JP3089343U - レーザプリンタ - Google Patents
レーザプリンタInfo
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- JP3089343U JP3089343U JP2002002156U JP2002002156U JP3089343U JP 3089343 U JP3089343 U JP 3089343U JP 2002002156 U JP2002002156 U JP 2002002156U JP 2002002156 U JP2002002156 U JP 2002002156U JP 3089343 U JP3089343 U JP 3089343U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部品点数を増加することなく基板の撓みを防止
することによりスイッチの動作不良を防止することが可
能なレーザプリンタを提供する。 【解決手段】このレーザプリンタは、フレーム2と一体
的に設けられ、スイッチ基板3の複数のスイッチ5が装
着される一方領域3aの端部の表面を押さえるための基
板押さえ部材11と、基板押さえ部材11と一体的に設
けられた補強リブ10とを備えている。
することによりスイッチの動作不良を防止することが可
能なレーザプリンタを提供する。 【解決手段】このレーザプリンタは、フレーム2と一体
的に設けられ、スイッチ基板3の複数のスイッチ5が装
着される一方領域3aの端部の表面を押さえるための基
板押さえ部材11と、基板押さえ部材11と一体的に設
けられた補強リブ10とを備えている。
Description
【0001】
この考案は、レーザプリンタに関し、特に、用紙サイズを検知する機能を備え たレーザプリンタに関する。
【0002】
従来、レーザプリンタにおいて、用紙トレイに収納された用紙のサイズを検知 する機能を備えたレーザプリンタが知られている。
【0003】 図7は、従来のレーザプリンタを示した斜視図である。図8は、図7に示した 従来のレーザプリンタの用紙トレイ部分の斜視図であり、図9は、図7に示した 従来のレーザプリンタの用紙サイズ検知スイッチ部の拡大図である。図10は、 図9に示した従来の用紙サイズ検知スイッチ部の上面図であり、図11は、図9 に示した従来の用紙サイズ検知スイッチ部の150−150線に沿った断面を示 した断面図である。まず、図7〜図11を参照して、従来のレーザプリンタの構 造について説明する。
【0004】 従来のレーザプリンタは、図7に示すように、用紙を収納するための用紙トレ イ141と、用紙サイズ検知スイッチ部101とを備えている。用紙トレイ14 1は、レーザプリンタ本体内に挿入可能に取り付けられており、用紙サイズ検知 スイッチ部101は、レーザプリンタ内部に取り付けられている。
【0005】 用紙トレイ141は、図8に示すように、用紙が収納される用紙収納部142 を有している。この用紙収納部142には、用紙サイズ変更規制板143aが、 用紙トレイ141の挿入方向に移動可能に取り付けられている。また、用紙サイ ズ変更規制板143bが、用紙トレイ141の挿入方向と直交する方向に移動可 能に取り付けられている。また、複数の用紙サイズ検知用突起部144が、用紙 トレイ141の側面に設けられている。この用紙トレイ141は、2つの用紙サ イズ変更規制板143aおよび143bの位置に基づいて、突出したり、または 、突出しなかったりする。これにより、用紙収納部142に収納された用紙のサ イズに応じて、用紙サイズ変更規制板143aおよび143bの位置を移動すれ ば、用紙サイズ変更規制板143aおよび143bの移動した位置に基づいて、 所定の用紙サイズ検知用突起部144が突出される。
【0006】 また、用紙サイズ検知スイッチ部101は、図9および図10に示すように、 フレーム102に取り付けられたスイッチ基板103と、フレーム102に取り 付けられた板ばね104と、スイッチ基板103に装着された複数のスイッチ1 05とによって構成されている。この複数のスイッチ105は、スイッチ基板1 03の一方領域103aの裏面の端部に装着されている。そして、スイッチ基板 103は、スイッチ基板103のスイッチ105が装着されていない他方領域1 03bの2個所で、2つのねじ106によって、ボス107を介してフレーム1 02に固定されている。また、スイッチ基板103をフレーム102に取り付け る際に、スイッチ基板103が回転するのを防止するために、フレーム102に 一体的に形成されたリブ108が、スイッチ基板103の穴109に挿入されて いる。
