JP3090340B2 - 軟化点改善剤としてポリオールを使用する水添加型断熱材料の製造のために適したフォーム組成物、および該組成物を用いて得られる断熱材料 - Google Patents
軟化点改善剤としてポリオールを使用する水添加型断熱材料の製造のために適したフォーム組成物、および該組成物を用いて得られる断熱材料Info
- Publication number
- JP3090340B2 JP3090340B2 JP03087231A JP8723191A JP3090340B2 JP 3090340 B2 JP3090340 B2 JP 3090340B2 JP 03087231 A JP03087231 A JP 03087231A JP 8723191 A JP8723191 A JP 8723191A JP 3090340 B2 JP3090340 B2 JP 3090340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyol
- piping
- insulating material
- water
- foam composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/48—Polyethers
- C08G18/4829—Polyethers containing at least three hydroxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/48—Polyethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/30—Low-molecular-weight compounds
- C08G18/32—Polyhydroxy compounds; Polyamines; Hydroxyamines
- C08G18/3203—Polyhydroxy compounds
- C08G18/3206—Polyhydroxy compounds aliphatic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2110/00—Foam properties
- C08G2110/0041—Foam properties having specified density
- C08G2110/0058—≥50 and <150kg/m3
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G2110/00—Foam properties
- C08G2110/0083—Foam properties prepared using water as the sole blowing agent
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水添加型(water-blow
n)断熱材料の製造のために適したフォーム(foam)組成
物に関するものである。本発明はまた、水添加型断熱材
料の製造のときに軟化点改善用ポリオールまたはポリオ
ール混合物を使用することにも関し、さらにまた、これ
によって得られる断熱材料自体にも関する。
n)断熱材料の製造のために適したフォーム(foam)組成
物に関するものである。本発明はまた、水添加型断熱材
料の製造のときに軟化点改善用ポリオールまたはポリオ
ール混合物を使用することにも関し、さらにまた、これ
によって得られる断熱材料自体にも関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンフォームが種々の分野(た
とえば種々の地区の加熱用配管系)において断熱材料と
して有利に使用できることは既に公知である。すなわち
ポリウレタンフォーム系断熱材料は、使用開始時におい
ても、また、(高温下に)長期間使用された後において
も良好な断熱性および耐久性を有する。従来一般に発泡
剤として使用されていた完全にハロゲン化された炭化水
素(たとえばクロロフルオロカーボン、略称CFC)は
環境に悪影響を与える(たとえば、これは成層圏のオゾ
ン層に悪影響を与える)旨の研究結果が発表されたの
で、標準的なフォーム組成物において、発泡剤であるハ
ロゲン化された炭化水素またはその一部の代りに使用で
きる別の発泡剤の開発に関する研究が多数行われるよう
になった。
とえば種々の地区の加熱用配管系)において断熱材料と
して有利に使用できることは既に公知である。すなわち
ポリウレタンフォーム系断熱材料は、使用開始時におい
ても、また、(高温下に)長期間使用された後において
も良好な断熱性および耐久性を有する。従来一般に発泡
剤として使用されていた完全にハロゲン化された炭化水
素(たとえばクロロフルオロカーボン、略称CFC)は
環境に悪影響を与える(たとえば、これは成層圏のオゾ
ン層に悪影響を与える)旨の研究結果が発表されたの
で、標準的なフォーム組成物において、発泡剤であるハ
ロゲン化された炭化水素またはその一部の代りに使用で
きる別の発泡剤の開発に関する研究が多数行われるよう
になった。
【0003】前記の好ましくないハロゲン化された炭化
水素の代りに、化学的発泡剤としての作用を有する水が
使用できるかもしれないということが以前から予想され
ていた。たとえば欧州特許出願公開第0,358,28
2号公報には、可とう性を有する軟質ポリウレタンフォ
ームの製造のために適したフォーム組成物において、水
