JP3038437U

JP3038437U - たわしラック並びにその受け皿

Info

Publication number: JP3038437U
Application number: JP1996010869U
Authority: JP
Inventors: 喜代美森下
Original assignee: 喜代美森下
Priority date: 1996-10-25
Filing date: 1996-10-25
Publication date: 1997-06-20
Anticipated expiration: 2002-10-25

Abstract

(57)【要約】【課題】ます目の水切りたわしラックに受け皿を組み
合わせ、数個のたわしを衛生的に保ち、かつ便利に使え
る。【解決手段】ます目からなるＬ形のついたて部Ｂとつ
いたて部Ｆを有する略四角形のたわしラックは、Ｌ字形
引っかけ部２３、２４と仕切りＤ、Ｅとを有する。受け
皿Ｇと組み合わせてたわしを収納し水を切って衛生的に
保つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、家庭で使用するたわしを収納できるたわしラックとその受け皿に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のたわしラックとしては、図６に示すたわしラックＨに吸盤を付けたもので、吸盤イでシンクに取り付けるものや、図７に示す箱形Ｉを利用するものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、たわしラックが小さいため数個のたわしを重ねておく状態となり一家庭で使用するたわしの収納は難しい上、たわしラックを吸盤でシンクに取り付けるため作業中邪魔になる上、たわしに含んだ水は下に落ちるもののたわしラックの下は汚れやすく、また、蛇口より水を出すたび濡れてしまうことが多々あり衛生上好ましくなく、かつ、重みが加わったりぶつかったりすることで簡単に落ちることもあり、その上吸盤イの力も不安定で滑り落ちたり、また、シンクの掃除のたびに吸盤イを外すことにより吸着力が低下して着きにくくなるという問題点を有していた。

【０００４】また、後者においては、箱形Ｉの中にたわしの水がたまることになり、常にたわしが濡れている状態となるため臭いの発生原因となり、これも衛生上好ましくないという問題点を有していた。

【０００５】本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ます目の水切りたわしラックと受け皿を組み合わせることにより出窓などの平面上において使用するため、狭いシンクで邪魔にもならず蛇口の水で濡れることもなく複数のたわしを重ねないで、また、触れないで収納出来る上、便利で使い易く衛生的に保たれるという優れもののたわしラックとその受け皿を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるたわしラックは、ステンレス素材からなる丸みの棒状であって、ステンレス棒を縦と横に交差して出来るます目の接点を溶接等で取り着けたものからなるたわしラックで、適度な鈍角でＬ形のついたて部を有する略四角形で、角に丸みを持たせたＬ形のついたて部に先端を丸く加工したＬ字形の突起の引っかけ部を設けたものと、平面部に、角に丸みを持たせた高さの違う仕切りと、角に丸みをつけて使い易い鈍角を持たせたついたてとから構成されてなるたわしラックで、その底面の四隅にＵ形の、高さを有した水切りを目的としたたわしラックである。

【０００７】そして、受け皿においては、樹脂素材からなる角に丸みを持たせた適度な鈍角を有する略四角形で、上部のり面の周りに折り返しを有し、裏底面部の四隅に後部が高く前部が低くなるような多少の段差をつけた半球状の脚を有する受け皿である。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１〜図２において、たわしラックＡは、ステンレス棒を縦と横に交差してなるます目の接点を溶接等で着けてなるもので、たわしラックＡの縁取りとなる外周の部分においては、厚み４mm程度の肉厚を有するステンレス棒で、角に丸みを持たせたＬ形ついたて部Ｂとついたて部Ｆに使い易い多少の鈍角となるよう幅２０cm長さ１５cm高さ１１cm程度のたわしラックＡを作成する。その他の部分においては、厚み２mm程度の肉厚を有するステンレス棒で作成する。たわしラックＡの内側に縦になるステンレス棒２、３、４、５をほぼ等間隔で、Ｌ形のついたて部Ｂを形成し、底面でほぼ直角に曲げ平面部Ｃを直で通し、使い易い鈍角を持たせたついたて部Ｆ迄を形成し、接点となる位置を着ける。また、平面部Ｃの両端部分から１cm程度の位置に１１、１２および１３、１４の１．５cm程度のＵ形の高さを有するステンレス棒７、１０を、横に交差してます目状に着ける。さらに、ステンレス棒７より４．５cm程度中央よりに高さ５cm程度の仕切りＤとさらにこれより３．５cm程度間隔をあけた位置に高さ４cm程度の仕切りＥをそれぞれ２、３、４、５と同じ幅のます目を有したものを横に交差して着ける。また、平面部Ｃのステンレス棒７と仕切りＤとの間と、ステンレス棒１０と仕切りＥとの間にそれぞれほぼ等間隔となる位置にステンレス棒８、９を横に交差してます目状に着ける。そして、Ｌ形のついたて部Ｂにおいて、たわしラックＡの縁より下の外側に４．５cm程度の位置にステンレス棒６を横に交差してます目状に着ける。また、Ｌ形のついたて部Ｂとついたて部Ｆの左右に、下より２cm程度の位置にステンレス棒２５、２６を仕切りＤとＥとの接点と共に着ける。また、Ｌ形ついたて部Ｂのステンレス棒２と５の上部に、長さ４cm程度で先を丸く加工したＬ字形の引っかけ部２３、２４を着ける。なお、上述した実施例においては、幅２０cm 長さ１５cm高さ１１cm程度としているが、これよりも大小体としてもよい。