【0007】 そして、板ばね104は、先端部が複数に分割されている。また、板ばね10 4の分割された先端部は、それぞれ、湾曲部104aを有している。この湾曲部 104aは、矢印X方向(図10参照)に挿入される用紙トレイ141の用紙サ イズ検知用突起部144(図8参照)によって押圧される。これにより、板ばね 104が矢印Y方向(図10参照)に弾性変形するので、板ばね104に押圧さ れたスイッチ105がオンする。その結果、所定の用紙サイズ検知用突起部14 4が突出した用紙トレイ141をレーザプリンタ本体内に挿入することによって 、所定のスイッチ105がオンするので、用紙トレイ141に収納された用紙の サイズが検知される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、図9に示した従来の用紙サイズ検知スイッチ部101の取り付 け構造では、上記のように、スイッチ基板103の一方領域103aの裏面の端 部に複数のスイッチ105が装着されているため、スイッチ基板103の一方領 域103aをねじにより固定するのは困難であった。このため、従来では、図9 に示したように、スイッチ105が装着されない領域である他方領域103bに おいて、ねじ106によりスイッチ基板103をボス107を介してフレーム1 02に固定していた。したがって、従来では、スイッチ基板103のスイッチ1 05が装着されている一方領域103aの端部が、スイッチ105に対する押圧 力や環境変化などによって矢印Z方向(図11参照)に撓みやすくなるという不 都合があった。この場合には、スイッチ基板103に装着されたスイッチ105 と板ばね104との間隔Bが大きくなるので、用紙サイズ検知用突起部144が 板ばね104を押圧したとしても、板ばね104がスイッチ105を押圧するの が困難になる。その結果、スイッチ105の動作不良が生じるという問題点があ った。
【0009】 そこで、従来、スイッチ基板などの基板の撓みを防止するための構造やスイッ チの動作不良を低減するための構造が提案されている。たとえば、実開平4−1 0367号公報には、2つの金具と、1つの連結部材と、1つの支持棒とからな る基板撓み防止部材によって、基板の撓みを防止する構造が開示されている。し かしながら、上記実開平4−10367号公報に開示された構造では、基板撓み 防止部材が上記した4つの部品からなるので、部品点数が増加するという不都合 がある。また、特開2000−294081号公報には、弾性変形するジョイン タを用いることにより、スイッチの破損を防止して、スイッチの動作不良を低減 するスイッチ操作装置が開示されている。しかしながら、上記特開2000−2 94081号公報に開示されたスイッチ操作装置では、基板の撓みを防止するた めの対策がなされていない。このため、図9に示した従来の用紙サイズ検知スイ ッチ部101の取り付け構造と同様、スイッチに対する押圧力や環境変化などに より基板が撓みやすくなる可能性がある。
【0010】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の一つの目的は、部品点数を増加することなく基板の撓みを防止する ことによりスイッチの動作不良を防止することが可能なレーザプリンタを提供す ることである。
【0011】 この考案のもう一つの目的は、上記のレーザプリンタにおいて、スイッチの動 作不良を防止する機構の機械的強度を向上することである。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項1によるレーザプリンタは、フレームと、 突起部を有する用紙トレイと、用紙トレイの用紙サイズを検知するための複数の スイッチが裏面の一方領域に装着されるとともに、一方領域以外の他方領域の2 個所で2つのねじによりフレームに対して固定されたスイッチ基板と、用紙トレ イの突起部に押圧されることによってスイッチを押圧するようにフレームに取り 付けられた板ばねと、1つのねじの近傍でスイッチ基板に設けられた穴に挿入さ れ、フレームと一体的に設けられた回り止め用のリブとを備えたレーザプリンタ において、フレームと一体的に設けられ、スイッチ基板の複数のスイッチが装着 される一方領域の端部の表面を押さえるための基板押さえ部材と、基板押さえ部 材と一体的に設けられた補強リブとを備えたことを特徴とする。
