JP3088663B2 - 多層配線の自動配線方法 - Google Patents

多層配線の自動配線方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電算機を利用した
多層配線の自動配線方法において、特に高い配線率を得
ることができる自動配線技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多層基板を用いる電子部品、例え
ば、混成集積回路、マルチチップモジュール等の半導体
集積回路の分野においては多品種少量生産化が顕著であ
り、開発製造期間の短縮が求められている。そこで、電
算機を用いて多層基板の配線レイアウトを自動設計する
ことが行なわれている。例えば、半導体基板上におい
て、各配線要求を満たすように配線格子に沿って配線レ
イアウトを高い配線率で自動設計する。ここで配線率と
は、全配線要求数に対する完了した配線要求数の割合を
いう。
【0003】電算機を用いて回路の配線レイアウト設計
を行なう際に、高い配線率で配線するためのアルゴリズ
ムとしてメーズルーター法が一般的に用いられている。
また、2層配線においては縦横原則が一般的に適用され
ている。
【0004】図4は、従来例のメーズルーター法及び縦
横原則に従った自動配線レイアウトの一部を示す平面図
である。図4において、1A,1B,2A,2B,3
A,3B,4A,4B,5A,5B,6A,6B,7
A,7B,8A,8Bは、結線されるべき端子を表わし
ている。これらは、素子の端子、パッド、機能セル等の
いずれかであって、横方向及び縦方向の直線10X及び
10Yよりなる配線格子10上に存在する。ここでは、
8つの配線要求1A〜1B,2A〜2B,3A〜3B,
4A〜4B,5A〜5B,6A〜6B,7A〜7B,8
A〜8Bが与えられたものとする。配線要求の相手同士
が近い順から、すなわち見込み配線長が小さい配線要求
から順次配線する。縦横原則としては、配線層のうちの
1層目の配線(図4では太い破線で示す)のみが横方向
に、2層目の配線(図4では太い実線で示す)のみが縦
方向に進むこととしている。また、見込み配線長は、配
線格子10の1つを構成する四辺形の1辺を単位として
表わすこととする。
【0005】図4によれば、まず、最短の見込み配線長
「5」を持つ配線要求1A〜1Bについて、コンタクト
1C,1Dを発生させ、2層目配線1E、1層目配線1
F及び2層目配線1Gからなる配線経路を決定する。次
に、2番目に短い見込み配線長「7」を持つ配線要求2
A〜2Bについて、コンタクト2Cを発生させ、2層目
配線2D及び1層目配線2Eからなる配線経路を決定す
る。次に、3番目に短い見込み配線長「8」を持つ配線
要求について、例えば3A〜3B、4A〜4B、5A〜
5Bの順に自動配線する。次に、見込み配線長「9」を
持つ配線要求について、例えばまず6A〜6Bについて
自動配線する。以上のように自動配線した結果、図4に
おいては、配線できずに残った未配線として、見込み配
線長「9」を持つ配線要求7A〜7Bと、見込み配線長
「10」を持つ配線要求8A〜8Bとが残っている。こ
れらについては、例えば手動により配線する。
【0006】図5は、縦横原則に従ってできるだけ自動
配線した後に、縦横原則に従わず自由に自動配線した配
線レイアウトの一部を示す平面図である。まず、図4の
状態から、配線要求7A〜7Bについては、1層目配線
17C,17D,17E,17F,17Gからなる配線
経路を見出すことができる。自由に自動配線した結果、
縦横原則に従わず1層目配線が縦に進んだ部分である1
7C,17E,17Gが発生する。次に、配線要求8A
〜8Bを処理する。ところが、1層目で配線しようとす
ると、1層目配線が縦に進んだ部分である17Gが邪魔
になり配線することができない。また、2層目で結線す
ることもできない。更に、1層目及び2層目の乗換自由
で配線しようとしても、同様に配線することができな
い。したがって、既配線の修正が必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
ては、縦横原則に従った結果未配線で残った部分のすべ
てを手動配線する場合には、配線に費やす時間が非常に
多くかかる。また、前記未配線で残った部分を縦横原則
