JP3089207B2 - 映像レベル補正方法 - Google Patents
映像レベル補正方法Info
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- JP3089207B2 JP3089207B2 JP08097681A JP9768196A JP3089207B2 JP 3089207 B2 JP3089207 B2 JP 3089207B2 JP 08097681 A JP08097681 A JP 08097681A JP 9768196 A JP9768196 A JP 9768196A JP 3089207 B2 JP3089207 B2 JP 3089207B2
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- video
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR、フィル
ム、スライド等の映像レベルを補正する映像レベル補正
方法に関する。
ム、スライド等の映像レベルを補正する映像レベル補正
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TV放送局等に於て、広告会社やその関
係部署から搬入されるCM素材は、放送用として使用で
きるように映像及び音声を補正してCMバンクと呼ばれ
る管理システムに収録・保管することが一般に行われて
いる。その内、CM素材を収録する作業(ファイリン
グ)は、最も重要な作業であり、以下に示すチェック事
項に基づいて行われる。
係部署から搬入されるCM素材は、放送用として使用で
きるように映像及び音声を補正してCMバンクと呼ばれ
る管理システムに収録・保管することが一般に行われて
いる。その内、CM素材を収録する作業(ファイリン
グ)は、最も重要な作業であり、以下に示すチェック事
項に基づいて行われる。
【0003】 正しい素材が準備されているか(スポ
ンサー、素材タイトルの確認)。 正しい素材が収録されているか(スポンサー、素材
タイトル通りのCM素材か)。 音声レベルは均一か、歪んでいないか。 正しい色相か(肌色、商品色)。 ドロップアウト等の画乱れはないか。 映像レベルは適切か(ピーク値は適正か)。 字の間違い、日付・曜日の確認。 CM表現は放送基準に抵触していないか。
ンサー、素材タイトルの確認)。 正しい素材が収録されているか(スポンサー、素材
タイトル通りのCM素材か)。 音声レベルは均一か、歪んでいないか。 正しい色相か(肌色、商品色)。 ドロップアウト等の画乱れはないか。 映像レベルは適切か(ピーク値は適正か)。 字の間違い、日付・曜日の確認。 CM表現は放送基準に抵触していないか。
【0004】上記チェック事項の内、の映像レベルに
ついては、映像レベルを均一にしなければならない。そ
の理由の一つは、TV放送を行うための標準規格が電波
法によって定められているからである。もう一つの理由
としては、図10と図11の画像信号レベルと放送機の搬送
波出力の関係に示すように、同期信号の先端(シンク・
レベル)から映像レベルの一番高いレベル、つまり白信
号の先端(ピーク・ホワイトレベル)までの振幅値は、
1VP-P (ピーク・トゥー・ピーク=尖頭値)が標準で
あり、この振幅のレベルが高くても、低くても最良の画
像は得られない。
ついては、映像レベルを均一にしなければならない。そ
の理由の一つは、TV放送を行うための標準規格が電波
法によって定められているからである。もう一つの理由
としては、図10と図11の画像信号レベルと放送機の搬送
波出力の関係に示すように、同期信号の先端(シンク・
レベル)から映像レベルの一番高いレベル、つまり白信
号の先端(ピーク・ホワイトレベル)までの振幅値は、
1VP-P (ピーク・トゥー・ピーク=尖頭値)が標準で
あり、この振幅のレベルが高くても、低くても最良の画
像は得られない。
【0005】即ち、振幅のレベルが高い場合は、電波法
違反となる上、受像する場合に正しい映像が再現できな
いという問題がある(映像レベルが 100%をはるかに超
えてしまうと、図11のsの部分が切れてしまい電波に連
続性が無くなるため絵にならない)。また、振幅のレベ
ルが低いと、受像した場合、明暗が明瞭にならず、夕暮
れのような画像になってしまう(黒から白の階調が小さ
いと明暗の再現性が悪い)。
違反となる上、受像する場合に正しい映像が再現できな
いという問題がある(映像レベルが 100%をはるかに超
えてしまうと、図11のsの部分が切れてしまい電波に連
続性が無くなるため絵にならない)。また、振幅のレベ
ルが低いと、受像した場合、明暗が明瞭にならず、夕暮
れのような画像になってしまう(黒から白の階調が小さ
いと明暗の再現性が悪い)。
【0006】従来、振幅値を上述のように1VP-P にす
るために、図12に示すように、オペレータが波形モニタ
ーe(WFM)を目視で確認しつつ可変調整器fを調整
し、1VP-P となるようにレベル補正していた。
るために、図12に示すように、オペレータが波形モニタ
ーe(WFM)を目視で確認しつつ可変調整器fを調整
し、1VP-P となるようにレベル補正していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
オペレータの目視によりレベル補正する方法では、時間
と労力がかかり、ファイリングの作業効率が低下する要
