ
オデータは、各絵素についての色の色相及び飽和度で指
定される。他方の技術では、各絵素について赤、青及び
緑の個々の原色レベルが指定される。これらの主要な技
術のうちのいずれを採用する設計とするかの選択に当た
っては、ディジタル−ビデオ変換器160及びビデオデ
ィスプレイ170は、この技術と両立するように構成さ
れなければならない。しかし、本発明の原理はグラフィ
ックスプロセッサ120の動作に関してはビデオ技術の
選択の如何に係わらず不変である。何らかの方法で色を
表示するのに貢献する全ての信号は、それが赤、青、緑
技術のものでなくてもカラー信号と見なされる。
【0017】図2は、グラフィックスプロセッサ120
を詳しく示す。グラフィックスプロセッサ120は、中
央処理装置(CPU)200、特殊グラフィックスハー
ドウェア210、レジスターファイル220、命令キャ
ッシュ230、ホストインターフェース240、メモリ
ーインターフェース250、入出力レジスター260及
びビデオディスプレイコントローラ270を含む。
【0018】グラフィックスプロセッサ120の心臓部
は中央処理装置200である。中央処理装置200は、
汎用中央処理装置に通常包含される幾つかの算術及び論
理演算を含む汎用データ処理を行う能力を有する。ま
た、中央処理装置200は、幾つかの特殊目的グラフィ
ックス命令を、単独で又は特殊グラフィックスハードウ
ェア210との関連において制御する。
【0019】グラフィックスプロセッサ120は、中央
処理装置200を含むグラフィックスプロセッサ120
の大半の部分に接続されている主バス205を含む。中
央処理装置200は、数個のデータレジスターを含むレ
ジスターファイルの組に双方向レジスターバス202を
介して双方向接続されている。レジスターファイル22
0は、中央処理装置200が使用する直接アクセス可能
なデータの貯蔵所として役立つ。以下に更に詳しく説明
する様に、レジスターファイル220は、中央処理装置
200が使用することの出来る汎用レジスターのほか
に、グラフィックス命令のための暗示オペランドを記憶
するために使用される数個のデータレジスターを含む。
【0020】中央処理装置200は、命令キャッシュバ
ス204を介して命令キャッシュ230に接続されてい
る。命令キャッシュ230は、主バス205に更に接続
されており、ビデオメモリーバス122及びメモリーイ
ンターフェース250を介してビデオRAM132(図
1)から該命令キャッシュに命令ワードを格納すること
が出来る。命令キャッシュ230の目的は、中央処理装
置200の或る機能の実行を高速化することである。反
復性の機能、即ち、中央処理装置200により実行され
るプログラムの特定の部分の中で頻繁に使われる機能を
命令キャッシュ230に記憶させることが出来る。命令
キャッシュバス204を介する命令キャッシュ230へ
のアクセスは、メモリー130へのアクセスより遥かに
高速である。従って、反復される又は頻繁に使われる命
令の系列を予め命令キャッシュ230に格納しておくこ
とによって、中央処理装置200が実行するプログラム
を高速化することが出来る。すると、これらの命令をよ
り迅速に取り出すことが出来るので、それらをより迅速
に実行することが出来る。命令キャッシュ230は、必
ずしも常に同じ命令の組を内蔵している必要はなく、中
央処理装置200が実行するプログラムの特定の部分の
中で頻繁に使われる命令の特定の組を該命令キャッシュ
に格納することが出来る。
【0021】ホストインターフェース240は、ホスト
インターフェースバス206を介して中央処理装置(C
PU)200に接続されている。ホストインターフェー
ス240は、更に、ホストシステムバス115を介して
ホスト処理システム110(図1)に接続されている。
ホストインターフェース240は、ホスト処理システム
110とグラフィックスプロセッサ120との間の通信
を制御する。ホストインターフェース240は、ホスト
処理システム110とグラフィックスプロセッサ120
とのあいだのデータ転送のタイミングを制御する。これ
に関して、ホストインターフェース240は、ホスト処
理システム110がグラフィックスプロセッサ120に
割り込むことを可能にし、或いは逆にグラフィックスプ
ロセッサ120がホスト位置システム110に割り込む
ことを可能にする。また、ホストインターフェース24
0は主バス205に接続されており、ホスト処理システ
ム110がメモリー130に記憶されているデータを直
接制御出来る様になっている。典型的には、ホストイン
ターフェース240は、グラフィックス要求をホスト処
理システム110からグラフィックスプロセッサ120
へ伝達して、ビデオディスプレイ170により生成され
るべきディスプレイの種類をホストシステムが指定出来
るようにすると共にグラフィックスプロセッサ120に
所望のグラフィック機能を行わせる。
【0022】中央処理装置200は、グラフィックスハ
ードウェアバス208を介して特殊グラフィックスハー
ドウェア210に接続されている。特殊グラフィックス
ハードウェア210は、更に、主バス205に接続され
ている。特殊グラフィックスハードウェア210は、中
央処理装置200と関連して動作して特殊グラフィック
ス処理動作を行う。中央処理装置200は、汎用データ
処理機能を備えると共に、特殊目的グラフィックス命令
を行うために特殊グラフィックスハードウェア210の
適用を制御する。これらの特殊目的グラフィックス命令
は、ビデオRAM132のビットマッピングされた部分
の中でのデータの操作に関する。特殊グラフィックスハ
ードウェア210は、中央処理装置200の制御下で動
作して、ビデオRAM132の中でのデータに関する特
別な有益なデータ操作を可能にする。
【0023】メモリーインターフェース250は、主つ
バス205に接続され、更にビデオメモリーバス122
に接続されている。メモリーインターフェース250
は、グラフィックスプロセッサ120とメモリー130
とのあいだでのデータ及び命令の伝達を制御する。メモ
リー130は、ビデオディスプレイ170を介して表示
されるべきビットマッピングされたデータと、グラフィ
ックスプロセッサ120の動作の制御に必要な命令及び
データとの両方を包含する。これらの機能は、メモリー
アクセスのタイミングの制御、及びデータ及びメモリー
多重化の制御を含む。好適な実施例では、ビデオメモリ
ーバス125は、多重化されたアドレス及びデータ情報
を含む。メモリーインターフェース250は、メモリー
130へのアクセスのために適切なときにグラフィック
スプロセッサ(GSP)120が適切な出力をビデオメ
モリーバス125上に提供出来るようにする。
【0024】グラフィックスプロセッサ120は、最後
に、入出力(入力/出力)レジスター260及びビデオ
ディスプレイコントローラ270を含む。入出力レジス
ター260は、これらのレジスター内での読み書きを可
能にするためにバス205に双方向接続されている。入
出力レジスター260は、好ましくは、中央処理装置2
00の普通の記憶スペース内にある。入出力レジスター
260は、ビデオディスプレイコントローラ270の制
御パラメータを指定するデータを包含する。ビデオディ
スプレイコントローラ270は、プログラマブル・パレ
ット4000からのビデオクロック信号VCLKにより
刻時される。入出力レジスター260に記憶されている
データに従って、ビデオディスプレイコントローラ27
0は、プログラマブル・パレット4000の所望の制御
のためにビデオ制御バス124上に信号を生成する。入
出力レジスター260の中のデータは、水平ライン当た
りの絵素の数、水平同期及びブランキング間隔、フレー
ム当たりの水平ラインの数、及び垂直同期及びブランキ
ング間隔を指定するデータを含む。入出力レジスター2
60は、フレームインターレースの種類を指定すると共
に他の種類のビデオ制御機能を指定するデータを含むこ
とも出来る。最後に、入出力レジスター260は、以下
により詳細に説明する他の特別の種類の入力及び出力パ
ラメータのための貯蔵所である。
【0025】グラフィックスプロセッサ120は、メモ
リー130をアドレス指定する二つの異なるアドレスモ
ードで動作する。これら二つのアドレスモードはxyア
ドレス指定及び線型アドレス指定である。グラフィック
スプロセッサ120は、ビットマッピングされたグラフ
ィックデータと、通常のデータ及び命令との両方に対し
て作用するので、メモリー130の異なる部分には異な
るアドレス指定モードを介してアクセスするのが最も好
都合である。選択したアドレス指定モードが何であるか
に係わらず、メモリーインターフェース250は、アク
セスされるべき適切なデータについての適切な物理的ア
ドレスを生成する。線型アドレス指定では、フィールド
の開始アドレスは、単一の多ビット線型アドレスから成
る。フィールドのサイズは、中央処理装置200内の状
況レジスター内のデータによって決まる。xyアドレス
指定では、開始アドレスは、x及びy座標値の対であ
る。フィールドのサイズは、絵素のサイズに等しい、即
ち、特定の絵素で特定のデータを指定するのに必要なビ
ットの数に等しい。
【0026】図3を参照して、この発明の実施例の機能
についての実際の説明に入る前に、典型的グラフィック
スメモリーシステムのメモリー構造について簡単に説明
する。ビデオRAM(VRAM)についての背景情報が
共通譲渡された特許4,330,852号、4,639,890
号及び4,683,555号に開示されており、これらを参
照により本書の一部とする。使用できるメモリー構造及
びシステムは多数あるければも、アレーを成す8個のメ
モリー130を使う例えば図3に示されているものなど
の構造を使用するのが一般的となっている。各メモリ
ー、又はユニット、は4個のセクション又は平面0、
1、2及び3を有する。各平面の構成は、その平面への
情報の書込みに単一のデータ導線が使われるようになっ
ている。ビデオメモリーバス125などの、32ビット
データバスを使用するシステムでは、8個のVRAMメ
モリー(そのうちの2個が図3に示されている)があ
り、各VRAMメモリーが、該入力データバスに接続さ
れた4本のデータ導線を有する。
【0027】よって、32ビットデータバスについて
は、ビデオRAM132の4本のデータ導線は、それぞ
れ、データバス導線0、1、2、3に接続されている。
同じく、次のVRAMメモリーの、4本の導線0、1、
2、3はデータバス導線4、5、6、7にそれぞれ接続
されている。これは、残りの6個のVRAMについても
続き、最後のVRAMの導線はビデオメモリーバス12
5の導線28、29、30、31に接続されている。
【0028】メモリーは、グラフィックスディスプレイ
についての絵素情報が平面上で同じ行内に逐次格納され
るようになっている。絵素あたり4ビットのシステムを
仮定すると、各絵素についてのビットは別のメモリーに
格納される。この様な場合、絵素0は第1のVRAMに
あり、絵素1は第2のVRAM内にある。絵素2ないし
7についての絵素格納は図示されていない。次に絵素8
についての絵素情報は第1VRAMにおいて、なお行0
の中に、しかしその列2に、格納される。絵素情報のこ
の構成の理由は、情報がメモリーからどの様にして検索
されるかについての理解からより良く分かる。
【0029】引続き図3を参照すると、各VRAM平面
は、メモリーの行から外へ情報をシフトさせる直列レジ
スター(serial register)139を有する。このシフト
は、プログラマブル・パレット4000からのシフトク
ロック信号SCLKにより決まる率で起きる。これらの
レジスターからの出力は、データ入力導線が入力バスに
接続されているのと同じ態様でビデオ出力バス136に
接続されている。よって、行0などのメモリーの行から
のデータは、直列レジスター139内に移され、各直列
レジスター139から逐次にビデオ出力バス136上に
並列に出てくる。これは8メモリーアレーの各平面につ
いて起こることである。
【0030】或る瞬間においてビデオ出力バス136を
見ると、各シフトレジスターの第1ビットは該バス上に
ある。よって、行0が該バスに出力されていると仮定す
ると、バスの導線0上にはメモリー130の行0、ビッ
トA0(平面0)があることになる。ビデオ出力バス1
36の導線1の上には行0ビットA0(平面1)があ
り、導線2の上には行0、ビットA0(平面2)があ
り、導線3の上には行0、ビットA0(平面3)があ
る。これらのビットには、次にVRAMからのビットが
続く。よって、第1の時点では、ビデオ出力バス上に
は、絵素0を形成する4ビットがあり、その隣には絵素
1を形成する4ビットがあり、その隣には絵素2を形成
する4ビットがある。これは、絵素0−7を形成する3
2ビットがビデオ出力バス136の並列導線上に乗るま
で続く。これらのビットはグラフィックスディスプレイ
に供給され、シフトレジスターは全て1位置だけシフト
して該バスに次の8個の絵素即ち、絵素8〜15につい
ての絵素情報を提供する。たのシフトは、VRAM内の
行全体が外にシフトされるまで続き、その後、出力直列
レジスターへ格納されるべく新しい行が選択される。
【0031】ここまでは、絵素当たりのビット情報は4
ビットであると仮定されている。若し絵素情報が例えば
8ビットであるならば、絵素当たり2個のVRAMを使
用しなければならない。これはビットパターンを幾分変
化させる。また、メモリーのサイズ及び構造は変化し続
けるものであり、図示したサイズ及び構造は単なる解説
を目的としており、多様なメモリー構成及び異なる絵素
サイズでこの発明を使用出来ることに注意するべきであ
る。
【0032】前述した様に、各メモリーのための直列レ
ジスター139は512ビット長であり、これによりメ
モリーから直列レジスターへの各読み出しサイクルに1
6384ビットがディスプレイに転送される。この16
384ビットは、各絵素が8ビットを包含すると仮定し
て、2048表示絵素についてのデータを表す。しか
し、各走査線は1280絵素を必要とするだけであると
仮定する。すると、メモリーの各線上にメモリーの各行
からの768絵素を表示することは出来ない。このメモ
リーは他の目的には使いにくく、従って実際上無駄に使
われる。
【0033】この問題を解決するために、逐次出力レジ
スター139は半部に分割され、その各半部がビデオR
AMからデータを出力するのに使われる。32個の直列
レジスター139が使われるけれども、メモリーの平面
のうちの一つだけについて説明をするが、すべての平面
が同様に働くことが分かる。レジスター139の2個の
半部は、半部A及び半部Bと称する。有利なことに、直
列レジスター139は、メモリーからスクリーンメモリ
ーの行全体を取って、その行を絵素毎に滑らかで整然と
した流れとしてスクリーンに提示する。
【0034】前述したように、これが単一の、分割され
ていない直列レジスター139で行われるならば、ディ
スプレイの1走査線全体についての情報をビデオRAM
132から直列レジスター139へ移動させ、次にスク
リーンのクロッキング速度でスクリーンへシフトさせな
ければならないであろう。そのとき、これは、メモリー
の各行がスクリーンの1本の線(又はその整数倍)だけ
の情報を含むことを必要とする。分割された直列レジス
ターの場合には、これとは異なっており、この場合に
は、ビットをAセクションからシフトさせながら他のビ
ットをBセクションに格納し、Bセクションからスクリ
ーンへシフトさせながら他のビットをAセクションに格
納することが出来る。
【0035】ここで図4を参照すると、その面に40個
の絵素と、下に数行の絵素とを有するグラフィックスス
クリーン401が示されている。ここで使用した数は説
明だけを目的としていて、例としてのグラフィックスス
クリーンの面上の絵素の数(例えば1280個)とは全
く似ていないことが理解されなければならない。実際の
数は大きいので、引用する例が、その様な実際の数に近
い数を使用するならば本発明の作用は煩雑になってしま
う。同じことが図5のメモリー501についての以下の
説明にも当てはまるが、実際の数を使うシステム構成
は、説明を不明瞭にするだけである。実際、説明の目的
で使用されるメモリー501は、絵素に関して、グラフ
ィックススクリーン401より少ない列容量(16)を
持っている。実際には、これは典型的には逆である。
【0036】暫時余談になるが、線当たり1280個の
絵素があって1024本の線を有するシステムは、1秒
に60回の割合で再生され、従って絵素は12.7nsに1
個の割合で表示されなければならない。2個の4ビット
VRAMが1絵素についてのデータを提供する場合に8
ビット絵素を使うと、4個のVRAMの組が32ビット
バスに接続される。これは、50.8ns毎に1回の割合で
(これは19.6MHzの周波数である)VRAMを刻時
することが必要である。この様な高速でデータが移動さ
せられていると、(直列レジスターに格納し直すなどの
ための)小さな休止も顕著である。その上、この問題
は、クロック回路4100内のどのクロックにおけるク
ロック速度にも関係する可能性がある。
【0037】ここで図5を参照すると、メモリー501
が示されており、各絵素は4ビットを有する。ここでの
目的上、その様なメモリーユニットが2個使用され、そ
の一つは偶数個の絵素を包含し、一つ(図示せず)は奇
数の絵素を包含するということも仮定する。これは、各
メモリーユニットから4ビットずつ、バスの8ビット
(又は導線)だけを使用する結果となる。また、メモリ
ーが16列(0ないし15と称する)だけを有すること
も仮定する。よって、行0にはA0〜A15の名称が付
され、行1にはB1〜B15の名称が付される。偶数絵
素だけを包含するメモリーユニットに議論を更に限定す
るならば、ビットA0は絵素0についてのデータを表
し、ビットA1は絵素2についてのデータを表すと考え
ることが出来る。図示されない第2のVRAMの中のA
0ビットは絵素1の情報を包含するので、これが続く。
【0038】この極めて非現実的ではあるけれども実例
となる実施例によると、図5に示されている様に、(偶
数)絵素0−30についての情報が行A内にあり、(偶
数)絵素32−62についての情報が行B内にある、等
々、ということになる。ここで、スクリーンの第2行に
必要な絵素を表すスクリーン絵素40−79(図4)に
ついての絵素情報をスクリーンに転送したいと仮定す
る。
【0039】このタスクを達成するために、絵素40−
79についての情報は上記したようにメモリーの行B及
びCの中にあるので(図5)、システムは、メモリーの
行Bをアドレス指定する命令ビットをメモリーに送る。
この動作の結果として、行Bからの絵素32−62につ
いての絵素情報が直列レジスターに格納されることにな
る。これは図6に示されている。しかし、レジスター全
体がスクリーンにシフトされるべきであれば、ビットB
0ないしB3もシフトされるけれども、これらのビット
は(図4から分かる様に)スクリーンの行0上にある絵
素32−38に属するので、問題が生じる。この問題を
避けるために、メモリー転送を制御するプロセッサ(図
示せず)は、シフトを開始する適切なビット位置を見失
わないようにして、この情報を前記の命令の一部として
メモリーに与える。この位置はタップ点と称せられる。
【0040】動作の分割レジスターの面を制御するため
にレジスターの第1部分に格納し直すべきとき、即ち、
データが第2部分から除去されつつあって且つデータが
既に第1部分から除去されてしまっているとき、又は
線間隔の直後に起こり得る様に第1部分の中のデータが
先のスクリーン行に関連するとき、を知る必要がある。
勿論、レジスターの第2部分に格納し直すべきとき、即
ち、データが第2部分から読み出された後に第1部分か
ら読み出されているときを知ることも必要である。この
機能を達成するために、与えられたときに活動している
直列レジスターの部分を見失わないようにするためにカ
ウンタが使用される。該カウンタが適切に動作するに
は、それは、第1データシフトのレジスターにおける開
始点(タップ点)を知らなければならない。これは必要
なことであって、その理由は、上記したように、出発点
が必ずしもメモリー行の初めにはないことである。直列
レジスターの二つの半部の格納及び再格納を制御するた
めにカウンタを行毎に較正する幾つかのステップを行わ
なければならない。
【0041】該レジスターの第1半部がデータの送りを
完了したとき該半部はクリアされ再格納が行われること
が出来て、ビットが該レジスターの第2半部から送られ
ている間に新しいデータビットを第1半部に格納するこ
とが出来ることとなる様に、直列レジスターの制御が行
われる。若し、実際に、最初に送られるべきビットが該
レジスターの第2半部、即ちB半部の中にあるならば、
A半部に直に再格納が行われなければならない。この事
実も判定されなければならない。その判定は、メモリー
に提供されるアドレス情報から行われ、ビット位置と、
アドレスを指定するのに必要なビットの数とに依存す
る。
【0042】この問題の例として、或る典型的アドレス
ビット構成が図9及び10に示されている。図9は、1
0ビットの行及び列アドレスと、これに先立つ3個のバ
ンク選択ビット及び5個の雑アドレスビットとを示す。
図10は、8ビットの行及び列アドレスビットを示して
おり、これに先立つのは雑アドレスビットだけである。
【0043】システム構成を適合させるためにマスクが
ユーザーによって作られる。図11は、図9のアドレス
構成に使用するマスクを示し、図12は図10の構成に
利用するマスクを示す。図13は、2バンク選択ビット
が先行する3タップ点ビット(各半シフトレジスターに
8個、合計16列)を伴うシステムに使用されるマスク
を示す。これらのビットは、説明のために付加された。
【0044】図14は、これらのマスクがどのように使
用されるかを示す。図15ないし20は、例を示す。図
15は、選択されたスクリーン行についての第1絵素4
0が存在している場所であるメモリーの行1、列4につ
いての行及び列アドレスビットを示す。図15に示され
ているビットワードは、他のアドレスビット0−4、及
びバンクビット5−6も有する。タップ点ビットはタッ
プ点レジスター91に格納される。タップ点は、最初に
バスに読み出されるレジスター内のビット位置と定義さ
れる。このタップ点は、図15のアドレス情報から計算
される。この例では、アドレス(0−4)の初めの5ビ
ットは、設計事項として全ての構成について一定される
ので、無視することが出来る。該アドレスの次の13ビ
ットは、タップ点レジスター91に転送される(図1
6)。
【0045】図17及び18に示されている様に、図1
4に支配されて、例としてのシステム(図13)のため
に作られたマスクレジスター93はマスクシフトレジス
ター92の中に複写される。このマスクは、バンク選択
ビットの変化のためにタップ点を調整するのに役立つ。
この例では、この様なビットが2個あったので、該マス
クの先頭の2ビットは0である。すると、マスクシフト
レジスター92の最も右側の位置に1が現れるまで(図
19)、クロックによりマスクシフトレジスター92及
びタップ点レジスター91は右へシフトされる。この動
作はバンクビットをタップ点から除去し、そのとき、こ
れは図20のタップ点レジスター91から分かるように
100になる。
【0046】これはタップ点カウンタ94(図21)に
格納される。シフトされたマスクシフトレジスター92
(図19は、タップ点カウンタ94の何個のビットが重
要であるかを決定する)。このタップ点は、最初にデー
タバスに読み出される直列レジスター内の位置として定
義されるものであるが、図6に見ることが出来、半レジ
スターAのビットB4により制御される絵素40に対応
する。
【0047】図15において最も左の列ビットが0に等
しいので、レジスターBに対してレジスターAが選択さ
れる。列アドレスの最も左の位置が1を内蔵していれ
ば、直列レジスターのB半部が選択される。シフトされ
たタップ点が選択されると、メモリーシフトクロックS
CLKと関連して動作するクロック2001は、直列レ
ジスターから読み出されるデータと関連してタップ点レ
ジスター91をインクリメントする。よって、タップ点
レジスターが全111を内蔵するときには、それは図6
の半レジスターAの位置111からのデータがバスに読
み出されつつあることを意味する。これは絵素46、メ
モリービットB7に対応する。半レジスターBからシフ
トが始まるとタップ点カウンタは000にオーバーフロ
ーし、該レジスターのメモリー位置B8ないしB15は
グラフィックスディスプレイに送られる。今記載したレ
ジスター動作は、データの実際のシフトアウトを制御す
るものではなくて、直列レジスターへのデータの再ロー
ドを制御することに注意する必要がある。
【0048】この時、図7に示されている様に、半分の
レジスターAはクリアされ、次のメモリー行のメモリー
位置C0ないしC7の情報が半分のレジスターAにロー
ドされる。この交互動作は、スクリーンが該行の終わり
に達するまで、即ち、絵素79がスクリーンに送られる
まで、続く。この半行の再格納は、再格納される半行に
おける第1ビットを指すアドレスを必要とする。このア
ドレスは行アドレスレジスター95のインクリメント可
能なコピーから来る。行アドレスレジスター95は、タ
ップ点レジスター91が論理アドレスレジスター90か
らロードされるときに論理アドレスレジスター90から
ロードされる。それは、その後、列アドレスの最も左の
ビットにインクリメントされて次の半行を指す。このイ
ンクリメントのためのビット位置(最も左の1の左側の
ビット)を決定するためにマスクレジスター93が使わ
れる。該アドレスが出力されるとき、この点の右側のす
べてのビットが0であること(シフトレジスターの第1
ビットを指す0タイプアドレスを意味する)を保証する
ためにもマスクレジスター93が使われる。該カウンタ
がオーバーフローする毎に、このレジスターのアドレス
が出力され、その後インクリメントされる。
【0049】よって、タップ点SCLKクロック200
1が再び111に達し、絵素62、メモリー位置B1
5、が絵素79より小さいときには、タップ点カウンタ
は000にリセットし、図8に示されている様に、メモ
リービットC0ないしC7は半分のレジスターAからバ
スへ転送される。この時、半分のレジスターBにメモリ
ービットC8ないしC15が格納される。しかし、該ク
ロックが再び111に到達するときには帰線間隔にも達
し、プロセッサにより決定された通りにスクリーンに読
み出されるべき次の線全体でレジスターがリセットされ
る。この時、サイクルは繰り返し、新しいタップ点が計
算される。
【0050】絵素行80〜119が次である場合にそう
である様に、読み出されるべき最初のビットがレジスタ
ーのB半分内にあることを新しいタップ点が示している
ならば、レジスターのA半分は図8に示されている様に
なって、タップ点が位置C8にある。これは、第1半レ
ジスターAからのデータの読み出しに続くためにタップ
点カウンタが再び111に達して転がる準備のために半
分のレジスターAを直にクリアしてメモリービットD0
〜D7を格納しなければならないことを意味する。