に従わず自由に自動配線する場合には、結局既配線を手
動修正する時間が多くかかる。
【0008】前記の問題に鑑み、本発明の目的は、配線
率が高く手動による修正が少ない配線レイアウトを行な
える自動配線方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、多層配線の自動配線方法を、まず縦横
原則に従い配線格子に沿って配線し、未配線が残る場合
には原則に反する方向に配線が進める距離すなわち原則
違反距離を設定して再度配線し、更に未配線が残れば原
則違反距離を増加して配線する構成とするものである。
【0010】具体的に本発明が講じた解決手段は、多層
配線において交差する方向である横方向及び縦方向にそ
れぞれ平行な線分を組み合わせてなる配線レイアウトを
電算機を用いて設計する自動配線方法において、前記横
方向及び縦方向にそれぞれ平行であってそれぞれ定めら
れた間隔を有する複数の直線の交差よりなる配線格子を
仮想的に設定する工程と、前記多層配線が備える複数の
層であって各々前記配線格子に沿った配線を有すべき層
のうち、第1層は横方向に進む配線のみを持ち、かつ第
2層は縦方向に進む配線のみを持つこととする縦横原則
を採用し、かつ該縦横原則に違反して前記第1層におい
て配線を縦方向に進ませる場合及び前記第2層において
配線を横方向に進ませる場合に、前記配線格子の1つを
構成する四辺形の1辺を単位として前記配線が進める距
離を表わした原則違反距離の初期値を双方の層について
0に設定する工程と、前記縦横原則及び前記原則違反距
離に従って、かつ必要ならば前記第1層と前記第2層と
の間のコンタクトを発生させながら配線経路がある限り
配線要求に応じた配線処理を行なう配線工程と、前記配
線工程において配線経路を見出し得なかった配線要求に
ついて、前記原則違反距離を少なくとも一方の層につい
て増加する原則違反距離増加工程と、前記配線要求が残
っている場合には再び前記配線工程へ移行することを、
配線要求がなくなるまで又は前記配線工程の試行回数が
予め設定した最大試行回数を超えるまで繰り返す配線処
理ループ工程とを備えた構成としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る多層配線の
自動配線方法を使用した配線レイアウトの一部を示す平
面図であり、8つの配線要求1A〜1B,2A〜2B,
3A〜3B,4A〜4B,5A〜5B,6A〜6B,7
A〜7B,8A〜8Bのすべてについて配線処理が完了
している。図1においては、配線処理アルゴリズムとし
てはメーズルーター法を用いており、縦横原則として
は、配線層のうちの1層目の配線が横方向に、2層目の
配線が縦方向に進むこととしている。したがって、原則
違反となるのは1層目の配線が縦方向に進む場合及び2
層目の配線が横方向に進む場合であり、配線がそれぞれ
の場合に進める距離が原則違反距離である。該原則違反
距離は、配線格子10の1つを構成する四辺形の1辺を
単位として表わすこととする。
【0012】図2は、図1の結果を得るための本発明に
係る自動配線方法における処理の流れを示している。ま
ず、ステップS1において、試行回数t、1層目の原則
違反距離n及び2層目の原則違反距離mの各々の初期値
を設定する。当然試行回数t=0であり、1層目及び2
層目の原則違反距離n及びmについてもn=0及びm=
0に設定する。
【0013】図3は、試行回数tに対応して1層目及び
2層目の原則違反距離n及びmの値を予め設定した内容
である。最大試行回数は、本実施例においては3に設定
する。ここで、1層目及び2層目の原則違反距離n及び
mは、試行回数tの増加に伴なって増加することとす
る。ただし、図3に示すように、試行回数tの増加に伴
なう一方の原則違反距離の増分は0であってもよい。原
則違反距離の増分は常に一定である必要はない。
【0014】次に、ステップS2において、基準に基づ
いて配線要求の処理順番を決定するソートを行なう。例
えば、見込み配線長の短い配線要求から順次配線処理を
行なうこととする。ステップS3では、未配線の配線要
求が残っているかどうかを判定する変数(以下、未配線
フラグという)を、“未配線なし”を意味する値である
OFFに設定する。ステップS4では、ステップS2で
決定した処理順番に基づき、1番目の配線要求につい