を含有し、かつ、水にポリアクリレートを置換分として
添加して調製したものであることを特徴とするフォーム
組成物が開示されている。上記の公知組成物の場合に
は、次の反応が起る(中間反応)。
水素の代りに、化学的発泡剤としての作用を有する水が
使用できるかもしれないということが以前から予想され
ていた。たとえば欧州特許出願公開第0,358,28
2号公報には、可とう性を有する軟質ポリウレタンフォ
ームの製造のために適したフォーム組成物において、水
を含有し、かつ、水にポリアクリレートを置換分として
添加して調製したものであることを特徴とするフォーム
組成物が開示されている。上記の公知組成物の場合に
は、次の反応が起る(中間反応)。
【0004】 1) R-N=C=O + H2 O → R-N(H)-C(O)-OH 2) R-N(H)-C(O)-OH → R-NH2 + CO2 3) R-N=C=O + R-NH2 → R-N(H)-C(O)-N(H)-R ─────────────────────────── 2 R-N=C=O + H2 O → R-N(H)-C(O)-N(H)-R + CO2
【0005】複雑な形状の断熱材料(たとえば配管用断
熱材料)の製造のために使用されるフォーム組成物は、
次の条件をみたすものでなければならない。たとえば、
一般に3mを越える長さの配管の全長にわたって断熱処
理を行うために、充填すべき大なる容積を有する場所全
体にわたって均質にかつ確実に充填できるように、フォ
ーム組成物は充分な流動性をもつものでなければならな
い。さらにまた、断熱処理を行うべき場所の空間を包囲
するケーシングに、その場で生成したフォームコアが確
実に接着し、しかもその接着性が非常に良好でなければ
ならず、たとえば、配管の断熱部において、外側の管
(たとえばコロナ放電処理を行ったHDPE)の内面、
および内側の管(たとえばサンドブラスト処理を行った
鋼管)の外面との両者への接着性が非常に良好でなけれ
ばならない。さらにまた、他の種々の条件を課せられる
場合も多く、たとえば、発泡体のせん断強度および充填
密度が最小値でなければならないという条件が課せられ
る場合もあるので、これらの条件も勿論みたさなければ
ならない(たとえば、配管の断熱処理に関するCENお
よびAMPAの規格を参照されたい)。
熱材料)の製造のために使用されるフォーム組成物は、
次の条件をみたすものでなければならない。たとえば、
一般に3mを越える長さの配管の全長にわたって断熱処
理を行うために、充填すべき大なる容積を有する場所全
体にわたって均質にかつ確実に充填できるように、フォ
ーム組成物は充分な流動性をもつものでなければならな
い。さらにまた、断熱処理を行うべき場所の空間を包囲
するケーシングに、その場で生成したフォームコアが確
実に接着し、しかもその接着性が非常に良好でなければ
ならず、たとえば、配管の断熱部において、外側の管
(たとえばコロナ放電処理を行ったHDPE)の内面、
および内側の管(たとえばサンドブラスト処理を行った
鋼管)の外面との両者への接着性が非常に良好でなけれ
ばならない。さらにまた、他の種々の条件を課せられる
場合も多く、たとえば、発泡体のせん断強度および充填
密度が最小値でなければならないという条件が課せられ
る場合もあるので、これらの条件も勿論みたさなければ
ならない(たとえば、配管の断熱処理に関するCENお
よびAMPAの規格を参照されたい)。
【0006】標準的な組成のフォーム組成物において、
発泡剤としてCFC−11の代りに水を使用した場合に
は、ポリオール成分の粘度が非常に高くなり、かつ、外
側および/または内側のケーシングに対するフォームの
接着性が低下することを、本発明者は発見した。さらに
また本発明者は、組成物中のポリオール(またはポリオ
ール混合物)の粘度をできるだけ大きく低下させること
によって前記の欠点が解消できることを見出した。この
粘度低下は、ポリオール(またはポリオール混合物)の
公称平均官能度(Fn)およびヒドロキシル価(OH
v)を低下させること等によって達成できる。さらにま
た本発明者は、水添加型断熱材料の場合には、その用途
適性の向上のために、さらに別の条件をみたさなければ
ならず、すなわち、高温である作業温度において充分な
寸法安定性を有するものでなければならないことを見出
した。
発泡剤としてCFC−11の代りに水を使用した場合に
は、ポリオール成分の粘度が非常に高くなり、かつ、外
側および/または内側のケーシングに対するフォームの
接着性が低下することを、本発明者は発見した。さらに
また本発明者は、組成物中のポリオール(またはポリオ
ール混合物)の粘度をできるだけ大きく低下させること
によって前記の欠点が解消できることを見出した。この
粘度低下は、ポリオール(またはポリオール混合物)の
公称平均官能度(Fn)およびヒドロキシル価(OH
v)を低下させること等によって達成できる。さらにま
た本発明者は、水添加型断熱材料の場合には、その用途
適性の向上のために、さらに別の条件をみたさなければ
ならず、すなわち、高温である作業温度において充分な
寸法安定性を有するものでなければならないことを見出
した。
【0007】標準的なCFC添加型配管用絶縁材料は1
30℃までの作業温度において容易に軟化しないが、低
粘度のポリオールから製造された水添加型配管用絶縁材
料は前記作業温度よりも低い温度においてさえ軟化する
ことが見出された。フォームコアによって外側の管から
離隔して保たれていた内側の管が、前記のフォームコア
