JP3089581B2 - 電子レンジ加熱用食品の収容袋 - Google Patents
電子レンジ加熱用食品の収容袋Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジにて加
熱される食品が収容された収容袋に関し、特に、電子レ
ンジによって食品を加熱することにより、大きな破裂音
が生じることなく一部が開封される電子レンジ加熱用食
品の収容袋に関する。
熱される食品が収容された収容袋に関し、特に、電子レ
ンジによって食品を加熱することにより、大きな破裂音
が生じることなく一部が開封される電子レンジ加熱用食
品の収容袋に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品、チルド食品は、通常、プラス
チックフィルム製の収容袋内に収容されて販売されてい
る。このような冷凍食品等は、通常、食品を収容袋から
取り出して皿等に載せた状態で、あるいは、必要があれ
ば、皿に載せられた冷凍食品等をラップにて覆った状態
で、電子レンジ内にて加熱されるようになっている。
チックフィルム製の収容袋内に収容されて販売されてい
る。このような冷凍食品等は、通常、食品を収容袋から
取り出して皿等に載せた状態で、あるいは、必要があれ
ば、皿に載せられた冷凍食品等をラップにて覆った状態
で、電子レンジ内にて加熱されるようになっている。
【0003】しかし、最近では、収容袋内に冷凍食品等
を収容した状態で、直接、電子レンジで加熱することが
できるように、シール部の一部が容易に開放されるよう
な特別な構成にした収容袋が開発されている。このよう
な収容袋は、電子レンジによって食品が加熱されて、収
容袋内の水蒸気圧が上昇すると、その水蒸気圧によっ
て、収容袋の一部が開封され、内部の水蒸気が排出され
るようになっている。
を収容した状態で、直接、電子レンジで加熱することが
できるように、シール部の一部が容易に開放されるよう
な特別な構成にした収容袋が開発されている。このよう
な収容袋は、電子レンジによって食品が加熱されて、収
容袋内の水蒸気圧が上昇すると、その水蒸気圧によっ
て、収容袋の一部が開封され、内部の水蒸気が排出され
るようになっている。
【0004】このような収容袋は、例えば、熱溶着され
る底シール部の一部、あるいは背面に設けられたシール
部の一部を、粘着テープ、あるいは加熱することによっ
て容易に剥がれるフィルムによって接着し、熱溶着によ
るシール部よりも弱い接着部分を設けている。このよう
な構成にすることにより、冷凍食品が収容されてシール
された収容袋を電子レンジにて加熱すると、収容袋内の
水蒸気圧によって、粘着テープ、特殊フィルム等によっ
て接着力が弱くなった部分が開封された状態になり、そ
の部分から水蒸気が排出される。その結果、収容袋全体
が破裂されるおそれがなく、また、その開封された部分
を利用して、内部の食品を容易に取り出すことができ
る。
る底シール部の一部、あるいは背面に設けられたシール
部の一部を、粘着テープ、あるいは加熱することによっ
て容易に剥がれるフィルムによって接着し、熱溶着によ
るシール部よりも弱い接着部分を設けている。このよう
な構成にすることにより、冷凍食品が収容されてシール
された収容袋を電子レンジにて加熱すると、収容袋内の
水蒸気圧によって、粘着テープ、特殊フィルム等によっ
て接着力が弱くなった部分が開封された状態になり、そ
の部分から水蒸気が排出される。その結果、収容袋全体
が破裂されるおそれがなく、また、その開封された部分
を利用して、内部の食品を容易に取り出すことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような収容袋で
は、粘着テープ、特殊フィルムを使用してシール部の一
部の接着強度を低下させているために、製造に際して、
熱溶着されるように重ねられたプラスチックフィルム間
に粘着テープや特殊なフィルムを介在させなければなら
ず、容易に製造することができないという問題がある。
また、収容袋の製造に使用されるプラスチックフィルム
以外に、粘着テープや特殊なフィルムを使用しなければ
ならず、製造コストが高くなるという問題もある。さら
に、収容袋内の水蒸気圧が上昇すると、シール部の接着
強度が弱くなった一部が破裂して、その破裂した部分か
ら急激に水蒸気が排出するために、大きな破裂音が発生
するおそれもある。