て、メーズルーター法のアルゴリズムにより配線経路を
決定する。決定した配線経路は、レイアウトにおいての
規約違反がなく修正が不要である。ステップS5では、
ステップS4の結果について、配線経路を決定できたか
どうかを判定する。結線できていなければ、ステップS
6において未配線フラグを“未配線あり”を意味する値
であるONに設定してステップS7に移行する。結線で
きていればそのままステップS7に移行する。ステップ
S7では、全部の処理すべき配線要求について配線処理
を行なったかについて判定する。未処理の配線要求が残
っていれば、ステップS8において次の処理順番の配線
要求を選びステップS4に戻る。ステップS7において
未処理の配線要求がないと判定した場合は、ステップS
9に移行する。ステップS9では未配線フラグを判定
し、未配線フラグがOFF(未配線なし)ならば全配線
処理を終了し、ON(未配線あり)ならばステップS1
0に移行する。
【0015】次に、ステップS10において試行回数t
を1増加した上で、ステップS11において新たな試行
回数tが最大試行回数を超えていないかについて判定す
る。超えていれば全配線処理を終了し、超えていなけれ
ばステップS12に移行する。ステップS12では、新
たな試行回数tに対応して図3に従って原則違反距離n
及びmを更新した上でステップS2に戻る。
【0016】したがって、ステップS2では、結線でき
ずに未配線で残っている配線要求のみを処理すべき配線
要求として、ソートを行なう。以下、同様にして、未配
線がなくなるまで、又は試行回数が最大試行回数を超え
るまで配線処理を行なう。ただし、未配線が残っている
場合には、配線可能な領域全体にわたって双方の層が自
由に配線できる配線処理を最終的に行なうことが好まし
い。したがって、最大試行回数に到達した場合に設定す
る原則違反距離は、図3に示すようにいずれも無限大に
することが好ましい。
【0017】以下、図2のフローチャートにおける配線
処理について、図1の具体例を参照しながら説明する。
まず、試行回数t、1層目及び2層目の原則違反距離n
及びmをいずれも0に設定する。次に、全配線要求を見
込み配線長の短い順にソートする。すなわち、見込み配
線長「5」を持つ配線要求1A〜1B、見込み配線長
「7」を持つ配線要求2A〜2B、見込み配線長「8」
を持つ配線要求3A〜3B,4A〜4B及び5A〜5
B、見込み配線長「9」を持つ配線要求6A〜6B及び
7A〜7B、見込み配線長「10」を持つ配線要求8A
〜8Bの順にソートする。次に、未配線フラグをOFF
(未配線なし)に設定した後、メーズ配線処理を繰り返
したところ、図4の場合と同様に、配線要求7A〜7B
について結線できない。そこで、未配線フラグをON
(未配線あり)に設定する。配線要求8A〜8Bについ
ても同様に結線できない。すなわち、2つの配線要求7
A〜7B及び8A〜8Bは、縦横原則に従ってできるだ
け自動配線した後に未配線で残っている配線要求であ
る。次に、未配線フラグを判定すると、未配線フラグは
ONである。したがって、試行回数tを1とし、試行回
数tが最大試行回数を超えていないかについて判定す
る。試行回数t(=1)は最大試行回数(=3)を超え
ていないので、図3に基づいて1層目及び2層目の原則
違反距離n及びmを更新する。試行回数t=1なので、
図3に従ってn=1、m=0となる。次に、再びソート
した結果、配線要求7A〜7B、配線要求8A〜8Bの
順が決定される。また、未配線フラグはOFF(未配線
なし)に戻される。
【0018】次に、配線要求7A〜7Bについて再度配
線を試みる。縦方向に1層目が進んでよい原則違反距離
nが1なので、図1に示すように配線要求7A〜7Bに
ついてコンタクト7C,7Dを発生させ、1層目配線7
E,7F,7G,7H、2層目配線7I及び1層目配線
7Jを介して自動配線する。この配線経路のうち、1層
目配線7E,7G,7Jは1層目配線が縦方向に進んで
いる部分であり、長さはいずれも1である。すなわち、
配線のこれらの部分は1層目の原則違反距離をn=1に
更新することにより結線され、これにより配線要求7A
〜7Bについて結線することができる。なお、2層目配
線7Iは、縦方向に1層目が進んでよい原則違反距離が
1であるという制限に従って、1層目から2層目に乗り
換えることにより発生した部分である。
