JP3090085B2 - セメント系陶磁器製品の製造方法 - Google Patents

セメント系陶磁器製品の製造方法

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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセメント系陶磁器製
品の製造方法に係り、特に、高強度で、ねじれ及び白華
の少ない、高品質のセメント系陶磁器製品を製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント系陶磁器製品は、セメントに粘
土鉱物や骨材等を配合し、水で混練して成形、養生、焼
成することにより製造されている。
【0003】しかして、この養生に当り、一般には、養
生温度が高い程強度発現が良いとされていることから、
ボイラから養生室に高温の蒸気を送り、高温高湿条件下
での養生が行われている。
【0004】一方で、得られる製品の最終強度は、低い
温度で長い時間養生を行った方が高いとされており、養
生条件については、強度発現のためには高温養生が、最
終強度のためには低温長時間養生が良いという相反する
条件が挙げられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、上述
の如く、セメント系陶磁器製品の製造に当り、強度発現
及び最終強度を共に満足する養生条件の設定が難しく、
高強度品が効率的に得られていないのが現状である。
【0006】また、焼成によるねじれや白華の問題もあ
り商品価値の高いセメント系陶磁器製品を製造するのが
難しいという問題もある。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、強度
発現性に優れ最終強度が高く、しかもねじれが少なく白
華の発生も少ないセメント系陶磁器製品を製造する方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のセメント系陶磁
器製品の製造方法は、セメント、粘土鉱物、骨材及びガ
ラス質成分を含む原料混合物に水を加えて混練した後プ
レス成形し、得られた成形体を養生後焼成するセメント
系陶磁器製品の製造方法において、該成形体の養生に当
り、該成形体を気中に放置して外力を加えても流動しな
い凝結状態となるまで気中養生した後、下記式で算出さ
れる加湿養生後の成形体の水分減少率Wが2%以下であ
るように、該成形体の水分の減少を抑えた条件下で加湿
養生することを特徴とする。
【数2】
【0009】本発明の方法による作用機構の詳細は明ら
かではないが、次のように推定される。即ち、上記特定
の水分減少率Wとなるように、成形体の水分の減少を抑
えた条件下で加湿養生すると、成形体のセメント粒子間
が密に充填された状態で養生が進行し、このことがセメ
ントの水和硬化における強度向上をもたらす。また、こ
のようにセメント粒子間が密に充填された水和硬化体を
焼成すると、焼成後の強度が向上し、焼成時のねじれも
抑制される。更に、成形体中の水分が表面に移動しない
ため、水和硬化にともなって生じるセメントアルカリ分
の表面への移動が殆どない。このため、セメントアルカ
リ分が空気中の炭酸ガスと反応して生じる白華物の析出
が防止される。
【0010】本発明において、原料混合物は、セメント
10〜25重量部、粘土鉱物2〜25重量部、骨材35
〜65重量部、ガラス質成分10〜25重量部、繊維状
物質0〜5重量部、及び酸化鉄粉末0〜7重量部を含む
ものが好ましく、水は、この原料混合物100重量部に
対して5〜10重量部を加えるのが好ましい。
【0011】また、焼成温度は900〜1200℃の範
囲とし、温度5〜50℃,湿度40〜100%で0.5
〜12時間気中養生した後、20〜60℃の飽和蒸気圧
下12〜150時間加湿養生を行うのが好ましい。
【0012】
【0013】
【0014】本発明においては、養生後成形体に施釉し
た後焼成しても良く、これにより表面に施釉を施した美
麗な施釉セメント系陶磁器製品を製造することができ
る。
【0015】また、焼成に当り、燻化処理を行っても良
く、これにより、表面に美麗でかつ光沢のある炭素の薄
膜が形成されたセメント系陶磁器製品を製造することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明のセメント系陶磁器
製品の製造方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】まず、本発明における成形原料について説
明する。
【0018】本発明において、セメントとしては特に制
限はなく、ポルトランドセメント、アルミナセメント、