は、粘着テープ、特殊フィルムを使用してシール部の一
部の接着強度を低下させているために、製造に際して、
熱溶着されるように重ねられたプラスチックフィルム間
に粘着テープや特殊なフィルムを介在させなければなら
ず、容易に製造することができないという問題がある。
また、収容袋の製造に使用されるプラスチックフィルム
以外に、粘着テープや特殊なフィルムを使用しなければ
ならず、製造コストが高くなるという問題もある。さら
に、収容袋内の水蒸気圧が上昇すると、シール部の接着
強度が弱くなった一部が破裂して、その破裂した部分か
ら急激に水蒸気が排出するために、大きな破裂音が発生
するおそれもある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、製造がきわめて容易であり、しか
も、大きな破裂音が発生するおそれがなく、経済性に優
れた電子レンジ加熱用食品の収容袋を提供することにあ
る。
であり、その目的は、製造がきわめて容易であり、しか
も、大きな破裂音が発生するおそれがなく、経済性に優
れた電子レンジ加熱用食品の収容袋を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジ加熱
用食品の収容袋は、プラスチックフィルムの必要箇所を
熱溶着してシール部を形成することにより袋状に成形さ
れており、内部に電子レンジ加熱用の食品が収容された
電子レンジ加熱用食品の収容袋であって、前記シール部
は、高温によって熱溶着された強い接着性を高接着部分
と、電子レンジにて食品を加熱した際の水蒸気圧によっ
て開封されるように低い温度で熱溶着された接着性の弱
い低接着部分とを有し、高接着部分と低接着部分とは、
プラスチックフィルム同士を熱溶着することにより形成
され、前記高接着部分の一部が、内部と外部を連通する
通気性を有していることを特徴とする。
用食品の収容袋は、プラスチックフィルムの必要箇所を
熱溶着してシール部を形成することにより袋状に成形さ
れており、内部に電子レンジ加熱用の食品が収容された
電子レンジ加熱用食品の収容袋であって、前記シール部
は、高温によって熱溶着された強い接着性を高接着部分
と、電子レンジにて食品を加熱した際の水蒸気圧によっ
て開封されるように低い温度で熱溶着された接着性の弱
い低接着部分とを有し、高接着部分と低接着部分とは、
プラスチックフィルム同士を熱溶着することにより形成
され、前記高接着部分の一部が、内部と外部を連通する
通気性を有していることを特徴とする。
【0008】前記高接着部分の一部が、内部と外部を連
通する通気性を有していてもよいが、前記シール部が全
体にわたって気密状態になっていてもよい。
通する通気性を有していてもよいが、前記シール部が全
体にわたって気密状態になっていてもよい。
【0009】本発明の電子レンジ加熱用食品の収容袋で
は、食品が収容された状態で、直接、電子レンジによっ
て加熱される。そして、内部の水蒸気圧が上昇すると、
シール部における低接着部分の接着だけが外れてその部
分が開封された状態になる。この場合、高接着部分は、
接着状態を維持しており、開封状態にはならない高接着
部分の一部が通気性を有していると、水蒸気の一部は、
通気性を有するシール部から排出されるために、内部の
水蒸気圧が急激に上昇することが抑制され、水蒸気圧は
緩やかに上昇する。従って、低接着部分の接着が外れて
開封される際の破裂音の発生が一層確実に抑制される。
は、食品が収容された状態で、直接、電子レンジによっ
て加熱される。そして、内部の水蒸気圧が上昇すると、
シール部における低接着部分の接着だけが外れてその部
分が開封された状態になる。この場合、高接着部分は、
接着状態を維持しており、開封状態にはならない高接着
部分の一部が通気性を有していると、水蒸気の一部は、
通気性を有するシール部から排出されるために、内部の
水蒸気圧が急激に上昇することが抑制され、水蒸気圧は
緩やかに上昇する。従って、低接着部分の接着が外れて
開封される際の破裂音の発生が一層確実に抑制される。
【0010】シール部が全体にわたって気密状態になっ
ていることにより、衛生上の安全性が確実に確保され
る。
ていることにより、衛生上の安全性が確実に確保され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の電子レンジ加熱用食品の
収容袋の実施の形態の一例を示す斜視図であり、内部に