因となっていた。また、目視によるレベル補正のばらつ
きが生じるという欠点があった。
オペレータの目視によりレベル補正する方法では、時間
と労力がかかり、ファイリングの作業効率が低下する要
因となっていた。また、目視によるレベル補正のばらつ
きが生じるという欠点があった。
【0008】そこで、本発明は、映像レベルを自動的に
所定の値に補正することができる映像レベル補正方法を
提供することを目的とする。
所定の値に補正することができる映像レベル補正方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る映像レベル補正方法は、TV放送用の
素材映像を録画・再生装置に収録すると同時に、その素
材映像を映像レベル測定・演算手段に取り込んで輝度値
と映像信号値を測定・演算して映像レベル補正値を求
め、かつ、該映像レベル補正値をホストコンピュータに
て記憶し、再生時に、該ホストコンピュータにて該映像
レベル補正値に基づいて映像レベル補正装置を作動させ
て再生映像レベルを補正するものである。
めに本発明に係る映像レベル補正方法は、TV放送用の
素材映像を録画・再生装置に収録すると同時に、その素
材映像を映像レベル測定・演算手段に取り込んで輝度値
と映像信号値を測定・演算して映像レベル補正値を求
め、かつ、該映像レベル補正値をホストコンピュータに
て記憶し、再生時に、該ホストコンピュータにて該映像
レベル補正値に基づいて映像レベル補正装置を作動させ
て再生映像レベルを補正するものである。
【0010】また、本発明に係る映像レベル補正方法
は、TV放送用の素材映像を録画・再生装置に収録する
と同時に、その素材映像を映像信号入力ボードを介して
パーソナルコンピュータに取り込んで、そのパーソナル
コンピュータに設定した数値に基づいて映像の輝度値と
映像信号値を測定・演算して映像レベル補正値を求め、
かつ、該映像レベル補正値をホストコンピュータにて記
憶し、再生時に、該ホストコンピュータにて該映像レベ
ル補正値に基づいて映像レベル補正装置を作動させて再
生映像レベルを補正するものである。
は、TV放送用の素材映像を録画・再生装置に収録する
と同時に、その素材映像を映像信号入力ボードを介して
パーソナルコンピュータに取り込んで、そのパーソナル
コンピュータに設定した数値に基づいて映像の輝度値と
映像信号値を測定・演算して映像レベル補正値を求め、
かつ、該映像レベル補正値をホストコンピュータにて記
憶し、再生時に、該ホストコンピュータにて該映像レベ
ル補正値に基づいて映像レベル補正装置を作動させて再
生映像レベルを補正するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基き本発明を
詳説する。
詳説する。
【0012】先ず、TV放送用の映像について説明する
と、TV放送では、映像の製作、加工、保存、再利用
(再生)する場合は、再生される映像レベルを均一にし
なければならない。その理由の一つは、TV放送を行う
ための標準規格が電波によって定められているからであ
る。もう一つの理由としては、図10と図11の画像信号レ
ベルと放送機の搬送波出力の関係に示すように、同期信
号の先端(シンク・レベル)から映像レベルの一番高い
レベル、つまり白信号の先端(ピーク・ホワイトレベ
ル)までの振幅値は、1VP-P (ピーク・トゥー・ピー
ク=尖頭値)が標準であり、この振幅のレベルが高くて
も、低くても最良の画像は得られない。
と、TV放送では、映像の製作、加工、保存、再利用
(再生)する場合は、再生される映像レベルを均一にし
なければならない。その理由の一つは、TV放送を行う
ための標準規格が電波によって定められているからであ
る。もう一つの理由としては、図10と図11の画像信号レ
ベルと放送機の搬送波出力の関係に示すように、同期信
号の先端(シンク・レベル)から映像レベルの一番高い
レベル、つまり白信号の先端(ピーク・ホワイトレベ
ル)までの振幅値は、1VP-P (ピーク・トゥー・ピー
ク=尖頭値)が標準であり、この振幅のレベルが高くて
も、低くても最良の画像は得られない。
【0013】しかして、本発明に係る映像レベル補正方
法は、上述のような映像レベルの均一化をするための方
法であり、図1は、本発明に係る映像レベル補正方法に
使用される映像レベル補正装置の簡略図を示す。同図に
於て、1はCMのVTR、フィルム、スライド等として
与えられる素材映像であり、夫々に対応した再生装置に
て再生される。2は素材映像1の映像信号を分配する分
配器である。
法は、上述のような映像レベルの均一化をするための方
法であり、図1は、本発明に係る映像レベル補正方法に
使用される映像レベル補正装置の簡略図を示す。同図に
於て、1はCMのVTR、フィルム、スライド等として
与えられる素材映像であり、夫々に対応した再生装置に
て再生される。2は素材映像1の映像信号を分配する分
配器である。
【0014】3は映像レベル測定・演算手段であり、分
配器2から送られた素材映像を取り込んで、後述の測定
と演算を行うものである。5は録画・再生装置であり、
素材映像の録画と再生を行う。6は映像レベル補正装置
であり、録画・再生装置5を制御するインターフェース
として与えられ、再生された映像のレベルを補正するも
のである。
配器2から送られた素材映像を取り込んで、後述の測定
と演算を行うものである。5は録画・再生装置であり、
素材映像の録画と再生を行う。6は映像レベル補正装置
であり、録画・再生装置5を制御するインターフェース