【0051】分割されたシフトレジスターVRAMは、
完全シフトレジスター転送サイクルと分割転送サイクル
との間にSCLK信号を使う。このタスクは、これら二
つの転送が、ブランキング期間中にSCLK信号が不能
にされているときに順次に行われるべきことを認める。
本実施例は、有益なことに、この二つの転送間の間隔を
識別して、ニブルモードではなくてSSRTモード時に
パレットSSRTピンに信号を送るので、この時に該回
路はSCLKパルスを生成する。この改良は、シフトク
ロック信号SCLKの付加的外部制御手段のあるパレッ
ト及びクロック発生器を提供するものである。
【0052】一つの分割シフトレジスター・アプリケー
ションでは、完全再格納は図23に示されている様にブ
ランキング時に行われる。そのとき、SCLKが再開し
た後に分割再格納が開始される。しかし、これが作用す
るのは、逐次データの流れをシフトレジスター140の
第1半部から第2半部へ移動させるのに充分なSCLK
パルスが得られる前に分割再格納が行われる場合であ
る。実際にしばしばこうなるけれども、完全に随意の境
界を有することの出来るシステム(例えば水平にパンニ
ング出来るもの)を実現するには、ブランキング後の第
1(又は他の初期の)SCLKパルスがポインタを再格
納された半部の外へ移動させるならば課されることのあ
る実時間制約を避けるのが有益である。
【0053】図22は、余分のSCLKパルスを挿入す
るべき期間を特定する論理を示す。VRAM活動状態の
ためにSSVモードビットをセットすることにより示さ
れる分割直列レジスターのVRAMモードでは、グラフ
ッィクスプロセッサ120は、該VRAMのために分割
直列レジスター転送サイクルを生成する(この回路にお
いて、グラフッィクスプロセッサ120は、テキサスイ
ンスツルメントのグラフィックスシステムプロセッサ
(グラフッィクスプロセッサ)が好ましい)。水平ブラン
キング時に、次のVRAM行を初期値設定するために、
規則的直列レジスター転送サイクルが生成される。その
直ぐ後に、図24の波形 memcy−に示されている様に分
割直列レジスター転送サイクルが続いて、VRAMを分
割モードにすると共に、非活動状態の半直列レジスター
が前に表示されたデータではなくて未表示のデータを内
蔵することを保証する。
【0054】動作を適切な順序で行わせるために、VR
AMへのSCLK入力は、通常転送の終わりのTR−/
QE−の立ち上がりと分割転送の始めのRAS−の立ち
下がりエッジとの間に刻時されて、普通の直列レジスタ
ー転送サイクル時に与えられたタップ点が重ね書きされ
ないことを保証する。図22のデコーダ論理回路220
1は、プログラマブル・パレット4000のビデオバッ
クエンド論理に、このパルスを挿入するべき時を知らせ
る信号を与える。このデコーダ論理回路2201は、グ
ラフッィクスプロセッサ120に、又はメモリー130
又はプログラマブル・パレット4000に、これらを改
善するものとして適宜物理的に組み込まれ、或いは印刷
配線板105上に独立の論理として設けられる。
【0055】デコーダ論理2201は、各グラフッィク
スプロセッサ120メモリーサイクルの始まりに主バス
205上に出力される状況コードを入力として受け取
る。若し0100が検出されてグラフッィクスプロセッ
サのSFピンが低レベルである(普通のVRAM直列レ
ジスター転送を示す)ならば、SAS2−が低レベルで
あるときにLCLK1の立ち下がりエッジでSSRT信
号が高レベルで出力される。これはTR−/QE−の立
ち上がりエッジと同時である。分割直列レジスター転送
サイクルが生じるまでSSRTは出力され続ける。該論
理が0100状況コードを検出すると共にSFピンが高
レベルである(分割VRAM直列レジスター転送を示
す)とき、CAS2−の立ち下がりエッジでSSRT信
号は低レベルに下げられる。プログラマブル・パレット
4000のビデオバックエンド論理は、SSRTの立ち
上がりエッジを使って単一のSCLKパルスを挿入す
る。
【0056】図22において、グラフッィクスプロセッ
サ120(好適には、テキサスインスツルメントのTM
S34020)はビデオメモリーバス125によってメ
モリー130に接続され、直列レジスター139はビデ
オ出力バス136によってプログラマブル・パレット4
000に接続されている。グラフィックスシステム10
0内の無駄にされるメモリースペースをなるべく少なく
するために、図1〜図21で説明した分割シフトレジス
ターVRAMとしてメモリ130及び直列シフトレジス
ター139を設けるのが有益である。プログラマブル・
パレット4000は、ビデオメモリーバス122及びビ
デオ制御バス124によってグラフッィクスプロセッサ
120に接続されている。プログラマブル・パレット4
000のSSRT入力は、図2の主バス205のLAD
ライン0−3上の所定のコードを検出するデコーダ論理
回路2201の出力により供給される。このデコーダ論
理回路は、グラフッィクスプロセッサ120からのブラ
ンキング信号が低レベルであるときに動作可能にされる
だけである。デコーダ論理回路2201は、RAS(行
アンドレスストローブ)信号の立ち下がりにより刻時さ
れる。該デコーダ論理回路の出力は、RAS信号の立ち
上がりにより可能化にされて、プログラマブル・パレッ
ト4000のSSRTピンを駆動すると共に図23及び
24の波形図を使用して前記のSCLKパルスの挿入を
行わせる。
【0057】図25において、プログラマブル・パレッ
ト4000が配線ボード105上に設けられている。配
線ボード105には、1メガビットメモリー130とし
てのVRAM、グラフッィクスプロセッサ120、DR
AM121、及びクロック回路4100も備えている。
配線ボード105は対向するバスコネクタを備えてお
り、ホストバス115のためのものと、VGAパススル
ーのための特徴コネクタ6521とである。随意のイン
ターフェース論理(IF/論理)123は、主チップの
外側に希望されることのある論理機能を供給する。板1
05は、バス115のためのコネクタにより、そのホス
トコンピュータの母板に挿入される。
【0058】更に配線ボード105において、コネクタ
165は、NTSC標準複合ビデオ出力を図1のビデオ
ディスプレイ170に供給する。同期発生機構が例えば
緑などのカラー出力チャネルの一つに組み込まれてい
る。VGAパススルーモードは、唯一のモニターでVG
A及び非VGAディスプレイを提供する。図26におい
て、コンピューターは母板6501を有し、その上にマ
イクロコンピュータチップ6502とメモリーチップ6
504とが搭載されている。母板6501はバス650
3に接続されている。VGA両立のグラフィックスボー
ド6505がバス6503により母板6501に接続さ
れている。VGAだけを使用するならば、モニター65
11はグラフッィクスボード6505上のDB−15ビ
デオコネクタ6512に接続される。板6505にはグ
ラフィックス回路が搭載されていて、VGA標準に従っ
てカラーコード信号を作る。該回路は母板6501上の
マイクロコンピュータチップにより制御される。
【0059】進歩した非VGAディスプレイを得るため
に、図1の配線ボード105がバス6503に接続され
ている。配線ボード105は、グラフィックスプロセッ
サ120を有し、母板6501上の80386などのマ
イクロプロセッサ6502による制御に応答する。メモ
リー130は、(印刷)配線ボード105上に搭載さ
れ、グラフィックスプロセッサ120に接続されて、配
線ボード105上の印刷配線によりメモリー130に接
続されたプログラマブル・パレット4000のために例
えばテキサツ・インスツルメントTIGAグラフィック
スアーキテクチャなどの第2のグラフィックス標準に従
ってカラーコード信号を他のビデオ出力バス136上に
発生させる。配線ボード105上の特徴コネクタ652
1は、VGAバス6523によりグラフィックスボード
6505上の特徴コネクタ6525に接続されている。
特徴コネクタ6525は、VGA標準に従うカラーコー
ド信号を提供する。板105上の特徴コネクタ6521
は、VGAカラーコード信号を入力する。
【0060】VGAパススルーのおかげで、モニター6
511は不要であり、モニター6513はDB−15ビ
デオコネクタ6517に接続されて、VGAグラフィッ
クス及びTIGAグラフィックスの両方をユーザーが選
ぶ通りに表示する。プログラマブル・パレット4000
は、TIGAアーキテクチャに従うカラーコードビット
の第1の組を入力するために図26のメモリー130に
接続された第1領域を伴う図31の入力ラッチ4011
を有する。入力ラッチ4011は、VGA標準に従うカ
ラーコードビットの第2の組を入力するために特徴コネ
クタ6521に接続された第2領域を有する。図31の
ルックアップ・テーブル・メモリー4021は、入力レ
ジスター4011からのカラーコードに応答してカラー
データワードを供給する。選択回路4051が入力ラッ
チ4011とルックアップ・テーブル・メモリー402
1との間に接続されている。選択回路4051は、制御
レジスター4371を介してグラフィックスプロセッサ
120へビデオメモリーバス122を介して接続される
ことにより、選択された第1又は第2のグラフィックス
標準に従って選択されたビデオ出力バス136又はバス
6523上の選択されたカラーコードをルックアップ・
テーブル・メモリー4021へ転送するべく制御可能で
ある。
【0061】IBM両立のPC(パーソナルコンピュー
ター)などの典型的な80386に基づくコンピュータ
ーのハードウェア及びソフトウェアの作動態様の故に、
該PCの直後のブートアップ動作(boot-up opetration
s)は図26のVGAグラフィックス板6505を探して
強化されるが、これはIBMコンパチブルPCにおいて
標準の板として設けられる。VGAグラフッィクスボー
ド6505がIBMコンパチブルモニター6511に接
続されるならば、配線ボード105への接続のために別
のモニター6513が必要である。ブートアップ時に、
PCのCPUは、VGAグラフィックスボード6505
を発見して、テキストをモニター6511上に置く始動
シーケンスを行う。その後、高解像度グラフィックスが
要求されたとき、システムはVGAモニター6511を
オフにし又は該モニターを使わず、モニター6513を
動作可能にする。各モニター6511及び6513を同
種の装置とすることが出来るので、多くの場合、単一の
モニターを使用するのが望ましい。両方のグラフィック
スボート6505及び配線ボード105を唯一のモニタ
ーと共に使う場合には、VGAパススルー・モードは、
始めに表示されるプロンプトなどのVGAデータを見る
ことを可能にする。VGAパススルーは、有益なこと
に、プログラマブル・パレット4000上に又は配線ボ
ード105上の何処かにVGA自体を設ける必要を無く
する。VGA板6505は、ブートアップ時に母板65
01上のCPUに応答し、プログラマブル・パレット4
000に設けられたVGAパススルーモードにより始め
のテキスト及び始めのプロンプトをモニター6513に
直接与え、このとき配線ボード105により与えられる
高解像度モードに転換することが出来る。よって、VG
Aグラフィックスボード6505及び高解像度の配線ボ
ード105のために別々のモニターを設ける必要はな
い。配線ボード105は、VGAパワーアップ初期値設
定ソフトウェアやその他のVGAの複製を必要としな
い。
【0062】また、VGAパススルー・モードは、VG
Aコンパチブル・アプリケーションソフトウェアをマイ
クロプロセッサチップ6502により実行し、VGAグ
ラフィックスをグラフィックスボード6505により又
は母板自体のうえに作ることを可能にし、このときVG
AグラフィックスはVGAパススルー・モードで配線ボ
ード105を通される。高解像度モードが呼び出される
とき、グラフィックスは、母板6501上のマイクロプ
ロセッサチップ6502により制御されるが、グラフィ
ックスプロセッサ120(TIGA TIグラフィック
スアーキテクチャを使用するテキサツ・インスツルメン
ト社製のTMS34010又は34020グラフッィク
スプロセッサなど)により組み立てられ、メモリー13
0及びプログラマブル・パレット4000を通されてモ
ニター6513へ送られる。
【0063】このパススルー改良点は、VGA又はTI
GAの特別の特性には依存しない。従って、二つ以上の
グラフィックスアーキテクチャ、標準又は方法を収容す
ることが出来る。8/6−デジタル−アナログ変換器幅
選択特徴及びVGAパススルー特徴の両方が有利に協働
する。VGAは、基本6ビット・グラフィックス幅と、
より広い8ビット特徴とを有する。VGAでは、この6
ビットは各バイトの下位端部にある。ルックアップ・テ
ーブル・メモリー4021にカラーデータワードが格納
されるとき(VGAでは基本6ビットが使われるときに
各バイトの最下位6ビットになけれはならないVRAM
カラーコードでルックアップ・テーブル・メモリー40
21にアクセスするのに対して)、各カラーデータワー
ドについてのデータはパレットの最下位6ビットに到達
する。しかし、出力は、最下位6ビットが各カラーデー
タワードの3バイトの最ホスト6ビット位置に格納され
る場合になる様になされるべきである。この8ビット/
6ビットの選択は、ルックアップ・テーブル・メモリー
4021の6個の最下位ビットをしてデジタル−アナロ
グ変換器の最ホスト入力を駆動せしめる。ルックアップ
・テーブル・メモリー4021の記憶場所に最初に格納
するための8/6選択とは異なって、VGAパススルー
・モードは、内部多重化を有利に迂回して6個のVGA
カラーコードVRAMビットが真っ直ぐにルックアップ
・テーブル・メモリー4021アドレス入力デコーダに
行ってカラーデータワードにアドレスするのを可能にす
る。一組の特徴は、パレットアクセスのためのVGAパ
ススルーによるVGAビットへの干渉を回避するととも
に、信号対雑音比を最高にするためにVGA信号につい
て可能な最高の出力をデジタル−アナログ変換器に生成
させる(8/6選択特徴)。
【0064】ブートアップ時には、プログラマブル・パ
レット4000は、ケーブル6523を介してVGA特
徴コネクタ6525に接続されたCLK0クロック入力
に対して懈怠するので、プログラマブル・パレット40
00は、そのドットクロックをVGAグラフッィくボー
ド6505から得てVGA絵素に同期化される。ケーブ
ル6523は絵素をラインVGA0−7に送るだけでは
なくてVGA水平及び垂直同期信号をも送り、これらの
信号は図27のマルチプレクサ6611によって選択さ
れてプログラマブル・パレット4000のHSYNC及
びVSYNC入力に供給される。VGAブランキング信
号もテーブル6523によって供給される。有利なこと
に、マルチプレクサ6611の機能はVGAグラフッィ
くボード6505上の、そして既にグラフィックスプロ
セッサ120内の、3状態バッファーにより潜在的に実
現されるのに対して、ブランク信号BLANK−及びV
GABLANK−の両方は、その『もっとしばしば臨界
的なタイミング』(often-more-critical timing) の故
に選択のために好適な実施例のプログラマブル・パレッ
ト4000ではチップ上でもたらされる。
【0065】プログラマブル・パレット4000は、図
28の改良されたコンピューターグラフィックスシステ
ムに配慮するニブルモードを有する。図28において、
ホストコンピュータ110はデータをホストバス115
を介してグラフッィクスプロセッサ120に供給する。
グラフッィクスプロセッサ120は2個のメモリー13
0A及び130Bを制御する。メモリー130Aは4個
のVRAMセクションを有し、並列に作動する4ビット
・ニブル幅シフトレジスター139A(図示せず)があ
って16ビットの出力を供給し、該出力は、ビデオディ
スプレイ170に信号を供給するプログラマブル・パレ
ット4000内の4バイト幅入力ラッチ4011の各バ
イトの4個の高レベル・ニブルに接続されている。メモ
リー130Bも、ニブル幅出力を各々有する4個のVR
AMセクションを有し、その16ビットの出力は入力ラ
ッチ4011の4バイトの低レベルの4個のニブルにそ
れぞれ接続されている。ニブルモードでは、プログラマ
ブル・パレット4000はメモリー130Aとメモリー
130Bとの間で切り換わって例えば2個のイメージの
間で切り換わる。NFの高レベルは入力のために4個の
高レベル・ニブルを選択し、NFの低レベルは入力のた
めに4個の低レベル・ニブルを選択するので、ニブルフ
ラグNF入力は、その切替えを制御する。有利なこと
に、同一システム内の、異なるニブルが格納されたメモ
リー130Aと130Bの同一の対を使用して、2個の
イメージのための4ビット・カラーコードの代わりに1
個のイメージのための8ビット・カラーコードを生成す
ることが出来る。この後者の2イメージ動作を達成する
ために、4個の8ビット・バイトでカラーコードを送出
するようにラッチ4011に要求するモード・ビットが
制御レジスター4371に格納され、下記の表6との関
連で後述する他の制御レジスター4398でニブル・モ
ード・ビットがゼロにされる。
【0066】別のニブル・モードでは、高レベル・ニブ
ル及び低レベル・ニブルは入力ラッチ4011の相対す
る半部に入力される。高レベル・ニブル又は低レベル・
ニブルを選択するモードを持つために、又は所望のとき
に高レベル半部及び低レベル半部からのニブルを結合さ
せるために選択回路が設けられている。好適な高レベル
−低レベル−高レベル−低レベル−高レベル−低レベル
−高レベル−低レベル実施例において、又は代わりに高
レベル−高レベル−高レベル−高レベル−低レベル−低
レベル−低レベル−低レベル実施例において、又はその
他の随意の実施例のニブルの混合において、プログラマ
ブル・パレット4000は、有利なことに、ニブル入力
の高レベル−低レベル状態に応答すると共に入力ラッチ
4011とルックアップ・テーブル・メモリー4021
との間に接続されて、該ニブル入力の高レベル状態又は
低レベル状態に応じて該入力ラッチの複数のバイトから
の高レベル・ニブルを該ルックアップ・テーブル・メモ
リーへ送り又は該ラッチの複数のバイトからの低レベル
・ニブルを該ルックアップ・テーブル・メモリーへ送る
ニブル回路を提供する。
【0067】プログラマブル・パレット4000の好適
な実施例では、図28の高レベル/低レベルNF入力は
図22のSSRT入力と機能的に組み合わされる。図3
1は、プログラマブルなニブル選択ピンSSRT/NF
として組み合わされたこれらの入力を示し、この機能は
制御レジスター4398により確立される(表6を参照
のこと)。一つのピンの多機能性は、余分のピンを設け
る必要がないことを意味しており、従って、アプリケー
ション上の理由からパッケージに許される最大数のピン
が与えられたときのプログラマブル・パレット4000
の機能性を高める。
【0068】SSRTは1280×1024程度の解像
度で有益であり、ニブル・フラグは1K×768程度の
解像度で有益であるので、これらの機能SSRT及びニ
ブル・モードは、本実施例では相互に排他的であると考
えることの出来るものである。SSRTパルス挿入が最
初に意味をなすのは、ニブル・フラグが使われるときよ
り高い解像度である。1280は2の冪ではない第1線
解像度であるので、これらは異なる解像度で落ち着く。
これは、2048絵素幅の走査線を記憶するように構成
されたVRAMを使用するならば、分割シフトレジスタ
ー転送を図1〜図24に示されている様に使用しない限
りはVRAMスペースを効率的に使えないということを
意味する。線0の終わりは線1の始まりと一致し、イメ
ージ全体がVRAMの中に圧縮される。よって、204
8のうちの始めの1280は線1であり、次の768は
その2048を完全なものとし、残りは次の線上にあ
り、タップ点は線毎に異なる。
【0069】ニブル・モードは低解像度に限定されるも
のではなく、もっと広い(例えば32ビット)データ経
路に分散された絵素当たり4ビットのあるロー・エンド
(low-end system) のシステムに特に有益である。その
様なロー・エンドのシステムにおける一つの選択肢とし
て、その32ビットデータ経路を通して絵素当たり追加
の4ビットを提供するモジュールを付加するのが望まし
いことをユーザーは理解するであろう。ニブル・フラグ
は、メモリー130Bを付加し、既に存在するメモリー
130Aからプログラマブル・パレットへの結線を変更
しないことによって、切替え可能な2イメージ・ニブル
絵素能力又は絵素当たり8ビット能力のいずれか又は両
方をもたらすために図28の様なロー・エンドのシステ
ムから追加のモジュールを差し込むことが出来るように
する。よって、この二つの機能を、これらが相互に排他
的であるかの如くに組み合わせることを可能にする実用
的且つ技術的な分割線がある。
【0070】図29及び30は、種々の用途のある画像
システムプロセッサの種々の実施態様を示す。例えば、
図29は、複数の入力装置及び出力装置を有する個人用
卓上イメージング・コンピューターを示す。このシステ
ムは、パーソナルコンピューター又はワークステーショ
ン、ファクシミリシステム、プリンタシステム、及びO
CR(光学キャラクター認識システム、及び汎用イメー
ジ認識システムとして、全て一つで、作用する。図に示
されている様に、光学装置4907及び電荷結合素子イ
メージセンサーCCD4906で複写用の物体又は文書
4908の像が映され又は感知される。CCD4906
は、提示されたイメージに応じて電気入力信号を作る様
になっている光感知素子の例として作用する。この感知
された情報はA/Dデータ収集ユニット4904でアナ
ログからディジタル情報に変換されるが、このユニット
は、1989年11月17日に出願された特許第5,47
1,592号(参照により本書の一部とする)のイメージン
グ・システム・プロセッサを含むイメージングシステム
4900に、感知されたディジタル情報を与える。この
イメージングシステム4900は、該光感知素子に結合
されて該イメージに応答してディスプレイ制御信号とカ
ラー情報を表すカラーコードとを生成する処理回路の多
くの例のうちの一つである。
【0071】コントローラエンジン4905は、CCD
4906及びプリント組立体4090の両方に所要のタ
イミング信号を与える。このプリント組立体は文書49
10を提供する。他の入力又は出力能力は、他のユニッ
トへの通信を行う変復調装置4901により示されてい
る電話線である。変復調装置4901は、該電話線又は
無線リンクなどの通信経路へ、又は他のコンピューター
やその他の電子装置へ、カラーデータワードから成るカ
ラー情報を中継するためにイメージングシステム490
0に接続されている。制御コンソール4902は、キー
ボード、マウス又はその他の前述したイメージング装置
から成る。ユーザーに情報を提供するためにLCD又は
CRT表示装置4903が使われる。ディスプレイ49
03は、イメージングシステム4900及びプリント組
立体と、イメージ情報バスにより接続されており、これ
は、処理されたイメージのデータを包含する。プログラ
マブル・パレット4000は、イメージングシステム4
900から情報を得て、ラスター走査CRTモニターな
どのカラーディスプレイ装置4921にディスプレイ出
力を供給する。
【0072】図30はホスト5205を伴う回路網構成
におけるイメージングシステム5200の適用を説明す
るものであり、該ホストは、遠隔地で又は何らかの中央
オフィスでオフラインで収集されてバッファー5201
に分配されるイメージ情報を提供し、これは、その後、
イメージシステム(ISP)5200に情報を提供する
イメージグPC構成に使用される。情報を得る代わりの
方法は、前置プロセッサ5206と関連して作用する選
択可能なカメラ5211又はスキャナ5207を介す
る。このイメージングシステムの形は、有利なことに、
回路網イメージ収集装置による資源共有を可能にする。
プリンタインターフェース5203と、プリンタメカニ
ズム5204へのその接続とを介してプリンタポートも
設けられており、これは、イメージ又は強化されたイメ
ージに加えて文字又はグラフの情報を含む複合文書をユ
ーザーがイメージングシステム5200を介して印刷す
ることを可能にする。メモリー5202は、イメージン
グシステム5200内のメモリーを補う。プログラマブ
ル・パレット4000は,システムバス5213に接続
されており、アナログカラー信号をカラーディスプレイ
装置5221に提供する。このカラーディスプレイ装置
5221はCRTモニターとして示されているが、カラ
ープリンタなどの随意のカラーディスプレイ装置であっ
てもよく、これはカラーコードに応じてのカラーデータ
ワードの参照により改善される。
【0073】動作時に、カメラ5211は、2という
数、又は勝利のVを知らせる2本の上に伸ばした指を示
す手Hのイメージを感知する。前置プロセッサ5206
及びイメージングシステム5200は、イメージ鮮明化
アルゴリズムを走らせ、且つ、鮮明化されたイメージ上
にイメージ認識ルーチンを走らせる。該システムは、シ
ステムにより認識された数TWOの文字数字オーバーレ
ー5235及び魅力的な多色グラフィックス背景523
3と共に上に上げた手Hのカラーイメージ5231を表
示する。
【0074】全チップが制御される多様なプロセッサメ
モリー構成及び動作モードと接続された単一のチップ上
に並列処理及びメモリー相互作用の全てが利用できるイ
メージ処理システムのコンパクトな構造は、該イメージ
ングシステムの、ASCII入力及びイメージデータ入
力を受け取って、その2種類のデータを同時に利用する
能力に寄与する。プログラマブル・パレット4000
は、該イメージ処理システムの柔軟性及び機能性を更に
向上させる。ユーザーは、ASCIIコードでキーボー
ドその他のあり触れた方法で情報を得ると共に、カメラ
5211やビデオレコーダー装置やその他のイメージン
グコード入力を使用する種類のビデオ入力などの視覚又
はビデオソースから情報を得てスプレッドシート及びそ
の他の情報を利用することが出来る。ビデオ入力をテー
プ、ディスク又はその他の媒体上に記録し、情報がコン
ピューターに提示されるべく現在記憶されているのと同
じ態様で記憶させることが出来る。
【0075】イメージングシステムが持つことの出来る
特徴の幾つかは、1)カメラ、スキャナ及びその他のセ
ンサーからイメージを収集すること、2)文書内の情報
又は対象を理解すること、3)文書又は絵から関連する
情報を抽出すること、4)データベースを通ってイメー
ジ及び文字文書を組み合わせること、5)ジェスチュア
認識などの高等なイメージングインターフェースを提供
すること、である。
【0076】該システムは、該システムに入力された情
報を読んで、他のシステムで更に処理することなく該情
報の内容を直に抽象することが出来るので、即座のデー
タベースを作るのに有益である。これにより、格納前に
は識別されていなかった特定のワードを単に突き合わせ
ることによりアクセスすることの出来るデータベースが