冷凍回転焼き等の冷凍食品20が収容されている。この
収容袋10は、長方形状のナイロン−ポリエチレンフィ
ルムによって構成されており、ナイロンフィルムの中央
部によって形成された正面部11と、ナイロン−ポリエ
チレンフィルムの各側部によって構成されてこの正面部
11に対向した背面部12とを有している。背面部12
の中央部には、各側縁部同士が重ねられて熱溶着された
直線状の中央シール部13が設けられている。
収容袋の実施の形態の一例を示す斜視図であり、内部に
冷凍回転焼き等の冷凍食品20が収容されている。この
収容袋10は、長方形状のナイロン−ポリエチレンフィ
ルムによって構成されており、ナイロンフィルムの中央
部によって形成された正面部11と、ナイロン−ポリエ
チレンフィルムの各側部によって構成されてこの正面部
11に対向した背面部12とを有している。背面部12
の中央部には、各側縁部同士が重ねられて熱溶着された
直線状の中央シール部13が設けられている。
【0013】この中央シール部13の長手方向中央部を
除いた長手方向の各端部は、例えば140〜180℃程
度の高温にて熱溶着されて強い接着力によって接着され
た高接着部13aにそれぞれなっている。これに対し
て、中央シール部13における長手方向の中央部は、各
端部の高接着部13aを形成するべく熱溶着する際の温
度よりも60℃程度低い90〜120℃程度の温度によ
って熱溶着されており、各高接着部13aよりも弱い接
着力によって接着された低接着部13bになっている。
各高接着部13aおよび低接着部13bは気密状態にな
っており、従って、中央シール部13全体が気密状態に
なっている。
除いた長手方向の各端部は、例えば140〜180℃程
度の高温にて熱溶着されて強い接着力によって接着され
た高接着部13aにそれぞれなっている。これに対し
て、中央シール部13における長手方向の中央部は、各
端部の高接着部13aを形成するべく熱溶着する際の温
度よりも60℃程度低い90〜120℃程度の温度によ
って熱溶着されており、各高接着部13aよりも弱い接
着力によって接着された低接着部13bになっている。
各高接着部13aおよび低接着部13bは気密状態にな
っており、従って、中央シール部13全体が気密状態に
なっている。
【0014】収容袋10における正面部11の一方の端
縁部と、この端縁部に対向する背面部12の端縁部と
は、相互に重ねられて、例えば140〜180℃程度の
高温にて熱溶着されて強い接着力によって接着された高
接着状態の底シール部14になっている。この底シール
部14には、収容袋10の内外方向に沿った線状の間隙
が、その内外方向とは直交する方向に等しい間隔をあけ
て形成されており、従って、底シール部14は、収容袋
10の内部と外部とを連通状態にする通気性を有してい
る。
縁部と、この端縁部に対向する背面部12の端縁部と
は、相互に重ねられて、例えば140〜180℃程度の
高温にて熱溶着されて強い接着力によって接着された高
接着状態の底シール部14になっている。この底シール
部14には、収容袋10の内外方向に沿った線状の間隙
が、その内外方向とは直交する方向に等しい間隔をあけ
て形成されており、従って、底シール部14は、収容袋
10の内部と外部とを連通状態にする通気性を有してい
る。
【0015】底シール部14とは反対側の端部は、冷凍
回転焼き等の冷凍食品20が収容された後に、中央シー
ル部13の各高接着部13aと同様に、例えば140〜
180℃程度の高温にて熱溶着されて強い接着力によっ
て気密状に接着された高接着状態の開口シール部15に
なっている。
回転焼き等の冷凍食品20が収容された後に、中央シー
ル部13の各高接着部13aと同様に、例えば140〜
180℃程度の高温にて熱溶着されて強い接着力によっ
て気密状に接着された高接着状態の開口シール部15に
なっている。
【0016】このような収容袋10は、ナイロンフィル
ムの各側縁部同士を熱溶着して中央シール部13を形成
する際に、熱溶着に使用される熱板における低接着部に
対応する部分にテープ等を貼り付けて、熱板による加熱
を貼り付けられたテープ等によって抑制した状態で、ナ
イロン−ポリエチレンフィルムの各側縁部同士が熱溶着
される。これにより、中央シール部13は、中央部が接
着力の弱い低接着部13bになるとともに、その低接着
部13bの両側が接着力の強い高接着部13aになる。