フライアッシュセメント、高炉スラグセメント、石灰−
スラグ系セメント等の混合セメントなど、水和反応によ
り硬化を示す全ての物質が挙げられる。
【0019】また、粘土鉱物としては、クリソタイル、
クロライト、コーディエライト、エンスタタイル、パイ
ロフィライト、スピネル、タルク等が挙げられ、これら
は1種を単独で用いても2種以上を混合して用いても良
い。
【0020】骨材としては、玄武岩、安山岩、陶磁器質
シャモットなど耐熱性のあるものが、焼成後の強度の点
でより望ましいが、セメント中のアルカリ成分とSiO
2 の反応で強度に寄与すると共に、白華成分を低減でき
る点で硬質砂岩、川砂、海砂、珪砂なども好適である。
【0021】ガラス質成分は、焼成時に溶融するもので
あって、具体的には各種ガラス瓶、窓ガラスの粉砕物、
フリット、火山灰、釉薬混合物などが挙げられる。
【0022】本発明においては、原料中に、石綿、カー
ボンファイバー、チタン酸カリウムウィスカー、スチー
ルファイバー等の繊維状物質を配合してもよく、これに
より曲げ強度の向上及びねじれの減少という効果が奏さ
れる。また更に酸化鉄粉末を配合しても良くこれによ
り、組織の緻密化及び燻化処理に際し良好な光沢面が得
られるという効果が奏される。
【0023】本発明において、好適な原料配合は次の通
りである。
【0024】原料配合(重量部:ただし、全体で100
重量部とする。) セメント:10〜25 粘土鉱物:2〜25 骨材:35〜65 ガラス質成分:10〜25 繊維状物質:0〜5 酸化鉄粉末:0〜7 本発明に係る原料配合において、セメントが10重量部
未満では得られる製品の強度が不足し、25重量部を超
えると原料調合物中のセメントアルカリ量が多くなり、
白華の発生量が多くなる。
【0025】また、粘土鉱物が2重量部未満では、得ら
れる成形品の可塑性がなく、圧力が付与された部分で固
まる性質があり、密度の均一な成形体を得にくい。粘土
鉱物が25重量部を超えると、プレス成形時に金型に付
着し易くなり脱型が困難となる。これに対して、粘土鉱
物を2〜25重量部加えると、調合物が可塑性を持ち、
プレスした時に圧力が全体に行き渡り、均一な密度の成
形体を得ることができるようになる。このため、これを
本発明に従って養生、焼成して得られる製品であれば、
より一層強度が向上し、ねじれも防止される。
【0026】骨材が35重量部未満では得られる製品の
強度が不足し、65重量部を超えると焼結性が悪くなる
ため骨材の配合量は35〜65重量部とするのが好まし
い。
【0027】また、ガラス質成分が10重量部未満では
焼結性が悪くなり、25重量部を超えるとガラス層が増
えて、ねじれが大きくなるため、ガラス質成分は10〜
25重量部とする。
【0028】また、前述のごとく、繊維状物質を配合す
ることで曲げ強度の向上及びねじれの減少という効果が
得られるが、この配合量が多過ぎると成形性が悪くな
り、曲げ強度の減少やねじれの増大を引き起こすため、
繊維状物質は5重量部以下とする。
【0029】更に、酸化鉄粉末を配合することで組織の
緻密化及び燻化処理の際に良好な光沢面が得られるが、
この配合量が多過ぎるとプレス成形時に金型に付着しや
すくなるため、酸化鉄粉末は7重量部以下とする。
【0030】これらの成形原料はよく混合した後水を加
えて混練する。この水の添加量は成形原料100重量部
に対して5〜10重量部とするのが好ましい。水の添加
量がこの範囲よりも少ないと混練性が悪く、逆に多いと
成形性が悪くなる。
【0031】なお、成形原料には上記配合原料以外に必
要に応じて粘結剤、減水剤、可塑剤等の混和剤や顔料等
を適宜選択添加しても良い。
【0032】成形原料に水を添加して混練した後は、常
法に従って成形する。この成形方法としては、プレス成
形法、加圧脱水成形法、振動プレス成形法等を採用する
ことができ、成形条件等には特に制限はない。
【0033】得られた成形体はまず気中養生した後、加
湿養生する。
【0034】気中養生は、成形体を温度5〜50℃,湿
度40〜100%で気中に放置して、外力を加えても流
動しないような凝結状態にまで水和硬化させる。このよ
うな気中養生に要する時間は、原料に用いたセメントの
種類や養生温度等によっても異なるが、ポルトランドセ
メントの場合には一般に30分〜5時間程度である。な
お、この気中養生中においても、極力成形体の水分の減
少を抑えるようにするのが望ましい。
【0035】気中養生後は加湿養生を行う。
【0036】この加湿養生とは、密閉室内に成形体をお
き、湯気・超音波型加湿器又は加熱型加湿器等で湿度を
飽和状態にして養生することをいう。即ち、従来、一般
的な養生としては、ボイラーで蒸気を発生させ、養生室
内にその蒸気を吹き込んで行う蒸気養生が行われてい