軟化の際には重力または他の力によって外側の管(すな
わち、より低い温度の管)と接触してしまい、その結果
として断熱性が低下することがあり得る。一般に内側の
管は、フォームコアによる支持の代りに別の支持手段
(たとえば間柱またはスペーサ等)によっても支持でき
るけれども、このような支持手段を用いた場合には、労
力費および材料費が高くなるために全体の費用が上昇
し、かつ断熱性が多少低下する。したがって、フォーム
コアによって内側の管を充分に支持するのが一層好まし
いといえよう。
30℃までの作業温度において容易に軟化しないが、低
粘度のポリオールから製造された水添加型配管用絶縁材
料は前記作業温度よりも低い温度においてさえ軟化する
ことが見出された。フォームコアによって外側の管から
離隔して保たれていた内側の管が、前記のフォームコア
軟化の際には重力または他の力によって外側の管(すな
わち、より低い温度の管)と接触してしまい、その結果
として断熱性が低下することがあり得る。一般に内側の
管は、フォームコアによる支持の代りに別の支持手段
(たとえば間柱またはスペーサ等)によっても支持でき
るけれども、このような支持手段を用いた場合には、労
力費および材料費が高くなるために全体の費用が上昇
し、かつ断熱性が多少低下する。したがって、フォーム
コアによって内側の管を充分に支持するのが一層好まし
いといえよう。
【0008】本発明者は種々の研究および実験を行った
結果、130℃以上の軟化点を有する水添加型断熱材料
(すなわち、CFC添加型断熱材料の場合と同様な軟化
点を有する水添加型断熱材料)を確実に製造するため
に、使用されるポリオールまたはポリオール混合物のF
n、OHvおよび粘度をできるだけ高くする必要がある
ことを見出した(粘度は、FnおよびOHvの上昇の結
果として高くなることもあり得る)。長年月にわたって
連続的かつ大規模に行われた研究の主題は、充填性およ
び接着性の改善および軟化点の上昇であったが、このこ
とは前記の説明から容易に理解されるであろう。本発明
の目的の一つは、水添加型断熱材料に使用されるフォー
ム組成物に配合したときに、充分な流動性および適切な
接着性を該組成物に確実に与え、さらにまた、前記の水
添加型断熱材料の軟化点を130℃より高い値にすると
いう効果を奏するポリオールを選択することである。
結果、130℃以上の軟化点を有する水添加型断熱材料
(すなわち、CFC添加型断熱材料の場合と同様な軟化
点を有する水添加型断熱材料)を確実に製造するため
に、使用されるポリオールまたはポリオール混合物のF
n、OHvおよび粘度をできるだけ高くする必要がある
ことを見出した(粘度は、FnおよびOHvの上昇の結
果として高くなることもあり得る)。長年月にわたって
連続的かつ大規模に行われた研究の主題は、充填性およ
び接着性の改善および軟化点の上昇であったが、このこ
とは前記の説明から容易に理解されるであろう。本発明
の目的の一つは、水添加型断熱材料に使用されるフォー
ム組成物に配合したときに、充分な流動性および適切な
接着性を該組成物に確実に与え、さらにまた、前記の水
添加型断熱材料の軟化点を130℃より高い値にすると
いう効果を奏するポリオールを選択することである。
【0009】
【発明の構成】したがって本発明は、(i)ポリオール
またはポリオール混合物、(ii)1種またはそれ以上の
有機ポリイソシアネート、(iii)水および(iv)当該技
術分野で公知の助剤を含有し、前記ポリオールまたはポ
リオール混合物が公称平均官能度(Fn)2.7−4.
3、ヒドロキシル価(OHv)325−500mgKO
H/g、粘度(20℃において測定)350−2300
mPa.sのものであるフォーム組成物から調製される
ポリウレタンフォームを含む配管用断熱材料に関するも
のである。好ましくは、該ポリオールまたはポリオール
混合物はFn=3.0−3.7、OHv=425−50
0mgKOH/g、粘度400−1800mPa.sの
ものである。長期間にわたる耐久性の面から見て、前記
ポリオールまたはポリオール混合物はC、HおよびOの
みからなる元素組成のものであることが一層好ましい。
容易に理解されるように、粘度は別の温度において測定
してもよく、その場合には前記の値と多少異なる値が得
られるであろう。
またはポリオール混合物、(ii)1種またはそれ以上の
有機ポリイソシアネート、(iii)水および(iv)当該技
術分野で公知の助剤を含有し、前記ポリオールまたはポ
リオール混合物が公称平均官能度(Fn)2.7−4.
3、ヒドロキシル価(OHv)325−500mgKO
H/g、粘度(20℃において測定)350−2300
mPa.sのものであるフォーム組成物から調製される
ポリウレタンフォームを含む配管用断熱材料に関するも
のである。好ましくは、該ポリオールまたはポリオール
混合物はFn=3.0−3.7、OHv=425−50
0mgKOH/g、粘度400−1800mPa.sの
ものである。長期間にわたる耐久性の面から見て、前記
ポリオールまたはポリオール混合物はC、HおよびOの
みからなる元素組成のものであることが一層好ましい。
容易に理解されるように、粘度は別の温度において測定
してもよく、その場合には前記の値と多少異なる値が得
られるであろう。
【0010】本発明に適したポリオールの例には、アル
コキシ化されたジオール、トリオールおよびそれよりO
H官能度の高い出発物質があげられ、その具体例として
はプロポキシル化されたモノ−およびジエチレングリコ
ール、プロポキシル化されたグリセロール、プロポキシ