また、底シール部14は、平行な多数の突条が形成され
た熱板を使用して熱溶着することにより、線状の間隙に
よって通気性を有する状態になる。
ムの各側縁部同士を熱溶着して中央シール部13を形成
する際に、熱溶着に使用される熱板における低接着部に
対応する部分にテープ等を貼り付けて、熱板による加熱
を貼り付けられたテープ等によって抑制した状態で、ナ
イロン−ポリエチレンフィルムの各側縁部同士が熱溶着
される。これにより、中央シール部13は、中央部が接
着力の弱い低接着部13bになるとともに、その低接着
部13bの両側が接着力の強い高接着部13aになる。
また、底シール部14は、平行な多数の突条が形成され
た熱板を使用して熱溶着することにより、線状の間隙に
よって通気性を有する状態になる。
【0017】このような構成の収容袋10は、内部に冷
凍回転焼き等の冷凍食品20が収容された状態で、電子
レンジによって直接加熱される。電子レンジ内には、収
容袋10の背面部12を上側にして投入される。電子レ
ンジによって冷凍食品20が加熱されると、冷凍食品2
0は解凍され、解凍された水分がさらに加熱されること
により、水蒸気になる。そして、水蒸気がさらに加熱さ
れることにより、収容袋10内の水蒸気圧が上昇し、収
容袋10が膨張した状態になる。このとき、収容袋10
内の水蒸気の一部は、底シール部14に設けられた線状
の間隙を通して外部に排出される。従って、収容袋10
内の水蒸気圧の急激な上昇が抑制され、水蒸気は緩やか
に上昇する。
凍回転焼き等の冷凍食品20が収容された状態で、電子
レンジによって直接加熱される。電子レンジ内には、収
容袋10の背面部12を上側にして投入される。電子レ
ンジによって冷凍食品20が加熱されると、冷凍食品2
0は解凍され、解凍された水分がさらに加熱されること
により、水蒸気になる。そして、水蒸気がさらに加熱さ
れることにより、収容袋10内の水蒸気圧が上昇し、収
容袋10が膨張した状態になる。このとき、収容袋10
内の水蒸気の一部は、底シール部14に設けられた線状
の間隙を通して外部に排出される。従って、収容袋10
内の水蒸気圧の急激な上昇が抑制され、水蒸気は緩やか
に上昇する。
【0018】このような状態で、さらに、収容袋10内
の水蒸気が加熱されて水蒸気圧が上昇すると、背面部1
2の中央シール部13が外側に膨らんだ状態になる。特
に、シール部13の中央部の低接着部13bが、大きく
外側に膨らんだ状態になる。その後、さらに、収容袋1
0の水蒸気圧が上昇すると、シール部13の中央部の低
接着部13bがさらに外側に大きく膨らんだ状態となっ
て、その低接着部13bの接着が外れ、その低接着部1
3bが開封される。
の水蒸気が加熱されて水蒸気圧が上昇すると、背面部1
2の中央シール部13が外側に膨らんだ状態になる。特
に、シール部13の中央部の低接着部13bが、大きく
外側に膨らんだ状態になる。その後、さらに、収容袋1
0の水蒸気圧が上昇すると、シール部13の中央部の低
接着部13bがさらに外側に大きく膨らんだ状態となっ
て、その低接着部13bの接着が外れ、その低接着部1
3bが開封される。
【0019】このとき、収容袋10は、通気性を有する
底シール部14から水蒸気が排出されているために、低
接着部13のシールが外れて開封される際に、水蒸気が
急激に外部に排出されるおそれがなく、従って、大きな
爆発音が発生することが確実に防止される。
底シール部14から水蒸気が排出されているために、低
接着部13のシールが外れて開封される際に、水蒸気が
急激に外部に排出されるおそれがなく、従って、大きな
爆発音が発生することが確実に防止される。
【0020】収容袋10内の冷凍食品20が解凍され
て、さらに加熱された状態になると、背面部12の中央
部に設けられた低接着部13bが開封された状態の収容
袋10は、(冷凍)食品20とともに電子レンジから取
り出される。収容袋10は、背面部13の中央部におけ
る開封された低接着部13bを利用して大きく開封さ
れ、内部の加熱された(冷凍)食品20が取り出され
る。
て、さらに加熱された状態になると、背面部12の中央
部に設けられた低接着部13bが開封された状態の収容
袋10は、(冷凍)食品20とともに電子レンジから取
り出される。収容袋10は、背面部13の中央部におけ
る開封された低接着部13bを利用して大きく開封さ
れ、内部の加熱された(冷凍)食品20が取り出され
る。