作られる。これは、ワードを越えて幾何学的形状、絵に
拡張することが出来、多くの用途において有益である。
例えば、カタログや新聞を走査して、全ての樹木や全て
の赤い車や高速道路上の或るサイズ以上の全てのトラッ
クなどの特定の物体を発見する様にシステムを設計する
ことが出来る。そのとき概念的には、データベースは、
ワード、物体、及び、イメージングプロセッサが抽象し
てユーザーに役立つようにする形状により形成される。
【0077】イメージング能力のあるこの様なシステム
の一つの効用は、単に画をシステムにより走査させるこ
とによって静止画及び動画の両方及びビデオをシステム
又は文書に統合できることである。その後、情報を抽象
して、ユーザーの制御下で更に処理を行わせるために出
力をイメージングシステムに利用出来る様にする。図示
のシステムの下で多くのイメージング能力が利用できる
理由の一つは、単一のチップが、システムの実質的に即
時の再構成を考慮するクロスバースイッチの下で全てア
クセス可能な、数個のメモリーと並列に動作する数個の
プロセッサを内蔵していることである。これは、これま
で知られていなかった程度の力と柔軟性とを与えるもの
である。これは、これまで知られていなかった種類のサ
ービスを提供するために他の処理能力と関連させて利用
することの出来るイメージング処理能力の量の巨大な増
加を考慮に入れるものである。このことの例は、写真及
びその他のイメージの復元や、背景中の異質な材料を除
去して鮮明な或いは送りイメージングより鮮明な受信イ
メージングを作る様なファクシミリ文書の浄化である。
主として一つの動作ユニットの中に処理能力が組み込ま
れているので、このシステム全体を割合に小さなパッケ
ージに詰め込むことが出来る。バンド幅制限や、例えば
配線接続部などの他の物理的制限が無くなる。
【0078】この思想の拡張は、図30に示されている
様に入力のために表示装置の上でユーザーが指を振り動
かすことが出来る様に、手首に載せることの出来る小さ
なユニットにイメージングシステムを組み込み、大きな
ビデオ表示装置が小さくて平らなパネル表示装置と置換
することである。イメージングシステムは、前述した様
に、種々の運動を認識し、その運動を入力に変換する。
これは、キーボード及びその他の機械的入力装置の問題
を実際上無くし、それらを入力としての視覚イメージと
置き換える。この場合、入力は、二重の目的に役立つ表
示装置であっても良い。これは、光学的キャラクタ認識
を、現在利用されているよりも重要な道具にする。
【0079】この改良されたプログラマブル・パレット
4000においては、アーキテクチャは水平周波数クロ
ック分配から自由となる。CAD/CAMワークステー
ション、イメージ及びビデオ処理におけるアプリケーシ
ョンは、このアーキテクチャに適している。図31にお
いて、プログラマブル・カラーパレットチップ4000
は入力ラッチ4011を有し、このラッチは、入力ピン
P0−P31の32ビット幅の組と、ビデオ制御バス1
24からのロー・アクティブ(low active) のHSYN
C−、VSYNC−及びBLANK−入力とに接続され
ている。レジスターマップ4013は、読み出しストロ
ーブ及び書込みストローブのための入力(RD−、WR
−)と、デコード及び制御回路4015への4個のレジ
スター選択入力RS0−RS3と、プログラマブル・パ
レット4000への格納又は該チップのプログラミング
のためのビデオメモリーバス122へのデータピンD0
−7とを有する。
【0080】デコード及び制御回路4015は、プログ
ラマブル・パレット4000をパワーアップ及びRES
ETからの復帰で構成し、更に8/6選択ピンを有す
る。この8/6ピンは、256×24ルックアップ・テ
ーブル・メモリー4021への8又は6ビット幅データ
経路を選択するのに使われる。この8/6−入力が低レ
ベルに保たれているとき、データバスの最下位6ビット
は内部的に2ビットだけシフトアップされてホスト6ビ
ットを占め、底の2ビットが0にされる。この動作は、
デジタル−アナログ変換器(DA変換器)4031、4
033及び4035の最大範囲を利用する。
【0081】クロック選択回路4040は図25のクロ
ック回路ロ4100からの5個のクロック入力CLK0
−3及びCLK3−を有し、入力クロック選択レジスタ
ー4361によってプログラムされる。クロック選択回
路4040は、出力クロック選択レジスターOCS43
63からのデコードによりプログラムされるクロック制
御ブロック(「プログラマブルな分周器」とも呼ばれ
る)4041にクロックパルスを供給する。それぞれの
シフトクロックSCLK及びビデオクロックVCLKの
ための2個の出力バッファー4341及び4343がク
ロック制御ブロック4041により供給される。
【0082】パワーアップで使われるクロック・ソース
は、入力ピンで指定され、後にソフトウェア選択で無効
にされることが出来る。ドットクロック周波数は、ビデ
オディスプレイ170への絵素レートである。約100
MHz以上では、現在のところ、ECL発振器はTTL
発振器より容易に利用することが出来る。よって、好ま
しくはプログラマブル・パレット4000は、コモンモ
ード除去を達成するために互いの逆である2個の信号を
供給するECL発振器のかめの入力の標準モードである
差動入力又はシングルエンドTTL入力を受け取ること
が出来る。これは2個のピンCLK3及びCLK3−を
利用する。よって、例えば135MHzドット・クロッ
ク速度を得るために駆動されるピンが2個ある。入力選
択レジスター4361をプログラムすることにより、ピ
ンCLK3及びCLK3−をシングルエンドTTLに構
成してクロック入力の柔軟性を高めることが出来る。
【0083】異なるスクリーン解像度は、互いの倍数で
ないドットクロック速度を要求するので、本選択回路
は、異なるドットクロック周波数を発生させるためだけ
の分周回路の代替の実施例に比べて利益をもたらす。複
数の発振器とクロック選択回路4040との使用は、入
力発振器周波数を取って、それをより高い周波数レベル
に高める位相ロックループの代替実施例より安定したク
ロックを提供すると考えられる。しかし、将来は、PL
L技術は、その様にして得られた高い周波数レベルにお
けるビデオの目的のために一層の安定性を与えることが
出来、従って代替の実施例である。
【0084】図25及び31の実施例において、複数の
所望の周波数が選択される。各周波数はビデオディスプ
レイ170の一つの種類としてのモニターの所望の解像
度に対応する。よって640×480解像度は25MH
z発振器を必要とする。1024×768解像度は64
MHz発振器で得られる。換言すると、後者の解像度を
得るために該モニターは64MHzのドットクロック速
度を与えられる。
【0085】320×200から1600×1200に
及ぶ今日の解像度及び将来の改良はプログラマブル・パ
レット4000によって効果的に支えられる。プログラ
マブル・パレット4000のクロック選択特徴は、異な
る解像度の多様なシステムのいずれかを改良するために
使用されるべくプログラムすることを可能にするもので
あり、その適用の幅を広げる。
【0086】例えば、医療用イメージング技術は、高い
解像度を必要とし、プロセッサの速度の重要性は低い。
高解像度は多数の絵素を意味し、それを生成するために
プロセッサの大量の能力を使うので、兼ね合いが必要で
ある。一方、CAD/CAAMアプリケーション(コン
ピューター支援設計及びコンピューター支援製造)は高
速ドロー・レート(draw rates) を必要とし、より低い
解像度が許容出来る。種々のハードウェア及びソフトウ
ェアアプリケーションを支えるために、プログラマブル
・パレット4000は種々の解像度をささえるのが望ま
しい。これらの解像度の各々は、特別の入力ドットクロ
ック周波数を意味する。
【0087】選択回路4051は、有利なことに、利用
可能なRAMの量にプログラマブル・パレット4000
を適合させる。例えば、512Kのメモリーだけが利用
可能であるならば、入力P0−15に接続された16ビ
ット幅の絵素バスを使って4ビット平面を伴う1024
×768モードを実施出来る。後日に512Kのメモリ
ーを更に付加すれば、他の16ビットP16−31が使
われ、絵素バス速度を高めずに8ビット平面を伴う10
24×768モードが実施される。
【0088】シフトクロックSCLK及びビデオクロッ
クVCLKは、表3bに示されている比によりドットク
ロックからプログラマブルに分周される。ドットクロッ
クからシフトクロックへの分周比は、バス・ロード当た
りの絵素数に等しいが、その理由は、シフトクロック関
連パルスLOADが複数の絵素を同時に入力ラッチ40
11に入力し、一方、ドットクロックは、ルックアップ
・テーブル・メモリー4021への絵素毎のカラーコー
ドの選択回路4051による一層高速の多重化転送を制
御するからである。
【0089】レジスターマップ4013は、入力クロッ
ク選択レジスター4361、出力クロック選択レジスタ
ー4363、mux 制御レジスター4371、読み出しマ
スクレジスター4353、ページレジスター4399、
読み出し及び書込みモードのためのRAMアドレスレジ
スター4351、R,G,Bバイトをルックアップ・テ
ーブル・メモリー4021に入力するためのカラーパレ
ットデータ保持レジスター4391、なかんずく同期出
力のために同期論理4393を構成する汎用制御レジス
ター4398、及び累算値及びアナログ比較のための試
験レジスター4395を包含する。
【0090】図31はブランキング・サンプリング回路
4384も示す。選択回路4386はVGABLANK
−又はBLANK−を選択する。VGAのためのブラン
キングは、遅延回路4321で固定したスイッチ選択さ
れる遅延を与えられる。ブランキングBLANK−は、
0−32ドットクロック周期モード依存可変遅延回路4
322を通過し、次に遅延回路4321における遅延を
通過する。同期信号VSYNC−及びHSYNC−は、
同期論理(sync logic)4393をHSYNCOUT及び
VSYNCOUT出力に供給する遅延回路4322、4
321において同様のモード依存遅延と、それに続く固
定したスイッチ選択される遅延により遅延される。
【0091】TLC34075グラフィックスインター
フェースチップは、グラフィックスシステムに普通に随
伴している全ての高速タイミング、同期、及び多重化論
理を一つの素子に組み込み、斯くしてチップ総数を大幅
に減らすことによって、より高度の集積を行って、シス
テムのコストを低くするように設計されている。すべて
の高速信号(クロックソースを除外する)はチップ上に
包含されるので、高周波ノイズについての考慮事項は簡
単になる。回路修正を要することなく32、16、8及
び4ビット絵素バスを収容することを可能にする絵素多
重化方式を通じて最大限の柔軟性が与えられ、これは利
用できるいろいろな量のビデオRAMについてシステム
を容易に再構成することを可能にする。データを1、
2、4又は8ビット平面に分割することが出来る。該素
子は、IMSG176/8及びBt476/8カラーパ
レットとソフトウェア両立する。図33を見よ。
【0092】該素子は、独立のVGAバスを特徴とし、
のこバスは、外部データ多重化を要することなく殆どの
VGA支援されるパーソナルコンピューターの特徴コネ
クタからのデータをパレットに直接供給することを可能
にするものである。これにより、しばしば母板上にある
既存のグラフィックス回路を利用することにより交代グ
ラフィックス板は『下方両立』(downwards compatibl
e) であり続けることが出来る。
【0093】24(3×8)ビットのカラー情報が絵素
ポートからデジタル−アナログ変換器(DAC)へ直接
転送される真カラーモードも設けられている。この動作
モードでは、絵素バスの残りの8ビットを使ってオーバ
ーレー機能が設けられる。TLC34075は、二重端
子付き75Ωラインを直接駆動することの出来る三重8
ビット・ビデオDA変換器と共に256×24カラール
ックアップ・テーブルを有する。同期発生機能が緑出力
チャネルに組み込まれている。Hsync 及びVsyncは、該
素子を通じて供給され、モニターにスクリーン解像度を
示すために随意に反転される。1、2、又は4ビット・
パネルが使われるときには、パレットアドレスの追加の
ビットを提供するためにパレット・ページ・レジスター
が使われる。これにより、唯一のMPU書込みサイクル
でスクリーンの色を変化させることが出来る。
【0094】刻時は4個の入力(TTLが3個、及びE
CL/TTL両立が1個)のうちの一つを通じてもたら
され、ソフトウェア選択可能である。ビデオ及びシフト
クロック出力は、選択されたクロック入力のソフトウェ
ア選択された分周比を提供する。TLC34075は、
VRAM素子の直列ポートに直結されることが出来、分
離した論理を不要とする。分割シフトレジスター転送の
ための支援も設けられている。 1 回路解説 1.1 MPUインターフェース プロセッサインターフェースは、読み出し及び書込みス
トローブ(RD−,WR−)、4個のレジスター選択ピ
ン(RS0−RS3)、及び8/6選択ピンを介して制
御される。この8/6ピンは、カラーパレットRAMへ
の8ビット又は6ビット幅のデータ経路を選択する。8
/6ピンが低レベルに保たれていれば、データバスの最
下位6ビットは内部的に2ビットだけシフトアップされ
て出力MUXでホスト6ビットを占め、そのとき底の2
ビットは0にされる。この動作は、デジタル−アナログ
変換器の最大範囲を利用するために実行される。
【0095】内部レジスターマップが表1に示されてい
る。MPUインターフェースは非同期に動作し、データ
転送は内部論理によって同期化される。全てのレジスタ
ー記憶場所が読み出し及び書込み動作を支援する。 〔表1〕 内部レジスターマップ RS3 RS2 RS1 RS0 MPUによりアドレス指定されるレジスター 0 0 0 0 パレットアドレスレジスター − 書込みモード 0 0 0 1 カラーパレット保持レジスター 0 0 1 0 絵素読み出しマスク 0 0 1 1 パレットアドレスレジスター − 読み出しモード 0 1 0 0 予備 0 1 0 1 予備 0 1 1 0 予備 0 1 1 1 予備 1 0 0 0 汎用制御レジスター 1 0 0 1 入力クロック選択レジスター 1 0 1 0 出力クロック選択レジスター 1 0 1 1 MUX 制御レジスター 1 1 0 0 パレットページレジスター 1 1 0 1 予備 1 1 1 0 試験レジスター 1 1 1 1 リセット状態 1.2 カラーパレット カラーパレットは、RAMとの間のデータの読み書きの
ために一つの内部8ビットレジスターによりアドレス指
定される。これらのレジスターは、RAM転送後に自動
的にインクリメントされて、パレット全体がアドレスレ
ジスターの只1回のアクセスで読み書きされることを可
能にする。アドレスレジスターがRAM内の最後の記憶
場所を越えてインクリメントするとき、それは第1記憶
場所(アドレス0)にリセットされる。RAMへの全て
の読み書きアクセスはSCLK、VCLK、及びドット
クロックに対して非同期であるが1ドットクロック以内
に行われるので、ディスプレイに顕著な乱れを生じさせ
ない。
【0096】カラーRAMは各記憶場所について24ビ
ット幅であり、各カラーについて8ビット幅である。全
てのMPUアクセスは8ビット幅であるので、6ビット
・モードが選択されたときでも(8/6−=0)カラー
パレットに格納されるデータは8ビットである。6ビッ
ト・モードが選ばれたならば、カラーパレット内の2個
のMSBは、書き込まれる値を持つ。しかし、若しそれ
らが6ビット・モードで読み戻されるならば、この2個
のMSBは0となる。カラーパレットの後の出力MUX
は、6個のLSBビットを6個のMSB位置へシフトさ
せ、2個のLBSを0で満たし、次にそれらをデジタル
−アナログ変換器へ送る。試験レジスター及び1の累算
レジスターは共に出力MUXの前にデータを取って、ユ
ーザーに最大の柔軟性を与える。
【0097】カラーパレットアクセスについて次の2節
で説明する。 1.2.1 カラーパレットRAMへの書込み カラーパレットに格納を行うには、MPUは最初に、修
正を開始するアドレスでアドレスレジスターに書込み
(書込みモード)をしなければならない。その次に、
赤、緑及び青のデータの8ビットでパレット保持レジス
ターへの3回の連続する書込みが行われる。青書込みサ
イクル後に、カラーの3バイトは24ビット・ワードに
連結されて、アドレスレジスターにより指定されるRA
M記憶場所に書き込まれる。該アドレスレジスターは、
その後、次の記憶場所にインクリメントし、MPUは、
これを、単に赤、緑及び青のデータの他のシーケンスを
書き込むことによって修正することがある。スタートア
ドレスを書込み、ブロック全体が書き込まれてしまうま
で連続する赤、緑及び青書込みサイクルを行うことによ
って、連続する記憶場所内のカラー値のブロックを書き
込むことが出来る。 1.2.2 カラーパレットRAMからの読み出し パレットからの読み出しは、読み出されるべき記憶場所
でのアドレスレジスター(読み出しモード)への書込み
によって実行され、その後これはパレットRAMから保
持レジスターへの転送を開始し、次にアドレスレジスタ
ーのインクリメントが行われる。保持レジスターからの
3回の連続するMPU読み出しにより、指定された記憶
場所について赤、緑及び青のカラーデータ(8/6−モ
ードに応じて6ビット又は8ビット)が生成される。青
読み出しサイクルに続いて、カラーパレットRAMの、
アドレスレジスターにより指定されたアドレスの内容が
保持レジスターにコピーされ、アドレスレジスターは再
びインクリメントされる。パレットへの書込みと同じ
く、スタートアドレスを書込み、ブロック全体が読み出
されてしまうまで連続する赤、緑、及び青読み出しサイ
クルを行うことによって連続する記憶場所内のカラー値
のブロックを読み出すことが出来る。 1.2.3 パレットページレジスター パレットページレジスターはレジスターマップ(§1.
1を見よ)上に8ビット・レジスターとして現れる。そ
の目的は、パレット再格納の必要を無くすることによっ
て高速カラー変化をもたらすことである。1、2又は4
ビットの平面を使うときには、追加の平面はページレジ
スターから供給されるが、例えば4ビット平面を使うと
きには、絵素入力はパレットアドレスの下位4ビットを
指定し、ホスト4ビットはページレジスターから指定さ
れる。これにより、ユーザーに、只1回のチップアクセ
スで16個の『パレットページ』から選択を行う能力が
与えられ、従って全てのスクリーンカラーをライン周波
数で変化させることが可能になる。ビット対ビット対応
を使用するので、上記の構成では、ページレジスターの
ビット7ないし4は、パレットアドレスビット7ないし
4にそれぞれマッピンクされる。これを以下に説明す
る。 注: ページレジスターからの追加のビットは読み出し
マスクの前に挿入され、従ってマスキングを受ける。 〔表2〕 パレットページレジスターのビットの割り振り ビット平面 msb パレットアドレスビット lsb No. 8 M M M M M M M M 4 P7 P6 P5 P4 M M M M 2 P7 P6 P5 P4 P3 P2 M M 1 P7 P6 P5 P4 P3 P2 P1 M Pn=ページレジスターからのnビット M=絵素ポートからのビット 1.3 入力/出力クロック選択及び発生 TLC34075は、最大5クロック入力を提供する。
そのうちの3個はTTL入力のためのものである。他の
2個は、1ECL入力又は2個の余分のTTL入力とし
て選択することが出来る。TTL入力は80MHzに及
ぶビデオ・レートに使用することが出来、それ 以上で
はECLクロックソースを使用することが出来るが、そ
のECLクロックは、もっと低い周波数でも使用するこ
とが出来る。二重モードクロック入力(ECL/TT
L)は本来はECL入力であるけれどの、入力クロック
選択レジスターがその様にプログラムされているならば
TTL両立の入力として使用することが出来る。パワー
アップに使われるクロックソースはCLK0であり、通
常動作時にはソフトウェアにより代替のソースを選択す
ることが出来る。この選択されたクロック入力は、無修
正でドットクロック(モニターに対して絵素レートを表
す)として使われる。しかし、この素子は出力クロック
選択レジスターを使用することによりユーザーのSCL
K及びVCLK出力(シフトクロック及びビデオクロッ
ク)のプログラミングを考慮に入れるものである。入力
/出力クロック選択レジスターは表3a及び3bに示さ
れている。
【0098】SCLKはVRAMを直接駆動するように
設計され、VCLKはBLANK及びSYNCの様なビ
デオ制御信号と協働する様に設計されている。SCLK
及びVCLKは汎用シフトクロック及びビデオクロック
として設計されているけれども、これらはTMS340
×0グラフッィクスプロセッサファミリーと直接協働す
るとも考えられる。そこて、SCLK及びVCLKは独
立に選択出来るけれども、以下に記述する様に、両者の
間にはなお関係がある。システムの考慮が設計において
行われ、最大限の自由をユーザーに残している。
【0099】内部的にSCLK及びVCLKの両者は、
DOTCLKの立ち上がりエッジでカウントされる共通
のクロックカウンタから生成される。VCLKがイネー
ブされるとき、それは図34に例示されている様にSC
LKと同相である。 〔表3a〕 入力クロック選択レジスター・フォーマット 入力クロック選択レジスター 機能(2) ビット(1) 3 2 1 0 0 0 0 0 クロックソースとしてCLK0を選択* 0 0 0 1 クロックソースとしてCLK1を選択 0 0 1 0 クロックソースとしてCLK2を選択 0 0 1 1 TTLクロックソースとしてCLK3を選 択 0 1 0 0 TTLクロックソースとしてCLK3−を 選択 1 0 0 0 ECLクロックソースとしてCLK3及び CLK3−を選択 *CLK0は、VGAパススルーに要求されるパワーア
ップ時に選択される。 注1: レジスタービット4、5、6及び7は『無頓
着』(Don't Care) 状態を有する。 注2: クロックを一つのモードから他方のモードへ選
択するときには、新しいクロックが安定して走るまでに
最低30nsが必要である。 〔表3b〕出力クロック選択レジスターフォーマット 出力クロック選択レジスター 機能(2) フォーマットのビット5 4 3 2 1 0 0 0 0 x x x VCLK/1出力比 0 0 1 x x x VCLK/2出力比 0 1 0 x x x VCLK/4出力比 0 1 1 x x x VCLK/8出力比 1 0 0 x x x VCLK/16出力比 1 0 1 x x x VCLK/32出力比 1 1 x x x x VCLK出力は理論1に保持される* x x x 0 0 0 SCLK/1出力比 x x x 0 0 1 SCLK/2出力比 x x x 0 1 0 SCLK/4出力比 x x x 0 1 1 SCLK/8出力比 x x x 1 0 0 SCLK/16出力比 x x x 1 0 1 SCLK/32出力比 x x x 1 1 x SCLK出力はオフにされて低レベルに保 持される* *これらのラインは、VGAパススルーに要求されるパ
ワーアップ状態を示す。 注:1 レジスタービット6及び7は『無頓着』状態を
有する。 注:2 クロックを一つのモードから他方のモードへ選
択するときには、新しいクロックが安定して走るまでに
最低30nsが必要である。 1.3.1 SCLK データは該素子内に立ち上がり『LOAD』(これは基
本的にはSCLKと同じであるがBLANKアクティブ
期間にディスエーブルされない)でラッチされる。従っ
て、SCLKは、絵素バス幅とビット平面の数との関数
としてセットされる。SCLKは、ドットクロックの
1、2、4、8、16、又は32の区分として選択され
ることが出来る。SCLKが使われなければ、無効なS
CLK周波数に起因するVRAM『ロックアップ』から
保護するために出力はオフにされて低レベルに保持され
る。SCLKは、BLANKアクティブ期間にも低レベ
ルに保たれる。制御タイミングは、BLANKがディス
エーブルされてディスプレイのために作動可能であると
きに作動可能な第1絵素データをVRAMからもたらす
様に設計されている。分割シフトレジスター動作が使わ
れるときには、SCLKは、SSRT入力と協働するこ
とによって処理されている(1.9を見よ)。
【0100】省略時セットアップは、モード0で使われ
るとき、1:1である。以下のタイミングの説明につい
ては、表3aを参照のこと。VCLKの立ち下がりエッ
ジは、内部的にTLC34075により、BLANK−
入力をサンプリングしラッチするために使われる。BL
ANK−がアクティブになるとき、SCLKはなるべく
早くディスエーブルされる。換言すると、若し最後のS
CLKが高レベルであって、サンプリングされたBLA
NK−が低レベルであれば、そのSCLKはそのサイク
ルを終えて低レベルになることが許され、その後SCL
K信号は、サンプリングされたBLANK−が高レベル
に戻ってそれを再びイネーブルするまで低レベルに保た
れる。VRAMのシフトレジスターはBLANK−アク
ティブ期間に更新されるべき支援され、第1SCLK
は、VRAMからの妥当な第1絵素データを刻時するの
に使われる。BLANK−入力の内部パイプライン遅延
は、モニターへのデジタル−アナログ変換器出力のデー
タと整合するように設計される。上記の理論は、SCL
K周期がVCLK周期より短く、等しく又は長い場合に
働く。
【0101】表3bは、SSRT(分割シフトレジスタ
ー転送(Split Shift Register Transfer)) 機能が作動
可能にされた場合を示す。最小限15nsのSCLKパル
ス1個が、指定された遅延を以てSFLAG入力の立ち
上がりエッジから生成される。これはVRAMタイミン
グ要件を充たすように設計されており、このSCLKは
上記した標準的シフトレジスター転送の場合に第1SC
LKと置き代わる。SSRT機能の詳しい説明についは
1.9を参照されたい。 1.3.2 VCLK VCLKはドットクロックの2、4、8又は16の区画
として選択されることが出来ると共に、論理1にも保た
れることが出来る。省略時セットアップは、論理1に保
たれたVCLKであるが、その理由は、VGAパススル
ーではそれが使われないからである。
【0102】VCLKは、グラフッィクスプロセッサ又
は何らかの注文設計の制御論理により制御信号(BLA
NK−、HSYNC−及びVSYNC−)を生成するた
めに主として使われる。図35−図38から分かるよう
に、該制御信号はVCLKによりサンプリングされるの
で、VCLKはイネーブルされなければならない。図3
5は、SCLK/VCLK制御タイミングを示す(SS
RTがディスエーブルされたとき、SCLK周波数=V
CLK周波数である)。
【0103】SSRT機能が作動可能にされると(GC
Rビット2=1)SSRT機能が作動不能にされ(Gen.