として与えられ、再生された映像のレベルを補正するも
のである。
【0015】4はホストコンピュータであり、映像レベ
ル測定・演算手段3の作動を制御すると共にその映像レ
ベル測定・演算手段3により得られた映像レベル補正値
を記録しておき、かつ、その映像レベル補正値に基づい
て映像レベル補正装置6の作動を制御して再生映像レベ
ルを補正するものである。
ル測定・演算手段3の作動を制御すると共にその映像レ
ベル測定・演算手段3により得られた映像レベル補正値
を記録しておき、かつ、その映像レベル補正値に基づい
て映像レベル補正装置6の作動を制御して再生映像レベ
ルを補正するものである。
【0016】また、図2は、映像レベル測定・演算手段
3の原理を示すブロック図であり、パーソナルコンピュ
ータ用の映像信号入力ボード20とパーソナルコンピュー
タ21(以下パソコン21と略すことがある)とから構成さ
れる。映像信号入力ボード20は、 Y/C分離器8、RGB
デコーダ9、 A/D変換器10、V−RAMデータコントロ
ーラ11、V−RAM12、タイミングコントロール&CP
Uインターフェイス13、及び、同期分離回路14を、備え
た電気回路にて構成される。
3の原理を示すブロック図であり、パーソナルコンピュ
ータ用の映像信号入力ボード20とパーソナルコンピュー
タ21(以下パソコン21と略すことがある)とから構成さ
れる。映像信号入力ボード20は、 Y/C分離器8、RGB
デコーダ9、 A/D変換器10、V−RAMデータコントロ
ーラ11、V−RAM12、タイミングコントロール&CP
Uインターフェイス13、及び、同期分離回路14を、備え
た電気回路にて構成される。
【0017】しかして、図1と図2を参照しつつ本発明
に係る映像レベル補正方法を説明すると、先ず、録画・
再生装置5による素材映像の録画と同時に、ホストコン
ピュータ4から映像レベル測定・演算手段3に測定開始
信号(接点メイク)が送られる。これにより、映像レベ
ル測定・演算手段3が、本線系とは別に設けたラインか
ら素材映像信号を取り込む。
に係る映像レベル補正方法を説明すると、先ず、録画・
再生装置5による素材映像の録画と同時に、ホストコン
ピュータ4から映像レベル測定・演算手段3に測定開始
信号(接点メイク)が送られる。これにより、映像レベ
ル測定・演算手段3が、本線系とは別に設けたラインか
ら素材映像信号を取り込む。
【0018】具体的には、映像レベル測定・演算手段3
の映像信号入力ボード20に素材映像信号が取り込まれ、
その信号は、TV受像器と同じように Y/C分離器8、R
GBデコーダ9等を経由して、RGB信号(R=赤、G
=緑、B=青)に変換される。
の映像信号入力ボード20に素材映像信号が取り込まれ、
その信号は、TV受像器と同じように Y/C分離器8、R
GBデコーダ9等を経由して、RGB信号(R=赤、G
=緑、B=青)に変換される。
【0019】さらに、そのRGB信号をパソコン21に取
り込んで、ソフトウェアを使用して輝度値と映像信号値
の測定・演算を行って、映像レベル補正値を求める。つ
まり、パソコン21に設定した数値に基づいて測定・演算
する。かつ、スーパーインポーズにて画面に表示すると
共に、フレーム中の輝度レベル、映像レベルのピーク値
をリアルタイムに検出し、そのピーク位置をパソコン上
の映像にマークする。
り込んで、ソフトウェアを使用して輝度値と映像信号値
の測定・演算を行って、映像レベル補正値を求める。つ
まり、パソコン21に設定した数値に基づいて測定・演算
する。かつ、スーパーインポーズにて画面に表示すると
共に、フレーム中の輝度レベル、映像レベルのピーク値
をリアルタイムに検出し、そのピーク位置をパソコン上
の映像にマークする。
【0020】ここで、素材映像レベル取り込み条件は次
の通りである。即ち、ホストコンピュータ4(ホストC
PU)からの取り込み開始信号は接点制御され、接点が
メイク中である限り映像レベル測定・演算手段3は処理
を続行する。フレームバッファの条件として、RGBの
各成分は0〜 255(8ビット)までの 256階調しか持て
ず、 1.126VP-P の輝度信号が入力されたときにRGB
共に 255となり、それ以上は識別できなくなる。これを
回避するために、入力条件でRGBレベルを下げること
により、映像レベルを下げて取り込み、計算時に設定目
標値から元のレベルに復元させる。
の通りである。即ち、ホストコンピュータ4(ホストC
PU)からの取り込み開始信号は接点制御され、接点が
メイク中である限り映像レベル測定・演算手段3は処理
を続行する。フレームバッファの条件として、RGBの
各成分は0〜 255(8ビット)までの 256階調しか持て
ず、 1.126VP-P の輝度信号が入力されたときにRGB
共に 255となり、それ以上は識別できなくなる。これを
回避するために、入力条件でRGBレベルを下げること
により、映像レベルを下げて取り込み、計算時に設定目
標値から元のレベルに復元させる。
【0021】また、RGBに分けて取り込んだ信号から
元の映像レベルを算出するために、NTSCの放送原理
式を用いる。即ち、輝度値Eyは、Ey=0.30Er+0.
59Eg+0.11Ebの式により求められる。なお、Er、
Eg、Ebは、夫々、R(赤)、G(緑)、B(青)の
信号に対応する。また、クロマ値Ecは次式にて求めら
れる。
元の映像レベルを算出するために、NTSCの放送原理
式を用いる。即ち、輝度値Eyは、Ey=0.30Er+0.
