JP3089768U - 改良パズル用紙 - Google Patents
改良パズル用紙Info
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- JP3089768U JP3089768U JP2002002591U JP2002002591U JP3089768U JP 3089768 U JP3089768 U JP 3089768U JP 2002002591 U JP2002002591 U JP 2002002591U JP 2002002591 U JP2002002591 U JP 2002002591U JP 3089768 U JP3089768 U JP 3089768U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 パズル用紙の一側に延長部を設け、該延長部
に印刷むらが生じるようにしてこの延長部を容易に切り
離せるようにする。 【解決手段】 周囲に枠部12を設けると共に底部を具
えた開口部13内に、それぞれ形が異なる多数のピース
16を係脱可能に組合わせて表面を無地に形成したパズ
ル部17を設けた規格サイズのパズル用紙11の一側端
にミシン目14を介して切取可能に延長部15を連続し
て設けてある。前記パズル用紙はA4またはB5サイズ
である。
に印刷むらが生じるようにしてこの延長部を容易に切り
離せるようにする。 【解決手段】 周囲に枠部12を設けると共に底部を具
えた開口部13内に、それぞれ形が異なる多数のピース
16を係脱可能に組合わせて表面を無地に形成したパズ
ル部17を設けた規格サイズのパズル用紙11の一側端
にミシン目14を介して切取可能に延長部15を連続し
て設けてある。前記パズル用紙はA4またはB5サイズ
である。
Description
【0001】
この考案は、個人的に写した写真などを使用して独自のジグソーパズルを形成 するためのジグソーパズル用の改良パズル用紙に関する。
【0002】
ジグソーパズルは、それぞれ形状の異なる多数のピース片を係脱可能に組合わ せた厚紙の表面に各種のカラー写真を印刷して形成してある。最近は、カラープ リンタが普及し、さらに、デジタルカメラの普及などにより自分で写した各種カ ラー写真を用いて独自のジグソーパズルを形成することが望まれている。このよ うに、写真を単に記念として飾るだけでなくオリジナルのジグソ−パズルを形成 することにより思い出の記念品を作ることができる。
【0003】 図7に示すように、従来のジグソーパズル用のパズル用紙1は、厚紙で形成し てその周縁部分に略方形をした枠部2を設け、該枠部の内側に開口部3を形成し 、この開口部内にそれぞれ形が異なる多数のピース片4を係脱可能に組合せ、該 パズル用紙の表面に各種の人物、風景、草花、夜景、自然の風景など自分で写し たカラー写真を印刷して個性のあるジグソーパズル6を形成することが可能であ る。ここで、従来のジグソーパズル6は、開口部3の周囲に設けてなる枠部2は 約1.5mmの巾に形成したものが規格サイズとして販売されている。
【0004】 通常のカラープリンタを用いて普通の厚さの紙にカラー印刷しても、この用紙 の表面に印刷むらを生じることなく綺麗にプリントすることができる。しかし、 ジグソーパズル用の厚紙で形成したパズル用紙1にプリントする場合には、該厚 紙の後部側に20〜25mmの範囲に印刷むら7が1又は2ケ生じることが多く、 せっかくのカラー印刷して製造したジグソーパズルが不良品となってしまう欠点 があった。
【0005】 パズル用紙1は特殊な厚紙のためその価格が高い。そのため、個人的に使用す るならば少し位の印刷ミスなら気にしないで使用することができる。しかし、注 文に応じてお客の写真を用いて独創的なジグソ−パズルを少量でも印刷する場合 には、印刷むらのある不良品が生じてしまった場合は何回もやり直す事になり、 そのため高価なパズル用紙を余計使用することになってしまい、商売にならない という問題点を有していた。
【0006】
上述のように、自分で写した写真を用いて無地のパズル用紙にカラー印刷する ことによりプライベートで独創的なジグソーパズルを製造する場合、印刷のたび に印刷面に印刷むらが生じた不良品の発生を防ぐ必要がある。この印刷むらは、 パズル用紙が厚紙のため該厚紙を印刷のため送りローラから外れる時にショック が生じ、このショックがインクカートリッジに伝わるために生じるものである。
【0007】 本考案は、パズル用紙を長さ方向に長く形成して延長部を設け、必然的に発生 する印刷むらを該延長部上に生じるようにし、この延長部をジグソーパズルから 容易に切り離すことによって不良品の発生を防止することを目的とする。
【0008】
上記の目的を達成するため、本考案は周囲に枠部を設けると共に底部を具えた 開口部内に、それぞれ形が異なる多数のピースを係脱可能に組合わせて表面を無 地に形成したパズル部を設けた規格サイズのパズル用紙の一側端にミシン目を介 して切取可能に延長部を連続して設けてなることを特徴とする。また、前記ミシ ン目は、厚紙の表面に設けたV溝状の切取線に一定間隔毎に切抜穴と残存連結部 を交互に設けてもよい。さらにまた、前記パズル用紙はA4またはB5の規格サ イズのものが好ましいがこのサイズに限るものではなく、カラープリンタに使用 できるサイズの紙の大きさならば使用することができるものである。
【0009】 上記の構成であるから、例えば、A4またはB5の規格サイズをしたパズル用 紙の一側に刃物を使用することなく切取可能なミシン目を介して延長部を設けた ため、該パズル用紙がローラとピンチローラの間から外れる時期が該延長部の長 さ分だけ遅れ、該パズル用紙が両ローラから外れた際に発生するショックでイン クカートリッジが動いて生じる印刷むらは該パズル用紙上に発生させるようにし てある。そのため、印刷終了後に該延長部を除去すれば印刷ムラは無くなり、不 良品の発生を防ぐことができる。