Ctrl. Reg. bit 2=0)又はSFLAG入力は低レベ
ルである。(SCLK周波数=VCLK周波数) SCLK/VCLK及びTMS340×0 TLC34075のSCLK及びVCLKは全てのグラ
フィックスシステムのために設計されているけれども、
これらは、TMS340×0グラフィックスシステムプ
ロセッサにも緊密に結びついている。TMS340×0
と協働する全てのタイミングが考慮されている。ユーザ
ーのアプリケーションの都合のために説明しなければな
らない点が幾つかある。 VLCK TMS340×0における全ての制御信号(例えばBL
ANK−、HAYNC−及びVSYNC−)は、VAL
Kの立ち上がりエッジからトリガーされ生成される。T
LC34075がBLANK−入力をサンプリングしラ
ッチするのに立ち上がりエッジを使用するという事実
は、VCLKの周波数を選んで接着論理無しでTLC3
4075を340×0 グラフッィクスプロセッサと接
続する極めて大きな自由度をユーザーに与える。最小V
CLK周波数は、TMS340×0が必要とする最小V
CLK周期より長く選択される。
【0104】TMS340×0では、BLANK−を生
成するVCLKの同じ立ち上がりエッジが、同時にスク
リーン再生の要求も行う。VCLK周期が16TQ(T
QはTMS340×0のCLKINの周期である)より
長く選ばれていれば、VRAMデータを最後の絵素転送
と共にメモリーからシフトレジスターへ転送するために
最後のSCLKが誤って使われる可能性がある。そのと
き、次の走査線についての第1SCLKは第1絵素デー
タをパイプからシフトさせ、スクリーンは第2絵素から
誤ってスタートする。
【0105】SCLK及びSFLAGSCLKは現在の
−10及びより低速のVRAMと好適に協働する。分割
シフトレジスター転送の場合には、適切な動作を確保す
るために通常シフトレジスター転送及び分割シフトレジ
スター転送の間に1個のSCLKが生成される。SFL
AGはこの目的のために設計されている。SFLAG
は、PALから生成されて、TR−/QE−信号の立ち
上がりエッジ又は第1通常シフトレジスター転送サイク
ルのRAS−信号の立ち上がりエッジでトリガーされる
ことが出来る。VRAM TRG−高レベルからSCL
K高レベルまでの最小遅延時間がPAL遅延により満た
されるならばTR−/GE−使うことが出来、そうでな
ければRAS−を使うことが出来る。 1.4 多重化方式 TLC34075は、表4及び5に示されている極めて
融通のきく多重化方式を提供する。オンチップ(on-chi
p)多重化の使用により、利用できるRAMの量に合わせ
てシステムを再構成することが可能になる、例えば、2
56Kバイトのメモリーだけが利用可能であるならば、
8ビット幅絵素バスを使って4ビット平面での800×
600モードを実施することが出来る。後日に絵素バス
の他の8ビットに256Kバイトを付加したならば、ユ
ーザーは、同じ解像度で8ビット平面を使用し、或いは
1024×768の解像度で4ビット平面を使用する選
択を行うことが出来る。絵素バスの残りの16ビットに
512Kバイトを更に付加すれば、ユーザーは、102
4×768での8ビット平面又は1280×1024で
の4ビット平面の選択を行うことが出来る。叙上の全て
は、ハードウェアを修正したり絵素バスの速度を向上さ
せたりする必要無しに達成することが出来る。
【0106】入力MUXは、80MHzの高速でデータ
を取ることが出来る。これは、VGAパススルーモード
を含む全てのモードにあてはまる。 1.4.1 VGAパススルーモード モード0は、VGAパススルーモードであるが、このモ
ードは、殆どのパーソナルコンピューターのVGAモー
ドをエミュレートするのに使われる。このモードの利点
は、殆どのVGA両立のPCシステムの特徴コネクタ上
に提示されたデータを別のバス上の装置に取り込むこと
が出来、従って外部多重化を全く要しないことである。
この特徴は、既存のグラフィックス回路が母板上にある
システムにおいては特に有益である;この場合には実施
されるべきグラフィックスカードにおけるドロップを可
能にし、これは、オンボードVGA回路を使うが、出現
するビット平面データをTLC34075を通る経路に
経路指定することによって全ての既存のソフトウェアと
の両立性を維持する。これはパワーアップ時の省略時モ
ードである。このVGAパススルーモードがパワーアッ
プ後に選択されたときには、クロック選択レジスター、
一般制御レジスター及び絵素読み出しマスクレジスター
もパワーアップ省略時状態の様に自動的にセットされ
る。
【0107】このモードは特徴コネクタ哲学で設計され
ているので、全てのタイミングはVGAパススルーモー
ドのためにデフォールト(default)として使われている
CLK0を基準とし、他の全ての通常モードについては
CLK0−3が正にDOTCLK、VCLK、及びSC
LKを生成するOSCソースであり、全てのデータ及び
制御タイミングはSCLKを基準とする。 1.4.2 多重化モード VCAパススルーの他に、4種類の多重化モードを利用
することが出来、これらは全て明細書において通常モー
ドと呼ばれている。各モードにおいて、8、16又は3
2ビットの絵素バス幅を使用することが出来、モード
1、2及び3は追加的に4ビットの絵素バス幅を支え
る。データは常に絵素バスの最ホストビットに提示され
るべきである。即ち、16ビットが使われるときには、
絵素データはP31−P16上に提示され、8ビットは
P31−P24上に、4ビットはP31−P28上に提
示される。使用されない全てのPBUSピンはGNDに
接続しなければならない。
【0108】モード1はカラーパレットをアドレス指定
するために単一ビット平面を使用する。絵素ポート・ビ
ットはパレットアドレスのビット0に送り込まれ、7個
の高位アドレスビットはパレットページレジスターによ
り定められる(§1.2.3を見よ)。このモードは、
デスクトップ・パブリッシングなどの高解像度の単色ア
プリケーションに用いることが出来る。このモードは、
32:1での最大量の多重化を可能にし、従って128
0×1024のスクリーン解像度で僅かに4MHzの絵
素バス・レートを与える。僅かに単一のビットが使われ
るだけであるけれども、ライン周波数でのパレットペー
ジレジスターの変更は、ライン当たり2色で256種の
異なる色を同時に表示することを可能にする。
【0109】モード2は、カラーパレットをアドレス指
定するのに2ビット平面を使う。この2ビットとパレッ
トの下位アドレスビットに送り込まれ、6個の高位アド
レスビットはパレットページレジスターにより定められ
る(§1.2.3を見よ)。このモードは絵素バス上で
16:1の最大分周比を可能にし、モード1に対して4
色の代替モードである。
【0110】モード3はカラーパレットをアドレス指定
するのに4ビット平面を使う。この4ビットはパレット
の下位アドレスビットに送り込まれ、4個の高位アドレ
スビットはパレットページレジスターにより定められる
(§1.2.3を見よ)。このモードは、16色の16
ページを提供し、/1ないし/8のSCLK分周比で使
うことの出来るものである。
【0111】モード4は、カラーパレットをアドレス指
定するのに8ビット平面を使う。パレットアドレスの8
ビット全部が絵素ポートから指定されるので、ページレ
ジスターは使われない。このモードは、1:1(8ビッ
ト・バス)、2:1(16ビット・バス)又は4:1
(32ビット・バス)のドットクロック対SCLK比を
可能にする。従って、32ビット構成では、僅か16M
Hzの外部データ速度で1024×768絵素スクリー
ンを実施することが出来る。 1.4.3 真カラーモード モード5は『真カラーモード』であり、このモードで
は、オーバーレーデータ及び制御信号(BLANK−及
びSYNC)と同じ量のパイプライン遅延をもって24
ビットのデータが絵素ポートからデジタル−アナログ変
換器へ直接転送される。このモードでは、パレットRA
Mをアドレス指定するために絵素バスの残りの8ビット
を利用することによってオーバーレーが提供されるが、
それは24ビットRAM出力を生じさせる結果となり、
この出力はデジタル−アナログ変換器へのオーバーレー
情報として使われる。全てのオーバーレー入力(P7−
P0)が理論0であるときには、オーバーレー情報は表
示されないが、0でない値が入力されたときには、カラ
ーパレットRAMがアドレス指定され、その結果として
のデータが、真カラーデータに対する優位順位を受け取
るデジタル−アナログ変換器へ供給される。
【0112】真カラーモードデータ入力は8ビットモー
ドと協働する。換言すると、6ビットだけが使われるな
らば、各カラーについての2MSB入力をGNDに接続
する必要がある。しかし、パレットは、オーバーレー入
力により使われるが、なお8/6−入力ピンにより支配
され、それに応じて出力MUXは8ビットデータ又は6
ビットデータを選択する。
【0113】通過させられるカラーについは、P8−P
15は赤データを通し、P16−P23は緑データを通
し、P24−P31は青データを通す。 1.4.4 特殊ニブルモード モード6は一般制御レジスター(1.11を見よ)にお
いてSNMビット(ビット3)がセットされSSRTビ
ット(ビット2)がリセットされたときにイネーブルさ
れる『特殊ニブルモード』である。特殊ニブルモードが
イネーブルされたとき、MUX制御レジスターのセット
アップは無視され、それた他のモードに優る。そのと
き、SFLAG/NFLAG入力は、各バイトのどのニ
ブルが絵素データを保持しているかを示すニブルフラグ
として使われている。概念上、この特殊ニブルモードは
16ビットバス幅で4ビット絵素モードの追加の変化を
立てるが(32個の入力P0〜P31は全て4バイとし
て結合される)、この場合には16ビットデータバス
は、その4バイトの各々の下位/高位ニブル上に見出さ
れる。もっと詳しい情報については、1.9.2を参照
されたい。このモードは各絵素について4ビット平面を
使うので、それらはパレットの下位アドレスビットに送
り込まれ、4個の高位アドレスビットはパレットページ
レジスターにより定められる(1.2.3を見よ) 1.4.5 多重化制御レジスター マルチプレクサはレジスターマップ内の8ビットのレジ
スターを介して制御される(§1.1を見よ)。該レジ
スターのビットフィールドは次(表4)のとおりであ
る。 〔表4〕 モード及びバス幅選択 モー MUX 制御レジスター 絵素 絵素 SCLK 絵素当 絵素 特殊 表参照 ド ビット(1) あた バス 分周 たりの バス ニブ (6) りの 幅 比(3) オーバ の物 ルモ 5 4 3 2 1 0 デー ーレー 理的 ード タビ ビット 結合 ット (4) (5) (2) 0 1 0 1 1 0 1 8 8 1 8 NO a 1 0 1 0 0 0 0 1 4 4 4 NO b 1 0 1 0 0 0 1 1 8 8 8 NO c 1 0 1 0 0 1 0 1 16 16 16 NO d 1 0 1 0 0 1 1 1 32 32 32 NO e 2 0 1 0 1 0 0 2 4 2 4 NO f 2 0 1 0 1 0 1 2 8 4 8 NO g 2 0 1 0 1 1 0 2 16 8 16 NO h 2 0 1 0 1 1 1 2 32 16 32 NO i 3 0 1 1 0 0 0 4 4 1 4 NO j 3 0 1 1 0 0 1 4 8 2 8 NO k 3 0 1 1 0 1 0 4 16 4 16 NO l 3 0 1 1 0 1 1 4 32 8 32 NO m 4 0 1 1 1 0 0 8 8 1 8 NO n 4 0 1 1 1 0 1 8 16 2 16 NO o 4 0 1 1 1 1 0 8 32 4 32 NO p 5 0 0 1 1 0 1 24 32 0 8 32 NO q 6 0 1 1 1 1 1 4 16 4 32 YES r 注1: レジスタービット6及び7は、『無頓着』状態
を有する。 注2: 『絵素当たりのデータビット』は、表示される
各絵素についてのカラーデータとして使われる絵素ポー
ト情報のビット数あり、しばしばビット平面の数と呼ば
れる。これは、カラーパレットアドレスデータ(モード
0−4、6)又はデジタル−アナログ変換器データ(モ
ード5)てあることが出来る。 注3: 『SCLK分周比』は、出力クロック選択レジ
スターのために使われる数である。これはバスロード当
たりの絵素数を示し、これは各SCLKから生成される
絵素の数であり、例えば32ビット絵素バス及び8ビッ
ト平面ではバスロード(又はSCLK)毎に4この絵素
が生成される。 注4: オーバーレーは、真カラーモードにおいて絵素
バスの残りの8ビットで実施される。 注5: 普通は、『絵素バスの物理的結合』は、『絵素
バス幅』に等しい。唯一の例外は特殊ニブルモードであ
る。より詳しくは1.9節を参照されたい。 注6: このコラムは、表5のコラムへの参照てあり、
そこには絵素情報の実際の操作が示されている。下記を
見よ。
【0114】表4は入力MUX制御のために設計されて
いる。これは、入力MUX制御のために使用されると共
にユーザーの情報のために提供されている『SCLK分
周比』を与えているけれども。SCLK出力は、1.3
節及び表3に示されている出力クロック選択レジスター
にプログラムされているビットに依存する。上記の動作
モードにおける絵素及びオーバーレーバーの使用が表5
に示されている。この表は、各ステージにおいて絵素情
報からどんなデータが抽出されるかを示す。動作は表の
一つのコラムに束縛されている(表4からの参照を見
よ)。各立ち上がりSCLKで、データは絵素入力ポー
トから内部的にラッチされ、これは表5の第1行を起こ
す。連続する行が各絵素クロックで実行される。コラム
が完成すると、SCLKはもう一つのバスロードを開始
させ、従ってコラムを繰り返す。
【0115】表4及び表5の使用方法の一例として、絵
素当たり8データビットのシステムを設計し、なるべく
低速のSCLKレートを使うことをユーザーが希望する
場合には、最大絵素バス幅を使うべきであり、それは3
2であり、そしてSCLK分周比はそのときDOTCL
Kから/4であることが出来る。表4から、MUX制御
レジスターに1E(HEX)を書き込むべきことが分か
る。次に、表5におい構成Pを使うべきことが分かり、
この表は、最も早くに表示された絵素平面にP0−P7
を接続するべきことを教えており、次にP8−P15、
P16−P23を接続し、そしてP24−P31が最後
に表示される絵素平面となる。SCLKをセットするた
めに出力クロック選択レジスターもプログラムされなけ
ればならない。この場合、12(HEX)を使うべきで
ある(VCLKもDOTCLK/4としてプログラムさ
れると仮定する)。チェックするべきもう一つのこと
は、特殊ニブルモードが動作不能にされていることを確
かめることである(1.9.2及び1.11を見よ)。
【0116】MUX制御レジスターに2D(HEX)が
ロードされるとき、そのVGAモード及びTLC340
75はそのVGA省略時状態に入るが、これはパワーア
ップと同じ状態である。より詳しくは1.5を参照され
たい。 〔表5〕 絵素分配のポートデータ(2) a b c d e f g h VGA7,..,VGA0 P0 P0 P0 P0 P0,P1 P0,P1 P0,P1 P1 P1 P1 P1 P2,P3 P2,P3 P2,P3 P2 P2 P2 P2 P4,P5 P4,P5 P3 ・ ・ ・ P6,P7 ・ ・ ・ ・ ・ P7 P15 P31 P14,P15 i j k l m n P0,P1 P0,..,P3 P0,..,P3 P0,..,P3 P0,..,P3 P0,..,P7 P2,P3 P4,..,P7 P4,..,P7 P4,..,P7 P4,P5 P8,...P11 P8,..,P11 ・ P12,...,15 ・ ・ ・ P30,P31 P28,..,P31 o p q″′ r P0,..,P7 P0,..,P7 P8,..,P31 NFLAGm0 NFLAGm1 P8,..,P15 P8,..,P15 P0,..,P3 P4,..,P7 P16,..,P23 P8,..,P11 P12,..,P15 P24,..,P31 P16,..,P19 P20,..,P23 P24,..,P27 P28,..,P31 注1: この動作モードでは、ポートピンP0−P7
は、オーバーレーデータを生成するために使われる。こ
の動作は、絵素入力P0−P7を接地し、或いは読み出
しマスクをクリアすることにより動作不能にすることが
出来る(§1.4.5を見よ)。通過させられるカラー
についは、P8−P15は赤デジタル−アナログ変換器
に適され、P16−P23は緑デジタル−アナログ変換
器に、P24−P31は青デジタル−アナログ変換器に
通される。 注2: 低い数はLSBであり、高い数はMSBであ
る。例えば、構成0(MUX制御レジスター=1D(H
FX))では、第2チャネルにおいてP8がLSBでP
15がMSBであり、パレットRAM記憶場所21(H
EX)をアドレス指定するにはP8及びP13は高レベ
ルでなければならない。入力データは、低い番号のチャ
ネルから高い番号のチャネルへとサンプリングされる。
例えば、構成Pがプログラムされれば(MUX選択レジ
スター=1E(HEX))、チャネルP0−P7が始め
にサンプルリングされ、次にP8−P15、P16−P
23がサンプリングされ、そして最後にサンプリングさ
れるチャネルはP24−P31となる。同じ規則がVG
A0−7にもあてはまる。 1.4.6 読み出しマスキング 読み出しマスクレジスターは、カラーパレットRAMを
アドレス指定することからビット平面をイネーブルし又
はディスエーブルするのに使われる。各パレットアドレ
スビットは、パレットをアドレス指定する前に、読み出
しマスクレジスターからの対応するビットと理論的にA
ND演算される。
【0117】この機能とページレジスタービットの付加
後に行われるので、ANDマスクのゼロ化(zeroing)の
結果は唯一のパレット記憶場所となり、パレットページ
レジスターのアクセスによる影響を受けない。 1.5 リセット TLC34075をリセットする方法は三つある: A.パワーアップ・リセット B.ハードウェア・リセット C.ソフトウェア・リセット 1.5.1 パワーアップ・リセット TLC34075にはPOR(パワーアップ・リセット
(POwer-up Reset) の略語)理論が組み込まれている。
このPORはパワー・オン時にだけ働く。しかし、1.
5.2に記憶されている様にハードウェア・リセット回
路においてパワーアップ時にリセット状態を保証する様
に設計することが推奨される。電圧が安定した後は、全
てのレジスターについて故障時状態はVGAモードであ
る。 1.5.2 ハードウェア・リセット ユーザーが『リセット状態』レジスターに〔RS3−0
=1111(二進)〕を書き込むときには、常に、その
書き込まれる値は無視されるけれども、TLC3407
5はリセットする。RS3−0が1111(二進)値を
保持している限りは、TLC34075は各『WR−』
立ち上がりエッジによりリセットする。『WR−』エッ
ジが多いほど、TLC34075は確実にリセットされ
る。ハードウェア・リセット構造が使われるならば、こ
の方式、バースト『WR−』ストローブは電源電圧が安
定するまでパワーアップ時に提案される。故障時リセッ
ト状態はVGAモード用であり、各レジスターについて
の値が1.5.4に示されいる。 1.5.3 ソフトウェア・リセット パワーアップ後にMUX制御レジスターがVGAモード
を選択するときには、それに応じて全のレジスターが初
期設定される。VGAモードはパワーアップ及びハード
ウェアリセット時の省略時状態にあるので、MUX制御
レジスターでのVGAモード選択は当然にソフトウェア
リセットと見なされる。よって、MUX制御レジスター
が2D(HEX)として入力されたときには、TLC3
4075はソフトウェアリセットを開始する。 1.5.4 VGA省略時状態 リセット後の各レジスターの状態は次のとおりである: MUX制御レジスター 2D(HEX) 入力クロック選択レジスター 00(HEX) 出力クロック選択レジスター 3F(HEX) パレットページレジスター 00(HEX) 一般制御レジスター 13(HEX) 絵素読み出しマスクレジスター FF(HEX) パレットアドレスレジスター xx(HEX) パレット保持レジスター xx(HEX) 試験レジスター (カラーパレットの
赤値を指す) 1.6 フレームバッファーインターフェース TLC34075は、フレームバッファーインターフェ
ースを制御するために二つの制御信号、SCLK及びV
CLKを提供する。SCLKは、VRAMシフトレジス
ターからデータを直接クロックアウトするのに使うこと
が出来る。分割シフトレジスター転送機能も支援され
る。VCLKは、HSYNC−、VSYNC−及びBL
ANK−の様な制御信号を時刻し且つ同期させるのに使
われる。
【0118】入力に提示される絵素データは、通常モー
ドではSCLKの立ち上がりエッジでラッチされ、VG
AモードではCLK0の立ち上がりエッジでラッチされ
る。制御信号HSYNC−、VSYNC−、及びBLA
NK−は通常モードではVCLKの立ち下がりエッジで
サンプリングされラッチされるが、HSYNC−、VS
YNC−、及びVGABLANK−はCLK0の立ち上
がりエッジでラッチされる。データ及び制御信号の両方
が、内部パイプライン遅延を通してデジタル−アナログ
変換器出力でモニターに対して並べられる。デジタル−
アナログ変換器の出力は、2端子付き75Ωケーブルの
場合と同じく、37.5Ωの負荷を直接駆動することが出
来る(図39及び40を見よ)。 1.7 アナログ出力の明細 デジタル−アナログ変換器出力は、図39に示されてい
る3個の電流源(IOR及びIOBのための2個だけ)
により制御される。通常の場合には、ブランク・レベル
とブラック・レベルとの間には7.5IREの差がある
(これは図40に示されている)。0 IREペデスタ
ルが必要ならば、一般制御レジスターのビット4をリセ
ットすることによって、それをその様に選択することが
出来る(1.11.3を見よ)。ビデオ出力は図40に
示されている。
【0119】フルスケールのビデオ信号の強さを制御す
るためにFSADJピンとGNDとを接続するレジスタ
ー(RSET)が必要である。図40及び41のIRE
関係は、フルスケール出力電流に係わらず維持される。
RAET及びフルスケール出力電流IOGの間の関係
は、 RSET(オーム)=K1*VREF(v)/IOG
(mA) である。与えられたRSETについてのIOR及びIO
B上のフルスケール出力電流は、 IOR,IOB(mA)=K2*VREF(v)/RS
ET(オーム) であり、ここでK1及びK2は次のとおりに定義され
る: IOG IOR,IOB Pedestal 8-bit output 6-bit output 8-bit output 6-bit output 7.5 IRE K1=11,294 K1=11,206 K2=8,067 K2=7,979 0 IRE K1=10,684 K1=10,600 K2=7,462 K2=7,374 1.8 Hsync−,Vsync−及びBlank− 通常モードでは、HSYNC−及びVSYNC−は、真
/補ゲートを通され、次に出力HSYNCOUT及びV
SYNCOUTに行く。HSYNCOUT及びVSYN
COUTの極性は、一般制御レジスターを通してプログ
ラムすることが出来る。これにより、接続されているモ
ニターは、現在のスクリーン解像度を検出することが出
来る。しかし、VGAモードでは、モニターに対して必
要とされる極性は、HSYNC−及びVSYNC−の出
所となる特徴コネクタで既に与えられているので、TL
C34075は、それらを極性変更無しにHSYNCO
UT及びVSYNCOUTに通すだけである。1.3節
及び図36、図37に記載されている様に、通常モード
ではBLANK−入力はVCLKの立ち下がりエッジで
サンプリングされてラッチされ、HSYNC−及びVS
YNC−入力は同様にサンプリングされてラッチされ
る。しかし、VGAモードでは、それらはCLK0入力
の立ち上がりエッジでラッチされる。全ての詳細なタイ
ミングについて図8を参照されたい。MUX制御レジス
ターが2D(HEX)ならば、そのVGAモード、CL
K0及びVGABLANC−入力が選択され、そうでな
ければ、VCLK及びBLANK−が使われる。
【0120】ピン総数の制限に起因して、HSYNC−
及びVSYNC−入力はVGAモード及び通常モードの
両方に使われる。若し両方のモードがTLC34075
で使われるならば、VGAのSYNCと通常のSYNC
とのセットを選択する外部MUXが必要である。MUX
OUT−は、この目的のために設計されている。(1.