【0013】 請求項1によるレーザプリンタでは、上記のように、複数のスイッチが装着さ れるスイッチ基板の一方領域の端部の表面を押さえるための基板押さえ部材を設 けることによって、ねじにより固定するのが困難で、かつ、スイッチに対する押 圧力や環境変化などによって撓みやすい複数のスイッチが装着される一方領域が 撓むのを、その基板押さえ部材により防止することができる。これにより、スイ ッチ基板の複数のスイッチと、フレームに取り付けられたスイッチを押圧する板 ばねとの間隔が大きくなるのを防止することができるので、用紙トレイの突起部 によって板ばねがスイッチの方向に押圧された際にスイッチが動作しなくなると いう不都合も生じない。これにより、スイッチの動作不良を有効に防止すること ができる。また、基板押さえ部材をレーザプリンタのフレームと一体的に設ける ことによって、基板押さえ部材を設けたとしても、部品点数が増加することがな い。また、補強リブを、基板押さえ部材と一体的に設けることによって、基板押 さえ部材の機械的強度を向上させることができる。
【0014】 請求項2によるレーザプリンタは、フレームと、突起部を有する用紙トレイと 、用紙トレイの用紙サイズを検知するための複数のスイッチが裏面の一方領域に 装着されるとともに、一方領域以外の他方領域の2個所で2つのねじによりフレ ームに対して固定されたスイッチ基板と、用紙トレイの突起部に押圧されること によってスイッチを押圧するようにフレームに取り付けられた板ばねとを備えた レーザプリンタにおいて、フレームと一体的に設けられ、スイッチ基板の複数の スイッチが装着される一方領域の端部の表面を押さえるための基板押さえ部材と 、基板押さえ部材と一体的に設けられた補強リブと、基板押さえ部材の押さえ面 に突出するように設けられ、スイッチ基板の一方領域の端部の表面に設けられた 切り欠き部に係合する回り止め用突起部とを備えたことを特徴とする。
【0015】 請求項2によるレーザプリンタでは、上記のように、複数のスイッチが装着さ れるスイッチ基板の一方領域の端部の表面を押さえるための基板押さえ部材を設 けることによって、ねじにより固定するのが困難で、かつ、スイッチに対する押 圧力や環境変化などによって撓みやすい複数のスイッチが装着される一方領域が 撓むのを、その基板押さえ部材により防止することができる。これにより、スイ ッチ基板の複数のスイッチと、用紙トレイに設けられたスイッチを押圧する板ば ねとの間隔が大きくなるのを防止することができるので、用紙トレイの突起部に よって板ばねがスイッチの方向に押圧された際にスイッチが動作しなくなるとい う不都合も生じない。これにより、スイッチの動作不良を有効に防止することが できる。また、基板押さえ部材をレーザプリンタのフレームと一体的に設けるこ とによって、基板押さえ部材を設けたとしても、部品点数が増加することがない 。また、補強リブを、基板押さえ部材と一体的に設けることによって、基板押さ え部材の機械的強度を向上させることができる。さらに、基板押さえ部材の押さ え面に突出するように、スイッチ基板の一方領域の端部の表面に設けられた切り 欠き部に係合する回り止め用突起部を設けることによって、基板押さえ部材に、 基板の撓み防止機能に加えて、基板の回り止め機能をも持たせることができる。 その結果、基板の回り止め機構を別途設ける必要がない。
【0016】 請求項3によるレーザプリンタは、裏面の一方領域に複数のスイッチが装着さ れたスイッチ基板が、複数のスイッチが装着された一方領域以外の他方領域でね じによりフレームに対して固定されたレーザプリンタにおいて、スイッチ基板の 複数のスイッチが装着される一方領域の端部の表面を押さえるための基板押さえ 部材を備えたことを特徴とする。
【0017】 請求項3によるレーザプリンタでは、上記のように、スイッチ基板の複数のス イッチが装着される一方領域の端部の表面を押さえるための基板押さえ部材を設 けることによって、ねじにより固定するのが困難で、かつ、スイッチに対する押 圧力や環境変化などによって撓みやすい複数のスイッチが装着される一方領域が 撓むのを、基板押さえ部材により防止することができる。これにより、スイッチ 基板の複数のスイッチと、スイッチを押圧する板ばねとの間隔が大きくなるのを 防止することができるので、板ばねがスイッチの方向に押圧された際にスイッチ が動作しなくなるという不都合も生じない。これにより、スイッチの動作不良を 有効に防止することができる。
【0018】 請求項4によるレーザプリンタは、請求項3の構成において、基板押さえ部材 は、フレームに一体的に設けられている。このように、基板押さえ部材をフレー ムと一体的に設ければ、基板押さえ部材を設けたとしても、部品点数が増加する ことがない。
【0019】 請求項5によるレーザプリンタは、請求項3または4の構成において、基板押 さえ部材と一体的に設けられた補強リブをさらに備える。このように構成すれば 、基板押さえ部材の機械的強度を向上させることができる。