59Eg+0.11Ebの式により求められる。なお、Er、
Eg、Ebは、夫々、R(赤)、G(緑)、B(青)の
信号に対応する。また、クロマ値Ecは次式にて求めら
れる。
【0022】
【数1】
【0023】そして、映像信号値Evは、Ev=Ey+
Ecの式により求められる。ここで、輝度値Eyと映像
信号値Evを別々に検索して計算する理由は、昨今のテ
レビCM業界では、カラースーパーやCG(コンピュー
タグラフィック)画像が大変多くCMに使用されてお
り、映像信号値Ev単独で全体のレベルを制御すると輝
度値Eyが犠牲になる(画像全体が暗くなる)ことを回
避するためである。
Ecの式により求められる。ここで、輝度値Eyと映像
信号値Evを別々に検索して計算する理由は、昨今のテ
レビCM業界では、カラースーパーやCG(コンピュー
タグラフィック)画像が大変多くCMに使用されてお
り、映像信号値Ev単独で全体のレベルを制御すると輝
度値Eyが犠牲になる(画像全体が暗くなる)ことを回
避するためである。
【0024】また、計算手順としては、1つの素材映像
の中で、最も高い輝度と最も高い映像レベルをパソコン
21に記憶させ、その後、輝度レベルの最大値と映像レベ
ルの最大値と目標輝度レベルと目標映像レベルを比較し
て映像補正値を算出する。
の中で、最も高い輝度と最も高い映像レベルをパソコン
21に記憶させ、その後、輝度レベルの最大値と映像レベ
ルの最大値と目標輝度レベルと目標映像レベルを比較し
て映像補正値を算出する。
【0025】このとき、パソコン内のRGBデータのい
ずれかが 255の場合は、特殊な素材とみなし、計算不能
でエラーを表示させてブザーを鳴らす。即ち、映像信号
値Evは、0.33≦(Ey+|Ec|)≦1.43の条件を満
たす必要があるが、最近のOL(文字スーパー)もCG
化され、映像信号値Evの条件をオーバーする画像もま
れに存在するため、映像信号値Evの条件をオーバーし
た場合───RGBデータのいずれかが 255の場合──
─は、計算不能としてエラー表示し、ホストコンピュー
タへの映像補正値の転送は行わない。そして、映像取り
込み(ファイリング)のやり直しをする。
ずれかが 255の場合は、特殊な素材とみなし、計算不能
でエラーを表示させてブザーを鳴らす。即ち、映像信号
値Evは、0.33≦(Ey+|Ec|)≦1.43の条件を満
たす必要があるが、最近のOL(文字スーパー)もCG
化され、映像信号値Evの条件をオーバーする画像もま
れに存在するため、映像信号値Evの条件をオーバーし
た場合───RGBデータのいずれかが 255の場合──
─は、計算不能としてエラー表示し、ホストコンピュー
タへの映像補正値の転送は行わない。そして、映像取り
込み(ファイリング)のやり直しをする。
【0026】なお、上述の計算を全ピクセル(全ての画
像)について行うのは、パソコン21の処理時間の関係で
不可能であるため、処理速度を上げるためにパソコン21
のパラメータ設定で縦横のサンプリングピッチを入力し
て、映像信号を間引きする。
像)について行うのは、パソコン21の処理時間の関係で
不可能であるため、処理速度を上げるためにパソコン21
のパラメータ設定で縦横のサンプリングピッチを入力し
て、映像信号を間引きする。
【0027】また、サンプリングを、各フレームについ
て同じ位置で行うとデータ検出に偏りが発生するため、
フレーム毎に全ピクセルが網羅できるように、サンプリ
ング位置の補正を行う。図3の(イ)(ロ)、図4、図
5、図6、及び、図7は、サンプリングの具体例を示
し、図中の黒丸がサンプリングデータ(ドット)であ
り、白丸が間引きしたデータ(ドット)である。
て同じ位置で行うとデータ検出に偏りが発生するため、
フレーム毎に全ピクセルが網羅できるように、サンプリ
ング位置の補正を行う。図3の(イ)(ロ)、図4、図
5、図6、及び、図7は、サンプリングの具体例を示
し、図中の黒丸がサンプリングデータ(ドット)であ
り、白丸が間引きしたデータ(ドット)である。
【0028】なお、図3の(イ)(ロ)と図4では、画
像データの計算を行うドットの間隔をH(横)、V
(縦)で指定する。そのときのドットは、映像入力条件
の入力分解能で設定された値により縮小された後のピク
セルドットである。また、図5と図6と図7では、画像
データの計算を行うブロック(組)をH(横)、V
(縦)で指定する。そのときのブロックサイズは、映像
入力条件の入力分解能で設定された値により縮小された
後のピクセルサイズである。
像データの計算を行うドットの間隔をH(横)、V
(縦)で指定する。そのときのドットは、映像入力条件
の入力分解能で設定された値により縮小された後のピク
セルドットである。また、図5と図6と図7では、画像
データの計算を行うブロック(組)をH(横)、V
(縦)で指定する。そのときのブロックサイズは、映像
入力条件の入力分解能で設定された値により縮小された
後のピクセルサイズである。
【0029】また、サンプリングピッチとピーク判定基
準の関係は、次の通りである。 縦方向は縦サンプリングピッチおきにサンプリング
する。 横方向は横サンプリングピッチおきにサンプリング
する。 ピーク判定基準により指定されたピクセルグループ
の中で最も輝度の低いものをサンプリングデータとす
る。いわゆる映像のヒゲか映像信号かを切り分けるため
の操作である。 極力全画面も網羅してより正確なデータを得るため
に、2ライン目以降は前のラインから横サンプリングピ
ッチの1/2のピクセルだけ横へずらした位置をサンプ
リング位置とする。 同様に2フレーム目以降は前のフレームより横サン
プリングピッチの1/4のピクセルだけ横へずらした位
置をサンプリング位置とする。
準の関係は、次の通りである。 縦方向は縦サンプリングピッチおきにサンプリング
する。 横方向は横サンプリングピッチおきにサンプリング
する。 ピーク判定基準により指定されたピクセルグループ
の中で最も輝度の低いものをサンプリングデータとす
る。いわゆる映像のヒゲか映像信号かを切り分けるため
の操作である。 極力全画面も網羅してより正確なデータを得るため
に、2ライン目以降は前のラインから横サンプリングピ
ッチの1/2のピクセルだけ横へずらした位置をサンプ
リング位置とする。 同様に2フレーム目以降は前のフレームより横サン
プリングピッチの1/4のピクセルだけ横へずらした位
置をサンプリング位置とする。
【0030】また、映像レベル値の最高値が 100%にな