10及び1.11を見よ)HSYNC−、VSYNC−
及びBLANK−は、全て、データを出力に整列させる
ために内部パイプライン遅延を有する。サンプル及びラ
ッチのタイミング遅延に起因して、BLANK−入力が
アクティブになった後にアクティブSCLKを持つこと
が可能である。VCLK及びSCLK、及び内部VCL
Kサンプル及びラッチ遅延の間の関係を慎重に見直して
プログラムしなければならない。より詳しくは1.3節
及び図36及び図37を参照されたい。
【0121】図39に示されいる様に、アクティブHS
YNC−及びVSYNC−は、パイプライン遅延後に s
ync 電流源から転換する。これらはBLANK−信号に
よって修飾されない。換言レバー、HSYNC−及びV
SYNC−は、適切な動作を確保するために、BLAN
K−アクティブ時にだけアクティブである様に設計され
るべきである。
【0122】通常モードにおいてHSYNCOUT出力
及びVSYNCOUT出力の極性を変更するには、MP
Uは一般制御レジスターの対応するビットをセット又は
クリアしなければならない(§1.11.1を見よ)。
また、これらの2ビットは通常モードだけに影響を与え
るものであり、VGAモードには影響を与えない。これ
らのビットは、非反転である1にデフォールト(defaul
t)する。 1.9 分割シフトレジスター転送VRAM及び特殊ニ
ブルモード 1.9.1 分割シフトレジスター転送VRAM TLC34075は、分割シフトレジスター転送(SS
RT)VRAMのための直接支援を有する。VRAMが
分割レジスター転送を行うことが出来る様にするため
に、ブランクシーケンス時に余分のSCLKサイクルを
挿入しなければならない。これは、一般制御レジスター
のSSRTイネーブル・ビット(ビット2)がセットさ
れるがSNM(ビット3)がリセットされるときに開始
され(§1.11を見よ)、SFLAG/NFLAG入
力ピン上の立ち上がりエッジが検出され、SCLKパル
スが20ns以内に生成されると共に最小15nsの理論高
レベル持続時間が15VRAM条件の全てを満たすため
に設けられる。SFLAG/NFLAG入力の立ち上が
りエッジはSCLKをトリガーするが、それは、BLA
NK−アクティブ期間の終わりまで高レベルに止まって
いなければならない。SFLAG立ち上がりタイミング
を調節することによってVRAM・TRG−が高レベル
に転換する時からの、このSCLKの立ち上がりエッジ
の遅延時間を満たすことはユーザーの責任である。SC
LK、SFLAG入力及びBLANK−の波形及び関係
は図42示されている通りである。
【0123】BLANK−時にSSRT機能がイネーブ
ルされるがSFLAG/NFLAGが低レベルに保たれ
れば、SCLKは、SSRT機能がディスエーブルされ
たのと丁度同じく走る。BLANK−が非活動状態(in
active) であるときにはSFLAG/NFLAG入力は
低レベルに保たれなければならない。システムのもっと
詳しいことについては1.3.1及び図35、図36を
参照されたい。 1.9.2 特殊ニブルモード TLC34075には特殊ニブルも度が設計されてい
る。このモードは、一般制御レジスターのSNMビット
(ビット3)がセットされるがSSRT(ビット2)が
リセットされるときにイネーブルされる(1.11を見
よ)。このときSFLAG/NFLAG入力は、各バイ
トのどのニブルが絵素データを保持しているかを示すニ
ブルフラグとして使われる。概念的には、この特殊ニブ
ルモードは16ビットバス幅の4ビット絵素モードの追
加の変化を起こすものであり(32個の入力P0〜P3
1は4バイトとして結合される)、この場合には16ビ
ットデータバスは、その4バイトの各々の下位/ホスト
ニブル上に見出される。絵素データは下記の表の様に分
配される: SNM=1、 SSRT=0 SFLAG/NFLAG=0 SFLAG/NFLAG=1 P0,...,P3 P4,...,P7 P8,...,P11 P12,...,P15 P16,...,P19 P20,...,P23 P24,...,P27 P28,...,P31 NFLAGはTLC34075内にラッチされない。従
って、それは、アクティブ表示期間全体を通じて同じレ
ベルに止まり、BLANK−アクティブ時にレベルを変
化させるだけである。NFLAGへのBLANK−信号
タイミング参照が説明されていることを除いて図35と
同様の図43を参照されたい。NFLAGは、セットア
ップ時間を満たし、且つ、省略される絵素データが無い
ことを保証するのに充分な長い時間にわたってデータを
保持しなければならない。
【0124】ユーザーが見ることが出来る様に、この特
殊ニブルモードは、BLANK−がアクティブであると
きライン周波数で働く。しかし、このモードの典型的ア
プリケーションは、4ビットの絵素幅のデータの二フレ
ームバッファーであろう。そこで、1個のフレームバッ
ファーがモニター上に表示中であるとき、他方のフレー
ムをフレームを使って新しい画像情報を受け取ることが
出来る。そのときNFLAGは、どのフレームバッファ
ーが表示中であるかを示すのに使われる。
【0125】この例ではSNM及びSSRTは相互に排
他的である。MUX制御レジスターは、SCLK分周比
のために示されいる表4(1.4.5を見よ)の様にセ
ットアップされなければならない。しかし、SNMは他
のMUX選択に優る。換言すると、MUX制御レジスタ
ーが異なるモードのためにセットされるがSNMがなお
一般制御レジスターにおいてイネーブルされているなら
ば、入力マルチプレックサ(MUX)は、指定されたS
CLK分周比MUX制御レジスターが何であっても取
り、ニブル動作を行う。
【0126】SNM時には、入力MUX回路は全ての8
ビット入力をラッチするけれども、指定されたニブルで
通すだけである。指定されたニブルは入力ラッチ後の次
のレジスターパイプの4LSBに格納され、4MAB
は、そのレジスターにおいてゼロにされる。このパイプ
レジスターはその後『READ MASK BLOC
K』に渡される。この構造では、パレットページレジス
ターはなお通常に機能し、ユーザーに良好な柔軟性を与
える。
【0127】一般制御レジスターのビット3=0でビッ
ト2=0であれば、SSRT及びSNMは共にディスエ
ーブルされ、SFLAG/NFLAG入力は無視され
る。 1.10 MUXOUT−出力ピン MUXOUT−ピンはTTL両立の出力であり、ソフト
ウェアプログラマブルであり、外部装置を制御するのに
使われる。典型的アプリケーションは、VGAモードと
通常モードとの間でHSYUNC−及びVSYNC−入
力を選択することであろう(1.8を見よ)。このピン
はパワーアップ時に又はVGAモードがMUX制御レジ
スターに入力されるときに低レベルにセットされ、そし
て、その様に希望されるときには高レベルにセットされ
直すことが出来る。このピンは一般制御レジスターのビ
ット7からの状況に従い、他の回路とは何ら係わらない
ので、パワーアップ後又はVGAモードのセット(MU
X制御レジスターにおいて2D HEX)後には何にで
もプログラムされ得る程に一般的である。 1.11 一般制御レジスター 一般制御レジスター(又は制御レジスター)は、HSY
NC−及びVSYNC−の極性、分割レジスター転送の
イネーブル化、特殊ニブルモード、同期制御、1の累算
クロックソース及びVGAパススルー・インジケータを
制御するのに使われる。ビットフィールド定義は表6に
示す通りである。 〔表6〕 一般制御レジスターのビット機能 一般制御レジスターのビット 機 能 7 6 5 4 3 2 1 0 x x x x x x x 0 HSYNCOUTアクティブ高レベル x x x x x x x 1 HSYNCOUTアクティブ低レベル x x x x x x 0 x VSYNCOUTアクティブ高レベル x x x x x x 1 x VSYNCOUTアクティブ低レベル x x x x x 0 x x 分割シフトレジスター転送ディスエーブル x x x x 0 1 x x 分割シフトレジスター転送イネーブル x x x x 0 x x x 特殊ニブルモード・ディスエーブル x x x x 1 0 x x 特殊ニブルモード・イネーブル x x x 0 x x x x 0 IREペデスタル x x x 1 x x x x 7.5 IREペデスタル x x 0 x x x x x Sync ディスエーブル x x 1 x x x x x Sync イネーブル x 0 x x x x x x 定義されていない(予備) x 1 x x x x x x 定義されていない(予備) 0 x x x x x x x MUXOUT−低レベル(デフィールト) 1 x x x x x x x MUXOUT−高レベル 1.11.1 HSYNCOUT及びVSYNCOUT
(ビット0及び1) 現在のスクリーン解像度のモニターへの表示を可能にす
るためにHSYNCOUT及びVSYNCOUTの極性
反転機能が設けられている。VGAモードのための極性
は特徴コネクタに提供されているので、TLC3407
5への入力は既にモニターへの正しい極性を持っている
ので、TLC34075はただパイプライン遅延を以て
それらを通すだけである(1.8を見よ)。これらの2
ビットは通常モードで働くだけであり、入力水平同期及
び垂直同期は、アクティブ低レベルの入来パルスと仮定
される。これら2ビットはアクティブ低レベルにデフォ
ールトするが、ソフトウェアにより変更されることが出
来る。 1.11.2 分割シフトレジスター転送イネーブル
(SRT)及び特殊ニブルモード・イネーブル(SN
M)ビット2及び3) 1.9を見よ。 1.11.3 ペデスタル・イネーブル制御(ビット
4) このビットは、ビデオ出力に0IREブランキングペデ
スタルが生成されるべきか、それとも7.5IREブラン
キングペデスタルが生成されるべきか指定する。0IR
Eは、ブラックレベル及びブランクレベルが同じである
と指定する。
【0128】0: 0IREペデスタル 1: 7.5IREペデスタル(デフォールト) 1.11.4 Sync イネーブル制御(ビット5) このビットは、SYNC情報をIOGに出力するべきか
否か指定する。 0: syncをディスエーブル(デフォールト) 1: syncをイネーブル 1.11.5 MUXOUT−(ビット7) MUXOUT−ビットは、本質的に、装置がVGAパス
スルーモードで作動していることを外部回路に示す出力
ビットである。このビットは装置の動作に影響を与え
ず、単なる出力ビットである。1.10を見よ。
【0129】0: MUXOUT−は低レベル(VGA
モードにおけるデフォールト) 1: MUXOUT−は高レベル 1.12 試験レジスター 三つの試験機能(データフローチェック、デジタル−ア
ナログ変換器アナログ試験及びスクリーン完全性試験)
がTLC34075に設けられており、これらは全てこ
の試験レジスターを通して制御され監視される。
【0130】このレジスターは2個のポートを有する。
その一つは、制御ロード用であり、レジスター記憶場所
への書込みによってアクセスされ、一つは、データワー
ド用であり、レジスター記憶場所からの読み出しによっ
てアクセスされる。制御ワードに書かれたチャネルに応
じて、データ読み出しは情報をそのチャネルに与える。
【0131】制御レジスターは3ビット長であり、ビッ
ト0、1及び2を占める。これらは、8個のチャネルの
中のどれを検査するべきかを指定する。次の表及び状態
マシーンは、各チャネルがどの様にアドレスされるかを
示す。図44を見よ。 D2 D1 D0 チャネル 0 0 0 カラーパレットRED値 0 0 1 カラーパレットGRN値 0 1 0 カラーパレットBLU値 0 1 1 識別コード 1 0 0 1の累算RED値 1 0 1 1の累算GRN値 1 1 0 1の累算BLU値 1 1 1 アナログ試験 1.12.1 フレームバッファーデータフロー試験 デジタル−アナログ変換器に入る(しかし出力MUX8
/6−シフトの前の)全てのデータについて、TLC3
4075は、それらを試験する手段となる。これらのカ
ラーチャネルにアクセスするときには、デジタル−アナ
ログ変換器に入るデータはMPU読み出しサイクル全体
にわたって一定に保たれるべきである。これは、ドット
クロックの速度を遅くするか、又はデータが充分に長い
絵素の系列について一定であることを保証することによ
って、実行することが出来る。読まれる値は、入力MU
Xにより指示されるカラーパレットに記憶されている値
である。読み出し動作は、次のカラーチャネルを指す後
インクリメント(post-increment) を引起し、BLUE
の後インクリメントは上記の状態図に示されている様に
REDへくるまり戻る。例えば、D2、D1及びD0が
001(二進)として書かれ、その後に3回の読み出し
が続けば、読み出される値は、緑、青、次に赤の順とな
る。 1.12.2 識別コード IDコードは、異なるバージョン又はサブルーチンのた
めのソフトウェア識別のために使うことの出来るもので
ある。TLC34075におけるIDコードは、静的で
あり、ドットクロックやビデオ信号を考慮せずに読み出
すことが出来る。ユーザーに親しみやすいように、読み
出し後インクリメント(the rea post-increment) はI
Dレジスターにもあてはまるが、若しカラーチャネルに
落ち込むと、ユーザーが011(二進)を再びD2、D
1及びD0に書かなければ、戻ってIDを指すことはな
い。そこで、試験レジスターが最初にD2、D1及びD
0で011(2進)と書かれ、続いて読み出しが6回続
いて行われたならば、最初に読み出される値はそのID
となり、最後に読み出される値は緑となる。
【0132】ここで定義されているID値は75(HE
X)である。 1.12.3 1の累算 1の指定されたカラーについての2の累算がD2、D1
及びD0により選択されるとき、カラーパレットから
(出力MUX8/6−シフト動作の前)デジタル−アナ
ログ変換器への指定されたディジタルカラー値が監視さ
れる。アドレスされたカラー値についての1の個数は一
時累算器に加えられる。例えば、41(HEX)は1を
2個持っており、フレームバッファー入力によりアドレ
ス指定されたカラーパレットが41(HEX)値を内蔵
していれば該一時累算器に2が加えられる。内部パイプ
ライン遅延後のVSYNC−の立ち下がりエッジは、最
後の値を1の累算レジスターに転送するのに使われ、一
時累算器は次のスクリーンのためにリセットされる。1
の累算は、指定されたカラーが選択されたときだけ、即
ち、D2−D0=100、101又は110(二進)の
ときにだけ、計算され、その動作は、冪を保存する様に
選択されないときには不能にされる。そこで、ユーザー
は、その値を読む前に少なくとも1回スクリーン全体が
表示されるのに充分な長さの時間待たなければならな
い。ユーザーに親しみやすい様に、各読み出し後の後イ
ンクリメントも、上記の図に示されている様に設計され
ている。値が読み出された後、TLC34075は次の
カラーを指して、スクリーン全体についての1の個数を
計算する。8ビット値の後のあふれは打ち切られる。速
度制限のために、1の累算はDOTCLK/2の速度で
計算される。各スクリーンについての表示パターンが固
定されている限りは、1の累算値は同じままであるべき
であり、そうでなければエラーが検出される。1の累算
値は出力MUXの前に計算されるので、8ビット値が読
み出され計算される。6ビットモードが選択されて、カ
ラーパレット内の2個のMSBが0が初期設定されなけ
れば、1の累算値は依然として8ビットパターンについ
て報告する。これはカラーパレットのために付加的検査
能力を提供する。1の累算はシステムのチェックアウト
と、フィールド診断とのための良好な試験道具である。
1の累算は、HSYNC−時にもアクティブである複合
Sync 時にではなくて、各VSYNC−時に更新され
る。 1.12.4 アナログ試験 このアナログ試験は、アナログRCB出力を相互に比較
すると共に145mv基準と比較するのに使われる。こ
れは、CRTモニターがアナログRGB出力に接続され
ているか否か、そしてデジタル−アナログ変換器が機械
的であるか否かをMPUが判定することを可能にする。
アナログ試験が行われるとき、D7〜D4は所望の比較
のためにセットされる必要があり、D2〜D0は111
(二進)とセットされる。試験レジスターが読み出され
ているとき、D3はその結果を反映する。ビット定義は
下記の通りである: ビット定義 読み出し/書込み D7: RED選択 R/W D6: GREEN選択 R/W D5: BLUE選択 R/W D4: 145mv基準選択 R/W D3: 結果 R D2: 1 R/W D1: 1 R/W D0: 1 R/WD7-D4 動作 D3=1 ならば D3=0 ならば 0000 通常動作 無頓着 無頓着 1010 REDデジタル−アナログ変換器をBLUEデジタル−アナログ変換器と比較 RED>BLUE RED>BLUE 1001 REDデジタル−アナログ変換器を145mv基準と比較 RED>145mv RED>145mv 0110 GREENデジタル−アナログ変換器をBLUEデジタル−アナログ変換器と比較 GREEN>BLUE GREEN>BLUE 0101 REDデジタル−アナログ変換器を145mv基準と比較 GREEN>145mv GREEN>145mv 注: 全ての出力は、電圧を比較するために終端させら
れなければならない。図45を見よ。
【0133】上記の表は、有効な比較の組合せを列挙し
ている。論理1は、その機能が比較されることが出来る
様にする。結果はD3である。比較結果は、入力BLA
NK−信号の立ち下がりエッジで(パイプライン遅延の
前に)D3の中にストローブされる。比較器への入力を
安定させるために、フレームバッファー入力は、常に同
じカラーRAM記憶場所を指す様に準備されるべきであ
る。
【0134】通常動作では、このアナログ試験レジスタ
ーにおいてD7〜D4は論理0でなければならない。 2.ピン解説(図46) ピン名称 解説 CLK0-CLK2 ドットクロック入力。80MHzに及ぶ周波数でドットクロック を駆動するために、三つのクロックの中のいずれも使用すること が出来る。VGAモードが活動状態であるときには、CLK0を 使うことはデフォールトである。 CLK3, CLK3- 二重モード・ドットクロック入力。この入力は本質的にはECL 両立の入力であるが、入力クロック選択レジスターでその様に選 択された場合には二つのTTLクロックをCLK3及びCLK3 −で使うことが出来る。この入力は、ECLモードのときに装置 の限度に及ぶ如何なる動作周波数についてもドットクロックとし て選択されることが出来る。 P0-P31 絵素入力ポート。MUX制御レジスターに示されている種々のモ ードで該ポートを使うことが出来る。使われないピンは全てGN Dに接続されなければならない。
【0135】 A0-VGA7 VGAパススルー・バス。このバスはVGAモードのための絵素 バスとして選択されることが出来る。 IOR,IOG,IOB アナログ電流出力。これらの出力は37.5Ω負荷を直接駆動する ことが出来(2終端75Ωライン)、よって外部バッファーの必 要を無くする。 VREF デジタル−アナログ変換器のための電圧基準。公称1.235Vの 電圧基準をこのピンに入力するべきである。 COMP 補正ピン。内部基準増幅器の補正を行わせる。 FS ADJUST フルスケール調整ピン。このピンとグランドとの間に接続された 抵抗器がデジタル−アナログ変換器のフルスケール範囲を制御す る。 SCLK シフトクロック出力。この出力はドットクロック入力の区画とし て選択される。出力信号はブランク時にゲート・オフされるが、 SCLKはなおBLANK−の否定と同期するために内部的に使 用される。 VCLK ビデオクロック出力。グラフィックスプロセッサへの同期のため のユーザー・プログラマブルな出力。 SFLAG/NFLAG 分割シフトレジスター転送フラグ又はニブルフラグ入力。このピ ウは二重の目的を有する。一般制御レジスターのビット3=0で ビット2=1であるときには、分割シフトレジスター転送機能が 作動可能にされ、ブランクシーケンス中のこのピンでの低レベル から高レベルへの遷移は臨時のSCLKサイクルを開始させてV RAMでの分割レジスター転送を許す。一般制御レジスターのビ ット3=1でビット2=0であるときには、特殊ニブルモードが 作動可能にされ、この入力はVCLKの立ち下がりエッジでサン プリングされる。サンプリングされた高レベル値は次のSCLK の立ち上がりエッジが各バイト絵素データの高ニブルをラッチす るべきことを示し、低レベル値は低ニブルを示す(1.9 を見よ) 。一般制御レジスターのビット3=0でビット2=0であるとき には、このピンは無視される。一般制御レジスターのビット3= 1でビット2=1の状態は許されず、これらがその様にセットさ れたならば動作は予測不能となる。 RS0-RS3 レジスター選択入力。これらのピンは、表1に示されている様に 、アクセスされるべきレジスターマップ内の記憶場所を指定する 。 D0-D7 MPUインターフェースデータバス。レジスターマップ及びパレ ット/オーバーレーRAMへデータを転送し、或いはレジスター マップ及びパレット/オーバーレーRAMから外へデータを転送 するのに使われる。 RD- 読み出しストローブ入力。このピン上の論理0は、レジスターマ ップから読み出しを開始させる。読み出しは非同期で行われ、R D−の低レベル移行エッジで開始される。図7を見よ。 WR- 書込みストローブ入力。このピン上の論理0は、レジスターマッ プへの書込みを開始させる。RD−と同様に書込み転送は非同期 であり、WR−の低レベル移行エッジで開始される。図7を見よ 。 8/6 デジタル−アナログ変換器解像度選択。このピンは、デジタル− アナログ変換器のためのデータバス幅(8ビット又は6ビット) を選択する。このピンが論理1であるときには、8ビットバス転 送が使用され、D7はMSBでD0はLSBである。6ビットバ ス動作については、カラーパレットはなお8ビット情報を持って いるが、D5はビット7位置へシフトしD0はビット2位置へシ フトされ、2個のLSBは、デジタル−アナログ変換器への出力 MUXで0で満たされる。パレット保持レジスターは、6ビット モードで読まれるときには2個のMSBを0にする。 HSYNC-,VSYNC- 水平sync入力及び垂直sync入力。これらの信号は、緑の 現在出力でのsyncレベルを生成するのに使われる。これらは 、通常モードはアクティブ低レベル入力であり、真/補ゲートを 通される。VGAモードにつていは、これらは極性変化無しにH SYNCOUT及びVSYNCOUTに通され、その動作は制御 レジスターにより指定される(§1.8を見よ)。 HSYNCOUT 上記の真/補ゲートの水平sync出力(§1.8 を見よ)。 VSYNCOUT 上記の真/補ゲートの垂直sync出力(§1.8 を見よ)。 BLANK-, ブランキング入力。データ及びブランクをスキューさせるかも知 VGABLANK- れない信号の外部多重化を除去するために2個のブランク入力が 設けられる。CGAモードがMUX制御レジスター(2D HEX) で セットされたとき、VGABLANK−入力がブランキングのた めに使われ、そうでなければBLANK−が使われる。 MUXOUT- MUX出力制御。この出力ピンはソフトウェアプログラマブルで あり、MUX制御レジスターに2D(HEX)が入力されたとき VGAモードが使われていることを外部装置に知らせるために低 レベルにセットされる。モードのセット後に一般制御レジスター のビット7が高レベルにセットされれば、出力は高レベルになる 。このピンは、外部制御のためだけに使われ、内部回路には影響 を与えない。 VDD パワー。全てのVDDピンが接続されなければならない。アナロ グ及びディジタルVDDは内部的に接続されている。 GND グランド。全てのGNDピンが接続されなければならない。アナ ログ及びディジタルGNDは内部的に接続されている。 注: 使用されない入力は全て論理レベルに結合される
べきであり、浮動することは許されるべきでない。
【0136】特に記載されていない限り、全てのディジ
タル入力及び出力はTTL両立である。マイナス符号
(−)が後に付されているピン名称(例えばCLK3
−)はアクティブ低レベル動作を示す。図31及び図3
3の選択回路4051は、レジスターマップ4013内
の項目により、表4に定義されている数個のモードの中
の一つで動作するようにプログラムされる。この選択回
路はマクチプレクサの回路網として示されており、或る
実施例はゲート論理マルチプレクサを使用するのに適し
ているけれども、今のところ、最も高いドットクロック
速度に及ぶ周波数で使用するのには、入力ラッチ401
1及び選択回路4051を具現するバレル・シフターな
どのシフトレジスター選択回路の方が一層良く適してい
ると考えられる。
【0137】幾つかのモードでは、選択回路4051
は、入力ラッチ4011とルックアップ・テーブル・メ
モリー4021とのあいだに接続されてバスの全幅を満
たす選択可能な幅のカラーコードを入力ラッチ4011
からルックアップ・テーブル・メモリー4021に逐次
に供給するカラーコード転送回路の例として働く。図3
1のデコード及びカウンタ回路4052経由の制御レジ
スター4371は、選択回路4051の図33詳細のマ
ルチプレクサ4381、4383、4385及び438
7の組の様に機能するように該バレル・シフターを構成
する。
【0138】該マルチプレクサは制御信号を受信する選
択入力を有し、該信号は、制御レジスター4371の内
容により確立される各モードに従ってマルチプレクサを
操作する。マルチプレクサ4381−4387は、ビデ
オ出力バス136の全幅について入力ラッチ4011に
接続されたデータ入力を有し、該マルチプレクサの各々
は、32ビットのビデオ出力バス136の幅の異なる約
数(/4,/8,/16,又は/32)である数(8
個、4個、2個又は1個)の出力を有する。マルチプレ
クサ4381−4387の中の与えられた1個が作動さ
せられるとき、デコーダ兼カウンタ回路4052は、そ
のマルチプレクサを操作して、ビデオ出力バス136の
全幅についての入力ラッチ4011の内容を、該マルチ
プレクサ又は該バレル・シフターのマルチプレクサ機能
の出力の数(8、4、2、又は1)に等しい数の並列ビ
ットの組としてルックアップ・テーブル・メモリー40
21へ周期的に且つ逐次に転送せしめる。
【0139】デコード及びカウンタ回路4052は入力
ラッチ幅の一部又は全部にわたって逐次に循環すること
ができ、ビデオ出力バス136の全バス幅は該ラッチ幅
の一部にだけ結合出来る。よって、マルチプレクサが応
答するバス幅も有利にプログラムすることが出来る。こ
の様に、選択回路4051とデコーダ兼カウンタ回路4
052とは、入力とルックアップ・テーブル・メモリー
4021との間に接続されて、プログラマブル・パレッ
ト4000のために内部的に又は外部からプログラムさ
れたバス幅に従ってバス145からカラーコードを通
す、外部からプログラム可能なバス幅結合回路の例とし
て作用する。好適な実施例では、真カラーモードにおけ
る24の幅と同じく、プログラム可能なバス幅は2の累
乗である。バス幅をだんだん小さく選択すると、1例
は、入力ラッチ4011から通すビットは、入力ラッチ
4011の最ホストビット端でだんだん小さくなる部分
集合からのビットとなる。
【0140】別の特徴では、特殊ニブルモードのデコー
ド及びカウンタ回路4052は、マルチプレクサを作動
させて、交互にビットを転送させ、ビットをスキップさ
せ、転送させ、スキップさせ・・・ることにより入力ラ
ッチ4011からビットを転送させる。このスキップ
は、それ自身から遅延を生じさせない。以上、幾つかの
モードについて説明したけれども、ラッチ又はバス幅の
一部又は全部から、或いはVGAセクションからのビッ
トの選択又は連続する選択の系列は、デコード及びカウ
ンタ回路4052と選択回路4051との制御下でプロ
グラム可能に選択されることが出来ることがこれらの例
から明らかであろう。32ビットのバス幅は単なる例で
あり、より狭いバス幅、又はより広い64、96、及び
128ビットのバス、或いはバス内の偶数個又は奇数個
のビットを使用することが出来る。
【0141】真カラーモードでは、図33の出力マルチ
プレクサ(出力Mux)4038は、入力ラッチ401
1とルックアップ・テーブル・メモリー4021の出力
とに接続された入力を有し、ルックアップ・テーブル・
メモリー4021により供給されるカラーデータワード
のバイト又は入力ラッチ4011からの24カラーコー
ドから成るカラーデータワードを伴う三つのカラー出力
をデジタルーアナログ変換器4030に供給する。選択
回路は、選択を行うために入力ラッチ4011の少数ビ
ットからの0hex などの所定のコードのための検出器4
036を含む。入力ラッチからのカラーコードから成る
カラーデータワードのための遅延回路4039は、入力
ラッチからのカラーコードに応じてルックアップ・テー
ブル・メモリー4021からカラーデータワードを供給
するのに固有の第2の遅延と実質的に同じ第1の遅延を
有する。
【0142】真カラーモードでは、24バイトのデータ
(例えば、図31のバイトA、B、C)が直接に入力ラ
ッチ4011から図32の絵素バス4359を介してデ
ジタル−アナログ変換器4031、4033及び403
5へ直接転送される。このモードでは、入力ラッチ40
11の残りの8ビット(アクファ・ガン又は属性入力と
してのバイトD)をオーバーレー・バス4360として
利用してマルチプレクサ4389及び読み出しマスク回
路4061を介してパレットRAMをアドレス指定する
ことによりオーバーレーが提供される。このアドレス指
定の結果として、ルックアップ・テーブル・メモリー4
021から24ビットが出力され、これがデジタル−ア
ナログ変換器4031、4033及び4035へのオー
バーレー情報として使われる。オーバーレー入力P7−
P0(入力レジスター4011のバイトD)が全て論理
0であるか、又は図31の読み出しマスクラッチ435
3がクリアされたときには、オーバーレー情報は表示さ
れない。よって、選択回路4051は、バイトDの状態