【0020】 請求項6によるレーザプリンタは、請求項3〜5のいずれかの構成において、 スイッチ基板は、フレームに対して、他方領域の1個所で1つのねじにより固定 され、基板押さえ部材の押さえ面に突出するように設けられ、スイッチ基板の一 方領域の端部の表面に設けられた切り欠き部に係合する回り止め用突起部をさら に備える。このように構成すれば、基板押さえ部材に、基板の撓み防止機能に加 えて、基板の回り止め機能をも持たせることができる。その結果、基板の回り止 め機構を別途設ける必要がない。
【0021】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】 (第1実施形態) 図1は、本考案の第1実施形態によるレーザプリンタの用紙サイズ検知スイッ チ部の拡大図である。図2は、図1に示した第1実施形態による用紙サイズ検知 スイッチ部の上面図である。図3は、図1に示した第1実施形態による用紙サイ ズ検知スイッチ部の50−50線に沿った断面を示した断面図である。まず、図 1〜図3を参照して、第1実施形態によるレーザプリンタの用紙サイズ検知スイ ッチ部の構造について説明する。
【0023】 第1実施形態では、図7に示した従来のレーザプリンタと同様、用紙サイズ検 知スイッチ部1は、レーザプリンタ内部に取り付けられている。また、用紙サイ ズ検知スイッチ部1は、図1および図2に示すように、フレーム2に取り付けら れたスイッチ基板3と、フレーム2に取り付けられた板ばね4と、スイッチ基板 3に装着された複数のスイッチ5とによって構成されている。この複数のスイッ チ5は、スイッチ基板3の一方領域3aの裏面の端部に装着されている。そして 、スイッチ基板3は、スイッチ基板3のスイッチ5が装着されていない他方領域 3bの2個所で、2つのねじ6によって、ボス7を介してフレーム2に固定され ている。また、スイッチ基板3をフレーム2に取り付ける際に、スイッチ基板3 が回転するのを防止するために、フレーム2に一体的に形成されたリブ8が、ス イッチ基板3の穴9に挿入されている。
【0024】 そして、板ばね4は、先端部が複数に分割されている。また、板ばね4の分割 された先端部は、それぞれ、湾曲部4aを有している。この湾曲部4aは、矢印 X方向(図2参照)に挿入される用紙トレイの用紙サイズ検知用突起部(図示せ ず)によって押圧される。これにより、板ばね4が矢印Y方向(図2参照)に弾 性変形するので、板ばね4に押圧されたスイッチ5がオンする。その結果、所定 の用紙サイズ検知用突起部が突出した用紙トレイをレーザプリンタ本体内に挿入 することによって、所定のスイッチ5がオンするので、用紙トレイに収納された 用紙のサイズが検知される。
【0025】 ここで、第1実施形態では、補強リブ10によって補強された基板押さえ部材 11が、フレーム2に一体的に形成されている。この基板押さえ部材11によっ て、スイッチ基板3のスイッチ5が装着されている一方領域3aの端部の表面が 押さえられている。
【0026】 第1実施形態では、上記のように、スイッチ基板3のスイッチ5が装着されて いる一方領域3aの端部の表面を押さえるための基板押さえ部材11を設けるこ とによって、ねじにより固定するのが困難で、かつ、スイッチ5に対する押圧力 や温度などの環境変化などによって撓みやすい複数のスイッチ5が装着される一 方領域3aが、矢印Z方向(図3参照)に撓むのを防止することができる。これ により、図3に示すように、スイッチ基板3の複数のスイッチ5と、フレーム2 に取り付けられたスイッチ5を押圧する板ばね4との間隔Aが大きくなるのを防 止することができるので、用紙トレイの突起部(図示せず)によって板ばね4が スイッチ5の方向に押圧された際にスイッチ5が動作しなくなるという不都合も 生じない。これにより、スイッチ5の動作不良を有効に防止することができる。
【0027】 また、第1実施形態では、上記のように、基板押さえ部材11をレーザプリン タのフレーム2と一体的に設けることによって、基板押さえ部材11を設けたと しても、部品点数が増加することがない。
【0028】 また、第1実施形態では、上記のように、補強リブ10を、基板押さえ部材1 1と一体的に設けることによって、基板押さえ部材11の機械的強度を向上させ ることができる。
【0029】 (第2実施形態) 図4は、本考案の第2実施形態によるレーザプリンタの用紙サイズ検知スイッ チ部を示した上面図である。図5は、図4に示した第2実施形態による用紙サイ ズ検知スイッチ部のスイッチ基板の平面図である。図6は、図4に示した第2実 施形態による用紙サイズ検知スイッチ部の基板押さえ部材の拡大図である。図4 〜図6を参照して、この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、基板押 さえ部材31に、スイッチ基板23の回り止め機能を持たせた例について説明す る。なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