ル化されたペンタエリスリトール、プロポキシル化され
たソルビトール等があげられる。適当なポリオールの別
の例には、前記の出発物質をエトキシル化またはエトキ
シル化/プロポキシル化することによって製造されたポ
リオールがあげられる。
コキシ化されたジオール、トリオールおよびそれよりO
H官能度の高い出発物質があげられ、その具体例として
はプロポキシル化されたモノ−およびジエチレングリコ
ール、プロポキシル化されたグリセロール、プロポキシ
ル化されたペンタエリスリトール、プロポキシル化され
たソルビトール等があげられる。適当なポリオールの別
の例には、前記の出発物質をエトキシル化またはエトキ
シル化/プロポキシル化することによって製造されたポ
リオールがあげられる。
【0011】適当な組成物は、ポリオール100php
(「php」は重量部の略号)当り水を2−7php、
好ましくは3−6php、最も好ましくは3−4php
含有するものである。ポリイソシアネートの使用量(イ
ソシアネート指数で示す)は100−150、110−
140である。上記のポリイソシアネートの使用量は、
性質の良好なCFC含有組成物における通常のポリイソ
シアネートの使用量に相当する量である。しかしなが
ら、ポリイソシアネートの使用量は、前記の好ましい範
囲以外の使用量であってもよく、この場合も本発明の範
囲から逸脱しないが、このことは容易に理解されるであ
ろう。さらに、当該技術分野において周知のごとく、触
媒、シリコーン油(たとえばポリジメチルシロキサ
ン)、充填剤、難燃剤および他の添加剤のごとき種々の
種類の添加剤を本組成物に添加することも可能である。
(「php」は重量部の略号)当り水を2−7php、
好ましくは3−6php、最も好ましくは3−4php
含有するものである。ポリイソシアネートの使用量(イ
ソシアネート指数で示す)は100−150、110−
140である。上記のポリイソシアネートの使用量は、
性質の良好なCFC含有組成物における通常のポリイソ
シアネートの使用量に相当する量である。しかしなが
ら、ポリイソシアネートの使用量は、前記の好ましい範
囲以外の使用量であってもよく、この場合も本発明の範
囲から逸脱しないが、このことは容易に理解されるであ
ろう。さらに、当該技術分野において周知のごとく、触
媒、シリコーン油(たとえばポリジメチルシロキサ
ン)、充填剤、難燃剤および他の添加剤のごとき種々の
種類の添加剤を本組成物に添加することも可能である。
【0012】配管の断熱等のために使用されるポリウレ
タンフォームを製造する際に有利に使用できるポリイソ
シアネートの種々の例は当該技術分野において周知であ
り、たとえば、脂肪族、環式脂肪族および好ましくは芳
香族ポリイソシアネートからなる群から選択して使用で
きる。これらの種類のポリイソシアネートの代表的な例
には2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トル
エンジイソシアネート、2,4−および2,6−トルエ
ンジイソシアネートの混合物、1,5−ナフタリンジイ
ソシアネート、2,4−メトキシフェニルジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−
ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネー
ト、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイ
ソシアネートおよび3,3’−ジメチル−4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートのごとき種々のジイソ
シアネート、ならびに4,4’,4”−トリフェニルメ
タントリイソシアネートおよび2,4,6−トルエント
リイソシアネートのごとき種々のトリイソシアネートが
あげられ、さらにまた4,4’−ジメチル−2,2’,
5,5’−ジフェニルメタンテトライソシアネートのご
とき種々のテトライソシアネート、およびポリメチレン
ポリフェニレンポリイソシアネートのごとき重合体型イ
ソシアネートがあげられる。
タンフォームを製造する際に有利に使用できるポリイソ
シアネートの種々の例は当該技術分野において周知であ
り、たとえば、脂肪族、環式脂肪族および好ましくは芳
香族ポリイソシアネートからなる群から選択して使用で
きる。これらの種類のポリイソシアネートの代表的な例
には2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トル
エンジイソシアネート、2,4−および2,6−トルエ
ンジイソシアネートの混合物、1,5−ナフタリンジイ
ソシアネート、2,4−メトキシフェニルジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−
ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネー
ト、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイ
ソシアネートおよび3,3’−ジメチル−4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートのごとき種々のジイソ
シアネート、ならびに4,4’,4”−トリフェニルメ
タントリイソシアネートおよび2,4,6−トルエント
リイソシアネートのごとき種々のトリイソシアネートが