を検出して、それによって動作を制御する論理を包含す
る。また、非ゼロ値が入力ラッチ4011のバイトDに
入力され、読み出しマスクレジスター4353がクリア
されなければ、カラールックアップ・テーブル・メモリ
ー4021がアドレス指定され、その結果としてのデー
タは、図33のピクセルバス4359上の真カラーデー
タに対しての優先権を受け取ったデジタル−アナログ変
換器に送られる。
【0143】真カラーモードにおけるオーバーレー入力
は、カラーパレットRAMに行くものである。真カラー
モードはオーバーレーの発生が無くても動作する。しか
し、有利なことに、オーバーレーは、ビデオRAMで利
用できない人工カラーデータワードのルックアップ・テ
ーブル・メモリー4021におけるセットを可能にし、
又は例えば背景上にテキスト又はカーソル又はその両方
を重ねるためにカラーの特別の組を確立することを可能
にする。オーバーレーは、ビデオRAM内のカラーに加
えてユーザー制御されるカラーで進行中のビデオイメー
ジング上にグラフィックスを確立するためにも使われる
ことが出来る。或るグラフィックスアプリケーション
は、オーバーレーを使って、アウトライングラフィック
を真カラーイメージとして物体上に重ねることによって
物体の輪郭を描くことが出来る。オーバーレーは、利用
できるカラーのスーパーセット(superset) を提供する
ことが出来る。
【0144】図1のプログラマブル・パレット4000
は、各メモリー130について直列レジスター139を
直接クロックするシフトクロックSCLK信号を提供す
る。SCLK信号は、分割シフトレジスター転送VRA
Mを支えることが出来る。このVRAMについては、図
3−21との関連で上記されている。VRAMについて
の背景情報が、共通譲渡された米国特許4,639,890 号
(TI−9869)、4,330,852 号(TI−792
4)、4,683,555 号(TI−10625)、及び4,667,
313 号(TI−10969)に開示されている(これら
を参照により本書の一部とする)。
【0145】次の説明においては、好適な実施例はグラ
フィックスプロセッサ120を持っており、これは、そ
れ自身のクロックを持っているので、刻時のためにパレ
ットドットクロックやドットクロックの導関数には必ず
しも依存しない。グラフッィクスプロセッサ120は、
(TMS340×0の場合と同様に)ドットクロックの
導関数により駆動されるビデオカウンタを内蔵すること
が出来る。次に説明するのは、グラフィックスプロセッ
サ120におけるドットクロックのこの後者の使用であ
る。
【0146】プログラマブル・パレット4000とグラ
フッィクスプロセッサ120との同期は、パレットから
の両方の出力VCLK及びSCLKにより調停される。
換言すると、グラフッィクスプロセッサ120のビデオ
計数動作をプログラマブル・パレット4000と整合さ
せる刻時は、この実施例ではグラフッィクスプロセッサ
120ではなくてプログラマブル・パレット4000と
共に生じる。グラフッィクスプロセッサ120は、VC
LKを使って、相対的にイメージの特定の走査線上の何
処で動作が起こっているかを判定するために接続されて
いる。VCLKは、グラフッィクスプロセッサ120が
何時ブランクを表明(assert) し、同期パルスはHSY
NC及びVSYNCを表明するべきかを決定するために
もグラフッィクスプロセッサ120により使われる。
【0147】図2のグラフッィクスプロセッサ120は
ビデオディスプレイコントローラ260にカウンタを有
する。該カウンタは、ビデオクロックVCLKによる刻
時に応じてカウントアップする。所定カウントで、ブラ
ンキングが出力される。その後の所定カウントで、sync
パルスが出力される。更に後の所定カウントで、該sync
パルスが開放され、次にブランキングが開放され、次に
カウントが再開される。該カンウタはsyncパルスのスタ
ート時にリセットされる。グラフィックスプロセッサ1
20からのVSYNC及びHSYNCは、ビデオ制御バ
ス124を介して、プログラマブル・パレット4000
の図33のブロック『ビデオMUX及び制御』のピンV
SYNC及びHSYNCに送られる。グラフィックスプ
ロセッサ120は、グラフィックス機能を行うようにさ
れることが出来て、モニターディスプレイ標準がビデオ
ディスプレイ170に適したものを収容する信号を生じ
させ、斯くしてブランキング及び同期パルスのタイミン
グを確立する。
【0148】図1のグラフィックスコンピューターシス
テム100において、プログラマブル・パレット400
0はグラフィックスプロセッサ120のための時間基準
をつくり出す。この前置装置は、実際上、その時間基準
を使ってブランキング信号及びsync信号を作ることによ
ってループを閉じ、該信号は後置装置(ここではプログ
ラマブル・パレット4000)によりサンプリングされ
る。VRAMのランダムアクセス側の間に不連続がある
ので、このループは有利に閉じられるが、プログラマブ
ル・パレット4000の動作と対照的に、それはグラフ
ッィクスプロセッサ120がアクセスするものである。
この様にして、グラフッィクスプロセッサは、パルスを
精確にカウントし、メモリー130において動作が起こ
っているときを判定することが出来る。
【0149】別の関連する特徴においては、図31のブ
ランキング・サンプリング回路4384、遅延回路43
22及び4321は、選択回路4386により選択され
た入力ラッチ4011からの選択されたブランキング信
号BLANK−又はVGABLANK−に接続された入
力を有する。遅延論理4322の第2入力はクロック制
御ブロック4041により刻時されるべく接続されてい
る。遅延論理4322は、可変遅延又はプログラマブル
な遅延回路を与え、それに固定の遅延回路4321が続
いており、これは各ラインの最後の絵素と精確に整合し
たブランキングをデジタル−アナログ変換器4030に
供給する。
【0150】図31において、ブランキング・プリセス
は、絵素深度に対するバス幅の比Nに応じて変化する遅
延である。例えば、パレットのアーキテクチャに固有の
遅延を補正する遅延回路4321の固定した遅延とは別
に、ブランキング・プリセス遅延は、入力ラッチ401
1の内容をルックアップ・テーブル・メモリー4021
に転送するのに必要なドットクロックサイクルの数を考
慮に入れるものである。このサイクル数は、表4のバス
・ロード当たりの絵素数に対するバス幅の比に正比例す
る。これは、入力ピンBLANK−でブランクがアクテ
ィブになる時から該回路がデジタル−アナログ変換器4
031、4033及び4035を図31のブランクレベ
ルにするまでに必要な追加の遅延の量を決定する。グラ
フッィクスプロセッサ120は、所定数のVCLKパル
スをカウントすると、プログラマブル・パレット400
0のブランク入力ピンに接続されているBLANKピン
を表明する。その時、プログラマブル・パレット400
0は、デジタル−アナログ変換器をブランキングにする
前にディスプレイに対して残されている選択回路405
1になお残っている絵素の数を考慮に入れなければなら
ない。斯くして、遅延回路4322、4321は、プロ
グラマブル・パレット4000がデジタル−アナログ変
換器をブランキングにする前に何個のドットクロック周
期の間待機するべきか決定する。ブランキングがデジタ
ル−アナログ変換器に対して余りに早く表明されると、
1個以上の絵素が表示されないことになる。若しブラン
キングがデジタル−アナログ変換器に対して余りに遅く
表明されると、無意味な『不要情報』絵素がディスプレ
イに導入される。ブランキング・プリセス論理は、有利
なことに、データ経路の幅と図31の制御レジスター4
371におけるバス・ロード当たりの絵素の個数とのど
の様な組合せが選ばれても、正しい時にブランキングを
生じさせる。
【0151】図31において、BLANKだけでなくて
HSYNC及びVSYNCも含めて、各ビデオ制御信号
について、選択器のモードに依存する可変遅延プラス適
切な固定遅延が総遅延として遅延回路4322、432
1により提供される。他の或る実施例は、syncのタイミ
ングはブランキングについてよりも重大でないので、sy
ncに関する可変遅延は省略される。該遅延の一部は、V
GAパススルー・モードでは固定遅延F1を設けるため
に転換可能にバイパスされる。
【0152】図32は、タイミングに関してsyncがブラ
ンキングより重大でない理由を示す。例えば、ラスター
走査CRTモニターでは、走査線内の絵素の強度は、ブ
ランキングの始まりにより各走査線の終わりで精確に終
わらせられる。ブランキング・サンプリング回路438
4及び遅延回路4322及び4321は、デジタル−ア
ナログ変換器4030をブランクにする入力により、そ
の終わりを確定する。しかし、図40及び図41におけ
る複合ビデオにおいて同期パルスはブランキングのほぼ
中央を中心とする。その結果として、図32に破線で示
されている様に、同期までの及び帰線時(斜め)の消さ
れた走査線(破線)の継続した偏向は、観察知者には見
えない。ブランキング端(左側)のときに、次の走査線
の第1絵素がされ得る様にするためにグラフッィクスプ
ロセッサ120によりブランキングの長さが精確に確定
されてプログラマブル・パレット4000で精確に遅延
させられる。同期の遅延における小さな誤差は走査線の
相対的位置を変えたり絵素を削り落としたりしないの
で、他の実施例では黙許することが出来る。
【0153】一般に、プログラマブル・パレットは、複
数の異なる動作モードの中の一つを確立する制御レジス
ター4371などのモード回路を備えている。カラーコ
ード処理回路(選択回路4051、ルックアップ・テー
ブル・メモリー4021など)は、該モード回路により
確立されたモードに従ってカラーコードに応じて、アナ
ログ形に変換可能なカラーデータワードを供給すること
が出来るが、この場合、カラーコード処理回路は、種々
のモードに応じて、該カラーコード処理回路へのカラー
コードの入力とカラーデータワードの供給との間に種々
の時間間隔を確立する。可変遅延回路(遅延回路432
2、4321など)は、該モード回路に応答して、該モ
ード回路により確立されたモードに依存する時間間隔だ
けビデオ制御信号(ブランキング、sync又はその他のデ
ィスプレイ制御信号)を遅延させる。該可変遅延回路
は、その様にして遅延させられたビデオ制御信号でデジ
タル−アナログ変換器を制御する様に接続される。選択
回路4051は、図31において種々のモードでビット
の種々の組を入力ラッチからルックアップ・テーブル・
メモリーへ逐次送るので、その逐次の送りは、カラーコ
ード処理回路での時間間隔を種々のモードで異ならしめ
る。よって、選択回路4051での逐次の送りのための
時間がモード毎に変わる量に対応して遅延はモード毎に
変わることが出来る。一般に種々の実施例において、熟
練した労働者は、デジタル−アナログ変換器と、デジタ
ル−アナログ変換器の前のパレット回路との回路遅延を
決定して、その遅延を加えて、遅延回路4321に組み
込まれるべき遅延量を得る。
【0154】グラフィックスプロセッサ120がカウン
トアップして、ブランクが発せられる所定カウントに達
する時と、ブランク信号がグラフッィクスプロセッサ1
20からプログラマブル・パレット4000に到達する
時との間に伝播時間が経過する。更に、グラフィックス
プロセッサ120ビデオカウンタ回路とプログラマブル
・パレット4000とは同期してはいるが互いに時間的
にずれているので、クロック遅延がある。このクロック
遅延については、図50〜図52との関連でいっそう詳
しく説明する。そこでプログラマブル・パレット400
0は伝播遅延を伴ってVCLK及びSCLKをグラフィ
ックスプロセッサ120に送るが、ここではカウンタが
プログラマブル・パレット4000に対して時間ずれを
持って作動している。グラフィックスプロセッサ120
は、ブランク信号及びsync信号を伝播遅延をもってプロ
グラマブル・パレット4000へ帰す。このために、ド
ットクロックからのスキューになる様な中間の遅延量だ
け、ブランク及びsyncがパレット・パースペクティブ
(palette perspective)に対してオフセットするという
事態が生じる。7 ないし16ナノ秒のドット周期でのこ
のブランク又はsyncのスキューは、イメージの複数の絵
素にわたって変化することが出来る。しかし、ディスプ
レイ保全のために、ブランキングは正しいドットエッジ
で正確に生じるのが望ましく、その場合、イメージは、
各線の最後の絵素の表示で正確にブランキングに入る。
【0155】ブランクは4−8ドットクロック周期にわ
たって変化することが出来る。デジタル−アナログ変換
器でsyncバックアップ(sync'd back up) され且つちょ
うど正しい窓で表明されなければならないので、タイミ
ングは、図50〜図52にブランキング・サンプリング
回路4384、及び遅延回路4322及び4321で示
されている上昇する解像度のサンプリングプロセスによ
り行われる。再同期化又はサンプリングは回路において
ブランキング・プリセス遅延と混合されることが出来且
つ混合されるが、これら二つの概念は異なっていて、且
つ共に好適な実施例に利点を与えるものである。
【0156】図50においてVCLKの一つの遷移エッ
ジAはグラフィックスプロセッサ120からのブランク
をトリガーする。ブランキング・サンプリング回路43
84は、VCLKにおける同じ立ち上がり又は立ち下が
りの向きの次の遷移エッジを使って、新しく到着したブ
ランク値又は信号をサンプリングし、捕らえ、又は捕捉
する。そこで、暗黙最大許容スキューは1VCLK周期
である。これより大きいスキューがあれば、ブランクを
表明するのにエッジ間により長い時間をグラフィックス
プロセッサ120に許すために出力クロック選択レジス
ターOCS4363により確立されるVCLK分周比を
プログラムし直すことによってVCLKの周波数が下げ
られる。VCLK周期は、(グラフッィクスプロセッサ
120からの)BLANK遷移時間より長くなければな
らない。BLANKは、BLANK−遷移を引き起こす
VCLKエッジ(立ち上がり)より十分後に生じるドッ
トクロック・エッジで効率的にサンプリングされること
が出来る。これは、再同期化を達成出来ることを保証す
る。
【0157】VCLKによるブランキング・サンプリン
グ回路4384の刻時により、ビデオクロックの解像度
へグラフッィクスプロセッサ120からのブランクがサ
ンプリングされ、これによりブランクがその解像度へ捕
らえ直される。VCLKは、ドットクロック周期の様に
短い又はドットクロック周期の32倍の様に長い選択可
能な周期を有する。20ナノ秒のドットクロック周期の
例では、VCLKの周期は20ナノ秒以上となる。倍数
は、随意の二つのVCLKエッジ間に唯一のブランキン
グエッジが生じることを保証する2の冪であるのが適当
である。サンプリングは、刻時遷移と、刻時されている
ブランキング・サンプリング回路4384の有効なQ出
力の出現との間に約2ナノ秒の時間を有する。
【0158】信号をサンプリングすることにより、ブラ
ンキングエッジの可変性は、ブランキング・サンプリン
グ回路4384の整定時間まで低減される。図50、図
52において、BLANKがマイクロ秒で作動するのに
比べてVCLKはナノ秒で作動する。VCLKの周期は
プログラマブルであるので、立ち上がりエッジAはBL
ANK−の高レベルに遭遇する様にされることが出来、
周期PI後のエッジBはBLANK−の低レベルに遭遇
する。エッジBはブランキング・サンプリング回路43
84をトリガーして、その出力を降下させる。時間の不
確定性0−40ナノ秒の程度である。ブランキング・サ
ンプリング回路4384の使用によって、恐らく1−2
ナノ秒の不確定性であるd2に達するブランキング・サ
ンプリング回路4384の出力が発生するときの時間の
不確定性が低減する。BLANKが不確定的に遅延させ
られる量d1より多くエッジBが遅延させられたとして
も、エッジBはドットクロックに対して既知の関係を持
っており、これはブランキングのための正しい時間関係
を回復するポイントである。1VCLK周期P1の出力
Q、ドットクロック周期の倍数の間の関係が確立した
ら、別の2段階のサンプリングにより、図50、図5
1、図52、図54、図55のサンプリングの時間分解
能が向上する。
【0159】図52の連続するフリップフロップにおい
て、だんだん周波数の高くなるクロック信号がブランキ
ング・サンプリング回路4384、及び遅延回路432
2、4321をクロックすることによってブランキング
エッジを一層高い時間分解能に制限する。上昇する時間
分解能の順にフリップフロップを刻時するこの配列は、
ここでは加速と呼ばれる。分解能は、遅延回路4321
にブランキング信号が入ると、ドットクロックの分解能
に達する。
【0160】有利なことに、選択可能な遅延が信号LO
ADで遅延回路4322を刻時することによって導入さ
れる。LOADは、ドットクロックに対してシフトクロ
ックSCLKと同じ分周比持っていて、SCLKの様に
ブランキング時に中断させられる代わりに連続的に動作
する。従って、LOADでフリップフロップ4322を
刻時することはドットクロック周期に遅延を導入し、こ
れは、第1に、LOADによる入力ラッチ4011の刻
時に対応し、第2に、入力ラッチ4011からルックア
ップ・テーブル・メモリー4021へ全ての絵素を転送
するために選択回路4051により使われるドットクロ
ック周期の数に等しい。これは正に所望のブランキング
・プリセス遅延である。よって、時間分解能が向上し、
ブランキング・プリセスも起こる。
【0161】遅延回路4322の出力は遅延回路432
1(パイプライン)へ供給される。このパイプラインは
ドットクロックにより刻時され、サンプリングを最高の
時間分解能で完成させると共に固定した遅延を提供し、
このときデジタル−アナログ変換器に対してブランキン
グのためにブランキング内部信号BLBDを生じさせ
る。BLBDは、先にグラフィックスプロセッサ120
に伝播してブランキングを開始させるドットクロックエ
ッジに対して既知の遅延関係を持っており、プログラマ
ブル・パレット4000内の信号経路における遅延は、
その遅延に対応し且つその遅延により補正されるので、
カラー信号出力はブランキングと正確に同期させられ
る。
【0162】図53〜図55を一緒に考察すると、この
二つの図において、対応する符号を付したラインは互い
に接続されている。選択回路の制御レジスタービット5
(表4)MCRB5は、選択回路4386に図54、図
55のBLANKB及びVGABLANKB入力の選択
を行わせる。図53は、入力クロック選択レジスター
と、CK(クロック)入力に接続されたクロックマルチ
プレックサとの間の接続を示す。図54、図55は、分
周器チェーンから分周出力の組合せを提供する出力クロ
ック選択レジスターと多重比回路との接続も示してい
る。これらの出力の幾つかは、ラインVCLK、LOA
D及びDOTにより図53のブランキング及びsync
回路に接続されている。
【0163】図54〜図59において、ブランキング信
号BLANKBはゲートX8、X33を通過し、遅延フ
リップフロップX32及びゲートX26の間を通る。1
出力はBLNKBと称する信号であり、これはプリセス
機能においてシフトクロック信号SCLKを遮断する。
図53のブロックSSRTは、ピンSSRT/NF(分
割シフトレジスター転送/ニブルフラグ)の信号レベル
に応答する。制御レジスターにおいてビット2及び3
は、回路がSSRTモードであるかニブルフラグモード
であるかを決定する。若しSSRTモードであれば、S
SRT信号はNANDゲートX1を通されて、SSRT
遅延ブロックは、図53の回路とSCLOCK出力とを
通してメモリー130をトリガーするのに必要な所定の
幅のラインSSRTP上にパルスを生成する。
【0164】メモリーサイクル波形ライン上にSSRT
P低レベルパルスを持つ目的は、完全転送のための新タ
ップ点をメモリー130内のレジスターにロードするこ
とである。タップ点レジスターは、アドレスをメモリー
130の入力ラッチに転送する。メモリー130には2
ステップ・プロセスがある。グラフィックスプロセッサ
120は、シフトレジスター転送を要求するLADコー
ドを供給する。タップ点値は、シフトクロックSCLK
の次の立ち上がりエッジまではタップ点カウンタ94に
転送されない。これら二つの機能のあいだにパルスが挿
入されなかったならば、タップ点レジスター91の中に
ある値はタップ点カウンタ94に転送されないかも知れ
ない。第2の転送は、該ラッチ内の現在の値に重ね書き
をする。よって、パルスSSRTPの挿入は、有利なこ
とに完全シフトレジスター転送タップ点をタップ点カウ
ンタ94に移動させ、重ね書きは防止される。
【0165】よって、図14に示されている様に、タッ
プ点レジスター91はmemcy−波形によりクロック
され、memcy−はデータをバスからタップ点レジス
ター91上に移動させる。SCLKは、その後、図14
及び図21の記号SCLKで示されている様に、データ
をタップ点カウンタ94の外への転送を引き起こす。ブ
ランキング時には、この回路においてSCLKはディス
エーブルされる(SSRTパルス挿入を除いて)。チッ
プボンドパッドへのこのシフトクロック信号出力は図5
4、図55においてはSCLOCKと呼ばれているが、
図31の同一の出力SCLKに対応する。
【0166】図31のクロック制御ブロック4041
は、図53の略図に一層詳細に示されている。クロック
生成回路の系列は、制御信号MCRB5、入力クロック
選択ICS0−3、及び5個の発振器入力CK0−CK
5に基づいて正しい周波数を生成する。クロック選択回
路4040は、6個のクロック発振器の中のいずれがプ
ログラマブルなプログラマブル・パレット4000を駆
動することを許されるかを選択する回路を示す。クロッ
ク選択回路4040の出力は、入力OCS0−5に基づ
いてSCLK及びVCLKについての正しい周波数を決
定するクロック分周器であるブロック制御ブロック40
41に供給される。
【0167】分周比は、絵素深度で除した絵素バス幅に
等しくて、クロック選択回路4040により選択された
ドットクロックを分周する。32ビット幅のデータ経路
と4ビット絵素があれば、分周比は8である。これは、
8個の絵素の次の組を入力ラッチ4011にロードする
前に入力ラッチ4011内の絵素の全てを使用する能力
を提供するものであるので、適切なことである。分周比
(例えば、ドットクロックの1/8)は、各立ち上がり
エッジで8この絵素をロードさせるシフトクロックSC
LKの周波数を産出する。この例では、各々4ビットの
8個の絵素を構成する新しい32ビットの組を入力ラッ
チ4011にロードする次のSCLKサイクルがこの分
周回路により生成される前にパレットチップはバスの4
ビット部分に次々に調子を合わせてアクセスしている。
【0168】図31において、この実施例では入力クロ
ック選択レジスター4361は分周比ではなくてクロッ
ク発振器選択を決定する。斯くして入力クロック選択レ
ジスター4361は、RS0−RS3により選択され、
クロック選択のためにデータビットD0−D7により直
接アクセスされる。また、デコード論理4362は、出
力クロックレジスター4363の一部をデコードし、ク
ロック制御ブロック4041での分周比を確立する。
【0169】出力制御ビットOCS0−OCS5は、出
力選択レジスター4363における制御レジスタービッ
トにより駆動されるデコード論理4362の出力であ
り、どの様なクロック分周比が導入されるかを決定す
る。これに対して、入力クロック選択ICS0−3は、
入力クロック選択レジスター4361からのビットであ
り、どのクロック発振器が選択されるかを決定する。回
路4044SCLK SELECT NEW3は、分周
器からの入力及びOCS0−2を取って、どんな周波数
がSCLK出力に分配されるかを決定し、クロック制御
ブロック4041における適切な遅延を供給LOAD、
及びVCLK及びSCLK(内部信号)に与える。図5
3において、VCLOCKは、OCS3−5に応じて論
理4042により供給される出力バッファー4341か
らボンドパッドへのVCLK出力である。SCLOCK
は、回路4044からの出力バッファー4343からボ
ンドパッドへのSCLK出力である。
【0170】必要に応じてプログラマブル・パレット4
000の外側から数個の入力を駆動すると共にオンチッ
プで互いを駆動する内部回路のために必要とされるもの
に比べて外部駆動のためにプログラマブル・パレット4
000の現在の能力を向上させるために出力バッファ4
341、4343などのバッファーにより緩衝記憶機能
が提供される。図60乃至図66において、図31の試
験(Test)レジスター4395は、垂直syncパ
ルス間の時間間隔においてルックアップ・テーブル・メ
モリー4021からの出力のカラー関連バイトの1のビ
ットの和を累算する。各バイトは、カウントされるべき
カラーを選ぶ図65、図66の累算器・マルチプレック
サ回路7061から図60〜図64の1−カウンタ回路
7001に入る。図60〜図64において、バイトAC
CUM〔0−7〕はラッチ7011に入れられる。ラッ
チ7011は、高4ビットニブル及び低4ビットニブル
を含む8ビットを有する。論理を有利に高速化するため
に、ニブルデコーダ7013及び7015は、それぞれ
高ニブル及び低ニブルをデコードすることにより、それ
らの中の1の個数をカウントする。例えば、1111は
100とデコードされ(4個の1は二進の4とデコード
される)、0101は010とデコードされる。(2個
の1は二進の2とデコードされる)、等々である。ニブ
ルデコーダ7013からの二進数はラインB2、B1、
B0で出力される。ニブルデコーダ7015からの二進
数はラインA2、A1、A0で出力される。これら二つ
の二進数は、入力ラッチ7023と加算論理7025と
を有する加算回路7021により加え合わされる。出力
はラインN3、N2、N1、N0上の二進数である。例
えばACCUM〔0−7〕が01101100(1が4
個ある)ならば、加算回路7021の出力は、それに対
応して0100(二進4)である。ランニング和、即
ち、この様にしてカウントされた1の個数は、累算器7
027により生成される。累算器7027は、入力ラッ
チ7029と累算器論理7031とを有する。ランニン
グ合計は、ドットクロックにより刻時されるラッチ70
33の組で更新され、その後に次の垂直syncパルス
VSYNC0の発生時に試験レジスターラッチ7041
の中へ刻時される。回路7045は、イネーブル・ライ
ンACKENがアクティブであるときにドットクロック
をラッチ7011、加算回路7021及び累算器702
7へ供給する。回路7051は、一般制御レジスター4
398のビット1(GCRB1)により作動可能にされ
たときに試験レジスター7041へ垂直syncを供給
する。
【0171】図65、図66において、累算器・マルチ
プレックサ回路7061は、8ラインのACCUM〔0
−7〕にそれぞれ1ラインの出力を作る一組の3入力マ
ルチプレクサ7063.1 .8を有する。入力は、ル
ックアップ・テーブル・メモリー4021の出力の24
ライン、RED〔0−7〕、GREEN〔0−7〕及び
BLUE〔0−7〕に接続されている。カウントされる
べきカラービットの3通りの選択は一組のラインBS
B、GSB、RSBにより制御される。イネーブル回路
7065は、該3本のラインとブランキングラインBL
Bとに接続されて信号ACKENを出力として生じさせ
る。
【0172】上記した様に、累算器・マルチプレックサ
回路7061及び1−カウンタ回路7001はルックア
ップ・テーブル・メモリー4021の出力を通して入力
ラッチ4011から1のビットの累算分析を行う。パレ
ット試験レジスター及び1のタッチ7041は或る時間
中にカラーパレットRAMの出力に出現する1の個数を
累算する。この時間は、連続する垂直sync信号間の
時間又は16.7ミリ秒であるのが適当である。この時
間はラッチ7033であふれが発生するのに充分な長さ
であるので、累算値は、その様にして累算された二進ラ
ンニング合計の最下位ビットである。該累算値は、正し
いデータが入力ラッチ4011からルックアップ・テー
ブル・メモリー4021の出力を通過しているか否かを
ホストコンピュータ・ランニング試験ソフトウェアが判
定することを可能にする。ソフトウェアは、受け取られ
たものと、確認の目的で受け取られるべきものとの比較
を行う。1の累算値はピンD0−D7を介してアクセス
され、RS0−3により選択される。
【0173】1の累算はシステム試験を容易にする。所
定の試験イメージがホスト処理システム110により供
給されてグラフッィクスプロセッサ120、メモリー1
30及びプログラマブル・パレット4000の動作によ
り表示されるとき、該累算値の既知の値がカウントされ
るべきである。若しこの値が生じなければ、システム試
験は、システムの交換又は修理を必要とする可能性のあ
る状態を検出する。
【0174】ルックアップ・テーブル・メモリー402
1は、3個の8ビット出力を発生させる。一見すると、
この8ビット出力は1と0とがどの様に並んでいてもよ
い様である。試験体制を導入すると、制約が導入され
る。一つの試験方法では、全部0がVRAMに書き込ま
れ、全部1がルックアップ・テーブル・メモリー402
1に書き込まれる。すると、各アクセス時にどのバイト
も全部1を含むべきであり、若しそうでなければ試験は
失敗である。しかし、これはルックアップ・テーブル・
メモリー4021内のアドレス0だけにアクセスする。
該試験の第2局面では、VRAMは全00000001
値で満たされ、RAM内のそのアドレスがアクセスされ
る。ルックアップ・テーブル・メモリー4021のアド
レスの個数に等しい個数の局面で、アドレスされるべき
ルックアップ・テーブル・メモリー4021内の最後の
アドレスに全て等しいVRAM内の値をもって試験が行
われる。この様にしてビデオ出力バス136の全幅にわ
たる全てのビット、全てのマルチプレクサ及びルックア
ップ・テーブル・メモリー4021内の全てのアドレス
が行使される。
【0175】他の試験では、ルックアップ・テーブル・
メモリー4021内の、アクセスされるべき記憶場所以