る。そのメカニズムは未だ十分に解明されてはいない
が、本発明による加湿養生に比べ、得られる製品の強度
が低い。この蒸気養生後の成形体の重量が養生前と比べ
減少していることから、発明者らは、養生室内から蒸気
が漏れ、それと共に成形体の水分が逃げていくことが強
度低下の原因と考えた。
【0037】本発明に係る加湿養生を行った成形体で
は、プレス成形で得られた成形体の重量と比べ重量の減
少は見られない。そして、このことが、セメント粒子間
が密に埋まって、水和硬化強度の向上につながり、ま
た、この密になった水和硬化体を焼成した時に、焼成し
た後の焼成体の強度向上、ねじれの減少にもつながって
いると考えられる。
【0038】本発明において、密閉室内で行う加湿養生
は、20〜60℃の飽和蒸気圧下12〜150時間、特
に15〜72時間の条件で行うのが好ましい。
【0039】本発明においては、このような加湿養生に
より成形体の水分の減少は殆どみられず、その水分減少
率は前記式で算出されるWの値で2%以下である。
【0040】養生後の焼成は、通常の場合、900〜1
200℃で4〜10時間程度行われる。
【0041】なお、本発明においては、養生後、成形体
の表面に施釉を行って焼成工程において釉薬を表面に融
着させることにより、施釉セメント系陶磁器製品を製造
することもできる。
【0042】また、焼成時に還元性の雰囲気中において
燻化剤を燻焼させることにより、燻化剤中に含まれる炭
化水素が熱分解することによって生じる微粒状炭素を表
面に沈着させるようにすることで燻化処理セメント系陶
磁器製品を製造することもできる。
【0043】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例に限定されるものではない。
【0044】なお、以下において、製造した瓦の曲げ強
度は榎木精工(株)社製の曲げ強度試験機によりスパン
20cmで測定した。また、20cmの間隔で4本の同
じ長さの支柱を立て、瓦面をそのうちの3本に密着させ
たとき、残りの1本の支柱の先端と瓦面との距離を測定
し、ねじれの目安とした。
【0045】実施例1 以下の方法により、外寸約325mm×305mm×1
3mm厚さの施釉瓦を製造した。
【0046】まず、普通ポルトランドセメント20重量
部、安山岩36重量部、瓶ガラス粉砕物18重量部、瓦
廃釉薬2重量部、蛇紋岩4重量部、硬質砂岩20重量部
をよく混合したものに、水を8重量部加え、よく混練し
た後、(株)江東工業所社製の成形機械で4.9MPa
の圧力で加圧脱水成形をした。この成形体を受け板にと
り、湿度70%、温度20℃で1時間気中に放置する気
中養生を行った後、水分が減少しないように密閉した加
湿養生室にて50℃の飽和蒸気圧下48時間加湿養生し
た。
【0047】この加湿養生後の水分減少率Wは0%であ
った。この成形体表面は白華の発生で白く変色すること
はなかった。
【0048】別に、安山岩45重量部、瓶ガラス25重
量部、蛇紋岩5重量部、硬質砂岩25重量部及び水40
重量部からなる調合物をミルに入れ、磨砕して泥状に
し、これを、上記成形体に700g/m2 の塗布量で塗
布し、乾燥後、最高温度1070℃まで5時間で昇温
し、その後1070℃で1時間保持して焼成した後、自
然放冷した。
【0049】これにより、美麗な施釉面を有する施釉瓦
が得られた。
【0050】得られた瓦の曲げ強度及びねじれの大きさ
を調べ、結果を表1に示した。
【0051】比較例1 実施例1において、加圧脱水成形して得られた成形体を
湿度100%、温度50℃で4時間加温して養生した
後、通常の蒸気養生室に入れ50℃の飽和蒸気圧下48
時間蒸気養生を行ったこと以外は同様にして瓦を製造し
た。
【0052】なお、本比較例において、蒸気養生後の成
形体の重量は蒸気養生前の成形体の重量よりも75g減
少しており、水分減少率Wは2.9%であった。
【0053】得られた瓦の曲げ強度及びねじれの大きさ
を調べ、結果を表1に示した。
【0054】実施例2 以下の方法により、外寸約325mm×205mm×1
3mm厚さの燻瓦を製造した。
【0055】まず、普通ポルトランドセメント20重量
部、安山岩34重量部、瓶ガラス20重量部、蛇紋岩6
重量部及び硬質砂岩20重量部をよく混合したものに、
水10重量部加え、よく混練した後、(株)江東工業所
社製の成形機械で4.9MPaの圧力で加圧脱水成形を
した。この成形体を受け板にとり、湿度75%、温度1
5℃で2時間気中に放置する気中養生を行った後、水分
が減少しないように密閉した加湿養生室にて50℃の飽
和蒸気圧下48時間加湿養生した。
【0056】この加湿養生後の水分減少率Wは0%であ
った。この成形体表面は白華の発生で白く変色すること
