JP3089438U

JP3089438U - バスケット付き流し台水はね防止装置

Info

Publication number: JP3089438U
Application number: JP2002003172U
Authority: JP
Inventors: 初江田▲崎▼
Original assignee: 田崎晴夫
Priority date: 2002-04-19
Filing date: 2002-04-19
Publication date: 2002-10-25
Anticipated expiration: 2008-04-19

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】流し台での水はね防止機能と共に、スポン
ジたわし等の収納、水切り機能を具えた、バスケット付
き流し台水はね防止装置に関するものである。【解決手段】シャヘイ板１を水槽前面に立て、使用
後は水槽内に収納すると共に、スポンジたわし等を水槽
内のバスケット７で、収納、水切りする機能を具えた、
脱着容易な、バスケット付き流し台水はね防止装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、流し台で衣服が水滴等で汚れるのを防ぐと共に、スポンジたわし等を水槽内で、収納、水切りする機能を具えた、家庭用品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、（イ）水はね防止板を水槽前部内壁面に沿って、単に上下させるものはあった。しかし、使用中、該水はね防止板が、毎回皮膚の同じ場所に当たり、痛みと炎症を引き起こすおそれがあった。また、該水はね防止板の収納中に身体接触側に付着した水滴等で、使用時に衣服が汚れることがあり、これを防ぐには、使用する前にいちいち手で拭う必要があり、面倒な作業であった。（ロ）流し台水槽フロントトップに金属製のワクを立て、これに布等を垂らして、水槽の前縁上方を遮蔽する方法はあった。しかしこの方法は、取り付け、取り外しが面倒である上、一時的に収納する場合は、流し台外側の、身体が接触する側に垂れ下げるため、水滴等で床及び衣服が汚れるおそれがあり、また流し台前面の扉の開けたてに不便である上、外観上も好ましくなく、また、使用者の身長に応じて、高さを調節するのは難しかった。（ハ）水槽前面内壁面に略扇形または半円形状の水受板を、中心部に設けた吸盤にて取り付け、使用時には内壁面に沿って半回転させ水槽上部に立ち上げる方法はあった。しかし、使用者の身長に合わせて高さを調節するには、吸盤をずらせるしかく、また、収納中に身体接触側に付着した水滴等で衣服が汚れるのを防ぐには、使用前に、いちいち該水受板を手で拭う必要があり、面倒な作業であった。（ニ）流し台前面外側に取り付けた半円形状の水受板を、使用時には壁面に沿って半回転させ、流し台ワク上部に立ち上げる方法はあった。しかし取り付け、取り外しが面倒である上、流し台前面の扉の開閉に不便であり、外観上も好ましくなく、また、使用者の身長に応じて、高さを調節するのは難しかった。また、付着した水滴が床に垂れるおそれがあった。（ホ）単に吸盤の付いた板を水槽内壁面にすい付け、水槽より上部出た部分で使用者の前面を遮断する方法はあった。しかし、高さが調節しにくく、板が腕に接触して使いずらいうえ、未使用時にはいちいち取り外す必要があり、面倒であった。（ヘ）流し台前面縁の上部に立てた板を、収納するときは身体側に向け、縦に回転させる方法はあったが、収納中は流し台前面の扉が開かない上、外観上も好ましくなく、また、使用者の身長に応じて、高さを調節するのは難しかった。また、付着した水滴が床に垂れるおそれがあった。（ト）流し台前面に、上下できる板をはじめから組み込む方法はあった。しかし、付着した水滴が床または収納庫内に垂れるおそれがあり、また既存の流し台には付けられない難点があった。（チ）スポンジたわし等を、水槽内で収納、水切りする機能は付いていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、これ等の欠点を除いて、（イ）装置の取り付け、取り外しが容易に行えること。（ロ）未使用時には、装置全体を水槽内に収納出来ること。（ハ）使用するときは、シャヘイ板（１）を直ちに前面に引き上げられること。（ニ）シャヘイ板（１）の高さを、自在に調節出来ること。（ホ）シャヘイ板（１）を使用する際、収納中に身体接触側に付着した水滴等で、衣服が汚れないこと（ヘ）シャヘイ板（１）を使用する際、腕が当たっても、皮膚を刺激せず、また、邪魔にならないこと。（ト）スポンジたわし等の収納、水切りを、水槽内で行う機能を新たに付加し、流し台の周囲をスッキリさせること。（チ）水槽内を広く利用したい場合に、収納容器を簡単に取り外せること。以上の機能を具えた、バスケット付き流し台水はね防止装置を開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその構成を説明すると、（イ）ワク板（２）にシャヘイ板（１）を挿入し、上下に動く構造とする。（ロ）ワク板（２）の両端に、吸盤または磁石（３）を設ける。（ハ）流し台の水槽前部内壁面に、吸盤または磁石（３）をすい付ける。以上のように装置する。

【０００５】また、本考案は（イ）手作業中、シャヘイ板（１）が腕に当たり、皮膚を刺激したり、邪魔になることを防ぐため、ポリプロピレン等の弾性変形可能且つ、皮膚への当たりがソフトな素材を用い、容易に曲がる構造とする。（ロ）シャヘイ板（１）を引き出し易くするため、取手（４）を設ける。以上の如く構成された、請求項１のバスケット付き流し台水はね防止装置を提供するものである。