あげられ、さらにまた4,4’−ジメチル−2,2’,
5,5’−ジフェニルメタンテトライソシアネートのご
とき種々のテトライソシアネート、およびポリメチレン
ポリフェニレンポリイソシアネートのごとき重合体型イ
ソシアネートがあげられる。
【0013】好ましくは、ポリメチレンポリフェニレン
ポリイソシアネートや4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートが使用される。粗製ポリイソシアネート、
すなわち工業用の未精製ポリイソシアネート混合物もま
た本発明の組成物に使用でき、その例には、粗製ジフェ
ニルメタンジアミンのホスゲン化によって得られる粗製
ジフェニルメタンジイソシアネートがあげられる。ポリ
オールの粘度とほとんど同程度の粘度を有するポリイソ
シアネートが好ましい。一層好ましくは、ポリイソシア
ネートの粘度(20℃において測定)は100−180
0mPa.sである。
ポリイソシアネートや4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートが使用される。粗製ポリイソシアネート、
すなわち工業用の未精製ポリイソシアネート混合物もま
た本発明の組成物に使用でき、その例には、粗製ジフェ
ニルメタンジアミンのホスゲン化によって得られる粗製
ジフェニルメタンジイソシアネートがあげられる。ポリ
オールの粘度とほとんど同程度の粘度を有するポリイソ
シアネートが好ましい。一層好ましくは、ポリイソシア
ネートの粘度(20℃において測定)は100−180
0mPa.sである。
【0014】ポリウレタンフォームコアをその場で(in
−situ)円滑に生成させるために、有用なフォーム生成
用触媒を常法に従って使用するのが好ましい。この目的
のために有利に使用できる触媒は欧州特許出願第0,3
58,282号明細書に記載されており、その例にはト
リエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N−エチ
ルモルホリン、ジエチルエタノールアミン、N−ココモ
ルホリン、1−メチル−4−ジメチルアミノエチルピペ
ラジン、3−メトキシプロピルジメチルアミン、N,
N,N’−トリメチルイソプロピルプロピレンジアミ
ン、3−ジエチルアミノプロピルジエチルアミン、ジメ
チルベンジルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン等
のごとき第三アミンがあげられ、さらにまた、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、Al、Sn、Pb、Mn、C
o、Ni、Cuのごとき種々の金属と有機酸との塩(た
とえば酢酸ナトリウム、オクタン酸第一錫(stannous o
ctoate)、オレイン酸第一錫、オクタン酸鉛等の塩、な
らびに、ナフテン酸マンガンやナフテン酸コバルトのご
とき金属乾燥剤(metallic driers)) があげられ、さら
にまた、三価の錫、三価および五価のAs、Sbおよび
Biの有機金属誘導体、鉄およびコバルトの金属カルボ
ニル、および米国特許第2,846,408号明細書等
に記載の種々の有機金属化合物があげられる。容易に理
解されるように、前記のポリウレタン用触媒の混合物も
また使用できる。一般に、触媒の使用量は0.01−
5.0phpの範囲内で種々変えることができる。好ま
しくは、触媒の使用量は0.2−2.0phpである。
−situ)円滑に生成させるために、有用なフォーム生成
用触媒を常法に従って使用するのが好ましい。この目的
のために有利に使用できる触媒は欧州特許出願第0,3
58,282号明細書に記載されており、その例にはト
リエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、N−エチ
ルモルホリン、ジエチルエタノールアミン、N−ココモ
ルホリン、1−メチル−4−ジメチルアミノエチルピペ
ラジン、3−メトキシプロピルジメチルアミン、N,
N,N’−トリメチルイソプロピルプロピレンジアミ
ン、3−ジエチルアミノプロピルジエチルアミン、ジメ
チルベンジルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン等
のごとき第三アミンがあげられ、さらにまた、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、Al、Sn、Pb、Mn、C
o、Ni、Cuのごとき種々の金属と有機酸との塩(た
とえば酢酸ナトリウム、オクタン酸第一錫(stannous o
ctoate)、オレイン酸第一錫、オクタン酸鉛等の塩、な
らびに、ナフテン酸マンガンやナフテン酸コバルトのご
とき金属乾燥剤(metallic driers)) があげられ、さら
にまた、三価の錫、三価および五価のAs、Sbおよび
Biの有機金属誘導体、鉄およびコバルトの金属カルボ
ニル、および米国特許第2,846,408号明細書等
に記載の種々の有機金属化合物があげられる。容易に理
解されるように、前記のポリウレタン用触媒の混合物も
また使用できる。一般に、触媒の使用量は0.01−
5.0phpの範囲内で種々変えることができる。好ま
しくは、触媒の使用量は0.2−2.0phpである。
【0015】さらにまた本発明は、水添加型断熱材料の
製造の際に使用されるフォーム組成物の調製のときに、
軟化点改善用ポリオール(またはポリオール混合物)と
して、Fn=2.7−4.3、OHv=325−500