【０００９】図３〜図５において、受け皿Ｇは、例えば樹脂素材ポリプロピレンのようなものを用い、押し出し成形加工により２mm〜３mm程度の肉厚を有する受け皿Ｇで周りのり面２７、折り返し２８を有し、角に丸み２９、３０、３１、３２を持たせ、幅２１cm長さ１６cm程度の大きさで４cm程度の深さを持ち、使い易い適度な鈍角を有する略四角形の受け皿Ｇに仕上げる。また、受け皿Ｇの裏面の四隅には、前部に直径５mm程度で高さ３mm程度の半球状の脚３３、３４を、後部に直径５mm 程度で高さ８mm程度の半球状の脚３５、３６を付けた受け皿に形成する。なお、上述した実施例においては、幅２１cm長さ１６cm深さ４cm程度としているが、これよりも大小体としてもよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。

【００１１】請求項１のたわしラックにおいては、シンクの上や出窓など平面上に置けるため蛇口の水で濡れることもなく、ます目よりたわしに含んだ水が落ちるので、たわしが簡単に乾き衛生的に保たれる上、整然としているのでたわしを取り易く、置き易くたわしラックの掃除も手早く簡単に出来、かつ、一家庭で使用するまな板、ざる等洗うのに適している亀の子たわし、食器等を洗うスポンジたわし、鍋用等金たわし、フライパン等油専用たわし等、４〜５個位のたわしがこのたわしラックに収まるため場所も取らず外観的にもすっきりとしていて見栄えもよく、角が丸く加工してあるので手にも優しく安全であり、その上移動も簡単でラックごと天日干しも出来てしまうという便利で使い勝手のよいいいことずくめの優れものである。

【００１２】請求項２の受け皿においては、前後に使い勝手のよい多少の段差を設けてあるのでたわしから落ちた水が受け皿の前方に集まるため受け皿の汚れが少なく、また、受け皿の水を捨てるときは折り返しがあるため手に持ちやすく簡単に受け皿を返して水を捨てることが出来る使い勝手のよい優れものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）たわしラックの斜視図である。（ｂ）受け皿の斜視図である。

【図２】たわしラックの要部斜視図である。

【図３】受け皿の断面図である。

【図４】受け皿の左右側面図である。

【図５】受け皿の裏面斜視図である。

【図６】従来のたわしラックに係る斜視図である。

【図７】従来のたわしラックに係る斜視図である。

【符号の説明】

ＡたわしラックＢＬ形ついたて部Ｃ平面部Ｄ、Ｅ仕切りＦついたて部Ｇ受け皿２、３、４、５、６、７、８、９、１０、２５、２６
ステンレス棒１１、１２、１３、１４Ｕ形１５、１６、１７、１８、１９、２０、２１、２２、２
９、３０、３１、３２丸み２３、２４Ｌ形引っかけ部２７のり面２８折り返し３３、３４、３５、３６半球状の脚

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【手続補正書】

【提出日】平成８年１２月２４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ステンレス素材からなる丸みの棒状であ
って、ステンレス棒を、縦と横に交差して出来るます目
の接点を溶接等で着けたものからなるたわしラック
（Ａ）で、適度な鈍角でＬ形のついたて部（Ｂ）を有す
る略四角形で、角（１５、１６）に丸みを持たせたＬ形
のついたて部（Ｂ）に、先端を丸く加工したＬ字形の突
起（２３、２４）の引っかけ部を設けたものと、平面部
（Ｃ）に、それぞれの角に丸み（１７、１８）、（１
９、２０）を持たせた高さの違う低めの仕切り（Ｄ）
と、（Ｅ）と、角に丸み（２１、２２）をつけ、使い易
い鈍角を持たせたついたて部（Ｆ）とから構成されてな
るたわしラック（Ａ）で、その底面の四隅にＵ形（１
１、１２）、（１３、１４）の高さを有してなる水切り
を目的としたたわしラックである。
【請求項２】樹脂素材からなる角に丸み（２９、３
０、３１、３２）を持たせた適度な鈍角を有する略四角
形（Ｇ）で、上部のり面（２７）の周りに折り返し（２
８）を有し、裏底面部の四隅に後部（３５、３６）が高
く、前部（３３、３４）が低くなるような多少の段差を
つけた半球状の脚を有する略四角形（Ｇ）で請求項１記
載を入れて使用するための受け皿である。