るように目標値を設定すると、輝度レベルは低いが映像
レベルが高い場合には、全体に暗くなりすぎる可能性が
ある。このため、条件設定を設けることにより、目標値
をさまざまなパターンで補正可能とする。具体的には、
目標輝度レベル及び目標映像レベルをパラメータ入力す
る。
るように目標値を設定すると、輝度レベルは低いが映像
レベルが高い場合には、全体に暗くなりすぎる可能性が
ある。このため、条件設定を設けることにより、目標値
をさまざまなパターンで補正可能とする。具体的には、
目標輝度レベル及び目標映像レベルをパラメータ入力す
る。
【0031】ここで、目標輝度レベル及び目標映像レベ
ルとは、目標値設定により調整された輝度レベルと映像
レベルが、共に目標輝度レベルと目標映像レベルを越え
ず、かつ、どちらか一方が目標レベル(目標輝度レベ
ル、目標映像レベル)と等しくなるようにするための数
値である。
ルとは、目標値設定により調整された輝度レベルと映像
レベルが、共に目標輝度レベルと目標映像レベルを越え
ず、かつ、どちらか一方が目標レベル(目標輝度レベ
ル、目標映像レベル)と等しくなるようにするための数
値である。
【0032】例えば、目標輝度レベル= 100%、目標映
像レベル= 105%に設定した場合では、次の例1〜例4
のように調整する。
像レベル= 105%に設定した場合では、次の例1〜例4
のように調整する。
【0033】例1) 輝度レベル=70%、映像レベル=
120%では、輝度レベル(70%)<目標輝度レベル( 1
00%)、映像レベル( 120%)>目標映像レベル( 105
%)であり、 100/70> 105/120 であるため、調整後
の映像レベル=目標映像レベル( 105%)となるように
調整する。即ち、輝度レベルと映像レベルの両方に、10
5/120 を乗する。これにより、調整後の輝度レベル=7
0×105 /120 = 61.25(%)となり、調整後の映像レ
ベル= 120×105 /120 = 105(%)となる。
120%では、輝度レベル(70%)<目標輝度レベル( 1
00%)、映像レベル( 120%)>目標映像レベル( 105
%)であり、 100/70> 105/120 であるため、調整後
の映像レベル=目標映像レベル( 105%)となるように
調整する。即ち、輝度レベルと映像レベルの両方に、10
5/120 を乗する。これにより、調整後の輝度レベル=7
0×105 /120 = 61.25(%)となり、調整後の映像レ
ベル= 120×105 /120 = 105(%)となる。
【0034】例2) 輝度レベル= 110%、映像レベル
= 110%では、輝度レベル( 110%)>目標輝度レベル
( 100%)、映像レベル( 110%)>目標映像レベル
( 105%)であり、 100/110 < 105/110 であるた
め、調整後の輝度レベル=目標輝度レベル( 100%)と
なるように調整する。即ち、輝度レベルと映像レベルの
両方に、 100/110 を乗する。これにより、調整後の輝
度レベル= 110×100 /110 = 100(%)となり、調整
後の映像レベル= 110×100 /110 = 100(%)とな
る。
= 110%では、輝度レベル( 110%)>目標輝度レベル
( 100%)、映像レベル( 110%)>目標映像レベル
( 105%)であり、 100/110 < 105/110 であるた
め、調整後の輝度レベル=目標輝度レベル( 100%)と
なるように調整する。即ち、輝度レベルと映像レベルの
両方に、 100/110 を乗する。これにより、調整後の輝
度レベル= 110×100 /110 = 100(%)となり、調整
後の映像レベル= 110×100 /110 = 100(%)とな
る。
【0035】例3) 輝度レベル=70%、映像レベル=
90%では、輝度レベル(70%)<目標輝度レベル( 100
%)、映像レベル(90%)<目標映像レベル( 105%)
であり、 100/70> 105/90であるため、調整後の映像
レベル=目標映像レベル( 105%)となるように調整す
る。即ち、輝度レベルと映像レベルの両方に、 105/90
を乗する。これにより、調整後の輝度レベル=70×105
/90= 81.67(%)となり、調整後の映像レベル=90×
105 /90= 105(%)となる。
90%では、輝度レベル(70%)<目標輝度レベル( 100
%)、映像レベル(90%)<目標映像レベル( 105%)
であり、 100/70> 105/90であるため、調整後の映像
レベル=目標映像レベル( 105%)となるように調整す
る。即ち、輝度レベルと映像レベルの両方に、 105/90
を乗する。これにより、調整後の輝度レベル=70×105
/90= 81.67(%)となり、調整後の映像レベル=90×
105 /90= 105(%)となる。
【0036】例4) 輝度レベル=70%、映像レベル=
71%では、輝度レベル(70%)<目標輝度レベル( 100
%)、映像レベル(71%)<目標映像レベル( 105%)
であり、 100/70< 105/71であるため、調整後の輝度
レベル=目標輝度レベル( 100%)となるように調整す
る。即ち、輝度レベルと映像レベルの両方に、 100/70
を乗する。これにより、調整後の輝度レベル=70×100
/70= 100(%)となり、調整後の映像レベル=71×10
0 /70= 101.4(%)となる。
71%では、輝度レベル(70%)<目標輝度レベル( 100
%)、映像レベル(71%)<目標映像レベル( 105%)
であり、 100/70< 105/71であるため、調整後の輝度
レベル=目標輝度レベル( 100%)となるように調整す
る。即ち、輝度レベルと映像レベルの両方に、 100/70
を乗する。これにより、調整後の輝度レベル=70×100
/70= 100(%)となり、調整後の映像レベル=71×10
0 /70= 101.4(%)となる。
【0037】画像取り込み速度は、10段階の範囲で設定
する。例えば、1を最低速度とし10を最高速度とする。
また、レベル調整値は、通常はフレームバッファの 100
%であるが、多少の誤差が発生する虞があり、ここでそ
の誤差を補正するための値を設定する。ただし、この設
定値はレベル値に比率をかけるのみであり、値ごとに微
調整をするときは、後述するレベル微調整で設定する。
する。例えば、1を最低速度とし10を最高速度とする。