【0030】 この第2実施形態では、図4に示すように、補強リブ30によって補強された 基板押さえ部材31が、フレーム2に一体的に形成されている。この基板押さえ 部材31によって、スイッチ基板23のスイッチ5が装着されている一方領域2 3aの端部の表面が押さえられている。また、スイッチ基板23は、図5に示す ように、スイッチ5が装着される一方領域23aの端部に切り欠き部23cを有 している。基板押さえ部材31は、図6に示すように、押さえ面に突起部31a を有している。このため、スイッチ基板23は、図4に示したように、スイッチ 基板23の切り欠き部23cに基板押さえ部材31の突起部31aが係合した状 態でフレーム2に取り付けられている。なお、スイッチ基板23は、他方領域2 3bにおいて、1つのねじ6によりボス7を介してフレーム2に固定されている 。
【0031】 第2実施形態では、上記のように、基板押さえ部材31の押さえ面に突出する ように、スイッチ基板23のスイッチ5が装着されている一方領域23aの端部 の表面に設けられた切り欠き部23cに係合する回り止め用の突起部31aを設 けることによって、基板押さえ部材31に、基板の撓み防止機能に加えて、基板 の回り止め機能をも持たせることができる。その結果、基板の回り止め機構を別 途設ける必要がない。
【0032】 また、この第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様、基板押さえ部 材31によって、ねじにより固定することが困難で、かつ、スイッチ5に対する 押圧力や温度などの環境変化で撓みやすい一方領域23aが撓むのを防止するこ とができるので、スイッチ5の動作不良を有効に防止することができる。
【0033】 なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
【0034】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0035】 たとえば、上記第1および第2実施形態では、スイッチ基板を2つのねじまた は1つのねじによってフレームに固定するようにしたが、本考案はこれに限らず 、3つ以上のねじによってスイッチ基板を固定するようにしてもよい。
【0036】 また、上記第1および第2実施形態では、基板押さえ部材をフレームに一体的 に形成するようにしたが、本考案はこれに限らず、基板押さえ部材をフレームに 後付けするようにしてもよい。この場合にも、基板押さえ部材は1つであるので 、部品点数が大幅に増加することはない。
【0037】 また、上記第1および第2実施形態では、補強リブを基板押さえ部材と一体的 に形成することにより基板押さえ部材の機械的強度を向上するようにしたが、本 考案はこれに限らず、基板押さえ部材の強度が大きければ、補強リブを形成しな くてもよい。
【0038】
以上のように、本考案によれば、部品点数を増加することなく基板の撓みを防 止することによりスイッチの動作不良を防止することが可能なレーザプリンタを 提供することができる。
【図1】本考案の第1実施形態によるレーザプリンタの
用紙サイズ検知スイッチ部の拡大図である。
用紙サイズ検知スイッチ部の拡大図である。
【図2】図1に示した第1実施形態による用紙サイズ検
知スイッチ部の上面図である。
知スイッチ部の上面図である。
【図3】図1に示した第1実施形態による用紙サイズ検
知スイッチ部の50−50線に沿った断面を示した断面
図である。
知スイッチ部の50−50線に沿った断面を示した断面
図である。
【図4】本考案の第2実施形態によるレーザプリンタの
用紙サイズ検知スイッチ部を示した上面図である。
用紙サイズ検知スイッチ部を示した上面図である。
【図5】図4に示した第2実施形態による用紙サイズ検
知スイッチ部のスイッチ基板の平面図である。
知スイッチ部のスイッチ基板の平面図である。
【図6】図4に示した第2実施形態による用紙サイズ検
知スイッチ部の基板押さえ部材の拡大図である。
知スイッチ部の基板押さえ部材の拡大図である。
【図7】従来のレーザプリンタを示した斜視図である。
【図8】図7に示した従来のレーザプリンタの用紙トレ
イ部分の斜視図である。
イ部分の斜視図である。
【図9】図7に示した従来のレーザプリンタの用紙サイ
ズ検知スイッチ部の拡大図である。
ズ検知スイッチ部の拡大図である。
【図10】図9に示した従来の用紙サイズ検知スイッチ
部の上面図である。
部の上面図である。
【図11】図9に示した従来の用紙サイズ検知スイッチ
部の150−150線に沿った断面を示した断面図であ
る。
部の150−150線に沿った断面を示した断面図であ
る。
