JP3089762U - 布基礎補強材 - Google Patents

布基礎補強材

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JP3089762U
JP3089762U JP2002002585U JP2002002585U JP3089762U JP 3089762 U JP3089762 U JP 3089762U JP 2002002585 U JP2002002585 U JP 2002002585U JP 2002002585 U JP2002002585 U JP 2002002585U JP 3089762 U JP3089762 U JP 3089762U
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Japan
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ventilation opening
ventilation
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JP2002002585U
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Inventor
晋二 橋本
和巳 五十畑
Original Assignee
グランデータ株式会社
株式会社ユーワン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大がかりな工事を必要とせず、簡単に既設住宅
へ施工できるような布基礎の補強材を提案する。 【解決手段】 補強材をなす金属板1は各辺が直線の四
辺形で、布基礎Aの換気口Bを覆い隠せる面積をもち、
その各辺1a,1b,1c,1dが換気口Bの周囲を途
切れることなく連続して囲っている。この各辺のいずれ
からも離して、換気口相当領域1eが区画され、この領
域1e内に複数の通気孔1fが形成されている。この補
強材は金属板を接着及びねじ止めするだけの簡単な施工
で補強が完了する。そして、換気口相当領域がいずれの
辺からも離されており、金属板の四辺が連続して換気国
周囲を囲うので、換気口から発生しているひび割れ部分
の曲げ応力の回復及び引っ張り応力の回復が図られ、ひ
び割れの広がりが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、住宅等の既設建築物における基礎を補強するための補強材に関する 。
【0002】
【考案の背景】
日本における一般の木造住宅は、布基礎に土台を載せ、これに柱を立てる構造 を有しているが、建築後十数年も経つと、その布基礎にひび割れが発生する場合 が多い。特に、床下の換気用として布基礎に開けられた換気口の角部分からひび 割れが発生している場合がほとんどで、既設住宅のほぼ90%に達する確率で発 生しいてる。ところが現状では、このような既設住宅における布基礎のひび割れ に対処する有効な手段がない。
【0003】 本考案はこのような背景に鑑みて、大がかりな工事を必要とせず、簡単に既設 住宅へ施工できるような布基礎の補強材を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による補強材は、布基礎の換気口部分に適用する補強材であって、換気 口よりも大きな面積を有し換気口を覆うことのできる四辺形とするとともに当該 四辺形内に、いずれの辺からも離して換気口相当領域を区画し且つ当該換気口相 当領内に複数の通気孔を開けた金属板を、接着剤及びねじ止めにより布基礎へ固 定することを特徴とする。
【0005】 この補強材は、既設住宅の布基礎の表側、裏側のどちらへも適用可能であり、 金属板を換気口部分を覆うようにあてがい、接着及びねじ止めするだけの簡単な 施工で補強が完了する。そして、換気口相当領域がいずれの辺からも離されてお り、これにより金属板の四辺が連続して途切れることなく換気国周囲を囲うので 、換気口から発生しているひび割れ部分の曲げ応力の回復及び引っ張り応力の回 復が図られ、ひび割れの広がりが防止される。また、換気口相当の大きな開口を 設けるのではなく、換気口相当領域に換気口よりも小さい通気孔を複数設ける構 造としたことにより、補強材の強度向上も図られている。なお、四辺形とは、角 を丸めたもの、辺の途中にふくらみなど変形箇所があったりするもの、辺が直線 ではないものなどを含むとする。
【0006】 このような補強材は、金属板の布基礎当接面全体に塗布したエポキシ系樹脂等 の接着剤で固定することにより、接着面に弾力性が発揮され、せん断力に強くな る。この接着剤による固定に加えてねじ止めを行うことにより、布基礎と補強材 の一体化を図っておくと、接着剤又はねじ止めのいずれかで固定する場合に比べ てより強い補強構造を得られる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1〜図4に、好適な実施形態を示している。図1は、金属板の外観を示した 斜視図、図2〜図4は、布基礎への施工を説明した図である。
【0008】 補強材をなす金属板1は各辺が直線の四辺形で、布基礎Aに開けられた換気口 Bを覆い隠せる面積をもち、その各辺1a,1b,1c,1dが換気口Bの周囲 を途切れることなく連続して囲っている。そして、この各辺1a,1b,1c, 1dのいずれからも離して、換気口相当領域1eが区画され、この領域1e内に 、複数の通気孔1fが形成されている。つまり、通気孔1fは、いずれの辺にも 開放していない。また、その換気口相当領域1e以外の部分には、ねじ止め孔1 gが左右対称に計10個開けられている。
【0009】 この金属板1の布基礎当接面全面にエポキシ系樹脂2を塗布し、換気口Bに通 気孔1fの部分が該当するようにして布基礎Aにあてがって接着する。そして、 ねじ止め孔1gに対応させて布基礎Aに埋め込んだヒットアンカー3にナット4 を締め込み、固定を行う。このとき、ねじ止め孔1gに対応させて布基礎Aに貫 通孔を形成し、ボルト&ナットで両側から布基礎Aを挟み込むように締め込む手 法も可能ではあるが、この場合、布基礎Aに貫通孔を開ける作業で使用するハン マードリルの影響で、貫通孔の出口部分のコンクリートがはつれてしまうので、 好ましくない。その点、ヒットアンカー3もしくはケミカルアンカーであれば、 貫通孔を開ける必要がなく、問題点を回避することができる。
【0010】
【考案の効果】
本考案の補強材によれば、金属板を接着及びねじ止めにより換気口部分にあて がうという非常に簡単な手段で、既設住宅の布基礎に対する十分な補強を実施す ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る補強材の斜視図。
【図2】布基礎への施工前の補強材を示した要部斜視
図。
【図3】布基礎への施工後の補強材を示した要部斜視
図。
【図4】布基礎への施工後の補強材を示した要部断面
図。
【符号の説明】
1 金属板 1a〜d 四辺形の各辺 1e 換気口相当領域 1f 通気孔 1g ねじ止め孔 2 接着剤(エポキシ系樹脂) 3 ヒットアンカー 4 ナット A 布基礎 B 換気口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布基礎の換気口部分に適用する補強材で
    あって、換気口よりも大きな面積を有し換気口を覆うこ
    とのできる四辺形とするとともに当該四辺形内に、いず
    れの辺からも離して換気口相当領域を区画し且つ当該換
    気口相当領内に複数の通気孔を開けた金属板を、接着剤
    及びねじ止めにより布基礎へ固定するようにした補強
    材。
  2. 【請求項2】 接着剤が、金属板の布基礎当接面全体に
    塗布したエポキシ系樹脂である請求項1記載の補強材。
  3. 【請求項3】 ヒットアンカー又はケミカルアンカーに
    よりねじ止めする請求項1又は請求項2記載の補強材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005163275A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Grand Data Kk 布基礎補強構造とその工法

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