また、レベル調整値は、通常はフレームバッファの 100
%であるが、多少の誤差が発生する虞があり、ここでそ
の誤差を補正するための値を設定する。ただし、この設
定値はレベル値に比率をかけるのみであり、値ごとに微
調整をするときは、後述するレベル微調整で設定する。
【0038】映像入力条件として、モノクロとカラーの
何れか一方を選択する。また、入力時の分解能(圧縮
率)を縦/横別に設定する。設定値は縦横それぞれ1/
2,1/4,1/8,1/16の4種類とする。なお、映
像信号入力ボード20にて、明度、色合い、濃さ、コント
ラスト、シャープネス等を設定する。映像出力条件とし
て、スーパーインポーズする画像の表示倍率を設定す
る。例えば、1,2,4,8倍の中から選択する。
何れか一方を選択する。また、入力時の分解能(圧縮
率)を縦/横別に設定する。設定値は縦横それぞれ1/
2,1/4,1/8,1/16の4種類とする。なお、映
像信号入力ボード20にて、明度、色合い、濃さ、コント
ラスト、シャープネス等を設定する。映像出力条件とし
て、スーパーインポーズする画像の表示倍率を設定す
る。例えば、1,2,4,8倍の中から選択する。
【0039】なお、レベル値の補正をリニアに行うとき
は解析条件のレベル調整値を変化させればよいが、レベ
ル特性がリニアではないので、細かな補正(微調整)を
行う必要がある。値は5%刻みに微調整可能であり、パ
ソコン内部のレベル値にレベル調整値を乗した値に対し
て結果としていくつ(何%)にするかを設定する。
は解析条件のレベル調整値を変化させればよいが、レベ
ル特性がリニアではないので、細かな補正(微調整)を
行う必要がある。値は5%刻みに微調整可能であり、パ
ソコン内部のレベル値にレベル調整値を乗した値に対し
て結果としていくつ(何%)にするかを設定する。
【0040】しかして、録画・再生装置5の素材映像の
収録が終了すると、ホストコンピュータ4から映像レベ
ル測定・演算手段3へ、測定終了信号が送られる。これ
により、測定・演算手段3からホストコンピュータ4へ
映像レベル補正値(目標値)が転送され、ホストコンピ
ュータ4は、その補正値を1つの素材映像毎に、その素
材映像の一部として、記憶・管理する。この時点では、
録画・再生装置5にレベルが不揃いな映像が収録されて
いる。
収録が終了すると、ホストコンピュータ4から映像レベ
ル測定・演算手段3へ、測定終了信号が送られる。これ
により、測定・演算手段3からホストコンピュータ4へ
映像レベル補正値(目標値)が転送され、ホストコンピ
ュータ4は、その補正値を1つの素材映像毎に、その素
材映像の一部として、記憶・管理する。この時点では、
録画・再生装置5にレベルが不揃いな映像が収録されて
いる。
【0041】その後、録画・再生装置5にて素材映像が
再生される。その再生時に、ホストコンピュータ4が管
理する映像レベル補正値に基づいて映像レベル補正装置
6が作動して再生映像レベルを補正する。即ち、映像レ
ベル補正装置6がホストコンピュータ4からのレベル制
御を受けて、均一(1VP-P )に補正されたレベルの映
像が出力される。
再生される。その再生時に、ホストコンピュータ4が管
理する映像レベル補正値に基づいて映像レベル補正装置
6が作動して再生映像レベルを補正する。即ち、映像レ
ベル補正装置6がホストコンピュータ4からのレベル制
御を受けて、均一(1VP-P )に補正されたレベルの映
像が出力される。
【0042】なお、オペレーターは、このとき初めて、
レベルの揃った映像を確認することができる。また、出
力された映像は、別の録画手段に収録される。
レベルの揃った映像を確認することができる。また、出
力された映像は、別の録画手段に収録される。
【0043】上述のように、この映像レベル補正方法に
よれば、パーソナルコンピュータ21のソフトを使用して
自動的に映像レベルを補正することができる。従って、
オペレーターの負担を軽減することができ、素材映像の
内容と画質確認に専念できる。また、特別な技能を必要
とせず、誰にでも比較的簡単な操作にて映像レベルの補
正作業ができる。かつ、オペレーターの技能に関係な
く、ばらつきのないレベル補正を行うことができる。
よれば、パーソナルコンピュータ21のソフトを使用して
自動的に映像レベルを補正することができる。従って、
オペレーターの負担を軽減することができ、素材映像の
内容と画質確認に専念できる。また、特別な技能を必要
とせず、誰にでも比較的簡単な操作にて映像レベルの補
正作業ができる。かつ、オペレーターの技能に関係な
く、ばらつきのないレベル補正を行うことができる。
【0044】さらに、パソコン21にてレベル補正の設定
条件を容易に変更することができる。また、レベル補正
用のラインと本線系(録画・再生用)のラインが別々に
設けてあるため、レベル補正時の画像処理等が本線系に
一切影響しないという利点がある。レベル制御は1つの
素材映像について最初の設定値のままで行う───即ち
途中で設定値を変更しない───ので、搬入された素材
映像を忠実に再生することができる。
条件を容易に変更することができる。また、レベル補正
用のラインと本線系(録画・再生用)のラインが別々に
設けてあるため、レベル補正時の画像処理等が本線系に
一切影響しないという利点がある。レベル制御は1つの
素材映像について最初の設定値のままで行う───即ち
途中で設定値を変更しない───ので、搬入された素材
映像を忠実に再生することができる。
【0045】また、リアルタイムで画像処理するので、
素材映像の秒数に影響なく解析が可能である。さらに、
パーソナルコンピュータ21とそのインターフェース及び
ソフトウェアを使用するので、この映像レベル補正方法
に使用するための映像レベル補正装置を比較的安価に製
作できる。
素材映像の秒数に影響なく解析が可能である。さらに、
パーソナルコンピュータ21とそのインターフェース及び
ソフトウェアを使用するので、この映像レベル補正方法
に使用するための映像レベル補正装置を比較的安価に製
作できる。
【0046】
【実施例】次に、図8に、この映像レベル補正方法に使
用される映像レベル補正装置を備えたCMバンクシステ
ムの実施例を示す。
用される映像レベル補正装置を備えたCMバンクシステ
ムの実施例を示す。
【0047】このシステムには、MM(マスターマザ
ー)及びMD(マザーダビング)と呼ばれる2台の録画
・再生装置5,5が設けられ、夫々の録画・再生装置
5,5に、素材映像1が同時に収録される。また、考査
用の再生専用装置27が1台設けられる。録画・再生装置
5,5と再生専用装置27には、映像レベル補正装置6…
が1つずつ接続される。
ー)及びMD(マザーダビング)と呼ばれる2台の録画
・再生装置5,5が設けられ、夫々の録画・再生装置
5,5に、素材映像1が同時に収録される。また、考査
用の再生専用装置27が1台設けられる。録画・再生装置
5,5と再生専用装置27には、映像レベル補正装置6…
が1つずつ接続される。
【0048】また、映像レベル補正装置にてレベル補正
された映像(再生映像)を収録する2つの光磁気ディス
ク26,26と、その光磁気ディスク26,26にて再生された
映像を収録する4台の一本化VTR28…が設けられる。
された映像(再生映像)を収録する2つの光磁気ディス
ク26,26と、その光磁気ディスク26,26にて再生された
映像を収録する4台の一本化VTR28…が設けられる。
【0049】しかして、録画・再生装置5,5に収録さ
れた映像は、一本化までプレビュー以外はすべてデジタ
ル化されているため、画質劣化はない。また、レベル制
御は単純に最初に設定したレベルで行うのみであり、1
CM中の途中でレベル変動は行わないため、元素材を忠
実に再生することが可能である。
れた映像は、一本化までプレビュー以外はすべてデジタ
ル化されているため、画質劣化はない。また、レベル制
御は単純に最初に設定したレベルで行うのみであり、1
CM中の途中でレベル変動は行わないため、元素材を忠
実に再生することが可能である。
【0050】次に、図9は、映像レベル補正装置に用い
られる映像信号入力ボード20の実施例を示し、この映像
信号入力ボード20は、 Y/C分離器8、RGBデコーダ
9、 A/D変換器10、V−RAMデータコントローラ11、
V−RAM12、タイミングコントロール&CPUインタ
ーフェイス13、同期分離回路14を、パレットRAM15,D
/A変換器16、高速スイッチ17, 18、PLL19, 19等を備
える。
られる映像信号入力ボード20の実施例を示し、この映像
信号入力ボード20は、 Y/C分離器8、RGBデコーダ
9、 A/D変換器10、V−RAMデータコントローラ11、
V−RAM12、タイミングコントロール&CPUインタ
ーフェイス13、同期分離回路14を、パレットRAM15,D
/A変換器16、高速スイッチ17, 18、PLL19, 19等を備
える。
【0051】この映像信号入力ボード20とパソコン21の
動作を説明すると、先ず、素材映像信号が、 Y/C分離器
8にてY信号(ルミナンス:輝度)とC信号(クロミナ
ンス:色)に分離される。なお、白黒信号ではY信号の
みである。その後、RGBデコーダ9にてY信号が付加
されたRGB信号(R=赤、G=緑、B=青)に分離さ
れる。さらにその後、 A/D変換器10とV−RAMデータ
コントローラ11にて、アナログ信号がデジタル信号に変
換(8ビット; 256階調,ソフトにて決定)される。な
お、サンプリング周波数の決定は、パソコン21の設定値
入力(ソフトの操作)にて行う。これにより、測定画素
数が決まる。さらに、測定間隔(1秒間の測定回数)も
パソコン21の設定値入力にて行う。
動作を説明すると、先ず、素材映像信号が、 Y/C分離器
8にてY信号(ルミナンス:輝度)とC信号(クロミナ
ンス:色)に分離される。なお、白黒信号ではY信号の
みである。その後、RGBデコーダ9にてY信号が付加
されたRGB信号(R=赤、G=緑、B=青)に分離さ
れる。さらにその後、 A/D変換器10とV−RAMデータ
コントローラ11にて、アナログ信号がデジタル信号に変
換(8ビット; 256階調,ソフトにて決定)される。な
お、サンプリング周波数の決定は、パソコン21の設定値
入力(ソフトの操作)にて行う。これにより、測定画素
数が決まる。さらに、測定間隔(1秒間の測定回数)も
パソコン21の設定値入力にて行う。
【0052】その後、V−RAM12にて、RGBについ
て最大約52万画素、階調8ビットのメモリーに、パレッ
トRAM15では、パソコン21の設定により間引いた信号
を階調8ビットのメモリーに、それぞれ記憶する。間引
かれたデジタル信号は、 D/A変換器16にてアナログ信号
に変換される。高速スイッチ17, 18では、RGBのそれ
ぞれの信号を、スーパーインポーズして作画する。
て最大約52万画素、階調8ビットのメモリーに、パレッ
トRAM15では、パソコン21の設定により間引いた信号
を階調8ビットのメモリーに、それぞれ記憶する。間引
かれたデジタル信号は、 D/A変換器16にてアナログ信号
に変換される。高速スイッチ17, 18では、RGBのそれ
ぞれの信号を、スーパーインポーズして作画する。
【0053】PLL19, 19 (Phase Locked Loop)では、
映像信号との同期がとられ、パソコン21にて、映像レベ
ルのピーク値をリアルタイムで検索し、映像レベルの補
正値を計算する。その後、ホストコンピュータ4からパ
ソコン21に映像取り込み終了信号が送られ、パソコン21
からホストコンピュータ4へ映像補正値が転送される。
映像信号との同期がとられ、パソコン21にて、映像レベ
ルのピーク値をリアルタイムで検索し、映像レベルの補
正値を計算する。その後、ホストコンピュータ4からパ
ソコン21に映像取り込み終了信号が送られ、パソコン21
からホストコンピュータ4へ映像補正値が転送される。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、次のような
著大な効果を奏する。
著大な効果を奏する。
【0055】請求項1記載の映像レベル補正方法によれ
ば、自動的に映像レベルを補正することができるため、
オペレーターの負担を軽減することができる。かつ、オ
ペレーターの技能に関係なくばらつきのない補正を行う
ことができる。従って、CMのファイリング作業に於
て、素材映像の内容と画質確認に専念できる。さらに、
映像の製作、加工、保存、再利用(再生)等の幅広い範
囲で、映像レベル補正を自動化できる。
ば、自動的に映像レベルを補正することができるため、
オペレーターの負担を軽減することができる。かつ、オ
ペレーターの技能に関係なくばらつきのない補正を行う
ことができる。従って、CMのファイリング作業に於
て、素材映像の内容と画質確認に専念できる。さらに、
映像の製作、加工、保存、再利用(再生)等の幅広い範