【0010】 また、切抜穴と連結部とを交互に連続して形成してなる単なるミシン目の場合 にも容易に切り離すことができる。しかし連結部の切断面は破断面となって汚く なるため、このミシン目に合致させて用紙肉厚の約半分の深さをしたV溝の切取 線を設け、且つ、打抜穴および連結部の上方に位置させてV溝を設けることによ り、該V溝の下側で、且つ、前記打抜穴の間に位置して残存させた残存連結部を 介して延長部を一体に形成してあるので、該延長部をミシン目から切り離した際 に、該ミシン目の上端部分は前記V溝を形成した際にきれいな端面に形成してあ る為、該残存連結部の切断面はほとんど目立たない利点がある。
【0011】
本考案の実施の形態を図面に基いて説明すると、図1、2において、例えば、 横方向が250mm、縦方向が175mmの長さであって厚みが1〜3mm、好 ましくは2.5mmの長さを有したJIS規格に基づくA4またはB5の定型規格 サイズの大きさをした厚紙からなるパズル用紙11の周縁部分に約15mm巾を した枠部12を形成し、該枠部12の中央部分に略方形をした開口部13を設け ると共に、該開口部13には底部18を一体に形成してある。さらに、このパズ ル用紙の一側に設けたミシン目14を介して20〜30mmの長さをした延長部 15を一連に形成してある。この延長部15の長さはB5でもA4でも長さは変 らない。
【0012】 このパズル用紙11の周囲に設けた枠部12の内側に存する開口部13内に、 表面が無地のジグソーパズル用のそれぞれ形が異なる複数のピース16を係脱可 能に組合せてパズル部17を設け、該パズル部の後部、即ち一側端に刃物を用い ることなく手で切取可能なミシン目14を形成してある。このパズル用紙12の 一側端に設けたミシン目14を介して形成した延長部15は20〜30mm位の 長さに形成してあるが、この長さに限るものではない。
【0013】 パズル用紙11の一側に設けたミシン目14は、一定間隔毎に厚紙を貫通して 設けた切込穴14aと連結部14bとを交互に連続して形成してある。また、該 延長部15をミシン目14をカッターなどで切断するときれいな切断面になるが 、通常はミシン目14を境にして延長部15を上下に折って連結部14bを切り 離すものである。この場合、何ら刃物を必要としないで切り取ることができると いう利点を有するが、切断面は引きちぎられたような汚い端面になってしまう。
【0014】 そのため、図5に示すように、ミシン目14と合致させて厚紙の約半分位の深 さまで上方からにV溝14cを設けることにより、切り離した際のパズル用紙1 1の表面端部をきれいに形成することができる。この場合、ミシン目などの切込 穴14aを有しない部分には厚紙肉厚の約半分の厚さをした残存連結部14dを 有してあるため、パズル用紙11と延長部15は一体に連結してあり、該パズル 用紙11の表面に各種のカラー写真を容易に印刷することができる。
【0015】 なお、本実施の形態におけるパズル部17は小型のもので、枠部12と同じ厚 紙によって開口部13の底部18も一体に形成してある。そのため、このパズル 用紙11の中央部に設けた開口部13内において、複数のピース16を係脱可能 に組合せることができ、また、完成品であるパズル部17を有したジグソーパズ ルを装着させるための枠体は不要である。このように、図1に示すように多数の ピース16を互いに組合わせて、あたかも一枚の厚紙のようにした状態で市場に 出回るから、流通過程において各ピース16がばらばらになるのを防ぐため必要 に応じてセロハン(図示せず)などで包装してもよいことはもちろんである。
【0016】 図6において、カラープリンタに付いて説明すると、矢印で示した該プリンタ の給紙部側からパズル用紙11を挿入させると、第1のローラ20とスプリング 21で弾発されたピンチローラ22とで挟持して送りこまれる。また、排紙部側 に位置する第2のローラ24とスプリング25で弾発されたピンチローラ26と で挟持されてプリンタの外部に送り出される構成である。そして、両ローラの間 には前記パズル用紙11の表面にカラー印刷するインクカートリッジ30は往復 走行可能に装着してある。この場合、パズル用紙11の表面に印刷するための印 画用の信号処理を行う回路や、メカニズムを作動させるマイクロコンピュータ、 さらに電源を供給するための電源部などを装着させた回路部等については省略し てある。
【0017】 表面が無地のパズル用紙11を用いてプライベートなジグソ−パズルを形成す る場合について説明すると、例えば自分でデジタルカメラなどで撮影してコンピ ュータに取り込んだ写真、あるいは通常のカメラで撮影した写真をスキャナーで コンピュータに取り込んだ写真の印刷信号を前記カラープリンタに入力して回路 部において信号処理を行い、矢印で示した該プリンタの給紙部側からパズル用紙 11を挿入すると、第1のローラ20とスプリンング21で弾発されたピンチロ ーラ22との間に挟持されながら一定速度で送り込まれる。
【0018】 ローラ20の近くに設置したセンサー(図示せず)によりパズル用紙11とイ ンクカートリッジ30との位置関係が正確であるか否かを検知し、正しい位置に 達したらプリンタに取り込んだ印刷信号に基いて該インクカートリッジ30を往 復走行させながら該パズル用紙11の表面にカラー写真印刷を行う。ついで、排 紙側に位置する第2のローラ24とスプリング25により弾発されているピンチ ローラ26との間に挟持されながらプリンタの外部に送り出して独自のジグソー パズルを形成する。