mgKOH/g、粘度(20℃において測定)350−
2300mPa.sのポリオール(またはポリオール混
合物)を使用することにも関する。従来一般に慣用され
ていたポリオールまたはポリオール混合物を水添加型フ
ォーム組成物に使用した場合には軟化点が低くなるけれ
ども、本発明に係るポリオールまたはポリオール混合物
を使用した場合には、軟化点は少なくとも130℃にな
り、したがって本発明は従来の技術の大なる改善を提供
するものである。さらにまた本発明は、軟化点が130
℃以上であり(この軟化点は、サーモメカニカル分析法
(TMA)に従って、慣用技術を用いて転移曲線の発端
点を測定することからなる測定方法によって測定された
値である)、かつ配管の使用温度において充分な機械的
強度を有する水添加型ポリウレタンフォーム断熱材料に
も関する。
製造の際に使用されるフォーム組成物の調製のときに、
軟化点改善用ポリオール(またはポリオール混合物)と
して、Fn=2.7−4.3、OHv=325−500
mgKOH/g、粘度(20℃において測定)350−
2300mPa.sのポリオール(またはポリオール混
合物)を使用することにも関する。従来一般に慣用され
ていたポリオールまたはポリオール混合物を水添加型フ
ォーム組成物に使用した場合には軟化点が低くなるけれ
ども、本発明に係るポリオールまたはポリオール混合物
を使用した場合には、軟化点は少なくとも130℃にな
り、したがって本発明は従来の技術の大なる改善を提供
するものである。さらにまた本発明は、軟化点が130
℃以上であり(この軟化点は、サーモメカニカル分析法
(TMA)に従って、慣用技術を用いて転移曲線の発端
点を測定することからなる測定方法によって測定された
値である)、かつ配管の使用温度において充分な機械的
強度を有する水添加型ポリウレタンフォーム断熱材料に
も関する。
【0016】
【実施例】前記のごとく本発明はフォーム組成物に関
し、また、水添加型フォーム組成物をその場で重合させ
る操作のときに軟化点改善用ポリオール(またはポリオ
ール混合物)を使用することにも関し、さらにまた、こ
のようにして作られた水添加型断熱材料にも関するが、
本発明を一層具体的に例示するために、次に実施例を示
す。最初の3種の実施例はボトル実験に関するものであ
り(配管に依存しないフォームの性質に関する試験を含
む)、例4は配管の断熱処理に関するものである。実施
例中の「部」は、特に断らない限り「重量部」を意味す
る。さらに、各実施例には下記の略語が使用されてい
る。 ポリオール1・・・ペンタエリスリトール系ポリオール
(Fn=4.0、OHv=350mgKOH/g、粘度
(40℃において測定)=310mm2/s); ポリオール2・・・グリセロール系ポリオール(Fn=
3.0、OHv=250mgKOH/g、粘度(20℃
において測定)=410mPa.s); ポリオール3・・・ソルビトール/グリセロール系ポリ
オール(Fn=4.3、OHv=520mgKOH/
g、粘度(40℃において測定)=1100mm2/
s); ポリオール4・・・グリセロール系ポリオール(Fn=
3.0、OHv=560mgKOH/g、粘度(20℃
において測定)=1100mPa.s); カラデート30(商標)・・・重合体型MDI; シリコーン油・・・テゴスタブ(商標)(Th.ゴール
ドシュミット社で製造された市販品); ダイム6(商標)・・・ジメチルシクロヘキシルアミ
ン。
し、また、水添加型フォーム組成物をその場で重合させ
る操作のときに軟化点改善用ポリオール(またはポリオ
ール混合物)を使用することにも関し、さらにまた、こ
のようにして作られた水添加型断熱材料にも関するが、
本発明を一層具体的に例示するために、次に実施例を示
す。最初の3種の実施例はボトル実験に関するものであ
り(配管に依存しないフォームの性質に関する試験を含
む)、例4は配管の断熱処理に関するものである。実施
例中の「部」は、特に断らない限り「重量部」を意味す
る。さらに、各実施例には下記の略語が使用されてい
る。 ポリオール1・・・ペンタエリスリトール系ポリオール
(Fn=4.0、OHv=350mgKOH/g、粘度
(40℃において測定)=310mm2/s); ポリオール2・・・グリセロール系ポリオール(Fn=
3.0、OHv=250mgKOH/g、粘度(20℃
において測定)=410mPa.s); ポリオール3・・・ソルビトール/グリセロール系ポリ
オール(Fn=4.3、OHv=520mgKOH/
g、粘度(40℃において測定)=1100mm2/
s); ポリオール4・・・グリセロール系ポリオール(Fn=
3.0、OHv=560mgKOH/g、粘度(20℃
において測定)=1100mPa.s); カラデート30(商標)・・・重合体型MDI; シリコーン油・・・テゴスタブ(商標)(Th.ゴール
ドシュミット社で製造された市販品); ダイム6(商標)・・・ジメチルシクロヘキシルアミ
ン。
【0017】実施例1−6および比較例A−B 実施例6を除くすべての実施例および比較例において次
の操作を行った。イソシアネート以外の全成分を秤量
し、充分に混合して組成物を調製した。適量の該組成物
を秤量し、プラスチックカップに入れた。次いで適量の
イソシアネートを添加し、充分に混合した。得られた混
合物をアルミニウム容器に入れ、フォームを生成させ
た。48時間後に物理的性質を測定した。比較例Aで
は、非常に低い軟化点を有するフォームが得られた。比
較例Bでは、フォームの粘度が極端に高いために長い配