【０００６】また、本考案は（イ）引き上げたシャヘイ板（１）を、任意の高さで止める。（ロ）引き上げたシャヘイ板（１）の身体接触側に付着した水滴等を、引き上げる過程で払拭する。これらを解決するため、ワク板（２）に、弾力性と吸水性がある、ゴム等の素材を用いた、帯状の、スベリ止め兼ワイパー（５）を設ける。以上の如く構成された、請求項１のバスケット付き流し台水はね防止装置を提供するものである。

【０００７】また、本考案は（イ）スポンジたわし等を水槽内で収納、水切りするため、ワク板（２）に、バスケット（７）を設けるが、バスケット（７）が上下に動き、脱着も容易に出来るよう、まず、ワク板（２）にレール（６）を設け、そこへ、バスケット（７）をはめ込む。（ロ）収納物が上から見えないよう、バスケット（７）に、フタ（８）を設ける。以上の如く構成された、請求項１のバスケット付き流し台水はね防止装置を提供するものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

次に本考案の実施の形態を述べると、（イ）流し台で水仕事をする場合は、収納されているシャヘイ板（１）を、引き上げて使用すればよい。（ロ）特に高くしたい場合は、ワク板（２）ごと、全体を上にずらして使用すればよい。（ハ）使用後はシャヘイ板（１）を下げ、スポンジたわし等は、バスケットに収納すればよい。（ニ）水槽内を広く利用したい時は、バスケット（７）を取り外せばよい。また、取り外した、バスケット（７）は横にして利用すればよい。なお、請求項１について、流し台以外にも、一般的なシャヘイ板として、多目的に利用する方法などがある。本考案はこれらの機能を具備した、バスケット付き流し台水はね防止装置を含むものとする。

【０００９】

【考案の効果】

したがって、（イ）シャヘイ板（１）により、水滴等で衣服が汚れることを防ぐことが出来る。（ロ）使用後は、装置全体を水槽前部内壁面に収納することで、水槽外に水が垂れない上、邪魔にならず、流し台の周囲もスッキリする。（ハ）これらの動作は、素早く行うことが出来、また、装置全体の取り付け、取り外しも簡単である。

【００１０】また、本考案により、（イ）使用中にシャヘイ板（１）が腕に当たっても、ソフトな素材のため、皮膚を刺激せず、また、邪魔にならない。（ロ）シャヘイ板（１）を引き出すときは、取手（４）に指がかかり、素早く行うことが出来る。

【００１１】また、本考案により、（イ）スベリ止め兼ワイパー（５）により、シャヘイ板（１）を任意の高さで止め、使用する人の身長に合わせて利用することが出来る。（ロ）スベリ止め兼ワイパー（５）により、シャヘイ板（１）の収納中に身体接触側に付着した水滴等で、衣服が汚れるのを防ぐことが出来る。

【００１２】また、本考案により、（イ）バスケット（７）を使用することで、従来流し台の上などに置いていたスポンジたわし等を水槽内で収納、水切り出来、しかも、立てた形で行うため、あまり場所を取らず、流し台の周囲がスッキリする。（ロ）バスケット（７）が上下に動くことで、その底部が常に水槽に接するため、収納物の重みを水槽で支えることが出来、ワク板（２）に負担がかからない。（ハ）バスケット（７）を上に抜いて取り外せるため、必要な場合は、水槽内を広く利用することが出来る。また、取り外したバスケット（７）は、水切りなどに利用することが出来る。（ニ）フタ（８）があるため、水槽の内部がスッキリする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面斜視図

【図２】本考案の背面斜視図

【図３】本考案の使用斜視図

【符号の説明】

１はシャヘイ板２はワク板３は吸盤または磁石４は取手５はスベリ止め兼ワイパー６はレール７はバスケット８はフタ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）ワク板（２）にシャヘイ板（１）を
挿入し、上下に動く構造とする（ロ）ワク板（２）の両端に、吸盤または磁石（３）を
設ける。（ハ）流し台の水槽前部内壁面に、吸盤または磁石
（３）をすい付ける。以上の如く構成された、バスケット付き流し台水はね防
止装置。
【請求項２】（イ）シャヘイ板（１）に、ポリプロピレ
ン等の弾性変形可能且つ、皮膚への当たりがソフトな素
材を用い、容易に曲がる構造とする。（ロ）シャヘイ板（１）に取手（４）を設ける。以上の如く構成された、請求項１のバスケット付き流し
台水はね防止装置。
【請求項３】ワク板（２）に、弾力性と吸水性がある、
ゴム等の素材を用いた、帯状の、スベリ止め兼ワイパー（５）を設ける。以上の
如く構成された、請求項１のバスケット付き流し台水は
ね防止装置。
【請求項４】（イ）ワク板（２）にレール（６）を設
け、バスケット（７）を挿入し、上下に動くと共に、分
離出来る構造とする。（ロ）バスケット（７）に、フタ（８）を設ける。以上の如く構成された、請求項１のバスケット付き流し
台水はね防止装置。