【0021】このように、低接着部13bを、電子レン
ジによって加熱された際に、外側に膨れやすい部分に設
けておくことにより、収容袋10が確実に開封される。
ジによって加熱された際に、外側に膨れやすい部分に設
けておくことにより、収容袋10が確実に開封される。
【0022】図2は、本発明の電子レンジ加熱用食品の
収容袋の実施の形態の他の例を示す斜視図である。この
電子レンジ加熱用食品の収容袋10は、底シール部14
が通気性を有しない気密状態に接着されている。従っ
て、全てのシール部、すなわち、中央シール部13、底
シール部14、開口シール部15は、気密状態になって
いる。
収容袋の実施の形態の他の例を示す斜視図である。この
電子レンジ加熱用食品の収容袋10は、底シール部14
が通気性を有しない気密状態に接着されている。従っ
て、全てのシール部、すなわち、中央シール部13、底
シール部14、開口シール部15は、気密状態になって
いる。
【0023】このように、シール部が、全体にわたっ
て、気密状態になっていることにより、衛生上の安全性
が確実に確保される。
て、気密状態になっていることにより、衛生上の安全性
が確実に確保される。
【0024】図3は、本発明の電子レンジ加熱用食品の
収容袋の実施の形態のさらに他の例を示す斜視図であ
る。この電子レンジ加熱用食品の収容袋30は、1枚の
フィルムを中央線31によって二つ折りにして、その中
央線31の近傍部分をフィルム間にW状に折り込み、折
り込まれた部分の周縁部が熱融着されて底シール部32
になっている。また、各側縁部も熱融着されて側縁シー
ル部33が形成されている。一方の側縁シール部33
は、中央部近傍が他の部分よりも低い温度によって熱融
着された低接着部33bになっており、側縁シール部3
3の低接着部33bの両側は、高接着部33aになって
いる。また、他方の側縁シール部33および底シール部
32も高接着状態になっている。なお、収容袋30の上
端縁は、収容袋30内に適当な冷凍食品が収容された状
態で、高接着状態となるように熱融着されて、開口シー
ル部34とされる。
収容袋の実施の形態のさらに他の例を示す斜視図であ
る。この電子レンジ加熱用食品の収容袋30は、1枚の
フィルムを中央線31によって二つ折りにして、その中
央線31の近傍部分をフィルム間にW状に折り込み、折
り込まれた部分の周縁部が熱融着されて底シール部32
になっている。また、各側縁部も熱融着されて側縁シー
ル部33が形成されている。一方の側縁シール部33
は、中央部近傍が他の部分よりも低い温度によって熱融
着された低接着部33bになっており、側縁シール部3
3の低接着部33bの両側は、高接着部33aになって
いる。また、他方の側縁シール部33および底シール部
32も高接着状態になっている。なお、収容袋30の上
端縁は、収容袋30内に適当な冷凍食品が収容された状
態で、高接着状態となるように熱融着されて、開口シー
ル部34とされる。
【0025】このような構成の収容袋30は、自立性を
有しており、また、図1および図2に示す収容袋10の
ような合掌袋とは異なり、周縁部全体がシールされた三
方袋になっているが、図1および図2に示す収容袋10
と同様に、電子レンジにて加熱されると、内部に収容さ
れた冷凍食品の水蒸気により、一方の側縁シール部33
における低接着部33bのシールが外れて開封される。
有しており、また、図1および図2に示す収容袋10の
ような合掌袋とは異なり、周縁部全体がシールされた三
方袋になっているが、図1および図2に示す収容袋10
と同様に、電子レンジにて加熱されると、内部に収容さ
れた冷凍食品の水蒸気により、一方の側縁シール部33
における低接着部33bのシールが外れて開封される。
【0026】この場合も、高接着状態になった側縁シー
ル部33の高接着部33a、他方の側縁シール部33、
開口シール部34のいずれかを、通気性を有する状態に
してもよい。
ル部33の高接着部33a、他方の側縁シール部33、
開口シール部34のいずれかを、通気性を有する状態に
してもよい。
【0027】なお、収容袋を構成するプラスチックフィ
ルムの材質等は特に限定されるものではない。また、熱
溶着する際に低温とされることにより形成される低接着
部は、フィルムの種類等によって、熱溶着する際の温度
等が適当に設定することにより、適当な強度の接着力と
される。また、低接着部の長さ等も、内部に収容される