2 フレーム 3、23 スイッチ基板 3a、23a 一方領域 3b、23b 他方領域 4 板ばね 5 スイッチ 6 ねじ 8 リブ 9 穴 10、30 補強リブ 11、31 基板押さえ部材
Claims (6)
- 【請求項1】 フレームと、突起部を有する用紙トレイ
と、前記用紙トレイの用紙サイズを検知するための複数
のスイッチが裏面の一方領域に装着されるとともに、前
記一方領域以外の他方領域の2個所で2つのねじにより
前記フレームに対して固定されたスイッチ基板と、前記
用紙トレイの突起部に押圧されることによって前記スイ
ッチを押圧するように前記フレームに取り付けられた板
ばねと、1つの前記ねじの近傍で前記スイッチ基板に設
けられた穴に挿入され、前記フレームと一体的に設けら
れた回り止め用のリブとを備えたレーザプリンタにおい
て、 前記フレームと一体的に設けられ、前記スイッチ基板の
複数のスイッチが装着される一方領域の端部の表面を押
さえるための基板押さえ部材と、 前記基板押さえ部材と一体的に設けられた補強リブとを
備えたことを特徴とする、レーザプリンタ。 - 【請求項2】 フレームと、突起部を有する用紙トレイ
と、前記用紙トレイの用紙サイズを検知するための複数
のスイッチが裏面の一方領域に装着されるとともに、前
記一方領域以外の他方領域の2個所で2つのねじにより
前記フレームに対して固定されたスイッチ基板と、前記
用紙トレイの突起部に押圧されることによって前記スイ
ッチを押圧するように前記フレームに取り付けられた板
ばねとを備えたレーザプリンタにおいて、 前記フレームと一体的に設けられ、前記スイッチ基板の
複数のスイッチが装着される一方領域の端部の表面を押
さえるための基板押さえ部材と、 前記基板押さえ部材と一体的に設けられた補強リブと、 前記基板押さえ部材の押さえ面に突出するように設けら
れ、前記スイッチ基板の一方領域の端部の表面に設けら
れた切り欠き部に係合する回り止め用突起部とを備えた
ことを特徴とする、レーザプリンタ。 - 【請求項3】 裏面の一方領域に複数のスイッチが装着
されたスイッチ基板が、前記複数のスイッチが装着され
た一方領域以外の他方領域でねじによりフレームに対し
て固定されたレーザプリンタにおいて、 前記スイッチ基板の複数のスイッチが装着される一方領
域の端部の表面を押さえるための基板押さえ部材を備え
たことを特徴とする、レーザプリンタ。 - 【請求項4】 前記基板押さえ部材は、前記フレームに
一体的に設けられている、請求項3に記載のレーザプリ
ンタ。 - 【請求項5】 前記基板押さえ部材と一体的に設けられ
た補強リブをさらに備える、請求項3または4に記載の
レーザプリンタ。 - 【請求項6】 前記スイッチ基板は、前記フレームに対
して、前記他方領域の1個所で1つのねじにより固定さ
れ、 前記基板押さえ部材の押さえ面に突出するように設けら
れ、前記スイッチ基板の一方領域の端部の表面に設けら
れた切り欠き部に係合する回り止め用突起部をさらに備
える、請求項3〜5のいずれか1項に記載のレーザプリ
ンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002156U JP3089343U (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | レーザプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002156U JP3089343U (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | レーザプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089343U true JP3089343U (ja) | 2002-10-25 |
Family
ID=43240605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002156U Expired - Lifetime JP3089343U (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | レーザプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089343U (ja) |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002002156U patent/JP3089343U/ja not_active Expired - Lifetime
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