【0019】 インクカートリッジ30によって厚紙からなるパズル用紙11の表面に印刷が 終了し、該パズル用紙が第1のローラ20とピンチローラ22との間から外れる と、スプリング21で弾発されているピンチローラ22が第1のローラ20に突 合する際に必然的にショックが生じる。そのショックがインクカートリッジ30 に伝わり、パズル用紙11の後部に20〜25mmの巾の印刷むら32が生じて しまう。
【0020】 しかし、該パズル用紙の後部、即ちパズル用紙の進行方向に対して後部に20 〜30mm程度の延長部15を設けてあるため、該パズル用紙の延長部15がロ ーラ及びピンチローラの間からから外れる時点は、JIS規格による例えばB5 またはA4などの規格サイズからなる厚紙のパズル用紙の場合より遅れて延長部 15上に印刷むら32が生じるようにしてある。そのためパズル用紙11の表面 に各種のカラー写真印刷が終了した後に、ミシン目14から延長部15を切り取 ればパズル部17の表面に印刷むら19の発生を防いで不良品の発生を防止でき る。なお、本実施の形態において規格サイズの例としてB5とA4について説明 したが、そのサイズに限るものではない。
【0021】 なお、本実施の形態では、ジグソーパズル用の厚紙に印刷した場合について説 明したが、厚紙に限らず、薄く削った板材に印刷する場合の不良品の発生を防止 する場合にも実施できる。
【0022】 定型サイズに形成した板材の一側にミシン目を介して延長部を設け、印刷ズレ などを該延長部に形成するようにし、該延長部をミシン目から切り取れば印刷ず を防止できる。薄板製の印刷の例としては、絵馬などがある。
【0023】
本考案は、パズル用紙の一側にミシン目を介して延長部を設けたことにより、 プリンタによる印刷の際にピンチローラと送りローラとの間から外れる時点を遅 らせて該延長部上に印刷むらを生じるようにし、印刷し終わったパズル部を作成 する場合に不良品の発生を防ぎ、自分で写した写真を用いて独創的なジグソーパ ズルを形成することができる利点を有するものである。
【図1】本考案に係る実施の形態を示す一部省略した平
面図である。
面図である。
【図2】図1のX−X線方向断面図である。
【図3】図1のA−A線方向一部拡大断面図である。
【図4】図1のB−B線方向一部拡大断面図である。
【図5】他の実施の形態におけるB−B線矢視方向の一
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図6】カラープリンタのインクカートリッジと第1、
2ローラ及びピンチローラとの関係を示した説明図であ
る。
2ローラ及びピンチローラとの関係を示した説明図であ
る。
【図7】従来のジグソーパズル用のパズル用紙の平面図
である。
である。
11 パズル用紙 12 枠体 13 開口部 14 切取線 14a 切込穴 14b 連結部 14c V溝 14d 残存連結部 15 延長部 16 ピース 17 パズル部 18 底部 19 印刷むら 20 第1のローラ 21 スプリング 22 ピンチローラ 20 第2のローラ 21 スプリング 22 ピンチローラ 30 インクカートリッジ
Claims (3)
- 【請求項1】 周囲に枠部を設けると共に底部を具えた
開口部内に、それぞれ形が異なる多数のピースを係脱可
能に組合わせて表面を無地に形成したパズル部を設けた
規格サイズのパズル用紙の一側端にミシン目を介して切
取可能に延長部を連続して設けてなることを特徴とする
改良パズル用紙。 - 【請求項2】 前記ミシン目は、厚紙の表面に設けたV
溝状の切取線に一定間隔毎に切抜穴と残存連結部とを交
互に設けてなることを特徴とする請求項1記載の改良パ
ズル用紙。 - 【請求項3】 前記パズル用紙が、A4またはB5の規
格サイズであることを特徴とする請求項1または2記載
の改良パズル用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002591U JP3089768U (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 改良パズル用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002591U JP3089768U (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 改良パズル用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089768U true JP3089768U (ja) | 2002-11-08 |
Family
ID=43241017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002591U Expired - Fee Related JP3089768U (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 改良パズル用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089768U (ja) |
-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002002591U patent/JP3089768U/ja not_active Expired - Fee Related
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Date | Code | Title | Description |
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