管の中に充填できず、さらにまた、複雑な形態に成形で
きなかった。
の操作を行った。イソシアネート以外の全成分を秤量
し、充分に混合して組成物を調製した。適量の該組成物
を秤量し、プラスチックカップに入れた。次いで適量の
イソシアネートを添加し、充分に混合した。得られた混
合物をアルミニウム容器に入れ、フォームを生成させ
た。48時間後に物理的性質を測定した。比較例Aで
は、非常に低い軟化点を有するフォームが得られた。比
較例Bでは、フォームの粘度が極端に高いために長い配
管の中に充填できず、さらにまた、複雑な形態に成形で
きなかった。
【0018】実施例6では、実施例3の場合と同様な組
成物を用いて同様な操作を行い、ただし、例6では高圧
混合装置においてポリオール含有プレミックス(premi
x) とイソシアネート成分とを混合し、得られた混合物
を、標準的な寸法を有する6mの配管(内側の鋼管の公
称外径60.3mm;外側のHDPE管の公称外径14
0mm)に充填した。この場合に生成したフォームの軟
化点は、既述の容器内で生成したフォームの軟化点より
も少し低かったが、使用できない程非常に低い値ではな
かった。
成物を用いて同様な操作を行い、ただし、例6では高圧
混合装置においてポリオール含有プレミックス(premi
x) とイソシアネート成分とを混合し、得られた混合物
を、標準的な寸法を有する6mの配管(内側の鋼管の公
称外径60.3mm;外側のHDPE管の公称外径14
0mm)に充填した。この場合に生成したフォームの軟
化点は、既述の容器内で生成したフォームの軟化点より
も少し低かったが、使用できない程非常に低い値ではな
かった。
【0019】フォームの性質は次の方法で測定した。 密度(Kg/m3 )・・・ISO−845; 軟化点(℃)・・・TMAで測定(転移曲線の発端
部); 軸方向のせん断強度(KPa)・・・CEN規格EN−
253。
部); 軸方向のせん断強度(KPa)・・・CEN規格EN−
253。
【0020】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 デヴイツド・ラツセル・ジヨーンズ ベルギー国ベー−1348オツテイグニー ズ・ロウヴアイン−ラ−ノイヴエ、アヴ エニユー・ジヤン・モネツト 1 (72)発明者 デイデイエール・パスカル・ヨセフ・ロ ウシエ ベルギー国ベー−1348オツテイグニー ズ・ロウヴアイン−ラ−ノイヴエ、アヴ エニユー・ジヤン・モネツト 1 (72)発明者 レインハルト・ベルトホルド・ツータ ベルギー国ベー−1348オツテイグニー ズ・ロウヴアイン−ラ−ノイヴエ、アヴ エニユー・ジヤン・モネツト 1 (56)参考文献 特開 平1−190715(JP,A) 特開 平2−251514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/32
Claims (12)
- 【請求項1】 (i)ポリオールまたはポリオール混合
物、(ii)1種またはそれ以上の有機ポリイソシアネー
ト、(iii)水および(iv)当該技術分野で公知の助剤を
含有し、前記ポリオールまたはポリオール混合物が、公
称平均官能度(Fn)2.7−4.3、ヒドロキシル価
(OHv)325−500mgKOH/g、粘度(20
℃において測定)350−2300mPa.sのもので
あるフォーム組成物から調製されるポリウレタンフォー
ムを含む配管用断熱材料。 - 【請求項2】 前記フォーム組成物中のポリオールまた
はポリオール混合物(i)が、Fn=3.0−3.7、
OHv=425−500mgKOH/g、粘度400−
1800mPa.sのものである請求項1の配管用断熱
材料。 - 【請求項3】 前記フォーム組成物中のポリオールまた
はポリオール混合物(i)が、プロポキシル化および/
またはエトキシル化されたモノ−またはジエチレングリ
コール、グリセロール、ペンタエリスリトール、ソルビ
トールのうちから選択される請求項1または2の配管用
断熱材料。 - 【請求項4】 フォーム組成物が、ポリオール100p
hp(重量部)当り水を2−7php、好ましくは3−
6php含有する請求項1−3のいずれか一項に記載の
配管用断熱材料。 - 【請求項5】 前記フォーム組成物中のポリイソシアネ
ートまたはその各々が、(粗製の)4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネートおよびポリメチレンポリフェ
ニレンポリイソシアネートのうちから選択される請求項
1−4のいずれか一項に記載の配管用断熱材料。 - 【請求項6】 ポリイソシアネートの使用量(イソシア
ネート指数で示す)が105−140、好ましくは11
0−125である請求項1−5のいずれか一項に記載の
配管用断熱材料。 - 【請求項7】 ポリイソシアネートまたはその各々が、
粘度(20℃において測定)100−1800mPa.
sのものである請求項1−6のいずれか一項に記載の配
管用断熱材料。 - 【請求項8】 配管の構造支持体としても作用する請求
項1−7のいずれか一項に記載の配管用断熱材料。 - 【請求項9】 請求項1−8のいずれか一項に記載のフ
ォーム組成物から配管の周囲にその場でポリウレタンフ
ォームを調製することからなる、高められた作業温度で
操作される配管の断熱方法。 - 【請求項10】 配管が、種々の地区の加熱用配管系の
一部を形成する、請求項9の方法。 - 【請求項11】 水添加型の配管用断熱材料の製造の際
に使用されるフォーム組成物に、Fn=2.7−4.