はなかった。
【0057】この成形体を窯に入れ最高温度1050℃
まで5時間かけて昇温し、その後1050℃で1時間保
持して焼成した後、窯内でそのまま温度を下げて、90
0℃になった所で燻化ガス(LPGの未処理ガス)を窯
内に入れ、燻化処理を行った。
【0058】これにより、表面に光沢のある美麗な炭素
薄膜が形成された燻瓦が得られた。
【0059】得られた瓦の曲げ強度及びねじれの大きさ
を調べ、結果を表1に示した。
【0060】比較例2 実施例2において、加圧脱水成形して得られた成形体を
湿度100%、温度50℃で4時間加温して養生した
後、通常の蒸気養生室に入れ50℃の飽和蒸気圧下48
時間蒸気養生を行ったこと以外は同様にして瓦を製造し
た。
【0061】なお、本比較例において、蒸気養生後の成
形体の重量は蒸気養生前の成形体の重量よりも80g減
少しており、水分減少率Wは3.1%であった。
【0062】得られた瓦の曲げ強度及びねじれの大きさ
を調べ、結果を表1に示した。
【0063】
【表1】
【0064】表1より、本発明によれば曲げ強度が高
く、ねじれの少ない瓦を製造できることがわかる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のセメント系
陶磁器製品の製造方法によれば、高強でねじれ及び白華
の少ない、著しく商品価値の高いセメント系陶磁器製品
を高い歩留りで効率的に製造することができる。
【0066】本発明の方法により製造されるセメント系
陶磁器製品は、建築用内外装パネル、舗石など幅広い用
途に供し得るが、本発明は、とりわけ瓦の製造に極めて
好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 40/00 B28B 11/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、粘土鉱物、骨材及びガラス質
    成分を含む原料混合物に水を加えて混練した後プレス成
    形し、得られた成形体を養生後焼成するセメント系陶磁
    器製品の製造方法において、 該成形体の養生に当り、該成形体を気中に放置して外力
    を加えても流動しない凝結状態となるまで気中養生した
    後、下記式で算出される加湿養生後の成形体の水分減少
    率Wが2%以下であるように、該成形体の水分の減少を
    抑えた条件下で加湿養生することを特徴とするセメント
    系陶磁器製品の製造方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 請求項1において、該原料混合物が、セ
    メント10〜25重量部、粘土鉱物2〜25重量部、骨
    材35〜65重量部及びガラス質成分10〜25重量部
    を含むことを特徴とするセメント系陶磁器製品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、該原料混合物が更に
    繊維状物質5重量部以下及び/又は酸化鉄粉末7重量部
    以下を含むことを特徴とするセメント系陶磁器製品の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、原料混合物100重量部に対して水5〜10重量部
    を加えて混練することを特徴とするセメント系陶磁器製
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、焼成温度が900〜1200℃の範囲であることを
    特徴とするセメント系陶磁器製品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、気中養生を温度5〜50℃,湿度40〜100%で
    0.5〜12時間行うことを特徴とするセメント系陶磁
    器製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、加湿養生を、20〜60℃の飽和蒸気圧下12〜1
    50時間行うことを特徴とするセメント系陶磁器製品の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないしのいずれか1項におい
    て、養生後成形体に施釉した後焼成することを特徴とす
    るセメント系陶磁器製品の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないしのいずれか1項におい
    て、焼成に当り、燻化処理を行うことを特徴とするセメ
    ント系陶磁器製品の製造方法。
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