【0019】更に、最後に残った配線要求8A〜8Bに
ついて配線を試みる。この場合は、現状の原則違反距離
n=1、m=0では配線できない。そこで、未配線フラ
グをON(未配線あり)に設定し、試行回数tを1増加
してt=2とし、図3に基づいて1層目及び2層目の原
則違反距離n及びmを更新する。試行回数t=2なの
で、図3に従ってn=2、m=0となる。
【0020】次に、未配線フラグをOFF(未配線な
し)に設定した後、配線要求8A〜8Bについて配線を
試みる。図1に示すように、配線要求8A〜8Bについ
て、1層目配線8C,8D,8E,8F,8Gで配線で
きる。この配線経路のうち、1層目配線8D,8Fは1
層目配線が縦方向に進んでいる部分であり、長さはそれ
ぞれ2,1である。すなわち、1層目配線8Dは1層目
の原則違反距離をn=2に更新することにより初めて結
線される部分である。
【0021】図5に示す従来例においては、配線要求8
A〜8Bについて、配線が1層目配線17Gにより妨げ
られるため結線することができない。それに対して、本
実施例においては図1に示すように、配線要求8A〜8
Bについての1層目配線8Cは、2層目配線7Iと層が
異なるために交差することができる。したがって、1層
目の原則違反距離をn=2に更新することにより結線さ
れた部分である1層目配線8D、及び層が異なるために
2層目配線7Iと交差する部分である1層目配線8Cに
より、配線要求8A〜8Bについて最終的に結線するこ
とができる。配線要求8A〜8Bについて結線できたた
め、未配線フラグがOFF(未配線なし)のまま配線処
理を終了する。
【0022】以上説明したように、未配線が発生すると
自由に自動配線する従来の方法に対して、本実施例によ
れば、未配線が発生すると1層目の原則違反距離nを段
階的に増やすことにより、すべての配線要求について自
動で配線することができた。本発明に係る多層配線の自
動配線方法を、500〜2000の配線要求数及び縦横
各400程度の格子数を有する10パターンの配線レイ
アウトに対して適用したところ、未配線の平均数は従来
の20が10に大きく減少して、本発明による効果を実
証することができた。
【0023】なお、本実施例においては、縦方向に1層
目が進んでよい原則違反距離nを段階的に増やしたが、
横方向に2層目が進んでよい原則違反距離mを段階的に
増やすことによっても、また、1層目及び2層目の原則
違反距離n及びmを同時にかつ段階的に増やすことによ
っても、同様の効果を得ることができる。
【0024】また、原則違反距離を最後まで徐々に増や
すと、配線完了まで時間がかかる。一方、未配線が多く
残っている段階で原則違反距離を大きく増やすと、結線
された配線のうち特に配線経路の長い配線は残りの配線
要求を妨げる原因になりやすい。このため、徐々に原則
違反距離を増やしてある程度の配線要求について結線し
た後に、言い換えれば配線要求の数をある程度減らした
後に、原則違反距離を大きく増やすことが好ましい。
【0025】また、本実施例においては、各試行回数t
に対して原則違反距離n及びmを図3により予め決めて
いたが、配線性能に応じて原則違反距離n及びmを調整
することが可能であり、このことにより更に高い配線率
を得ることができる。例えば、原則違反距離増加工程に
おいて、 n=xr ・n+xa m=yr ・m+ya に従って原則違反距離n及びmを決定する。ここで、x
r 、yr 、xa 及びyaはいずれも原則違反距離の調整
用変数であり、配線要求及び配線格子の数等に応じて予
め設定してn及びmを算出する。xr =2及びxa =1
に設定すると、初期値をt=0及びn=0として、t=
0,1,2,3,4に対応してn=0,1,3,7,1
5となる。したがって、前記4つの変数を変更すること
により、原則違反距離n及びmの調整を容易に行なうこ
とができる。
【0026】また、本実施例においては、半導体集積回
路基板に対して自動配線を行なったが、フレキシブル回
路基板、セラミック回路基板等の他の種類の多層基板に
対しても本発明を適用できることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明に係る
多層配線の自動配線方法によれば、縦横原則により結線
可能な配線要求についてすべて自動配線した後に残る配