3、OHv=325−500mgKOH/g、粘度(2
0℃において測定)350−2300mPa.sの軟化
点改善用ポリオールまたはポリオール混合物を使用する
方法。 - 【請求項12】 請求項1−8のいずれか一項に記載の
フォーム組成物から形成され、130℃より高い軟化点
(TMAで測定;転移曲線の始端点)を有する水添加型
ポリウレタン系配管用断熱材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL90200792.1 | 1990-04-02 | ||
EP90200792A EP0450197A1 (en) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | Foam formulations suitable for preparing water-blown heat-insulating material using polyols as softening point improvers and heat-insulating material obtained therewith |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06136083A JPH06136083A (ja) | 1994-05-17 |
JP3090340B2 true JP3090340B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=8204984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03087231A Expired - Fee Related JP3090340B2 (ja) | 1990-04-02 | 1991-03-28 | 軟化点改善剤としてポリオールを使用する水添加型断熱材料の製造のために適したフォーム組成物、および該組成物を用いて得られる断熱材料 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP0450197A1 (ja) |
JP (1) | JP3090340B2 (ja) |
KR (1) | KR100193699B1 (ja) |
AT (1) | ATE134206T1 (ja) |
CA (1) | CA2039432A1 (ja) |
DE (1) | DE69117082T2 (ja) |
DK (1) | DK0450693T3 (ja) |
FI (1) | FI106208B (ja) |
NO (1) | NO178402C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05265647A (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-15 | Nec Corp | ポインティングデバイス |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004001317A1 (de) * | 2004-01-07 | 2005-08-04 | Basf Ag | Polyurethanschaumstoffe zur Rohrdämmung |
FR2873300B1 (fr) * | 2004-07-22 | 2007-03-09 | Compart Sas Soc Par Actions Si | Materiau coupe-feu |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4273882A (en) * | 1980-06-02 | 1981-06-16 | Olin Corporation | Preparation of thermally stable rigid polyurethane foam |
JPS5984913A (ja) * | 1982-04-14 | 1984-05-16 | Hitachi Ltd | 硬質ポリウレタンフォ−ムの製造法 |
US4943597A (en) * | 1988-12-07 | 1990-07-24 | The Dow Chemical Company | Polyether polyol formulations for hard CFC replacement by water blowing in rigid polyurethane foams |
ATE95823T1 (de) * | 1989-11-08 | 1993-10-15 | Shell Int Research | Weiche flexible polyurethanschaumstoffe, verfahren zu deren herstellung sowie in diesem verfahren verwendbare polyolzusammensetzung. |
-
1990
- 1990-04-02 EP EP90200792A patent/EP0450197A1/en not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-03-20 DK DK91200623.6T patent/DK0450693T3/da active
- 1991-03-20 DE DE69117082T patent/DE69117082T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-20 EP EP91200623A patent/EP0450693B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-20 AT AT91200623T patent/ATE134206T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-03-26 NO NO911230A patent/NO178402C/no not_active IP Right Cessation
- 1991-03-27 KR KR1019910004815A patent/KR100193699B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-03-28 CA CA002039432A patent/CA2039432A1/en not_active Abandoned
- 1991-03-28 FI FI911530A patent/FI106208B/fi not_active IP Right Cessation
- 1991-03-28 JP JP03087231A patent/JP3090340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05265647A (ja) * | 1992-03-18 | 1993-10-15 | Nec Corp | ポインティングデバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO178402B (no) | 1995-12-11 |
NO911230L (no) | 1991-10-03 |
ATE134206T1 (de) | 1996-02-15 |
DE69117082T2 (de) | 1996-08-22 |
CA2039432A1 (en) | 1991-10-03 |
NO178402C (no) | 1996-03-20 |
FI106208B (fi) | 2000-12-15 |
EP0450693A1 (en) | 1991-10-09 |
DK0450693T3 (da) | 1996-03-11 |
JPH06136083A (ja) | 1994-05-17 |
EP0450693B1 (en) | 1996-02-14 |
EP0450197A1 (en) | 1991-10-09 |
FI911530A0 (fi) | 1991-03-28 |
KR100193699B1 (ko) | 1999-06-15 |
KR910018438A (ko) | 1991-11-30 |
NO911230D0 (no) | 1991-03-26 |
DE69117082D1 (de) | 1996-03-28 |
FI911530A (fi) | 1991-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4981880A (en) | Process for making low density flexible polyisocyanurate-polyurethane foams | |
ES2343216T3 (es) | Procedimiento de produccion de espumas rigidas y semi-rigidas con pequeñas cantidades de diisocianato usando polioles polimericos caracterizados por un alto contenido de solidos y un alto indice de hidroxilo y las espumas resultantes. | |
EP0567027B1 (en) | Method for production of open cell rigid polyurethane foam | |
US4439549A (en) | Novel aromatic polyester polyol mixtures made from polyethylene terephthalate residues and alkylene oxides | |
US6316513B1 (en) | Process for the producing of hard polyurethane foams with low heat conductivity | |
KR19980024901A (ko) | 경질 폴리우레탄 발포체의 제조 방법 | |
WO2009154735A2 (en) | Low density semi-rigid flame retardant foams | |
KR19990030103A (ko) | 이소시아네이트 기재의 연속 기포형 경질 발포체 | |
RU2177960C2 (ru) | Полиэфирполиол, способ его получения, полиэфирполиоловая смесь, жесткий пенополиуретан | |
US5627221A (en) | Process for production of low density water-blown rigid foams with flow and dimensional stability | |
EP3688053B1 (en) | Brominated flame retardant and its application in polyurethane foams | |
US20190389996A1 (en) | Hfo containing pu formulation | |
AU616052B2 (en) | Process for making low density flexible molded and slabstock polyurethane foams | |
JP3090340B2 (ja) | 軟化点改善剤としてポリオールを使用する水添加型断熱材料の製造のために適したフォーム組成物、および該組成物を用いて得られる断熱材料 | |
JPH0517552A (ja) | 硬質ポリウレタンフオーム | |
JP2022520311A (ja) | 硬質ポリイソシアヌレートおよびポリウレタンフォーム、ならびにこれらの調製方法 | |
JPH06345842A (ja) | 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JPH03231915A (ja) | ポリオール組成物およびその利用 | |
JPH0794524B2 (ja) | 硬質ポリウレタンフォームの製造法 | |
JPH03231914A (ja) | ポリオール組成物およびその利用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |