JP3089047U - 正座椅子 - Google Patents

正座椅子

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JP3089047U
JP3089047U JP2002001853U JP2002001853U JP3089047U JP 3089047 U JP3089047 U JP 3089047U JP 2002001853 U JP2002001853 U JP 2002001853U JP 2002001853 U JP2002001853 U JP 2002001853U JP 3089047 U JP3089047 U JP 3089047U
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幸四郎 平川
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幸四郎 平川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の正座椅子は、多数の部品から組立てる組
立て式が多く組立てに手間がかかること、また、大きさ
や重さの関係から携帯に不便であること、使用時に安定
性が必要であり、かつ、畳表を傷めないこと等の課題が
あった。 【解決手段】本考案は、起倒折畳みが自在になるよう
に、X字状に組合わせた一対の組合わせ体を、複数個連
接した集成体よりなる正座椅子に関する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、仏事やお寺の集会又は三味線や謡など の稽古等において、長時間正座するための、正座椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】 正座椅子は、年寄りや足の不自由な人、又は正座が苦手な人 が、足がしびれないように用いられるものであり、従来は、スチール製脚の折り 畳み式のもの(登録実用新案公報記載、登録第3068249号など)や、座部 に台座が固定されたもの(登録実用新案公報記載、登録第3042835号、公 開特許公報記載、特開2001−112579など)が開示されている。これら は、携帯に便利なように脚を折り畳み式にしたり、座部の高さの調節ができる機 能を具備するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の正座椅子は、殆どが多数の部品の組立 て式であるため部品数が多く、組立て時に手間がかかること、携帯時に部品がば らばらになるので紛失のおそれがあること、大きさや重さの関係から携帯には不 便なものが多いこと、スチール製等の折り畳み式脚の場合、長時間使用すると身 体の重さで畳表をいため易いこと等の課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は,起倒折畳みが自在になるように、X 字状に組み合わせた一対の組合わせ体を複数個連接した集成体よりなる正座椅子 に関する。
【0005】
【考案の実施の形態】以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照して説明す る。 図1及び図8は、本考案の実施の形態例を示す。1は、正座椅子を示す図であ って、図3ないし図6に示す正座椅子を構成するA部材5及びB部材6よりなる 一対の組み合わせ体を貼合わせて集成体とし、正座椅子1が相互に略X字状に起 倒折畳み自在に組み合わされ、A部材5及びB部材6の中央下面に起立保持を可 能とする噛合せ凹部及び噛合せ凸部を形成したことを特徴とするものである。
【0006】 この場合、A部材5及びB部材6は、それぞれ一枚の木材から形成され、図4 及び図6に示すように、一対の組合せ体2・2’が略X字状に噛合い、かつ、折 畳みが自在となるためにA部材5及びB部材6の下部中央に約2分の1の幅で、 A部材6の上方側面と下方側面に凸出部11及び12が形成され、凸出部のない 側を部材の2分の1の幅で中央下面に噛合せ凹部7及び噛合せ凸部8が形成され 、これらの凹凸部7・8が互いに噛み合い、または接触し合い嵌合することによ り、上座部3に臀部を乗せると安定して上方からの荷重を下座部4で受け止め、 底面に伝える。 凸出部の曲面のアールの長さは、90mmないし120mmであることが好ま しく、噛合せ凹部の先端の角度は60度ないし80度であることが好ましい。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて具体的に説明する。 図1に示す正座椅子は、A部材5とB部材6とをX字状に噛合せた一対の組合 せ体2を横に複数個貼り合せ、集成体として形成した基本形であり、臀部を乗せ る上座部3は平坦面である。図7に示す正座椅子1’は、上座部をやや凹面状に 窪ませて形成したものである。A・B両部材の各下座部4の底辺9は、上座部の 横の長さよりも短く形成され、底辺9が水平状であるとともに椅子体の奥行きの 長さが上座部3と同寸であるので、底面の面積が広く安定感があり、設置箇所へ の負荷も小さい。また、上座部よりも短い下座部の両端側が、両足のつま先が入 る余地となる。