食品の形状、種類等によって、適宜、設定される。
ルムの材質等は特に限定されるものではない。また、熱
溶着する際に低温とされることにより形成される低接着
部は、フィルムの種類等によって、熱溶着する際の温度
等が適当に設定することにより、適当な強度の接着力と
される。また、低接着部の長さ等も、内部に収容される
食品の形状、種類等によって、適宜、設定される。
【0028】また、収容袋は、冷凍食品等を収容した状
態で、自動的に所定のシール部を熱融着することによっ
て製造することができる。
態で、自動的に所定のシール部を熱融着することによっ
て製造することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の電子レンジ加熱用食品の収容袋
は、このように、シール部の一部が他のシール部よりも
低い温度によって熱溶着されて弱い接着力の低接着部に
なっているために、電子レンジ加熱用食品が収容された
状態で電子レンジによって加熱すると、その低接着部が
内部の水蒸気圧によって、大きな破裂音が発生すること
なく開封される。しかも、特殊な材料を使用する必要が
なく、また、特殊な装置も必要でないために、容易に製
造することができ、経済的である。
は、このように、シール部の一部が他のシール部よりも
低い温度によって熱溶着されて弱い接着力の低接着部に
なっているために、電子レンジ加熱用食品が収容された
状態で電子レンジによって加熱すると、その低接着部が
内部の水蒸気圧によって、大きな破裂音が発生すること
なく開封される。しかも、特殊な材料を使用する必要が
なく、また、特殊な装置も必要でないために、容易に製
造することができ、経済的である。
【0030】また、高接着部分の一部を通気性にするこ
とにより、開封する際の破裂音の発生を一層確実に防止
することができる。反対に、シール部分を気密状態とす
ることにより、衛生上の安全性が確保される。
とにより、開封する際の破裂音の発生を一層確実に防止
することができる。反対に、シール部分を気密状態とす
ることにより、衛生上の安全性が確保される。
【図1】本発明の電子レンジ加熱用食品の収容袋の実施
の形態の一例を示す斜視図である。
の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の電子レンジ加熱用食品の収容袋の実施
の形態の他の例を示す斜視図である。
の形態の他の例を示す斜視図である。
【図3】本発明の電子レンジ加熱用食品の収容袋の実施
の形態のさらに他の例を示す斜視図である。
の形態のさらに他の例を示す斜視図である。
10 収容袋 11 正面部 12 背面部 13 中央シール部 13a 高接着部 13b 低接着部 14 底シール部 15 開口シール部 20 冷凍食品 30 収容袋 31 中央線 32 底シール部 33 側縁シール部 33a 高接着部 33b 低接着部 34 開口シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/34 B65D 33/01 B65D 33/22
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムの必要箇所を熱溶
着してシール部を形成することにより袋状に成形されて
おり、内部に電子レンジ加熱用の食品が収容された電子
レンジ加熱用食品の収容袋であって、前記シール部は、
高温によって熱溶着された強い接着性を有する高接着部
分と、電子レンジにて食品を加熱した際の水蒸気圧によ
って開封されるように低い温度で熱溶着された接着性の
弱い低接着部分とを有し、高接着部分と低接着部分と
は、プラスチックフィルム同士を熱溶着することにより
形成され、前記高接着部分の一部が、内部と外部を連通
する通気性を有していることを特徴とする電子レンジ加
熱用食品の収容袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08246408A JP3089581B2 (ja) | 1995-09-19 | 1996-09-18 | 電子レンジ加熱用食品の収容袋 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23941695 | 1995-09-19 | ||
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