線要求について原則違反距離を設定して配線し、なお残
る配線要求についての配線を原則違反距離を段階的に増
加して繰り返すこととしたので、完了した配線によって
残りの配線要求についての配線が妨げられることを低減
して、高い配線率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層配線の自動配線方法を使用し
た配線レイアウトの一部を示す平面図である。
【図2】本発明に係る多層配線の自動配線方法のフロー
チャートである。
【図3】試行回数tに対する1層目及び2層目の原則違
反距離n及びmの設定値の例を説明する図である。
【図4】従来の縦横原則に従った配線レイアウトの一部
を示す平面図である。
【図5】従来の縦横原則に従って配線した後に、残った
配線要求を縦横原則に従わず自由に配線した配線レイア
ウトの一部を示す平面図である。
【符号の説明】
1A〜1B,…,8A〜8B 配線要求 7C,7D コンタクト 7E,7F,7G,7H,7J,8C,8D,8E,8
F,8G 1層目配線 7I 2層目配線 10 配線格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 27/04 G06F 17/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層配線において交差する方向である横
    方向及び縦方向にそれぞれ平行な線分を組み合わせてな
    る配線レイアウトを電算機を用いて設計する自動配線方
    法であって、 前記横方向及び縦方向にそれぞれ平行であってそれぞれ
    定められた間隔を有する複数の直線の交差よりなる配線
    格子を仮想的に設定する工程と、 前記多層配線が備える複数の層であって各々前記配線格
    子に沿った配線を有すべき層のうち、第1層は横方向に
    進む配線のみを持ち、かつ第2層は縦方向に進む配線の
    みを持つこととする縦横原則を採用し、かつ該縦横原則
    に違反して前記第1層において配線を縦方向に進ませる
    場合及び前記第2層において配線を横方向に進ませる場
    合に、前記配線格子の1つを構成する四辺形の1辺を単
    位として前記配線が進める距離を表わした原則違反距離
    の初期値を双方の層について0に設定する工程と、 前記縦横原則及び前記原則違反距離に従って、かつ必要
    ならば前記第1層と前記第2層との間のコンタクトを発
    生させながら配線経路がある限り配線要求に応じた配線
    処理を行なう配線工程と、 前記配線工程において配線経路を見出し得なかった配線
    要求について、前記原則違反距離を少なくとも一方の層
    について増加する原則違反距離増加工程と、 前記配線要求が残っている場合には再び前記配線工程へ
    移行することを、配線要求がなくなるまで又は前記配線
    工程の試行回数が予め設定した最大試行回数を超えるま
    で繰り返す配線処理ループ工程とを備えたことを特徴と
    する多層配線の自動配線方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多層配線の自動配線方法
    において、前記配線工程は、 前記配線経路を前記配線格子に沿って最短距離で測定し
    た距離である見込み配線長の短いものから順次配線処理
    を行なう工程を有することを特徴とする多層配線の自動
    配線方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多層配線の自動配線方法
    において、前記原則違反距離増加工程は、 前記試行回数が前記最大試行回数に等しくなった場合に
    は双方の層について前記原則違反距離の設定値を無限大
    に増加する工程を有することを特徴とする多層配線の自
    動配線方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の多層配線の自動配線方法
    において、前記多層配線が半導体集積回路基板に形成さ
    れた複数層の配線であることを特徴とする多層配線の自
    動配線方法。
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