【0008】 実施例1 図5ないし図7に示すように、上記の一対の組合せ体2’を接着して集成体と する場合、各組合せ体の上座部3の中間より上方寄りの側面にダボ孔を穿設し、 互いにダボ10を挿入して接着の際のずれの防止と補強を行うことが望ましい。 この場合の材質は、金属や合成樹脂はコストが高くつくことから木材であること が特に好ましい。
【0009】 実施例2 図2に示す一対の組み合わせ体2のX−X’断面図では、組み合わせ体を構成 する2部材の各上座部3の側面に形成される上方側面凸出部11のは端部が、折 畳みの際に嵌合するように、他部材の中央曲面eと略同じ曲率の曲面に形成され 、各下座部4の側面に形成される下方側面凸出部12の先端部13が、他部材の 噛合せ凹部7と嵌合するように60度ないし80度の鋭角状の同角度に形成され ることが望ましい。
【0010】 実施例3 図2に示す組合わせ状態の断面図における噛合せ凹部7の三角形の各角度が、 a及びbが各70度、cが40度であることが望ましい。また、A・B部材の上 方側面凸出部の曲面のアールの長さdは、90mmないし120mmで、かつ、 A・B部材の中央上方から下方に至る中央の曲面のアールの長さeは、100m mないし110mmであることが好ましい。
【0011】
【考案の効果】 本考案の正座椅子は、製造部品を最小限の2部材による構成 として工程を簡素化し、木材を素材とすることにより工作が比較的簡易で、かつ 、コストを安く抑えることができ、携帯時に便利なように折り畳み式で軽量とし 、使用時には上座部に臀部が納まり易く、また底面が平坦で広いので安定感があ る、という優れた効果を有する。上座部3は、適度の凹面とするか、上座部の面 の角度を修正することができ、またはクッション等のカバーで被覆してもよい。 また、下座部の底面には滑り止めのためのシート等を貼り付けることが望ましい 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 組合せ体を貼合せ集成体とした正座椅子であ
る。
【図2】 図4のX−X’線断面図である。
【図3】 一対の組合せ体の分解斜視図である。
【図4】 一対の組合せ体を噛合わせた斜視図である。
【図 5 】 一対の組合せ体を構成するA部材の斜視図
である。
【図 6 】 一対の組合せ体にダボを設けた斜視図であ
る。
【図 7 】 組合せ体にダボを設けて貼合せ集成体とし
た正座椅子である。
【図 8 】 正座椅子を折畳んだ状態の正面図である。
【符号の説明】
1・1’ 正座椅子 2・2’ 一対の組合せ体 3 上座部 4 下座部 5・5’ A部材 6・6’ B部材 7 噛合せ凹部 8 噛合せ凸部 9 底辺 ダボ A・B部材の上方側面凸出部 A・B部材の下方側面凸出部 A・B部材の下方側面凸出部の先端部 a 噛合せ凹部の角度 b 噛合せ凹部の角度 c 噛合せ凹部の角度 d 上方側面凸出部の曲面のアールの長さ e 上方から下方へ至る曲面のアールの長さ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月4日(2002.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1・1’正座椅子 2・2’一対の組合せ体 3 上座部 4 下座部 5・5’A部材 6・6’B部材 7 噛合せ凹部 8 噛合せ凸部 9 底辺 10 ダボ 11 A・B部材の上方側面凸出部 12 A・B部材の下方側面凸出部 13 A・B部材の下方側面凸出部の先端部 a 噛合せ凹部の角度 b 噛合せ凹部の角度 c 噛合せ凹部の角度 d 上方側面凸出部の曲面のアールの長さ e 上方から下方へ至る曲面のアールの長さ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】起倒折畳みが自在になるように、X字状に
    組合わせた一対の組合わせ体を複数個連接した集成体よ
    りなることを特徴とする正座椅子。
  2. 【請求項2】一対の組合わせ体を構成する2つの部材
    は、それぞれの部材の幅の約2分の1の幅で、側面の上
    方と下方に凸出部が形成され、中央下面に噛合せのため
    の凹部及び凸部が形成されることを特徴とする請求項1
    に記載の正座椅子。
  3. 【請求項3】一対の組合わせ体を構成する部材の側面上
    方に形成される凸出部は、折畳みの際に他部材の凹曲面
    と密着するように中央寄り端部を他部材の凹曲面と略同
    曲率の曲面とし、側面下方に形成される凸出部は、X字
    状に組合わされる際に他部材の噛合せ凹部と密着するよ
    うに、他部材の噛合せ凹部と略同形であることを特徴と
    する請求項1及び2に記載の正座椅子。
  4. 【請求項4】上方側面凸出部の曲面のアールの長さ及び
    上方から下方に至る曲面のアールの長さが、90mmな
    いし120mmであり、中央下面の噛合せ凹部の角度
    が、60度ないし80度であり、木材からなることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の正座椅
    子。
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