外の全ての記憶場所に1がロードされ、そのアクセスさ
れるべき記憶場所には0がロードされる。従って、若し
全部0が出力として生じなければ、プロセッサ、VRA
M及びプログラマブル・パレット4000を含むシステ
ム内の何処かでの欠陥が検出される。VRAMにロード
されたものに依存して期待される出力をそれが発生させ
ているか否かを判定する試験ルーチンをプロセッサによ
りVRAMに対して行わせることによって欠陥はパレッ
トに対して絶縁されることが出来、若しVRAMがその
試験を通れば、プログラマブル・パレット4000は欠
陥を持っている。
【0176】他の試験も工夫することが出来る。他の試
験原理は、送信されるべきデータの中の1の個数をカウ
ントして、送信されるデータにその数を添付することで
ある。その1の個数は、受信されたときに再びカウント
されて、送信データに添付されていた数と比較される。
若しその数が同じならば、そのデータは試験を通る。こ
の様にして、RAMを試験するのに必要なビットの数
は、RAMのサイズと共に対数的に増加するに過ぎな
い。
【0177】更に他の試験では、ルックアップ・テーブ
ル・メモリー4021全体がアンロードされ、そこに格
納されている全ての1がカラータイプによってカウント
されて、RAMの内容について期待されている数と比較
される。R、G、Bガンのための3個のレジスターがメ
モリーからアンロードされたデータを保持し、8ビット
の各組にわたって合計が行われ、その後、該メモリーの
全ての記憶場所がアンロードされるときに累算される。
1の累算レジスターは、赤の和、緑の和及び青の和につ
いての合計を保持するようにされることも出来、IRS
0−3アドレスにより逐次にアクセス可能であり、続い
て1の累算レジスターを読む読み出し信号の表明が3回
行われる。本発明の多重化(muxing)では、一つ
のカラーが選択されて垂直syncの段階と段階との間
累算され、次に他のカラーが、次にまたその他のカラー
が選択され累算される。
【0178】試験レジスター内のアナログ比較ビット
は、1の累算レジスターにより提供されるシステム試験
に加えて、個別的にプログラマブル・パレット4000
のための試験を提供する。各カラーについて同一のバイ
トをルックアップ・テーブル・メモリー4021にロー
ドすることが出来る。若しそれらがほぼ同じアナログ出
力を生じさせなければ、起こり得る問題の状態が検出さ
れる。基準レベルに等しくあるべき値の与えられたバイ
トが各デジタル−アナログ変換器4031、4033又
は4035に供給されることができ、該デジタル−アナ
ログ変換器の出力がアナログレベルとしての該基準レベ
ルと比較される。若し食い違いがあれば、欠陥のあるデ
ジタル−アナログ変換器又はモニターへの欠陥のある接
続が指示される。モニターへの接続がデジタル−アナロ
グ変換器出力に影響を与えるかもしれない理由は、モニ
ターの入力インピーダンスがデジタル−アナログ変換器
に重荷となるので、モニターの偶然の断絶がデジタル−
アナログ変換器出力を変化させることである。
【0179】256×24ルックアップ・テーブル・メ
モリー4021は高速スタティックRAM技術SRAM
である。他の面に転じると、図33の検出器4036は
真カラーモードの存在を検出するのに使うことの出来る
回路の1例に過ぎない。2個以上の値の中のいずれも、
出力マルチプレックサ4038を真カラーモードに操作
するために択一的に検出されることが出来、その後、各
値を属性又は強度のための回路へ経路指定される。ま
た、その選択は、オンチップ制御回路により確立される
ことが出来て、図31のバイトDの残りの8ビットの全
ての値を解き放って属性又は強度を制御する。
【0180】該8ビットはここでは少数ビットと呼ば
れ、24ビットは多数ビットと呼ばれる。概して、多数
ビットの個数は少数ビットの個数と等しいか又はそれよ
り多く、本実施例では多数ビットは少数ビットに対して
3:1の比である。本書で使用されるとき、多数ビット
及び少数ビットは場所に係わらず単なる数における優位
の概念を意味していて、最ホストビット及び最下位ビッ
トとは異なる概念であり、この後者の概念は位置関係又
は重要性の概念である。
【0181】図67に示されている16ビットバスでの
他の実施例では、少数ビットはルックアップ・テーブル
・メモリー4021に送られ、多数ビットはゼロ検出器
6836(図33の検出器4036に類似する)に送ら
れる。ゼロ検出器6836はマルチプレックサ(MU
X)6838の選択ラインを制御し、マルチプレックサ
6838は、4ラインの3グループから成る12ライン
をデジタル−アナログ変換器4031、4033、40
35に供給する。ルックアップ・テーブル・メモリー4
021は4ライン上の少数ビットを供給され、マルチプ
レックサ6838により選択される12ビット出力を供
給する。12個の多数ビットは12本の並列ラインでマ
ルチプレックサ6838により選択される代替選択肢と
して送られる。この実施例は、有利なことに、選択を実
行するのに多数ビットにより代表可能な4096(2の
12乗)個の値から唯一の値0を使用する。この回路
は、グラフッィクスプロセッサ120でのカラー反復機
能の保護のために容易に実施出来る。ルックアップ・テ
ーブル・メモリー4021への多数ビットを伴う実施例
は、グラフィックス背景について極めて詳細なカラー選
択を提供し、前景にはより少数のカラー選択肢を提供す
る(その中の一つは真カラーについてのコードである
か、又は透明である)。対照的に、図67の実施例は、
真カラーバイパスによって提供される4095個(40
96より1少ない)のカラーの前景を提供し、ゼロ検出
器6836を作動可能にすると共に、ルックアップ・テ
ーブル・メモリー4021から背景カラーとして16個
のカラーのいずれかをマルチプレックサ6838に選択
せしめる。換言すると、同時に表示することの出来る異
なるカラーが(4095+16)個ある。
【0182】図68には、改良されたパレット回路の他
の実施例が示されている。8ビット・パレットでは、8
ビット絵素データは、デジタル−アナログ変換器403
1、4033、4035を駆動する行データを内蔵する
ルックアップ・テーブル(メモリー)から256(2
8 )個の項目の一つを選択するのに使われ、その後、ア
ナログRGB信号を出力する。8ビットより大きい絵素
サイズに進む際の問題は、デコードが複雑になって、従
って低速となることである。これは、絵素データ・バン
ド幅を低下させるのに役立つ。
【0183】図68において、入ってくる16ビット絵
素データは、(例えば図31の選択回路4051内の)
分割回路6901によって、成分(例えば赤、緑及び青
のビットの組又は『ガン』)に分割される。該分割器
は、必要に応じて他の所定レベルと同時に絵素データを
3個の8ビットバスRLD、GLD及びBLD(赤、
緑、青ロード)に送る。入ってくる絵素データを分割す
ることにより、デコードのサイブ及び深度は、バスRL
D、GLD及びBLDにそれぞれ接続された3個の〔2
56から1〕デコーダ6903、6905及び6907
の各々において最小にされる。
【0184】例えば、16ビット・パレットを考察す
る。データは、それぞれ8ビット、4ビット、及び4ビ
ットの赤、緑、青成分に随意に分割される。これらの成
分の各々は、デジタル−アナログ変換器4031、40
33及び4035にそれぞれ情報を供給する成分ルック
アップ・テーブル(LUT)6911、6913及び6
915におけるデコードを駆動するために使われる。こ
の例における最悪のデコードはなお〔256から1〕、
赤成分、であることに注意する。
【0185】柔軟性のために、分割を確立するコードを
制御レジスター4371に入力することによってユーザ
ーが分割を選べる様にパレットを設計することができ
る。例えば、2個の分割制御ビットの4個の順列のいず
れかにより7/6/3、1/14/1、8/4/4及び
5/7/4の分割を選択することが出来る。デコーダ6
903、6905及び6907及びルックアップ・テー
ブル(LUT)6911、6913、6915は、分割
制御ビットが要求することのある最大数のデコード及び
ルックアップ・テーブル項目を処理する様に設計され
る。
【0186】データを分割するとき、デコーダを駆動す
る使用されていない信号は、結果に曖昧さが存在しない
様に既知の値に自動的にセットされるべきである。この
目的のために、0は既知の値として簡単なものである。
1例では、制御レジスター4371には、赤、緑、青に
ついて5/7/4分割を確立する分割コードがロードさ
れる。分割回路6901は、5ビットが3ゼロ・ビット
を伴うバスRLDに行き、7ビットが1ゼロ・ビットW
O伴うバスGLDに行き、4ビットが4ゼロ・ビットを
伴うバスBLDに行くこととなる様に、絵素ビットSを
供給する。よって、RLDバスはビット000SSSS
S(ここでSは、入ってくるデータストリームからの原
始データである)。同様に、GLDバスは0SSSSS
SSであり、BLDバスは0000SSSSである。
【0187】別の改良を考察すると、VRAMバス幅が
プログラマブル・パレット4000のデータ入力の幅よ
り小さいか又は等しいときにはVRAMとプログラマブ
ル・プログラマブル・パレット4000との直結が可能
である。より広いバスが使われるときには、ビデオ出力
バス136と入力ラッチ4011とのあいだに追加のマ
ルチプレクサを設けることが出来る。該マルチプレクサ
は、入力ラッチ4011に比べて幅が小さいか又は等し
いビデオ出力バス136のセクションに接続された入力
を有し、該マルチプレクサの出力は入力ラッチ4011
の全幅の一部又は全部に送られる。
【0188】図69乃至図71は、プロセス又は方法の
面から本作品を見るものである。図69では、プロセス
の工程はSTART8001から始まり、カラーコード
・インデックスを1に初期設定することを含む初期設定
ステップ8003に進む。次にクロック制御エントリー
ステップ8005は、プログラマブル・パレット400
0の外部のグラフッィクスプロセッサ120などの出所
からのクロック制御情報を該集積回路内のレジスターI
CS及びOCSに入力する。次のクロック選択ステップ
8007は、該クロック制御情報に応じてクロック選択
回路4040を作動させて、レジスターICS及びOC
Sに入力された該クロック制御情報に従って該クロック
制御回路からクロックパルスを機能実行回路(例えば図
31の入力ラッチ4011、選択回路4051、ルック
アップ・テーブル・メモリー4021及びデジタル−ア
ナログ変換器4030)に送らせる。この様にして、特
定のクロック発振器が選択されて、周波数分周比の組合
せが確立される。クロック制御ブロック4041は、O
CSレジスター内の第1組のビットに応じてクロック出
力VCLK及びSCLKへ第1組の比でクロックパルス
を供給し、レジスターOCS内の該第1組と代わった第
2組のビットに応じて第2組の比でクロックパルスを同
じクロック出力VCLK及びSCLKに供給する様に3
bを見よ)。
【0189】モードビットエントリーステップ8009
において、グラフッィクスプロセッサ120は制御レジ
スター4371のためのモードビットを入力する。該モ
ードビットは、選択回路4051による転送のためパケ
ットバス幅(packed bus width) と絵素幅とを選択する
ためにデコードステップ8011においてデコードされ
る。該パケットバス幅と絵素幅との比は、クロック制御
ブロック4041がドットクロックを分周してシフトク
ロックSCLKを生成するのに使われる分周比である。
この比は、計算され、又は制御レジスター4371のモ
ードからデコードされ又は表3bに示されている様に出
力クロック選択OSCレジスター4363を通して独立
に供給されることが出来る。
【0190】試験ステップ8013は、インデックスI
がその第一値を持っているか否か判定する。若しそうな
らば、分周比に等しい数N(例えば−モードでは32ビ
ットバス幅を絵素当たり8ビットで割ると4というNの
値に等しくなる)を有する複数のカラーコードが、ビデ
オメモリーからビデオ出力バス136(入力ステップ8
015)を介してプログラマブル・パレット4000内
の多ビット入力ラッチ4011に同時に入力される。ま
た、この時に、VGAビットなどの第2組のビットが、
若しあれば、図26の特徴コネクター6521などから
他のバスを介して入力される。
【0191】若し分割モードが次の試験ステップ801
7に存在するならば、複数のルックアップ・テーブル
(LUT)がアクセスステップ8019でカラーコード
ビットにより短縮したデコード時間で同時にアクセスさ
れ、他の所定のビットが、該分割モードに要求されるビ
ットの分割により確立される。工程はアクセスステップ
8019からポイントAを通って進む。さもなければ工
程は試験ステップ8017からポイントBを通って進
む。
【0192】図70を参照すると、ポイントBを通して
試験ステップ8017から進む工程はサンプルブランキ
ングステップ8021に到達し、ここで、図50、ず5
1に示されている様に累進的解像度でブランキングがサ
ンプリングされる。次に、VGAパススルーに関する判
定ステップ8023が来る。VGAパススルーが作動さ
せられれば、遅延ステップ8024は、ドットクロック
の遅延F1数だけVGABLANK−を遅延させる。そ
の後、転送ステップ8025はVGAカラーコードをル
ックアップ・テーブル・メモリー4021へ転送する。
この様にして、第1又は第2グラフィックスバスからカ
ラーコードを選択することによって入力ラッチ4011
からのカラーコードに応じてルックアップ・テーブルに
よりカラーデータワードが選択的に供給されると共に、
その選択された第1又は第2のグラフィックスバスに依
存してビデオ制御信号が出力されるべく選択される。
【0193】VGAパススルーが決定ステップ8023
で選択されないときは、工程は試験ステップ8027へ
進む。若しSSRTピンがアクティブでブランクがアク
ティブであれば、例えば図24、図36及び図38に従
ってエクストラSCLKステップ8029で余分のSC
LKパルスが出力される。これは、分割シフトレジスタ
ー転送に適応したシフトレジスターと、そのビデオメモ
リーを制御するディジタルコンピュータとのあるビデオ
メモリーを有すると共に、シフトクロック信号により刻
時されるタップ点カウンタを有し且つブランキング信号
を供給するブランキング回路を有するコンピューターグ
ラフィックスシステムを操作する方法を提供するもので
ある。ステップ8029は、該ブランキング信号により
確定されるブランキング間隔時にタップ点カウンタのた
めに余分のシフトクロックパルスを開始させる。試験ス
テップ8027の試験が満たされなければ、エクストラ
SCLKパルスステップ8029は迂回される。
【0194】ブランキング・プリセス・ステップ803
1は、固定した遅延量F2と入力ラッチ内のN個の絵素
をルックアップ・テーブル(LUT)に転送するのに必
要とされるサイクル数Nに等しいか又は比例する可変遅
延量との和に等しい可変遅延量だけブランキングを遅延
させる。固定した遅延量F2は、LUT、他の論理及び
デジタル−アナログ変換器4030の回路遅延を補償す
る。2Nドットクロックの可変遅延は、選択回路405
1がLUT及びデジタル−アナログ変換器と協働してカ
ラーコードを種々のモードに従って処理してカラーデー
タワードを供給し、ここでその処理により処理のための
該カラーコードの入力と該カラーデータワードの供給と
の間に種々の時間間隔を確立することを認める。この様
にして、ビデオ制御信号の例としてのブランキング信号
は、その種々の選択モードのうちの少なくとも二つで該
処理の時間間隔に相関させられる時間間隔だけ該処理と
同時に可変的に遅延させられることによって、その様に
遅延させられた該ビデオ制御信号を供給する。
【0195】ニブルモード試験ステップ8033は、ニ
ブルモードが要求されているか否か判定する。若しそう
ならば、転送ステップ8035は、入力ラッチ4011
からのインデックスIにより識別される高ニブル又は低
ニブル(ニブル入力の高レベル状態又は低レベル状態に
依存する)をルックアップ・テーブル・メモリー402
1に送る。さもなければ、工程は転送ステップ8037
に進む。ここで、入力ラッチ4011とルックアップ・
テーブル・メモリー4021との間に接続された選択回
路4051により構成されるバス幅結合回路は、プログ
ラムされたバス幅に従って該バスから最後のカラーコー
ドIを通す様にプログラムされる。有利なことに、該バ
ス幅結合回路は、選択可能な幅のカラーコードを該バス
の全幅にわたって逐次に且つ詰め込んで転送する。この
シーケンス又はサイクルは、図69乃至図71のプロセ
スの観点から、制御レジスター4371でモードによ
り、確立されたバス幅について入力ラッチ4011にロ
ードされたカラーコードの全てを転送するN回の間流れ
図を巡る一連のループである。
【0196】転送ステップ8037後、試験ステップ8
039は、真カラーが要求されているか或いはオーバー
レーが要求されているか検出する。この検出は、例えば
図33の検出器4036や図67のゼロ検出器6836
などの回路で伝えられる。若しそうならば、カラーデー
タワードを構成するのに充分なビット(例えば24)が
同時にデジタル−アナログ変換器4030に転送され、
ルックアップ・テーブル・メモリー4021はバイパス
ステップ8041でバイパスされる。転送ステップ80
25、8035、及びバイパスステップ8041のいず
れか、試験ステップ8039におけるNo、及び図69
のステップ8019後にポイントAに到達する。
【0197】図71に転ずると、工程は点Aから変換ス
テップ8043に進み、このステップ8043は、R、
G、Bなどのアナログカラー信号を作るためにデジタル
−アナログ変換器4030により実行される。種々の実
施例において該アナログ信号は、マトリクスド・カラー
信号(matrixed color signals)、又は、ラスター走査
ビデオを使わないカラー表示装置又は熟練労働者が発明
の実施に使用する随意の種類のカラー表示装置のための
ディスプレイ信号であることが出来ることが理解されな
ければならない。
【0198】次の試験ステップ8045は、遅延したブ
ランキングが低レベルアクティブであるか試験する。若
しそうならば、デジタル−アナログ変換器はブランクス
テップ8047でブランキングされる。さもなければ、
工程は決定ステップ8049に直接進む。インデックス
Iが数Nに達したならば、ゼロステップ8051でイン
デックスIは0にセットされる。さもなければ、工程
は、例えば、垂直syncパルス間の時間中にルックア
ップ・テーブル・メモリー4021の出力の与えられた
組で供給される特定の状態(例えば1)のビットのラン
ニング・カウントを更新する累算ステップ8053へ決
定ステップ8049から進む。図33の試験回路におい
て、ビットのランニング・カウントが赤、緑、及び青の
カラーデータワードバイトについて維持される。
【0199】次の決定ステップ8055は、試験モード
アクセスが要求されているか否か判定する。若しそうな
らば外部アクセスステップ8057は、累算器出力のビ
ットのランニング合計のカウント又はカウントに外部か
らアクセスする。また、この時に、デジタル−アナログ
変換器(DAC)4031、4033及び4035のア
ナログ試験も行われて、そのアナログ比較を表すビット
がデジタル−アナログ変換器試験レジスターからアクセ
スされる。若しステップ8055に試験モードが無いか
又はステップ8057が完了していれば、工程は決定ス
テップ8059に進んでインデックスIをインクリメン
トし、ポイントCを通過して図69及び図70へ試験ス
テップ8061に戻ってリセット状態について検査す
る。若しリセット状態が無ければ、工程は試験ステップ
8013へのループを完成させて実行を継続する。もし
リセットがあれば、工程は初期設定ステップ8003に
進み。ここでリセットが上げられるとき、工程はプログ
ラマブル・パレット4000の動作パラメータを再確立
する。
【0200】本実施例では、クロック制御ブロック40
41は、OCSレジスターにより確立されたクロック分
周比の種々の組合せを有する。他の実施例では、選択回
路4051の構成が、確立されたクロック分周比と対応
することを保証するために制御レジスター4371から
のデコードにより該クロック分周比を確立することが出
来る。その様な実施例では、OCSレジスターの特定の
ビットの0でない値は、制御レジスター4371からの
クロックデコードを無効にすることが出来るが、0とい
う値は制御レジスター4371からのデコードへのデフ
ォールトを許す。一貫性のための制御計画における他の
変形は、例えば垂直syncパルス間の時間にわたっ
て、ルックアップ・テーブル・メモリー4021の出力
の与えられた組で供給される特定の状態(例えば1)の
ビットのランニングカウントを更新する。図33の試験
回路において、ビットのランニングカウントが赤、緑及
び青のカラーデータワードバイトについて維持される。
一貫性、単純性、柔軟性及び信頼性のための制御計画に
おける変形も作ることが出来る。
【0201】図72に示されている他の局面では、択一
的な第1及び第2のデータ流の内部パレット制御が設け
られていて、別の細かな点が制御論理9001により示
されている。図31及び図33において、メモリー13
0入力又はVGA入力の選択は制御レジスター4371
のビット5(MCRB5)の入力により外部から制御さ
れる。
【0202】図33のマルチプレックサ4389などの
選択回路は、この2個のデータ流の間の選択を行い、カ
ラーコードをルックアップ・テーブル・メモリー402
1へ渡す。ルックアップ・テーブル・メモリー4021
は、カラーデータワードバイトをデジタル−アナログ変
換器4030に供給してカラー出力IOR、IOG及び
IOBを生じさせる。
【0203】制御レジスター4371のビット5は、直
ちにVGAを選択せずに、図72に表されているイメー
ジ内のフレーム9013の長方形部分の上へのインセッ
ト9011を可能にする。インセット9011は、又は
二次的グラフィックス・ウィンドウは、一方のデータ流
から表示され、該イメージの残り9015は他方のデー
タ流から表示される。どちらのデータ流がインセット9
011を供給するかは、制御レジスター4371の反転
ビットにより決定される。
【0204】該インセットのサイズ及び位置は、上左隅
の座標(X1、Y1)と下右隅の座標(X2、Y2)と
により画定される。これらの座標、制御論理9001の
レジスターセット9003にフィールドを書き込むグラ
フッィクスプロセッサ120により確立される。若し該
座標がインセットをスクリーン全体を覆わせるならば、
無条件の選択は図31〜図33のVGAパススルーと同
等である。
【0205】よって、パレットへのデータ流は、適切な
時にライン毎に自動的に転換されることが出来る。Xカ
ウンタ及びYカウンタを含むカウンタ・アレーは、クロ
ック制御ブロック4041からのドットクロックパルス
をカウントして、一方のデータ流から他方へ転換すると
きを決定する。カウンタ制御及び出力論理9005は、
選択信号を制御選択器4389に送る。該選択信号は、
制御レジスター4371の反転ビットに応じてカウンタ
制御及び出力論理9005で反転され又は反転されな
い。レジスター選択入力RS〔0−L〕は、パレット制
御のためのレジスターアクセスの全てを受け止めるのに
充分な数Lのラインを有する。
【0206】インセット9011の幾何学的形状は図解
の目的だけから長方形とされていて、他の幾何学図形が
レジスターセット9003内のレジスター、制御レジス
ター4371の制御ビット及びカウンタ制御及び出力論
理9005内の適当な回路により画定されることは明ら
かであろう。台形、多角形、三角形、円形、楕円形、湾
曲形、閉じたバンド形、及びその他の図形が、グラフッ
ィクスプロセッサ120への相当減少した処理負荷で適
当に具体化される。
【0207】図示の二つの他に追加のデータ流を実現す
ることが出来る。ハードウェアカーソル回路9019な
どにより、1個以上のデータ流を内部的に生成すること
が出来る。該カーソル回路は、自己制御され、又は、レ
ジスターセット9003にデータを供給する外部信号に
より外部から制御されることが出来る。レジスターセッ
ト9003内の入力/出力カーソル制御レジスター90
21は、カーソルに関する情報転送を取り次ぐ。ハード
ウェアカーソル回路9019は一実施例では制御論理9
001内のX及びYカウンタを共有してカーソルを位置
決めし、別の実施例では特別の専用のカウンタ(図示せ
ず)を有する。制御回路9001及びハードウェアカー
ソル回路9019は他の複雑な実施例ではプログラマブ
ル・パレット4000自体にオンチップで集積された二
次グラフィックス副プロセッサとして具体化される。
【0208】データ流のマルチプレックサ4389選択
の別の一層強力な制御は、該データ流の中の一つの以上
をデコーダ9031でデコードしてオーバーレー又はそ
の他の目的のための所定値を検出することにより与えら
れる。そのデコードの結果はラッチ9033に入力さ
れ、該ラッチの出力はカウンタ制御及び出力論理900
5に接続される。例えば、カウンタ制御及び出力論理9
005は、内部動的制御のためにラッチ9033又はカ
ウンタ制御及び出力論理9005へのマルチプレックサ
4389へ制御ラインを選択的に接続するモード制御ス
イッチを適当に含む。もっと複雑な構成では、デコード
の結果は、カウンタ制御情報と一緒に処理されて、マル
チプレックサ4389を制御し又は複雑なグラフィック
ス特徴を展開させる。
【0209】VGAなどの異なるバスからのデータ流を
統合することは、データにより表される種々のイメージ
が種々の解像度を有することを認識することによっても
改善される。全フレーム9013の諸部分が例えば等し
い解像度などの管理された解像度関係を有しなければな
らない場合には、グラフィックボード6505はVGA
制御回路9051に情報を供給するように接続され、こ
の制御回路は、低速のVGAデータを緩衝記憶し、第2
のデータ流を、第1データ流のデータ速度に等しいか又
は該速度に関連するデータ速度で供給する。第1データ
流の方が比較的に高い解像度を持っている場合には、低
解像度フレームは高解像度フレームより少ない絵素を持
っていて、その比較的に少数の絵素をインセット901
1の様なインセットとして有利に表示することが出来る
ので、第2データ流(例えばVGA)は恐らく観察者に
知覚されるとき縮小されたスケールで表示される。プロ
グラマブル・パレット4000内の制御ラッチ9041
は、カーソル制御及び出力論理9005からVGA制御
回路9051への制御情報の転送を取り次いでデータ速
度を制御すると共に、VGA制御回路9051内のバッ
ファーの送信動作を開始及び停止させることによってV
GAデータ流の開始及び停止のタイミングを決めるため
に適宜包含されている。制御ラッチ9041は、全サイ
ズVGAフレームをVGA解像度で見ることが希望され
ているときに、VGAを単にVGA制御回路9051を
通過させる第1モードを有する。ラッチ9041内のビ
ットにより確立される他の一つ以上のモードでは、VG
Aフレームの全体又は選択された一部が、制御可能なX
Y位置決めでウィンドウ又はインセット9011として
目立って表示される。
【0210】パンニングが希望されるアプリケーション
を具体化するためにプログラマブル・パレット4000
に改良されたパンニング能力が設けられている。メモリ
ー130は、ビデオ出力バス136及び入力ラッチ40
11の幅により収容される絵素の数Mの単位でパンニン
グを行う様に適宜制御される。この数M1を上回ると
き、メモリー130の制御によるパンニングは、連続す
るフレームがM個に及び複数の絵素だけイメージを横シ
フトさせることを含むことがあるので、或る程度の表示
の粗さが生じる可能性がある。次に説明するパレット改
良回路により、もっと滑らかなパンニングが得られる
が、これは1絵素インクリメントでのパンニングを提供
する。
【0211】パンニングプロセスが図74(a)−
(c)を参照して示される。メモリー130は、パンニ
ングされることの出来るイメージ情報を保持する様に構
成される。第1フレームのディスプレイにおいて、メモ
リー130は各バスロードで入力ラッチ4011へM
(例えば4)個の絵素(カラーコード)のグループを供
給する。この数Mは、シフトクロックSCLKの各アク
ティブ遷移エッジにより入力ラッチ4011の中へ刻時
されるバス上の絵素の数である。絵素は、入力ラッチ4
011及び選択回路4051を具体化する様に設計され
たバレル・シフト回路によりルックアップ・テーブル・
メモリー4021へ転送される。絵素は、図75に示さ
れている様に、ルックアップ・テーブル・メモリー40
21へ1、2、3、4順に転送される、図74(a)に
戻ると、該フレーム内の各ラインは最後のグループの絵
素(n−3)、(n−2)、(n−1)、(n)の転送
により完成されるが、ここでnはライン当たりの絵素の
数である。(若しライン長さnがMで均等に割り切れな
ければ、最後のグループ9490は、剰余の数の絵素を
有する。
【0212】図74(b)において、右へのパンニング
は、図74(a)のフレームに続くフレームから始ま
る。絵素1、2、3、4のうち、第1の絵素は選択回路
4051に無視され、ルックアップ・テーブル・メモリ
ー4021には転送されない。代わりに絵素2、3、4
が転送され、それから次のグループのM個の絵素がロー
ドされて全て転送される:5、6、7、8。グループ
(n−3)、(n−2)、(n−1)、(n)を含む全
ての後続のグループがロードされて転送される。その
後、別のロードが行われ、そのとき絵素(n+1)だけ
がブランキングが始まる前にルックアップ・テーブル・
メモリー4021へ転送される。
【0213】1絵素インクリメントでパンニングが希望
されるときには、右パンの第1フレームは図64(b)
に示されている通りである。右パンの次のフレーム(図
示せず)は絵素3、4を転送し、次に完全なグループが
全て各走査線にわたって続き、絵素(n+1)及び(n
+2)で終わる。右パンの第3フレーム(図示せず)は
絵素4を転送し、次にMの完全グループが各走査線にわ