囲で、映像レベル補正を自動化できる。
【0056】請求項2記載の映像レベル補正方法によれ
ば、自動的に映像レベルを補正することができるため、
オペレーターの負担を軽減することができる。かつ、オ
ペレーターの技能に関係なくばらつきのない補正を行う
ことができる。従って、CMのファイリング作業に於
て、素材映像の内容と画質確認に専念できる。さらに、
映像の製作、加工、保存、再利用(再生)等の幅広い範
囲で、映像レベル補正を自動化できる。
ば、自動的に映像レベルを補正することができるため、
オペレーターの負担を軽減することができる。かつ、オ
ペレーターの技能に関係なくばらつきのない補正を行う
ことができる。従って、CMのファイリング作業に於
て、素材映像の内容と画質確認に専念できる。さらに、
映像の製作、加工、保存、再利用(再生)等の幅広い範
囲で、映像レベル補正を自動化できる。
【0057】また、パーソナルコンピュータに設定値を
入力するだけでよいため、特別な技能を必要とせず、誰
にでも比較的簡単な操作にて映像レベルの補正作業がで
きる。さらに、パーソナルコンピュータにてレベル補正
の設定条件を容易に変更することができる。また、パー
ソナルコンピュータ21とソフトウェア及び映像信号入力
ボード20を使用するので、この映像レベル補正方法に用
いられる映像レベル補正装置を比較的安価に製作でき
る。
入力するだけでよいため、特別な技能を必要とせず、誰
にでも比較的簡単な操作にて映像レベルの補正作業がで
きる。さらに、パーソナルコンピュータにてレベル補正
の設定条件を容易に変更することができる。また、パー
ソナルコンピュータ21とソフトウェア及び映像信号入力
ボード20を使用するので、この映像レベル補正方法に用
いられる映像レベル補正装置を比較的安価に製作でき
る。
【図1】本発明の実施の一形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】映像信号入力ボードの原理を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】データのサンプリングの説明図である。
【図4】データのサンプリングの説明図である。
【図5】データのサンプリングの説明図である。
【図6】データのサンプリングの説明図である。
【図7】データのサンプリングの説明図である。
【図8】CMバンクシステムの実施例を示すブロック図
である。
である。
【図9】映像信号入力ボードの実施例を示すブロック図
である。
である。
【図10】画像信号レベルとTV放送機の搬送波出力の関
係を示すグラフ図である。
係を示すグラフ図である。
【図11】画像信号レベルとTV放送機の搬送波出力の関
係を示すグラフ図である。
係を示すグラフ図である。
【図12】従来例を示すブロック図である。
1 素材映像 3 映像レベル測定・演算手段 5 録画・再生装置 6 映像レベル補正装置 20 映像信号入力ボード 21 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 5/14 - 5/217 H04N 5/222 - 5/28 H04N 9/79 - 9/898
Claims (2)
- 【請求項1】 TV放送用の素材映像1を録画・再生装
置5に収録すると同時に、その素材映像1を映像レベル
測定・演算手段3に取り込んで輝度値と映像信号値を測
定・演算して映像レベル補正値を求め、かつ、該映像レ
ベル補正値をホストコンピュータ4にて記憶し、再生時
に、該ホストコンピュータ4にて該映像レベル補正値に
基づいて映像レベル補正装置6を作動させて再生映像レ
ベルを補正することを特徴とする映像レベル補正方法。 - 【請求項2】 TV放送用の素材映像1を録画・再生装
置5に収録すると同時に、その素材映像1を映像信号入
力ボード20を介してパーソナルコンピュータ21に取り込
んで、そのパーソナルコンピュータ21に設定した数値に
基づいて映像の輝度値と映像信号値を測定・演算して映
像レベル補正値を求め、かつ、該映像レベル補正値をホ
ストコンピュータ4にて記憶し、再生時に、該ホストコ
ンピュータ4にて該映像レベル補正値に基づいて映像レ
ベル補正装置6を作動させて再生映像レベルを補正する
ことを特徴とする映像レベル補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08097681A JP3089207B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 映像レベル補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08097681A JP3089207B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 映像レベル補正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09261582A JPH09261582A (ja) | 1997-10-03 |
JP3089207B2 true JP3089207B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=14198738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08097681A Expired - Fee Related JP3089207B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 映像レベル補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089207B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP08097681A patent/JP3089207B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09261582A (ja) | 1997-10-03 |
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Legal Events
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