たって続いて絵素(n+1)、(n+2)、(n+3)
で終わる。右パンの第4フレームは、グラフッィクスプ
ロセッサ120がパン動作を調整して、アクセスされる
べき第1グループをインクリメントすることによって、
5、6、7、8から始めてメモリー130にアクセスす
るのを除いて図74(a)と同じである。右パンの後続
のフレームは今詳細に説明したプロセスを巡る(図76
を見よ)1絵素解像度での左パンニングでは、左への第
1パンが図74(c)に示されている。ここで、グラフ
ッィクスプロセッサ120は、アクセスされるべき第1
グループをデクリメントしている。フレームの各ライン
上の転送されるべき第1グループは、随意に(−4)、
(−3)、(−2)、(−1)と称する絵素を含む。M
個の左方への絵素のグループの中の絵素(−1)だけが
ルックアップ・テーブル・メモリー4021へ転送され
る。次にグループ1、2、3、4が、最後のグループ9
490に到るまで、全ての絵素を伴ってルックアップ・
テーブル・メモリー4021へグループ毎に転送され
る。最後のグループでは、ブランキング前に絵素(n−
3)、(n−2)及び(n−1)だけがルックアップ・
テーブル・メモリー4021に到達する。
【0214】左パンの第2フレーム(図示せず)では、
絵素(−2)及び(−1)に1、2、3、4、等々が続
き、ディスプレイの走査線は絵素(n−3)及び(n−
2)で完成する。左パンの第3フレーム(図示せず)で
は、絵素(−3)、(−2)及び(−1)に1、2、
3、4、等々が続き、走査線は絵素(n−3)で完成す
る。左パンの第4フレームは図74(a)のそれと同様
であり、全ての絵素(−4)、(−3)、(−2)、
(−1)がルックアップ・テーブル・メモリー4021
へ転送され、最後のグループ9490を省略する。左パ
ンの後続のフレームは、今詳述したプロセスを巡る(図
76を見よ)。
【0215】図75において、右又は左パンを要求し、
所望の更なるパラメータを指定し、且つ、以下に詳述す
る様に最下位ビットLSB VRAMアドレスビットを
包含するために、1個以上のパンニングモードビット9
501がmux制御レジスター4371に含まれてい
る。該パンニングモードビットは、図75及び図31の
デコード及びカウンタ回路4052により入力ラッチ4
011を管理するフレーム毎のインクリメントを処理す
るパンニングカウンタ9507を含むパンニング制御回
路に接続されている。デコード及びカウンタ回路405
2は、パンニング制御回路9503内のパンニングカウ
ンタ9507に応じて右パンでは例えば第1グループ
1、2、3、4から数の絵素とグループ(n+1)、
(n+2)、(n−3)、(n+4)から数M−xの絵
素とを転送させる論理を含む様に構成されている。左パ
ンについては類似又は対称的な制御が行われる。数
は、パンニング制御回路9503内のパンニングカウン
タ9507によりフレーム毎にインクリメント(デクリ
メント)される。
【0216】メモリー130は、絵素グループのX座標
に対応するメモリー130に表明されたアドレス値の最
ホストビット(MSB)に基づいて、パンニングの目的
で適宜制御される。プログラマブル・パレット4000
は、そのアドレス値のLSBによりパンニングを適宜制
御する。例えば、プログラマブル・パレット4000の
入力ラッチ4011内の8個の絵素で、3個のLSBは
パレットでパンニングを制御し、MSB、即ち、VRA
Mアドレスビットの残りは、メモリー130でパンニン
グを制御する。
【0217】よって、パンニングについて、デコード及
びカウンタ回路4052は改良されていて、前述した様
に選択可能な幅の絵素でバス幅全体を埋める絵素を転送
することが出来るだけではなくて、バス全体を埋める絵
素の第1及び第2の部分集合を転送することが出来、そ
の第1部分集合は、パンニングされるフレームの各ライ
ンの始めに転送され、第2の補部分集合は、パンニング
されるフレーム内の各ラインの終わりに転送される。該
部分集合の絵素数は、パンニングカウンタ9507の数
xにより決められる通りに変化する。
【0218】図75及び図31のクロック制御ブロック
4041も、パンニングに必要とされるM個の絵素のグ
ループが入力ラッチ4011に供給される様にビデオク
ロックパルスVCLKをグラフッィクスプロセッサ12
0へ供給すると共にシフトクロックパルスSCLKをメ
モリー130へ供給し、各走査線でルックアップ・テー
ブル・メモリー4021への絵素の連続的転送を支援す
る様に構成されている。
【0219】図76は、第1部分集合のサイズのコラム
9601を示し、その各値はパンニングのためにそれぞ
れのフレームを制御する。入力ラッチ4011の全容量
(例えば32ビット)にわたる右パンニングがループ9
611Rの下向き矢印で示されている。始めにM個の絵
素全部が図76及び図74(a)で転送される。その
後、右パンの次のフレームのためにM−1個の絵素が図
76及び図74(b)の第1部分集合で転送され、その
後に、最後の1絵素(第1部分集合として)に到達する
まで右パンのx番目のフレームにおいてM−xが続き、
ループは復帰して最高でM個の絵素全部を転送する。
【0220】図76において、パンニングは16ビット
バスループ用のループ9613R、4ビットバスループ
用の9615R、及び1ビットバス用の9617R(例
は全てバス幅を尽くしていない)により図示の通りにプ
ログラマブル・パレット4000の選択可能なバス幅特
徴と統合されている。ループ9617Rは限定的場合で
あり、この場合はパンニングカウンタ9507は刻時さ
れるけれどもM=1から値を変化させず、パンニングは
実際問題としてVRAM制御によって行われる。図76
の左パンニングは概念として右パンニングと対称であ
る。ループ9611Lにおいて図74(a)の第1グル
ープのM個のビットがルックアップ・テーブル・メモリ
ー4021へ転送される。その後図76において図74
(c)の1個の絵素(−1)がフレームの各ラインの始
めに図75のラッチ4011内の第1部分集合から転送
される。その後、2個の絵素(−2)、(−1)が次の
フレームで転送され、そしてフレームの各ラインの始め
にM−1個の絵素が転送されるまでフレーム毎に転送さ
れてゆき、それからループ9611Lは復帰して図74
(a)の様に後続のフレーム内のM個の絵素全部を転送
する。同様ち、ループ9613L、9615L及び96
17Lは、左パンニングにおけ、もっと小さなバス幅に
ついての動作を示す。
【0221】図75において、クロック制御ブロック4
041′は、ブランキングBLANK−アクティブ低レ
ベルの終端9713に対して相対的に個のドットクロ
ック周期だけ進んだ追加のSCLKパルス9711を供
給するように構成されている。進みは、フレーム数
の関数として変化するものであって、右パンニングでは
に等しく、(図74(b)を比較すること)、この場
合(M−x)個の絵素がラインの始めに終端9713後
に転送される。進みは左パンニングではM−xに等し
く(図74(c)を比較すること)、この場合には
の絵素がラインの始めに終端9713後に転送される。
斯くして追加のSCLKパルス9711は絵素の最初の
グループを転送し、その部分集合だけが実際にルックア
ップ・テーブル・メモリー4021に転送される。ブラ
ンキングの終端9713後の最初の完全なSCLKパル
スは、最初のグループに連続してルックアップ・テーブ
ル・メモリー4021に全て転送されることになるM個
の絵素のグループを入力するために数個のドットクロッ
ク周期だけ遅延させられる。
【0222】図78は、2個の入力ラッチ4011A及
び4011Bを使う他のパンニング実施例を示してお
り、この場合には進みは工程されていて、フレーム数
の関数として変化しない。図78の実施例では、タイミ
ングは図77の波形SCLK(2−LATCHES)に
より表される。ここでは、1サイクルのSCLKが、S
CLKの周期に等しい時間間隔9721に挿入され、そ
の時間間隔9721は、ブランキングが終わるのと同じ
瞬間に終わる。
【0223】図78において、ビデオ出力バス136
は、入力ラッチ4011A及び4011Bにより示され
ている複数(ここでは2個)のラッチに接続されてい
る。クロック制御ブロック4041”は、図77の場合
の様にシフトクロックSCLK(2−LATCHES)
を供給する。また、クロック制御ブロック4041”
は、パンニング制御9503及びパンニングカウンタ9
507に応じて、SCLKと同じ周期を有するロード信
号LOADA及びLOADBをラッチ4011A及び4
011Bにそれぞれ供給する。LOADBは、フレーム
が0でなくて、ラインの始めの絵素の最初のグルー
プがシフトされるべきであるときに、この実施例では単
一のパルスとして挿入される。図75のこの実施例にお
けるパンニングの目的を除いて、他の目的のためにLO
ADBはアクティブとなることが出来、その他の場合に
はLOADBは非アクティブである。LOADBは図7
4(a)−(c)において各ライン内の全ての連続する
絵素のグループにおいてラッチングするパルスの系列で
ある。ラッチ4011A及び4011Bのいずれかから
選択回路4051を介してルックアップ・テーブル・メ
モリー4021への転送はドットクロック速度で行われ
る。各ラインの終わりのブランキングの終わり9713
は、転送される残りの絵素を消滅させる。選択回路40
51による入力ラッチ4011A又は4011Bの選択
と、各グループからルックアップ・テーブル・メモリー
4021へ転送される絵素の数とは図74(a)−
(c)との関連で説明したパンニング制御9503によ
り調整される。その他の場合には図65の回路が働き、
既述の対応する数字を有する図75の回路と同様に構成
される。
【0224】以上、幾つかの好適な実施例について説明
した。本発明の範囲は、説明したものと表面的に異なる
実施例をも包含するものであることが理解されなければ
ならない。幾つかの例では、組合せられて使用されるカ
ラーディスプレイ装置は、ラスター走査陰極線管モニタ
ー、他のラスター走査装置、ラスター走査されるもので
はなくて、並列に配置されたライン又はフレーム・ドラ
イブ・カラープリンタ、フィルム書式作成装置、及びそ
の他の液晶、プラズマ、ホログラフィー、変形マイクロ
ミラー型ハードコピーディスプレイを有する装置、及び
その他の非CRT技術のディスプレイ、及び3次元型及
びその他の非平面イメージ形成技術であることが出来
る。マイクロプロセッサ及びマイクロコンピュータは、
或る文脈では、マイクロコンピュータはメモリーを必要
とするということを意味するのに使われている;本書で
は、これらの用語は同義語となって同等のものを指すの
に使われこともある。処理回路という句は、ASIC回
路、PAL、PLA、デコーダ、メモリー、非ソフトウ
ェアに基づくプロセッサ、或いはその他の回路、或いは
随意のアーキテクチャのマイクロプロセッサ及びマイク
ロコンピュータを含むディジタルコンピュータ、或いは
その組合せ、を包含する。パレットは、或る文脈では特
別のルックアップ・テーブルを指しており、本明細書で
は、この概念は、DA変換器、選択器、タイミング制
御、及び機能的及び試験性回路及びインターフェースな
どの付随の1個以上の回路と組み合わされた代替のカラ
ーデータワード発生も含む。内部及び外部接続は、抵抗
性、容量性、直結性又は介在回路経由の間接性の接続、
又はその他の望み通りの接続であることが出来る。実施
は、ぶつ別の構成要素で、或いは、シリコン、砒化ガリ
ウム、及びその他の電子材料による完全な集積回路で、
また光学やその他の技術に基づく形及び実施例で行うこ
とが考えられる。本発明の種々の実施例はバードウェ
ア、ソフトウェア或いはマイクロコーデッド・ファーム
ウェアを使用出来ることが理解されるべきである。本書
のプロセス図はマイクロコードによる実施例及びソフト
ウェアに基づく実施例のための流れ図をも表す。
【0225】実施例に関してこの発明を説明したが、こ
の明細書は限定的意味に解されるべきでない。実施例の
種々の修正及び組合せ、並びに本発明の他の実施例は、
この明細書を読めば当業者は明らかであろう。従って、
特許請求の範囲の欄の記載内容は、発明の真の範囲に属
するあらゆる修正や実施例を包摂するものと考えられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピューターグラフィックスシステムのブロ
ック図である。
【図2】グラフィックス副プロセッサのブロック図を示
す。
【図3】分割型直列レジスター(split serial registe
r )と関連して作動するビデオメモリーの拡張し、様式
化した図である。
【図4】グラフィックディスプレイを示す。
【図5】メモリーアレーを示す。
【図6】異なる時における直列レジスター内のビットを
示す。
【図7】異なる時における直列レジスター内のビットを
示す。
【図8】異なる時における直列レジスター内のビットを
示す。
【図9】異なるサイズのメモリーについての行及び列ア
ドレス配列を示す。
【図10】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図11】異なるアドレスの物理的構成に従って直列レ
ジスターのタップ点を制御するためのマスクビットを示
す。
【図12】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図13】異なるサイズのメモリーについての行及び列
アドレス配列を示す。
【図14】直列レジスターの制御のための図2のグラフ
ィックス副プロセッサにおける制御レジスターのブロッ
ク図である。
【図15】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図16】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図17】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図18】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図19】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図20】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図21】図14の制御レジスターにおけるビットを示
す。
【図22】分割型シフトレジスター転送のためのブラン
キング時のパルスの挿入のための改良された回路のブロ
ック図である。
【図23】シフトレジスター転送の一つの形における信
号の波形図である。
【図24】信号の波形図であり、分割型シフトレジスタ
ー転送におけるブランキング時にパルス挿入される。
【図25】図1のコンピューターグラフィックスシステ
ムのための印刷配線板の略図である。
【図26】VGAパススルー(VGA pass th
rough)のある図25の印刷配線板が付加されたV
GAのあるコンピューターグラフィックスシステムのブ
ロック図である。
【図27】プログラマブル・パレットのための同期多重
化のブロック図である。
【図28】ニブルモードで2個のビデオRAMを使用す
るコンピューターグラフィックスシステムのブロック図
である。
【図29】複合ファクシミリ兼写真複写プリンタシステ
ムのブロック図である。
【図30】プリンタとビデオディスプレイとを有するコ
ンピューターグラフィックス及びイメージ認識システム
のブロック図である。
【図31】クロック及びビデオ制御及びその他の特徴を
強調するプログラマブル・パレットのブロック図。
【図32】ブランク及び同期信号のタイミングを示すラ
スター走査ビデオディスプレイにおける2本の走査線の
拡大図である。
【図33】図31のプログラマブル・パレットのブロッ
ク図であり、パケットバス、選択可能絵素幅能力;真カ
ラー・オーバーレー特徴;VGAパススルー;1蓄積
(ones-accumulation )及びアナログ試験特徴;及び其
の他の特徴を強調する。
【図34】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トの一動作モードにおけるドット・クロック(絵素クロ
ック)、ビデオ・クロックVCLK、及びシフト・クロ
ックSCLK波形の波形図である。
【図35】SSRTパルス挿入が不能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数に等しいときの図31及び図3
3のプログラマブル・パレットについての波形図であ
る。
【図36】SSRTパルス挿入が可能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数に等しいときの図31及び図3
3のプログラマブル・パレットについての波形図であ
る。
【図37】SSRTパルス挿入が不能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数の4倍であるときの図31及び
図33のプログラマブル・パレットについての波形図で
ある。
【図38】SSRTパルス挿入が可能にされ、SCLK
周波数がVCLK周波数の4倍に等しいときの図31及
び図33のプログラマブル・パレットについての波形図
である。
【図39】同期及びブランキングのための回路が付加さ
れた、アナログカラー信号のためのDA変換器の略図で
ある。
【図40】同期信号の横に位置するフロントポーチ及び
バックポーチのあるアナログビデオ及びブランキングを
含む複合ビデオ出力の二つの波形図である。
【図41】同期信号の横に位置するフロントポーチ及び
バックポーチのあるアナログビデオ及びブランキングを
含む複合ビデオ出力の二つの波形図である。
【図42】図22におけるタイミング関係を示す分割型
シフトレジスター転送のためのパルス挿入の波形図であ
る。
【図43】特別のニブル・モードにおけるタイミングを
示す図31及び図33のプログラマブル・パレットにつ
いての波形図である。
【図44】図33の試験回路についての状態遷移図であ
る。
【図45】図33の試験回路中のアナログ試験回路につ
いての略図である。
【図46】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トの回路を担うチップを保持した半導体チップパッケー
ジのピンの図である。
【図47】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トにおけるレジスター選択ビットRS0−RS3、及び
読み出し信号、書込み信号及びデータ信号のタイミング
の波形図である。
【図48】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トにおけるクロック及びビット制御信号のタイミングの
波形図である。
【図49】SSRTパルス挿入が可能にされているとき
のブランキング、SSRT入力、及びシフトクロックS
CLKのタイミングの波形図である。
【図50】図39のディジタル−アナログ変換器などの
ディジタル−アナログ変換器をブランキングするために
サンプリングされたブランク信号(X24のQ出力)を
確立するために、時間分解能がだんだん高くなるクロッ
ク信号でブランキング信号をサンプリングするプロセス
におけるタイミングの波形図である。
【図51】図39のディジタル−アナログ変換器などの
ディジタル−アナログ変換器をブランキングするために
サンプリングされたブランク信号(X24のQ出力)を
確立するために、時間分解能がだんだん高くなるクロッ
ク信号でブランキング信号をサンプリングするプロセス
におけるタイミングの波形図である。図50のブランク
信号をサンプリングするプロセスを実行するために上昇
する時間分解能で刻時されるフリップフロップの略図で
ある。
【図52】図50のブランク信号をサンプリングするプ
ロセスを実行するために上昇する時間分解能で刻時され
るフリップフロップの略図である。
【図53】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トにおけるクロック制御回路の略図である。
【図54】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トにおいてブランキング信号をサンプリングして選択可
能な可変遅延をもたらす回路の部分図である。
【図55】図31及び図33のプログラマブル・パレッ
トにおいてブランキング信号をサンプリングして選択可
能な可変遅延をもたらす回路の部分図である。
【図56】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図57】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図58】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図59】図54及び図55の回路部分の詳細な図であ
る。
【図60】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図61】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図62】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図63】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図64】図31及び図33の試験回路のための累算器
回路の部分図である。
【図65】図31及び図33の試験回路のための累算器
・マルチプレックサのブロック図である。
【図66】図31及び図33の試験回路のための累算器
・マルチプレックサのブロック図である。
【図67】オーバーレーのための別の回路のブロック図
であり、図33のプログラマブル・パレットにおける少
数ビットの検出の代わりに、多数ビットにおける特別の
値の検出によってオーバーレーが選択される様になって
いる。
【図68】分割モード(splitting modes )並びに並列
デコーダ及びルックアップ・テーブル・メモリーを使用
するプログラマブル・パレットにおける短縮したデコー
ド時間のための別の回路のブロック図である。
【図69】プログラマブル・パレット及びシステムを走
査するプロセス及び方法の流れ図の1/3である。
【図70】プログラマブル・パレット及びシステムを走
査するプロセス及び方法の流れ図の1/3である。
【図71】プログラマブル・パレット及びシステムを走
査するプロセス及び方法の流れ図の1/3である。
【図72】VGAパススルー及びカーソル発生の内部動
的制御のための回路のブロック図である。
【図73】挿入画として付加された第2のグラフィック
スイメージを伴うグラフィックススクリーンの図であ
る。
【図74】(a)、(b)、(c)は各々、右及び左の
パンニングを説明するためのビデオフレームの2本の線
における絵素の図である。
【図75】パンニングを支援する回路の第1実施例のブ
ロック図である。
【図76】バス幅の異なるシステムでの右及び左のパン
ニングのプロセス・ループを示す図である。
【図77】図65及び図68のパンニング回路の二つの
実施例におけるSCLKのタイミングの波形図である。
【図78】パンニング回路の第2実施例のブロック図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー エル ナイ アメリカ合衆国 テキサス州 77099 ヒューストン ウェスト ベルフォート 11675 アパートメント 1720 (72)発明者 ジェリー アール ファン アーカン アメリカ合衆国 テキサス州 77478 シュガー ランド ファーンヒル 13563 (72)発明者 カーレル アール キルブルー ジュニ ア アメリカ合衆国 テキサス州 77479 シュガー ランド パスツール レーン 3034 (72)発明者 マイケル ディー アサル アメリカ合衆国 テキサス州 77479 シュガー ランド ウェスト ラングク レスト 3207 (72)発明者 リチャード ディー シンプソン イギリス ベッドフォード パヴェナム ロード 16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/06 G06T 1/60

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のクロック発振器と共に用いる集積回
    路であって、 半導体チップと、 前記半導体チップ上に作られ、半導体チップに与えられ
    たクロックパルスに応答する機能実行回路と、 前記機能実行回路に接続されたピンと少なくとも一対の
    第1と第2の選択可能な型式のクロック入力ピンを含む
    複数のクロック入力ピンを有する半導体チップパッケー
    ジと、 入力クロック制御情報を外部から入力するために前記ピ
    ンを介してアクセス可能な入力クロック選択レジスター
    と、 前記入力クロック選択レジスターに入力された前記クロ
    ック制御情報に応答し、前記クロック発振器のための前
    記クロック入力ピンに接続された入力を有するクロック
    制御回路であって、クロックパルスが前記入力クロック
    選択レジスターに入力された前記入力クロック制御情報
    に従って前記機能実行回路に与えられるように、前記機
    能実行回路は、前記クロック制御回路に接続され、前記
    クロック制御回路は、前記入力クロック選択レジスター
    における第1セットのビットに応答して前記機能実行回
    路に供給するための前記第1の選択可能な型式のクロッ
    ク入力ピンで第1のトランジスタ−トランジスタ論理ク
    ロック発振器の信号の受信を選択し、前記入力クロック
    選択レジスターにおける第2セットのビットに応答して
    前記機能実行回路に供給するための前記第2の選択可能
    な型式のクロック入力ピンで第2のトランジスタ−トラ
    ンジスタ論理クロック発振器の信号の受信を選択し、お
    よび前記入力クロック選択レジスターにおける第3セッ
    トのビットに応答して前記機能実行回路に供給するため
    の前記第1と第2の選択可能な型式のクロック入力ピン
    間で差動入力エミッタ結合された論理クロック発振器の
    信号の受信を選択するクロック制御回路、 を有することを特徴とする集積回路。
  2. 【請求項2】前記クロック制御回路は、前記入力クロッ
    ク選択レジスターに接続された選択回路を有し、これに
    より選択されたクロック発振器を前記入力クロック選択
    レジスターの内容に応じて前記機能実行回路へ結合する
    前記クロック入力ピンの一つを選択することを特徴とす
    る請求項1に記載の集積回路。
  3. 【請求項3】更に、出力クロック制御情報を外部から入
    力するための前記ピンを介してアクセス可能な出力クロ
    ック選択レジスタを有し、且つ前記クロック制御回路
    は、前記出力クロック選択レジスタによってプログラマ
    ブル周波数分周器を有し、そして前記周波数分周器は、
    前記出力クロック選択レジスターの内容に依存する比に
    よって、前記クロック入力ピンの一つに外部から供給さ
    れたクロックパルスを分周するために接続されることを
    特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  4. 【請求項4】前記周波数分周器は、前記出力クロック選
    択レジスターに応答する分割回路を有し、前記出力クロ
    ック選択レジスターに入力された出力クロック制御情報
    によって確立された比の組み合わせで周波数分割される
    複数の異なるクロックパルス出力を発生することを特徴
    とする請求項3に記載の集積回路。
  5. 【請求項5】前記半導体チップパッケージのピンは、前
    記出力クロック選択レジスターの第1のセットのビット
    に応答して第1の比の組み合わせで、クロックパルスを
    前記クロック出力ピンに供給し、且つ前記出力クロック
    選択レジスターの第2のセットのビットに応答して第2
    の比の組み合わせで、クロックパルスを同じクロック出
    力ピンに供給する前記周波数分周器の出力に接続された
    複数のクロック出力ピンを有することを特徴とする請求
    項4に記載の集積回路。
  6. 【請求項6】更に、出力クロック制御情報を外部から入
    力するための前記ピンを介してアクセス可能な出力クロ
    ック選択レジスターを有し、 前記半導体チップパッケージピンは、ある周波数分周比
    の組み合わせで分周されるクロックパスル周波数のため
    の前記クロック制御回路の出力に接続される複数のクロ
    ックパルスピンを有し、その組み合わせは、前記出力ク
    ロック選択レジスターに入力される出力クロック制御情
    報によって選択されるることを特徴とする請求項1に記
    載の集積回路。
  7. 【請求項7】前記クロック制御回路は、前記出力クロッ
    ク選択レジスターに記憶された所定の出力クロック制御
    情報に応答して、前記クロック出力ピンの少なくとも1
    つに所定の論理レベルを出力することを特徴とする請求
    項6に記載の集積回路。
  8. 【請求項8】更に、出力クロック制御情報を外部から入
    力するための前記ピンを介してアクセス可能な出力クロ
    ック選択レジスターを有し、 前記クロック制御回路は、前記入力クロック制御選択レ
    ジスターに接続され、それにより前記クロック発振器の
    選択された一つからクロックパルスを受け取るためにピ
    ンを選択し、且つ前記クロック制御回路は、前記出力ク
    ロック選択レジスターに接続されるプログラマブル周波
    数分周器を有し、前記出力クロック選択レジスターの内
    容に依存する比により、選択されたピンからのクロック
    パルスを分周することを特徴とする請求項1に記載の集
    積回路。
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